JP2009081901A - 過電圧保護装置 - Google Patents

過電圧保護装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009081901A
JP2009081901A JP2007247363A JP2007247363A JP2009081901A JP 2009081901 A JP2009081901 A JP 2009081901A JP 2007247363 A JP2007247363 A JP 2007247363A JP 2007247363 A JP2007247363 A JP 2007247363A JP 2009081901 A JP2009081901 A JP 2009081901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
overvoltage
load
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007247363A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Ashida
雅則 芦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aiphone Co Ltd
Original Assignee
Aiphone Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aiphone Co Ltd filed Critical Aiphone Co Ltd
Priority to JP2007247363A priority Critical patent/JP2009081901A/ja
Publication of JP2009081901A publication Critical patent/JP2009081901A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】負荷への出力電圧から過電圧を検出して当該負荷の両端を短絡させ、スイッチング動作をラッチ制御して停止させることにより、複雑な回路構成を必要とせず完全かつ確実に過電圧から負荷を保護する。
【解決手段】交流電源2からの交流電圧Vinを整流・平滑する電源入力制御部3と負荷1への出力電圧Voutを生成する電源出力制御部4との間を絶縁するために設けられるスイッチングトランス5の一次巻線500から誘起された電源を受電する二次巻線501の電圧が過電圧になった場合、この過電圧は過電圧短絡回路402にて検出され、過電圧短絡回路のサイリスタSCRが導通することで負荷の両端P1、P2が短絡する。電源入力制御部3のスイッチング制御回路302を構成する制御IC320は、負荷の両端の短絡により発生した二次巻線の過電流を定電圧制御回路401を経由して検出し、トランジスタ301のスイッチング動作をラッチ制御して停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング電源の過電圧保護装置に係り、特に、過電圧から負荷を保護することができる過電圧保護装置に関する。
従来から、この種の過電圧保護装置として、一次側に過電圧が入力されてときの絶縁トランスの飽和と一次側回路素子の耐圧ストレスの増大とを共に抑制することができる電源装置が開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
この電源装置によれば、制御回路の起動後、その制御回路の電源となる補助巻線に過電圧が印加されると、この過電圧を、過電圧保護回路により制御回路が動作を継続せしめる動作電圧以下にクランプさせるので、制御回路の動作を停止させることができ、スイッチング素子とトランスが停止する。
特開平6−90561号公報
背景技術に記載した特許文献1の電源装置によれば、出力電圧検出部により出力電圧に過電圧を検出したときには、フォトカプラ発光部を発光させて、出力側過電圧検出信号をフォトカプラ受光部へ電気的に絶縁させた状態で送信するように構成されているため、過電圧の保護用のフォトカプラが必要とされ、当該フォトカプラの経年劣化に伴い過電圧の保護動作に不良が発生する虞があるばかりでなく、このフォトカプラは、一次側及び二次側の間を接続する構成部品であるために回路パターンの設計が煩雑であった。
本発明は、この難点を解消するためになされたもので、負荷への出力電圧から過電圧を検出して当該負荷の両端を短絡させ、スイッチング動作をラッチ制御して停止させることにより、複雑な回路構成を必要とせず完全かつ確実に過電圧から負荷を保護することができる過電圧保護装置を提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様である過電圧保護装置は、交流電源からの交流電圧が印加される電源入力制御部と、負荷への出力電圧を生成するための電源出力制御部と、電源入力制御部及び電源出力制御部の間を絶縁するためのスイッチングトランスとを設けたものである。スイッチングトランスは、電源入力制御部の電源を電源出力制御部に供給するための一次巻線と、電源入力制御部の電源が受電される二次巻線及び一次補助巻線とを備えたものである。電源入力制御部は、交流電圧を整流・平滑するための入力側整流・平滑回路と、一次補助巻線の電圧に基づいてスイッチングトランスを駆動させるためのトランジスタと、トランジスタのスイッチング動作を制御するためのスイッチング制御回路とを備えたものである。電源出力制御部は、二次巻線の電圧を整流・平滑するための出力側整流・平滑回路と、出力電圧を一定に保持するための制御を行う定電圧制御回路と、二次巻線の電圧を検出し過電圧となったとき負荷の両端を短絡させ、出力側整流・平滑回路、定電圧制御回路を経由してスイッチング制御回路を制御し過電圧から負荷を保護するための過電圧短絡回路とを備えたものである。
また、本発明の第2の態様である過電圧保護装置は、本発明の第1の態様において、過電圧短絡回路は、二次巻線の電圧を検出し過電圧となったとき導通して負荷の両端を短絡させるサイリスタを有している。
また、本発明の第3の態様である過電圧保護装置は、本発明の第1の態様において、スイッチング制御回路は、負荷の両端の短絡により発生した二次巻線の過電流を、定電圧制御回路を経由して検出し、トランジスタのスイッチング動作をラッチ制御して停止させる制御ICを有している。
本発明の過電圧保護装置によれば、交流電源からの交流電圧を整流・平滑する電源入力制御部と負荷への出力電圧を生成する電源出力制御部との間を絶縁するために設けられるスイッチングトランスの一次巻線から誘起された電源を受電する二次巻線の電圧が過電圧になった場合、この過電圧は過電圧短絡回路にて検出され、過電圧短絡回路のサイリスタが導通することで負荷の両端が短絡する。また、電源入力制御部のスイッチング制御回路を構成する制御ICは、負荷の両端の短絡により発生した二次巻線の過電流を、定電圧制御回路を経由して検出し、トランジスタのスイッチング動作をラッチ制御して停止させることにより、過電圧から負荷を保護することができる。これにより、過電圧の保護用のフォトカプラを必要とせず簡素な回路構成で、安全かつ確実に過電圧から負荷を保護することができる。
以下、本発明の過電圧保護装置を適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施例による過電圧保護装置の具体的な構成を示す回路図である。
図1に示す過電圧保護装置には、家電機器等の負荷1と、交流電源(商用電源)2と、交流電源2からの交流電圧Vinが印加される電源入力制御部3と、負荷1を動作させる出力電圧Voutを生成するための電源出力制御部4と、電源入力制御部3及び電源出力制御部4の間を絶縁するためのスイッチングトランス5と、負荷1が接続される2つの端子(以下、それぞれ出力端子、GND端子という。)P1、P2とが設けられている。
スイッチングトランス5には、電源入力制御部3からの電源(直流電圧)を電源出力制御部4に供給するための一次巻線500と、電源入力制御部3から一次巻線500を経由して誘起された電源(直流電圧)が受電される二次巻線501及び一次補助巻線502とが備えられている。
また、電源入力制御部3には、交流電源2からの交流電圧Vinを整流・平滑して直流電圧を生成するための入力側整流・平滑回路300と、スイッチングトランス5を構成する一次補助巻線502の出力電圧に基づいて当該スイッチングトランスを駆動させるための(NPN型の)トランジスタ301と、トランジスタ301のスイッチング動作、すなわち、オン状態又はオフ状態の切り替えを制御するためのスイッチング制御回路302とが備えられている。
この電源入力制御部3において、入力側整流・平滑回路300は、ダイオードブリッジ回路DB、コンデンサC1を有している。また、スイッチング制御回路302は、コンデンサC2、ダイオードD1、フォトカプラPCを構成する(NPN型の)トランジスタ(以下、受光トランジスタという。)Q1、制御IC320を有している。
電源入力制御部3の具体的な接続の態様として、入力側整流・平滑回路300を構成するダイオードブリッジ回路DBの整流側の一方及び他方の間には、交流電源2が並列接続されている。また、ダイオードブリッジ回路DBの(+)端子及び(−)端子の両端子の間には、コンデンサC1が並列接続されている。また、ダイオードブリッジ回路DBの(+)端子には、スイッチングトランス5を構成する一次巻線400(の両端)を経由してトランジスタ301のコレクタが接続されており、このトランジスタ301のエミッタには、基準電位点が接続されている。また、トランジスタ301のベースには、スイッチング制御回路302を構成する制御IC320の第1の制御端子P320aが接続されている。
スイッチング制御回路302を構成する制御IC320の第2の制御端子P320bには、フォトカプラPCを構成する受光トランジスタQ1のコレクタが接続されており、この受光トランジスタQ1のエミッタには、基準電位点が接続されている。また、制御IC320の電源端子P320cには、ダイオードD1のカソード、アノード、スイッチングトランス5を構成する一次補助巻線502(の両端)を経由して基準電位点が接続されている。さらに、制御IC320の電源端子P320c及び基準電位点の間には、コンデンサC2が並列接続されている。
さらに、電源出力制御部4には、スイッチングトランス5を構成する一次巻線500から誘起された後、二次巻線501にて受電される電源である直流電圧を整流・平滑して出力電圧Voutを生成するための出力側整流・平滑回路400と、出力電圧Voutを一定の電圧レベルで保持するための制御を行う定電圧制御回路401と、二次巻線501の電圧が過電圧となったとき、負荷1の両端である出力端子P1及びGND端子P2の間を短絡させ、出力側整流・平滑回路400、定電圧制御回路401を経由して電源入力制御部3のスイッチング制御回路302を制御し、過電圧から負荷1を保護するための過電圧短絡回路402とが備えられている。
この電源出力制御部4において、出力側整流・平滑回路400は、ダイオードD2、D3、コンデンサC3、コイルLを有している。また、定電圧制御回路401は、抵抗R1、R2、R3、R4、フォトカプラPCを構成するダイオード(以下、発光ダイオードという。)D4、シャントレギュレータSRを有している。さらに、過電圧短絡回路402は、抵抗R5、コンデンサC4、ツェナーダイオードZD、サイリスタSCRを有している。
電源出力制御部4の具体的な接続の態様として、出力側整流・平滑回路400を構成するダイオードD2のアノードには、スイッチングトランス5を構成する二次巻線501(の両端)を経由して基準電位点が接続されている。また、ダイオードD2のカソードには、コイルLを経由して出力端子P1が接続されている。また、ダイオードD2のカソード及びコイルLの一端の間には、ダイオードD3のカソードが接続されており、このダイオードD3のアノードには、基準電位点が接続されている。また、コイルLの他端及び出力端子P1の間には、コンデンサC3が並列接続されているとともに、定電圧制御回路401を構成する抵抗R3、R4を経由して基準電位点が接続されている。さらに、二次巻線501の他端及びGND端子P2の間には、基準電位点が接続されている。
定電圧制御回路401において、フォトカプラPCを構成する発光ダイオードD4のアノードは、抵抗R1を経由して出力側整流・平滑回路400を構成するコイルLの他端及び出力端子P1の間に接続されている。また、発光ダイオードD4のカソード及びシャントレギュレータSRのカソードの間は、抵抗R2を経由して出力側整流・平滑回路400を構成するコイルLの他端及び出力端子P1の間に接続されている。また、シャントレギュレータSRのリファレンスは、直列接続された抵抗R3、R4の間に接続されており、出力端子P1の電位を分圧して当該シャントレギュレータのリファレンスに供給している。さらに、シャントレギュレータSRのアノードには、基準電位点が接続されている。
過電圧短絡回路402において、サイリスタSCRのアノードは、出力側整流・平滑回路400を構成するコイルLの他端及び出力端子P1の間に接続されており、このサイリスタSCRのカソードには、基準電位点が接続されている。また、サイリスタSCRのカソード及びゲート(ゲート電極)の間には、抵抗R5、コンデンサC4がそれぞれ並列接続されている。また、ツェナーダイオードZDのアノードには、抵抗R5を経由して基準電位点が接続されており、このツェナーダイオードZDのアノードは、出力側整流・平滑回路400を構成するコイルLの他端及び出力端子P1の間に接続されている。
このように構成された本発明の実施例による過電圧保護装置において、以下、具体的な動作について説明する。
図1において、電源入力制御部3の入力側整流・平滑回路300を構成するダイオードブリッジ回路DBの整流側の一方及び他方の両端間に、交流電源2からの交流電圧Vinが印加されると、この交流電圧Vinは、ダイオードブリッジ回路DBを経由して整流された後、コンデンサC1を経由して平滑されることにより、直流電圧が生成される。また、前述の直流電圧が生成されると、電源入力制御部3の制御IC320が起動し、制御IC320の第1の制御端子P320aからトランジスタ301にベース電流が供給され、トランジスタ300がオン状態となり、スイッチングトランス5を構成する一次巻線500に直流電圧が印加されるため、一次巻線500から誘起された(+)電圧が二次巻線501及び一次補助巻線502にそれぞれ発生する。
ここで、スイッチングトランス5において、二次巻線501に発生した(+)電圧は、電源出力制御部4の出力側整流・平滑回路400を構成するダイオードD2、コイルL、コンデンサC3の経路でコイルLにエネルギーを蓄積しながら整流・平滑されることになる。一方、一次補助巻線502に発生した(+)電圧は、電源入力制御部3のスイッチング制御回路302を構成するダイオードD1、コンデンサC2の経路で整流・平滑された後、制御IC320の電源端子P320cに印加されることになる。このような電源が供給されることにより、制御IC320は、一定の周期で第1の制御端子P320aにパルス状の電圧を発生させ、トランジスタ301をオン/オフ切り替えることができる。
また、電源入力制御部3のトランジスタ301がオフになると、スイッチングトランス5を構成する一次巻線500から誘起された(−)電圧が二次巻線501及び一次補助巻線502にそれぞれ発生し、電源出力制御部4の出力側整流・平滑回路400を構成するダイオードD2には逆電圧が加わるためにダイオードD2は導通せず、コイルLに逆起電力が発生し、コイルL、コンデンサC3、ダイオードD3の経路で整流・平滑されることになる。一方、一次補助巻線502に(−)電圧が発生すると、電源入力制御部3のスイッチング制御回路302を構成するダイオードD1には逆電圧が加わるためダイオードD1は導通せず、コンデンサC2に蓄えられた電荷により制御IC320の電源電圧が電源端子P320cに印加されることになる。このような電源が供給されることにより、制御IC320は、一定の周期で第1の制御端子P320aにパルス状の電圧を発生させ、トランジスタ301を再度オンさせることより、スイッチング動作を繰り返すことができる。
さらに、前述のように整流・平滑される直流電圧であり出力端子P1(及びGND端子P2)から負荷1に供給される出力電圧Vout(の電圧レベル)は、電源出力制御部4の定電圧制御回路401を構成する抵抗R3、R4により設定される。ここで、出力電圧Voutが上昇した場合には、シャントレギュレータSRが電流を引き込み、フォトカプラPCを構成する発光ダイオードD4に電流を流すことにより、(電源入力制御部3の)スイッチング制御回路302のフォトカプラPCを構成する受光トランジスタQ1のインピーダンスを下げることで制御IC320の第2の制御端子P320bの端子電圧が低下し、第1の制御端子P320aに発生するパルス状の電圧のオン幅が小さくなり、出力電圧Vout(の電圧レベル)を低下させて定電圧制御を行うことができる。一方、出力電圧Voutが低下した場合には、シャントレギュレータSRが電流を引き込まず、フォトカプラPCを構成する発光ダイオードD4に電流を流さないことにより、受光トランジスタQ1のインピーダンスを上げることで制御IC320の第2の制御端子P320bの端子電圧が上昇し、第1の制御端子P320aに発生するパルス状の電圧のオン幅が大きくなり、出力電圧Vout(の電圧レベル)を上昇させて定電圧制御を行うことができる。
次に、スイッチングトランス5を構成する一次巻線500から誘起された(+)電圧を受電する二次巻線502にて過電流が発生すると、電源出力制御部4の出力側整流・平滑回路400を構成するダイオードD2、コイルL及びコンデンサC3を経由して整流・平滑された過電圧が、ツェナーダイオードZDのツェナー電圧よりも高くなるため、このツェナーダイオードZDが降伏してツェナー電流が流れ、サイリスタSCRのゲートに電圧が印加される。ここで、サイリスタSCRのゲートに印加された電圧レベルが、所定のゲートトリガ電圧よりも大きくなると、このサイリスタSCRが非導通状態から導通状態に遷移されるため、負荷1の両端である出力端子P1及びGND端子P2の間が短絡することになる。この出力端子P1及びGND端子P2の間が短絡すると、電源出力制御部4の定電圧制御回路402を構成するシャントレギュレータSRに流れ込むシャント電流が所定の閾値未満となり、抵抗R1を経由してフォトカプラPCを構成する発光ダイオードD4に流れ込むアノード電流が減少するため、これに対応して、(電源入力制御部3の)スイッチング制御回路302のフォトカプラPCを構成する受光トランジスタQ1に流れ込む電流も減少し、定電流出力である制御IC320の第2の制御端子P320bの端子電圧が上昇する。これを検出した制御IC320は、トランジスタ301のスイッチング動作をラッチ制御して停止させることができる。この制御により、スイッチングトランス5を構成する二次巻線501に発生する過電圧は、所定の電圧レベル以上で負荷1に出力されることはないため、従来例のような過電圧の保護用のフォトカプラを必要とせず簡素な回路構成で、安全かつ確実に過電圧から負荷1を保護することができる。
次に、出力端子P1及びGND端子P2にそれぞれ接続される負荷1にて故障、破損等が発生し、出力電圧Voutが上昇して過電圧になった場合であっても、この過電圧は、ツェナーダイオードZDのツェナー電圧よりも高くなるため、このツェナーダイオードZDが降伏してツェナー電流が流れ、サイリスタSCRのゲートに電圧が印加される。ここで、サイリスタSCRのゲートに印加された電圧のレベルが、所定のゲートトリガ電圧よりも大きくなると、このサイリスタSCRが非導通状態から導通状態に遷移されるため、負荷1の両端である出力端子P1及びGND端子P2の間が短絡する。この出力端子P1及びGND端子P2の間が短絡すると、電源出力制御部4の定電圧制御回路402を構成するシャントレギュレータSRに流れ込むシャント電流が所定の閾値未満となり、抵抗R1を経由してフォトカプラPCを構成する発光ダイオードD4に流れ込むアノード電流が減少するため、これに対応して、(電源入力制御部3の)スイッチング制御回路302のフォトカプラPCを構成する受光トランジスタQ1に流れ込む電流も減少し、定電流出力である制御IC320の第2の制御端子P320bの端子電圧が上昇する。これを検出した制御IC320は、トランジスタ301のスイッチング動作をラッチ制御して停止させることができる。この制御により、負荷1の故障、破損等により発生する過電圧は、所定の電圧レベル以上で負荷1に出力されることはないため、従来例のような過電圧の保護用のフォトカプラを必要とせず簡素な回路構成で、安全かつ確実に過電圧から負荷1を保護することができる。
なお、本発明の過電圧保護装置においては、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成の過電圧保護装置であっても採用できるということはいうまでもないことである。
本発明の実施例による過電圧保護装置の具体的な構成を示す回路図。
符号の説明
1……負荷
2……交流電源
3……電源入力制御部
300……入力側整流・平滑回路
301……トランジスタ
302……スイッチング制御回路
320……制御IC
4……電源出力制御部
400……出力側整流・平滑回路
401……定電圧制御回路
402……過電圧短絡回路
SCR……サイリスタ
5……スイッチングトランス
500……一次巻線
501……二次巻線
502……一次補助巻線
Vin……交流電圧
Vout……出力電圧

Claims (3)

  1. 交流電源(2)からの交流電圧(Vin)が印加される電源入力制御部(3)と、負荷(1)への出力電圧(Vout)を生成するための電源出力制御部(4)と、前記電源入力制御部及び前記電源出力制御部の間を絶縁するためのスイッチングトランス(5)とを設け、
    前記スイッチングトランスは、前記電源入力制御部の電源を前記電源出力制御部に供給するための一次巻線(500)と、前記電源入力制御部の電源が受電される二次巻線(501)及び一次補助巻線(502)とを備え、
    前記電源入力制御部は、前記交流電圧を整流・平滑するための入力側整流・平滑回路(300)と、前記一次補助巻線の電圧に基づいて前記スイッチングトランスを駆動させるためのトランジスタ(301)と、前記トランジスタのスイッチング動作を制御するためのスイッチング制御回路(302)とを備え、
    前記電源出力制御部は、前記二次巻線の電圧を整流・平滑するための出力側整流・平滑回路(400)と、前記出力電圧を一定に保持するための制御を行う定電圧制御回路(401)と、前記二次巻線の電圧を検出し過電圧となったとき前記負荷の両端を短絡させ、前記出力側整流・平滑回路、前記定電圧制御回路を経由して前記スイッチング制御回路を制御し前記過電圧から前記負荷を保護するための過電圧短絡回路(402)とを備えることを特徴とする過電圧保護装置。
  2. 前記過電圧短絡回路は、前記二次巻線の電圧を検出し過電圧となったとき導通して前記負荷の両端を短絡させるサイリスタ(SCR)を有することを特徴とする請求項1記載の過電圧保護装置。
  3. 前記スイッチング制御回路は、前記負荷の両端の短絡により発生した前記二次巻線の過電流を、前記定電圧制御回路を経由して検出し、前記トランジスタのスイッチング動作をラッチ制御して停止させる制御IC(320)を有することを特徴とする請求項1記載の過電圧保護装置。
JP2007247363A 2007-09-25 2007-09-25 過電圧保護装置 Pending JP2009081901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007247363A JP2009081901A (ja) 2007-09-25 2007-09-25 過電圧保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007247363A JP2009081901A (ja) 2007-09-25 2007-09-25 過電圧保護装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009081901A true JP2009081901A (ja) 2009-04-16

Family

ID=40656261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007247363A Pending JP2009081901A (ja) 2007-09-25 2007-09-25 過電圧保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009081901A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013074737A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Shindengen Electric Mfg Co Ltd 電力変換装置および該電力変換装置における過電圧保護方法
CN103109431A (zh) * 2009-09-29 2013-05-15 西门子公司 续流回路
JP2015211602A (ja) * 2014-04-30 2015-11-24 株式会社ホトニクス サージプロテクタ
CN112436487A (zh) * 2020-11-17 2021-03-02 深圳市海浦蒙特科技有限公司 一种开关电源输出过压保护电路

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0690561A (ja) * 1992-09-08 1994-03-29 Toshiba Lighting & Technol Corp 電源装置
JPH10323038A (ja) * 1997-05-13 1998-12-04 Canon Inc 低電圧保護方法及び装置並びに記憶媒体
JP2003235262A (ja) * 2002-02-05 2003-08-22 Sharp Corp スイッチング電源装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0690561A (ja) * 1992-09-08 1994-03-29 Toshiba Lighting & Technol Corp 電源装置
JPH10323038A (ja) * 1997-05-13 1998-12-04 Canon Inc 低電圧保護方法及び装置並びに記憶媒体
JP2003235262A (ja) * 2002-02-05 2003-08-22 Sharp Corp スイッチング電源装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103109431A (zh) * 2009-09-29 2013-05-15 西门子公司 续流回路
US8830649B2 (en) 2009-09-29 2014-09-09 Siemens Aktiengesellschaft Free-wheeling circuit
JP2013074737A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Shindengen Electric Mfg Co Ltd 電力変換装置および該電力変換装置における過電圧保護方法
JP2015211602A (ja) * 2014-04-30 2015-11-24 株式会社ホトニクス サージプロテクタ
CN112436487A (zh) * 2020-11-17 2021-03-02 深圳市海浦蒙特科技有限公司 一种开关电源输出过压保护电路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI481140B (zh) Switching power supply circuit and electronic equipment with protection function
JP5276750B2 (ja) 保護機能付きスイッチング電源回路およびそれを用いた電子機器
JP4013162B2 (ja) スイッチング電源装置
US11217988B2 (en) Overvoltage source determination circuit
JP6249167B2 (ja) Led点灯装置及びled照明装置
JP2009081901A (ja) 過電圧保護装置
JP2008295254A (ja) 避雷器
JP5126241B2 (ja) 過電圧保護回路、及び過電圧保護方法
JP2011200034A (ja) スイッチング電源装置
JP6344086B2 (ja) 制御装置
JP2009213261A (ja) スイッチング電源装置
JP2013240187A (ja) スイッチング電源装置
KR101213696B1 (ko) 과전압 보호 장치
JP2007267567A (ja) 過電圧保護装置
JP3089166U (ja) スイッチング電源
JP2002165445A (ja) 電源装置
JP2013223290A (ja) 電源回路
JP2013135551A (ja) スイッチング電源装置
JP2010016962A (ja) スイッチング電源装置
JP5561827B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2010172055A (ja) ガス検知器
JP2011035987A (ja) スイッチング電源装置
JP6242004B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2010035340A (ja) スイッチング電源装置
CN108123422B (zh) 过电压保护电路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20100720

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20120404

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20120417

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120814