JPH1118280A - 過電圧保護回路 - Google Patents

過電圧保護回路

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JPH1118280A
JPH1118280A JP16109697A JP16109697A JPH1118280A JP H1118280 A JPH1118280 A JP H1118280A JP 16109697 A JP16109697 A JP 16109697A JP 16109697 A JP16109697 A JP 16109697A JP H1118280 A JPH1118280 A JP H1118280A
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JP
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circuit
power supply
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power
voltage
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JP16109697A
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Yoichi Fujioka
洋一 藤岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力電圧の過電圧による内部回路の損傷を防
止できるようにすると共に、復帰処理を簡単に行なえる
ようにした過電圧保護回路を提供する。 【解決手段】 入力電源の電圧を検出する過電圧検出回
路15と、状態保持回路17と、状態保持回路17の出
力により制御される電流遮断回路14とを設ける。初期
状態では、電流遮断回路14がオンとなるように、状態
保持回路がリセットされる。入力電源の電圧が所定値以
上になったことが検出されると、状態保持回路17がセ
ットされ、電流遮断回路がオフされる。これにより、内
部回路24やマイクロコンピュータ20、コンデンサ2
1が保護される。状態保持回路17が一度セットされる
と、入力電源の電圧が所定値に戻っても、その状態が保
持される。電源を再投入すると、電流遮断回路14がオ
ンとなるように、状態保持回路17がリセットされる。
このため、復帰が簡単に行なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯型の電子機
器に用いて好適な過電圧保護回路に関するもので、特
に、AC電源アダプタを用いて電源を供給し、電源のオ
ン/オフをマイクロコンピュータで管理するような電子
機器における過電圧時の回路保護に係わる。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、最近の携帯型電子機
器においては、商用電源を使って動作させる場合には、
AC電源アダプタを取り付け、そして、機器本体には電
源のオン/オフスイッチが設けられておらず、赤外線リ
モートコントローラを操作して、電源のオン/オフを行
なうようになっているものが多い。
【0003】つまり、図3において、101は電子機
器、102はAC電源アダプタである。AC電源アダプ
タ102は、例えば100Vの交流電源を例えば6Vの
直流電源に変換するものである。電源アダプタ102
は、商用電源のアウトレット103に差込まれる。電源
アダプタ102で例えは交流100Vの電源が例えは直
流6Vに変換される。電源アダプタ102からは直流6
Vを出力するための電源ライン104が導出される。こ
の電源ライン104が電子機器101の電源入力端子1
10に接続される。
【0004】電源入力端子110からの電源は、逆流防
止ダイオード112、ヒューズ113を介して、電源ラ
イン114に供給される。電源ライン114からの電源
は、マイクロコンピュータ115に供給されると共に、
スイッチ回路116の一端に供給される。また、電源を
平滑、安定化させるために、電源ライン114と接地間
には、コンデンサ117が設けられる。
【0005】マイクロコンピュータ115には、赤外線
リモートコントローラ120から、受光部121を介し
て入力が与えられる。リモートコントローラ120の操
作により、マイクロコンピュータ115からスイッチ制
御信号が発生される。このスイッチ制御信号がスイッチ
回路116に供給され、スイッチ回路116がオン/オ
フされる。
【0006】スイッチ回路116の他端が電源ライン1
22に接続される。電源ライン122には、内部回路1
23が接続される。リモートコントローラ120の操作
により、マイクロコンピュータ115からスイッチ制御
信号が発生され、スイッチ回路116がオン/オフされ
る。スイッチ回路13がオンされると、内部回路14に
電源が送られ、電源オンの状態となる。スイッチ回路1
16がオフされると、内部回路14への電源の供給が止
められ、電源オフの状態となる。
【0007】なお、上述の例では、マイクロコンピュー
タ115によりスイッチ116をオン/オフしている
が、マイクロコンピュータでDC−DCコンバータの発
振を制御して、電源のオン/オフを行なうようにしたも
のもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子機器に
接続される電源アダプタ102は、通常、各電子機器に
適合したものを使用することになっている。ところが、
既に各種のAC電源アダプタが広く出回っており、その
電子機器に適合した電源アダプタ102が用いられず
に、他の種類のものが接続される危険性がある。例え
ば、標準のAC電源アダプタが6Vであるのに、10.
5Vや12VのAC電源アダプタが接続される危険性が
ある。
【0009】また、携帯型の電子機器は、海外旅行に携
帯され、異なる商用交流電源電圧で使用されることが考
えられる。例えば、日本では商用電源電圧は100Vで
あるが、海外には商用電源電圧が125Vの国や240
Vの国がある。商用交流電源電圧が100Vのときに6
Vの直流電源電圧が得られるようなAC電源アダプタ
を、商用交流電源電圧が125Vの国で使用すると、A
C電源アダプタの出力電圧は定格以上となり、例えば8
Vになってしまう。
【0010】このように、標準とは異なるAC電源アダ
プタ102が使用されたり、商用電源電圧の異なる海外
で使用されることが考えられるため、電源入力端子11
0には、定格以上の電源電圧が印加される可能性があ
る。電子回路部品には定格電圧があり、電源入力端子1
10に高い電圧が印加されると、内部回路123に印加
される電圧が定格を越えてしまい、これらが破壊される
恐れがある。
【0011】そこで、マイクロコンピュータ115で、
電源電圧を監視することが考えられる。すなわち、図4
に示すように、電源ライン114と接地間に抵抗125
及び126の直列接続を設け、この抵抗125及び12
6の接続点からの電圧を検出し、この検出電圧をマイク
ロコンピュータ115のA/D入力ポートに供給する。
マイクロコンピュータ115は、この抵抗125及び1
26の接続点の電圧が所定値以上になると、スイッチ回
路116をオフする。これにより、電源入力端子110
に与えられる電源電圧が高くなった場合に、内部回路1
23に過大な電圧が印加されることが防止される。
【0012】ところが、マイクロコンピュータ115で
電源電圧を監視するようにしたのでは、マイクロコンピ
ュータ115には、絶えず電源を供給する必要がある。
したがって、マイクロコンピュータ115やコンデンサ
117には、定格以上の高い電圧が印加される可能性が
あり、これらが破壊される恐れがある。特に、コンデン
サ117としては電解コンデンサが用いられ、電解コン
デンサは、定格を越えた電圧が印加されると、絶縁状態
が破壊され、最悪の場合には、貫通電流が流れ、発火の
原因となる得る。
【0013】したがって、この発明の目的は、過電圧に
よる内部回路の損傷を防止できるようにした過電圧保護
回路を提供することにある。
【0014】また、過電流による内部回路を保護するも
のとしては、従来より、ヒューズが用いられている。と
ころが、ヒューズでは、過電流が流れてからヒューズが
切断するまでに遅れ時間があると共に、復帰させるに
は、ヒューズを取り替える必要がある。
【0015】この発明の他の目的は、復帰処理を簡単に
行なえるようにした過電圧保護回路を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は、入力電源の
電圧が所定電圧以上になったことを検出する過電圧検出
回路と、過電圧検出回路により入力電源の電圧が所定値
以上になったことが検出されると状態が設定され、設定
された状態が保持される状態保持回路と、状態保持回路
の出力により制御され、過電圧時に入力電源の電流を遮
断する電流遮断回路とを備えるようにしたをことを特徴
とする過電圧保護回路である。
【0017】電流遮断回路は、状態保持回路により動作
が設定される。電源を投入したときの初期状態では、電
流遮断回路がオンとなるように、状態保持回路がリセッ
トされる。過電圧検出回路により入力電源の電圧が所定
値以上になったことが検出されると、状態保持回路がセ
ットされ、電流遮断回路がオフされる。これにより、内
部回路やマイクロコンピュータ、コンデンサが保護され
る。状態保持回路が一度セットされると、入力電源の電
圧が所定値に戻っても、その状態が保持される。これに
より、動作が不安定にならない。電源を再投入すると、
電流遮断回路がオンとなるように、状態保持回路がリセ
ットされる。このため、復帰が簡単に行なえる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1において、1は電子
機器、2はAC電源アダプタである。AC電源アダプタ
2は、例えば交流100Vの電源を例えば6Vの直流電
源に変換するものである。電源アダプタ2は、例えば1
00Vの商用電源のアウトレット3に差込まれる。
【0019】AC電源アダプタ2で、交流100Vの商
用電源が例えば6Vの直流電源に変換される。電源アダ
プタ2からは電源ライン4が導出され、この電源ライン
4を介して、直流6Vの交流電源が出力される。この電
源ライン4を介された電源が電子機器1の電源入力端子
10に供給される。
【0020】電源端子10からの電源は、逆流防止ダイ
オード11、ヒューズ12を介して、電源ライン13に
供給される。電源ライン13を介された電源は、電流遮
断回路14の一端に供給されると共に、過電圧検出回路
15、初期設定回路16に供給される。過電圧検出回路
15は、電源ライン13を介して与えられた電源の電圧
が所定値以上になったか否かを検出している。過電圧検
出回路15の出力が状態保持回路17に供給される。ま
た、初期設定回路16の出力が状態保持回路17に供給
される。
【0021】状態保持回路17は、電源投入時の初期状
態では、初期設定回路16の出力によりリセットされ
る。状態保持回路17がリセットされているときには、
電流遮断回路14はオン状態である。そして、過電圧検
出回路15で、電源ライン13を介して与えられた電源
の電圧が所定値以上になったことをが検出されると、状
態保持回路17がセットされる。状態保持回路17がセ
ットされると、電流遮断回路14がオフ状態に制御され
る。
【0022】電流遮断回路14の他端の出力が電源ライ
ン18に供給される。電源ライン18を介された電源
は、スイッチ回路19の一端に供給されると共に、マイ
クロコンピュータ20に供給される。また、電源ライン
18と接地間には、電源を平滑、安定化させるために、
コンデンサ21が設けられる。
【0023】マイクロコンピュータ20には、赤外線リ
モートコントローラ26から、受光部22を介して入力
が与えられる。リモートコントローラ26の操作によ
り、マイクロコンピュータ20からスイッチ制御信号が
発生される。このスイッチ制御信号がスイッチ回路19
に供給される。
【0024】スイッチ回路19の他端の出力が電源ライ
ン23に供給される。電源ライン23には、内部回路2
4が接続されている。電源ライン23を介された電源が
内部回路24に供給される。
【0025】スイッチ回路19は、リモートコントロー
ラ26の操作により、オン/オフされる。スイッチ回路
19がオフされているときには、内部回路24への電源
の供給が止められ、電源オフの状態となる。スイッチ回
路19がオンされると、内部回路24に電源が送られ、
電源オンの状態となる。
【0026】なお、上述の例では、マイクロコンピュー
タ20によりスイッチ回路19をオン/オフしている
が、マイクロコンピュータでDC−DCコンバータの発
振を制御して電源をオン/オフするようにな構成として
も良い。
【0027】この発明が適用された電源回路には、過電
圧のときに電源を遮断する電流遮断回路14と、過電圧
を検出する過電圧検出回路15と、過電圧検出回路15
の出力によりセットされ、この状態が保持される状態保
持回路17と、初期状態で状態保持回路23をリセット
する初期設定回路16とからなる過電圧保護回路25を
有している。このような過電圧保護回路25により、A
C電源アダプタ2として適切なものが用いられなかった
り、商用交流電源電圧が異なっており、入力電圧が過電
圧になっていても、マイクロコンピュータ20やコンデ
ンサ21、内部回路24への損傷を回避することができ
る。
【0028】つまり、電源投入時の初期状態では、初期
設定回路16の出力により状態保持回路17がリセット
され、電流遮断回路14がオン状態となっている。電源
入力端子10からの電源電圧が正常の範囲内であれば、
状態保持回路17がリセット状態に保持される。このた
め、電流遮断回路14がオン状態に保持される。
【0029】電源入力端子10からの電圧が所定値以上
になると、過電圧検出回路15で入力電圧が過電圧であ
ることが検出され、過電圧検出回路15の出力により状
態設定回路17がセットされる。状態設定回路17がセ
ットされると、電流遮断回路14がオフ状態となる。こ
れにより、マイクロコンピュータ20、コンデンサ2
1、内部回路24等が保護される。なお、状態設定回路
17は、一度セットされると、電源入力端子10からの
電源電圧が一時的に正常範囲内に復帰しても、その状態
は変化しないため、動作が不安定になることはない。
【0030】電流遮断回路14がオフ状態となった後
に、電源アダプタ2が適切なものに取り替えられて、電
源が再投入されると、初期値設定回路24により状態設
定回路17がリセットされ、電流遮断回路14がオンさ
れるようになる。
【0031】このように、この発明が適用された過電圧
保護回路25では、電源アダプタ2として不適切なもの
が用いられ、電源入力端子10からの電圧が異常に高く
なると、電源を遮断して、マイクロコンピュータ20、
コンデンサ21、内部回路24等を保護するようになっ
ている。そして、電源アダプタ2として適切なものに取
り替えて電源を再投入すると、直ちに復帰するようにな
っている。
【0032】図2は、このような過電圧保護回路25の
具体的な構成を示すものである。図2において、ACア
ダプタ2からの電源が供給される電源入力端子10は、
逆流防止ダイオード11、ヒューズ12を介して、電源
ライン13に接続される。電源ライン13と接地間に
は、ツェナーダイオード31と抵抗32の直列接続が挿
入される。ツェナーダイオード31と抵抗32との接続
点がトランジスタ33のベースに接続される。
【0033】トランジスタ33のエミッタが接地され
る。トランジスタ33のコレクタが抵抗34を介して電
源ライン13に接続されると共に、ダイオード35及び
ダイオード36のカソードに接続される。
【0034】トランジスタ37のベースが抵抗39を介
してトランジスタ38のコレクタに接続され、トランジ
スタ38のベースが抵抗40を介してトランジスタ37
のコレクタに接続され、トランジスタ37及び38によ
りフリップフロップが構成されている。トランジスタ3
7のエミッタが接地される。トランジスタ37のコレク
タが抵抗41を介して電源ライン13に接続されると共
に、ダイオード35のアノードに接続される。トランジ
スタ37のベースと接地間に抵抗42が接続される。ト
ランジスタ38のエミッタが接地される。トランジスタ
38のコレクタが抵抗43を介して電源ライン13に接
続されると共に、トランジスタ45のコレクタに接続さ
れる。トランジスタ38のベースと接地間に抵抗44が
接続される。
【0035】トランジスタ45のエミッタが接地され
る。トランジスタ45のベースが抵抗46の一端に接続
される。抵抗46の他端がダイオード36のアノードに
接続される。また、電源ライン13と接地間に、コンデ
ンサ47と抵抗48の直列接続が接続され、コンデンサ
47と抵抗48との接続点が抵抗46の他端に接続され
る。コンデンサ47と並列に、ダイオード49が接続さ
れる。
【0036】電源ライン13と電源ライン18との間
に、PチャンネルパワーMOSトランジスタ50が挿入
される。MOSトランジスタ50のゲートがトランジス
タ38のコレクタに接続される。電源ライン18の出力
が出力端子51から出力される。
【0037】図2において、MOSトランジスタ50が
図1における電流遮断回路14に対応し、ツェナーダイ
オード31、抵抗32、トランジスタ33が過電圧検出
回路15に対応し、トランジスタ37及びトランジスタ
38からなるフリップフロップが状態保持回路17に対
応し、コンデンサ47及び抵抗48からなる時定数回路
が初期設定回路16に対応している。
【0038】初期状態で電源入力端子10に電源が投入
されると、コンデンサ47に充電電流が流れ、コンデン
サ47と抵抗48の接続点の電圧が上昇する。コンデン
サ47と抵抗48の接続点の電圧が上昇すると、トラン
ジスタ45がオンになる。トランジスタ45がオンする
と、トランジスタ45のコレクタがローレベルとなり、
トランジスタ38のコレクタがローレベルとなる。した
がって、電源投入時の初期状態では、トランジスタ38
のコレクタがローレベルとなり、トランジスタ37のコ
レクタがハイレベルとなるように、トランジスタ37及
びトランジスタ38からなるフリップフロップがリセッ
トされる。
【0039】トランジスタ38のコレクタがローレベル
で、トランジスタ37のコレクタがハイレベルのときに
は、MOSトランジスタ50のゲートにローレベルが与
えられる。このため、MOSトランジスタ50はオンす
る。
【0040】電源入力端子10に入力される電源が所定
値以下なら、ツェナーダイオード31と抵抗32との接
続点の電圧は所定値以下であり、トランジスタ33がオ
フしている。トランジスタ33がオフしていると、トラ
ンジスタ33のコレクタがハイレベルとなる。このた
め、ダイオード35及びダイオード36は逆バイアスと
なる。
【0041】したがって、電源入力端子10に入力され
る電源が所定値以下なら、MOSトランジスタ50はオ
ンし続ける。
【0042】ここで、電源入力端子10に入力される電
源が所定値を越えると、ツェナーダイオード31と抵抗
32との接続点の電圧が上昇し、トランジスタ33がオ
ンする。トランジスタ33がオンすると、トランジスタ
33のコレクタがローレベルとなる。
【0043】トランジスタ33がローレベルになると、
ダイオード35が順バイアスとなり、トランジスタ37
のコレクタがローレベルとなる。また、ダイオード36
が順バイアスとなり、コンデンサ47と抵抗48との接
続点のレベルが下げられる。コンデンサ47と抵抗48
との接続点のレベルが下げられると、トランジスタ45
がオフする。したがって、トランジスタ38のコレクタ
がハイレベルとなり、トランジスタ37のコレクタがロ
ーレベルとなるように、トランジスタ37及びトランジ
スタ38からなるフリップフロップがセットされる。
【0044】トランジスタ38のコレクタがハイレベル
で、トランジスタ37のコレクタがローレベルのときに
は、MOSトランジスタ50のゲートにハイレベルが与
えられる。このため、MOSトランジスタ50はオフす
る。
【0045】なお、この状態は、トランジスタ37及び
38からなるフリップフロップに保持されており、電源
電圧が再度正常な範囲に復帰しても、電源を再投入しな
い限り、MOSトランジスタ50はオフのままである。
つまり、この間、トランジスタ37のコレクタはローレ
ベルとなっているから、ダイオード35が逆バイアスと
なり、一時的にトランジスタ33のコレクタレベルが下
がっても、トランジスタ37及び38からなるフリップ
フロップの状態は保持される。
【0046】電源を再度投入すると、前述したように、
コンデンサ47及び抵抗48からなる初期設定回路が働
き、トランジスタ38のコレクタがローレベルとなり、
トランジスタ37のコレクタがハイレベルとなるよう
に、トランジスタ37及びトランジスタ38からなるフ
リップフロップがリセットされ、MOSトランジスタ5
0はオンとなる。なお、ダイオード49は、電源オフ時
にコンデンサ47の電荷を放電させるためのものであ
る。
【0047】
【発明の効果】この発明によれば、電源を投入したとき
の初期状態では、電流遮断回路がオンとなるように、状
態保持回路がリセットされる。過電圧検出回路により入
力電源の電圧が所定値以上になったことが検出される
と、状態保持回路がセットされ、電流遮断回路がオフさ
れる。これにより、内部回路やマイクロコンピュータ、
コンデンサが保護される。状態保持回路が一度セットさ
れると、入力電源の電圧が所定値に戻っても、その状態
が保持される。これにより、動作が不安定にならない。
電源を再投入すると、電流遮断回路がオンとなるよう
に、状態保持回路がリセットされる。このため、復帰が
簡単に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された電源回路の一例のブロッ
ク図である。
【図2】この発明が適用された電源回路における過電圧
保護回路の一例の接続図である。
【図3】従来の電源回路の一例のブロック図である。
【図4】従来の電源回路の他の例のブロック図である。
【符号の説明】
2・・・AC電源アダプタ、14・・・電流遮断回路、
15・・・過電圧検出回路、16・・・初期値設定回
路、17・・・状態保持回路、20・・・マイクロコン
ピュータ、26・・・リモートコントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電源の電圧が所定電圧以上になった
    ことを検出する過電圧検出回路と、 上記過電圧検出回路により上記入力電源の電圧が所定値
    以上になったことが検出されると状態が設定され、設定
    された状態が保持される状態保持回路と、 上記状態保持回路の出力により制御され、過電圧時に上
    記入力電源の電流を遮断する電流遮断回路とを備えるよ
    うにしたをことを特徴とする過電圧保護回路。
  2. 【請求項2】 更に、上記状態保持回路を初期状態にリ
    セットする初期設定回路を備えるようにした請求項1記
    載の過電圧保護回路。
JP16109697A 1997-06-18 1997-06-18 過電圧保護回路 Pending JPH1118280A (ja)

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