JPH10323038A - 低電圧保護方法及び装置並びに記憶媒体 - Google Patents

低電圧保護方法及び装置並びに記憶媒体

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JPH10323038A
JPH10323038A JP9137413A JP13741397A JPH10323038A JP H10323038 A JPH10323038 A JP H10323038A JP 9137413 A JP9137413 A JP 9137413A JP 13741397 A JP13741397 A JP 13741397A JP H10323038 A JPH10323038 A JP H10323038A
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JP
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voltage
low
cpu
protection
reset
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JP9137413A
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Satoru Koyama
悟 小山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で電圧検出精度を向上させること
ができる低電圧保護方法及び装置を提供する。 【解決手段】 プリンタエンジンコントローラ102の
CPU127に供給される動作電圧を検出し且つその検
出した電圧に応じてCPU127を初期状態から起動さ
せるためのリセット信号129を出力するリセットIC
128を具備し、リセット信号129によってスイッチ
電源101が有する過電流保護回路114を利用して前
記動作電圧の低電圧保護回路を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置(例
えばプリンタ)等の電子機器に適用される低電圧保護方
法及び装置並びにこれら低電圧保護方法及び装置に使用
する記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図10及び図11に示すような画
像形成装置(レーザビームプリンタ)が公知である。図
10において、1001は画像信号(VDO信号)で、
レーザユニット1002に入力される。1003はレー
ザユニット1002によりオン/オフ変調されたレーザ
ビームである。1004はスキャナモータで、ポリゴン
ミラー(回転多面鏡)1005を定常回転させる。10
06は結像レンズで、ポリゴンミラー1005によって
照射方向を変更されたレーザビーム1007を被走査面
である感光ドラム1008上に焦点を結ばせる。従っ
て、画像信号1001により変調されたレーザビーム1
007は、感光ドラム1008上を水平走査(主走査方
向への走査)される。
【0003】1009はレーザビーム検出口で、スリッ
ト状の入射口よりレーザビームを取り入れる。この入射
口より入ったレーザビームは、光ファイバ1010内を
通って光電変換素子1011に導かれる。この光電変換
素子1011により電気信号に変換されたレーザビーム
は、増幅回路(図示省略)により増幅された後、水平同
期信号となる。1012は転写紙で、感光ドラム100
8上に形成される潜像波が図11に示す現像器1023
により可視化されるトナー像となり、転写器1020に
よって転写紙1012に転写される。トナー像を転写さ
れた転写紙1012は、ハロゲンヒータを内蔵した定着
器1021により定着され、排紙部1022より排紙さ
れる。
【0004】このような画像形成装置に、図12に示す
スイッチング電源が搭載されている。図12は、従来の
他励式フライバック方式のスイッチング電源の構成を示
すブロック図である。同図において、1201はスイッ
チング電源で、24V出力の過電圧保護回路及び3.3
Vの低電圧保護回路を有している。1202はプリンタ
エンジンコントローラである。
【0005】スイッチング電源1201は、入力された
商用電源1203からの交流を、ダイオードブリッジ1
204及び電解コンデンサ1205からなる第1の整流
回路で直流電圧に全波整流する。1206はパワーMO
S−FET等のスイッチング素子で、電源コントロール
IC1207よりゲートに入力される100kHz程度
のパルスによってオン/オフ駆動される。このスイッチ
ング素子1206をオン/オフすることで、第1の整流
回路により整流された直流電圧は、スイッチングされた
パルス状の波形となり、トランス1208を介して一次
側から二次側へ降圧され且つ同一周期のスイッチングさ
れたパルス状の電圧波形として伝達される。
【0006】二次側へ伝達されたパルス状の電圧は、ダ
イオード1209、電解コンデンサ1210,1211
からなる第2の整流回路により整流平滑され、その後、
インダクタ1212と電解コンデンサ1213からなる
Lフィルタによりスイッチング周波数成分が除去され、
24Vの直流電圧として出力される。
【0007】なお、スイッチング電源1201はフライ
バック方式であるため、スイッチング素子1206がオ
ンの時、ダイオード1209は導通せず、スイッチング
素子1206がオフの時、ダイオード1209は導通
し、エネルギーは一次側から二次側へ伝達される。
【0008】画像形成装置に用いられる電源電圧は、一
般にモータ等の駆動系に用いられる24Vの他、CPU
(中央演算処理装置)等の制御回路に用いられる3.3
Vの2種類の直流電圧がある(3.3Vも24Vと同様
の回路であるため図示しない)。
【0009】次に、スイッチング電源1201の24V
出力の過電圧保護回路1214の動作について説明す
る。過電圧保護回路1214は、サイリスタ(またはト
ライアック)1215、ツェナーダイオード1216、
抵抗1217,1218,1219及びコンデンサ12
20を有している。ツェナーダイオード1216は24
Vの出力電圧が所定の電圧以上(例えば28V)に上昇
すると導通し、サイリスタ1215のゲート電圧をオン
電圧以上に上昇させる。このため、24VラインとGN
D間はサイリスタ1215を介してショートされること
になる。
【0010】二次側がショート状態になると、トランス
1208の一次側巻線、スイッチング素子1206に流
れる電流は増大し、以下に説明する一次側電流保護回路
が動作するため、電源コントロールIC1207の出力
端子(OUT)からスイッチング素子1206のゲート
に出力される駆動パルスを停止させる。
【0011】1221は一次側電流保護回路を構成する
電流検出抵抗で、スイッチング素子1206に流れる電
流を抵抗両端に現れる電圧として検出する。電流検出抵
抗1221の電圧は、抵抗1222,1223で分圧さ
れ、電源コントロールIC1207の過電流保護端子
(OCP)に入力される。この過電流保護端子の電圧が
所定の電圧以上に達すると、スイッチング素子1206
への駆動パルスは出力されなくなり、スイッチング素子
1206のスイッチング動作が停止し、スイッチング電
源1201の動作は停止する。
【0012】次に、3.3Vの低電圧保護回路について
説明する。低電圧保護回路はツェナーダイオード122
4,1225、トランジスタ(PNPトランジスタ)1
226、ダイオード1227、抵抗1228,122
9,1230,1231及び電解コンデンサ1232を
有している。ツェナーダイオード1224は3.3V出
力が正常電圧の範囲内にある場合には常に導通し、トラ
ンジスタ1226をオン状態に保持している。ダイオー
ド1227は、トランジスタ1226のオンによりアノ
ードの電位がカソードよりも低くなるため非導通となっ
ている。
【0013】一方、3.3V出力がツェナーダイオード
1224のツェナー電圧により決まるある所定の電圧以
下になると、ツェナーダイオード1224は非導通とな
り、ダイオード1227のアノード電位を約0Vにクラ
ンプしていたトランジスタ1226はオフする。このた
め、ダイオード1227は導通し、ツェナーダイオード
1225、ダイオード1227を介してサイリスタ12
15のゲート電圧を上昇させ、このサイリスタ1215
をオンさせる。以降の動作は、過電圧保護時と同様にス
イッチング電源1201の動作を停止させる。
【0014】スイッチング電源1201の起動時には、
電源出力電圧が所望の値とならないため、低電圧保護回
路が不安定となる。起動時の誤動作を防止するため、抵
抗1230と電解コンデンサ1231の値は、スイッチ
ング電源1201の起動時間以上の時定数となるように
選定する。
【0015】プリンタエンジンコントローラ1202
は、給紙、現像、転写、定着、排紙等の画像形成プロセ
スを制御するもので、CPU(中央演算処理装置)12
33、リセットIC1234を有している。そして、C
PU1233に供給される3.3Vの電圧がリセット電
圧(例えばVa=2.9V)以下に低下したとき、CP
U1233の動作補償電圧以下になる前に、リセットI
C1234はCPU1233にロー(Low)レベル
(0V)のリセット(RESET)信号1235を出力
する。このリセット信号1235によりCPU1233
は、内部のカウンタ等をリセットし、初期状態から再起
動する。
【0016】従来、3.3V出力の低電圧保護は、スイ
ッチング電源1201の出力端の電圧を検出して行なっ
ていた。また、スイッチング電源1201はプリンタエ
ンジンコントローラ1202に対して電源電圧を供給す
るのみで、スイッチング電源1201とプリンタエンジ
ンコントローラ1202との間では通信を行っていなか
った。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したような画像形
成装置に搭載されるスイッチング電源1201は、一般
にプリンタエンジンコントローラ1202と物理的に離
れた場所に配置される。このため、スイッチング電源1
201の出力端での3.3V電圧と、プリンタエンジン
コントローラ1202のCPU1233の電源入力端子
での3.3V電圧とでは、パターン等による電圧降下等
により電位差を生じてしまう。従って、3.3Vの低電
圧保護を行う場合、よりCPU1233に近い所の電圧
を検出して電圧検出精度を高める必要があるが、従来例
では、電圧検出精度を高めるための構成が複雑になると
いう問題点があった。
【0018】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の
目的とするところは、簡単な構成で電圧検出精度を向上
させることができる低電圧保護方法及び装置を提供しよ
うとするものである。
【0019】また、本発明の第2の目的とするところ
は、上述した低電圧保護装置を円滑に制御することがで
きる記憶媒体を提供しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1記載の低電圧保護方法は、保護手段を
有するスイッチ電源により制御手段のCPUに動作電圧
を供給する電子機器に適用される低電圧保護方法であっ
て、検出手段により前記制御手段のCPUに供給される
動作電圧を検出し且つその検出した電圧に応じて前記C
PUを初期状態から起動させるためのリセット信号を出
力する検出ステップと、前記リセット信号によって前記
スイッチ電源が有する保護手段を利用して前記動作電圧
の低電圧保護を図る低電圧保護ステップとを有すること
を特徴とする。
【0021】また、上記第1の目的を達成するために請
求項2記載の低電圧保護方法は、請求項1記載の低電圧
保護方法において、前記検出手段は、リセットICであ
ることを特徴とする。
【0022】また、上記第1の目的を達成するために請
求項3記載の低電圧保護方法は、請求項1記載の低電圧
保護方法において、前記検出手段は、ウォッチドッグ機
能付きのリセットICであることを特徴とする。
【0023】また、上記第1の目的を達成するために請
求項4記載の低電圧保護方法は、請求項1記載の低電圧
保護方法において、前記検出手段は、物理的に前記CP
Uの近傍に配置されることを特徴とする。
【0024】また、上記第1の目的を達成するために請
求項5記載の低電圧保護方法は、請求項1記載の低電圧
保護方法において、前記リセット信号は、前記CPUに
供給される動作電圧が、所定の電圧を含む所定の範囲内
に低下した場合、前記検出手段から前記CPUに出力さ
れる信号であることを特徴とする。
【0025】また、上記第1の目的を達成するために請
求項6記載の低電圧保護方法は、請求項3記載の低電圧
保護方法において、前記ウォッチドッグ機能付きのリセ
ットICは、前記CPUに供給される動作電圧が、所定
の電圧を含む所定の範囲内に低下した場合、または前記
CPUの暴走時にリセット信号を出力することを特徴と
する。
【0026】また、上記第1の目的を達成するために請
求項7記載の低電圧保護方法は、請求項1記載の低電圧
保護方法において、前記保護手段は、過電圧保護回路で
あることを特徴とする。
【0027】また、上記第1の目的を達成するために請
求項8記載の低電圧保護方法は、請求項1記載の低電圧
保護方法において、前記保護手段は、過電流保護回路で
あることを特徴とする。
【0028】また、上記第1の目的を達成するために請
求項9記載の低電圧保護方法は、請求項1記載の低電圧
保護方法において、前記電子機器は、画像形成装置であ
ることを特徴とする。
【0029】また、上記第1の目的を達成するために請
求項10記載の低電圧保護方法は、請求項1記載の低電
圧保護方法において、前記画像形成装置は、プリンタで
あることを特徴とする。
【0030】また、上記第1の目的を達成するために請
求項11記載の低電圧保護装置は、保護手段を有するス
イッチ電源により制御手段のCPUに動作電圧を供給す
る電子機器に適用される低電圧保護装置であって、前記
制御手段のCPUに供給される動作電圧を検出し且つそ
の検出した電圧に応じて前記CPUを初期状態から起動
させるためのリセット信号を出力する検出手段を具備
し、前記リセット信号によって前記スイッチ電源が有す
る保護手段を利用して前記動作電圧の低電圧保護手段を
構成したことを特徴とする。
【0031】また、上記第1の目的を達成するために請
求項12記載の低電圧保護装置は、請求項11記載の低
電圧保護装置において、前記検出手段は、リセットIC
であることを特徴とする。
【0032】また、上記第1の目的を達成するために請
求項13記載の低電圧保護装置は、請求項11記載の低
電圧保護装置において、前記検出手段は、ウォッチドッ
グ機能付きのリセットICであることを特徴とする。
【0033】また、上記第1の目的を達成するために請
求項14記載の低電圧保護装置は、請求項11記載の低
電圧保護装置において、前記検出手段は、物理的に前記
CPUの近傍に配置されることを特徴とする。
【0034】また、上記第1の目的を達成するために請
求項15記載の低電圧保護装置は、請求項11記載の低
電圧保護装置において、前記リセット信号は、前記CP
Uに供給される動作電圧が、所定の電圧を含む所定の範
囲内に低下した場合、前記検出手段から前記CPUに出
力される信号であることを特徴とする。
【0035】また、上記第1の目的を達成するために請
求項16記載の低電圧保護装置は、請求項11記載の低
電圧保護装置において、前記ウォッチドッグ機能付きの
リセットICは、前記CPUに供給される動作電圧が、
所定の電圧を含む所定の範囲内に低下した場合、または
前記CPUの暴走時にリセット信号を出力することを特
徴とする。
【0036】また、上記第1の目的を達成するために請
求項17記載の低電圧保護装置は、請求項11記載の低
電圧保護装置において、前記保護手段は、過電圧保護回
路であることを特徴とする。
【0037】また、上記第1の目的を達成するために請
求項18記載の低電圧保護装置は、請求項11記載の低
電圧保護装置において、前記保護手段は、過電流保護回
路であることを特徴とする。
【0038】また、上記第1の目的を達成するために請
求項19記載の低電圧保護装置は、請求項11記載の低
電圧保護装置において、前記電子機器は、画像形成装置
であることを特徴とする。
【0039】また、上記第1の目的を達成するために請
求項20記載の低電圧保護装置は、請求項11記載の低
電圧保護装置において、前記画像形成装置は、プリンタ
であることを特徴とする。
【0040】また、上記第2の目的を達成するために請
求項21記載の記憶媒体は、保護手段を有するスイッチ
電源により制御手段のCPUに動作電圧を供給する電子
機器に適用される低電圧保護装置を制御するプログラム
を格納する記憶媒体であって、検出手段により前記制御
手段のCPUに供給される動作電圧を検出し且つその検
出した電圧に応じて前記CPUを初期状態から起動させ
るためのリセット信号を出力する検出モジュールと、前
記リセット信号によって前記スイッチ電源が有する保護
手段を利用して前記動作電圧の低電圧保護を図る低電圧
保護モジュールとを有するプログラムを格納したことを
特徴とする。
【0041】また、上記第2の目的を達成するために請
求項22記載の記憶媒体は、請求項21記載の記憶媒体
において、前記検出手段は、リセットICであることを
特徴とする。
【0042】また、上記第2の目的を達成するために請
求項23記載の記憶媒体は、請求項21記載の記憶媒体
において、前記検出手段は、ウォッチドッグ機能付きの
リセットICであることを特徴とする。
【0043】また、上記第2の目的を達成するために請
求項24記載の記憶媒体は、請求項21記載の記憶媒体
において、前記検出手段は、物理的に前記CPUの近傍
に配置されることを特徴とする。
【0044】また、上記第2の目的を達成するために請
求項25記載の記憶媒体は、請求項21記載の記憶媒体
において、前記リセット信号は、前記CPUに供給され
る動作電圧が、所定の電圧を含む所定の範囲内に低下し
た場合、前記検出手段から前記CPUに出力される信号
であることを特徴とする。
【0045】また、上記第2の目的を達成するために請
求項26記載の記憶媒体は、請求項21記載の記憶媒体
において、前記ウォッチドッグ機能付きのリセットIC
は、前記CPUに供給される動作電圧が、所定の電圧を
含む所定の範囲内に低下した場合、または前記CPUの
暴走時にリセット信号を出力することを特徴とする。
【0046】また、上記第2の目的を達成するために請
求項27記載の記憶媒体は、請求項21記載の記憶媒体
において、前記保護手段は、過電圧保護回路であること
を特徴とする。
【0047】また、上記第2の目的を達成するために請
求項28記載の記憶媒体は、請求項21記載の記憶媒体
において、前記保護手段は、過電流保護回路であること
を特徴とする。
【0048】また、上記第2の目的を達成するために請
求項29記載の記憶媒体は、請求項21記載の記憶媒体
において、前記電子機器は、画像形成装置であることを
特徴とする。
【0049】また、上記第2の目的を達成するために請
求項30記載の記憶媒体は、請求項21記載の記憶媒体
において、前記画像形成装置は、プリンタであることを
特徴とする。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1〜図9に基づき説明する。
【0051】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1〜図3に基づき説明する。図1は、
本発明の第1の実施の形態に係る低電圧保護装置を具備
したスイッチング電源の構成を示すブロック図、図2
は、図1に示すリセットICから出力されるリセット
(RESET)信号のタイムチャート、図3は、図1に
示すスイッチング電源の動作を示すフローチャートであ
る。
【0052】図1において、101は他励式フライバッ
ク方式のスイッチング電源で、3.3V出力の過電流保
護回路114を有している。102はプリンタエンジン
コントローラである。
【0053】スイッチング電源101の動作について説
明する。商用電源103からの交流を、ダイオードブリ
ッジ104及び電解コンデンサ105からなる第1の整
流回路で直流電圧に全波整流する。106はパワーMO
S−FET等のスイッチング素子で、電源コントロール
IC107よりゲートに入力される100kHz程度の
パルスによってオン/オフ駆動される。このスイッチン
グ素子106をオン/オフすることで、第1の整流回路
により整流された直流電圧は、スイッチングされたパル
ス状の波形となり、トランス108を介して一次側から
二次側へ降圧され且つ同一周期のスイッチングされたパ
ルス状の電圧波形として伝達される。
【0054】二次側へ伝達されたパルス状の電圧は、ダ
イオード109、電解コンデンサ110,111からな
る第2の整流回路により整流平滑され、その後、インダ
クタ112と電解コンデンサ113とからなるLフィル
タによりスイッチング周波数成分が除去され、3.3V
の直流電圧として出力される。
【0055】なお、スイッチング電源101はフライバ
ック方式であるため、スイッチング素子106がオンの
時、ダイオード109は導通せず、スイッチング素子1
06がオフの時、ダイオード109は導通し、エネルギ
ーは一次側から二次側へ伝達される。
【0056】画像形成装置に用いられる電源電圧は、一
般にCPU(中央演算処理装置)等の制御回路に用いら
れる3.3Vの他、モータ等の駆動系に用いられる24
Vの2種類の直流電圧がある(24Vも3.3Vと同様
の回路であるため図示しない)。
【0057】次に、スイッチング電源101の3.3V
出力の過電流保護回路114の動作について説明する。
過電流保護回路114は、3.3Vの出力電流を二次側
で検出し、この電流がスイッチング電源101の最大定
格電流以上となった場合、一次側の電源コントローラI
C107からのスイッチング素子106のゲートに出力
される駆動パルスを停止させる回路である。
【0058】過電流保護回路114は、コンパレータ1
15、トランジスタ(PNPトランジスタ)116、ツ
ェナーダイオード117、フォトカプラ118、抵抗1
19,120,121,122,123,124,12
5及びコンデンサ126を有している。
【0059】抵抗119は、3.3V出力に流れる電流
を、その両端に現れる電圧として検出する電流検出抵抗
であり、通常22mΩ程度のセメント抵抗が用いられ
る。この電流検出抵抗119の両端の電圧のうち、電源
の出力端をコンパレータ115のV+端子に基準値とし
て接続し、他方を2つの抵抗120,121で分圧した
電圧をコンパレータ115のV−端子に接続する。この
とき、2つの抵抗120,121は、電流検出抵抗11
9の抵抗値を考慮し、3.3Vラインに流れる電流が最
大負荷電流+α(マージン)となったときに、コンパレ
ータ115のV−端子の電圧がV+端子の電圧よりも大
きくなるように設定する必要がある。
【0060】通常動作時には、コンパレータ115のV
−端子の電圧はV+端子の電圧よりも小さく、コンパレ
ータ115の出力はハイ(High)レベルであるた
め、トランジスタ116はオフである。
【0061】一方、過電流保護時には、コンパレータ1
15のV−端子の電圧はV+端子の電圧よりも大きくな
り、コンパレータ115の出力はロー(Low)レベル
となる。
【0062】また、電源起動時には、コンパレータ11
5への入力電圧が所望の値とはならないため、過電流保
護回路が不安定となる。電源起動時の誤動作を防止する
ため、電解コンデンサ126と抵抗123の値は、電源
の起動時間以上の時定数となるように選定する。
【0063】過電流時にコンパレータ115の出力がロ
ーレベルとなると、トランジスタ116がオンするた
め、フォトカプラ118のフォトトランジスタが導通
し、電源コントロールIC107のオン/オフ端子(O
N/OFF)の電圧が上昇する。このオン/オフ端子の
電圧がある一定以上の値になると、電源コントロールI
C107の動作は停止し、電源の出力を停止する。
【0064】プリンタエンジンコントローラ102は、
給紙、現像、転写、定着、排紙等の画像形成プロセスを
制御するもので、CPU(中央演算処理装置)127、
リセットIC128を有している。そして、CPU12
7に供給される3.3V出力の電圧がリセット電圧(例
えばVa=2.9V)以下に低下したとき、CPU12
7の動作補償電圧以下になる前に、リセットIC128
はCPU127にロー(Low)レベル(0V)のリセ
ット(RESET)信号129を出力する。
【0065】一方、リセット電圧Va以上となった場合
は、図3のステップS301でリセット信号129はハ
イ(High)レベルとなる(図2参照)。このリセッ
ト信号129によりCPU127は、内部のカウンタ等
をリセットし、初期状態から再起動する。なお、図1
中、130は電流検出抵抗である。
【0066】本実施の形態では、リセットIC128か
らCPU127に出力されるリセット信号129のライ
ンと、過電流保護回路114のコンパレータ115の出
力とを接続することにより、スイッチング電源101の
3.3V出力の低電圧保護回路114を構成する。この
構成により、従来の過電流保護回路を全て削除すること
ができる。
【0067】次にステップS302で3.3V出力がリ
セット電圧Vaより大きいか否かが3.3V出力がリセ
ット電圧Va以下になるまで判別される。そして、3.
3V出力がリセット電圧Vaまで低下したときには、ス
テップS303でリセット信号129はローレベル(0
V)となるため、ステップS304でトランジスタ11
6がオンし、電源の保護回路が動作し、ステップS30
5で過電流保護時と同様に電源を停止させることができ
る。
【0068】以上のように、本実施の形態に係る低電圧
保護回路によれば、CPU127近傍に配置されたリセ
ットIC128のリセット信号129を用いることで、
低電圧保護回路の検出精度を高めることができ、また、
構成が簡素化されることによりコストアップすることな
く低電圧保護回路を構成することができる。
【0069】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図4に基づき説明する。なお、本実施の
形態における低電圧保護回路(低電圧保護装置)を具備
したスイッチング電源におけるリセットICから出力さ
れるリセット(RESET)信号のタイムチャート、及
びスイッチング電源の動作を示すフローチャートは、上
述した図2及び図3と同一であるから、これら両図を流
用して説明する。
【0070】図4は、本発明の第2の実施の形態に係る
低電圧保護回路(低電圧保護装置)を具備したスイッチ
ング電源の構成を示すブロック図であり、同図において
は、24Vを出力する他励式フライバック方式のスイッ
チング電源を示している。画像形成装置に用いられる電
源電圧は、一般にモータ等の駆動系に用いられる24V
の他、CPU等の制御回路に用いられる3.3Vの2種
類がある。
【0071】図4において、上述した従来例の図12と
同一部分には同一符号が付してある。図4において、図
12と異なる点は、図12の構成からツェナーダイオー
ド1224及び抵抗1228,1229を削除したこと
である。
【0072】本実施の形態におけるスイッチング電源1
201の基本的な動作は、上述した第1の実施の形態と
同一であるから、その説明は省略する。
【0073】また、3.3V出力も24Vと同様に出力
されるため図示しない。
【0074】次に、スイッチング電源1201の過電圧
保護回路1214の動作について説明する。過電圧保護
回路1214はフライバック方式のスイッチング電源に
良く用いられる過電圧保護回路である。
【0075】過電圧保護回路1214は、サイリスタ
(またはトライアック)1215、ツェナーダイオード
1216、抵抗1217,1218,1219及び電解
コンデンサ1220を有している。
【0076】ツェナーダイオード1216は、24Vの
出力電圧が所定の値(例えば28V)以上に上昇すると
導通し、サイリスタ1215のゲート電圧をオン電圧以
上に上昇させる。このため、24VラインとGNDとの
間はサイリスタ1215を介してショートされることに
なる。二次側がショート状態になると、トランス120
8の一次側巻線、スイッチング素子1206に流れる電
流は増大し、以下に説明する一次側電流保護回路が動作
するため、電源コントロールIC1207のゲートに出
力される駆動パルスを停止させる。1221は一次側電
流保護回路を構成する電流検出抵抗で、スイッチング素
子1206に流れる電流を抵抗両端に現れる電圧として
検出する。電流検出抵抗1221の電圧は、抵抗122
2,1223で分圧され、電源コントロールIC120
7の過電流保護端子(OCP)に入力される。この過電
流保護端子の電圧が所定の値以上に達すると、スイッチ
ング素子1206への駆動パルスは出力されなくなり、
スイッチング素子1206のスイッチング動作が停止
し、スイッチング電源1201の動作が停止する。
【0077】プリンタエンジンコントローラ1202
は、給紙、現像、転写、定着、排紙等の画像形成プロセ
スを制御するもので、CPU1233及びリセットIC
1234を有している。リセットIC1234は、CP
U1233に供給される3.3Vの電圧がリセット電圧
(例えばVa=2.9V)以下に低下したとき、CPU
1233の動作補償電圧以下になる前に、CPU123
3にローレベル(0V)のリセット信号1235を出力
する(図2参照)。このリセット信号1235によりC
PU1233は、内部のカウンタ等をリセットして初期
状態から再起動する。
【0078】本実施の形態においては、リセットIC1
234からCPU1233に出力されるリセット信号1
235と、24V出力の過電圧保護回路1214を利用
して3.3V出力の低電圧保護回路を構成することによ
り、従来の回路からツェナーダイオード1224及び抵
抗1228,1229を削除することができる。
【0079】3.3V出力が正常電圧の範囲内にある場
合には、リセット信号1235はハイレベルであるた
め、トランジスタ1226はオンとなる。ダイオード1
227はトランジスタ1226のオンによりアノードの
電位がカソードよりも低くなるため非導通となってい
る。
【0080】一方、3.3V出力がリセットIC123
4のリセット電圧以下になると、リセット信号1235
はローレベル(0V)となるため、ダイオード1227
のアノード電位を約0Vにクランプしていたトランジス
タ1226はオフする。このためダイオード1227は
導通し、ツェナーダイオード1225、ダイオード12
27を介してサイリスタ1215のゲート電圧を上昇さ
せ、サイリスタ1215をオンさせる。以降の動作は、
過電圧保護時と同様に電源を停止させることができる。
【0081】電源起動時には、電源の出力電圧が所望の
値とならないため、過電圧保護回路が不安定となる。起
動時の誤動作を防止するため、電解コンデンサ1232
と抵抗1230の値は、電源の起動時間以上の時定数と
なるように選定する。
【0082】以上のように、CPU1233近傍に配置
されたリセットIC1234のリセット信号1235を
用いることで、低電圧保護回路の検出精度を向上させる
ことができ、また、従来の回路よりコストダウンを図る
ことができる。
【0083】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を図5〜図8に基づき説明する。図5は、
本実施の形態に係る低電圧保護回路を具備したスイッチ
ング電源の構成を示すブロック図、図6は、図5に示す
リセットICの内部のウォッチドッグ回路の概略構成を
示すブロック図、図7は、図5に示すリセットICの動
作説明のためのタイムチャート、図8は、本実施の形態
に係る低電圧保護回路の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【0084】図5において、上述した第1の実施の形態
における図1と同一機能部分には、同一符号が付してあ
る。図5において図1と異なる点は、リセットIC12
8にCPU127の暴走を検知するために用いられるウ
ォッチドッグ機能を持たせたことである。
【0085】このウォッチドッグ機能は、図6に示すよ
うなウォッチドッグ回路600により実行される。図6
中、601は定電流電源、602はコンデンサ、603
はコンパレータ、604はトランジスタ、605はバッ
テリ電源である。
【0086】次に、ウォッチドッグ回路600の動作を
説明する。
【0087】CPU127が正常に動作している場合に
は、ある一定周期Tのクリア(CLEAR)信号131
がCPU127からリセットIC128へ送られてい
る。クリア信号131のパルス列によりトランジスタ6
04はオン/オフし、定電流電源601によってコンデ
ンサ602に蓄えられる電荷を、ある一定周期Tで放電
させ、コンパレータ603のV−端子の電圧VbがV+
端子Va以下となるように動作する。
【0088】また、CPU127が暴走した場合には、
クリア信号131はリセットIC128へ送られず、ク
リア信号131は常にローレベルとなる。従って、トラ
ンジスタ604は常にオフとなり、コンデンサ602の
電圧、つまりV−端子の電圧VbがV+端子Vaを超え
るため、CPU127にローレベルのリセット信号12
9が出力される(図7参照)。リセット信号129がロ
ーレベルとなることでCPU127は動作を停止し、予
め決められた時間Taを経過した後、初期状態から再起
動する。
【0089】ところが、再起動する度にCPU127が
暴走を繰り返す場合には、CPU127は停止/再起動
を繰り返すことになる。
【0090】図8のフローチャートに基づき動作説明す
る。
【0091】まず、ステップS801でリセットIC1
28のリセット信号129がハイレベルになり、次のス
テップS802でCPU127が暴走すると、次のステ
ップS803でクリア信号131を停止する。次に、ス
テップS804でV−端子の電圧がVb以上か否かをV
b以上になるまで判別する。そして、V−端子の電圧が
Vb以上になると、次のステップS805でリセット信
号129がローレベルとなり、次のステップS806で
電源の低電圧保護回路が動作し、電源を停止した後、本
処理動作を終了する。
【0092】本実施の形態では、ウォッチドッグ機能付
きのリセットIC128のリセット信号129によって
電源を停止させる構成とすることによって、CPU12
7が暴走した際に電源を停止させ、CPU127による
停止/再起動の繰り返しを防止することができる。
【0093】本実施の形態においても、上述した第1の
実施の形態と同様に、3.3V出力の電圧が低下した場
合に出力されるリセット信号を利用して電源を停止させ
ることができる。
【0094】なお、本実施の形態において、スイッチン
グ電源101の基本的な動作は、上述した第1の実施の
形態と同様であるから、その説明は省略する。
【0095】(第4の実施の形態)次に、本発明の記憶
媒体について図9に基づき説明する。
【0096】保護手段を有するスイッチ電源により制御
手段のCPUに動作電圧を供給する電子機器に適用され
る低電圧保護装置を制御するプログラムを格納する記憶
媒体には、少なくとも図9に示すように、「検出モジュ
ール」及び「低電圧保護モジュール」のカクモジュール
を有するプログラムコードを格納すればよい。
【0097】ここで「検出モジュール」は、検出手段に
より制御手段のCPUに供給される動作電圧を検出し且
つその検出した電圧に応じて前記CPUを初期状態から
起動させるためのリセット信号を出力するプログラムモ
ジュールである。また、「低電圧保護モジュール」は、
前記リセット信号によってスイッチ電源が有する保護手
段を利用して前記動作電圧の低電圧保護を図るプログラ
ムモジュールである。
【0098】前記検出手段は、リセットIC、またはウ
ォッチドッグ機能付きのリセットICであって、物理的
に前記CPUの近傍に配置される。
【0099】前記リセット信号は、前記CPUに供給さ
れる動作電圧が、所定の電圧を含む所定の範囲内に低下
した場合、前記検出手段から前記CPUに出力される信
号である。
【0100】前記ウォッチドッグ機能付きのリセットI
Cは、前記CPUに供給される動作電圧が、所定の電圧
を含む所定の範囲内に低下した場合、または前記CPU
の暴走時にリセット信号を出力する。
【0101】前記保護手段は、過電圧保護回路、または
過電流保護回路である。
【0102】前記電子機器は、プリンタ等の画像形成装
置である。
【0103】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の低電圧保
護方法及び装置によれば、リセット信号とスイッチング
電源の既存の過電圧保護回路、または過電流保護回路を
利用して低電圧保護回路を構成することで、電源の低電
圧保護回路のコストダウン及び電圧検出精度の向上を図
ることができる。また、ウォッチドッグ機能付きのリセ
ットICを用いることにより、CPUの暴走時にも電源
を停止させることができるという効果を奏する。
【0104】また、本発明の記憶媒体によれば、上述し
た低電圧保護装置を円滑に制御することができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る低電圧保護装
置を具備したスイッチング電源装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示すリセットICから出力されるリセッ
ト信号のタイムチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る低電圧保護装
置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る低電圧保護装
置を具備したスイッチング電源装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る低電圧保護装
置を具備したスイッチング電源装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】図5に示すリセットICの内部のウォッチドッ
ク回路の概略構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示すウォッチドック回路の動作を説明す
るための各信号のタイムチャートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る低電圧保護装
置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の記憶媒体に格納される各プログラムモ
ジュールを示す図である。
【図10】スイッチング電源が搭載される画像形成装置
の動作を説明するための図である。
【図11】同じくスイッチング電源が搭載される画像形
成装置の動作を説明するための図である。
【図12】従来のスイッチング電源の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
101 スイッチング電源 102 プリンタエンジンコントローラ 103 商用電源 104 ダイオードブリッジ 105 電解コンデンサ 106 スイッチング素子 107 電源コントローラIC 108 トランス 109 ダイオード 110 電解コンデンサ 111 電解コンデンサ 112 インダクタ 113 電解コンデンサ 114 過電流保護回路 115 コンパレータ 116 トランジスタ 117 ツェナーダイオード 118 フォトカプラ 119 抵抗 120 抵抗 121 抵抗 122 抵抗 123 抵抗 124 抵抗 125 抵抗 126 電解コンデンサ 127 CPU 128 リセットIC 129 リセット信号 130 抵抗 600 ウォッチドッグ回路の構成を示すブロック図
である。 601 定電流電源 602 コンデンサ 603 コンパレータ 604 トランジスタ 605 バッテリ電源 1201 スイッチング電源 1202 プリンタエンジンコントローラ 1203 商用電源 1204 ダイオードブリッジ 1205 電解コンデンサ 1206 スイッチング素子 1207 電源コントローラIC 1208 トランス 1209 ダイオード 1210 電解コンデンサ 1211 電解コンデンサ 1212 インダクタ 1213 電解コンデンサ 1214 過電圧保護回路 1215 サイリスタ 1216 ツェナーダイオード 1217 抵抗 1218 抵抗 1219 抵抗 1220 コンデンサ 1221 抵抗 1222 抵抗 1223 抵抗 1225 ツェナーダイオード 1226 トランジスタ 1227 ダイオード 1230 抵抗 1231 抵抗 1232 電解コンデンサ 1233 CPU 1234 リセットIC 1235 リセット信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02M 3/28 H03K 17/28 E H03K 17/28 G06F 1/00 341Q

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保護手段を有するスイッチ電源により制
    御手段のCPUに動作電圧を供給する電子機器に適用さ
    れる低電圧保護方法であって、検出手段により前記制御
    手段のCPUに供給される動作電圧を検出し且つその検
    出した電圧に応じて前記CPUを初期状態から起動させ
    るためのリセット信号を出力する検出ステップと、前記
    リセット信号によって前記スイッチ電源が有する保護手
    段を利用して前記動作電圧の低電圧保護を図る低電圧保
    護ステップとを有することを特徴とする低電圧保護方
    法。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、リセットICであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の低電圧保護方法。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、ウォッチドッグ機能付
    きのリセットICであることを特徴とする請求項1記載
    の低電圧保護方法。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、物理的に前記CPUの
    近傍に配置されることを特徴とする請求項1記載の低電
    圧保護方法。
  5. 【請求項5】 前記リセット信号は、前記CPUに供給
    される動作電圧が、所定の電圧を含む所定の範囲内に低
    下した場合、前記検出手段から前記CPUに出力される
    信号であることを特徴とする請求項1記載の低電圧保護
    方法。
  6. 【請求項6】 前記ウォッチドッグ機能付きのリセット
    ICは、前記CPUに供給される動作電圧が、所定の電
    圧を含む所定の範囲内に低下した場合、または前記CP
    Uの暴走時にリセット信号を出力することを特徴とする
    請求項3記載の低電圧保護方法。
  7. 【請求項7】 前記保護手段は、過電圧保護回路である
    ことを特徴とする請求項1記載の低電圧保護方法。
  8. 【請求項8】 前記保護手段は、過電流保護回路である
    ことを特徴とする請求項1記載の低電圧保護方法。
  9. 【請求項9】 前記電子機器は、画像形成装置であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の低電圧保護方法。
  10. 【請求項10】 前記画像形成装置は、プリンタである
    ことを特徴とする請求項1記載の低電圧保護方法。
  11. 【請求項11】 保護手段を有するスイッチ電源により
    制御手段のCPUに動作電圧を供給する電子機器に適用
    される低電圧保護装置であって、前記制御手段のCPU
    に供給される動作電圧を検出し且つその検出した電圧に
    応じて前記CPUを初期状態から起動させるためのリセ
    ット信号を出力する検出手段を具備し、前記リセット信
    号によって前記スイッチ電源が有する保護手段を利用し
    て前記動作電圧の低電圧保護手段を構成したことを特徴
    とする低電圧保護装置。
  12. 【請求項12】 前記検出手段は、リセットICである
    ことを特徴とする請求項11記載の低電圧保護装置。
  13. 【請求項13】 前記検出手段は、ウォッチドッグ機能
    付きのリセットICであることを特徴とする請求項11
    記載の低電圧保護装置。
  14. 【請求項14】 前記検出手段は、物理的に前記CPU
    の近傍に配置されることを特徴とする請求項11記載の
    低電圧保護装置。
  15. 【請求項15】 前記リセット信号は、前記CPUに供
    給される動作電圧が、所定の電圧を含む所定の範囲内に
    低下した場合、前記検出手段から前記CPUに出力され
    る信号であることを特徴とする請求項11記載の低電圧
    保護装置。
  16. 【請求項16】 前記ウォッチドッグ機能付きのリセッ
    トICは、前記CPUに供給される動作電圧が、所定の
    電圧を含む所定の範囲内に低下した場合、または前記C
    PUの暴走時にリセット信号を出力することを特徴とす
    る請求項11記載の低電圧保護装置。
  17. 【請求項17】 前記保護手段は、過電圧保護回路であ
    ることを特徴とする請求項11記載の低電圧保護装置。
  18. 【請求項18】 前記保護手段は、過電流保護回路であ
    ることを特徴とする請求項11記載の低電圧保護装置。
  19. 【請求項19】 前記電子機器は、画像形成装置である
    ことを特徴とする請求項11記載の低電圧保護装置。
  20. 【請求項20】 前記画像形成装置は、プリンタである
    ことを特徴とする請求項11記載の低電圧保護装置。
  21. 【請求項21】 保護手段を有するスイッチ電源により
    制御手段のCPUに動作電圧を供給する電子機器に適用
    される低電圧保護装置を制御するプログラムを格納する
    記憶媒体であって、検出手段により前記制御手段のCP
    Uに供給される動作電圧を検出し且つその検出した電圧
    に応じて前記CPUを初期状態から起動させるためのリ
    セット信号を出力する検出モジュールと、前記リセット
    信号によって前記スイッチ電源が有する保護手段を利用
    して前記動作電圧の低電圧保護を図る低電圧保護モジュ
    ールとを有するプログラムを格納したことを特徴とする
    記憶媒体。
  22. 【請求項22】 前記検出手段は、リセットICである
    ことを特徴とする請求項21記載の記憶媒体。
  23. 【請求項23】 前記検出手段は、ウォッチドッグ機能
    付きのリセットICであることを特徴とする請求項21
    記載の記憶媒体。
  24. 【請求項24】 前記検出手段は、物理的に前記CPU
    の近傍に配置されることを特徴とする請求項21記載の
    記憶媒体。
  25. 【請求項25】 前記リセット信号は、前記CPUに供
    給される動作電圧が、所定の電圧を含む所定の範囲内に
    低下した場合、前記検出手段から前記CPUに出力され
    る信号であることを特徴とする請求項21記載の記憶媒
    体。
  26. 【請求項26】 前記ウォッチドッグ機能付きのリセッ
    トICは、前記CPUに供給される動作電圧が、所定の
    電圧を含む所定の範囲内に低下した場合、または前記C
    PUの暴走時にリセット信号を出力することを特徴とす
    る請求項21記載の記憶媒体。
  27. 【請求項27】 前記保護手段は、過電圧保護回路であ
    ることを特徴とする請求項21記載の記憶媒体。
  28. 【請求項28】 前記保護手段は、過電流保護回路であ
    ることを特徴とする請求項21記載の記憶媒体。
  29. 【請求項29】 前記電子機器は、画像形成装置である
    ことを特徴とする請求項21記載の記憶媒体。
  30. 【請求項30】 前記画像形成装置は、プリンタである
    ことを特徴とする請求項21記載の記憶媒体。
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