JP2011200034A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】過電圧の発生時におけるコンデンサの放電機能を速やかに能動として負荷を接続する端子に過電圧が残ることを防止し、定格出力電圧が高い場合であっても安全規格への適合を容易とする。
【解決手段】交流電源2からの交流電圧Vinを整流・平滑する1次側整流平滑回路30からの直流電圧の電力を、スイッチングトランス5を経由して2次側整流平滑回路40に伝達し、この2次側整流平滑回路から負荷1に電力供給するにあたり、負荷への出力電圧Voutに過電圧が発生した場合、放電回路42の放電電圧設定回路を構成するツェナーダイオードZDに予め設定されたツェナー電圧を超えると、軽負荷時において放電し難い性質を有する2次側整流平滑回路のコンデンサC3に蓄えられた電荷が速やかに放電され、放電電流設定回路を構成する抵抗R7により設定された電流値の放電電流をトランジスタQ2に流すことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング電源装置に係り、特に、過電圧の発生から負荷を保護することができる過電圧保護機能を有するスイッチング電源装置に関する。
従来から、この種のスイッチング電源装置として、一次側に過電圧が入力されたときに、トランスの飽和と一次側回路素子の耐圧ストレスの増大とを共に抑制することができる電源装置が開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
この電源装置によれば、制御回路の起動後、その制御回路の電源となる補助巻線に過電圧が印加されると、この過電圧を、過電圧保護回路の制御により、制御回路が動作を継続せしめる動作電圧以下にクランプさせるので、制御回路の動作を停止させることができる。
特開平6−90561号公報
背景技術に記載した特許文献1の電源装置によれば、一次側にて補助巻線の直流電圧の整流・平滑を行い、過電圧の発生時に制御回路の動作を停止させる過電圧保護回路の構成、及び二次側にて二次巻線の直流電圧の整流・平滑を行い、整流作用を有するダイオードの後部に、平滑作用を有するコンデンサを並列に設けるコンデンサインプット方式の回路構成が適用されている。
この態様によれば、出力電圧を高く確保できる利点を有する一方、負荷の動作に伴う電圧レベルの変動が大きい難点があるばかりでなく、二次側のコンデンサは、軽負荷時において放電し難い性質を有しているため、過電圧の発生時においてコンデンサに蓄えられる電荷が放電されるまでの間、その過電圧が負荷を接続する端子に残ることから、特に、当該電源装置の定格出力電圧が高く設定されていると、危険電圧と判断されて安全規格に不適合となる難点があった。
本発明は、これらの難点を解消するためのものであり、過電圧の発生時におけるコンデンサの放電機能を速やかに能動として負荷を接続する端子に過電圧が残ることを防止し、定格出力電圧が高い場合であっても安全規格への適合が容易なスイッチング電源装置を提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様であるスイッチング電源装置は、1次側の直流電圧の電力を2次側へ伝達するための1次巻線及び2次巻線、1次巻線へのスイッチング動作を制御するための動作電圧を電力供給する補助巻線を有するスイッチングトランスと、補助巻線の出力電圧に基づいてスイッチングトランスを駆動させるためのトランジスタと、トランジスタのスイッチング動作を制御するためのスイッチング制御回路と、スイッチングトランスの2次巻線の電圧を整流・平滑して負荷へ電力供給するための2次側整流平滑回路と、2次側整流平滑回路からの電圧を検出してスイッチング制御回路をフィードバック制御し、直流電圧の電圧レベルを一定に保持するための定電圧制御回路と、2次側整流平滑回路のコンデンサに蓄えられる電荷を放電するための放電回路とを備えている。放電回路は、放電の動作を開始させる放電電圧を設定するための放電電圧設定回路と、放電の動作により発生する放電電流を流すためのトランジスタと、放電電流の大きさを設定するための放電電流設定回路とを有している。
また、本発明の第2の態様であるスイッチング電源装置は、本発明の第1の態様において、放電電流設定回路は、放電電流の大きさを可変するものである。
本発明のスイッチング電源装置によれば、交流電源からの交流電圧を整流・平滑する1次側整流平滑回路からの直流電圧の電力を、スイッチングトランスを経由して2次側整流平滑回路に伝達し、この2次側整流平滑回路から負荷に電力供給するにあたり、負荷への出力電圧に過電圧が発生した場合、放電回路の放電電圧設定回路を構成するツェナーダイオードに予め設定されたツェナー電圧を超えると、軽負荷時において放電し難い性質を有する2次側整流平滑回路のコンデンサに蓄えられた電荷が速やかに放電され、放電電流設定回路にて設定された電流値の放電電流をトランジスタに流すことができる。これにより、過電圧の発生時におけるコンデンサの放電機能が速やかに能動となるため、負荷を接続する端子に過電圧が残ることを防止でき、定格出力電圧が高い場合であっても安全規格への適合が容易となる。
本発明の実施例によるスイッチング電源装置の具体的な構成を示す回路ブロック図。
以下、本発明のスイッチング電源装置を適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例によるスイッチング電源装置の具体的な構成を示す回路図である。このスイッチング電源装置には、家電機器等の負荷1と、交流電源(商用電源)2と、交流電源2からの交流電圧Vinが印加され、印加された交流電圧Vinを直流電圧に変換するための電源入力制御部3と、負荷1を動作させる出力電圧Voutを生成するための電源出力制御部4と、1次側である電源入力制御部3及び2次側である電源出力制御部4の間を絶縁し、1次側の直流電圧の電力を2次側へ伝達するためのスイッチングトランス5と、負荷1が接続される2つの端子(以下、それぞれ出力端子、GND端子という。)P1、P2とが設けられている。
スイッチングトランス5には、1次側である電源入力制御部3からの直流電圧を2次側である電源出力制御部4に伝達するための1次巻線50及び2次巻線51と、1次巻線50へのスイッチング動作を制御するための動作電源を電力供給する補助巻線52とが備えられている。
また、電源入力制御部3には、交流電源2からの交流電圧Vinを整流・平滑して直流電圧に変換するための1次側整流平滑回路30と、スイッチングトランス5を構成する補助巻線52からの電力供給に基づいて1次巻線50のスイッチング動作を行うための(NPN型の)トランジスタ31と、トランジスタ31のスイッチング動作、すなわち、オン状態又はオフ状態の切り換えを制御するためのスイッチング制御回路32とが備えられている。
この電源入力制御部3において、1次側整流平滑回路30は、ダイオードブリッジDB、コンデンサC1を有している。また、スイッチング制御回路32は、コンデンサC2、ダイオードD1、フォトカプラPCを構成する(NPN型の)トランジスタ(以下、受光トランジスタという。)Q1、制御IC320を有している。
電源入力制御部3の具体的な接続の態様として、1次側整流平滑回路30を構成するダイオードブリッジDBの整流側の一方及び他方間には、交流電源2が並列接続されている。また、ダイオードブリッジDBの(+)端子及び(−)端子の両端子間には、コンデンサC1が並列接続されている。また、ダイオードブリッジDBの(+)端子には、スイッチングトランス5を構成する1次巻線50(の両端)を経由してトランジスタ31のコレクタが接続されており、このトランジスタ31のエミッタには、基準電位点が接続されている。また、トランジスタ31のベースには、スイッチング制御回路32を構成する制御IC320の制御端子P320aが接続されている。
スイッチング制御回路32を構成する制御IC320のフィードバック端子P320bには、フォトカプラPCを構成する受光トランジスタQ1のコレクタが接続されており、この受光トランジスタQ1のエミッタには、基準電位点が接続されている。また、制御IC320の電源端子P320cには、ダイオードD1のカソード及びアノード、スイッチングトランス5を構成する補助巻線52(の両端)を経由して基準電位点が接続されている。また、制御IC320の電源端子P320c及び基準電位点間には、コンデンサC2が並列接続されている。
さらに、電源出力制御部4には、スイッチングトランス5を構成する1次巻線50から誘起された後、2次巻線51にて受電される直流電圧を整流・平滑して出力電圧Voutを生成し、負荷1に電力供給するための2次側整流平滑回路40と、スイッチング制御回路32を構成する制御IC320を制御し、負荷1への出力電圧Voutを一定の電圧レベルで保持するための定電圧制御回路41と、2次側整流平滑回路40の後述するコンデンサC3に蓄えられる電荷を放電するための放電回路42とが備えられている。
この電源出力制御部4において、2次側整流平滑回路40は、ダイオードD2、コンデンサC3を有している。また、定電圧制御回路41は、抵抗R1、R2、R3、R4、フォトカプラPCを構成するダイオード(以下、発光ダイオードという。)D3、シャントレギュレータSRを有している。さらに、放電回路42は、抵抗R5、R6、R7、ツェナーダイオードZD、(NPN型の)トランジスタ(以下、放電用トランジスタという。)Q2を有している。
電源出力制御部4の具体的な接続の態様として、2次側整流平滑回路40を構成するダイオードD2のアノードには、スイッチングトランス5を構成する2次巻線51(の両端)を経由して基準電位点が接続されており、このダイオードD2のカソードには、出力端子P1が接続されている。また、ダイオードD2のカソード及び出力端子P1間には、コンデンサC3が並列接続されているとともに、定電圧制御回路41を構成する抵抗R3、R4を経由して基準電位点が接続されている。さらに、2次巻線51の他端及びGND端子P2間には、基準電位点が接続されている。
定電圧制御回路41において、フォトカプラPCを構成する発光ダイオードD3のアノードは、抵抗R1を経由して2次側整流平滑回路40を構成するダイオードD2のカソード及び出力端子P1間に接続されている。また、発光ダイオードD3のカソード及びシャントレギュレータSRのカソード間は、抵抗R2を経由して、2次側整流平滑回路40を構成するダイオードD2のカソード及び出力端子P1間に接続されている。また、シャントレギュレータSRのリファレンスは、直列接続された抵抗R3、R4間に接続されており、出力端子P1の電位を分圧して当該シャントレギュレータのリファレンスに供給している。さらに、シャントレギュレータSRのアノードには、基準電位点が接続されている。
放電回路42において、2次側整流平滑回路40を構成するダイオードD2のカソード及び出力端子P1の間にカソードが接続されるツェナーダイオードZDと、このツェナーダイオードZDのアノードに直列接続される抵抗R5、R6とは、2次側整流平滑回路40を構成するコンデンサC3に蓄えられる電荷を放電する動作を開始させる電圧(放電電圧)を設定するための放電電圧設定回路を構成しており、この抵抗R6には、基準電位点が接続されている。
また、放電回路42を構成する放電用トランジスタQ2は、前述の放電の動作により発生する放電電流を(基準電位点に)流すためのものであり、この放電用トランジスタQ2のエミッタは、基準電位点に接続され、ベースは、直列接続された抵抗R5、R6間に接続され、コレクタは、抵抗R7を経由して2次側整流平滑回路40を構成するダイオードD2のカソード及び出力端子P1間に接続されている。
さらに、放電回路42を構成する抵抗R7は、放電用トランジスタQ2に流れる放電電流の大きさを設定するための放電電流設定回路を構成しており、その電流値を可変する機能を備えることもでき、具体的な構成としては、例えば、可変抵抗が好適とされる。
このように構成された本発明の実施例によるスイッチング電源装置において、以下、具体的な動作について説明する。
図1に示すスイッチング電源装置において、電源入力制御部3の1次側整流平滑回路30を構成するダイオードブリッジDBの整流側の一方及び他方の両端間に、交流電源2からの交流電圧Vinが印加されると、この交流電圧Vinは、ダイオードブリッジDBを経由して整流された後、コンデンサC1を経由して平滑されることにより、直流電圧が生成される。また、前述の直流電圧が生成されると、電源入力制御部3のスイッチング制御回路32を構成する制御IC320が起動し、制御IC320の第1の制御端子P320aからトランジスタ31にベース電流が電力供給され、このトランジスタ31がオフ状態からオン状態に切り換わり、スイッチングトランス5を構成する1次巻線50に直流電圧が印加されるため、1次巻線50から誘起された(+)電圧が補助巻線52にて受電されるとともに、同様に誘起された(−)電圧が2次巻線51にて受電される。
また、スイッチングトランス5を構成する補助巻線52にて受電された(+)電圧は、電源入力制御部3のスイッチング制御回路32を構成するダイオードD1、コンデンサC2を経由して整流・平滑された後、制御IC320の電源端子P320cに印加されることになる。このような電力供給が行われると、制御IC320は、トランジスタ31のオン状態を保持する。
一方、スイッチングトランス5を構成する2次巻線51にて受電された(−)電圧は、電源出力制御部4の2次側整流平滑回路40を構成するダイオードD2に逆方向の電圧で印加されるため、出力電圧Voutが生成されることはなく、これと同時に、補助巻線52に接続された(電源入力制御部3の)スイッチング制御回路32を構成する制御IC320の制御端子P320cまでの電源供給路が形成され、形成された電源供給路上のコンデンサC2を充電させることにより、制御IC320の電源端子P320cに印加される電圧レベルが所定の閾値レベルを超え、これを検出した制御IC320は、トランジスタ31をオン状態からオフ状態に切り換えることで1次巻線50に逆起電力が発生する。これにより、1次巻線50から誘起された(−)電圧が補助巻線52にて受電されるとともに、同様に誘起された(+)電圧が2次巻線51にて受電される。
また、スイッチングトランス5を構成する補助巻線52にて受電された(−)電圧は、電源入力制御部3のスイッチング制御回路32を構成するダイオードD1、コンデンサC2を順次経由して整流・平滑された後、制御IC320の電源端子P320cに印加されることになる。このような電力供給が行われると、制御IC320は、トランジスタ31のオフ状態を継続する。
さらに、スイッチングトランス5を構成する2次巻線51にて受電された(+)電圧は、電源出力制御部4の2次側整流平滑回路40を構成するダイオードD2に順方向の電圧で印加されるため、コンデンサC3が放電状態となって出力電圧Voutを生成し、この後、2次巻線51のエネルギーが放出され、当該2次巻線の(−)電圧及び補助巻線52の(+)電圧がそれぞれ「0V」になると、トランジスタ31はオフ状態から切り換わり、再びオン状態となる。
すなわち、前述までの動作が繰り返されることによって、電源入力制御部3のトランジスタ31のオン状態/オフ状態が切り換わる。
次に、電源出力制御部4の定電圧制御回路41を構成する抵抗(分圧抵抗)R3、R4を経由して分圧された出力電圧Voutにより、シャントレギュレータSRに流れ込むシャント電流が所定の閾値を超えると、このシャントレギュレータSRはオフ状態からオン状態に切り換わり、抵抗R1を経由してアノード電流が流れ込むフォトカプラPCを構成する発光ダイオードD3をオフ状態からオン状態に切り換えることができ、この動作に連動したフィードバック制御によって、(電源入力制御部3の)スイッチング制御回路32のフォトカプラPCを構成する受光トランジスタQ1がオフ状態からオン状態に切り換わることで、ダイオードD1を経由してコンデンサC2に蓄えられた電荷(直流電圧)に基づき、ベース電流がトランジスタQ1に流れ込む。
ここで、出力電圧Voutが上昇した場合には、電源出力制御部4の定電圧制御回路41を構成するシャントレギュレータSRが電流を引き込み、フォトカプラPCを構成する発光ダイオードD3に電流を流すことにより、(電源入力制御部3の)スイッチング制御回路32のフォトカプラPCを構成する受光トランジスタQ1のインピーダンスを下げることで、出力電圧Vout(の電圧レベル)を低下させて定電圧制御を行うことができる。一方、出力電圧Voutが低下した場合には、シャントレギュレータSRが電流を引き込まず、フォトカプラPCを構成する発光ダイオードD3に電流を流さないことにより、受光トランジスタQ1のインピーダンスを上げることで、出力電圧Vout(の電圧レベル)を上昇させて定電圧制御を行うことができる。
次に、出力端子P1及びGND端子P2にそれぞれ接続された負荷1にて故障、破損等が発生し、出力電圧Voutが上昇(異常上昇)して(例えば、軽度の)過電圧になったとき、電源出力制御部4の2次側整流平滑回路40を構成するダイオードD2、コンデンサC3を経由して整流・平滑された過電圧の電圧レベルは、放電回路42(の放電電圧設定回路)を構成するツェナーダイオードZDに予め設定されたツェナー電圧の電圧レベルを超えるため、このツェナーダイオードZDが降伏してツェナー電流が流れる。この作用により、(放電電圧設定回路を構成する)分圧抵抗R5、R6を経由して放電用トラジスタQ2にベース電流が流れるため、当該放電用トラジスタがオフ状態からオン状態に切り換えられ、(放電電流設定回路を構成する)抵抗R7を介して放電電流が流れることになる。なお、放電電流の大きさは、抵抗R7の抵抗値に対応して可変させることができる。
また、前述の過電圧が発生すると、この過電圧は、スイッチングトランス5を構成する2次巻線51から誘起された後、補助巻線52にて受電される。なお、補助巻線52にて受電された過電圧の電圧レベルは、当該補助巻線の巻数及び2次巻線の巻数51に対応して、当該2次巻線に発生した(+)電圧の電圧レベルよりも低い値であり、電源入力制御部3のスイッチング制御回路32を構成するダイオードD1を導通させ、このダイオードD1、コンデンサC2の経路で整流・平滑された後、制御IC320の電源端子P320cに印加される。
さらに、電源入力制御部3のスイッチング制御回路32を構成する制御IC320は、電源端子P320cに印加された過電圧による電圧レベルが、所定の閾値レベルよりも高いことを検出し、トランジスタ31のスイッチング動作を制御して、その動作を停止させることができる。
この停止動作によれば、出力電圧Voutが電源出力制御部4の放電回路42を構成するツェナーダイオードZDに予め設定されたツェナー電圧よりも小さくなるまでの間、2次側整流平滑回路40を構成するコンデンサC3に蓄えられた電荷による電流が、放電電流として、抵抗R7、放電用トランジスタQ2を経由して基準電位点に流れ込み続けるため、出力端子P1に過電圧が残ることを容易に防止できる。これにより、安全かつ確実に過電圧の発生から負荷1を保護することができる。
前述までの説明から明らかなように、本発明のスイッチング電源装置によれば、交流電源2からの交流電圧Vinを整流・平滑する1次側整流平滑回路30からの直流電圧の電力を、スイッチングトランス5を経由して2次側整流平滑回路40に伝達し、この2次側整流平滑回路40から負荷1に電力供給するにあたり、負荷1への出力電圧Voutに過電圧が発生した場合、放電回路42の放電電圧設定回路を構成するツェナーダイオードZDに予め設定されたツェナー電圧を超えると、軽負荷時において放電し難い性質を有する2次側整流平滑回路40のコンデンサC3に蓄えられた電荷が迅速に放電され、放電電流設定回路を構成する抵抗R7により設定された電流値の放電電流を放電用トランジスタQ2に流すことができる。これにより、過電圧の発生時におけるコンデンサC3の放電機能が速やかに能動となるため、負荷1を接続する端子(出力端子、GND端子)P1、P2に過電圧が残ることを防止でき、定格出力電圧が高い場合であっても安全規格への適合が容易となる。
なお、本発明のスイッチング電源装置においては、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成のスイッチング電源装置であっても採用できるということはいうまでもないことである。
1……負荷
31……トランジスタ
32……スイッチング制御回路
40……2次側整流平滑回路
C3……コンデンサ
41……定電圧制御回路
42……放電回路
ZD……ツェナーダイオード(放電電圧設定回路)
R5、R6……抵抗(放電電圧設定回路)
R7……抵抗(放電電流設定回路)
Q2……放電用トランジスタ(トランジスタ)
5……スイッチングトランス
50……1次巻線
51……2次巻線
52……補助巻線

Claims (2)

  1. 1次側の直流電圧の電力を2次側へ伝達するための1次巻線(50)及び2次巻線(51)、前記1次巻線へのスイッチング動作を制御するための動作電圧を電力供給する補助巻線(52)を有するスイッチングトランス(5)と、
    前記補助巻線の出力電圧に基づいて前記スイッチングトランスを駆動させるためのトランジスタ(31)と、
    前記トランジスタのスイッチング動作を制御するためのスイッチング制御回路(32)と、
    前記スイッチングトランスの前記2次巻線の電圧を整流・平滑して負荷(1)へ電力供給するための2次側整流平滑回路(40)と、
    前記2次側整流平滑回路からの電圧を検出して前記スイッチング制御回路をフィードバック制御し、前記直流電圧の電圧レベルを一定に保持するための定電圧制御回路(41)と、
    前記2次側整流平滑回路のコンデンサ(C3)に蓄えられる電荷を放電するための放電回路(42)とを備え、
    前記放電回路は、前記放電の動作を開始させる放電電圧を設定するための放電電圧設定回路(ZD、R5、R6)と、前記放電の動作により発生する放電電流を流すためのトランジスタ(Q2)と、前記放電電流の大きさを設定するための放電電流設定回路(R7)とを有することを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記放電電流設定回路は、前記放電電流の大きさを可変することを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
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