JP4807069B2 - 電源回路 - Google Patents

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Description

本発明は、トランスの一次巻線の巻数を切り換えることにより複数の入力電圧に対応できる電源回路に関する。
電源電圧には国際的に120Vおよび220Vの2種類の電圧があり、トランスの一次巻線の巻数を切り換えて、トランスの二次巻線に出力される電圧を切り換えることにより、2種類の電圧に対応可能な電源回路が知られている。図2は、この電源回路200を示す概略回路図である。電源回路200は、待機電源回路1、主電源回路2、電圧切換回路3およびマイコン用電源回路4を備えている。
待機電源回路1は、待機状態(主電源回路2がオフ状態)において、マイコン5に与える電圧を生成する回路であり、トランス8および整流回路9を有する。主電源回路2は、アンプ回路等の主回路10およびマイコン5に供給する電圧を生成する回路であり、トランス11および整流回路12を有する。マイコン用電源回路4は、主電源回路2または待機電源回路1から電圧が与えられ、マイコン5に電圧を供給する回路である。トランス11の一次巻線にはリレー回路13が接続されており、リレー回路13のスイッチ13Bをオフ状態にすることにより、主電源回路2をオフ状態にすることができる。
トランス8の一次側には、商用交流電源の入力先を一次巻線の一端14Aとタップ14Bとのいずれかに切り換えるスイッチ14が設けられている。同様に、トランス11の一次側には、商用交流電源の入力先として一次巻線の一端15Aとタップ15Bとのいずれかに切り換えるスイッチ15が設けられている。220Vの電圧に対応させる場合、スイッチ14、15が一次巻線の一端14A、15A側に切り換えられる。一方、120Vの電圧に対応させる場合、スイッチ14、15がタップ14B、15B側に切り換えられる。
220Vの入力電圧に対応するようにスイッチ14、15が切り換えられ、各トランスの一次巻線への入力電圧が220Vである場合、トランスの二次巻線には正常電圧である36Vの電圧が出力される。同様に、120Vの入力電圧に対応するようにスイッチ14、15が切り換えられ、各トランスの一次巻線への入力電圧が120Vである場合、トランスの二次巻線には正常電圧である36Vの電圧が出力される。この場合、マイコン5および主回路10は正常に動作することができる。
一方、120Vの入力電圧に対応するようにスイッチ14、15が切り換えられ、各トランスの一次巻線への入力電圧が220Vである場合、トランスの二次巻線には正常電圧より大きい66Vの電圧(これを過電圧と呼ぶ)が出力される。この場合、主電源回路2および主回路10が過電圧によって破損するという問題を有する。
また、220Vの入力電圧に対応するようにスイッチ14、15が切り換えられ、各トランスの一次巻線への入力電圧が120Vである場合、トランスの二次巻線には正常電圧より小さい20Vの電圧(これを低電圧と呼ぶ)が出力される。この場合、マイコン5または主回路10が正常に動作しなくなるという問題を有する。
以上のように、一次巻線の巻数を切り換えることで複数の入力電圧に対応可能な電源回路において、操作者が使用する商用交流電源とは異なる電圧に対応するように電圧切換回路を設定してしまった場合に、誤った設定を検出して電気機器の過電圧による破損およびを低電圧による誤動作を防止する電源回路が望まれている。
下記特許文献1には、ユーザーが誤って定格電圧を超える交流電圧を入力した場合(例えば電気機器の定格が100Vに対して、200V系電源コンセントへの誤挿入等)に、待機電源回路および主電源回路を保護するための構成が記載されている。特許文献1の図1〜図7では、入力交流電圧が過電圧(電圧が所定値以上)であることを検出した場合に、マイコンからの指示によりメインスイッチ31をオフ状態とすることにより、主電源回路および待機電源回路に過電圧が与えられないようにしている。具体的には、メインスイッチ31はソレノイド式のスイッチであり、巻線31−2に電流を流すことによってスイッチ31−1をオフ状態にするものである。
しかしながら、特許文献1は、複数種類の商用交流電源に対応可能な電源回路についての誤った電圧切換に関しては何ら記載しない。また、この構成では、入力交流電圧が過電圧であるときに、主電源回路および待機電源回路の両方をオフ状態にしているので、マイコン8は電源電圧が供給されなくなり、オフ状態になってしまう。マイコンがオフ状態になると、ユーザーに電源電圧が過電圧であることを告知できないという問題がある。さらに、この文献は、トランスの二次側に出力される電圧が低電圧である場合の処理について何ら記載されていない。
特開2000−116028号公報
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、一次巻線の巻数を切り換えることで複数種類の入力電圧に対応可能な電源回路において、入力電圧とは異なる電圧に対応する巻数が選択された場合に、低電圧および過電圧の両方を検出し対処することができる電源回路を提供することにある。
本発明の好ましい実施形態による電源回路は、トランスを有し、入力電圧が与えられ主回路および制御手段を動作させる電圧を生成する主電源回路と、トランスを有し、入力電圧が与えられ該制御手段を動作させる電圧を生成する待機電源回路と、 該主電源回路および該待機電源回路の各トランスの一次巻線の巻数を、第1の入力電圧に対応する巻数と該第1の入力電圧よりも低い第2の入力電圧に対応する巻数とのいずれかに切り換えることにより、該トランスの二次巻線から出力される電圧を切り換える電圧切換部と、オフ状態になることにより該主電源回路の一次側をオフ状態にし、オン状態になることにより該主電源回路の一次側をオン状態にする主電源切換部と、該待機電源回路からの電圧が第1の所定値未満である場合に、該主電源切換部をオフ状態に制御する低電圧保護回路と、該待機電源回路からの電圧が第2の所定値以上である場合に、該主電源切換部をオフ状態に制御する過電圧保護回路とを備える。
好ましくは、上記第1の所定値は、上記電圧切換部が上記各トランスの一次巻線の巻数を上記第1の入力電圧に対応した巻数に切り換え、かつ、該各トランスの一次巻線に上記第2の入力電圧が入力された場合に上記待機電源回路のトランスの二次巻線から出力される電圧よりも大きく、該電圧切換部が該各トランスの一次巻線の巻数を該第1の入力電圧に対応した巻数に切り換え、かつ、該各トランスの一次巻線に該第1の入力電圧が入力された場合に該待機電源回路のトランスの二次巻線から出力される電圧以下に設定されている。
好ましくは、上記主電源切換部は、上記主電源回路の一次側を開閉するリレー回路と、上記制御手段からの信号によってオンオフ制御され、該リレー回路の開閉を制御する第1のトランジスタとを含む。上記低電圧保護回路は、該リレー回路と該第1のトランジスタとの間に接続された第1のツェナーダイオードを含み、該第1のツェナーダイオードのツェナー電圧に基づいて前記第1の所定値が設定されている。
好ましくは、上記第1のツェナーダイオードのカソードは上記リレー回路の巻線に接続され、アノードが上記第1のトランジスタのコレクタに接続されている。
好ましくは、上記第2の所定値は、上記電圧切換部が上記各トランスの一次巻線の巻数を前記第2の入力電圧に対応した巻数に切り換え、かつ、該各トランスの一次巻線に上記第1の入力電圧が入力された場合に上記待機電源回路のトランスの二次巻線から出力される電圧以下であり、該電圧切換部が該各トランスの一次巻線の巻数を該第1の入力電圧に対応した巻数に切り換え、かつ、該各トランスの一次巻線に該第1の入力電圧が入力された場合に該待機電源回路のトランスの二次巻線から出力される電圧よりも大きく設定されている。
好ましくは、上記主電源切換部は、上記主電源回路の一次側を開閉するリレー回路と、上記制御手段からの信号によってオンオフ制御され、該リレー回路の開閉を制御する第1のトランジスタを含む。上記過電圧保護回路は、上記第1のトランジスタの制御電極と接地電位との間に接続された第2のトランジスタと、該第2のトランジスタの制御電極と上記待機電源回路の出力端との間に接続された第2のツェナーダイオードとを有し、該第2のツェナーダイオードのツェナー電圧に基づいて前記第2の所定値が設定されている。
電圧切換部がトランスの一次巻線の巻数を入力電圧とは異なる電圧に対応する巻数に切り換えている場合、主電源切換部をオフ状態に制御することにより、主電源回路をオフ状態にすることができる。具体的には、電圧切換部がトランスの一次巻線の巻数を第1の入力電圧に対応した巻数に切り換え、かつ、トランスの一次巻線に第2の入力電圧が入力された場合、トランスの二次巻線には第1の所定値未満の電圧が出力される。このとき、低電圧保護回路が、主電源切換部をオフ状態にする。一方、電圧切換部がトランスの一次巻線の巻数を第2の入力電圧に対応した巻数に切り換え、かつ、トランスの一次巻線に第1の入力電圧が入力された場合、トランスの二次巻線には第2の所定値以上の電圧が出力される。この場合には過電圧保護回路が、主電源切換部をオフ状態にする。従って、操作者が電圧切換部の設定を誤った場合でも、低電圧による異常な動作や、過電圧による主電源回路および主回路の破損を防止することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。図1は、本発明の好ましい実施形態による電源回路100を説明する概略回路図である。電源回路100は、待機電源回路1、主電源回路2、電圧切換部3、マイコン用電源回路4、低電圧保護回路6および過電圧保護回路7を備える。
待機電源回路1は、主に待機状態(主電源回路2がオフ状態)の時に、制御手段(例えばマイコン)5および図示しないマイコン5の周辺回路(例えばリモコン信号受光回路および表示回路等)に電圧を供給する回路である。待機電源回路1は、トランス8および整流回路9を備えている。トランス8は、一次巻線8Aが商用交流電源に接続され、一次巻線8Aと二次巻線8Bとの巻数比に基づいて入力電圧を所定の電圧に変換して整流回路9に出力する。トランス8には、1次巻線8Aの巻数を切り換えるタップ14Bが設けられている。整流回路9は、トランス8からの電圧を整流および平滑して直流電圧V1を生成する。整流回路9は、全波整流回路D1およびコンデンサC1を含む。コンデンサC1は、主に待機時にマイコン5に与える電圧を充電するものであるので、容量の小さいものが採用される。
主電源回路2は、電源回路100の出力側に接続される主回路10(電源供給先の回路であり例えばアンプ回路等)に電圧を供給する回路である。主電源回路2は、トランス11および整流回路12を備えている。トランス11は、商用交流電源に接続され、一次巻線11Aと二次巻線11Bとの巻数比に基づいて、入力電圧を所定の電圧に変換して整流回路12に与える。トランス11には、1次巻線11Aの巻数を切り換えるタップ15Bが設けられている。整流回路12は、トランス11からの電圧を整流および平滑して、直流電圧V3を生成する。整流回路12は、全波整流回路D2およびコンデンサC2を含む。コンデンサC2は、主回路10およびマイコン5に与える電圧を充電するので、容量が大きいものが採用される。
トランス11の一次巻線11Aと商用交流電源との間には主電源切換回路13が接続されている。主電源切換回路13は、主電源回路2の一次側のオン状態およびオフ状態を切り換える(開閉する)ものであり、代表的には巻線(ソレノイド、コイル)を有するリレー回路が採用される。主電源切換回路13は、リレー回路であるスイッチ13Aおよび巻線13Bと、リレー回路の開閉を制御するリレードライブ用のトランジスタQ1とを有する。スイッチ13Aは商用交流電源とトランス11の一次巻線11Aとの間に接続されており、巻線13Bは待機電源回路1の出力端とトランジスタQ1のコレクタとの間に接続されている。トランジスタQ1は、ベースが抵抗R7を介してマイコン5の主電源制御端子bに接続され、かつ、エミッタが接地されている。巻線13Bに電流が流れて巻線13Bの両端電圧がオン電圧以上になると、スイッチ13Aがオン状態になり、主電源回路2がオン状態になる。一方、巻線13Bの両端電圧がオン電圧未満になると、スイッチ13Aがオフ状態になり、主電源回路2がオフ状態になる。
電圧切換部3は、待機電源回路1および主電源回路2のトランスの一次巻線の巻数を切り換えることにより、待機電源回路1および主電源回路2の二次巻線に出力される電圧を切り換える。すなわち、電圧切換部3は、トランスの一次巻線の巻数を、第1の入力電圧(例えば、220V)に対応する巻数と、第2の入力電圧(例えば、120V)に対応する巻数とのいずれかに切り換える。電圧切換部3は、待機電源回路1の一次巻線8Aの巻数を切り換えるスイッチ14、および主電源回路2の一次巻線11Aの巻数を切り換えるスイッチ15を含む。
スイッチ14は、トランス8の一次巻線8Aの一端(端子14A)および、一次巻線8Aのタップ(端子14B)のいずれかを入力電圧の入力先として切り換える。端子14Aは、220Vの入力電圧に対応しており、端子14Bは120Vの入力電圧に対応している。同様に、スイッチ15は、トランス11の一次巻線11Aの一端(端子15A)、および一次巻線11Aのタップ(端子15B)のいずれかを入力電圧の入力先として切り換える。端子15Aは、220Vの入力電圧に対応しており、端子15Bは120Vの入力電圧に対応している。スイッチ14および15は使用者によって連動して切り換えられる。
電圧切換部3によって220Vに対応する巻数が選択され(スイッチ14および15が端子14Aおよび15Aにそれぞれ接続され)、商用交流電源として220Vの電圧がトランス8の一次巻線に入力されたとき、例えば36Vの電圧(正常電圧)がトランス8の二次巻線に出力される。一方、220Vに対応する巻数が選択され商用交流電源として120Vの電圧がトランス8の一次巻線8Aに入力されたとき、トランス8の二次巻線8Bには正常電圧(36V)よりも小さい電圧(例えば20V、この電圧を低電圧とよぶ)の電圧が出力される。
電圧切換部3によって120Vに対応する巻数が選択され(スイッチ14および15が端子14Bおよび15Bにそれぞれ接続され)、商用交流電源として120Vの電圧がトランス8の一次巻線8Aに入力されたとき、例えば36Vの電圧(正常電圧)がトランス8の二次巻線8Bに出力される。一方、120Vに対応する巻数が選択され、商用交流電源として220Vの電圧がトランス8の一次巻線8Aに入力されたとき、トランス8の二次巻線8Bには正常電圧よりも大きい電圧(例えば66V、この電圧を過電圧とよぶ)が出力される。なお、待機電源回路1の出力側で過電圧を検出するために、トランス8は過電圧に耐え得るものが採用されている。
マイコン用電源回路4は、待機電源回路1または主電源回路2から電圧が入力され、マイコン5に電圧を与える回路である。マイコン用電源回路4は、逆電流防止用のダイオードD3、D4、コンデンサC3および安定化回路14を備える。コンデンサC3にはマイコン5に与える電圧が充電される。待機時には待機電源回路1のみからコンデンサC3に電圧が充電され、主電源回路2のオン時には待機電源回路1および主電源回路2からコンデンサC3に電圧が充電される。主電源回路2からの電圧を充電するので、コンデンサC3は120V設定時に220Vが入っても問題ないよう耐電圧の大きいものが採用される。安定化回路14は、コンデンサC3からの電圧が与えられ、マイコン5の動作に必要な安定化直流電圧(例えば、5.6V)を生成する。安定化回路14の出力端は、マイコン5の電圧入力端子aに接続されている。
制御手段5は、電源回路100から電圧が供給され電気機器全体を制御するものであり、代表的にはマイコン(micro computer)が採用され得る。マイコン5は、電圧入力端子a、および主電源制御端子bを備える。電圧入力端子aは、マイコン用電源回路4から電圧が入力される端子である。主電源制御端子bは、主電源回路2のオンオフを制御する(リレー回路13を開閉する)信号をトランジスタQ1のベースに出力する端子である。すなわち、主電源制御端子bからローレベルの電圧がトランジスタQ1のベースに与えられると、トランジスタQ1はオフ状態になり、リレー回路13の巻線13Bの電流が遮断される。その結果、スイッチ13Aはオフ状態になり、主電源回路2はオフ状態になる。一方、電源制御端子bからハイレベルの電圧がトランジスタQ1のベースに与えられると、トランジスタQ1はオン状態になり、リレー回路13の巻線13Bに電流が流れる。その結果、スイッチ13Aはオン状態になり、主電源回路2はオン状態になる。
低電圧保護回路6は、待機電源回路1の出力電圧が第1の所定値未満である(低電圧である)場合に、主電源切換回路13のスイッチ13Aをオフ状態に制御して、主電源回路2をオフ状態にする。第1の所定値は、待機電源回路1の出力が低電圧であると検出する基準となる電圧値である。第1の所定値は、低電圧である20V(電圧切換部3によって220Vに対応する巻数が選択され、120Vの電圧が入力されたときに、トランス8の2次巻線から出力される電圧)より大きく、正常電圧である36V以下の値であり、例えば、30Vである。これにより、電圧切換部3によって220Vに対応する巻数が選択されている場合に、120Vの交流電圧が入力されたとき主電源回路2をオフ状態にできる。
低電圧保護回路6はツェナーダイードを含み、ツェナーダイオード6のツェナー電圧に基づいて第1の所定値が設定されている。第1の所定値は、具体的には、ツェナーダイオード6のツェナー電圧(例えば25V)とリレー回路13のオン電圧(例えば5V)との合計電圧(30V)である。ツェナーダイオード6は、アノードがトランジスタQ1のコレクタに接続され、カソードが巻線13Bに接続されている。ツェナーダイオードは、ツェナー電圧未満の逆方向電圧に対してはオフ状態であり、ツェナー電圧以上の逆方向電圧に対してはオン状態になる特性を有している。また、ツェナー電圧未満の逆方向電圧が与えられたとき、ツェナーダイオード6の両端電圧は当該逆方向電圧になり、ツェナー電圧以上の逆方向電圧が与えられたときツェナーダイオード6の両端電圧はツェナー電圧になる。
従って、待機電源回路1の出力電圧V1がツェナー電圧(25V)未満である場合には、ツェナーダイオード6の両端電圧がV1になるので、巻線13Bの両端電圧は0であり、スイッチ13Aはオフ状態である。電圧V1がツェナー電圧(25V)以上、第1の所定値(30V)未満である場合には、ツェナーダイオード6の両端電圧がツェナー電圧(25V)になるが、巻線13Bの両端電圧は5V未満であるので、スイッチ13Aはオフ状態である。電圧V1が第1の所定値(30V)以上である場合には、ツェナーダイオード6の両端電圧がツェナー電圧(25V)であり、巻線13Bの両端電圧は5V以上であるので、スイッチ13Aはオンされる。
過電圧保護回路7は、待機電源回路1の出力電圧が第2の所定値以上である(過電圧である)ことを検出し、主電源切換回路3のスイッチ13Aをオフ状態に制御し、主電源回路2をオフ状態にする。過電圧保護回路7は、待機電源回路1の出力電圧が第2の所定値以上であることを検出すると、トランジスタQ1のベースにトランジスタQ1をオフ状態にする電圧(トランジスタQ1がnpn型の場合、ローレベルの電圧)を与える。
過電圧保護回路7は、トランジスタQ1をオンオフ制御するトランジスタQ2と、過電圧検出部(ツェナーダイオードD7、抵抗R4、R5)とを含む。過電圧検出部は、待機電源回路1からの電圧が第2の所定値以上であることを検出し、トランジスタQ2の制御電極に与える電位を制御する。ツェナーダイオードD7は、カソードが待機電源回路1の出力端に接続され、アノードが抵抗R4、R5を介して接地され、かつ、抵抗R4を介してトランジスタQ2のベースに接続されている。トランジスタQ2は、コレクタがトランジスタQ1のベースに接続され、エミッタが接地されている。過電圧保護回路7は、待機電源回路1の出力電圧V1が過電圧である場合に、トランジスタQ2がオン状態となり、トランジスタQ1のベースに接地電位を与えることにより、トランジスタQ1をオフ状態にする。
第2の所定値は、待機電源回路1の出力電圧が過電圧であると判断する基準となる電圧値である。第2の所定値は、過電圧である66V(電圧切換部3によって120Vに対応する巻数が選択され、220Vの電圧が入力されたときに、トランス8の2次巻線8Bから出力される電圧)以下であり、正常電圧である36Vよりも大きい。これにより、電圧切換部3によって120Vに対応する巻数が選択されている場合に、220Vの交流電圧が入力されたとき、主電源回路2をオフ状態にできる。第2の所定値は、ツェナーダイオードD7のツェナー電圧、抵抗R4、R5の抵抗値およびトランジスタQ2の導通開始電圧によって設定される。例えば、ツェナーダイオードD7のツェナー電圧が40V、抵抗R4とR5との抵抗値の比が2:3、Q2の導通開始電圧が0.6Vである場合、第2の所定値は41Vである。
以上の構成を有する電源回路100の動作を説明する。まず、電圧切換部3がトランスの一次巻線の巻数を220Vに対応する巻数に切り換え(すなわち、スイッチ14および15が端子14Aおよび15Aにそれぞれ接続され)、商用交流電源として220Vの電圧がトランスの一次巻線に入力された場合、あるいは、電圧切換部3がトランスの一次巻線の巻数を120Vに対応する巻数に切り換え(すなわち、スイッチ14および15が端子14Bおよび15Bにそれぞれ接続され)、商用交流電源として120Vの電圧がトランスの一次巻線に入力された場合について説明する。この場合、トランス8の二次巻線8Bには36Vの電圧(正常電圧)が出力されている。また、マイコン5の主電源制御端子bからトランジスタQ1をオン状態にするハイレベルの電圧が出力されているものとする。
低電圧保護回路6については、電圧V1(36V)が第1の所定値(30V)以上であり、巻線13Bの両端電圧が36(V)−25(V)=11(V)になる。従って、リレー回路13のスイッチ13Aがオン状態になっている。過電圧保護回路7については、電圧V1(36V)が第2の所定値(41V)未満であり、ツェナーダイオード7の両端電圧が36Vになり、トランジスタQ2のベース電圧が導通開始電圧未満(0V)になる。従って、トランジスタQ2はオフ状態になっている。そのため、トランジスタQ1は、トランジスタQ2を介してベースに接地電位が与えられず、マイコン5の主電源制御端子bからのハイレベルの電圧によってオン状態を維持する。その結果、スイッチ13Aはオン状態を維持し、主電源回路2はオン状態を維持する。
次に、電圧切換部3がトランスの一次巻線の巻数を220Vに対応する巻数に切り換え(すなわち、スイッチ14および15が端子14Aおよび15Aにそれぞれ接続され)、商用交流電源として120Vの電圧がトランスの一次巻線に入力された場合について説明する。この場合、トランス8の二次巻線8Bには20Vの電圧(低電圧)が出力される。過電圧保護回路7については、上記の正常電圧時と同様に、トランジスタQ2のベース電圧が0Vであり、トランジスタQ2がオフ状態であるので、トランジスタQ1のベースにはトランジスタQ2を介して接地電位が与えられない。
低電圧保護回路6については、電圧V1(20V)が第1の所定値(詳細には、ツェナーダイオード6のツェナー電圧)より小さいので、リレー回路13の巻線13Bの両端電圧が0Vになる。その結果、スイッチ13Aはオフ状態になり、主電源回路2はオフ状態になる。以上のように、待機電源回路1の出力電圧が低電圧である場合に、マイコン5の主電源制御端子bからの電圧とは無関係に、スイッチ13Aがオフ状態になり、主電源回路2の一次側を開状態にできるので、主回路10の異常動作を防止できる。また、待機電源回路1はオフ状態にならないので、マイコン5は、電圧切換部3の設定が誤っていることを、図示しない表示部に表示することによって、操作者に告知することができる。
次に、電圧切換部3がトランスの一次巻線の巻数を120Vに対応する巻数に切り換え(すなわち、スイッチ14および15が端子14Bおよび15Bにそれぞれ接続され)、商用交流電源として220Vの電圧が入力された場合について説明する。この場合、トランス8の二次巻線8Bには66Vの電圧(過電圧)が出力される。
過電圧保護回路7について、電圧V1(66V)がツェナーダイオードD7のツェナー電圧(40V)以上であるので、ツェナーダイオードD7の両端電圧が40Vになり、残りの電圧(26V)を抵抗R4、R5で分圧した電圧がトランジスタQ2のベースに与えられる。例えば、抵抗R4と抵抗R5との抵抗値の比が2:3である場合には、抵抗R5の計算上の電圧が15.6Vになるので、トランジスタQ2のベースエミッタ間電圧VBE2が導通開始電圧以上になり、トランジスタQ2がオン状態になる。そのため、トランジスタQ1のベースはトランジスタQ2を介して接地された状態になる。トランジスタQ1は、マイコン5の主電源制御端子bからの電圧とは無関係に、ベースに過電圧保護回路7からローレベルの電圧が与えられることになり、オフ状態になる。従って、リレー回路13の巻線13Bに流れる電流が遮断され(巻線13Bの両端に電圧が発生せず)、スイッチ13Aはオフ状態になり、主電源回路2はオフ状態となる。従って、主電源回路2および主回路10が過電圧によって破損することを防止できる。また、待機電源回路1はオフ状態にならないので、マイコン5は、電圧切換部3の設定が誤っていることを、図示しない表示部に表示することによって、操作者に告知することができる。
以上のように、本実施形態の電源回路1は、電圧切換部3がトランスの巻数を入力電圧とは異なる電圧に対応する巻数に切り換えた場合に、リレー回路13のスイッチ13Aをオフ状態にして、主電源回路をオフ状態にできる。従って、過電圧による主電源回路2および主回路10の破損を防止でき、低電圧による異常な動作を防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
本発明は、オーディオ・ビジュアル装置(AVアンプまたはTV等)を代表とする各種電子機器の電源回路に好適に採用され得る。
本発明の好ましい実施形態による電源回路100を示す概略回路図である。 従来の電源回路200を示す概略回路図である。
符号の説明
100 電源回路
1 待機電源回路
2 主電源回路
3 電圧切換部
5 制御手段
6 低電圧保護回路
7 過電圧保護回路
13 主電源切換回路

Claims (5)

  1. トランスを有し、入力電圧が与えられ主回路および制御手段を動作させる電圧を生成する主電源回路と、
    トランスを有し、入力電圧が与えられ該制御手段を動作させる電圧を生成する待機電源回路と、
    該主電源回路および該待機電源回路の各トランスの一次巻線の巻数を、第1の入力電圧に対応する巻数と該第1の入力電圧よりも低い第2の入力電圧に対応する巻数とのいずれかに切り換えることにより、該各トランスの二次巻線から出力される電圧を切り換える電圧切換部と、
    オフ状態になることにより該主電源回路の一次側をオフ状態にし、オン状態になることにより該主電源回路の一次側をオン状態にする主電源切換部と、
    該待機電源回路からの電圧が第1の所定値未満である場合に、該主電源切換部をオフ状態に制御する低電圧保護回路と、
    該待機電源回路からの電圧が第2の所定値以上である場合に、該主電源切換部をオフ状態に制御する過電圧保護回路とを備え
    前記主電源切換部が、前記主電源回路の一次側を開閉するリレー回路と、前記制御手段からの信号によってオンオフ制御され、該リレー回路の開閉を制御する第1のトランジスタとを含み、
    前記低電圧保護回路が、該リレー回路と該第1のトランジスタとの間に接続された第1のツェナーダイオードを含み、該第1のツェナーダイオードのツェナー電圧に基づいて前記第1の所定値が設定されている、電源回路。
  2. 前記第1の所定値が、
    前記電圧切換部が前記各トランスの一次巻線の巻数を前記第1の入力電圧に対応した巻数に切り換え、かつ、該各トランスの一次巻線に前記第2の入力電圧が入力された場合に前記待機電源回路のトランスの二次巻線から出力される電圧よりも大きく、
    該電圧切換部が該各トランスの一次巻線の巻数を該第1の入力電圧に対応した巻数に切り換え、かつ、該各トランスの一次巻線に該第1の入力電圧が入力された場合に該待機電源回路のトランスの二次巻線から出力される電圧以下に設定されている、請求項1に記載の電源回路。
  3. 前記第1のツェナーダイオードのカソードが前記リレー回路の巻線に接続され、アノードが前記第1のトランジスタのコレクタに接続されている、請求項1または2に記載の電源回路。
  4. 前記第2の所定値が、
    前記電圧切換部が前記各トランスの一次巻線の巻数を前記第2の入力電圧に対応した巻数に切り換え、かつ、該各トランスの一次巻線に前記第1の入力電圧が入力された場合に 前記待機電源回路のトランスの二次巻線から出力される電圧以下であり、
    該電圧切換部が該各トランスの一次巻線の巻数を該第1の入力電圧に対応した巻数に切り換え、かつ、該各トランスの一次巻線に該第1の入力電圧が入力された場合に該待機電源回路のトランスの二次巻線から出力される電圧よりも大きく設定されている、請求項1〜のいずれかに記載の電源回路。
  5. 前記主電源切換部が、前記主電源回路の一次側を開閉するリレー回路と、前記制御手段からの信号によってオンオフ制御され、該リレー回路の開閉を制御する第1のトランジスタを含み、
    前記過電圧保護回路が、前記第1のトランジスタの制御電極と接地電位との間に接続された第2のトランジスタと、該第2のトランジスタの制御電極と前記待機電源回路の出力端との間に接続された第2のツェナーダイオードとを有し、
    該第2のツェナーダイオードのツェナー電圧に基づいて前記第2の所定値が設定されている、請求項1〜のいずれかに記載の電源回路。
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