JP3857948B2 - 電源保護回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器を直流電源で動作させるにあたり、直流電源より正常な電圧が出力されない場合に電気機器への電力の供給を停止させる電源保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
直流電源で動作させる電気機器について、直流電源より出力される電位が何らかの原因で上昇して過電圧が印加されると破損するおそれがある。従って、かかる過電圧から保護するため、直流電源から電気機器に至る入力経路には電源保護回路が設けられる。
【0003】
図2は、従来の電源保護回路の一例を示す回路図である。図2において、27は直流電源である。直流電源27の直流電力は、正端子28及び負端子29に供給され、正の入力端子38及び負の入力端子39を介して電気機器30に供給される。
【0004】
正端子28の電位を電気機器30の正の入力端子38に印加するための電源ライン36にはリレー33の接点33a、33bが設けられている。また、図2において、32はツェナーダイオードであり、34、35はトランジスタである。
【0005】
この図2に示される回路において、直流電源27より出力される電圧が正常である場合には、トランジスタ35が導通状態とされ、リレー33のコイルに電流が導通してリレー33がオンされた状態となり、直流電源27より機器30に電力が供給される。
【0006】
一方、直流電源27より出力される電圧が上昇して過電圧となると、ツェナーダイオード32が逆方向に導通してトランジスタ34が導通状態となってトランジスタ35は非導通状態となり、リレー33のコイルに電流を導通させることができない。これにより、リレー33の接点間がオフされ、直流電源27より電気機器30への電力の供給が停止され、電気機器30が保護される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、図2に示される保護回路によると、直流電源27が一定以上の電圧に上昇して過電圧となると、これをツェナーダイオード32で検出してリレー33をオフすることができる。
【0008】
しかし、図2に示される保護回路にあっては、直流電源27の出力が本来予定される正常な電圧より低下した減電圧となる場合には対応することができない。
【0009】
そして、直流電源が減電圧となる場合についても、電気機器に対して影響を及ぼし好ましくない。即ち、減電圧となる場合には、例えば電気機器がテレビである場合、不安定な画面を映したまま動作し続け、視聴者に不快な印象を与える等好ましくない。従って、直流電源が減電圧を出力した場合にも速やかやに動作を停止させるのが好ましい。
【0010】
そこで、本発明は、直流電源が過電圧となった場合に加え、減電圧となった場合にも電気機器への電力の供給を停止させることができる電源保護回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、直流電源より出力される直流電力をリレーの接点を介して電気機器に供給する電源ラインと、該電源ラインに対して互いに並列関係に接続される第一の回路及び第二の回路と、第一の回路と第二の回路の間に接続されるリレー作動回路とを備え、
前記第一の回路は、第一の半導体スイッチング素子と第一の過電圧検出素子とを備え、第一の過電圧検出素子が過電圧を検出すると第一の半導体スイッチング素子が非導通状態とされ、第一の過電圧検出素子が過電圧を検出しない場合には第一の半導体スイッチング素子の入力端子及び出力端子間が導通状態とされるように接続されており、
前記第二の回路は、第二の半導体スイッチング素子と第二の過電圧検出素子とを備え、第二の過電圧検出素子が過電圧を検出すると第二の半導体スイッチング素子が導通状態とされ、第二の過電圧検出素子が過電圧を検出しない場合には第二の半導体スイッチング素子が非導通状態とされるように接続されており、
前記リレー作動回路には、一方の端子から他方の端子へ電流が導通すると前記リレーの接点をオンさせるコイルと、該コイルへの電流の導通を制御する第三の半導体スイッチング素子と、減電圧を越える電圧を検出すると導通状態となり減電圧以下の電圧を検出すると非導通状態となる減電圧検出素子とが接続されており、
前記第三の半導体スイッチング素子は、その制御端子が前記減電圧検出素子を介して前記第一の半導体スイッチング素子の出力端子に接続され、減電圧検出素子が減電圧を越える電圧を検出して導通状態になると導通状態とされるように接続され、かつ前記第二の半導体スイッチング素子が導通状態となると非導通状態とされるように接続されており、
前記コイルの一方の端子が前記第一の半導体スイッチング素子の出力端子に接続され、コイルの他方の端子が第三の半導体スイッチング素子の入力端子に接続されていることを特徴とする電源保護回路である(請求項1)。
【0012】
この発明の電源保護回路によると、直流電源より本来予定される正常な範囲にある電圧が出力されると、第一の回路では、第一の過電圧検出素子が過電圧を検出しないので、第一の半導体スイッチング素子が導通状態とされる。また、第二の回路では、第二の過電圧検出素子が過電圧を検出しないので、第二の半導体スイッチング素子が非導通状態とされる。
【0013】
そして、リレー作動回路では、直流電源から減電圧を越える電圧が第一の半導体スイッチング素子を通って減電圧検出素子に印加されるので、減電圧検出素子が導通状態とされる。
【0014】
これにより、第三の半導体スイッチング素子が導通状態とされるので、直流電源より第一の半導体スイッチング素子の入力端子及び出力端子を通り、コイルの一方の端子及び他方の端子を通り、第三の半導体スイッチング素子を通る電流が導通する。これにより、電流がコイルを導通することにより電源ラインのリレーの接点をオンさせることができ、直流電源より電気機器に電力を供給して電気機器を動作させることができる。
【0015】
次に、直流電源より正常な電圧を越えた一定電圧以上の過電圧が出力されると、第一の回路では、第一の過電圧検出素子が過電圧を検出し、第一の半導体スイッチング素子が非導通状態とされる。また、第二の回路では、第二の過電圧検出素子が過電圧を検出し、第二の半導体スイッチング素子が導通状態とされる。
【0016】
そして、リレー作動回路では、第一の半導体スイッチング素子が非導通状態とされ、第二の半導体スイッチング素子が導通状態とされることにより、第三の半導体スイッチング素子は非導通状態とされる。これにより、コイルに電流を導通させることができないので、リレーの接点がオフされる。これにより、電源ラインはオフされるので、直流電源より電気機器への電力の供給が停止される。
【0017】
次に、直流電源より正常な電圧未満の一定電圧以下の減電圧が出力されると、第一の回路では、第一の過電圧検出素子が過電圧を検出しないので、第一の半導体スイッチング素子が導通状態とされる。また、第二の回路では、第二の過電圧検出素子が過電圧を検出しないので、第二の半導体スイッチング素子が非導通状態とされる。
【0018】
そして、リレー作動回路では、直流電源から減電圧が第一の半導体スイッチング素子を通って減電圧検出素子に印加され、減電圧検出素子は非導通状態とされる。これにより、第三の半導体スイッチング素子は非導通状態とされる。
【0019】
これにより、コイルに電流を導通させることができないので、リレーの接点がオフされる。これにより、電源ラインはオフされるので、直流電源より電気機器への電力の供給が停止される。
【0020】
このように、本発明の電源保護回路によると、過電圧に対して電気機器を保護できるとともに、減電圧についても電気機器の動作を停止させ、過電圧及び減電圧の双方に対応することができる。
【0021】
また、以上の半導体スイッチング素子にトランジスタを用いることができる(請求項2)。これにより、本発明の電源保護回路を簡易な構成とし、またコストアップを招くことなく安価にすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明にかかる電源保護回路の接続を示す回路図である。図1において、1は直流電源であり、15は直流電源より供給される直流電力によって動作する電気機器である。本発明の電源保護回路は、直流電源1と電気機器15の間に設けられる。
【0023】
直流電源1による直流電力は、正端子1a及び負端子1bを介して供給される。直流電源1を正端子1a及び負端子1bに対して正負の極性を誤ることなく装填すると、正端子1aが負端子1bに対して相対的に正電位となるように出力される。負端子1bは接地に接続される。直流電源1は、本来の予定される通常の動作時には、電圧値V0の正常な電圧を出力する。
【0024】
直流電源1に対する正端子1aには、直流電源1より出力された電力を電気機器15に供給するための電源ライン2が接続されている。正端子1aより出力される直流電源1の正電位は電源ライン2を介して電気機器15の正の入力端子15aに印加される。また、電気機器15の負の入力端子15bは接地に接続されており、直流電源1の電力は電源ライン2を介して電気機器15に供給される。
【0025】
電源ライン2の途中には、リレー3の接点3a、3bが設けられ、後に説明するリレー3の動作によって接点3a、3b間をオン(ON)、オフ(OFF)できるようになっている。接点3a、3b間をオンさせることにより電源ライン2を導通させて電気機器15へ直流電力を供給するとともに、接点3a、3b間をオフさせることにより電源ライン2を遮断して電気機器15への電力の供給を停止させるようになっている。
【0026】
また、直流電源1に対する正端子1aには、ダイオード11が電源ライン2と並列に接続されている。ダイオード11は、アノードが正端子1a側となるように接続されている。このダイオード11は、正端子1a及び負端子1bに対して直流電源1を正負の極性を誤って装填した場合に、電気機器15を保護するため設けられている。
【0027】
ダイオード11のカソードには、第一の回路10が電源ライン2に対して並列関係に接続されている。また、ダイオード11のカソードには、第二の回路20が、電源ライン2に対して並列関係に接続され、また第一の回路10と並列に接続されている。
【0028】
第一の回路10には第一のトランジスタ12とツェナーダイオード14が接続されている。第一のトランジスタ12は、コレクタ端子がダイオード11のカソードと接続されており、ベース端子がツェナーダイオード14を介して接地に接続される。また、第一のトランジスタ12のコレクタ端子とベース端子とは抵抗r1を介して接続されている。
【0029】
ツェナーダイオード14は、そのカソードが第一のトランジスタ12のベース端子及び抵抗r1の一方の端子に接続され、アノードが接地に接続される。このツェナーダイオード14は、閾電圧値V1以上の電圧が逆方向に印加されると、カソード側からアノード側へ電流を導通させることができる。
【0030】
ツェナーダイオード14は、その逆方向の閾電圧値V1が、直流電源1が正常時に出力する電圧値V0に高電圧側の変動に対する許容値より若干大きい値(α)が加えられた電圧値(V0+α)となるものが選ばれる。このツェナーダイオード14は、逆方向に電流が導通することによって前記過電圧を検出することができ、過電圧検出素子にあたる。
【0031】
第二の回路20には、ツェナーダイオード4とダイオード8と第二のトランジスタ6が接続されている。ツェナーダイオード4は、カソードがダイオード11のカソードと接続され、アノードはダイオード8を介して第二のトランジスタ6のベース端子と接続される。ツェナーダイオード4は、閾電圧値V1以上の電圧が逆方向に印加されると、カソード側からアノード側へ電流を導通させることができる。
【0032】
ツェナーダイオード4は、その逆方向の閾電圧値V1が、直流電源1が正常時に出力する電圧値V0に高電圧側の変動に対する許容値より若干大きい値(α)が加えられた電圧値(V0+α)となるものが選ばれる。このツェナーダイオード4は、逆方向に電流が導通することによって前記過電圧を検出することができ、過電圧検出素子にあたる。
【0033】
また、ダイオード8は、ツェナーダイオード4及び第二のトランジスタ6のベース端子と直列に接続され、アノードがツェナーダイオード4のアノードと接続されており、正端子1aに対して順方向となるように接続されている。
【0034】
第二のトランジスタ6は、ベース端子がダイオード8のカソードと接続され、エミッタ端子が接地に接続されている。
【0035】
また、図1に示される回路には、第一の回路10と第二の回路20との間にリレー作動回路25が接続されている。リレー作動回路25には、リレー3のコイル3cと第三のトランジスタ7とツェナーダイオード5が接続されている。
【0036】
コイル3cは、一方の端子が第一のトランジスタ12のエミッタ端子に接続され、他方の端子は第三のトランジスタ7のコレクタ端子に接続されている。また、コイル3cの一方の端子と他方の端子とはリレー3内部のダイオード18を介して接続されている。ダイオード18は、アノードがコイル3cの他方の端子に接続され、カソードがコイル3cの一方の端子に接続されている。
【0037】
このコイル3cに電流が導通してリレー3が作動すると、接点3a、3b間がオンされる。一方、コイル3cに電流が導通されずリレー3が作動しない場合には、接点3a、3b間はオフされる。
【0038】
第三のトランジスタ7は、コレクタ端子がコイル3cの他方の端子と接続され、ベース端子がツェナーダイオード5及び抵抗r2が直列に接続された回路を介してコイル3cの一方の端子に接続されている。また、第三のトランジスタ7のベース端子は、抵抗r3を介して接地に接続され、また第二のトランジスタ6のコレクタ端子に接続されている。
【0039】
この第三のトランジスタ7は、コイル3cの電流の導通を制御する。即ち、第三のトランジスタ7が導通状態とされるとコイル3cに電流を導通させることができ、第三のトランジスタ7が非導通状態とされるとコイル3cに電流を導通させることができない。
【0040】
ツェナーダイオード5は、カソードが第一のトランジスタ12のエミッタ端子及びコイル3cの一方の端子に接続されており、アノードが抵抗r2の一方の端子に接続され、この抵抗r2の他方の端子は第二のトランジスタ6のコレクタ端子及び第三のトランジスタ7のベース端子に接続されている。ツェナーダイオード5は、閾電圧値V2以上の電圧が逆方向に印加されると、カソード側からアノード側へ電流を導通させることができる。
【0041】
ツェナーダイオード5は、その逆方向の閾電圧値V2が、直流電源1が正常時に出力する電圧値V0から低電圧側の変動に対する許容値より若干大きい値(β)が差し引かれた電圧値(V0−β)となるものが選ばれる。このツェナーダイオード5は、逆方向の電流が導通しないことによって減電圧を検出することができ、減電圧検出素子にあたる。
【0042】
以上の電源保護回路の動作について以下に説明する。
(1)直流電源が正常に動作している場合
まず、直流電源1が本来予定されるとおり通常に動作し、正端子1aに正常な範囲の正電位の電圧V0が出力される場合について説明する。
【0043】
正端子1aに電圧V0が出力されると、電圧V0はダイオード11を順方向に通って第一の回路10及び第二の回路20に印加される。第一の回路10には、直流電源1からダイオード11を順方向に通って流入する電流が供給される。
【0044】
そして、第一の回路10では、ツェナーダイオード14に逆方向に印加される電圧はツェナーダイオード14の閾電圧値V1を越えないので、ツェナーダイオード14を逆方向に導通する電流は形成されない。これにより、トランジスタ12のベース端子にバイアスが与えられ、トランジスタ12が導通状態とされる。
【0045】
また、トランジスタ12は抵抗r1によってベース端子に対するバイアスがコレクタ端子に与えられるので、トランジスタ12のコレクタ端子より入力された電流がエミッタ端子より出力される。
【0046】
そして、ツェナーダイオード5に逆方向に印加される電圧は閾電圧値V2を越えるので、ツェナーダイオード5を逆方向に電流が導通することができる。これにより、トランジスタ12のエミッタ端子より出力された電流は、リレー3のコイル3cを導通するものとツェナーダイオード5を逆方向に導通するものに分岐される。
【0047】
そして、ツェナーダイオード5を逆方向に導通する電流は抵抗r2及びr3を通って接地に流入する。そして、第三のトランジスタ7は、抵抗r3によってベース端子にバイアスが与えられ、また抵抗r2によってベース端子に対するバイアスがコレクタ端子に与えられるので、導通状態とされるとともにコレクタ端子からエミッタ端子に電流を導通させ得る状態となる。
【0048】
これにより、コイル3cの一方の端子と他方の端子を通り、第三のトランジスタ7のコレクタ端子とエミッタ端子を通って接地に流入する電流が導通する。
【0049】
これにより、コイル3cに電流が導通することによって、リレー3の接点3a、3b間がオンされるので、直流電源1の電力が電源ライン2より電気機器15へ供給され、電気機器15が正常に動作する。
【0050】
一方、第二の回路20では、ダイオード11を通って印加される電圧V0はツェナーダイオード4の逆方向の閾電圧値V1を越えないので、ツェナーダイオード4を逆方向に導通できない。これにより、第二のトランジスタ6のベース端子にバイアスが与えられず、第二のトランジスタ6は非導通状態とされる。そして、第二の回路20を導通する電流は形成されない。
【0051】
(2)直流電源が過電圧を出力した場合
次に、直流電源1が何らかの異常によって電圧が上昇し、直流電源1より過電圧が出力される場合について説明する。
正端子1aに過電圧VHが出力されると、電圧VHはダイオード11を順方向に通って第一の回路10及び第二の回路20に印加される。第一の回路10には、直流電源1からダイオード11を順方向に通って流入する電流が供給される。
【0052】
そして、第一の回路10では、ツェナーダイオード14に逆方向に印加される電圧VHは閾電圧V1以上であり、ツェナーダイオード14を逆方向に電流が導通し、この電流は接地に流入する。これにより、第一のトランジスタ12のベース端子にはバイアスが与えられず、第一のトランジスタ12は非導通状態とされ、トランジスタ12からコイル3cへ導通する電流は形成されない。
【0053】
また、第二の回路20では、ダイオード11を通って印加される電圧VHがツェナーダイオード4の逆方向の閾電圧値V1以上となることにより、ツェナーダイオード4を逆方向に電流が導通することができる。これにより、第二のトランジスタ6は、ベース端子にバイアスが与えられて導通状態とされる。
【0054】
そして、第二の回路20には、直流電源1からツェナーダイオード4を逆方向に導通してダイオード8を通り、第二のトランジスタ6のベース端子及びエミッタ端子を通って接地に流入する電流が形成される。第二のトランジスタ6は、導通状態とされるとともにエミッタ端子が接地電位とされるので、コレクタ端子も接地電位とされる。
【0055】
そして、第三のトランジスタ7のベース端子は、第二のトランジスタ6のコレクタ端子と接続されており接地電位とされる。これにより、第三のトランジスタ7は導通状態とされない。従って、コイル3cに電流を導通させることができない。
【0056】
このように、直流電源1より過電圧が出力された場合には、コイル3cに電流を導通させることができず、リレー3の接点3a、3b間はオフにされる。これにより、電気機器15は直流電源1より過電圧が印加されることから保護される。
(3)直流電源が減電圧を出力した場合
次に、直流電源1が何らかの異常によって電圧が低下し、直流電源1より減電圧が出力される場合について説明する。
【0057】
正端子1aに減電圧VLが出力されると、電圧VLはダイオード11を順方向に通って第一の回路10及び第二の回路20に印加される。第一の回路10では、ツェナーダイオード14に印加される電圧VLは逆方向の閾電圧V1を越えないので、ツェナーダイオード14を逆方向に導通する電流は形成されない。これにより、第一のトランジスタ12のベース端子にバイアスが与えられ、トランジスタ12が導通状態とされる。
【0058】
これにより、トランジスタ12のコレクタ端子に印加される電位VLがエミッタ端子に出力され、この電位VLがツェナーダイオード5に逆方向に印加される。ツェナーダイオード5に印加される電位VLは逆方向の閾電圧値V2未満であり、ツェナーダイオード5を逆方向に導通できない。これにより、第三のトランジスタ7のベース端子にバイアスが与えらず、トランジスタ7は非導通状態とされる。
【0059】
これにより、コイル3cに電流を導通させることができず、リレー3の接点3a、3b間はオフにされるので、直流電源1の出力は電気機器15に供給されない。
【0060】
一方、第二の回路20では、ダイオード11を通って印加される電圧VLはツェナーダイオード4の逆方向の閾電圧値V1を越えないので、ツェナーダイオード4を逆方向に導通できない。これにより、第二のトランジスタ6のベース端子にバイアスが与えられず、第二のトランジスタ6は非導通状態とされる。従って、第二の回路20を導通する電流は形成されない。
【0061】
このように、減電圧が出力された場合、直流電源1から電気機器15への電力の供給は停止される。
【0062】
以上に説明した電源保護回路において、第一のトランジスタ12、第二のトランジスタ6、第三のトランジスタ7は、半導体スイッチング素子にあたる。そして、これらトランジスタのベース端子が、その入力によって導通状態が制御される制御端子にあたる。また、これらトランジスタについて、エミッタ端子が電流が出力される出力端子にあたり、コレクタ端子が電流が入力される入力端子にあたる。
【0063】
また、以上の説明では、トランジスタについてNPNトランジスタの例を挙げて説明したが、PNPトランジスタを用いることもできる。PNPトランジスタを用いる場合についても、その導通状態を制御する信号が入力されるベース端子が制御端子にあたり、その他の端子のうち電流が入力される端子が入力端子にあたり、電流を出力する端子が出力端子にあたる。
【0064】
また、半導体スイッチング素子として、FET(電界効果トランジスタ)を用いることもできる。FETを用いる場合についても、その導通状態を制御する信号が入力されるゲート端子が制御端子とされ、その他の端子であるソース端子及びドレイン端子のうち電流が出力される端子が出力端子とされ、電流が入力される端子が入力端子とされる。
【0065】
また、半導体スイッチング素子は、以上に具体例を挙げたもの以外にも、その導通状態を制御する信号が入力される制御端子、該制御端子以外の端子として電流が入力される入力端子、及び電流を出力する出力端子を有しており、制御端子への入力によって、入力端子と出力端子間を導通状態にできるものであればよい。
【0066】
また、本発明の電源保護回路と組み合わせて動作させる電気機器は、直流電源で動作させ得るもの全てが対象となる。また、本発明の電源保護回路と組み合わせる直流電源として乗用車の車載電源を対象とすることができる。そして、車載電源により動作させるTV(テレビ)の他、車載電源により動作させ得る各種の電気機器と組み合わせることもできる。
【0067】
以上説明したように、本発明の電源保護回路によると、電気機器を過電圧から保護できることに加え、直流電源が減電圧となった場合についても電気機器への電力の供給を停止させることができる。
【0068】
これにより、直流電源が減電圧となった場合に、電気機器の動作を速やかに停止させることができ、正常でない不安定な動作が継続されることによる不都合を解消することができる。例えば、電気機器がTV(テレビ)の場合であれば、減電圧が供給されると、不安定な画面を出力し続けて視聴者に不快な印象を与えるおそれがあるが、本発明の電源保護回路によると、減電圧となった場合に速やかに電気機器への電力の供給を停止させることができ、前記不都合を解消することができる。
【0069】
そして、本発明の電源保護回路によると、特にコストアップを招くこともなく、簡易な回路構成により、過電圧及び減電圧の双方に対応することができる。
【0070】
【発明の効果】
本発明によると、直流電源より過電圧が出力された場合に加え、減電圧が出力された場合についても、電気機器への電力の供給を停止させることができる。これにより、過電圧に対して電気機器を保護できるとともに、減電圧となった場合に電気機器に不安点な動作を継続させるという不都合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電源保護回路を示す回路図である。
【図2】従来の電源保護回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 直流電源
1a 正端子
1b 負端子
2 電源ライン
3 リレー
3a、3b リレーの接点
3c コイル
4 ツェナーダイオード(過電圧検出素子)
5 ツェナーダイオード(減電圧検出素子)
6 第二のトランジスタ
7 第三のトランジスタ
8 ダイオード
10 第一の回路
11 ダイオード
12 第一のトランジスタ
14 ツェナーダイオード(過電圧検出素子)
15 電気機器
15a 正の入力端子
15b 負の入力端子
18 ダイオード
20 第二の回路
25 リレー作動回路
27 直流電源
28 正端子
29 負端子
30 電気機器
32 ツェナーダイオード
33 リレー
34、35 トランジスタ
36 電源ライン
38 正の入力端子
39 負の入力端子

Claims (2)

  1. 直流電源より出力される直流電力をリレーの接点を介して電気機器に供給する電源ラインと、該電源ラインに対して互いに並列関係に接続される第一の回路及び第二の回路と、第一の回路と第二の回路の間に接続されるリレー作動回路とを備え、
    前記第一の回路は、第一の半導体スイッチング素子と第一の過電圧検出素子とを備え、第一の過電圧検出素子が過電圧を検出すると第一の半導体スイッチング素子が非導通状態とされ、第一の過電圧検出素子が過電圧を検出しない場合には第一の半導体スイッチング素子の入力端子及び出力端子間が導通状態とされるように接続されており、
    前記第二の回路は、第二の半導体スイッチング素子と第二の過電圧検出素子とを備え、第二の過電圧検出素子が過電圧を検出すると第二の半導体スイッチング素子が導通状態とされ、第二の過電圧検出素子が過電圧を検出しない場合には第二の半導体スイッチング素子が非導通状態とされるように接続されており、
    前記リレー作動回路には、一方の端子から他方の端子へ電流が導通すると前記リレーの接点をオンさせるコイルと、該コイルへの電流の導通を制御する第三の半導体スイッチング素子と、減電圧を越える電圧を検出すると導通状態となり減電圧以下の電圧を検出すると非導通状態となる減電圧検出素子とが接続されており、
    前記第三の半導体スイッチング素子は、その制御端子が前記減電圧検出素子を介して前記第一の半導体スイッチング素子の出力端子に接続され、減電圧検出素子が減電圧を越える電圧を検出して導通状態になると導通状態とされるように接続され、かつ前記第二の半導体スイッチング素子が導通状態となると非導通状態とされるように接続されており、
    前記コイルの一方の端子が前記第一の半導体スイッチング素子の出力端子に接続され、コイルの他方の端子が第三の半導体スイッチング素子の入力端子に接続されていることを特徴とする電源保護回路。
  2. 前記半導体スイッチング素子がトランジスタである請求項1に記載の電源保護回路。
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