JP2006271039A - 突入電流保護装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電流制限抵抗で突入電流の影響を小さくでき、電流制限抵抗による損失が無く、誤って直流電源を逆接続しても、影響が無い突入電流保護装置の提供。
【解決手段】 直流電源B1への逆流を阻止する第1逆流阻止回路1と、直流電源B1により充電されるコンデンサC1の端子電圧に関連する電圧及び所定電圧の比較結果が、関連する電圧の方が高い場合にオンになり、直流電源B1から電気機器への給電を可能にするスイッチ回路ry1とを備え、突入電流から電気機器を保護するように構成してある突入電流保護装置。直流電源B1への逆流を阻止する第2逆流阻止回路2と、第2逆流阻止回路2と直列に接続され、直流電源B1からの突入電流を制限する電流制限回路5とを備え、スイッチ回路ry1は、第2逆流阻止回路2及び電流制限回路5と並列に接続され、コンデンサC1は第2逆流阻止回路2及び電流制限回路5を通じて充電される構成である。
【選択図】 図1
【解決手段】 直流電源B1への逆流を阻止する第1逆流阻止回路1と、直流電源B1により充電されるコンデンサC1の端子電圧に関連する電圧及び所定電圧の比較結果が、関連する電圧の方が高い場合にオンになり、直流電源B1から電気機器への給電を可能にするスイッチ回路ry1とを備え、突入電流から電気機器を保護するように構成してある突入電流保護装置。直流電源B1への逆流を阻止する第2逆流阻止回路2と、第2逆流阻止回路2と直列に接続され、直流電源B1からの突入電流を制限する電流制限回路5とを備え、スイッチ回路ry1は、第2逆流阻止回路2及び電流制限回路5と並列に接続され、コンデンサC1は第2逆流阻止回路2及び電流制限回路5を通じて充電される構成である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、逆流阻止回路が、直流電源及び定電圧回路間に接続され、直流電源への逆流を阻止し、比較回路が、直流電源により充電されるコンデンサの端子電圧に関連する電圧、及び定電圧回路が出力した電圧に基づく所定電圧を比較し、その比較結果が、端子電圧に関連する電圧の方が高い場合に、スイッチ回路がオンになり、直流電源から電気機器への給電を可能にして、突入電流から電気機器を保護する突入電流保護装置に関するものである。
図5は、従来の突入電流保護装置の構成例を示す回路図である。
この突入電流保護装置は、直流電源の+端子が接続されるべき入力端子に、ダイオードD1のアノードが接続され、カソードは抵抗R1の一方の端子に接続されている。抵抗R1の他方の端子は、電解コンデンサC1の陽極、及び電気機器に接続されるべき+の出力端子に接続され、電解コンデンサC1の陰極は、−の入力端子、−の出力端子及び接地端子に接続されている。
このような構成の突入電流保護装置では、直流電源が入力端子に接続されたとき、突入電流を含む入力電流は、抵抗R1で抑制され、ダイオードD1で逆流が阻止されると共に、電解コンデンサC1に逃がされ、突入電流の出力端子への影響は小さい。
この突入電流保護装置は、直流電源の+端子が接続されるべき入力端子に、ダイオードD1のアノードが接続され、カソードは抵抗R1の一方の端子に接続されている。抵抗R1の他方の端子は、電解コンデンサC1の陽極、及び電気機器に接続されるべき+の出力端子に接続され、電解コンデンサC1の陰極は、−の入力端子、−の出力端子及び接地端子に接続されている。
このような構成の突入電流保護装置では、直流電源が入力端子に接続されたとき、突入電流を含む入力電流は、抵抗R1で抑制され、ダイオードD1で逆流が阻止されると共に、電解コンデンサC1に逃がされ、突入電流の出力端子への影響は小さい。
図6は、従来の突入電流保護装置の他の構成例を示す回路図である。
この突入電流保護装置は、直流電源の+端子が接続されるべき入力端子に、ダイオードD1のアノードが接続され、カソードは抵抗R2の一方の端子に接続されている。抵抗R2の他方の端子は、ツェナーダイオードD3のカソード、及び抵抗R3の一方の端子に接続され、ツェナーダイオードD3のアノードは接地され、抵抗R3の他方の端子は、オペアンプIC1の非反転入力端子、及び抵抗R4,R7の各一方の端子に接続されている。
この突入電流保護装置は、直流電源の+端子が接続されるべき入力端子に、ダイオードD1のアノードが接続され、カソードは抵抗R2の一方の端子に接続されている。抵抗R2の他方の端子は、ツェナーダイオードD3のカソード、及び抵抗R3の一方の端子に接続され、ツェナーダイオードD3のアノードは接地され、抵抗R3の他方の端子は、オペアンプIC1の非反転入力端子、及び抵抗R4,R7の各一方の端子に接続されている。
抵抗R4の他方の端子は接地され、抵抗R7の他方の端子は、抵抗R6の一方の端子に接続され、抵抗R6の他方の端子は接地されている。抵抗R7の他方の端子、及び抵抗R6の一方の端子は、また、オペアンプIC1の反転入力端子、及び抵抗R5の一方の端子に接続され、抵抗R5の他方の端子は、電解コンデンサC1の陽極端子、抵抗R1の一方の端子、及び電気機器に接続されるべき+の出力端子に接続されている。
電解コンデンサC1の陰極端子は、−の入力端子、−の出力端子及び接地端子に接続されている。
電解コンデンサC1の陰極端子は、−の入力端子、−の出力端子及び接地端子に接続されている。
抵抗R1の他方の端子は、リレーRY1の接点ry1の一方の端子に接続され、リレー接点ry1の他方の端子は、+の入力端子に接続されている。
オペアンプIC1の出力端子は、抵抗R8を通じて、NPN型トランジスタQ1のベースに接続され、トランジスタQ1のエミッタは接地され、コレクタは、リレーRY1の一方の端子に接続され、リレーRY1の他方の端子は、ダイオードD1のカソードに接続されている。
オペアンプIC1の出力端子は、抵抗R8を通じて、NPN型トランジスタQ1のベースに接続され、トランジスタQ1のエミッタは接地され、コレクタは、リレーRY1の一方の端子に接続され、リレーRY1の他方の端子は、ダイオードD1のカソードに接続されている。
このような構成の突入電流保護装置では、直流電源が入力端子に接続されたとき、突入電流を含む入力電流は、抵抗R1で抑制されながら、リレー接点ry1、抵抗R1を通じて、電解コンデンサC1に充電され、また、ダイオードD1で逆流が阻止される。
一方、抵抗R4,R3により分圧されたツェナーダイオードD3のツェナー電圧が、オペアンプIC1の非反転入力端子に入力され、反転入力端子に電解コンデンサC1の陽極端子の電圧が抵抗R5を通じて入力される。
一方、抵抗R4,R3により分圧されたツェナーダイオードD3のツェナー電圧が、オペアンプIC1の非反転入力端子に入力され、反転入力端子に電解コンデンサC1の陽極端子の電圧が抵抗R5を通じて入力される。
オペアンプIC1の反転入力端子の入力電圧が、非反転入力端子の入力電圧より低い場合、トランジスタQ1がオンになり、リレーRY1が作動して、リレー接点ry1がオンになり、+の入力端子に印加された直流電源は、リレー接点ry1、抵抗R1を通じて、
電解コンデンサC1に充電される。
直流電源が接続されている入力端子電圧+がより高くなった場合は、オペアンプIC1の反転入力端子の入力電圧が、非反転入力端子の入力電圧より高くなり、トランジスタQ1がオフになり、リレー接点ry1がオフになって、出力側に接続された回路への電流供給を停止する。
特開平10−280980号公報
特開平8−214453号公報
電解コンデンサC1に充電される。
直流電源が接続されている入力端子電圧+がより高くなった場合は、オペアンプIC1の反転入力端子の入力電圧が、非反転入力端子の入力電圧より高くなり、トランジスタQ1がオフになり、リレー接点ry1がオフになって、出力側に接続された回路への電流供給を停止する。
図5,6に示す突入電流保護装置では、上述したように、直流電源が入力端子に接続された際の突入電流の出力端子への影響は、電流を制限する抵抗R1で小さくできるが、通常の使用状態では、出力端子から出力されている電流が、抵抗R1にも流れ続けており、それによる損失が大きいという問題がある。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、電流制限抵抗で突入電流の影響を小さくでき、通常の使用状態で、電流制限抵抗による損失が生じず、誤って直流電源を逆接続した場合でも、問題が生じない突入電流保護装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、電流制限抵抗で突入電流の影響を小さくでき、通常の使用状態で、電流制限抵抗による損失が生じず、誤って直流電源を逆接続した場合でも、問題が生じない突入電流保護装置を提供することを目的とする。
本発明に係る突入電流保護装置は、直流電源により定電圧を出力する定電圧回路と、該直流電源及び定電圧回路間に接続され、該直流電源への逆流を阻止する第1逆流阻止回路と、前記直流電源により充電されるコンデンサと、該コンデンサの端子電圧に関連する電圧、及び前記定電圧回路が出力した電圧に基づく所定電圧を比較する比較回路と、該比較回路の比較結果が、前記関連する電圧の方が高い場合にオンになり、前記直流電源から電気機器への給電を可能にするスイッチ回路とを備え、突入電流から電気機器を保護するように構成してある突入電流保護装置において、前記直流電源への逆流を阻止する第2逆流阻止回路と、該第2逆流阻止回路と直列に接続され、前記直流電源からの突入電流を制限する電流制限回路とを備え、前記スイッチ回路は、前記第2逆流阻止回路及び電流制限回路と並列に接続され、前記コンデンサは、前記第2逆流阻止回路及び電流制限回路を通じて充電されるように構成されていることを特徴とする。
この突入電流保護装置では、定電圧回路が、直流電源により定電圧を出力し、第1逆流阻止回路が、直流電源及び定電圧回路間に接続され、直流電源への逆流を阻止する。コンデンサが、直流電源により充電され、比較回路が、コンデンサの端子電圧に関連する電圧、及び定電圧回路が出力した電圧に基づく所定電圧を比較する。比較回路の比較結果が、端子電圧に関連する電圧の方が高い場合に、スイッチ回路がオンになり、直流電源から電気機器への給電を可能にし、突入電流からこの回路に含まれない電圧供給源の回路及びヒューズを保護する。第2逆流阻止回路が、直流電源への逆流を阻止し、電流制限回路が、第2逆流阻止回路と直列に接続され、直流電源からの突入電流を制限する。スイッチ回路は、第2逆流阻止回路及び電流制限回路と並列に接続され、コンデンサは、第2逆流阻止回路及び電流制限回路を通じて充電される。
本発明に係る突入電流保護装置は、前記スイッチ回路は、入力端子が前記第1逆流阻止回路及び定電圧回路間に接続してあることを特徴とする。
本発明に係る突入電流保護装置によれば、電流制限抵抗で突入電流の影響を小さくでき、通常の使用状態で、電流制限抵抗による損失が生じず、誤って直流電源を逆接続した場合でも、不具合が生じない突入電流保護装置を実現することができる。
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る突入電流保護装置の実施の形態1の構成を示すブロック図である。
この突入電流保護装置は、バッテリ(直流電源)B1の+端子が接続されるべき+の入力端子に、逆接続保護回路(逆流阻止回路)1,2の各入力端子、及びリレーRY1の接点ry1の一方の端子が接続されている。逆接続保護回路1の出力端子は、基準電圧回路(定電圧回路)3の入力端子に接続され、基準電圧回路3の出力端子は、電圧検出部(比較回路)6の一方の入力端子に接続されている。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る突入電流保護装置の実施の形態1の構成を示すブロック図である。
この突入電流保護装置は、バッテリ(直流電源)B1の+端子が接続されるべき+の入力端子に、逆接続保護回路(逆流阻止回路)1,2の各入力端子、及びリレーRY1の接点ry1の一方の端子が接続されている。逆接続保護回路1の出力端子は、基準電圧回路(定電圧回路)3の入力端子に接続され、基準電圧回路3の出力端子は、電圧検出部(比較回路)6の一方の入力端子に接続されている。
逆接続保護回路2の出力端子は、電流制限回路5の入力端子に接続され、電流制限回路5の出力端子は、リレー接点ry1の他方の端子、電解コンデンサC1の陽極端子、及び突入電流保護装置の+の出力端子に接続されている。電解コンデンサC1の陰極端子は、接地されると共に、バッテリB1の−端子が接続されるべき−の入力端子、及び−の出力端子に接続されている。
電解コンデンサC1の陽極端子は、電圧検出部6の他方の入力端子に接続され、電圧検出部6の出力は、リレードライバ4に与えられ、リレードライバ4は、リレーRY1を駆動させる。
電解コンデンサC1の陽極端子は、電圧検出部6の他方の入力端子に接続され、電圧検出部6の出力は、リレードライバ4に与えられ、リレードライバ4は、リレーRY1を駆動させる。
このような構成の突入電流保護装置では、バッテリB1が入力端子に接続され、図3(a)に示すような電圧が入力端子に印加されると、突入電流を含む入力電流は、逆接続保護回路2及び電流制限回路5を通じて、図3(b)に示すように、電流制限回路5で抑制されながら、電解コンデンサC1に充電される。また、逆接続保護回路2で逆流が阻止される。一方、リレー接点ry1はオフであり、逆接続保護回路1を通じて基準電圧回路3に与えられた入力電圧は、基準電圧(所定電圧)に変換され、電圧検出部6に与えられる。
電解コンデンサC1が充電され、図3(b)に示すような電解コンデンサC1の陽極端子の電圧(=出力端子の電圧)が基準電圧より高くなると、電圧検出部6は、図3(c)に示すような信号を出力して、リレードライバ4を作動させ、リレーRY1を駆動させる。これにより、リレー接点ry1がオンになり、+の入力端子に印加されたバッテリB1の電圧が、+の出力端子から直接出力される状態になる。以後、電解コンデンサC1の陽極端子の電圧は基準電圧より高く維持され、バッテリB1と入力端子とが切り離される迄、リレー接点ry1はオン状態を維持する。
以上により、バッテリB1が入力端子に接続された際の突入電流の出力端子への影響は小さくなり、また、リレー接点ry1がオンの状態では、逆接続保護回路2及び電流制限回路5がバイパスされるので、電流制限回路5による抵抗損失が生じない。
また、誤って+−を逆にしてバッテリB1を接続した場合、逆接続保護回路1,2により電流の逆流が阻止されるので、突入電流保護装置及び突入電流保護装置を内蔵する電気機器には、電流は流れず、バッテリB1及び入力端子間に接続されている図示しないヒューズが飛ぶことはない。
また、誤って+−を逆にしてバッテリB1を接続した場合、逆接続保護回路1,2により電流の逆流が阻止されるので、突入電流保護装置及び突入電流保護装置を内蔵する電気機器には、電流は流れず、バッテリB1及び入力端子間に接続されている図示しないヒューズが飛ぶことはない。
(実施の形態2)
図2は、本発明に係る突入電流保護装置の実施の形態2の構成を示す回路図である。
この突入電流保護装置は、直流電源の+端子が接続されるべき+の入力端子に、ダイオードD1,2(第1逆流阻止回路、第2逆流阻止回路)の各アノード、及びリレーRY1の接点ry1(スイッチ回路)の一方の端子が接続され、ダイオードD1のカソードは、抵抗R2の一方の端子に接続されている。抵抗R2の他方の端子は、ツェナーダイオード(定電圧回路)D3のカソード、及び抵抗R3の一方の端子に接続され、ツェナーダイオードD3のアノードは接地され、抵抗R3の他方の端子は、オペアンプ(比較回路)IC1の反転入力端子、及び抵抗R4,R7の各一方の端子に接続されている。
図2は、本発明に係る突入電流保護装置の実施の形態2の構成を示す回路図である。
この突入電流保護装置は、直流電源の+端子が接続されるべき+の入力端子に、ダイオードD1,2(第1逆流阻止回路、第2逆流阻止回路)の各アノード、及びリレーRY1の接点ry1(スイッチ回路)の一方の端子が接続され、ダイオードD1のカソードは、抵抗R2の一方の端子に接続されている。抵抗R2の他方の端子は、ツェナーダイオード(定電圧回路)D3のカソード、及び抵抗R3の一方の端子に接続され、ツェナーダイオードD3のアノードは接地され、抵抗R3の他方の端子は、オペアンプ(比較回路)IC1の反転入力端子、及び抵抗R4,R7の各一方の端子に接続されている。
抵抗R4の他方の端子は接地され、抵抗R7の他方の端子は、抵抗R6の一方の端子に接続され、抵抗R6の他方の端子は接地されている。抵抗R7の他方の端子、及び抵抗R6の一方の端子は、また、オペアンプIC1の非反転入力端子、及び抵抗R5の一方の端子に接続され、抵抗R5の他方の端子は、電解コンデンサC1の陽極端子、抵抗(電流制限回路)R1の一方の端子、及び+の出力端子に接続されている。抵抗R1の一方の端子は、また、リレー接点ry1の他方の端子に接続され、抵抗R1の他方の端子は、ダイオードD2のカソードに接続されている。
電解コンデンサC1の陰極端子は、−の入力端子、−の出力端子及び接地端子に接続されている。
オペアンプIC1の出力端子は、抵抗R8を通じて、NPN型トランジスタQ1のベースに接続され、トランジスタQ1のエミッタは接地され、コレクタは、リレーRY1の一方の端子に接続され、リレーRY1の他方の端子は、ダイオードD1のカソードに接続されている。
オペアンプIC1の出力端子は、抵抗R8を通じて、NPN型トランジスタQ1のベースに接続され、トランジスタQ1のエミッタは接地され、コレクタは、リレーRY1の一方の端子に接続され、リレーRY1の他方の端子は、ダイオードD1のカソードに接続されている。
このような構成の突入電流保護装置では、直流電源が入力端子に接続され、図3(a)に示すような電圧が入力端子に印加されると、突入電流を含む入力電流は、ダイオードD2及び抵抗R1を通じて、図3(b)に示すように、抵抗R1で抑制されながら、電解コンデンサC1に充電される。また、ダイオードD2で逆流が阻止される。一方、リレー接点ry1はオフであり、ダイオードD1を通じてツェナーダイオードD3に印加された入力電圧は、ツェナー電圧(所定電圧)に変換され、ツェナー電圧は、抵抗R3,R4で分圧されて、オペアンプIC1の反転入力端子に与えられる。
電解コンデンサC1が充電され、図3(b)に示すような電解コンデンサC1の陽極端子の電圧に関連し、オペアンプIC1の非反転入力端子に与えられる電圧が、反転入力端子に与えられる電圧より高くなると、オペアンプIC1は、図3(c)に示すような信号を出力して、トランジスタQ1をオンにし、リレーRY1を駆動させる。これにより、リレー接点ry1がオンになり、+の入力端子に印加された直流電源の電圧が、+の出力端子から直接出力される状態になる。以後、オペアンプIC1の非反転入力端子に与えられる電圧は、反転入力端子に与えられる電圧より高く維持され、直流電源と入力端子とが切り離される迄、リレー接点ry1はオン状態を維持する。
以上により、直流電源が入力端子に接続された際の突入電流は抵抗R1により抑制され、また、リレー接点ry1がオンの状態では、ダイオードD2及び抵抗R1がバイパスされるので、抵抗R1による抵抗損失が生じない。
また、誤って+−を逆にして直流電源を接続した場合、ダイオードD1,D2により電流の逆流が阻止されるので、突入電流保護装置及び突入電流保護装置を内蔵する電気機器には、電流は流れず、直流電源及び入力端子間に接続されている図示しないヒューズが飛ぶことはない。
また、誤って+−を逆にして直流電源を接続した場合、ダイオードD1,D2により電流の逆流が阻止されるので、突入電流保護装置及び突入電流保護装置を内蔵する電気機器には、電流は流れず、直流電源及び入力端子間に接続されている図示しないヒューズが飛ぶことはない。
(実施の形態3)
図4は、本発明に係る突入電流保護装置の実施の形態3の構成を示す回路図である。
この突入電流保護装置は、直流電源の+端子が接続されるべき+の入力端子に、ダイオードD1,2(第1逆流阻止回路、第2逆流阻止回路)の各アノードが接続され、ダイオードD1のカソードは、シリコン制御整流素子(スイッチ回路)SCRのアノード、及び抵抗R2の一方の端子に接続されている。抵抗R2の他方の端子は、ツェナーダイオード(定電圧回路)D3のカソード、及び抵抗R3の一方の端子に接続され、ツェナーダイオードD3のアノードは接地され、抵抗R3の他方の端子は、オペアンプ(比較回路)IC1の反転入力端子、及び抵抗R4,R7の各一方の端子に接続されている。
図4は、本発明に係る突入電流保護装置の実施の形態3の構成を示す回路図である。
この突入電流保護装置は、直流電源の+端子が接続されるべき+の入力端子に、ダイオードD1,2(第1逆流阻止回路、第2逆流阻止回路)の各アノードが接続され、ダイオードD1のカソードは、シリコン制御整流素子(スイッチ回路)SCRのアノード、及び抵抗R2の一方の端子に接続されている。抵抗R2の他方の端子は、ツェナーダイオード(定電圧回路)D3のカソード、及び抵抗R3の一方の端子に接続され、ツェナーダイオードD3のアノードは接地され、抵抗R3の他方の端子は、オペアンプ(比較回路)IC1の反転入力端子、及び抵抗R4,R7の各一方の端子に接続されている。
抵抗R4の他方の端子は接地され、抵抗R7の他方の端子は、抵抗R6の一方の端子に接続され、抵抗R6の他方の端子は接地されている。抵抗R7の他方の端子、及び抵抗R6の一方の端子は、また、オペアンプIC1の非反転入力端子、及び抵抗R5の一方の端子に接続され、抵抗R5の他方の端子は、電解コンデンサC1の陽極端子、抵抗(電流制限回路)R1の一方の端子、及び+の出力端子に接続されている。抵抗R1の一方の端子は、また、シリコン制御整流素子SCRのカソード、及び抵抗R10を通じてシリコン制御整流素子SCRのゲートに接続され、抵抗R1の他方の端子は、ダイオードD2のカソードに接続されている。
電解コンデンサC1の陰極端子は、−の入力端子、−の出力端子及び接地端子に接続されている。
オペアンプIC1の出力端子は、抵抗R8を通じて、NPN型トランジスタQ1のベースに接続され、トランジスタQ1のエミッタは接地され、コレクタは、抵抗R11を通じて、PNP型トランジスタQ2のベースに接続されている。トランジスタQ2のエミッタは、陰極が接地されたバッテリB2の陽極に接続され、コレクタは、抵抗R9を通じて、シリコン制御整流素子SCRのゲートに接続され、エミッタ及びコレクタ間には、抵抗R12が接続されている。
オペアンプIC1の出力端子は、抵抗R8を通じて、NPN型トランジスタQ1のベースに接続され、トランジスタQ1のエミッタは接地され、コレクタは、抵抗R11を通じて、PNP型トランジスタQ2のベースに接続されている。トランジスタQ2のエミッタは、陰極が接地されたバッテリB2の陽極に接続され、コレクタは、抵抗R9を通じて、シリコン制御整流素子SCRのゲートに接続され、エミッタ及びコレクタ間には、抵抗R12が接続されている。
このような構成の突入電流保護装置では、直流電源が入力端子に接続され、図3(a)に示すような電圧が入力端子に印加されると、突入電流を含む入力電流は、ダイオードD2及び抵抗R1を通じて、図3(b)に示すように、抵抗R1で抑制されながら、電解コンデンサC1に充電される。また、ダイオードD2で逆流が阻止される。一方、シリコン制御整流素子SCRはオフであり、ダイオードD1を通じてツェナーダイオードD3に印加された入力電圧は、ツェナー電圧(所定電圧)に変換され、ツェナー電圧は、抵抗R3,R4で分圧されて、オペアンプIC1の反転入力端子に与えられる。
電解コンデンサC1が充電され、図3(b)に示すような電解コンデンサC1の陽極端子の電圧に関連し、オペアンプIC1の非反転入力端子に与えられる電圧が、反転入力端子に与えられる電圧より高くなると、オペアンプIC1は、図3(c)に示すような信号を出力して、トランジスタQ1をオンにし、トランジスタQ2をオンにする。これにより、シリコン制御整流素子SCRがオンになり、+の入力端子に印加された直流電源の電圧が、ダイオードD1及びシリコン制御整流素子SCRを通じて、+の出力端子から直接出力される状態になる。以後、オペアンプIC1の非反転入力端子に与えられる電圧は、反転入力端子に与えられる電圧より高く維持され、直流電源と入力端子とが切り離される迄、リレー接点ry1はオン状態を維持する。
以上により、直流電源が入力端子に接続された際の突入電流は抵抗R1により抑制され、また、シリコン制御整流素子SCRがオンの状態では、ダイオードD2及び抵抗R1がバイパスされるので、抵抗R1による抵抗損失が生じない。尚、ダイオードD1及びシリコン制御整流素子SCRの各順抵抗は十分小さいので、抵抗損失は殆ど生じない。
また、誤って+−を逆にして直流電源を接続した場合、ダイオードD1,D2により電流の逆流が阻止されるので、突入電流保護装置及び突入電流保護装置を内蔵する電気機器には、電流は流れず、直流電源及び入力端子間に接続されている図示しないヒューズがとぶことはない。
また、誤って+−を逆にして直流電源を接続した場合、ダイオードD1,D2により電流の逆流が阻止されるので、突入電流保護装置及び突入電流保護装置を内蔵する電気機器には、電流は流れず、直流電源及び入力端子間に接続されている図示しないヒューズがとぶことはない。
1,2 逆接続保護回路(逆流阻止回路)
3 基準電圧回路(定電圧回路)
4 リレードライバ
5 電流制限回路
6 電圧検出部(比較回路)
B1 バッテリ(直流電源)
C1 電解コンデンサ
D1 ダイオード(第1逆流阻止回路)
D2 ダイオード(第2逆流阻止回路)
D3 ツェナーダイオード(定電圧回路)
IC1 オペアンプ(比較回路)
Q1 NPN型トランジスタ
Q2 PNP型トランジスタ
RY1 リレー(スイッチ回路)
ry1 リレー接点(スイッチ回路)
R1 抵抗(電流制限回路)
SCR シリコン制御整流素子(スイッチ回路)
3 基準電圧回路(定電圧回路)
4 リレードライバ
5 電流制限回路
6 電圧検出部(比較回路)
B1 バッテリ(直流電源)
C1 電解コンデンサ
D1 ダイオード(第1逆流阻止回路)
D2 ダイオード(第2逆流阻止回路)
D3 ツェナーダイオード(定電圧回路)
IC1 オペアンプ(比較回路)
Q1 NPN型トランジスタ
Q2 PNP型トランジスタ
RY1 リレー(スイッチ回路)
ry1 リレー接点(スイッチ回路)
R1 抵抗(電流制限回路)
SCR シリコン制御整流素子(スイッチ回路)
Claims (2)
- 直流電源により定電圧を出力する定電圧回路と、該直流電源及び定電圧回路間に接続され、該直流電源への逆流を阻止する第1逆流阻止回路と、前記直流電源により充電されるコンデンサと、該コンデンサの端子電圧に関連する電圧、及び前記定電圧回路が出力した電圧に基づく所定電圧を比較する比較回路と、該比較回路の比較結果が、前記関連する電圧の方が高い場合にオンになり、前記直流電源から電気機器への給電を可能にするスイッチ回路とを備え、突入電流から電気機器を保護するように構成してある突入電流保護装置において、
前記直流電源への逆流を阻止する第2逆流阻止回路と、該第2逆流阻止回路と直列に接続され、前記直流電源からの突入電流を制限する電流制限回路とを備え、前記スイッチ回路は、前記第2逆流阻止回路及び電流制限回路と並列に接続され、前記コンデンサは、前記第2逆流阻止回路及び電流制限回路を通じて充電されるように構成されていることを特徴とする突入電流保護装置。 - 前記スイッチ回路は、入力端子が前記第1逆流阻止回路及び定電圧回路間に接続してある請求項1記載の突入電流保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005082531A JP2006271039A (ja) | 2005-03-22 | 2005-03-22 | 突入電流保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005082531A JP2006271039A (ja) | 2005-03-22 | 2005-03-22 | 突入電流保護装置 |
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JP2006271039A true JP2006271039A (ja) | 2006-10-05 |
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ID=37206412
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006271039A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009060778A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-03-19 | Ricoh Co Ltd | 電源装置および画像形成装置 |
WO2021084691A1 (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 三菱電機株式会社 | 直流給電対応空気調和機の突入電流抑制回路 |
-
2005
- 2005-03-22 JP JP2005082531A patent/JP2006271039A/ja active Pending
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JP2009060778A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-03-19 | Ricoh Co Ltd | 電源装置および画像形成装置 |
WO2021084691A1 (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 三菱電機株式会社 | 直流給電対応空気調和機の突入電流抑制回路 |
JPWO2021084691A1 (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | ||
JP7154439B2 (ja) | 2019-10-31 | 2022-10-17 | 三菱電機株式会社 | 直流給電対応空気調和機の突入電流抑制回路 |
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