JP3123106U - 電圧上昇抑制回路およびパネル型テレビジョン装置 - Google Patents

電圧上昇抑制回路およびパネル型テレビジョン装置 Download PDF

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Abstract

【課題】急上昇する電圧を一定の電圧に抑えながら、電源を安全に落とすことの可能な電圧上昇抑制回路およびパネル型テレビジョン装置を提供する。
【解決手段】電圧出力ラインにカソード側が接続されるツェナダイオードQ2と、一方の端子がツェナダイオードQ2のアノード側に接続されつつ他方の端子が接地される分割抵抗と、ベースが抵抗を介して分割抵抗の分割点に接続されつつエミッタが接地されるトランジスタQ1と、ベースが分割抵抗の分割点に接続されつつエミッタが接地されるトランジスタQ2と、トランジスタQ1のコレクタに接続されつつ外部より3.3Vが供給される減電圧検出端子10aとトランジスタQ2のコレクタに接続されつつ電源オン時には電源回路26をONさせる3.3VのP−ON−H信号を出力する電源端子10bとを備えるマイコンと、を備えさせる。
【選択図】図2

Description

本考案は、電圧上昇抑制回路およびパネル型テレビジョン装置に関し、特にパネル型テレビジョン装置においては電圧上昇抑制回路が適用されたものに関する。
トランスを用いて所定の電源電圧をを供給する電源回路などでは、2次側の電圧出力ラインの電圧により一次側の電圧をフィードバック制御している。このような回路においては、電圧の異常から回路を保護する為の過電圧保護回路や減電圧保護回路などを備えている。
従来、使用されていた過電圧保護回路や減電圧保護回路を図5〜9を参照して説明する。54は従来の過電圧検出回路と減電圧検出回路とを示したブロック図、図6は図5の過電圧検出回路における異常時のタイムチャート、図7は図6のタイムチャートの制御を実行するマイコンの処理を示すフローチャート、図8は図5の減電圧検出回路における異常時のタイムチャート、である。
図5において、過電圧検出回路1は、概略、カソード側が電源回路4の出力ラインに接続されるとともにアノード側が接地された短絡用のツェナダイオードD3と、一方の端子が電源回路4の出力ラインに接続されるとともに他方の端子が接地された分割抵抗R5、R6と、同分割抵抗の分割点にアノード側が接続されるダイオードD4と、同ダイオードD4のカソード側に過電圧検出端子3aが接続されたマイコンと、から構成されている。
同図において、出力電圧1は分割抵抗R5,R6により分圧され、分割点における電圧が低下された後、ダイオードD4のアノード側に入力される。ダイオードD4は、上記分割点の電圧をマイコンの過電圧検出端子3aに伝える。例えば、電源回路4が正常に動作しているときは、分割点における電圧は0.6Vとなるように分割抵抗が調整されており、過電圧検出端子3aにも0.6Vが印加されている。一方、電源回路4の動作が異常になり出力電圧1が上昇すると、分割点の電圧が上昇し、過電圧検出端子3aに入力される電圧も上昇する。また、ダイオードD4は、分割点の電圧が正常時より下降したとしても過電圧検出端子3aに異常な電圧が印加されないように整流している。
以下に、マイコンが過電圧を検出したときの処理を図7のフローチャートおよび図6のタイムチャートを参照しつつ説明する。当該処理は、マイコンが過電圧検出端子3aを介して出力電圧1の出力ラインを監視しつつ、過電圧検出端子3aに入力される電圧が1.4Vを超えるとそれを検知して電源回路4の異常による過電圧であるか否かの判定を行う処理である。当該処理は、電源がオンの間、繰り返し実行されている。
処理が開始されると、マイコンはステップS10にてカウンタを0にセットしステップS20に進む。そしてステップS20で過電圧検出端子3aに印加される電圧を取得し、ステップS25でステップS20で取得した電圧が1.4V以上であるか否かを判断する。1.4Vを超えていなければ問題ないとして当該処理を終了する。このように一時的に電圧が上昇する原因としては、ノイズなどが考えられる。一方、再度1.4V以上の電圧を検出するとステップS30に進む。
ステップS30では、カウンタをインクリメントし、ステップS35にてカウンタが4以上であるか否かを判断する。カウンタが4未満のときは条件不成立としてステップS45に進む。一方、カウンタが4以上である場合、すなわち最初に1.4V以上の電圧を過電圧検出端子3aにて検出してから200ms経過している場合は、条件成立としてステップS40に進み、マイコンは電源回路4にオフ信号を出力して電源回路4を停止させて処理を終了する。最初に過電圧を検出してから50msごとに4回連続で検出する構成としたのは、ノイズなどによる誤作動を防止する為である。
そしてステップS45では、ステップS25にて1.4Vを超える電圧を検出してから50ms経過したか否かを判断する。50ms経過していないときは再度ステップS45にて判断を行い50ms経過した後にステップS20からの処理を繰り返す。
また、図5において、減電圧検出回路2は、概略、一方の端子が電源回路4の出力ラインに接続されるとともに他方の端子が接地された分割抵抗R7、R8と、同分割抵抗の分割点にカソード側が接続されるダイオードD5と、同ダイオードD5のアノード側に減電圧検出端子3bが接続されたマイコンと、から構成されている。
同図において、出力電圧1は分割抵抗R7,R8により分圧され、分割点における電圧が低下された後、ダイオードD5のカソード側に入力される。ダイオードD5は、上記分割点の電圧をマイコンの減電圧検出端子3bに伝える。例えば、電源回路4が正常に動作しているときは、分割点における電圧は3.3Vとなるように調整されており、減電圧検出端子3bにも3.3Vが印加されている。一方、電源回路4の動作が異常になり出力電圧1が下降すると、分割点の電圧が下降し、減電圧検出端子3bに印加される電圧も下降する。また、ダイオードD5は、分割点の電圧が正常時より上昇したとしても減電圧検出端子3bに異常な電圧が印加されないように整流している。
以下に、マイコンが減電圧を検出したときの処理を図9のフローチャートおよび図8のタイムチャートを参照しつつ説明する。当該処理は、マイコンが減電圧検出端子3bを介して出力電圧1の出力ラインを監視しつつ、減電圧検出端子3bに入力される電圧が1.0Vを切るとそれを検知して電源回路4の異常による減電圧であるか否かの判定を行う処理である。当該処理は、電源がオンの間、繰り返し実行されている。
処理が開始されると、マイコンはステップS50にてカウンタを0にセットしステップS60に進む。そしてステップS60で減電圧検出端子3bに印加される電圧を取得し、ステップS65でステップS60で取得した電圧が1.0V以下であるか否かを判断する。1.0Vを切っていなければ問題ないとして減電圧判断処理を終了する。このように一時的に電圧が下降する原因としては、ノイズなどが考えられる。一方、再度1.0V以下の電圧を検出するとステップS70に進む。
ステップS70では、カウンタをインクリメントし、ステップS75にてカウンタが4以上であるか否かを判断する。カウンタが4未満のときは条件不成立としてステップS85に進む。一方、カウンタが4以上である場合、すなわち最初に1.0V以下の電圧を減電圧検出端子3bにて検出してから200ms経過している場合は、条件成立としてステップS80に進み、マイコンは電源回路4にオフ信号を出力して電源回路4を停止させて処理を終了する。最初に減電圧を検出してから50msごとに4回連続で検出する構成としたのは、ノイズなどによる誤作動を防止する為である。
そして、ステップS85では、ステップS65にて前回1.0Vを切る電圧を検出してから50ms経過したか否かを判断する。50ms経過していないときは再度ステップS85にて判断を行い50ms経過した後にステップS60からの処理を繰り返す。
また、特許文献1には、スイッチング電源回路の二次側出力電圧をマイコンに入力し、そのマイコン内のカウント回路の出力ラインを2系統とし、その片方のラインにラッチ回路を設けそれぞれアンド回路に入力することで、ラッチ回路で保持した期間内に起こるカウント回路での誤判定を除去し、電流制限回路動作によるスイッチング電源回路の間欠発振状態が持続する場合に、間欠発振検出回路の誤動作によるスイッチング電源回路の停止を回避することについて開示されている
特開平11−127401号
上述した従来の過電圧検出回路1や減電圧検出回路2においては、図10のタイムチャートに示すように、急激な電圧上昇が起こるとマイコンが該電圧上昇を検出するまでに過大な電流が回路にかかり、ツェナダイオードD3または他の部品が短絡破壊されることになる。このように短絡破壊を起した場合は電圧が下がるため、減電圧検出回路2が電圧降下を検出して電源をOFFさせることになる。
これでは、複数の基板で構成されているフラットディスプレイパネル(FDP)などの場合、電源基板以外の基板が壊れてしまう可能性がある。いくつもの基板が壊れたり、どの基板が壊れるか分からなかったりするのでは検査や修理に時間を要する。また、メーカから基板が付属したFDPを購入して使用している場合は、FDPを全て交換しなければならなくなる。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたもので、急上昇する電圧を一定の電圧に抑えながら、マイコンに異常を伝え、電源を安全に落とすことの可能な電圧上昇抑制回路およびパネル型テレビジョン装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の請求項2にかかる考案では、フライバック方式の電源回路の電圧出力ラインを監視して、出力電圧の過上昇を抑制する電圧上昇抑制回路において、上記電圧出力ラインにカソード側が接続され、同電圧出力ラインの出力が所定値を超えるとツェナ降伏が生じるツェナダイオードと、一方の端子が上記ツェナダイオードのアノード側に接続されるとともに他方の端子が接地される分割抵抗と、上記分割抵抗の分割点にベースが接続されるとともにエミッタが接地された第一のトランジスタと、上記第一のトランジスタのコレクタに接続された減電圧検出端子と、上記電源回路をオンさせる電圧信号を供給する電源端子と、上記分割抵抗の分割点にベースが接続されるとともにエミッタが接地され、コレクタが上記電源端子に接続された第二のトランジスタと、上記減電圧検出端子の電圧に基づいて上記電源端子を制御する電圧上昇抑制手段と、を備える構成としてある。
上記のように構成した請求項2にかかる考案においては、出力電圧が上昇するとツェナダイオードにツェナ電流が流れ、分割点に電圧が発生し、第一のトランジスタと第二のトランジスタのベースに電圧が印加されて第一のトランジスタおよび第二のトランジスタがオンする。すると、減電圧検出端子の電圧が0V(接地)に引き込まれ、同時に電源端子から出力されている電圧信号(オン)が第二のダイオードのエミッタを通じて0V(接地)に引き込まれるため電源回路はオフとなり出力電圧が低下していく。
そして、出力電圧が正常な範囲まで下がるとツェナダイオードのツェナ電流が流れなくなるため第一のトランジスタおよび第二のトランジスタがオフし、減電圧検出端子および電源端子は接地されなくなる。従って、電源端子より出力される電圧信号(オン)も電源回路に到達するようになり、電源回路が出力を再開し、出力電圧の低下も止まる。さらに出力電圧の上昇が起こるときは、上述したプロセスを繰り返す。これらプロセスの間、電圧上昇抑制手段は減電圧検出端子の電圧を監視しており、同電圧に基づき電源端子を制御して上記電源回路の電圧信号の出力を停止させることにより上記電源回路の電圧上昇を抑制する。
また、請求項3にかかる考案では、上記請求項2に記載の電圧上昇抑制回路において、上記電圧出力ラインは、上記電源回路のフィードバックラインが接続されるラインと同一である構成としてある。
すなわち、電源回路出力の過上昇や低下といった異常はフィードバック制御に異常が生じたときに起こりやすいため、上記電圧出力ラインとフィードバックラインが接続されるラインとを同一とすることにより、電源回路の出力異常を検出しやすくなる。
そして、請求項4にかかる考案では、上記請求項2または3に記載の電圧上昇抑制回路において、上記電圧上昇抑制手段は、上記減電圧検出端子に印加される電圧の低下を検知して上記電源端子に供給する信号を制御する構成としてある。
すなわち、上記請求項2または3のより具体的な構成例として、上記電圧上昇抑制手段が検知するのは、上記減電圧検出端子における電圧の低下であるとした。
以上の構成を踏まえて、請求項1に記載のパネル型テレビジョン装置においては、フライバック方式の電源回路の電圧出力ラインを監視するマイコンの制御により出力電圧の過上昇を抑制する電圧上昇抑制回路を備えて、上記電源回路より電源電圧を供給されつつテレビジョン放送信号に基づく映像をフラットパネルディスプレイに表示するパネル型テレビジョン装置において、上記電源回路は、上記電圧出力ラインからフィードバックされるフィードバック信号によってフィードバック制御され、上記電圧上昇抑制回路は、上記電圧出力ラインにカソード側が接続されるとともにアノード側が接地される第一のツェナダイオードと、上記電圧出力ラインにカソード側が接続される第二のツェナダイオードと、一方の端子が上記第二のツェナダイオードのアノード側に接続されるとともに他方の端子が接地されている分割抵抗と、ベースが抵抗を介して上記分割抵抗の分割点に接続されるとともにエミッタが接地される第一のトランジスタと、ベースが抵抗を介して上記分割抵抗の分割点に接続されるとともにエミッタが接地される第二のトランジスタと、上記第一のトランジスタのコレクタに接続されつつ外部より3.3Vが供給される減電圧検出端子と上記第二のトランジスタのコレクタに接続されつつ電源オン時には上記電源回路をONさせる3.3VのP−ON−H信号を出力する電源端子とを備えるマイコンと、を備え、出力電圧が上昇すると、上記第二のツェナダイオードにツェナ電流が流れ、分割点に電圧が発生し、上記第一のトランジスタと上記第二のトランジスタのベースに電圧が印加されて上記第一のトランジスタおよび上記第二のトランジスタがオンし、上記減電圧検出端子の電圧が接地に引き込まれるとともに上記電源端子から上記電源回路に出力されているP−ON−H信号が接地に引き込まれ、上記電源回路がオフとなり上記出力電圧が低下していき、同出力電圧が正常な範囲まで下がると第二のツェナダイオードのツェナ電流が流れなくなるため上記第一のトランジスタおよび上記第二のトランジスタがオフし、上記減電圧検出端子および上記電源端子は接地されなくなり、上記電源端子より出力されるP−ON−H信号が上記電源回路に到達して同電源回路がオンとなり、上記マイコンは、上記減電圧検出端子の電圧を50ms毎に取得し、1.0V以下の電圧を4回連続で検出すると上記電源端子からのP−ON−H信号の出力を停止させる構成としてある。
以上説明したように本考案は、電源回路の異常時に、急上昇する電圧を一定の電圧に抑えながら電源を安全に落とすことが可能な電圧上昇抑制回路を提供することができる。そして、この回路を組み込むことで、電源回路基板以外の基板の部品を壊す事がなくなるため、検査や修理がしやすくなる。また、従来においては過電圧検知と減電圧検知で2種類必要であった端子が1つの端子にまとめられるため、回路構成がシンプルになり設計・製造が容易となる。
また請求項3にかかる考案によれば、より電源回路の出力異常を検出しやすい電圧上昇抑制回路を提供することが可能となる。
そして請求項4にかかる考案によれば、より電源回路の出力異常を検出しやすい電圧上昇抑制回路を提供することが可能となる。
さらに請求項1のような、より具体的な構成において、上述した請求項2〜請求項4の各考案と同様の作用を奏することはいうまでもない。
以下、下記の順序に従って本考案の実施形態を説明する。
(1)パネル型テレビジョン装置の概略構成:
(2)電圧上昇抑制回路の構成:
(3)電圧上昇を抑制するマイコンの処理:
(4)まとめ:
(1)パネル型テレビジョン装置の概略構成:
以下、図面にもとづいて本考案の第一の実施形態を説明する。図1は、本考案の電圧上昇抑制回路より電源電圧を供給されつつ、テレビジョン放送信号に基づく映像をフラットパネルディスプレイに表示するパネル型テレビジョン装置として、液晶テレビジョン装置を例にとって概略ブロック図により示している。
同図において、液晶テレビジョン装置100は、本体の動作を制御するマイコン10と、図示していないアンテナで受信されるテレビジョン放送信号から選択されているチャンネルのテレビジョン放送信号を抽出して出力するチューナ12と、該チューナ12が出力したテレビジョン放送信号に基く映像を液晶パネル18に表示させる映像処理部14と、該チューナ12が出力したテレビジョン放送信号に基く音声をスピーカ20から出力する音声処理部16と、リモコン24から送信されてきた操作コマンドを受信するリモコン受信部22とを備えている。
マイコン10は、後述する減電圧検出端子10aを監視しつつ電源端子10bからON/OFF信号を出力することにより電源回路26の制御を行ったり、リモコン受信部22で受信した制御コマンドに応じて、チャンネルの切換、音量のアップ/ダウン等を制御したりする。電源回路26はフライバック方式の電源回路とされ、外部から商用電源(例えば、AC100V)が入力され、各種電圧を生成して液晶テレビジョン装置100の各部に動作電源を供給する。
(2)電圧上昇抑制回路の構成:
図2には、本考案の電圧上昇抑制回路30をブロック図にて示してある。また、図3には、本考案の電圧上昇抑制回路30の異常時におけるタイムチャート示した。図2において、電源回路26より出力される電圧は、出力電圧2のみを示してあるが、むろん、電源回路26からはこれ以外にも複数のラインから電圧が出力されて液晶テレビジョン装置100の各部に供給されている。電圧上昇抑制回路30はこれら複数のラインのいずれかまたは組み合わせに対してそれぞれに形成されてもよい。ただし、電源回路の異常はフィードバック制御が原因であることが多い為、出力電圧2の電圧出力ラインは、電源回路26の出力電圧を一定に保つ為に一次側をフィードバック制御するフィードバック信号を伝達するラインと同一のラインとすると好適である。
同図において、電圧上昇抑制回路30は、概略、ツェナダイオードD1と、ツェナダイオードD2と、抵抗R1およびR2から構成される分割抵抗と、第一のトランジスタQ1と、第二のトランジスタQ2と、抵抗R3と、抵抗R4と、減電圧検出端子10aと電源端子10bとを備えるマイコン10と、から構成される。
上記構成において、ツェナダイオードD1は、出力電圧2の電圧出力ラインにカソード側が接続されるとともにアノード側が接地されている。そして、電圧出力ラインの出力が所定値を下回っている場合は電流は流れず、電圧出力ラインの出力が所定値を超えるとツェナ降伏が生じて逆電流が流れて接地へと電圧を逃がすことにより出力電圧2を一定に保つ保護ダイオードとしての役割を担っている。所定値としては様々な値が採用可能であり、出力電圧2の適正な出力値に基づいて選定される。
ツェナダイオードD2は、電圧出力ラインがカソード側に接続され、アノード側が分割抵抗の一端に接続されている。そして、電圧出力ラインの出力が所定値を下回っている場合は電流は流れず、電圧出力ラインの出力が所定値を超えるとツェナ降伏が生じて逆電流が流れる。ツェナダイオードD2の所定値は、出力電圧2の適正な出力値と上記ツェナダイオードD1の所定値とに応じて決定される。
抵抗R1およびR2は分割抵抗を構成し、同分割抵抗は一方の端子がツェナダイオードD2のアノード側に接続されるとともに他方の端子が接地されている。抵抗R1およびR2の抵抗値は分割点に生じさせたい電圧値によって適宜変更可能である。
第一のトランジスタQ1は、ベースが抵抗R3を介して分割抵抗の分割点に接続され、エミッタが接地されるとともにコレクタがマイコン10の減電圧検出端子10aに接続される。そして出力電圧2が上昇し、ツェナダイオードD2にてツェナ降伏が起こると、ベースに電圧が供給されてオンとなり減電圧検出端子10aを接地させる。
第二のトランジスタQ2は、ベースが抵抗R4を介して分割抵抗の分割点に接続され、エミッタが接地されるとともにコレクタがマイコン10の電源端子10bに接続される。そして出力電圧2が上昇し、ツェナダイオードD2にてツェナ降伏が起こると、ベースに電圧が供給されてオンとなり電源端子10bを接地させる。
マイコン10は、第一のトランジスタQ1のコレクタに接続された減電圧検出端子10aと、第二のトランジスタQ1のコレクタに接続された電源端子10bとを備える。同電源端子10bは、電源回路26のフィードバックラインにON/OFF信号を供給するP−ON−Hラインへと接続されて電源オン時に電源回路26をオンさせる電圧信号であるところのP−ON−H信号を出力する。ここで、P−ON−HラインはフォトカプラIC1を介して電源回路26の一次側に接続され、一次側の電源電圧をフィードバック制御する信号や、液晶テレビジョン装置100の電源のON/OFFに伴って電源回路26をON/OFFさせる信号を伝送するラインである。
電源回路26が正常に動作している時には、減電圧検出端子10aには3.3Vが供給されるとともに電源端子10bからは3.3Vが出力されおり、電源回路26の出力電圧2が上昇すると第一のトランジスタQ1および第二のトランジスタQ2がオンしてエミッタに引き込まれるため、減電圧検出端子10aは接地されて0Vとなり、電源端子10bから出力されるP−ON−H信号はフォトカプラIC1には流れずに第二のトランジスタQ2のエミッタを経由して接地へと流れることになる。
すなわち、図3のように、出力電圧2が上昇すると、ツェナダイオードD2にツェナ電流が流れ、分割点に電圧が発生し、第一のトランジスタQ1と第二のトランジスタQ2のベースに電圧が印加されて第一のトランジスタQ1および第二のトランジスタQ2がオンする。すると減電圧検出端子10aの電圧が0Vに引き込まれるが、同時に電源端子10bからP−ON−Hラインを通じて電源回路26の一次側に出力されているP−ON−H信号(電源オンを示す信号)が第二のトランジスタQ2のエミッタを通じて0Vに引き込まれるため電源回路26の一次側まで到達しなくなり、同一次側がオフとなり出力電圧2が低下していく。そして、出力電圧2が正常な範囲まで下がるとツェナダイオードD2のツェナ電流が流れなくなるため第一のトランジスタQ1および第二のトランジスタQ2がオフし、減電圧検出端子10aおよび電源端子10bは3.3Vに回復する。従って、電源端子10bより出力されるP−ON−H信号も電源回路26の一次側に到達するようになり、電源回路26の一次側が出力を再開し、出力電圧2の低下も止まる。さらに出力電圧2の上昇が起こるときは、上述したプロセスを繰り返す。この間にマイコン10は減電圧検出端子10aの電圧を50ms毎に取得し、1.0V以下の電圧を4回連続で検出すると電源端子10bのP−ON−H信号の出力を停止させる。
すなわち、第二のトランジスタQ2が電源端子10bから出力されるP−ON−H信号を接地に導いて電源回路26をオフにすることを繰り返すことにより出力電圧の過上昇を抑えながら、出力電圧の過上昇が継続するならば電源端子10bから出力されるP−ON−H信号をオフして電源回路26を停止させ、出力電圧の過上昇を防ぐことが出来る。
(3)電圧上昇を抑制するマイコンの処理:
次に、図3のタイムチャートおよび図4のフローチャートを参照して、上記構成からなる電圧上昇抑制回路30を制御することにより電源回路26の出力電圧2の電圧上昇を抑制するマイコン10の処理を説明する。当該処理は、マイコンが減電圧検出端子10aを介して出力電圧2の電圧出力ラインを監視しつつ、減電圧検出端子10aに入力される電圧が1.0Vを切るとそれを検知して電源回路26の異常による過電圧であるか否かの判定を行う処理である。当該処理は、電源がオンの間、繰り返し実行されている。
処理が開始されると、マイコン10は、ステップS100でカウンタを初期化してステップS120に進む。
ステップS120では、減電圧検出端子10aの電圧を取得してステップS125に進み、取得した電圧が1.0V以下であるか否かを判断する。電圧が1.0V以下であるときは条件成立としてステップS130に進み、カウンタをインクリメントしてステップS135に進む。一方、1.0V以下でないときは条件不成立として当該処理を終了する。
すなわち、減電圧検出端子10aには3.3Vラインから電圧が供給されているため、第一のトランジスタQ1がオフのときは3.3Vであり、第一のトランジスタQ1がオンのときは同第一のトランジスタQ1のコレクタ−エミッタを介して接地されるため0Vとなる。従って、この3.3Vと0Vの間の1Vの上か下かで判断する構成としてあるが、むろん0〜3.3Vの任意の値を採用可能である。
ステップS135では、カウンタが4以上であるか否かを判断する。カウンタが4以上であるときは条件成立としてステップS140に進み、電源端子10bより出力されているP−ON−H信号の出力を停止させる。一方、カウンタが4未満である場合は、条件不成立としてステップS145に進む。
すなわち、減電圧検出端子10aの電圧が1.0V以下であることを4回連続で検出するとP−ON−H信号の出力を停止させて電源をオフにするる。これによりノイズ等が原因で減電圧検出端子10aが一時的に1.0V以下になっても誤って電源をオフにすることは無い。また、出力電圧2が上昇し続けているにもかかわらず、マイコン10が取得するタイミングによっては減電圧検出端子10aの電圧が3.3Vとなる可能性もあるが、出力電圧2は第二のトランジスタQ2がオフになることにより一定値に抑えられている為、当該処理を複数回繰り返すことにより必ず電源をオフにすることが可能である。
そしてステップS145では、前回ステップS125で1.0V以下の電圧を検出してから50ms経過しているか否かを判断する。50ms経過していると条件成立となりステップS120からの処理を繰り返す。一方、50ms経過していないときは条件不成立としてステップS145を繰り返す。すなわちマイコン10は50ms毎に減電圧検出端子10aの電圧をチェックする。むろんチェックする間隔は50msでなくとも任意の値を採用可能である。
以上より、ステップS100〜S145の処理を行うマイコン10が、減電圧検出端子10aの電圧に基づいて電源端子10bを制御する電圧上昇抑制手段を構成する。
(4)まとめ:
つまり、電圧出力ラインにカソード側が接続されるツェナダイオードQ2と、一方の端子がツェナダイオードQ2のアノード側に接続されつつ他方の端子が接地される分割抵抗と、ベースが抵抗を介して分割抵抗の分割点に接続されつつエミッタが接地されるトランジスタQ1と、ベースが分割抵抗の分割点に接続されつつエミッタが接地されるトランジスタQ2と、トランジスタQ1のコレクタに接続されつつ外部より3.3Vが供給される減電圧検出端子10aとトランジスタQ2のコレクタに接続されつつ電源オン時には電源回路26をONさせる3.3VのP−ON−H信号を出力する電源端子10bとを備えるマイコンと、を備えさせる。
以上説明したように、本実施例に対応する請求項2に記載の電圧上昇抑制回路においては、フライバック方式の電源回路の電圧出力ラインを監視して、出力電圧の過上昇を抑制する電圧上昇抑制回路において、上記電圧出力ラインにカソード側が接続され、同電圧出力ラインの出力が所定値を超えるとツェナ降伏が生じるツェナダイオードと、一方の端子が上記ツェナダイオードのアノード側に接続されるとともに他方の端子が接地される分割抵抗と、上記分割抵抗の分割点にベースが接続されるとともにエミッタが接地された第一のトランジスタと、上記第一のトランジスタのコレクタに接続された減電圧検出端子と、上記電源回路をオンさせる電圧信号を供給する電源端子と、上記分割抵抗の分割点にベースが接続されるとともにエミッタが接地され、コレクタが上記電源端子に接続された第二のトランジスタと、上記減電圧検出端子の電圧に基づいて上記電源端子を制御する電圧上昇抑制手段と、を備える構成としてある。
上記のように構成した請求項2にかかる考案においては、出力電圧が上昇するとツェナダイオードにツェナ電流が流れ、分割点に電圧が発生し、第一のトランジスタと第二のトランジスタのベースに電圧が印加されて第一のトランジスタおよび第二のトランジスタがオンする。すると、減電圧検出端子の電圧が0V(接地)に引き込まれ、同時に電源端子から出力されている電圧信号(オン)が第二のダイオードのエミッタを通じて0V(接地)に引き込まれるため電源回路はオフとなり出力電圧が低下していく。
そして、出力電圧が正常な範囲まで下がるとツェナダイオードのツェナ電流が流れなくなるため第一のトランジスタおよび第二のトランジスタがオフし、減電圧検出端子および電源端子は接地されなくなる。従って、電源端子より出力される電圧信号(オン)も電源回路に到達するようになり、電源回路が出力を再開し、出力電圧の低下も止まる。さらに出力電圧の上昇が起こるときは、上述したプロセスを繰り返す。これらプロセスの間、電圧上昇抑制手段は減電圧検出端子の電圧を監視しており、同電圧に基づき電源端子を制御して上記電源回路の電圧信号の出力を停止させることにより上記電源回路の電圧上昇を抑制する。
これにより、電源回路の異常時に、急上昇する電圧を一定の電圧に抑えながら電源を安全に落とすことが可能な電圧上昇抑制回路を提供することができる。そして、この回路を組み込むことで、電源回路基板以外の基板の部品を壊す事がなくなるため、検査や修理がしやすくなる。また、従来においては過電圧検知と減電圧検知で2種類必要であった端子が1つの端子にまとめられるため、回路構成がシンプルになり設計・製造が容易となる。
また、請求項3にかかる考案では、上記請求項2に記載の電圧上昇抑制回路において、上記電圧出力ラインは、上記電源回路のフィードバックラインが接続されるラインと同一である構成としてある。
すなわち、電源回路出力の過上昇や低下といった異常はフィードバック制御に異常が生じたときに起こりやすいため、上記電圧出力ラインとフィードバックラインが接続されるラインとを同一とすることにより、電源回路の出力異常を検出しやすくなる。
そして、請求項4にかかる考案では、上記請求項2または3に記載の電圧上昇抑制回路において、上記電圧上昇抑制手段は、上記減電圧検出端子に印加される電圧の低下を検知して上記電源端子に供給する信号を制御する構成としてある。
すなわち、上記請求項2または3のより具体的な構成例として、上記電圧上昇抑制手段が検知するのは、上記減電圧検出端子における電圧の低下であるとした。
以上の構成を踏まえて、請求項1に記載のパネル型テレビジョン装置においては、フライバック方式の電源回路の電圧出力ラインを監視するマイコンの制御により出力電圧の過上昇を抑制する電圧上昇抑制回路を備えて、上記電源回路より電源電圧を供給されつつテレビジョン放送信号に基づく映像をフラットパネルディスプレイに表示するパネル型テレビジョン装置において、上記電源回路は、上記電圧出力ラインからフィードバックされるフィードバック信号によってフィードバック制御され、上記電圧上昇抑制回路は、上記電圧出力ラインにカソード側が接続されるとともにアノード側が接地される第一のツェナダイオードと、上記電圧出力ラインにカソード側が接続される第二のツェナダイオードと、一方の端子が上記第二のツェナダイオードのアノード側に接続されるとともに他方の端子が接地されている分割抵抗と、ベースが抵抗を介して上記分割抵抗の分割点に接続されるとともにエミッタが接地される第一のトランジスタと、ベースが抵抗を介して上記分割抵抗の分割点に接続されるとともにエミッタが接地される第二のトランジスタと、上記第一のトランジスタのコレクタに接続されつつ外部より3.3Vが供給される減電圧検出端子と上記第二のトランジスタのコレクタに接続されつつ電源オン時には上記電源回路をONさせる3.3VのP−ON−H信号を出力する電源端子とを備えるマイコンと、を備え、出力電圧が上昇すると、上記第二のツェナダイオードにツェナ電流が流れ、分割点に電圧が発生し、上記第一のトランジスタと上記第二のトランジスタのベースに電圧が印加されて上記第一のトランジスタおよび上記第二のトランジスタがオンし、上記減電圧検出端子の電圧が接地に引き込まれるとともに上記電源端子から上記電源回路に出力されているP−ON−H信号が接地に引き込まれ、上記電源回路がオフとなり上記出力電圧が低下していき、同出力電圧が正常な範囲まで下がると第二のツェナダイオードのツェナ電流が流れなくなるため上記第一のトランジスタおよび上記第二のトランジスタがオフし、上記減電圧検出端子および上記電源端子は接地されなくなり、上記電源端子より出力されるP−ON−H信号が上記電源回路に到達して同電源回路がオンとなり、上記マイコンは、上記減電圧検出端子の電圧を50ms毎に取得し、1.0V以下の電圧を4回連続で検出すると上記電源端子からのP−ON−H信号の出力を停止させる構成としてある。
なお、本考案は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本考案の一実施例として開示されるものである。
本考案の電圧上昇抑制回路を備えた液晶テレビジョン装置の概略ブロック図である。 本考案における電圧上昇抑制回路のブロック図である。 本考案における電圧上昇抑制回路の異常時におけるタイムチャートである。 電圧上昇抑制回路を制御して電源回路の電圧上昇を抑制するマイコンの処理を説明するフローチャートである。 従来の過電圧検出回路と減電圧検出回路とを示したブロック図である。 図5の過電圧検出回路において過電圧を検出したときのタイムチャートである。 図6のタイムチャートの制御を実行するマイコンの処理を示すフローチャートである。 図5の減電圧検出回路において減電圧を検出したときのタイムチャートである。 図8のタイムチャートの制御を実行するマイコンの処理を示すフローチャートである。 図5の回路において急激な電圧上昇が生じたときのタイムチャートである。
符号の説明
1…従来の過電圧検出回路
2…従来の減電圧検出回路
3a…過電圧検出端子
3b…減電圧検出端子
4…電源回路
100…パネル型テレビジョン装置(液晶テレビジョン装置)
10…マイコン
10a…減電圧検出端子
10b…電源端子
12…チューナ
14…映像処理部
16…音声処理部
18…液晶パネル
20…スピーカ
22…リモコン受信部
24…リモコン
26…電源回路
30…電圧上昇抑制回路
D1〜D3…ツェナダイオード
D4,D5…ダイオード
R1〜R8…抵抗
Q1,Q2…トランジスタ
IC1…フォトカプラ

Claims (4)

  1. フライバック方式の電源回路の電圧出力ラインを監視するマイコンの制御により出力電圧の過上昇を抑制する電圧上昇抑制回路を備えて、上記電源回路より電源電圧を供給されつつテレビジョン放送信号に基づく映像をフラットパネルディスプレイに表示するパネル型テレビジョン装置において、
    上記電源回路は、上記電圧出力ラインからフィードバックされるフィードバック信号によってフィードバック制御され、
    上記電圧上昇抑制回路は、上記電圧出力ラインにカソード側が接続されるとともにアノード側が接地される第一のツェナダイオードと、上記電圧出力ラインにカソード側が接続される第二のツェナダイオードと、一方の端子が上記第二のツェナダイオードのアノード側に接続されるとともに他方の端子が接地されている分割抵抗と、ベースが抵抗を介して上記分割抵抗の分割点に接続されるとともにエミッタが接地される第一のトランジスタと、ベースが抵抗を介して上記分割抵抗の分割点に接続されるとともにエミッタが接地される第二のトランジスタと、上記第一のトランジスタのコレクタに接続されつつ外部より3.3Vが供給される減電圧検出端子と上記第二のトランジスタのコレクタに接続されつつ電源オン時には上記電源回路をONさせる3.3VのP−ON−H信号を出力する電源端子とを備えるマイコンと、を備え、
    出力電圧が上昇すると、上記第二のツェナダイオードにツェナ電流が流れ、分割点に電圧が発生し、上記第一のトランジスタと上記第二のトランジスタのベースに電圧が印加されて上記第一のトランジスタおよび上記第二のトランジスタがオンし、上記減電圧検出端子の電圧が接地に引き込まれるとともに上記電源端子から上記電源回路に出力されているP−ON−H信号が接地に引き込まれ、上記電源回路がオフとなり上記出力電圧が低下していき、同出力電圧が正常な範囲まで下がると第二のツェナダイオードのツェナ電流が流れなくなるため上記第一のトランジスタおよび上記第二のトランジスタがオフし、上記減電圧検出端子および上記電源端子は接地されなくなり、上記電源端子より出力されるP−ON−H信号が上記電源回路に到達して同電源回路がオンとなり、
    上記マイコンは、上記減電圧検出端子の電圧を50ms毎に取得し、1.0V以下の電圧を4回連続で検出すると上記電源端子からのP−ON−H信号の出力を停止させる
    ことを特徴とするパネル型テレビジョン装置。
  2. フライバック方式の電源回路の電圧出力ラインを監視して、出力電圧の過上昇を抑制する電圧上昇抑制回路において、
    上記電圧出力ラインにカソード側が接続され、同電圧出力ラインの出力が所定値を超えるとツェナ降伏が生じるツェナダイオードと、
    一方の端子が上記ツェナダイオードのアノード側に接続されるとともに他方の端子が接地される分割抵抗と、
    上記分割抵抗の分割点にベースが接続されるとともにエミッタが接地された第一のトランジスタと、
    上記第一のトランジスタのコレクタに接続された減電圧検出端子と、
    上記電源回路をオンさせる電圧信号を供給する電源端子と、
    上記分割抵抗の分割点にベースが接続されるとともにエミッタが接地され、コレクタが上記電源端子に接続された第二のトランジスタと、
    上記減電圧検出端子の電圧に基づいて上記電源端子を制御する電圧上昇抑制手段と、
    を備えることを特徴とする電圧上昇抑制回路。
  3. 上記電圧出力ラインは、上記電源回路のフィードバック制御を行うために電圧が監視されるラインと同一であることを特徴とする上記請求項2に記載の電圧上昇抑制回路。
  4. 上記電圧上昇抑制手段は、上記減電圧検出端子に印加される電圧の低下を検知して上記電源端子に供給する信号を制御する
    ことを特徴とする上記請求項2または3に記載の電圧上昇抑制回路。
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