JPH11143341A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11143341A
JPH11143341A JP9320564A JP32056497A JPH11143341A JP H11143341 A JPH11143341 A JP H11143341A JP 9320564 A JP9320564 A JP 9320564A JP 32056497 A JP32056497 A JP 32056497A JP H11143341 A JPH11143341 A JP H11143341A
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JP
Japan
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power supply
switching power
temperature
voltage
image forming
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JP9320564A
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Satoru Koyama
悟 小山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に電源の高温度保護を行って、電源の信
頼性を高めた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 制御手段のCPU340やファンモータ
345に所定値の電圧を供給するスイッチング電源1
に、電源停止手段としての過電流保護回路2を設けれ、
スイッチング電源1の放熱板にサーミスタ336を配置
する。また、サーミスタ336の検知電位Vthが第1
の検知温度に対応した基準電圧Vbを超えた場合に過電
流保護手段2を動作させてスイッチング電源1を停止さ
せる高温度保護手段3を設けて、過電流保護回路2と高
温度保護手段3とでスイッチング電源1の電源保護手段
を構成し、サーミスタ336による検知温度が第1の検
知温度を越えた場合に、高温度保護手段3によって過電
流保護回路2が動作させられてスイッチング電源1を停
止させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御手段やファン
モータに電源を供給する電源装置の高温度保護を行う高
温度保護手段を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図11と図12に示すように、像
担持体である感光ドラム108上に画像信号に応じた静
電潜像を形成し、静電潜像を現像装置123内のトナー
で現像して可視像化し、感光ドラム108上のトナー像
を転写手段である転写器120によって転写材である転
写紙112上に未定着画像として転写し、トナー像を担
持した転写紙112を定着器121によって加熱および
加圧することで画像を転写紙112上に定着させて、永
久画像を得る画像形成装置が知られている。
【0003】上記の画像形成装置の一例としては、レー
ザビームプリンタがある。図11と図12をもとにレー
ザビームプリンタの画像形成動作ついて説明する。レー
ザービームプリンタは、画像情報に応じた画像信号(V
DO信号)101が入力されるレーザユニット102を
有し、レーザユニット102によりオンオフ変調された
レーザビーム103を発する。また、スキャナモータ1
04により回転させられる回転多面鏡(ポリゴンミラ
ー)105を有し、ポリゴンミラー105は、レーザー
ユニット102から照射されたレーザビーム103の進
路を変更して感光ドラム108を照射するためのレーザ
ビーム107を発生させ、結像レンズ106により、被
走査面である感光ドラム108上に焦点を結ばせる。
【0004】したがって、画像信号101により変調さ
れたレーザビーム107は、感光ドラム108上を水平
走査(主走査方向への走査)する。また、スリット状の
ビーム検出口109を有し、ビーム検出口109の入射
口よりビームを取り入れる。この入射口より入ったレー
ザビームは、光ファイバ110内を通って光電変換素子
111に導かれ、光電変換素子111により電気信号に
変換されたレーザビームは、増幅回路(図示しない)に
より増幅された後、水平同期信号となる。
【0005】感光ドラム108上にレーザビーム107
が照射されることによって感光ドラム108上に静電潜
像が形成され、感光ドラム108上の静電潜像が現像装
置123内のトナーによって可視像化され、可視像化さ
れたトナー像が転写器120によってこの転写紙112
に転写される。トナー像を転写された転写紙112はハ
ロゲンヒータを内蔵した定着器121により定着され排
紙部122より排紙される。このように、画像形成装置
は、レーザユニット102、感光ドラム108、現像装
置123、転写器120、定着器121などの画像形成
手段を備えており、画像形成手段の動作を制御手段(図
示せず)によって制御することにより静電方式を用いて
画像形成を行うことができるようになっている。
【0006】図13に、図11、図12に示した画像形
成装置に用いられているスイッチング電源の回路図を示
す。画像形成装置には、一般に、モータなどの駆動系に
用いられる24Vと、制御手段に設けられるCPU等の
制御回路に用いられる3.3Vとの2種の直流電圧を発
生させる低電圧電源を有している。
【0007】図13は、2種の直流電圧を出力する低電
圧電源としての他励式フライバック方式のスイッチング
電源の例を示しており、入力された商用電源203から
の交流を、ダイオードブリッジ204及び電解コンデン
サ205からなる第1の整流回路で直流電圧に全波整流
する。パワーMOS−FET等のスイッチング素子であ
るFET207は、電源コントロールIC208よりゲ
ートに入力される100kHz程度のパルスによってO
N/OFF駆動される。
【0008】そして、FET207をON/OFFする
ことで、第1の整流回路により整流された直流電圧は、
スイッチングされたパルス状の波形となり、トランス2
06を介して、一次側から二次側へ、降圧されかつ同一
周期のスイッチングされたパルス状の電圧波形として伝
達される。
【0009】二次側に伝達されたパルス状の電圧は、ダ
イオード209、電解コンデンサ210から構成される
第2の整流回路により整流平滑され、その後、インダク
タ211と電解コンデンサ212からなるLCフィルタ
によりスイッチング周波数成分が除去され、24Vの直
流電圧として出力される。
【0010】同様に、3.3Vの出力電圧は、ダイオー
ド213、電解コンデンサ214から構成される第3の
整流回路により整流平滑され、その後、インダクタ21
5と電解コンデンサ216からなるLCフィルタにより
スイッチング周波数成分が除去され、直流電圧として出
力される。なお、電源はフライバック方式であるため、
FET207がONの時、ダイオード209,213は
導通せず、FET207がOFFの時、ダイオード20
9,213は導通しエネルギーは一次側から二次側へ伝
達される。また、3.3Vの電圧を出力する回路には、
この回路に流れる電流をモニタして所定電流値以上の電
流が流れたときに電源コントロールIC208からFE
T207への駆動パルスを停止させて3.3Vおよび2
4Vの電源出力を停止させる過電流保護回路が設けられ
ている。
【0011】上記のような、スイッチング電源回路の場
合、スイッチ動作を行うFET207、ダイオード20
9、ダイオード213はスイッチング電源の動作により
発熱し、その発熱が比較的大きい。このため、適度な大
きさの放熱板(図示しない)にFET207やダイオー
ド209、213を放熱板に取り付け、その放熱板に温
度検知手段としてのサーミスタ236を取り付けて、放
熱板の温度を抵抗値の変化により検知し、検知信号とし
ての抵抗値を画像形成装置内の制御手段に入力し、サー
ミスタ236の検知信号に応じて放熱板からの放熱効果
を高めるファンを動かすようにして、FET207やダ
イオード209、213からの放熱効果を高めるように
している。また、放熱板は、画像形成装置内に設けられ
たファンの風が、十分当たる位置に配置されている。
【0012】図14は、画像形成装置内に設けられたフ
ァンを回転させるファンモータ245をON/OFFす
る駆動回路である。図14を用いて、ファンのON/O
FF動作について説明する。制御手段に設けられたCP
U240は、プリント中にはファンを動作させ、プリン
ト終了後(スタンバイ状態)所定の時間を経過した後、
ファンON信号をLOWレベルとして出力し、NPNト
ランジスタ241及びPNPトランジスタ244がOF
Fし、ファンモータ245を停止させる。
【0013】スタンバイ時に放熱板の温度が所定の温度
以上となった場合には、CPU240はファンON信号
をHIレベルとして出力し、ファンモータ245を回転
させてファンを回し、ファンの風によって放熱板の温
度、つまりFET207やダイオード209,213の
温度を下げるよう動作する。
【0014】レーザビームプリンタが異常状態となった
場合、例えば、低圧電源の出力電力定格以上の電力が消
費され、かつ、FET207やダイオード209,21
3等の定格を超えた時には、トランス206、FET2
07、ダイオード209,213等が異常高温となり破
損する可能性がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の画像形
成装置の低電圧電源では、異常時に万一、FET207
やダイオード209,213等が破損しても、発火発煙
等の安全上の問題に至ることがないことを確認した上
で、高温度を検知して回路を保護する高温度保護回路で
あるサーマルシャツトダウン回路を設けていなかったの
で、異常高温となってFET207やダイオード20
9,213等が破損した場合は、これら破損した部品を
交換する必要があり手間のかかるものであった。
【0016】そこで、本発明は、従来はサーマルシャッ
トダウン回路が設けられていなかった低圧電源などのス
イッチング電源において、既存のサーミスタや過電流あ
るいは過電圧からの保護回路などを利用した電源保護手
段により、スイッチングトランスやFET、整流ダイオ
ードなどの発熱部品の異常発熱による破損を防ぐように
して、安価に電源の高温度保護を行って、電源の信頼性
を高めた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本出願にかかる第1の発
明によれば、上記目的は、静電記録方式を用いてトナー
画像を形成する画像形成手段と、画像形成手段を制御す
る制御手段と、複数の値の電圧を出力して少なくとも制
御手段に電圧を供給するスイッチング電源と、スイッチ
ング電源内部あるいはスイッチング電源近傍の所定位置
に配置された温度検知手段と、スイッチング電源を冷却
するファンをスイッチング電源からの電圧によって回転
させるファンモータとを有し、温度検知手段が検知した
検知温度に応じて制御手段によりファンモータをON/
OFF制御する画像形成装置において、画像形成装置
に、スイッチング電源からの電圧の供給を停止させる電
源停止手段と、温度検知手段が検知した温度が第1の検
知温度を超えた場合に電源停止手段を動作させてスイッ
チング電源を停止させる高温度保護手段とを備えた電源
保護手段を設けることにより達成される。
【0018】また、本出願にかかる第2の発明によれ
ば、上記目的は、温度検知手段に、サーミスタを用いる
ことにより達成される。
【0019】また、本出願にかかる第3の発明によれ
ば、上記目的は、温度検知手段を、スイッチング電源に
用いられた発熱部品が取り付けられている放熱板に配置
することにより達成される。
【0020】また、本出願にかかる第4の発明によれ
ば、上記目的は、制御手段は、温度検知手段が検知した
検知温度が第1の検知温度よりも低い温度である第2の
検知温度を超えた場合にファンモータを動作させること
により達成される。
【0021】また、本出願にかかる第5の発明によれ
ば、上記目的は、電源停止手段は、スイッチング電源に
過電流が流れたときにスイッチング電源からの電圧の供
給を停止させる過電流保護回路がスイッチング電源に設
けられている場合、過電流保護回路を用いることにより
達成される。
【0022】また、本出願にかかる第6の発明によれ
ば、上記目的は、電源停止手段は、スイッチング電源か
ら過電圧が供給されたときにスイッチング電源からの電
圧の供給を停止させる過電圧保護回路がスイッチング電
源に設けられている場合、電源停止手段に、過電圧保護
回路を用いることにより達成される。
【0023】また、本出願にかかる第7の発明によれ
ば、上記目的は、スイッチング電源は、供給する電圧値
毎に複数のスイッチング電源回路を有することにより達
成される。
【0024】また、本出願にかかる第8の発明によれ
ば、上記目的は、複数のスイッチング電源は、各スイッ
チング電源のうちの少なくとも1つに、制御手段からの
ON/OFF作動信号により電源を起動停止させる電源
起動停止手段を設け、電源起動停止手段に接続されてス
イッチング電源の作動信号を送信できる作動信号送信手
段を制御手段内に設け、制御手段に設けられた電源起動
停止手段からの作動信号により複数のスイッチング電源
回路のうちの少なくとも一つのスイッチング電源回路が
起動あるいは停止されることにより達成される。
【0025】また、本出願にかかる第9の発明によれ
ば、上記目的は、電源停止手段は、制御手段内の作動信
号送信手段と該作動信号送信手段に接続された電源起動
停止手段とから構成することにより達成される。
【0026】つまり、本出願にかかる第1の発明によれ
ば、スイッチング電源内部あるいはスイッチング電源近
傍の温度を検知している温度検知手段による検知温度が
第1の検知温度を越えた場合に、高温度保護手段によっ
て電源停止手段が動作させられてスイッチング電源から
の電圧の供給を停止させるので、スイッチング電源の温
度が高温になる前にスイッチング電源が停止されて、電
源の温度上昇が防止される。
【0027】また、本出願にかかる第2の発明によれ
ば、温度検知手段に、サーミスタを用いることにより、
安価な電源保護手段となる。
【0028】また、本出願にかかる第3の発明によれ
ば、温度検知手段を、スイッチング電源に用いられた発
熱部品が取り付けられている放熱板に配置することによ
り、スイッチング電源の異常高温が容易に検知され、か
つ、安価な電源保護手段となる。
【0029】また、本出願にかかる第4の発明によれ
ば、制御手段は、温度検知手段が検知した検知温度が第
1の検知温度よりも低い温度である第2の検知温度を超
えた場合にファンモータを動作させることにより、スイ
ッチング電源が第1の検知温度となる前にスイッチング
電源の熱が発散され、それにもかかわらず、スイッチン
グ電源の温度が上昇した場合にのみ電源保護手段により
スイッチング電源が停止させられるので、電源の信頼性
が向上する。
【0030】また、本出願にかかる第5の発明によれ
ば、スイッチング電源に過電流が流れたときにスイッチ
ング電源からの電圧の供給を停止させる過電流保護回路
がスイッチング電源に設けられている場合、電源停止手
段として過電流保護回路を用いることにより、既存の回
路を用いて電源保護手段が構成され、安価な電源保護手
段となる。
【0031】また、本出願にかかる第6の発明によれ
ば、スイッチング電源から過電圧が供給されたときにス
イッチング電源からの電圧の供給を停止させる過電圧保
護回路がスイッチング電源に設けられている場合、電源
停止手段として過電圧保護回路を用いることにより、既
存の回路を用いて電源保護手段が構成され、安価な電源
保護手段となる。
【0032】また、本出願にかかる第7の発明によれ
ば、スイッチング電源が、供給する電圧値毎に複数のス
イッチング電源回路を有する場合であっても、安価で信
頼性の高い電源保護手段を用いたスイッチング電源とな
る。
【0033】また、本出願にかかる第8の発明によれ
ば、複数のスイッチング電源のうちの少なくとも1つに
設けられた、制御手段からのON/OFF作動信号によ
り電源を起動停止させる電源起動停止手段と、電源起動
停止手段に接続されてスイッチング電源の作動信号を送
信できる制御手段に設けられた作動信号送信手段とによ
り、制御手段に設けられた電源起動停止手段からの作動
信号により複数のスイッチング電源回路のうちの少なく
とも一つのスイッチング電源回路が起動あるいは停止さ
せることにより、電源効率が良いとともに、安価で信頼
性の高い電源保護手段を有するスイッチング電源とな
る。
【0034】また、本出願にかかる第9の発明によれ
ば、電源停止手段は、制御手段内の作動信号送信手段と
作動信号送信手段に接続された電源起動停止手段とから
構成することにより、部品点数を削減してより安価な電
源保護手段が構成される。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0036】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態を図1〜図4により説明する。図1は、他励式
フライバック方式を用いたスイッチング電源およびファ
ンモータのON/OFF回路を示す回路図で、図2は、
CPUのA/D入力電圧とファンONのタイミングを示
すタイムチャート、図3は、CPUのA/D入力電圧と
24V出力電圧のタイミングを示すタイムチャート、図
4はファンの回転と高温度保護に関するフローチャート
である。なお、画像形成装置の画像形成工程について
は、従来例に示したとおりであるため省略する。
【0037】転写材上の未定着トナーを転写材上に定着
させる画像形成装置は、表面に静電潜像を担持する像担
持体としての感光ドラム、感光ドラムの表面を一様に帯
電させる帯電手段、帯電ローラによって帯電させられた
感光ドラムの表面をレーザービームにより露光して感光
ドラム上に静電潜像を形成する露光手段、感光ドラム上
に形成された静電潜像を現像剤であるトナーによって現
像して可視像化する現像装置、現像された感光ドラム上
のトナー画像を転写材に転写する転写器、トナー画像が
転写された転写材を加熱および加圧して転写材上にトナ
ーを定着させる定着器などの画像形成手段や、画像形成
の各工程を制御する制御手段等を有しており、画像形成
手段の各部材の動作を制御手段によって制御することに
より静電方式を用いて画像形成を行うことができるよう
になっている。
【0038】また、画像形成装置内には、複数の値の電
圧を出力して少なくとも制御手段に電圧を供給するスイ
ッチング電源1と、スイッチング電源からの熱を除去す
るファンを回転させるファンモータ345とが設けられ
ており、ファンを回転させるファンモータ345のON
/OFF動作を制御手段によって制御してスイッチング
電源を冷やすことができるようになっている。
【0039】図1に示すように、スイッチング電源は、
入力された商用電源303からの交流を、ダイオードブ
リッジ304及び電解コンデンサ305からなる第1の
整流回路で直流電圧に全波整流する。パワーMOS−F
ET等のスイッチング素子であるFET307は、電源
コントロールIC308よりゲートに入力されるパルス
によってON/OFF駆動され、FET307をON/
OFFすることで、第1の整流回路により整流された直
流電圧は、スイッチングされたパルス状の波形となり、
トランス306を介して、一次側から二次側へ、降圧さ
れかつ同一周期のスイッチングされたパルス状の電圧波
形として伝達される。
【0040】二次側に伝達されたパルス状の電圧は、フ
ァンモータ345などの駆動に用いられる24Vの直流
電圧と、制御手段内に設けられてファンモータの駆動等
を制御するCPU340などを駆動させる3.3Vの直
流電圧を出力できるようになっている。つまり、ダイオ
ード309、電解コンデンサ310から構成される第2
の整流回路により整流平滑され、その後、インダクタ3
11と電解コンデンサ312からなるLCフィルタによ
りスイッチング周波数成分が除去され、24Vの直流電
圧として出力される。
【0041】同様に、3.3Vの出力電圧は、ダイオー
ド313、電解コンデンサ314から構成される第3の
整流回路により整流平滑され、その後、インダクタ31
5と電解コンデンサ316からなるLCフィルタにより
スイッチング周波数成分が除去され、直流電圧として出
力される。なお、電源はフライバック方式であるため、
FET307がONの時、ダイオード309,313は
導通せず、FET307がOFFの時、ダイオード30
9,313は導通しエネルギーは一次側から二次側へ伝
達される。
【0042】スイッチング電源1内には、FET307
やダイオード309,313などの電源の稼動によって
発熱する発熱部品が使用されており、スイッチング電源
1には、これら発熱部品が当接されて発熱部品からの熱
を空気中に放出する放熱板(図示せず)が設けられてい
る。なお、放熱板は、ファンからの風がよく当たる位置
に配置されて、放熱効果を高めることができるようにな
っている。
【0043】また、放熱板には、放熱板の温度を検知す
る温度検知手段としてのサーミスタ336が設けられて
おり、サーミスタ336での検知信号を制御手段内のC
PU340に設けられたA/Dポートへ送信できるよう
になっていて、サーミスタ336による検知温度が所定
温度となったときにCPU340からファンモータ34
5へON作動信号が送信されてファンが回転するように
なっている。ここで、ファンモータ345がON作動す
るときのサーミスタ336による検知温度を第2の検知
温度とする。
【0044】サーミスタ336は、放熱板の温度をその
抵抗値の変化により検知する。つまり、放熱板の温度が
上昇するとサーミスタにより検知される抵抗値(Vt
h)が低下し、放熱板の温度が低下するとサーミスタに
より検知される抵抗値(Vth)が大きくなるようにな
っている。
【0045】さらに、スイッチング電源1には、3.3
Vの電圧を出力する回路に過電流保護回路2が設けられ
ており、過電流保護回路2は、回路に流れる電流をモニ
タして所定電流値以上の電流が流れたときに電源コント
ロールIC308からFET307へのパルス送信を停
止して3.3Vおよび24Vの電源出力を停止させるこ
とができるようになっている。
【0046】また、サーミスタ336による検知電圧値
Vthが、所定の電圧値を下回ったとき(サーミスタに
よる検知温度が所定温度を超えたとき)に、過電流保護
回路2を動作させてスイッチング電源1を停止させる高
温度保護手段3が設けられて、サーミスタ336の検知
温度によってスイッチング電源1を停止させることがで
きるようになっている。
【0047】ここで、高温度保護手段3がスイッチング
電源1を停止させるときのサーミスタによる検知温度を
第1の検知温度とし、第1の検知温度は、上記のファン
を回転させるときの温度である第2の検知温度よりも所
定温度高い温度で、かつ、第1の検知温度は、FETな
どの部品が熱により破損する温度よりも低い温度とし、
まず、放熱板の温度が第2の温度となったときにファン
が回転して温度を下げ、それでも放熱板の温度が下がら
ずに第1の温度となったときにスイッチング電源1を停
止するようにして、放熱板が異常高温となる前にスイッ
チング電源を停止できるようになっている。
【0048】このように、本実施形態は、過電流保護回
路を、スイッチング電源からの電圧の供給を停止させる
電源停止手段として配置し、電源停止手段としての過電
流保護回路2を、温度検知手段が検知した温度が第1の
検知温度を超えた場合に高温度保護手段3からの信号に
より動作させてスイッチング電源1を停止させるように
してスイッチング電源1を高温度による破損から保護す
る電源保護手段としての電源保護回路を構成するように
した。
【0049】以下に、スイッチング電源1に設けられた
過電流保護回路2の動作について説明する。この過電流
保護回路2は、3.3Vの出力電流を二次側で検出し、
3.3Vの出力電流が電源の最大定格電流以上となった
場合、一次側の電源コントロールIC308からFET
307のゲートに出力される駆動パルスを停止させる回
路である。
【0050】過電流保護回路2は、3.3V出力に流れ
る電流をその両端に現れる電圧として検出する電流検出
抵抗317を有し、通常22mΩ程度のセメント抵抗が
用いられる。検出抵抗両端の電圧のうち、電源の出力端
側をコンパレータ320のV+端子に基準値として接続
し、他方を2つの抵抗318,319で分圧した電圧を
コンパレータ315のV−端子に接続する。このとき、
抵抗318,319は検出抵抗317の抵抗値を考慮
し、3.3Vラインに流れる電流が最大負荷電流+α
(マージン)となった時に、コンパレータ320のV−
端子の電圧がV+端子よりも大きくなるよう設定する必
要がある。
【0051】通常動作時には、コンパレータ320のV
−端子電圧はV+端子よりも小さく、コンパレータ32
0の出力はHIレベルであるため、PNPのトランジス
タ325はOFFである。一方、過電流保護時には、コ
ンパレータ320のV−端子電圧はV十端子よりも大き
くなり、コンパレータ320の出力はLOWレベルとな
る。
【0052】過電流時にコンパレータ320の出力がL
OWとなると、PNPのトランジスタ325がONする
ため、フォトカプラ326のフォトトランジスタが導通
し、コントロールIC308のOCP端子の電圧が上昇
する。このOCP端子電圧がある一定の電圧以上となる
と、IC308の動作は停止し、電源の出力停止する。
【0053】なお、電源起動時には、コンパレータヘの
入力電圧が所望の値とはならないため、過電流保護回路
が不安定となる。そこで、起動時の誤動作を防ぐため、
過電流保護回路2に設けられている電解コンデンサ32
3と抵抗324の値は、電源の起動時間以上の時定数と
なるよう選定するようにするとよい。
【0054】次に、画像形成装置内に設けられたファン
モータ345をON/OFFする駆動回路の動作につい
て説明する。ファンモータ345は制御手段にプリンタ
エンジンのコントローラとして設けられているCPU3
40からのON/OFF信号によって駆動が制御される
ようになっている。また、CPU340からの制御信号
により、給紙、現像、転写、定着、排紙等の画像形成プ
ロセスを制御できるようになっている。
【0055】CPU340は、プリント中にはファンを
動作させ、プリントが終了した後(スタンバイ状態)所
定の時間を経過したところでファンON信号をLOWレ
ベルとして出力し、NPNトランジスタ341及びPN
Pトランジスタ344がOFFし、ファンモータ345
を停止させる。
【0056】図2に示すように、スタンバイ時に放熱板
の温度が上昇し、抵抗335とサーミスタ336により
分圧された電位(Vth)が所定の電圧(Va)以下と
なった場合には、CPU340はファンON信号をHI
レベルとして出力し、ファンモータ345を回転させ、
その風によって放熱板の温度、つまりFET307やダ
イオーード309,313等の温度を下げるよう動作す
る。ここで、所定の電圧Vaは、放熱板の温度が第2の
検知温度となったときにサーミスタが検知する電圧値程
度とする。
【0057】また、ファンモータ345の回転により、
サーミスタ336の温度が低下し、抵抗335とサーミ
スタ336により分圧された電位(Vth)が所定の電
圧(Va)以上となった場合には、CPU340は、以
下の処理を行う。
【0058】ファンモータ345が短時間にON/OF
Fを繰り返さないように、ファンモータ345の連続動
作時間が、所定の時間(T)に満たない場合は、その時
間(T)に至るまで、ファンON信号をHIとし、モー
タ345を回転させ続ける。一方、ファンモータ345
の連続動作時間が、所定の時間(T)を超えている場合
は、即座にファンON信号をLOWとし、モータ345
を停止させる。
【0059】また、本実施形態では、サーミスタ336
と、過電流保護回路2と、サーミスタ336での検知温
度がファンを回転させる温度である第2の検知温度より
も高い第1の検知温度となったときに過電流保護回路2
を動作させる高温度保護手段3とを用いてスイッチング
電源1が高温となった場合に回路を保護できるようにな
っている。
【0060】高温度保護手段3は、基準電圧VbがV−
端子に入力されるとともにサーミスタ336からの電位
VthがV+端子に入力されるコンパレータ333と、
コンパレータ333からのHI信号によって導通すると
ともに過電流保護回路2内のコンパレータ320のV−
端子にカソード側が接続されたダイオード332と、ダ
イオード332の導通時にコンパレータ320のV−端
子へコンパレータ320のV+端子電圧以上の値の電圧
を入力するためのツェナダイオード331とを有してい
る。
【0061】高温度保護手段3は、サーミスタ336か
らの電位Vthが基準電圧Vbよりも小さくなったとき
にダイオード332が導通し、その際に、ツェナダイオ
ード331、ダイオード332を介して過電流保護回路
2内のコンパレータ320のV−端子電圧を強制的にV
+端子電圧以上に上昇させて過電流保護回路2を動作さ
せることができるようになっている。過電流保護回路2
が動作すると、スイッチング電源1の電源コントロール
IC308からFET307へのパルスが停止するの
で、スイッチング電源1からの出力が停止する。なお、
高温度保護手段3内のコンパレータ333に入力される
基準電圧Vbは、上記のファンを回転させる際の所定の
電圧Vaよりも低い電圧値となっており、放熱板の温度
がファン回転時の温度(第2の検知温度)よりも所定値
高くなった場合に、高温度保護手段3が過電流保護回路
2を動作させることができるようになっている。
【0062】つまり、図3に示すように、放熱板が加熱
しておらずサーミスタでの検知温度が低く、抵抗335
とサーミスタ336により分圧された電位(Vth)が
基準電圧334(Vb;Vb<Va)より大きい場合に
は、コンパレータ333の出力はLOW(約0V)とな
り、ダイオード332は導通せず、高温度保護手段3か
ら過電流保護回路2のコンパレータ320へ電圧は入力
されない。そして、電位Vthが電圧Vaを下回ったと
ころでファンが回転して放熱板から熱を奪う。
【0063】さらに放熱板の温度が上昇(抵抗335と
サーミスタ336により分圧された電位Vthは小さく
なる)して、抵抗335とサーミスタ336により分圧
された電位(Vth)が基準電圧334(Vb)より小
さくなった場合(つまり異常高温時)には、コンパレー
タ333の出力はHI(ハイインピーダンス)となり、
ダイオード332のアノード電位を約0Vにしていたク
ランプがはずれる。このため、ダイオード332は導通
し、ツェナダイオード331,ダイオード332を介し
てコンパレータ320のV−端子電圧を強制的にV+端
子電圧以上に上昇させ、過電流保護回路を動作させる。
以後の動作は過電流保護時と同様に、電源が停止するた
め、ファンモータは停止する。
【0064】上記のファン回転と高温度保護手段との動
作を図4のフローチャートを用いて説明すると、ステッ
プ61でファンモータ345をOFFにしてファンをス
トップさせてスタンバイ状態となった後、ステップ62
でサーミスタ336からの検知信号である電位Vthと
第2の検知温度に対応した電圧Vaとを比較する。比較
した結果、サーミスタ336からの検知信号である電位
Vthが電圧Vaよりも小さくなると、ステップ63で
ファンON信号をHIとしてファンを回転させる。ま
た、Vth≧Vaならば、放熱板の温度が上昇するかプ
リント信号が入力されるまでループする。ファンが回転
したら、ステップ64でt=0を、所定のカウンタにセ
ットする。カウンタは、t=0がセットされたときから
時間のカウントを開始するようになっている。
【0065】そして、ステップ65でVthがVbより
も小さいか否かを判断し、小さい場合(放熱板の温度が
第1の検知温度よりも大きくなって、サーミスタ336
による検知電位Vthが基準電圧Vbよりも小さくなっ
た)、ステップ66で電源保護回路の過電流保護回路2
を動作させ、ステップ67で電源を停止させる。
【0066】ステップ65で、VthがVbよりも大き
い場合は、放熱板の温度は異常高温となっていないと判
断して、ファンを回し続ける。そして、ステップ68で
VthがVaよりも大きいか否かを判断し、大きい場合
は、放熱板の温度が第2の検知温度よりも下がっていな
いと判断してファンを回し続ける。一方、ステップ68
でVthがVaよりも小さい場合は、放熱板の温度は下
がったと判断し、ステップ69で時間tが所定の時間T
以下か否かを判断する。
【0067】ステップ69で、時間tが所定の時間T以
下の場合は、ステップ65へ戻ってファンを回し続け
る。また、ステップ69で、時間tが所定の時間Tを超
えている場合は、CPU340からファンON信号とし
てLOWをファンモータ345へ送信してファンの回転
を停止させる。
【0068】以上のように、本実施形態では、ファンモ
ータのON/OFF制御用のサーミスタと、電源の過電
流保護回路を利用することで、大きなコストアップする
ことなく、低圧電源用の高温度保護を行うことができる
ようにした。
【0069】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態を図2〜図5により説明する。本実施形態は、第1の
実施形態では過電流保護回路を用いてスイッチング電源
の高温度保護を行うようにしたが、本実施形態では、過
電圧保護回路を用いるようにしたものである。図5は、
本実施形態のスイッチング電源およびファンモータのO
N/OFF回路を示す回路図で、図2は、CPUのA/
D入力電圧とファンONのタイミングを示すタイムチャ
ート、図3は、CPUのA/D入力電圧と24V出力電
圧のタイミングを示すタイムチャート、図4はファンの
回転と高温度保護に関するフローチャートである。
【0070】図5に、他励式フライバック方式を用いた
スイッチング電源およびファンモータのON/OFF回
路の回路図を示す。図5に示すように、スイッチング電
源5は、商用電源403からの交流をダイオードブリッ
ジ404およびコンデンサ405からなる第1の整流回
路で直流電圧に全波整流し、電源コントロールIC40
8よりFET407のゲートに入力されるパルスによっ
てFET407がON/OFF駆動され、FET407
をON/OFFすることで、第1の整流回路により整流
された直流電圧は、スイッチングされたパルス状の波形
となり、トランス406を介して、一次側から二次側
へ、降圧されかつ同一周期のスイッチングされたパルス
状の電圧波形として伝達されるようになっている。
【0071】なお、二次側から3.3Vと24Vとの電
圧を出力する回路構成は、上記の従来例や第1の実施形
態において示したとおりであるため省略する。また、F
ET407やダイオード409,413などの発熱部品
が放熱板に当接されて放熱板により熱を奪うことができ
るようになっているとともに、放熱板にサーミスタ43
6が当接されて放熱板の温度を検知できるようになって
いる。なお、放熱板は、ファンからの風がよく当たる位
置に配置されて、放熱効果を高めることができるように
なっている。
【0072】サーミスタ436は、上記の第1の実施形
態と同様に、抵抗435とサーミスタ436とにより分
圧された電位Vthが制御手段に設けられたCPU44
0に入力されるようになっており、サーミスタ436に
よる検知温度が所定温度となったときにCPU440か
らファンモータ445へON作動信号が送信されてファ
ンが回転することにより、放熱板の熱を奪うことができ
るようになっている。ここで、ファンモータ445がO
N作動するときのサーミスタ436による検知温度を第
2の検知温度とする。
【0073】サーミスタ436は、放熱板の温度をその
抵抗値の変化により検知する。つまり、放熱板の温度が
上昇するとサーミスタにより検知される抵抗値(Vt
h)が低下し、放熱板の温度が低下するとサーミスタに
より検知される抵抗値(Vth)が大きくなるようにな
っている。
【0074】さらに、スイッチング電源5には、スイッ
チング電源から過電圧が供給されたときにスイッチング
電源からの電圧の供給を停止させる過電圧保護回路が設
けられており、過電圧保護回路は、回路に流れる電圧を
モニタして所定電圧値以上の電圧が供給されたときに電
源コントロールIC408からFET407へのパルス
送信を停止して3.3Vおよび24Vの電源出力を停止
させることができるようになっている。
【0075】また、サーミスタ436による検知電圧値
Vthが所定の電圧値を下回ったとき(サーミスタによ
る検知温度が所定温度を超えたとき)に、過電圧保護回
路を動作させてスイッチング電源5を停止させる高温度
保護手段3が設けられて、サーミスタ436の検知温度
によってスイッチング電源1を停止させることができる
ようになっている。なお、高温度保護手段3がスイッチ
ング電源1を停止させるときのサーミスタによる検知温
度を第1の検知温度とし、第1の検知温度は、上記のフ
ァンを回転させるときの温度である第2の検知温度より
も所定温度高い温度とし、まず、放熱板の温度が第2の
温度となったときにファンが回転して温度を下げるよう
にし、それでも放熱板の温度が下がらずに第1の温度と
なったときにスイッチング電源1を停止するようにす
る。
【0076】このように、本実施形態は、過電圧保護回
路を、スイッチング電源からの電圧の供給を停止させる
電源停止手段として配置し、電源停止手段としての過電
圧保護回路を、温度検知手段が検知した温度が第1の検
知温度を超えた場合に高温度保護手段からの信号により
動作させてスイッチング電源を停止させるようにしてス
イッチング電源を高温度による破損から保護する電源保
護手段としての電源保護回路を構成した。
【0077】以下に、スイッチング電源5に設けられた
過電圧保護回路の動作について説明する。この過電圧保
護回路は、24Vの出力電圧を二次側で検出し、24V
の出力電圧が所定の電圧以上となった場合、一次側の電
源コントロールIC408からFET407のゲートに
出力される駆動パルスを停止させる回路である。
【0078】フライバック方式の電源に良く用いられ
る、上記の過電圧保護回路の動作について説明する。ス
イッチング電源5に設けられた過電圧保護回路は、ツェ
ナダイオード452を有し、24Vの出力電圧が所定の
電圧以上(例えば28V)に上昇すると導通し、サイリ
スタ(またはトライアック)451のゲート電圧をON
電圧以上に上昇させる。このため、24VラインとGN
D間はサイリスタ451を介してショートされることに
なる。二次側がショート状態となると、トランス406
の一次側巻線やFET407に流れる電流は増大し、以
下に説明する一次側電流保護回路が動作するため、電源
コントロールlC408の出力端子からFET407の
ゲートに出力されるFET駆動パルスを停止させる。
【0079】一次側電流保護回路は、一次側電流保護回
路を構成する電流検出抵抗427を有しており、FET
407に流れる電流を抵抗両端に現れる電圧として検出
する。検出抵抗427の電圧は抵抗428,429で分
圧され、IC408の過電流保護端子(OCP)に入力
される。この過電流保護端子の電圧が所定の電圧以上に
達するとFET407へのFET駆動パルスは出力され
なくなり、FETのスイッチングが止まり、電源は停止
する。
【0080】次に、画像形成装置内に設けられたファン
モータ445をON/OFFする駆動回路の動作につい
て説明する。ファンモータ445は制御手段にプリンタ
エンジンのコントローラとして設けられているCPU4
40からのON/OFF信号によって駆動が制御される
ようになっている。また、CPU440からの制御信号
により、給紙、現像、転写、定着、排紙等の画像形成プ
ロセスを制御できるようになっている。
【0081】CPU440は、プリント中にはファンを
動作させ、プリントが終了した後(スタンバイ状態)所
定の時間を経過したところでファンON信号をLOWレ
ベルとして出力し、NPNトランジスタ441及びPN
Pトランジスタ444がOFFし、ファンモータ445
を停止させる。
【0082】図2に示すように、スタンバイ時に放熱板
の温度が上昇し、抵抗435とサーミスタ436により
分圧された電位(Vth)が所定の電圧(Va)以下と
なった場合には、CPU440はファンON信号をHI
レベルとして出力し、ファンモータ445を回転させ、
その風によって放熱板の温度、つまりFET407やダ
イオーード409,413等の温度を下げるよう動作す
る。ここで、所定の電圧Vaは、放熱板の温度が第2の
検知温度となったときにサーミスタが検知する電圧値程
度とする。
【0083】また、ファンモータ445の回転により、
サーミスタ436の温度が低下し、抵抗435とサーミ
スタ436により分圧された電位(Vth)が所定の電
圧(Va)以上となった場合には、CPU440は、以
下の処理を行う。
【0084】ファンモータ445が短時間にON/OF
Fを繰り返さないように、ファンモータ445の連続動
作時間が、所定の時間(T)に満たない場合は、その時
間(T)に至るまで、ファンON信号をHIとし、モー
タ445を回転させ続ける。一方、ファンモータ445
の連続動作時間が、所定の時間(T)を超えている場合
は、即座にファンON信号をLOWとし、モータ445
を停止させる。
【0085】また、本実施形態では、サーミスタ436
と、過電圧保護回路と、サーミスタ436での検知温度
がファンを回転させる温度である第2の検知温度よりも
高い第1の検知温度となったときに過電圧保護回路を動
作させる高温度保護手段3とを用いてスイッチング電源
1が高温となった場合に回路を保護できるようになって
いる。
【0086】高温度保護手段3は、基準電圧VbがV−
端子に入力されるとともにサーミスタ436からの電位
VthがV+端子に入力されるコンパレータ433と、
コンパレータ433からのHI信号によって導通するダ
イオード432と、ダイオード432の導通時に所定の
電圧を過電圧保護回路へ供給するためのツェナダイオー
ド431とを有している。
【0087】高温度保護手段3は、ダイオード432の
カソード側が過電圧保護回路内のツェナダイオード45
2のアノード側に接続されており、サーミスタ436か
らの電位Vthが基準電圧Vbよりも小さくなったとき
にダイオード432が導通し、その際に、ツェナダイオ
ード431、ダイオード432を介して過電圧保護回路
内のツェナダイオード452に所定値の電圧が印加され
てツェナダイオード452が導通させられ、サイリスタ
451のゲート電圧をON電圧以上に上昇させ、24V
ラインとGND間をサイリスタ451を介してショート
させて一次側電流保護回路を動作させることにより、ス
イッチング電源5を停止させることができるようになっ
ている。なお、高温度保護手段3内のコンパレータ43
3に入力される基準電圧Vbは、上記のファンを回転さ
せる際の所定の電圧Vaよりも低い電圧値となってお
り、放熱板の温度がファン回転時の温度(第2の検知温
度)よりも所定値高くなった場合に、高温度保護手段3
が過電圧保護回路を動作させることができるようになっ
ている。
【0088】つまり、図3に示すように、放熱板が加熱
しておらずサーミスタでの検知温度が低く、抵抗435
とサーミスタ436により分圧された電位(Vth)が
基準電圧434(Vb;Vb<Va)より大きい場合に
は、コンパレータ433の出力はLOW(約0V)とな
り、ダイオード432は導通せず、高温度保護手段3か
ら過電圧保護回路を動作させる電圧は入力されない。そ
して、電位Vthが電圧Vaを下回ったところでファン
が回転して放熱板から熱を奪う。
【0089】さらに放熱板の温度が上昇(抵抗435と
サーミスタ436により分圧された電位Vthは小さく
なる)して、抵抗435とサーミスタ436により分圧
された電位(Vth)が基準電圧434(Vb)より小
さくなった場合(つまり異常高温時)には、コンパレー
タ433の出力はHI(ハイインピーダンス)となり、
ダイオード432のアノード電位を約0Vにしていたク
ランプがはずれる。このため、ダイオード432は導通
し、ツェナダイオード431,ダイオード432を介し
てサイリスタ451のゲート電圧をON電圧以上に上昇
させるため、24Vラインとグランド間はサイリスタ4
51を介してショートされる。以後の動作は過電圧保護
時と同様に、電源が停止するため、ファンモータ445
は停止する。
【0090】上記のファン回転と高温度保護手段との動
作を図4のフローチャートを用いて説明すると、ステッ
プ61でファンモータ445をOFFにしてファンをス
トップさせてスタンバイ状態となった後、ステップ62
でサーミスタ436からの検知信号である電位Vthと
第2の検知温度に対応した電圧Vaとを比較する。比較
した結果、サーミスタ436からの検知信号である電位
Vthが電圧Vaよりも小さくなると、ステップ63で
ファンON信号をHIとしてファンを回転させる。ま
た、Vth≧Vaならば、放熱板の温度が上昇するかプ
リント信号が入力されるまでループする。ファンが回転
したら、ステップ64でt=0を、所定のカウンタにセ
ットする。カウンタは、t=0がセットされたときから
時間のカウントを開始するようになっている。
【0091】そして、ステップ65でVthがVbより
も小さいか否かを判断し、小さい場合(放熱板の温度が
第1の検知温度よりも大きくなって、サーミスタ436
による検知電位Vthが基準電圧Vbよりも小さくなっ
た)、ステップ66で電源保護回路の過電圧保護回路を
動作させ、ステップ67でスイッチング電源を停止させ
る。
【0092】ステップ65で、VthがVbよりも大き
い場合は、放熱板の温度は異常高温となっていないと判
断して、ファンを回し続ける。そして、ステップ68で
VthがVaよりも大きいか否かを判断し、大きい場合
は、放熱板の温度が第2の検知温度よりも下がっていな
いと判断してファンを回し続ける。一方、ステップ68
でVthがVaよりも小さい場合は、放熱板の温度は下
がったと判断し、ステップ69で時間tが所定の時間T
以下か否かを判断する。
【0093】ステップ69で、時間tが所定の時間T以
下の場合は、ステップ65へ戻ってファンを回し続け
る。また、ステップ69で、時間tが所定の時間Tを超
えている場合は、CPU440からファンON信号とし
てLOWをファンモータ445へ送信してファンの回転
を停止させる。
【0094】以上のように、本実施形態では、ファンモ
ータのON/OFF制御用のサーミスタと、電源の過電
圧保護回路を利用することで、大きなコストアップする
ことなく、低圧電源用の高温度保護を行うことができる
ようにした。
【0095】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態を図6と図7により説明する。本実施形態は、スイッ
チング電源が3.3V用と24V用の2つのスイッチン
グ電源回路を有する場合に、スイッチング電源回路が異
常高温となったときに24V側のスイッチング電源回路
を停止させる電源保護手段を設けるようにして、3.3
V側のスイッチング電源回路を停止させずに異常高温と
なった旨を制御手段により報知できるようにしたもので
ある。
【0096】図6は、本実施形態のスイッチング電源お
よびファンモータのON/OFF回路を示す回路図で、
図7は、本実施形態のファンの回転と高温度保護に関す
るフローチャートである。
【0097】本実施形態では、低圧電源の2つの出力電
圧(3.3Vと24V)をそれぞれ別の電源コントロー
ルIC,FETで構成する。このような電源は、特に、
スタンバイ時の消費電力を極力減らすような設計思想
の、比較的高級プリンタに多く見られる。
【0098】一般的に、CPU等の制御系に使用される
3.3V出力よりも、モータ等の駆動系に使用される2
4V系の方が消費電力が大きい。3.3Vおよび24V
の最大消費電力をカバーする電源を、実施形態1または
2のように一つの電源コントロールIC,FETで構成
した場合、プリンタのスタンバイ時には、24Vの消費
電力がほとんどなくなるため、その電源効率としては最
大消費電力時の約1/3〜1/2まで落ち込んでしま
う。つまりプリンタのスタンバイ時には、電源としては
非常に効率の悪い状態で使用されることになり、入力電
力の多くが出力電力とはならずに熱となってしまう。
【0099】スタンバイ時の無駄な消費電力を極力抑え
るためには、3.3Vおよび24Vを出力するため最適
な電源をそれぞれに設ける必要があるのである。そこ
で、2つの出力電圧(3.3Vと24V)用に2つの電
源コントロールIC,FETで構成した電源により出力
する場合について、以下に説明する。
【0100】図6に示すように、スイッチング電源10
は、供給する電圧値毎に3.3V用のスイッチング電源
回路11と24V用のスイッチング電源回路12の2つ
の電源回路を有しており、それぞれにコントロールI
C、FET、トランスなどを有している。具体的には、
3.3V用のスイッチング電源回路11用にコントロー
ルIC568、FET561、トランス562が設けら
れておりコントロールIC568とFET561とによ
りスイッチングされたパルス状の波形がトランス562
を介して一次側から二次側へ、降圧されかつ同一周期の
スイッチングされたパルス状の電圧波形として伝達され
る。二次側に伝達されたパルス状の電圧は、ダイオード
563、電解コンデンサ564により整流平滑され、そ
の後、インダクタ565と電解コンデンサ567からな
るLCフィルタによりスイッチング周波数成分が除去さ
れ、3.3Vの直流電圧として出力される。
【0101】24V用のスイッチング電源回路12に
は、コントロールIC508、FET507、トランス
506が設けられておりコントロールIC508とFE
T507とによりスイッチングされたパルス状の波形が
トランス506を介して一次側から二次側へ、降圧され
かつ同一周期のスイッチングされたパルス状の電圧波形
として伝達される。二次側に伝達されたパルス状の電圧
は、ダイオード509、電解コンデンサ510により整
流平滑され、その後、インダクタ511と電解コンデン
サ512からなるLCフィルタによりスイッチング周波
数成分が除去され、24Vの直流電圧として出力され
る。
【0102】なお、24V用のスイッチング電源回路1
2には、制御手段からのON/OFF作動信号により電
源を起動停止させる電源起動停止手段が設けられ、電源
起動停止手段に接続されてスイッチング電源の作動信号
を送信できる作動信号送信手段が制御手段に設けられ
て、制御手段に設けられた電源起動停止手段からの作動
信号により複数の24V用のスイッチング電源回路12
が起動あるいは停止するので、電源効率が良い電源回路
となっている。
【0103】また、FET507,561やダイオード
509,563などの発熱部品が放熱板に当接されて放
熱板により熱を奪うことができるようになっているとと
もに、放熱板にサーミスタ536が当接されて放熱板の
温度を検知できるようになっている。なお、放熱板は、
ファンからの風がよく当たる位置に配置されて、放熱効
果を高めることができるようになっている。
【0104】サーミスタ536は、上記の各実施形態と
同様に、抵抗535とサーミスタ536とにより分圧さ
れた電位Vthが制御手段に設けられたCPU540に
入力されるようになっており、サーミスタ536による
検知温度が所定温度となったときにCPU540からフ
ァンモータ545へON作動信号が送信されてファンが
回転することにより、放熱板の熱を奪うことができるよ
うになっている。ここで、ファンモータ545がON作
動するときのサーミスタ536による検知温度を第2の
検知温度とする。
【0105】サーミスタ536は、放熱板の温度をその
抵抗値の変化により検知する。つまり、放熱板の温度が
上昇するとサーミスタにより検知される抵抗値(Vt
h)が低下し、放熱板の温度が低下するとサーミスタに
より検知される抵抗値(Vth)が大きくなるようにな
っている。
【0106】さらに、スイッチング電源10の24V用
のスイッチング電源回路12には、スイッチング電源か
ら過電圧が供給されたときにスイッチング電源からの電
圧の供給を停止させる過電圧保護回路が設けられてお
り、過電圧保護回路は、回路に流れる電圧をモニタして
所定電圧値以上の電圧が供給されたときに電源コントロ
ールIC508からFET507へのパルス送信を停止
して24Vの電源出力を停止させることができるように
なっている。なお、過電圧保護回路の動作は上記の第2
の実施形態と同様である。
【0107】また、サーミスタ536による検知電圧値
Vthが所定の電圧値を下回ったとき(サーミスタによ
る検知温度が所定温度を超えたとき)に、過電圧保護回
路を動作させて24V用のスイッチング電源回路12を
停止させる高温度保護手段3が設けられて、サーミスタ
536の検知温度によって24V用のスイッチング電源
回路12を停止させることができるようになっている。
なお、高温度保護手段3が24V用のスイッチング電源
回路12を停止させるときのサーミスタによる検知温度
を第1の検知温度とし、第1の検知温度は、上記のファ
ンを回転させるときの温度である第2の検知温度よりも
所定温度高い温度とし、まず、放熱板の温度が第2の温
度となったときにファンが回転して温度を下げるように
し、それでも放熱板の温度が下がらずに第1の温度とな
ったときにスイッチング電源1を停止するようにする。
【0108】このように、本実施形態は、過電圧保護回
路を、24V用のスイッチング電源回路からの電圧の供
給を停止させる電源停止手段として配置し、電源停止手
段としての過電圧保護回路を、温度検知手段が検知した
温度が第1の検知温度を超えた場合に高温度保護手段か
らの信号により動作させて24V用のスイッチング電源
回路を停止させるようにしてスイッチング電源を高温度
による破損から保護する電源保護手段としての電源保護
回路を構成した。
【0109】また、本実施形態の制御手段内のCPU5
40は、プリンタエンジンのコントローラであり、給
紙、現像、転写、定着、排紙等の画像形成プロセスを制
御するとともに、CPU540は、コントロールIC5
08を制御して24Vのスイッチング電源回路12のO
N/OFF作動を制御できる作動信号を送信する作動信
号送信手段としてのON/OFF信号送信部を有してい
る。
【0110】CPU540はプリンタのスタンバイ状態
が所定の時間以上継続した場合に、ON/OFF信号を
HIレベルとして出力し、24Vのスイッチング電源回
路を停止させプリンタをスリープ状態(低消費電力モー
ド)にして、スタンバイ時に効率よく24Vの電源を制
御するようにしている。CPU540からHIレベルの
ON/OFF信号が出力されると、NPNトランジスタ
571が導通し、フォトカプラ570のフォトダイオー
ドが点灯し、フォトトランジスタが導通する。
【0111】このため、電源コントロールIC508に
設けられている電源起動停止手段のON/OFF端子へ
入力される電圧が所定の電圧以上に上昇し、電源コント
ロールIC508の電源起動停止手段がFET507へ
の出力パルスを停止させるため、24V出力電源は停止
する。スリープ状態からの復帰は、ホストコンピュータ
からプリンタに送られるプリント命令(図示しない)が
送信された時をトリガにする。プリント命令が送られた
場合、CPU540はON/OFF信号をLOWレベル
として出力し、フォトカプラ570を介して、電源コン
トロールIC508のON/OFF端子電圧を所定の電
圧以下とする。このため、電源コントロールIC508
はFET507への出力パルスを開始し、24V出力電
源は起動する。なお、CPU540からのファンON信
号によるファンモータ545のON/OFFは上記の第
2の実施形態と同様である。
【0112】また、本実施形態では、サーミスタ536
と、過電圧保護回路と、サーミスタ536での検知温度
がファンを回転させる温度である第2の検知温度よりも
高い第1の検知温度となったときに過電圧保護回路を動
作させる高温度保護手段3とを用いてスイッチング電源
10が高温となった場合に回路を保護できるようになっ
ている。
【0113】高温度保護手段3は、基準電圧VbがV−
端子に入力されるとともにサーミスタ536からの電位
VthがV+端子に入力されるコンパレータ533と、
コンパレータ533からのHI信号によって導通するダ
イオード532と、ダイオード532の導通時に所定の
電圧を過電圧保護回路へ供給するためのツェナダイオー
ド531とを有している。
【0114】高温度保護手段3は、ダイオード532の
カソード側が過電圧保護回路内のツェナダイオード55
2のアノード側に接続されており、サーミスタ536か
らの電位Vthが基準電圧Vbよりも小さくなったとき
にダイオード532が導通し、その際に、ツェナダイオ
ード531、ダイオード532を介して過電圧保護回路
内のツェナダイオード552に所定値の電圧が印加され
てツェナダイオード552が導通させられ、サイリスタ
551のゲート電圧をON電圧以上に上昇させ、24V
ラインとGND間をサイリスタ551を介してショート
させて一次側電流保護回路を動作させることにより、2
4V用のスイッチング電源回路12を停止させることが
できるようになっている。なお、高温度保護手段3内の
コンパレータ533に入力される基準電圧Vbは、上記
の各実施形態と同様に、ファンを回転させる際の所定の
電圧Vaよりも低い電圧値となっており、放熱板の温度
がファン回転時の温度(第2の検知温度)よりも所定値
高くなった場合に、高温度保護手段3が過電圧保護回路
を動作させることができるようになっている。
【0115】つまり、放熱板が加熱しておらずサーミス
タでの検知温度が低く、抵抗535とサーミスタ536
により分圧された電位(Vth)が基準電圧534(V
b;Vb<Va)より大きい場合には、コンパレータ5
33の出力はLOW(約0V)となり、ダイオード53
2は導通せず、高温度保護手段3から過電圧保護回路を
動作させる電圧は入力されない。そして、電位Vthが
電圧Vaを下回ったところでファンが回転して放熱板か
ら熱を奪う。
【0116】さらに放熱板の温度が上昇(抵抗535と
サーミスタ536により分圧された電位Vthは小さく
なる)して、抵抗535とサーミスタ536により分圧
された電位(Vth)が基準電圧534(Vb)より小
さくなった場合(つまり異常高温時)には、コンパレー
タ533の出力はHI(ハイインピーダンス)となり、
ダイオード532のアノード電位を約0Vにしていたク
ランプがはずれる。このため、ダイオード532は導通
し、ツェナダイオード531,ダイオード532を介し
てサイリスタ551のゲート電圧をON電圧以上に上昇
させるため、24Vラインとグランド間はサイリスタ5
51を介してショートされ、24V用のスイッチング電
源回路12が停止するため、ファンモータ545は停止
する。
【0117】上記のファン回転と高温度保護手段との動
作を図7のフローチャートを用いて説明すると、ステッ
プ75でファンモータ545をOFFにしてファンをス
トップさせてスタンバイ状態となった後、ステップ76
でサーミスタ536からの検知信号である電位Vthと
第2の検知温度に対応した電圧Vaとを比較する。比較
した結果、サーミスタ536からの検知信号である電位
Vthが電圧Vaよりも小さくなると、ステップ77で
24V用の電源を起動させてファンON信号をHIとし
てファンを回転させる。また、Vth≧Vaならば、放
熱板の温度が上昇するかプリント信号が入力されるまで
ループする。ファンが回転したら、ステップ78でt=
0を、所定のカウンタにセットする。カウンタは、t=
0がセットされたときから時間のカウントを開始するよ
うになっている。
【0118】そして、ステップ79でVthがVbより
も小さいか否かを判断し、小さい場合(放熱板の温度が
第1の検知温度よりも大きくなって、サーミスタ536
による検知電位Vthが基準電圧Vbよりも小さくなっ
た)、ステップ80で24V用電源の電源保護回路の過
電圧保護回路を動作させ、ステップ81でスイッチング
電源に設けられた24V用のスイッチング電源回路を停
止させる。
【0119】ステップ79で、VthがVbよりも大き
い場合は、放熱板の温度は異常高温となっていないと判
断して、ファンを回し続ける。そして、ステップ82で
VthがVaよりも大きいか否かを判断し、大きい場合
は、放熱板の温度が第2の検知温度よりも下がっていな
いと判断してファンを回し続ける。一方、ステップ82
でVthがVaよりも小さい場合は、放熱板の温度は下
がったと判断し、ステップ83で時間tが所定の時間T
以下か否かを判断する。
【0120】ステップ83で、時間tが所定の時間T以
下の場合は、ステップ79へ戻ってファンを回し続け
る。また、ステップ83で、時間tが所定の時間Tを超
えている場合は、CPU540からファンON信号とし
てLOWをファンモータ545へ送信してファンの回転
を停止させるとともに、24V用の電源を停止させてス
リープモードに移行する。
【0121】以上のように、本実施形態では、ファンモ
ータ545のON/OFF制御用のサーミスタ536
と、電源の過電圧保護回路を利用することで、大きなコ
ストアップすることなく、24V出力用低圧電源の電源
保護手段を構成することができるので、安価で電源効率
のよいスイッチング電源とすることができる。
【0122】また、24V用のスイッチング電源回路で
ある24V出力用低圧電源がシャツトダウンした後も、
制御回路系に用いられる3.3V出力用低圧電源は、動
作を続けているため、プリンタに設けられた操作パネル
やホストコンピュータ等を介して、ユーザに24V用の
スイッチング電源回路が電源保護手段によって停止させ
られるサーマルシャツトダウンに至った旨報知すること
ができる。
【0123】(第4の実施形態)本発明の第4の実施形
態を図8〜図10により説明する。本実施形態と、上記
の第3の実施形態との違いは、第3の実施形態において
24V出力用低圧電源の過電圧保護回路を利用してハー
ド的に24V出力用低圧電源を停止させたことに対し
て、本実施形態では、CPUから出力される既存の24
V出力用低圧電源のON/OFF信号を利用して、制御
手段内の作動信号送信手段と該作動信号送信手段に接続
された電源起動停止手段とにより電源停止手段を構成す
るようにして、ソフト的に電源保護手段を構成すること
にある。なお、スイッチング電源のその他の回路やファ
ンモータのON/OFFに関する回路などは第3の実施
形態と同じである。
【0124】図8は、本実施形態のスイッチング電源お
よびファンモータのON/OFF回路を示す回路図で、
図9は、CPUのA/D入力電圧とON/OFF信号と
24V出力電圧とのタイミングを示すタイムチャート、
図10はファンの回転と高温度保護に関するフローチャ
ートである。
【0125】本実施形態のスイッチング電源20は、上
記の第3の実施形態と同様にして、低圧電源の2つの出
力電圧(3.3Vと24V)をそれぞれ別の電源コント
ロールIC,FETで構成する。制御手段に設けられた
CPU640は、プリンタエンジンのコントローラであ
り、給紙、現像、転写、定着、排紙等の画像形成プロセ
スを制御する。また、スイッチング電源20に設けられ
て、スイッチング電源20の動作により発熱する発熱部
品であるFET607,661やダイオード609,6
63が放熱板に当接されており、放熱板に放熱板の温度
を検知するサーミスタ636が当接されているととも
に、放熱板の熱を奪うファンを回転させるファンモータ
645が設けられている。なお、放熱板は、ファンから
の風がよく当たる位置に配置されて、放熱効果を高める
ことができるようになっている。
【0126】サーミスタ636は、上記の各実施形態と
同様に、抵抗635とサーミスタ636とにより分圧さ
れた電位Vthが制御手段に設けられたCPU640に
入力されるようになっており、サーミスタ636による
検知温度が所定温度となったときにCPU640からフ
ァンモータ645へON作動信号が送信されてファンが
回転することにより、放熱板の熱を奪うことができるよ
うになっている。ここで、ファンモータ645がON作
動するときのサーミスタ636による検知温度を第2の
検知温度とする。
【0127】サーミスタ636は、放熱板の温度をその
抵抗値の変化により検知する。つまり、放熱板の温度が
上昇するとサーミスタにより検知される抵抗値(Vt
h)が低下し、放熱板の温度が低下するとサーミスタに
より検知される抵抗値(Vth)が大きくなるようにな
っている。
【0128】CPU640はプリンタのスタンバイ状態
が所定の時間以上継続した場合に、CPU640内の作
動信号送信手段としてのON/OFF信号送信部からO
N/OFF信号をHIレベルとして出力し、24Vのス
イッチング電源回路を停止させプリンタをスリープ状態
(低消費電力モード)にする。CPU640からHIレ
ベルのON/OFF信号が出力されると、NPNトラン
ジスタ671が導通し、フォトカブラ670のフォトダ
イオードが点灯し、フォトトランジスタが導通する。
【0129】このため、電源コントロールIC508に
設けられている電源起動停止手段のON/OFF端子へ
入力される電圧が所定の電圧以上に上昇し、電源コント
ロールIC608の電源起動停止手段がFET607へ
の出力パルスを停止させるため、24V出力電源が停止
してプリンタがスリープ状態となる。
【0130】スリープ状態からの復帰は、ホストコンピ
ュータからプリンタに送られるプリント命令(図示しな
い)が送信された時をトリガにする。プリント命令が送
られた場合、CPU640はON/OFF信号をLOW
レベルとして出力し、フォトカプラ670を介して、電
源コントロールIC608のON/OFF端子電圧を所
定の電圧以下とする。このため、電源コントロールIC
608はFET607への出力パルスを開始し、24V
出力電源が起動する。
【0131】本実施形態では、CPU640内の24V
出力用電源のON/OFF信号を送信するON/OFF
信号送信部とON/OFF信号送信部に接続されたコン
トロールIC608内の電源起動停止手段とからなる電
源停止手段と、サーミスタ636からの検知温度が第1
の検知温度を超えたか否かを判断してサーミスタの温度
が第1の検知温度を超えたら電源停止手段により24V
出力用の電源を停止させる高温度保護手段とにより24
V出力用電源の電源保護手段を構成し、スイッチング電
源20が高温となった場合に回路を保護するようになっ
ている。
【0132】高温度保護手段は、サーミスタ636から
の検知電位Vthが第1の検知温度に対応した電圧であ
るVbよりも小さいか否かを判断する温度判断部を有
し、VthがVbよりも小さい場合に、CPU640の
ON/OFF信号送信部からHIレベル信号をコントロ
ールIC608へ送信させることができるようになって
いる。なお、第1の検知温度は、ファンを回転させる温
度である第2の検知温度よりも高い温度する。
【0133】つまり、図9に示すように、放熱板が加熱
しておらずサーミスタでの検知温度が低く、抵抗635
とサーミスタ636により分圧された電位VthがCP
U640内の温度判断部により第1の検知温度に対応す
る基準電圧Vb(Vb<Va)より大きいと判断された
場合には、CPU640のON/OFF信号送信部から
は24V出力用電源のON/OFF信号をLOWレベル
として出力する。このため、通常はNPNトランジスタ
671は導通せず、フォトカプラ670のフォトダイオ
ードも点灯せず、電源コントロールIC608のON/
OFF端子電圧は、所定の電圧以下となるため、24V
出力用電源は正常に動作する。そして、電位Vthがフ
ァン回転時の第2の検知温度に対応した電圧Vaを下回
ったところでファンが回転して放熱板から熱を奪う。
【0134】さらに放熱板の温度が上昇(抵抗635と
サーミスタ636により分圧された電位Vthは小さく
なる)して、温度判断部で抵抗635とサーミスタ63
6により分圧された電位(Vth)が基準電圧(Vb)
より小さくなったと判断された場合(つまり異常高温
時)には、CPU640のON/OFF信号送信部から
24V出力用電源のON/OFF信号をHIレベルとし
て出力する。このため、電源コントロールIC608の
ON/OFF端子電圧が所定の電圧以上に上昇し、電源
コントロールIC608はFET607への出力パルス
を停止させるため、24V出力電源は停止する。24V
出力電源の停止によりファンモータ545は停止する。
【0135】上記のファン回転と高温度保護手段との動
作を図10のフローチャートを用いて説明すると、ステ
ップ86でファンモータ645をOFFにしてファンを
ストップさせてスタンバイ状態となった後、ステップ8
7でサーミスタ636からの検知信号である電位Vth
と第2の検知温度に対応した電圧Vaとを比較する。比
較した結果、サーミスタ636からの検知信号である電
位Vthが電圧Vaよりも小さくなると、ステップ88
で24V用の電源を起動させてファンON信号をHIと
してファンを回転させる。また、Vth≧Vaならば、
放熱板の温度が上昇するかプリント信号が入力されるま
でループする。ファンが回転したら、ステップ89でt
=0を、所定のカウンタにセットする。カウンタは、t
=0がセットされたときから時間のカウントを開始する
ようになっている。
【0136】そして、ステップ90でVthがVbより
も小さいか否かを判断し、小さい場合(放熱板の温度が
第1の検知温度よりも大きくなって、サーミスタ636
による検知電位Vthが基準電圧Vbよりも小さくなっ
た)、ステップ91でCPU640のON/OFF信号
送信部からHIレベルの信号を送出して24V用電源の
電源保護手段を動作させ、ステップ92でスイッチング
電源に設けられた24V用のスイッチング電源回路を停
止させる。
【0137】ステップ90で、VthがVbよりも大き
い場合は、放熱板の温度は異常高温となっていないと判
断して、ファンを回し続ける。そして、ステップ93で
VthがVaよりも大きいか否かを判断し、大きい場合
は、放熱板の温度が第2の検知温度よりも下がっていな
いと判断してファンを回し続ける。一方、ステップ93
でVthがVaよりも小さい場合は、放熱板の温度は下
がったと判断し、ステップ94で時間tが所定の時間T
以下か否かを判断する。
【0138】ステップ94で、時間tが所定の時間T以
下の場合は、ステップ90へ戻ってファンを回し続け
る。また、ステップ94で、時間tが所定の時間Tを超
えている場合は、CPU640からファンON信号とし
てLOWをファンモータ645へ送信してファンの回転
を停止させるとともに、24V用の電源を停止させてス
リープモードに移行する。
【0139】以上のように、ファンモータ645のON
/OFF制御用のサーミスタ636と、既存の24V出
力用電源のON/OFF信号を利用することで、大きな
コストアップすることなく、24V出力用低圧電源の電
源保護手段を構成することができる。
【0140】本実施形態では、追加部品点数が少ないた
め、第3の実施形態よりも低価格で電源保護手段を構成
することができる。また、第3の実施形態と同様に、2
4V出力用低圧電源がシャツトダウンした後も、制御回
路系に用いられる3.3V出力用低圧電源は、動作を続
けているため、プリンタに設けられた操作パネルやホス
トコンピュータ等を介して、ユーザにサーマルシャツト
ダウンに至った旨報知することができる。
【0141】また、上記の第3または第4の実施形態に
おいては、3.3V用と24V用の2つのスイッチング
電源回路を有するスイッチング電源としたが、複数の電
圧値の電源を出力できるように電圧値毎に複数のスイッ
チング電源回路を有するスイッチング電源としてもよ
く、その場合、制御手段に電圧を供給する3.3V電源
以外のスイッチング電源回路を電源保護手段によってサ
ーマルシャットダウンできるようにすることができる。
【0142】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
1の発明によれば、スイッチング電源内部あるいはスイ
ッチング電源近傍の温度を検知している温度検知手段に
よる検知温度が第1の検知温度を越えた場合に、高温度
保護手段によって電源停止手段が動作させられてスイッ
チング電源からの電圧の供給を停止させるので、スイッ
チング電源の温度が高温になる前にスイッチング電源を
停止して、電源の温度上昇を防止でき、電源内の部品の
破損の少ない、信頼性の高い電源を用いた画像形成装置
とすることができる。
【0143】また、本出願にかかる第2の発明によれ
ば、温度検知手段に、サーミスタを用いることにより、
安価な電源保護手段とすることができる。
【0144】また、本出願にかかる第3の発明によれ
ば、温度検知手段を、スイッチング電源に用いられた発
熱部品が取り付けられている放熱板に配置することによ
り、スイッチング電源の異常高温を容易に検知でき、か
つ、安価な電源保護手段とすることができる。
【0145】また、本出願にかかる第4の発明によれ
ば、制御手段は、温度検知手段が検知した検知温度が第
1の検知温度よりも低い温度である第2の検知温度を超
えた場合にファンモータを動作させることにより、スイ
ッチング電源が第1の検知温度となる前にスイッチング
電源の熱が発散され、それにもかかわらず、スイッチン
グ電源の温度が上昇した場合にのみ電源保護手段により
スイッチング電源を停止させることができるので、電源
の信頼性を向上させることができる。
【0146】また、本出願にかかる第5の発明によれ
ば、スイッチング電源に過電流が流れたときにスイッチ
ング電源からの電圧の供給を停止させる過電流保護回路
がスイッチング電源に設けられている場合、電源停止手
段として過電流保護回路を用いることにより、既存の回
路を用いて電源保護手段を構成することができ、安価な
電源保護手段とすることができる。
【0147】また、本出願にかかる第6の発明によれ
ば、スイッチング電源から過電圧が供給されたときにス
イッチング電源からの電圧の供給を停止させる過電圧保
護回路がスイッチング電源に設けられている場合、電源
停止手段として過電圧保護回路を用いることにより、既
存の回路を用いて電源保護手段を構成することができ、
安価な電源保護手段とすることができる。
【0148】また、本出願にかかる第7の発明によれ
ば、スイッチング電源が、供給する電圧値毎に複数のス
イッチング電源回路を有する場合であっても、安価で信
頼性の高い電源保護手段を用いたスイッチング電源とす
ることができる。
【0149】また、本出願にかかる第8の発明によれ
ば、複数のスイッチング電源のうちの少なくとも1つに
設けられた、制御手段からのON/OFF作動信号によ
り電源を起動停止させる電源起動停止手段と、電源起動
停止手段に接続されてスイッチング電源の作動信号を送
信できる制御手段に設けられた作動信号送信手段とによ
り、制御手段に設けられた電源起動停止手段からの作動
信号により複数のスイッチング電源回路のうちの少なく
とも一つのスイッチング電源回路が起動あるいは停止さ
せることにより、電源効率が良く、安価で信頼性の高い
電源保護手段を有するスイッチング電源とすることがで
きる。
【0150】また、本出願にかかる第9の発明によれ
ば、電源停止手段は、制御手段内の作動信号送信手段と
作動信号送信手段に接続された電源起動停止手段とから
構成することにより、部品点数を削減してより安価な電
源保護手段を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の他励式フライバック
方式を用いたスイッチング電源およびファンモータのO
N/OFF回路を示す回路図である。
【図2】CPUのA/D入力電圧とファンONのタイミ
ングを示すタイムチャートである。
【図3】CPUのA/D入力電圧と24V出力電圧のタ
イミングを示すタイムチャートである。
【図4】ファンの回転と高温度保護に関するフローチャ
ートである。
【図5】第2の実施形態のスイッチング電源およびファ
ンモータのON/OFF回路を示す回路図である。
【図6】第3の実施形態のスイッチング電源およびファ
ンモータのON/OFF回路を示す回路図である。
【図7】第3の実施形態のファンの回転と高温度保護に
関するフローチャートである。
【図8】第4の実施形態のスイッチング電源およびファ
ンモータのON/OFF回路を示す回路図である。
【図9】第4の実施形態のCPUのA/D入力電圧とO
N/OFF信号と24V出力電圧とのタイミングを示す
タイムチャートである。
【図10】第4の実施形態のファンの回転と高温度保護
に関するフローチャートである。
【図11】画像形成装置としてのレーザービームプリン
タを示す概略構成図である。
【図12】レーザービームプリンタの感光ドラムに静電
潜像を形成する場合を示す模式図である。
【図13】従来の画像形成装置に用いられているスイッ
チング電源の回路図である。
【図14】ファンモータのON/OFF回路を示す回路
図である。
【符号の説明】
1 スイッチング電源 2 過電流保護回路 3 高温度保護手段 308 コントロールIC 309 FET(発熱部材) 309 ダイオード(発熱部材) 313 ダイオード(発熱部材) 336 サーミスタ(温度検知手段) 340 CPU 345 ファンモータ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電記録方式を用いてトナー画像を形成
    する画像形成手段と、画像形成手段を制御する制御手段
    と、複数の値の電圧を出力して少なくとも制御手段に電
    圧を供給するスイッチング電源と、スイッチング電源内
    部あるいはスイッチング電源近傍の所定位置に配置され
    た温度検知手段と、スイッチング電源を冷却するファン
    をスイッチング電源からの電圧によって回転させるファ
    ンモータとを有し、温度検知手段が検知した検知温度に
    応じて制御手段によりファンモータをON/OFF制御
    する画像形成装置において、画像形成装置に、スイッチ
    ング電源からの電圧の供給を停止させる電源停止手段
    と、温度検知手段が検知した温度が第1の検知温度を超
    えた場合に電源停止手段を動作させてスイッチング電源
    を停止させる高温度保護手段とを備えた電源保護手段が
    設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 温度検知手段は、サーミスタが用いられ
    ていることとする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 温度検知手段は、スイッチング電源に用
    いられた発熱部品が取り付けられている放熱板に配置さ
    れていることとする請求項1または請求項2に記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、温度検知手段が検知した検
    知温度が第1の検知温度よりも低い温度である第2の検
    知温度を超えた場合にファンモータを動作させることと
    する請求項1から請求項3までのうちいずれか1つに記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 電源停止手段は、スイッチング電源に過
    電流が流れたときにスイッチング電源からの電圧の供給
    を停止させる過電流保護回路がスイッチング電源に設け
    られている場合、過電流保護回路であることとする請求
    項1から請求項4までのうちいずれか1つに記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 電源停止手段は、スイッチング電源から
    過電圧が供給されたときにスイッチング電源からの電圧
    の供給を停止させる過電圧保護回路がスイッチング電源
    に設けられている場合、過電圧保護回路であることとす
    る請求項1から請求項6までのうちいずれか1つに記載
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 スイッチング電源は、供給する電圧値毎
    に複数のスイッチング電源回路を有することとする請求
    項1から請求項6までのうちいずれか1つに記載の画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 複数のスイッチング電源は、各スイッチ
    ング電源のうちの少なくとも1つに、制御手段からの作
    動信号により電源を起動停止させる電源起動停止手段が
    設けられ、電源起動停止手段に接続されてスイッチング
    電源をON/OFFさせる作動信号を送信できる作動信
    号送信手段が制御手段内に設けられ、制御手段に設けら
    れた電源起動停止手段からの作動信号により複数のスイ
    ッチング電源回路のうちの少なくとも一つのスイッチン
    グ電源回路が起動あるいは停止されることとする請求項
    7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 電源停止手段は、制御手段内の作動信号
    送信手段と該作動信号送信手段に接続された電源起動停
    止手段とからなることとする請求項8に記載の画像形成
    装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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