JP6242004B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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本発明は、複数の出力を有するスイッチング電源装置に関し、特に、複数の出力のうちの全部ではない幾つかを外部信号に基づいてオン状態とオフ状態とに切り替え可能なスイッチング電源装置に関する。
図5に、従来のスイッチング電源装置10を示す。スイッチング電源装置10は、交流電源2から入力された交流電圧に基づいて生成した直流出力電圧をOUT1端子およびOUT2端子から出力する。また、OUT2端子からの直流出力電圧の出力は、CNT端子に入力される外部信号に基づいてオン状態とオフ状態とに切り替え可能となっている。
同図に示すように、スイッチング電源装置10の一次側には、交流電源2からの交流電圧を整流するダイオードブリッジDと、整流後の電圧を平滑するコンデンサCと、整流・平滑後の電圧が印加されるトランスTの一次巻線Tと、一次巻線Tに直列接続されたスイッチング素子Qと、スイッチング素子Qのスイッチングを制御する制御部3と、スイッチング素子Qに直列接続された電流検出用抵抗Rと、起動抵抗Rとが備えられている。
また、スイッチング電源装置10の一次側には、トランスTの補助巻線Tと、補助巻線Tに誘起された電圧を整流するダイオードDと、整流後の電圧を平滑するコンデンサCとを含む補助電源部4も備えられている。補助電源部4が出力する直流電圧は、制御部3の電源電圧として使用される。
スイッチング電源装置10の二次側には、トランスTの二次巻線Tと、二次巻線Tに誘起された電圧を整流するダイオードDと、整流後の電圧を平滑するコンデンサCと、整流・平滑により得られた直流出力電圧を出力する第1出力ラインLと、第1出力ラインLに接続された第2出力ラインLと、第2出力ラインLに介装されたP型のMOSトランジスタQと、MOSトランジスタQに制御電圧を与える制御用抵抗Rと、制御用抵抗Rに並列接続されたコンデンサCと、CNT端子に入力される外部信号に基づいて制御用抵抗Rに電流を通流させることでMOSトランジスタQを導通状態にする導通制御部5とが備えられている。OUT1端子は第1出力ラインLに設けられ、OUT2端子は第2出力ラインLに設けられている。
導通制御部5は、NPNトランジスタQと、3つの抵抗R、R、Rとを含む。CNT端子に入力される外部信号がLレベルからHレベルになると、NPNトランジスタQがオンする。そして、制御用抵抗R→抵抗R→NPNトランジスタQの経路で電流が流れ、制御用抵抗Rの両端に制御電圧が発生し、MOSトランジスタQが導通状態となることで、OUT1端子からだけでなくOUT2端子からも直流出力電圧が出力されるようになる。
制御部3は、二次側からフィードバックされた直流出力電圧をモニターしながら(図示せず)、当該直流出力電圧が目標電圧Vに一致するようにスイッチング素子Qを制御する。また、制御部3は、過電流保護機能を有している。過電流保護機能は、(1)電流検出用抵抗Rによる電圧降下、すなわち一次巻線Tを流れる電流が過大となったときに、直流出力電圧を目標電圧Vよりも十分低く設定された閾値電圧VTHにまで低下させる第1保護動作と、(2)直流出力電圧が閾値電圧VTHに一致したまま所定の時間が経過するとスイッチング素子Qのスイッチングを停止させる第2保護動作とからなる。
なお、スイッチング電源装置10の二次側の回路構成は、例えば、特許文献1(特に図6)に開示されている。
特許第4888028号公報
しかしながら、上記従来のスイッチング電源装置10は、OUT2端子が短絡したときに過電流保護機能が十分に働かないという問題があった。この問題について、図6を参照しながら説明する。なお、VOUT1はOUT1端子の電圧、VOUT2はOUT2端子の電圧、VはMOSトランジスタQのゲート電圧、VDSはMOSトランジスタQのドレイン−ソース間電圧、IはMOSトランジスタQのドレイン電流である。また、CNT端子には、Hレベルの外部信号が入力されているものとする。
短絡が発生していない時間tにおいて、電圧VOUT1は目標電圧Vに維持され、電圧VOUT2は目標電圧VよりもMOSトランジスタQが介装されている分だけ低いV’に維持されている。また、MOSトランジスタQのゲート電圧Vは、MOSトランジスタQを導通状態とするのに必要な閾値電圧VGTHよりも十分に高いVG1となっている。ここで、導通状態とは、線形領域ではなく飽和領域で動作している状態を意味する。
時間tにおいてOUT2端子が短絡すると、過電流保護機能の第1保護動作により、制御部3が電圧VOUT1(=直流出力電圧)を閾値電圧VTHに向かって低下させる。
電圧VOUT1が低下すると、MOSトランジスタQのゲート電圧Vも低下する。そして、時間tにおいてゲート電圧Vが閾値電圧VGTHを下回ると、MOSトランジスタQは線形領域で動作し始める。言い換えると、MOSトランジスタQは、導通状態と非導通状態の間の、中途半端に導通したような状態となる。MOSトランジスタQがこのような状態になると、電流検出用抵抗Rに流れる電流は減少する。そして、制御部3の過電流保護機能は、第1保護動作が終了する前、すなわち、電圧VOUT1が閾値電圧VTHに到達する前に終了し、制御部3は、スイッチング素子Qをスイッチングさせ続ける。
以上のように、従来のスイッチング電源装置10では、OUT2端子が短絡したときにスイッチング素子Qのスイッチングが停止されないので、MOSトランジスタQにおいて過大な損失P’=VDS2×ID2が発生してしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、オン状態とオフ状態とに切り替え可能な出力が短絡したときに発生する損失を、従来のものよりも低減することができるスイッチング電源装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るスイッチング電源装置は、トランスの二次巻線に誘起された電圧から生成した直流出力電圧を出力する第1出力ラインと、第1出力ラインに接続された第2出力ラインと、第2出力ラインに介装された電圧制御型のスイッチ素子と、スイッチ素子に制御電圧を与える制御用抵抗と、制御用抵抗に電流を通流させることでスイッチ素子を導通状態にして直流出力電圧を第2出力ラインからも出力させる導通制御部と、直流出力電圧が目標電圧となるようにトランスの一次巻線に与えられた電圧をスイッチングするスイッチング部とを備えたスイッチング電源装置であって、
通常時に充電され、第2出力ラインによって電力供給されていた負荷が短絡したときに放電するコンデンサと、コンデンサの放電電流が制御用抵抗に向かうように、放電電流の流れを規制するダイオードとを備え、
スイッチング部は、一次巻線に流れる電流が過電流になると直流出力電圧を目標電圧よりも低下させ、直流出力電圧が低下したまま所定の時間が経過するとスイッチングを停止させる過電流保護機能を有し、上記所定の時間が経過するまでの間、制御電圧が、スイッチ素子を導通状態とすることができる電圧となるように制御用抵抗にコンデンサの放電電流が流れることを特徴とする。
この構成によれば、負荷が短絡した時に放電するコンデンサを備え、しかもコンデンサの放電電流が過電流保護機能の第2保護動作が開始されるまで制御用抵抗に流れ続けてスイッチ素子の導通状態が維持されるので、過電流保護機能の第2保護動作によりスイッチングを停止させてその後の損失の発生を防ぐことができる。
また、この構成によれば、スイッチングが停止させられるまでスイッチ素子の導通状態が維持される、すなわち、スイッチ素子が線形領域ではなく飽和領域で動作し続けるので、スイッチングが継続している間に発生する損失を低減することもできる。
また、この構成によれば、コンデンサの放電電流の流れを規制するダイオードをさらに備えることにより、放電電流を制御用抵抗に向かわせることができる。
上記スイッチング電源装置の具体的な構成としては、例えば、スイッチ素子が、P型のMOSトランジスタであり、制御用抵抗が、MOSトランジスタのソース−ゲート間に接続され、導通制御部が、コレクタがMOSトランジスタのゲートに接続され、エミッタがダイオードのアノードに接続され、かつベースに外部信号が入力されるNPNトランジスタを含み、コンデンサの一端がMOSトランジスタのソースに接続され、他端がNPNトランジスタのエミッタに接続され、ダイオードのカソードが第1および第2出力ラインと組をなす基準ラインに接続された構成がある。
本発明によれば、オン状態とオフ状態とに切り替え可能な出力が短絡したときに発生する損失を、従来のものよりも低減することができるスイッチング電源装置を提供することができる。
本発明の一実施例に係るスイッチング電源装置の回路図である。 実施例に係るスイッチング電源装置における、コンデンサの放電電流の経路を示す図である。 実施例に係るスイッチング電源装置における、ダイオードにより規制されるコンデンサの放電電流の経路を示す図である。 実施例に係るスイッチング電源装置の動作波形図である。 従来のスイッチング電源装置の回路図である。 従来のスイッチング電源装置の動作波形図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係るスイッチング電源装置の実施例について説明する。
[構成]
図1に、本発明の一実施例に係るスイッチング電源装置を示す。同図に示すように、スイッチング電源装置1の一次側には、交流電源2からの交流電圧を整流するダイオードブリッジDと、整流後の電圧を平滑するコンデンサCと、整流・平滑後の電圧が印加されるトランスTの一次巻線Tと、一次巻線Tに直列接続されたスイッチング素子Qと、スイッチング素子Qのスイッチングを制御する制御部3と、スイッチング素子Qに直列接続された電流検出用抵抗Rと、起動抵抗Rとが備えられている。
また、スイッチング電源装置1の一次側には、トランスTの補助巻線Tと、補助巻線Tに誘起された電圧を整流するダイオードDと、整流後の電圧を平滑するコンデンサCとを含む補助電源部4も備えられている。補助電源部4が出力する直流電圧は、制御部3の電源電圧として使用される。
スイッチング電源装置1の二次側には、トランスTの二次巻線Tと、二次巻線Tに誘起された電圧を整流するダイオードDと、整流後の電圧を平滑するコンデンサCと、整流・平滑により得られた直流出力電圧を出力する第1出力ラインLと、第1出力ラインLに接続された第2出力ラインLと、第2出力ラインLに介装されたP型のMOSトランジスタQと、MOSトランジスタQに制御電圧を与える制御用抵抗Rと、MOSトランジスタQのゲート電圧を緩やかに上昇または下降させるためのコンデンサCと、CNT端子に入力される外部信号に基づいて制御用抵抗Rに電流を通流させることでMOSトランジスタQを導通状態にする導通制御部5と、二次巻線TのダイオードDが接続されていない方の端部に接続された基準ラインLとが備えられている。第1出力ラインLにはOUT1端子が設けられ、第2出力ラインLにはOUT2端子が設けられている。また、基準ラインLにはGND端子が設けられている。
制御用抵抗RおよびコンデンサCは、MOSトランジスタQのゲート−ソース間に設けられている。なお、図1において、第2出力ラインLは第1出力ラインLから分岐しているように描かれているが、第2出力ラインLはダイオードDのカソードに直接接続されていてもよい。
導通制御部5は、NPNトランジスタQと、3つの抵抗R、R、Rとを含む。CNT端子に入力される外部信号がLレベルからHレベルになると、NPNトランジスタQがオンする。そして、制御用抵抗R→抵抗R→NPNトランジスタQの経路で電流が流れ、制御用抵抗Rの両端に制御電圧が発生し、MOSトランジスタQが導通状態となることで、OUT1端子からだけでなくOUT2端子からも直流出力電圧が出力されるようになる。
抵抗Rは、NPNトランジスタQのコレクタとMOSトランジスタQのゲートとの間に設けられている。抵抗Rは、NPNトランジスタQのベースとCNT端子との間に設けられている。また、抵抗Rは、NPNトランジスタQのベース−エミッタ間に設けられている。
図1では図示を省略しているが、OUT1端子とGND端子の間には負荷6が接続され、OUT2端子とGND端子の間には負荷7が接続されている(図2参照)。CNT端子にHレベルの外部信号が入力されると、負荷6だけでなく負荷7にも直流出力電圧が供給される。
スイッチング電源装置1の二次側には、さらに、コンデンサC、ダイオードDおよび抵抗Rが備えられている。コンデンサCおよび抵抗Rは、MOSトランジスタQのソースとNPNトランジスタQのエミッタとの間に設けられている。また、ダイオードDのアノードはNPNトランジスタQのエミッタに接続され、カソードは基準ラインLに接続されている。
制御部3は、二次側からフィードバックされた直流出力電圧をモニターしながら(図示せず)、当該直流出力電圧が目標電圧Vに一致するようにスイッチング素子Qを制御する。また、制御部3は、過電流保護機能を有している。過電流保護機能は、(1)電流検出用抵抗Rによる電圧降下、すなわち一次巻線Tを流れる電流が過大となったときに、直流出力電圧を目標電圧Vよりも十分低く設定された閾値電圧VTHにまで低下させる第1保護動作と、(2)直流出力電圧が閾値電圧VTHに一致した状態で所定の時間TWAITが経過するとスイッチング素子Qのスイッチングを停止させる第2保護動作とからなる。この過電流保護機能は、従来のスイッチング電源装置10における過電流保護機能と同じものである。
なお、上記スイッチング電源装置1の構成要素のうち、スイッチング素子Qおよび制御部3は本発明の「スイッチング部」の一例である。また、MOSトランジスタQは本発明の「電圧制御型のスイッチ素子」の一例である。
[動作]
続いて、スイッチング電源装置1の動作について説明する。スイッチング電源装置1が起動し、制御部3がスイッチング素子Qのスイッチングを制御し始めると、トランスTの二次巻線Tに電圧が誘起され、OUT1端子の電圧VOUT1が上昇を始める。この上昇の過程で、コンデンサC→ダイオードDの経路で流れる電流によりコンデンサCは充電される。なお、スイッチング電源装置1が起動するとき、通常、CNT端子に入力される外部信号はLレベルとされる。このため、スイッチング電源装置1が起動したとき、MOSトランジスタQは非導通状態となっている。
スイッチング電源装置1が起動した後、外部信号がLレベルからHレベルになると、NPNトランジスタQがオンし、制御用抵抗Rに電流が流れ、MOSトランジスタQが導通状態となる。
この状態でOUT2端子とGND端子の間に接続された負荷7が短絡すると、図2に示すように、コンデンサCの放電電流が制御用抵抗R→抵抗R→NPNトランジスタQの経路で流れる。これにより、本実施例に係るスイッチング電源装置1では、負荷7が短絡した後においても、コンデンサCの容量に応じた時間だけMOSトランジスタQの導通状態を維持することができる。
なお、ダイオードDが存在しているので、図3に示す負荷7を通る経路でコンデンサCの放電電流が流れることはない。ダイオードDは、コンデンサCの放電電流が制御用抵抗Rに向かうように、放電電流の流れを規制していると言える。
図4に、スイッチング電源装置1の動作波形を示す。図6と同様、VOUT1はOUT1端子の電圧、VOUT2はOUT2端子の電圧、VはMOSトランジスタQのゲート電圧、VDSはMOSトランジスタQのドレイン−ソース間電圧、IはMOSトランジスタQのドレイン電流である。また、CNT端子には、Hレベルの外部信号が入力されているものとする。
短絡が発生していない時間tにおいて、電圧VOUT1は目標電圧Vに維持され、電圧VOUT2は目標電圧VよりもMOSトランジスタQが介装されている分だけ低いV’に維持されている。また、MOSトランジスタQのゲート電圧Vは、MOSトランジスタQを導通状態とするのに必要な閾値電圧VGTHよりも十分に高いVG1となっている。
時間tにおいてOUT2端子に接続された負荷7が短絡すると、過電流保護機能の第1保護動作により、制御部3が電圧VOUT1(=直流出力電圧)を閾値電圧VTHに向かって低下させる。電圧VOUT1が低下すると、MOSトランジスタQのゲート電圧Vもそれに追従して低下しそうになる。しかしながら、上記の通り、本実施例に係るスイッチング電源装置1では、負荷7が短絡したときにコンデンサCの放電電流が制御用抵抗Rに流れるので、制御電圧(=MOSトランジスタQのゲート電圧V)は従来よりも非常に緩やかに低下する。そして、その結果、電圧VOUT1が閾値電圧VTHに到達する時間tにおいても、制御電圧は閾値電圧VGTHよりも高い電圧に保たれる。
時間tにおいて過電流保護機能の第1保護動作が終了すると、第2保護動作が開始される。そして、電圧VOUT1が閾値電圧VTHに一致した状態(MOSトランジスタQのドレイン−ソース間電圧VDSが電圧VOUT1として出力された状態)で所定の時間TWAITが経過すると(時間t)、制御部3はスイッチング素子Qのスイッチングを停止させる。これにより、スイッチング電源装置1は、時間tにおいて完全に停止する。
コンデンサCは、所定の時間TWAITが経過するまでの間、制御電圧が閾値電圧VGTHを下回ることがないように容量が設定されている。このため、本実施例に係るスイッチング電源装置1では、負荷7が短絡した場合に過電流保護機能の第1保護動作および第2保護動作を確実に作動させることができる。また、本実施例に係るスイッチング電源装置1では、短絡後もMOSトランジスタQの導通状態が維持されるので、MOSトランジスタQのドレイン−ソース間電圧VDSが短絡の前後において変動せず、時間t以降に発生する損失P=VDS1×ID2が従来のスイッチング電源装置10における損失P’=VDS2×ID2よりも随分と小さいものとなる。
以上、本発明に係るスイッチング電源装置の実施例について説明したが、本発明は実施例の構成に限定されるものではない。
例えば、実施例に係るスイッチング電源装置1は、一次側に起動抵抗Rおよび補助電源部4を備えているが、これらは適宜省略することができる。また、スイッチング電源装置1は、二次側に抵抗RおよびコンデンサCを備えているが、これらも適宜省略することができる。
また、導通制御部5は、外部信号に応じて制御用抵抗Rに電流を流し得る任意の回路に置き換えることができる。
また、オン状態とオフ状態とに切り替え可能な出力の数、および切り替え不能な出力の数は、駆動すべき負荷の数等に応じてそれぞれ2以上にすることができる。
1 スイッチング電源装置
2 交流電源
3 制御部
4 補助電源部
5 導通制御部
6 負荷
7 負荷

Claims (2)

  1. トランスの二次巻線に誘起された電圧から生成した直流出力電圧を出力する第1出力ラインと、前記第1出力ラインに接続された第2出力ラインと、前記第2出力ラインに介装された電圧制御型のスイッチ素子と、前記スイッチ素子に制御電圧を与える制御用抵抗と、前記制御用抵抗に電流を通流させることで前記スイッチ素子を導通状態にして前記直流出力電圧を前記第2出力ラインからも出力させる導通制御部と、前記直流出力電圧が目標電圧となるように前記トランスの一次巻線に与えられた電圧をスイッチングするスイッチング部とを備えたスイッチング電源装置であって、
    通常時に充電され、前記第2出力ラインによって電力供給されていた負荷が短絡したときに放電するコンデンサと、
    前記コンデンサの放電電流が前記制御用抵抗に向かうように、前記放電電流の流れを規制するダイオードと、
    を備え、
    前記スイッチング部は、前記一次巻線に流れる電流が過電流になると前記直流出力電圧を前記目標電圧よりも低下させ、前記直流出力電圧が低下したまま所定の時間が経過すると前記スイッチングを停止させる過電流保護機能を有し、
    前記所定の時間が経過するまでの間、前記制御電圧が、前記スイッチ素子を導通状態とすることができる電圧となるように前記制御用抵抗に前記コンデンサの前記放電電流が流れる
    ことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記スイッチ素子は、P型のMOSトランジスタであり、
    前記制御用抵抗は、前記MOSトランジスタのソース−ゲート間に接続され、
    前記導通制御部は、コレクタが前記MOSトランジスタのゲートに接続され、エミッタが前記ダイオードのアノードに接続され、かつベースに外部信号が入力されるNPNトランジスタを含み、
    前記コンデンサは、一端が前記MOSトランジスタのソースに接続され、他端が前記NPNトランジスタのエミッタに接続され、
    前記ダイオードは、カソードが前記第1および第2出力ラインと組をなす基準ラインに接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
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