JP2016101034A - 過電圧保護回路およびそれを備えた電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常よりも大きな電圧の商用電源を誤接続した場合に、簡単な方法で内部装置を保護することが可能な過電圧保護回路を提供する。
【解決手段】過電圧保護回路10は、入力端子12A,12B間に接続された整流回路20と、スイッチ素子24と、機械式リレー30とを備える。スイッチ素子24は、整流回路20と接続され、第1の交流電圧が入力端子12A,12B間に印加されたときに非導通状態となることによって整流回路20から直流電流が出力されないようにし、第1の交流電圧よりも高電圧である第2の交流電圧が入力端子12A,12B間に印加されたときに導通状態となることによって整流回路から直流電流が出力されるようにする。機械式リレー30は、スイッチ素子24が導通状態のとき整流回路20から出力される直流電流によって動作する電磁石32と、入力端子12Aと出力端子14Aとを接続する電源配線16に設けられ、電磁石32の動作によって開放する常閉接点34とを含む。
【選択図】図1

Description

この発明は、過電圧保護回路に関し、たとえば、電気機器の外部から過電圧が誤って印加された場合に内部装置を保護する際に好適に用いられる。さらに、この発明は、過電圧保護回路を備えた電気機器に関する。
100Vの商用電源にて使用される空気調和機などの電気機器において、機器の取り付け時に200Vの商用電源を誤って接続してしまった場合にそのまま運転すると、内部装置を破損するおそれがある。そこで、通常は、バリスタとヒューズを用いた保護回路が設けられる。バリスタは100Vより大きい電圧で短絡破壊し、これによってヒューズが溶断する結果、内部装置が保護される(たとえば、特開平4−127835号公報(特許文献1)の図4を参照)。
特開平4−127835号公報
近年、一般住宅でも100V用のコンセント以外に200V用のコンセントも設けられるようになってきている。このため、100V用の電気機器に200Vの商用電源を誤って接続することがしばしば起きる。しかし、上記の保護回路の場合、200Vの商用電源を誤接続したときには、ヒューズおよびバリスタの交換作業が必要になるために非常に面倒である。
特開平4−127835号公報(特許文献1)では、200Vの商用電源が接続された場合でもバリスタが短絡破壊しないようにした上で、過電圧印加時にマイクロコンピュータの制御によって内部のリレーがオンしないようにしている。しかしながら、マイクロコンピュータを使用するためコストがかかるという問題がある。
この発明は、上記の問題点を考慮してなされたものであり、その目的は、通常よりも大きな電圧の商用電源を誤接続した場合に、簡単な方法で内部装置を保護することが可能な過電圧保護回路およびそれを備えた電気機器を提供することである。
この発明は一局面において過電圧保護回路であって、商用交流電圧として第1の交流電圧を受けるための入力端子と、入力端子と電源配線を介して接続された出力端子と、入力端子に接続された整流回路と、スイッチ素子と、機械式リレーとを備える。スイッチ素子は、整流回路と接続され、第1の交流電圧が入力端子に印加されたときに非導通状態となることによって整流回路から直流電流が出力されないようにし、第1の交流電圧よりも高電圧である第2の交流電圧が入力端子に印加されたときに導通状態となることによって整流回路から直流電流が出力されるようにする。機械式リレーは、スイッチ素子が導通状態のとき整流回路から出力される直流電流によって動作する電磁石と、入力端子と出力端子とを接続する電源配線に設けられ、電磁石の動作によって開放する常閉接点とを含む。
好ましくは、機械式リレーは、電磁石の動作によって第1接点から第2接点に切り換わる切換接点をさらに含む。過電圧保護回路は、切換接点の第2接点と電磁石との間に接続されるとともに互いに直列接続された複数の抵抗素子をさらに含む。この場合、第1接点は複数の抵抗素子のいずれかの接続ノードに接続される。スイッチ素子が導通状態のとき整流回路から出力される直流電流は、切換接点を介して電磁石を流れる。
好ましい実施の一形態において、整流回路は、ダイオードブリッジによって構成された全波整流回路を含み、全波整流回路は第1〜第4のノードを含む。第1および第2のノード間に入力端子を介して交流電圧が入力され、第3および第4のノードから直流電圧が出力される。電磁石は、第3および第4のノード間に接続される。
好ましい実施の他の形態において、整流回路は、ダイオードによって構成された半波整流回路を含む。入力端子には、上記ダイオード、電磁石、およびスイッチ素子が直列に接続される。
この発明は他の局面において電気機器であって、機器本体と、機器本体の第1および第2の入力ノード間に接続されたバリスタと、機器本体の第1の入力ノードに接続されたヒューズと、ヒューズを介して機器本体と接続された上記の過電圧保護回路とを備える。
この発明によれば、通常よりも大きな電圧の商用電源を誤接続した場合に、従来よりも簡単な方法で内部装置を保護することが可能な過電圧保護回路を提供することができる。
第1の実施形態による過電圧保護回路10を備えた電気機器の構成を示す回路図である。 図1の各部の電圧波形を示す図である。 第2の実施形態による過電圧保護回路10Aの構成を示す回路図である。 第3の実施形態による過電圧保護回路10Bの構成を示す回路図である。 第4の実施形態による過電圧保護回路10Cの構成を示す回路図である。
以下、実施形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して、その説明を繰返さない。
<第1の実施形態>
[電気機器の構成]
図1は、第1の実施形態による過電圧保護回路10を備えた電気機器の構成を示す回路図である。図1に示すように、電気機器は、過電圧保護回路10と、従来の保護回路50と、電気機器本体60とを含む。電気機器本体60の入力ノード保護回路50に(節点:node)62A,62Bには、まず、従来の保護回路50が接続され、さらに、第1の実施形態による過電圧保護回路10が接続される。過電圧保護回路10はカートリッジとして電気機器に着脱可能に構成されていてもよい。
従来の保護回路50は、電気機器本体60の入力ノード62A,62B間に接続されたバリスタ54と、入力ノード62Aに接続されたヒューズ52とを含む。保護回路50は、電気機器本体の故障によって入力ノード62A,62B間に過電流が流れた場合および入力ノード62A,62B間に過電圧が印加された場合に、電気機器本体60と商用電源とを切り離す役目も有している。
[過電圧保護回路10の構成]
過電圧保護回路10は、電気機器が通常よりも高電圧の商用電源に誤って接続された場合に、その高電圧の商用電源電圧が過電圧保護回路10により保護回路50および電気機器本体に60に印加されることを防止するためのものである。図1に示すように過電圧保護回路10は、入力端子12(12A,12B)と、出力端子14(14A,14B)と、整流回路20と、スイッチ素子24と、定電圧素子42と、機械式リレー30と、抵抗部26,28と、コンデンサ40(平滑用)と、コンデンサ44とを含む。
入力端子12A,12B間には、商用電源として第1の交流電圧(たとえば、100V)が印加される。入力端子12A,12B間には第1の交流電圧よりも高電圧である第2の交流電圧(たとえば、200V)が誤って印加される場合もある。入力端子12A,12Bは、電源配線16,18をそれぞれ介して出力端子14A,14Bと接続される。
整流回路20は、入力端子12A,12B間に接続され、ダイオードブリッジによって構成された全波整流回路である。整流回路20は、ノード22A〜22Dと、ダイオード21A〜21Dとを含む。ダイオード21D,21Aは、この並び順でノード22D,22C間に順方向で直列に接続される。ダイオード21C,21Bは、この並び順でノード22D,22C間に順方向で直列かつダイオード21D,21Aの全体と並列に接続される。ダイオード21D,21Aの接続ノード22Aは、入力端子12Aに接続され、ダイオード21C,21Bの接続ノード22Bは、スイッチ素子24を介して入力端子12Bと接続される。ノード22Cからノード22Dから直流電圧が出力される。図1の場合、ノード22Cが正側、ノード22Dが負側となる。
スイッチ素子24は、たとえば、サイダック(登録商標)と称されるものであり、端子間電圧(正方向および負方向のいずれでもよい)の絶対値がブレークオーバ電圧以下のとき非導通となり、端子間電圧の絶対値がブレークオーバ電圧を超えたときに導通する。サイダック(登録商標)は、一旦導通状態になると電流が閾値電流以下となるまで(ブレークオーバ電圧以下であっても)導通状態を維持する。本実施形態の場合、入力端子12A,12B間の印加電圧が第1の交流電圧(たとえば、100V)のときにスイッチ素子24は、印加電圧が常にブレークオーバ電圧以下であるので導通しない。一方、入力端子12A,12B間の印加電圧が第2の交流電圧(たとえば、200V)のときには、すなわち、ブレークオーバ電圧を超える電圧がスイッチ素子24に印加されると、スイッチ素子24は導通する。スイッチ素子24は、機能的には、ゲート端子のないサイリスタ(トライアック)と同等である。
機械式リレー30は、電磁石用のコイル32と、常閉接点(常閉コンタクト)を有するスイッチ34とを含む。コイル32に所定電流が流れることによって電磁石が動作したとき、スイッチ34は開放する。スイッチ34は、電源配線16の途中に設けられている。電磁石用のコイル32と並列に、コンデンサ40(平滑用)および定電圧素子42(たとえば、ツェナーダイオード)がそれぞれ設けられる。これらのコンデンサ40(平滑用)および定電圧素子42は、電磁石用のコイル32に印加される電圧を安定化するために設けられている。
抵抗部26は互いに直列接続された抵抗素子26A〜26Eを含み、抵抗部28は互いに直列接続された抵抗素子28A〜28Eを含む。複数の抵抗素子を設けた理由は、個々の抵抗素子にかかる電圧を所定値以下に制限するためである。抵抗部26、機械式リレー30のコイル32、および抵抗部28は、この並び順で整流回路20のノード22C,22D間に直列に接続される。
コンデンサ44は、整流回路20のノード22C,22D間に、抵抗部26、機械式リレー30のコイル32、および抵抗部28の全体と並列に接続される。コンデンサ44は、スイッチ素子24への動作電流を強化するために設けられている。
[過電圧保護回路10の動作]
図2は、図1の各部の電圧波形を示す図である。図2では、入力端子12A,12B間の印加電圧90、コンデンサ44の両端の電圧(整流電圧、充電電圧とも称する)92、および機械式リレー30のコイル32に印加される直流電圧94(コンデンサ40の両端間の電圧に等しい)を示す。ただし、直流電圧94の大きさは他の電圧90,92に比べて20倍した値で示している。以下、図1および図2を参照して、過電圧保護回路10の動作について説明する。
まず、入力端子12A,12B間に第1の交流電圧(たとえば、100V)が印加された場合、スイッチ素子24は非導通状態である。この場合、整流回路20のノード22Cから出力される直流電流は0であるので、機械式リレー30のコイル32には電流が流れない。この結果、スイッチ34(常閉接点)は導通状態となるので、入力端子12A,12Bから、スイッチ34(常閉接点)および従来の保護回路50を介して、電気機器本体60に第1の電源電圧が供給される。
次に、入力端子12A,12B間に第2の交流電圧(たとえば、200V)90が印加された場合について説明する。この場合、スイッチ素子24にかかる電圧の絶対値がブレークオーバ電圧BOを超えるとスイッチ素子24は導通する。具体的には、図2に示すように、時刻t1において入力端子12A,12Bの印加電圧90の絶対値がブレークオーバ電圧BOを超えるとスイッチ素子24は導通状態となり、コンデンサ44に充電電流が流れる。コンデンサ44の充電電圧92の増加によってスイッチ素子24にかかる電圧は減少し、スイッチ素子24を流れる電流が閾値電流以下となることによって、スイッチ素子24は非導通になる。
その後、コンデンサ44の充電電圧92は、抵抗部26、コイル32、および抵抗部28を介して徐々に流れることによって減少する(時刻t1〜時刻t2)。コンデンサの充電電圧92の減少に伴ってスイッチ素子24にかかる電圧の絶対値は徐々に増加し、時刻t2において、スイッチ素子24にかかる電圧の絶対値がブレークオーバ電圧BOを超えた瞬間にスイッチ素子24は導通状態になる。この結果、コンデンサ44に充電電流が流れることによってコンデンサ44の充電電圧92は増加し、やがてスイッチ素子24を流れる電流が閾値電流以下となるとスイッチ素子24は非導通になる。
コンデンサ44の充電電圧92は、抵抗部26、コイル32、および抵抗部28を介して徐々に流れることによって減少する(時刻t2〜時刻t3)。その後、時刻t3においてスイッチ素子24にかかる電圧の絶対値がブレークオーバ電圧BOを超えた瞬間にスイッチ素子24は導通状態となる。これによって、コンデンサ44に充電電流が流れ、コンデンサ44の充電電圧92の増加に伴って、スイッチ素子24を流れる電流が閾値電流以下となるとスイッチ素子24は非導通になる。
以下、時刻t2、時刻t3の場合と同様の動作が時刻t4、時刻t5において、さらには時刻t6以降において繰り返される。最終的に整流波形92が得られる。
図2の整流波形92が抵抗部26,28ならびにコイル32、コンデンサ40(平滑用)、および定電圧素子42の並列接続部に印加されるので、コンデンサ40(平滑用)の両端間に電圧(すなわち、直流電圧94)が生じてコイル32には所定電流が常時流れることになる。この結果、機械式リレー30の電磁石が動作するので、スイッチ34(常閉接点)が開放する。スイッチ34の開放によって、第2の交流電圧(たとえば、200V)が遮断される。
[第1の実施形態の効果]
上記構成の過電圧保護回路10によれば、整流回路20、機械式リレー30、およびスイッチ素子24などを用いた簡単な構成によって、誤接続によって入力端子12A,12Bに過大電圧が印加された場合にこの過大電圧を遮断することができる。この結果、バリスタ54およびヒューズ52によって構成されている後段の従来の保護回路50が破壊されるのを防止することができるとともに、電気機器本体60を保護することができる。
<第2の実施形態>
図3は、第2の実施形態による過電圧保護回路10Aの構成を示す回路図である。
図3の過電圧保護回路10Aは、機械式リレー30がスイッチ36(切換接点)をさらに含む点で図1の過電圧保護回路10と異なる。スイッチ36は、電磁石の動作によって接点37Bを接点37Mに切り換える。具体的に、スイッチ36の共通ノード37Cは整流回路20のノード22Cに接続される。スイッチ36の接点37Mは、抵抗素子26A〜26Eを介してコイル32と接続される。スイッチ36の接点37Bは、抵抗素子26D,26Eの接続ノード27と接続される。
さらに、図3の過電圧保護回路10Aは、コンデンサ44が、スイッチ36の接点37Mと整流回路20のノード22Dとの間に接続される点で図1の過電圧保護回路10と異なる。図3のその他の構成は図1の場合と同じであるので、同一または相当する部分は同一の参照符号を付して説明を繰返さない。
次の過電圧保護回路10Aの動作について説明する。まず、入力端子12A,12B間に第1の交流電圧(たとえば、100V)が印加される場合は、第1の実施形態の場合と同様であるので説明を繰返さない。
次に、入力端子12A,12B間に第2の交流電圧(たとえば、200V)が印加された場合について説明する。この場合、スイッチ素子24が導通することによって、整流回路20のノード22C、スイッチ36の接点37B、抵抗素子26E、機械式リレー30のコイル32、抵抗部28、整流回路20のノード22Dの順に直流電流が流れる。これによって、機械式リレー30の電磁石が動作すると、スイッチ34(常閉接点)が開放し、スイッチ36(切換接点)が切替わる。このスイッチ36の切替わりによって、直流電流の経路が、整流回路20のノード22C、スイッチ36の接点37M、抵抗部26(抵抗素子26A〜26E)、機械式リレー30のコイル32、抵抗部28、整流回路20のノード22Dを順にたどる経路に変化する。
上記の経路変更によって、コイル32に流れる電流は、抵抗素子26A〜26Dも通過するようになるのでその大きさが減少し、その結果、機械式リレー30の動作時における過電圧保護回路10Aの消費電力を低減させることができる。図3の過電圧保護回路10Aのその他の効果は第1の実施形態の場合と同様であるので説明を繰り返さない。
<第3の実施形態>
図4は、第3の実施形態による過電圧保護回路10Bの構成を示す回路図である。図4の過電圧保護回路10Bは、スイッチ素子24に代えて、整流回路20のノード22C,22D間に接続されたスイッチ素子46を含む点で図3の過電圧保護回路10Aと異なる。抵抗素子46は、抵抗部26,28およびコイル32と直列に接続される。
スイッチ素子46として、双方向または単方向のサイダック(登録商標)を用いてもよいし、耐圧が比較的大きなツェナーダイオードを用いてもよい。スイッチ素子46にかかる直流電圧がブレークオーバ電圧を超えたときに、スイッチ素子46は導通状態となる。本実施形態の場合、入力端子12A,12B間の印加電圧が第1の交流電圧(たとえば、100V)のとき、スイッチ素子46は導通しない。一方、入力端子12A,12B間の印加電圧が第2の交流電圧(たとえば、200V)のときには、ブレークオーバ電圧を超える電圧がスイッチ素子46に印加されると、スイッチ素子46は導通する。したがって、スイッチ素子46を用いることによって第1および第2の実施形態の場合と同様の効果を奏することができる。
なお、スイッチ素子46を図1に示した第1の実施形態の場合の機械式リレー30(図3のスイッチ36を含まない場合)と組み合わせることもできる。
<第4の実施形態>
図5は、第4の実施形態による過電圧保護回路10Cの構成を示す回路図である。図5の過電圧保護回路10Cは、ダイオードブリッジによって構成される全波整流回路20に代えて、単一のダイオード49を含む半波整流回路48を含む点で、図4の過電圧保護回路10Bと異なる。ダイオード49のアノードは入力端子12Aに接続され、カソードはスイッチ36の共通ノード37Cと接続される。
上記の構成の場合も、入力端子12A,12B間の印加電圧が第1の交流電圧(たとえば、100V)のとき、スイッチ素子46は導通しない。一方、入力端子12A,12B間の印加電圧が第2の交流電圧(たとえば、200V)のときには、スイッチ素子46のブレークオーバ電圧を超える電圧がスイッチ素子46に印加されると、スイッチ素子46は導通する。したがって、第1および第2の実施形態の場合と同様の効果を奏することができる。
なお、半波整流回路48を図1に示した第1の実施形態の場合の機械式リレー30(図3のスイッチ36を含まない場合)と組み合わせることもできる。この場合のダイオード49と、抵抗部26およびコンデンサ44との接続関係は、図5において、スイッチ36の接点37Mが電磁石の動作によらず常時接続されている場合と同じである。
<付記>
上記の各実施形態の一部の特徴を要約すると以下のようになる。
(1) 過電圧保護回路10,10A〜10Cは、商用交流電圧として第1の交流電圧を受けるための入力端子12A,12Bと、入力端子12A,12Bと電源配線16,18を介して接続された出力端子14A,14Bと、入力端子12A,12B間に接続された整流回路20,48と、スイッチ素子24,46と、機械式リレー30とを備える。スイッチ素子24,46は、整流回路20,48と接続され、第1の交流電圧が入力端子12A,12B間に印加されたときに非導通状態となることによって整流回路20,48から整流電圧92が出力されないようにし、第1の交流電圧よりも高電圧である第2の交流電圧が入力端子12A,12B間に印加されたときに導通状態となることによって整流回路から整流電圧92が出力され、直流電圧94が発生するようにする。機械式リレー30は、スイッチ素子24,46が導通状態のとき整流回路20,48を介してコンデンサ40(平滑用)に発生する直流電圧94によって動作する電磁石32と、入力端子12Aと出力端子14Aとを接続する電源配線16に設けられ、電磁石32の動作によって開放する常閉接点34とを含む。
上記構成によれば、入力端子12A,12B間に第1の交流電圧が印加されたとき、整流回路20,48から出力される整流電圧92はスイッチ素子24,46によって阻止されるので電磁石32は動作しない。したがって、過電圧保護回路10,10A〜10Cの出力端子14A,14Bから内部装置に第1の交流電圧が印加される。一方、入力端子12A,12B間に第2の交流電圧が印加されることによってスイッチ素子24,46が導通すると、整流回路20,48を介してコンデンサ40(平滑用)に発生する直流電圧94によって電磁石32が動作する。この結果、常閉接点34が開放するために、第2の交流電圧が遮断される。このように、整流回路20,48、機械式リレー30、およびスイッチ素子24,46などを用いた簡単な構成によって過電圧保護回路を実現することができる。
(2) 上記(1)において、機械式リレー30は、電磁石32の動作によって第1接点37Bから第2接点37Mに切り換わる切換接点36をさらに含む。過電圧保護回路10A〜10Cは、切換接点36の第2接点37Mと電磁石32との間に接続されるとともに互いに直列接続された複数の抵抗素子26A〜26Eをさらに含む。第1接点37Bは複数の抵抗素子26A〜26Eのいずれかの接続ノード27に接続される。スイッチ素子24,46が導通状態のとき整流回路20,48から出力される整流電圧92は、切換接点36を介して電磁石32に印加される。
上記構成によれば、切換接点36は、スイッチ素子24,46の導通によって電磁石32が動作したときに第1接点37Bから第2接点37Mに切り換わる。この結果、電磁石32を流れる電流を低減させることができるので、過電圧保護回路10A〜10Cの消費電力を削減することができる。
(3) 上記(1)または(2)において、整流回路20,48は、ダイオードブリッジによって構成された全波整流回路を含み、全波整流回路は第1〜第4のノード22A〜22Dを含む。第1および第2のノード22A,22B間に入力端子12A,12Bを介して交流電圧が入力され、第3および第4のノード22C,22Dから直流電圧が出力される。電磁石32は、第3および第4のノード22C,22D間に接続される。
(4) 上記(3)において、スイッチ素子24は、第2のノード22Bと入力端子12Bとの間に接続される。
(5) 上記(3)において、スイッチ素子46は、第3および第4のノード22C,22D間に電磁石32と直列に接続される。
(6) 上記(1)または(2)において、整流回路48は、ダイオード49によって構成された半波整流回路を含む。入力端子12A,12B間には、上記ダイオード49、電磁石32、およびスイッチ素子46が直列に接続される。
(7) 電気機器は、機器本体60と、機器本体60の第1および第2の入力ノード62A,62B間に接続されたバリスタ54と、機器本体60の第1の入力ノード62Aに接続されたヒューズ52と、ヒューズ52を介して機器本体60と接続された上記(1)〜(6)のいずれかの過電圧保護回路10,10A〜10Cとを備える。
今回開示された各実施形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,10A〜10C 過電圧保護回路、12A,12B 入力端子、14A,14B 出力端子、16,18 電源配線、20 全波整流回路、21A〜21D,49 ダイオード、22A〜22D 全波整流回路のノード、24,42,46 定電圧素子、26,28 抵抗部、26A〜26E,28A〜28E 抵抗素子、30 機械式リレー、32 コイル(電磁石)、34 スイッチ(常閉接点)、36 スイッチ(切換接点)、37B,37M 接点、37C 共通ノード、40,44 コンデンサ、48 半波整流回路、50 保護回路、52 ヒューズ、54 バリスタ、60 電気機器本体、62A,62B 入力ノード。

Claims (5)

  1. 商用交流電圧として第1の交流電圧を受けるための入力端子と、
    前記入力端子と電源配線を介して接続された出力端子と、
    前記入力端子に接続された整流回路と、
    前記整流回路と接続され、前記第1の交流電圧が前記入力端子に印加されたときに非導通状態となることによって前記整流回路から直流電流が出力されないようにし、前記第1の交流電圧よりも高電圧である第2の交流電圧が前記入力端子に印加されたときに導通状態となることによって前記整流回路から直流電流が出力されるようにするスイッチ素子と、
    機械式リレーとを備え、
    前記機械式リレーは、
    前記スイッチ素子が導通状態のとき前記整流回路から出力される直流電流によって動作する電磁石と、
    前記入力端子と前記出力端子とを接続する前記電源配線に設けられ、前記電磁石の動作によって開放する常閉接点とを含む、過電圧保護回路。
  2. 前記機械式リレーは、前記電磁石の動作によって第1接点から第2接点に切り換わる切換接点をさらに含み、
    前記過電圧保護回路は、前記切換接点の前記第2接点と前記電磁石との間に接続されるとともに互いに直列接続された複数の抵抗素子をさらに含み、前記第1接点は前記複数の抵抗素子のいずれかの接続ノードに接続され、
    前記スイッチ素子が導通状態のとき前記整流回路から出力される直流電流は、前記切換接点を介して前記電磁石を流れる、請求項1に記載の過電圧保護回路。
  3. 前記整流回路は、ダイオードブリッジによって構成された全波整流回路を含み、前記全波整流回路は第1〜第4のノードを含み、前記第1および第2のノード間に前記入力端子を介して交流電圧が入力され、前記第3および第4のノードから直流電圧が出力され、
    前記電磁石は、前記第3および第4のノード間に接続される、請求項1または2に記載の過電圧保護回路。
  4. 前記整流回路は、ダイオードによって構成された半波整流回路を含み、
    前記入力端子には、前記ダイオード、前記電磁石、および前記スイッチ素子が直列に接続される、請求項1または2に記載の過電圧保護回路。
  5. 機器本体と、
    前記機器本体の第1および第2の入力ノード間に接続されたバリスタと、
    前記機器本体の前記第1の入力ノードに接続されたヒューズと、
    前記ヒューズを介して前記機器本体と接続された請求項1〜4のいずれか1項に記載の過電圧保護回路とを備えた電気機器。
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