JP2009296790A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの電源回路からなる単一出力のスイッチング電源装置において、スイッチング電源装置への入力電圧の、遮断または低下時に、スイッチング電源装置からの出力電圧を停止または低下させるスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】1つの電源回路からなる単一出力のスイッチング電源装置100は、スイッチング電源装置100への入力電圧の、遮断または低下から所定時間経過後に、スイッチング電源装置100からの出力電圧を、停止させるスイッチSW1、SW3、およびスイッチSW5と過電流保護バイアス抵抗19との直列回路を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、AC(Alternating Current)‐DC(Direct Current)コンバータ、または、DC‐DCコンバータに備えられ、直流電圧を安定化して出力するスイッチング電源装置に関するものである。特に、本発明は、スイッチング素子を1つだけ備える、即ち、1つの電源回路からなる単一出力のスイッチング電源装置に関するものである。
スイッチング電源装置は、複写機、プリンタ、ファックス、AV(Audio Visual)機器、液晶テレビジョン、プラズマディスプレイパネル、および通信端末等の、各種電子機器における電源装置として広く使用されている。一般的に、スイッチング電源装置は、商用電源からの交流電圧を整流および平滑化して得られた直流電圧をスイッチングし、高周波の交流電圧に変換し、さらに所望の直流電圧へと高効率で整流する構成である。
スイッチング電源装置では、入力電圧の、遮断または低下時に、出力電圧を停止または低下させる技術が求められている。
特許文献1には、第1および第2の電源回路が直列接続された電源装置において、第1の電源回路への入力電圧が所定電圧より低くなった場合に、第1および/または第2の電源回路の作動を停止する技術が開示されている。
また、特許文献2には、入力電圧を駆動用出力と制御用出力とヘ変換する電源装置において、電源停止時にこれらの出力を低下させる技術が開示されている。
特開2002−78340号公報(2002年3月15日公開) 特開2005−33904号公報(2005年2月3日公開)
ところで、近年では、スイッチング素子を1つだけ備える、即ち、1つの電源回路からなる単一出力のスイッチング電源装置の開発が進んでいる。
こうした、1つの電源回路からなる単一出力のスイッチング電源装置は、出力先の回路で複数の電源を構成することが可能となりスイッチング電源装置自身の出力電圧を安定化させることができる、という点で、複数の電源回路を備える(即ち、スイッチング素子を複数個備える)スイッチング電源装置、または、複数出力のスイッチング電源装置よりも有利である。
ここで、特許文献1に開示された電源装置は、第1および第2の電源回路が直列接続された、複数の電源回路を備えた電源装置である。
また、特許文献2に開示された電源装置は、入力電圧を駆動用出力と制御用出力とヘ変換して出力する、複数出力の電源装置である。
換言すれば、従来、1つの電源回路からなる単一出力のスイッチング電源装置において、入力電圧の、遮断または低下時に、出力電圧を停止または低下させる技術は存在しない。
本発明は、上記の課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、1つの電源回路からなる単一出力のスイッチング電源装置において、スイッチング電源装置への入力電圧の、遮断または低下時に、スイッチング電源装置からの出力電圧を停止または低下させることが可能なスイッチング電源装置を実現することにある。
本発明に係るスイッチング電源装置は、上記の課題を解決するために、自身のスイッチングにより交流電圧を生成するスイッチング素子を1つだけ備える、単一出力のスイッチング電源装置であって、上記スイッチング素子のスイッチングにより上記交流電圧へと変換されるべき、上記スイッチング電源装置への入力電圧の、遮断または低下を検知する検知回路と、上記検知回路による、遮断または低下の検知から所定時間経過後に、上記スイッチング電源装置からの出力電圧を、停止または低下させる出力電圧低下回路と、を備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、スイッチング素子を1つだけ備える、即ち、1つの電源回路からなる単一出力のスイッチング電源装置において、検知回路により入力電圧の遮断または低下を検知し、この検知から所定時間経過後に、出力電圧低下回路により出力電圧を停止または低下させることができる。なお、検知回路は例えば、検知結果を検知信号として出力する、周知のリップル電圧検知回路、周知の電流検知回路、または周知の温度検知回路により実現可能である。また、検知回路による検知から所定時間経過後に出力電圧低下回路を動作させるには例えば、上記検知信号を、周知のCR時定数回路により、該所定時間だけ遅延すればよい。
従って、1つの電源回路からなる単一出力のスイッチング電源装置において、スイッチング電源装置への入力電圧の、遮断または低下時に、スイッチング電源装置からの出力電圧を停止または低下させることが可能となる。
また、本発明に係るスイッチング電源装置は、上記出力電圧低下回路として、上記所定時間経過後に、自身が導通状態または非導通状態となることで、上記スイッチング電源装置からの出力電圧を、停止または低下させる切替回路を備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、出力電圧低下回路としての切替回路は、自身が導通状態または非導通状態となることで、出力電圧を停止または低下させることができる。つまり、切替回路は、自身のオンオフ動作により、出力電圧を停止または低下させるか否かを切り替えるものであれば充分である。この場合、切替回路は、周知のスイッチが適用可能であるため、簡単な回路構成で、かつ、コストを抑えた上で実現可能である。
従って、1つの電源回路からなる単一出力のスイッチング電源装置において、スイッチング電源装置への入力電圧の、遮断または低下時に、スイッチング電源装置からの出力電圧を停止または低下させることが、簡単な回路構成で、かつ、コストを抑えた上で可能になるという効果を奏する。
また、本発明に係るスイッチング電源装置は、自身に印加される電圧を平滑化して出力する入力平滑コンデンサをさらに備え、上記切替回路として、上記入力平滑コンデンサに対して並列に接続されたコンデンサ短絡スイッチ回路を備え、上記コンデンサ短絡スイッチ回路は、上記所定時間経過後に導通状態となることで、上記入力平滑コンデンサの両端を短絡させるものであることを特徴としている。
上記の構成によれば、入力平滑コンデンサに対して並列に接続されたコンデンサ短絡スイッチ回路は、入力電圧の遮断または低下から所定時間経過後に導通状態とされる。コンデンサ短絡スイッチ回路が導通状態とされると、入力平滑コンデンサの両端は短絡され、これにより、入力平滑コンデンサでは、蓄積された電荷が強制的に放電される。そして、この放電状態がある程度継続すると、入力平滑コンデンサには、スイッチング素子のスイッチングを継続させるために必要な電源電圧が存在しなくなり、最終的にスイッチング素子のスイッチングは停止され、出力電圧は停止される。こうして、コンデンサ短絡スイッチ回路は、入力電圧の遮断または低下から所定時間経過後に、自身が導通状態となることで、出力電圧を停止させることができる。
また、本発明に係るスイッチング電源装置は、1次巻線及び2次巻線を有しており、該1次巻線に印加された電圧を該2次巻線に伝達する変圧器と、自身に印加される電圧を平滑化して該1次巻線に印加する入力平滑コンデンサと、をさらに備え、上記切替回路として、上記入力平滑コンデンサと上記1次巻線との間に直列に接続されたコンデンサ開放スイッチ回路を備え、上記コンデンサ開放スイッチ回路は、上記所定時間経過後に非導通状態となることで、上記入力平滑コンデンサから上記1次巻線への電圧の印加を遮断させるものであることを特徴としている。
上記の構成によれば、入力平滑コンデンサと1次巻線との間に直列に接続されたコンデンサ開放スイッチ回路は、入力電圧の遮断または低下から所定時間経過後に非導通状態とされる。コンデンサ開放スイッチ回路が非導通状態とされると、入力平滑コンデンサと1次巻線との間の経路は開放されるため、入力平滑コンデンサから1次巻線への電圧の印加は遮断される。こうして、コンデンサ開放スイッチ回路は、入力電圧の遮断または低下から所定時間経過後に、自身が非導通状態となることで、出力電圧を停止させることができる。
また、本発明に係るスイッチング電源装置は、上記切替回路として、上記スイッチング素子の入力端子と低レベルの電源ラインとの間に接続された入力端子短絡スイッチ回路を備え、上記入力端子短絡スイッチ回路は、上記所定時間経過後に導通状態となることで、上記スイッチング素子の入力端子を、上記低レベルの電源ラインに短絡させるものであることを特徴としている。
上記の構成によれば、スイッチング素子の入力端子と低レベルの電源ラインとの間に接続された入力端子短絡スイッチ回路は、入力電圧の遮断または低下から所定時間経過後に導通状態とされる。入力端子短絡スイッチ回路が導通状態とされると、スイッチング素子の入力端子は、低レベルの電源ラインに短絡され、スイッチング素子のスイッチングは停止される。こうして、入力端子短絡スイッチ回路は、入力電圧の遮断または低下から所定時間経過後に、自身が導通状態となることで、出力電圧を停止させることができる。
また、本発明に係るスイッチング電源装置は、上記スイッチング素子の入力端子に印加する制御電圧に応じて、上記スイッチングを制御する制御回路をさらに備え、上記切替回路として、上記スイッチング素子の入力端子と上記制御回路との間に直列に接続された入力端子開放スイッチ回路を備え、上記入力端子開放スイッチ回路は、上記所定時間経過後に非導通状態となることで、上記制御回路から上記スイッチング素子の入力端子への制御電圧の印加を遮断させるものであることを特徴としている。
上記の構成によれば、スイッチング素子の入力端子と制御回路との間に直列に接続された入力端子開放スイッチ回路は、入力電圧の遮断または低下から所定時間経過後に非導通状態とされる。入力端子開放スイッチ回路が非導通状態とされると、制御回路からスイッチング素子の入力端子への制御電圧の印加は遮断される。こうして、入力端子開放スイッチ回路は、入力電圧の遮断または低下から所定時間経過後に、自身が非導通状態となることで、出力電圧を停止させることができる。
また、本発明に係るスイッチング電源装置は、上記スイッチング素子の入力端子に印加する制御電圧に応じて、上記スイッチングを制御する制御回路をさらに備え、上記出力電圧低下回路として、上記所定時間経過後に、上記制御回路が印加する制御電圧を低下させることで、上記スイッチング電源装置からの出力電圧を、停止させる制御電圧低下回路を備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、出力電圧低下回路としての制御電圧低下回路は、入力電圧の遮断または低下から所定時間経過後に、制御回路からスイッチング素子の入力端子へと印加する制御電圧を低下させる。スイッチング素子は、制御電圧が低下されることで、スイッチングが停止されることとなる。こうして、制御電圧低下回路は、入力電圧の遮断または低下から所定時間経過後に、出力電圧を停止させることができる。
また、本発明に係るスイッチング電源装置は、整流された上記交流電圧を、平滑化して出力する出力平滑コンデンサをさらに備え、上記切替回路として、上記出力平滑コンデンサの後段に、該出力平滑コンデンサに対して並列に接続された出力回路短絡スイッチ回路を備え、上記出力回路短絡スイッチ回路は、上記所定時間経過後に導通状態となることで、上記出力平滑コンデンサの両端を短絡させるものであることを特徴としている。
上記の構成によれば、出力平滑コンデンサの後段に並列に接続された出力回路短絡スイッチ回路は、入力電圧の遮断または低下から所定時間経過後に導通状態とされる。出力回路短絡スイッチ回路が導通状態とされると、出力平滑コンデンサの両端は短絡される。こうして、出力回路短絡スイッチ回路は、入力電圧の遮断または低下から所定時間経過後に、自身が導通状態となることで、出力電圧を停止させることができる。
また、本発明に係るスイッチング電源装置は、整流された上記交流電圧を、平滑化して出力する出力平滑コンデンサと、該出力平滑コンデンサから出力される電圧を、上記スイッチング電源装置からの出力電圧として出力する出力端子と、をさらに備え、上記切替回路として、上記出力平滑コンデンサと上記出力端子との間に直列に接続された出力回路開放スイッチ回路を備え、上記出力回路開放スイッチ回路は、上記所定時間経過後に非導通状態となることで、上記出力平滑コンデンサから上記出力端子への、上記スイッチング電源装置からの出力電圧の供給を遮断させるものであることを特徴としている。
上記の構成によれば、出力平滑コンデンサと出力端子との間に直列に接続された出力回路開放スイッチ回路は、入力電圧の遮断または低下から所定時間経過後に非導通状態とされる。出力回路開放スイッチ回路が非導通状態とされると、出力平滑コンデンサと出力端子との間の経路は開放されるため、出力平滑コンデンサから出力端子への、スイッチング電源装置からの出力電圧の供給は遮断される。こうして、出力回路開放スイッチ回路は、入力電圧の遮断または低下から所定時間経過後に、自身が非導通状態となることで、出力電圧を停止させることができる。
また、本発明に係るスイッチング電源装置は、上記スイッチング電源装置からの出力電圧を一定の値に保持する出力電圧保持回路をさらに備え、上記切替回路として、上記出力電圧保持回路の両端に並列に接続された保持回路短絡スイッチ回路を備え、上記保持回路短絡スイッチ回路は、上記所定時間経過後に導通状態となることで、上記出力電圧保持回路の両端を短絡させるものであることを特徴としている。
上記の構成によれば、出力電圧保持回路の両端に並列に接続された保持回路短絡スイッチ回路は、入力電圧の遮断または低下から所定時間経過後に導通状態とされる。保持回路短絡スイッチ回路が導通状態とされると、出力電圧保持回路の両端は短絡され、スイッチング素子のスイッチングは停止される。こうして、保持回路短絡スイッチ回路は、入力電圧の遮断または低下から所定時間経過後に、自身が導通状態となることで、出力電圧を停止させることができる。
また、本発明に係るスイッチング電源装置は、上記スイッチング電源装置からの出力電圧を一定の値に保持する出力電圧保持回路をさらに備え、上記切替回路として、上記出力電圧保持回路の参照電圧印加端子に直列に接続された参照電圧印加端子開放スイッチ回路を備え、上記参照電圧印加端子開放スイッチ回路は、上記所定時間経過後に非導通状態となることで、上記参照電圧印加端子へ印加する電圧を低下させるものであることを特徴としている。
上記の構成によれば、出力電圧保持回路の参照電圧印加端子に直列に接続された参照電圧印加端子開放スイッチ回路は、入力電圧の遮断または低下から所定時間経過後に非導通状態とされる。参照電圧印加端子開放スイッチ回路が非導通状態とされると、参照電圧印加端子へ印加する電圧は低下されるため、出力端子へのスイッチング電源装置からの出力電圧の供給は低下される。こうして、参照電圧印加端子開放スイッチ回路は、入力電圧の遮断または低下から所定時間経過後に、自身が非導通状態となることで、出力電圧を低下させることができる。
以上のとおり、本発明に係るスイッチング電源装置は、自身のスイッチングにより交流電圧を生成するスイッチング素子を1つだけ備える、単一出力のスイッチング電源装置であって、上記スイッチング素子のスイッチングにより上記交流電圧へと変換されるべき、上記スイッチング電源装置への入力電圧の、遮断または低下を検知する検知回路と、上記検知回路による、遮断または低下の検知から所定時間経過後に、上記スイッチング電源装置からの出力電圧を、停止または低下させる出力電圧低下回路と、を備える構成である。
従って、1つの電源回路からなる単一出力のスイッチング電源装置において、スイッチング電源装置への入力電圧の、遮断または低下時に、スイッチング電源装置からの出力電圧を停止または低下させることが可能になるという効果を奏する。
〔前提となる技術〕
図5は、本発明に係るスイッチング電源装置に対する前提となる、従来技術に係るスイッチング電源装置の構成を示す回路図である。
図5に示すスイッチング電源装置200は、1つのMOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)1、出力電圧制御回路(制御回路)2、フィルタ回路3、ダイオードブリッジ4、電源入力端子5、ヒューズ6、1次巻線n1と2次巻線n2とを有している変圧器8、ダイオード9、出力平滑コンデンサ10、出力端子11、分圧抵抗12および13、電流制限抵抗14、電流検知抵抗15、分圧抵抗16、入力平滑コンデンサC1、フォトカプラPC1およびPC2、およびシャントレギュレータ(出力電圧保持回路)IC1を備える構成である。なお、MOSFET1は、スイッチング素子である。また、変圧器8の1次巻線n1、MOSFET1、および電流検知抵抗15の直列回路は、高レベルの電源ラインAおよび低レベルの電源ラインBに接続されている。MOSFET1は、ドレイン端子が、変圧器8の1次巻線n1に接続されており、ソース端子が、電流検知抵抗15に接続されている。MOSFET1のゲート端子(入力端子)は、出力電圧制御回路2に接続されている。
電源入力端子5は例えば、図示しない商用電源から、100Vの交流電圧(入力電圧)が入力されるものである。なお、この商用電源からの交流電圧は通常、誤差5V以内、即ち、95V〜105V以内で、電源入力端子5から入力される。
ヒューズ6は、電源入力端子5の一方とフィルタ回路3の一方の入力端子との間に直列に接続されている。ヒューズ6は、例えばスイッチング電源装置200の定格電流の2倍を超える電流が流れると、溶断する。そしてヒューズ6が溶断したとき、スイッチング電源装置200からの出力電圧は、遮断状態となる。
フィルタ回路3は、一方の入力端子にヒューズ6が接続されており、他方の入力端子に電源入力端子5の他方が接続されている。フィルタ回路3は、電源入力端子5から入力された交流電圧からノイズ成分を除去するものである。また、フィルタ回路3は、MOSFET1のスイッチングにより生成された電流の商用電源方向への逆流に起因する高周波雑音、および、落雷等で誘導されたサージ電圧が、スイッチング電源装置200へ侵入することを阻止するものである。
ダイオードブリッジ4は、4つのダイオード4a〜4dを一組にしたブリッジ回路である。ダイオード4aのカソードおよびダイオード4bのアノードは、フィルタ回路3の一方の出力端子に共通に接続されている。ダイオード4cのカソードおよびダイオード4dのアノードは、フィルタ回路3の他方の出力端子に共通に接続されている。ダイオード4aのアノードおよびダイオード4cのアノードは、低レベルの電源ラインBに共通に接続されている。ダイオード4bのカソードおよびダイオード4dのカソードは、高レベルの電源ラインAに共通に接続されている。ダイオードブリッジ4は、フィルタ回路3から入力された交流電圧をブリッジ整流して、低レベルの電源ラインBと高レベルの電源ラインAとの間に出力する。
入力平滑コンデンサC1は、低レベルの電源ラインBと高レベルの電源ラインAとの間であって、ダイオードブリッジ4の後段、かつ、変圧器8の1次巻線n1、MOSFET1、および電流検知抵抗15の前段に並列に接続されている。
ダイオードブリッジ4にてブリッジ整流された電圧は、脈流電圧と呼ばれる直流電圧である。しかしながら、この脈流電圧は、0V〜電源入力端子5から入力された交流電圧の最大値(商用電源の電圧の約1.4倍)のレベル差を有するため、安定化された直流電圧としての使用は困難である。
そこで、脈流電圧のレベルが高い場合は、脈流電圧により入力平滑コンデンサC1を充電し、脈流電圧のレベルが低い場合は、入力平滑コンデンサC1が、蓄えた電荷を放電する。こうして、入力平滑コンデンサC1は、自身に入力された脈流電圧の平滑化を行い、平滑化された電圧を出力して、変圧器8の1次巻線n1に印加する。
MOSFET1は、出力電圧制御回路2によって、導通および非導通の制御(スイッチング)が為されている。MOSFET1の導通状態においては、入力平滑コンデンサC1からの電圧が、変圧器8の1次巻線n1に印加される。入力平滑コンデンサC1からの電圧が変圧器8の1次巻線n1に印加されると、変圧器8の1次巻線n1には、励磁エネルギーと呼ばれるエネルギーが蓄積される。そしてその後、MOSFET1が非導通状態に切り替わると、蓄積された励磁エネルギーは、交流電圧として、変圧器8の2次巻線n2に伝達される。
なお、本前提および後述する各実施の形態では、スイッチング素子としてMOSFETを使用している。しかしながら、スイッチング素子は、スイッチング機能を有しているものであれば特に限定されず、例えば、バイポーラトランジスタ等の、他のタイプのスイッチング素子が使用可能である。
変圧器8は、1次巻線n1及び2次巻線n2の2つの巻線を有する高周波トランスである。
変圧器8の2次巻線n2の一端は、ダイオード9のアノードに接続されている。ダイオード9のカソードは、出力平滑コンデンサ10を介して、変圧器8の2次巻線n2の他端に接続されている。また、ダイオード9のカソードは、電流制限抵抗14、フォトカプラPC1、およびシャントレギュレータIC1の直列回路を介して、変圧器8の2次巻線n2の他端に接続されている。また、ダイオード9のカソードは、分圧抵抗12および13の直列回路を介して、変圧器8の2次巻線n2の他端に接続されている。さらに、ダイオード9のカソードは、出力端子11の一方に接続されており、変圧器8の2次巻線n2の他端は、出力端子11の他方に接続されている。シャントレギュレータIC1は、カソードがフォトカプラPC1に接続されており、アノードが変圧器8の2次巻線n2の他端に接続されている。分圧抵抗12と分圧抵抗13との間のノードは、シャントレギュレータIC1の図示しない参照電圧印加端子(Vref端子)に接続されている。
出力端子11は、2つの端子を有しているが、これら2つの端子から出力される電圧(出力電圧)は共に、安定化された直流電圧となる。つまり、スイッチング電源装置200は、出力端子11から1種類の電圧を出力する単一出力電源である。このことは、後述するスイッチング電源装置100〜103についても同様である。
ここで、出力端子11から出力される電圧は、分圧抵抗12および13で分圧され、シャントレギュレータIC1の参照電圧印加端子に印加され、シャントレギュレータIC1内部の基準電圧と比較される。該参照電圧印加端子に印加された電圧が該基準電圧より高い場合、シャントレギュレータIC1の、アノードとカソードとの間のインピーダンスは、低下する。そして、電流制限抵抗14とシャントレギュレータIC1との間に直列に接続されているフォトカプラPC1の、発光部PCaに流れる電流は、増加する。発光部PCaに流れる電流が増加すると、フォトカプラPC1と光結合しているフォトカプラPC2の、受光部PCbのインピーダンスは、低下する。このインピーダンス低下の有無および低下度合に応じて、フォトカプラPC2の受光部PCbからは、出力電圧制御回路2に対して、出力電圧値を示す信号が入力される。出力電圧制御回路2は、該出力電圧値を示す信号に基づき、出力電圧制御部20からMOSFET1のゲート端子にスイッチングパルス信号(制御電圧)を印加することで、MOSFET1の導通および非導通を制御する。ここで、MOSFET1の導通および非導通を制御する具体例としては、スイッチング周波数の制御、およびスイッチングパルス信号のデューティー比の制御等が挙げられる。
また、出力電圧制御回路2は、過電流保護部21をさらに有している。出力電圧制御回路2の過電流保護部21には、MOSFET1のソース端子を流れる電流を電流検知抵抗15で電圧に変換することで得られた電圧が、分圧抵抗16を介して印加される。そして、過電流保護部21に印加された電圧が、所定の電圧値(例えば、0.24V)を超えると、過電流保護部21は、スイッチングパルスの幅を狭くするように、出力電圧制御部20から出力されるスイッチングパルス信号を変化させる。これにより、MOSFET1が導通状態にある期間は、短くなる、ひいては、一時的に存在しなくなるため、スイッチング電源装置200の出力電圧、即ち、出力端子11から出力される電圧は、低下される、ひいては、遮断される。分圧抵抗16は、電流検知抵抗15とMOSFET1のソース端子との間のノードと出力電圧制御回路2との間に接続されている。
出力電圧制御回路2は、周知の制御IC(Integrated Circuit)で実現可能であるため、これ以上の詳細な説明を省略する。
ところで、スイッチング素子として1つのMOSFET1を備える、即ち、1つの電源回路からなる単一出力のスイッチング電源装置200では、電源入力端子5から入力される交流電圧の、遮断または低下後に、次回の電源投入時におけるMOSFET1の誤作動を防止すべく、図示しないマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と称する)によりMOSFET1を初期化している。
なお、電源入力端子5から入力される交流電圧の、遮断または低下の原因としては例えば、商用電源からの入力自体の停止、ヒューズ6の溶断、および故障等その他の原因が挙げられる。
マイコンが上記MOSFET1の初期化に係る処理を完了するまでの間、スイッチング電源装置200は、該マイコンに電源電圧を供給する必要がある。つまり、スイッチング電源装置200では、少なくとも該マイコンが該処理を完了するまでの間、出力端子11から出力される電圧を保持する必要がある。なお、マイコンが、該処理を完了するまでの時間は、0.005s〜2s程度である。
スイッチング電源装置200では、入力平滑コンデンサC1に蓄積された電荷を放電することで、出力端子11から出力される電圧を保持するが、ここで保持する時間が長すぎると、該マイコンによるMOSFET1の初期化に係る処理の完了までに、長い時間を要することとなる。
即ち、マイコンは、出力端子11から出力される電圧の停止または低下を認識することで、スイッチング電源装置200自身が初期化されたと認識して、上記MOSFET1の初期化に係る処理を実行する。しかしながら、出力端子11から出力される電圧を保持する時間が長すぎると、出力端子11から出力される電圧の停止または低下の認識が遅れ、スイッチング電源装置200自身の初期化の認識が遅れ、マイコンによるMOSFET1の初期化に係る処理の実行が遅れる。特に、スイッチング電源装置200が軽負荷状態(いわゆる、スタンバイ状態等)にある場合、入力平滑コンデンサC1による、出力端子11から出力される電圧を保持する時間は、2s〜60s程度と、非常に長くなるため、マイコンによるMOSFET1の初期化に係る処理の実行が非常に遅れる。
そして、マイコンによるMOSFET1の初期化に係る処理の完了前に、スイッチング電源装置200に再度電源が投入されると、MOSFET1が誤作動してしまうという問題が発生する。なお、MOSFET1の誤作動の具体例としては、MOSFET1のスイッチングの停止(いわゆる、発振停止)、予期せぬMOSFET1のスイッチング(いわゆる、異常発振)等が挙げられる。
こうしたことから、スイッチング電源装置200では、特に軽負荷状態において、電源入力端子5から入力される交流電圧の、遮断または低下時に、出力端子11から出力される電圧を停止または低下させるための工夫が必要である。
以下では、1つの電源回路からなる単一出力のスイッチング電源装置において、スイッチング電源装置への入力電圧の、遮断または低下時に、スイッチング電源装置からの出力電圧を停止または低下させるための工夫が為された、本発明に係るスイッチング電源装置について説明する。
〔実施の形態1〕
本発明に係るスイッチング電源装置について、図1を参照して説明する。なお、説明の便宜上、すでに図面を用いて説明した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記してその説明を省略する。
図1は、本発明に係るスイッチング電源装置の構成を示す回路図である。
図1に示すスイッチング電源装置100は、図5に示すスイッチング電源装置200の構成において、遮断検知回路(検知回路)17、およびスイッチ(出力電圧低下回路、切替回路)SW1、SW3、スイッチSW5および過電流保護バイアス抵抗19の直列回路(出力電圧低下回路)をさらに備える構成である。
遮断検知回路17は、フィルタ回路3の両出力端子間に並列に接続されている。この遮断検知回路17は、スイッチング電源装置100への入力電圧、即ち、電源入力端子5から入力される交流電圧の、遮断または低下を検知し、その検知結果を検知信号として出力するものである。
この遮断検知回路17として好適な回路は、例えば、以下の3つの回路が考えられる。
1つ目は、フィルタ回路3から出力される交流電圧のリップル成分の大きさに基づいて、上記遮断または低下を検知し、その検知結果を検知信号として出力するリップル電圧検知回路である。
2つ目は、フィルタ回路3の両出力端子に流れる電流の大きさに基づいて、上記遮断または低下を検知し、その検知結果を検知信号として出力する電流検知回路である。
3つ目は、例えばダイオードブリッジ4の表面温度の上昇度合に基づいて、上記遮断または低下を検知し、その検知結果を検知信号として出力する温度検知回路である。
なお、リップル電圧検知回路、電流検知回路、および温度検知回路はいずれも、周知の技術により為し得るものである。即ち、リップル電圧検知回路としては例えば、フィルタ回路3から出力される交流電圧の、上限のピーク値と下限のピーク値との差を検出可能な回路が、電流検知回路としては例えば、抵抗器が、温度検出回路としては例えば、熱電対またはサーミスタが、それぞれ使用可能である。
また、遮断検知回路17として上記温度検知回路を使用する場合、該温度検知回路は、フィルタ回路3の両出力端子間に並列に接続されていなくてもよい。即ち、遮断検知回路17としての温度検知回路は、例えばダイオードブリッジ4といった、スイッチング電源装置100の駆動により温度変化を呈する部材の、表面近傍に配置されるだけで充分である(図2参照)。
遮断検知回路17が出力する検知信号の形態は、特に限定されない。該検知信号の形態としては例えば、上記遮断または低下を検知した場合にHighレベルの信号を、それ以外の場合にLowレベルの信号を出力する、といったロジック信号を用いるのが一般的である。
スイッチSW1、SW3、SW5はいずれも、遮断検知回路17が出力する検知信号に応じて開閉が制御されるものである。具体的に、スイッチSW1、SW3、SW5はいずれも、遮断検知回路17から、上記遮断または低下を検知したことを示す検知信号が入力された場合に閉じ、それ以外の場合に開くスイッチである。
ここで、スイッチSW1、SW3、SW5には、上記検知信号が、遮断検知回路17から出力される時間に対して、所定の時間(例えば、0.02s〜1s)だけ遅延されて入力される。スイッチSW1、SW3、SW5はいずれも、遮断検知回路17による上記遮断または低下の検知から、上記所定の時間だけ経過した後に閉じる。
なお、遮断検知回路17が出力する検知信号を、上記所定の時間だけ遅延させるための手法としては例えば、該検知信号を、図示しない周知のCR時定数回路を介して出力する手法が挙げられる。
遮断検知回路17が出力する検知信号の形態が、上述したロジック信号である場合、スイッチSW1、SW3、SW5はいずれも、Highレベルの信号とLowレベルの信号との切り替えに応じて開閉が制御される、周知のスイッチ回路であればよい。
スイッチ(コンデンサ短絡スイッチ回路)SW1は、入力平滑コンデンサC1の両端に並列に接続されている。遮断検知回路17から、上記遮断または低下を検知したことを示す検知信号が入力され、スイッチSW1が閉じると、入力平滑コンデンサC1の両端は短絡され、これにより、入力平滑コンデンサC1では、蓄積された電荷が強制的に放電される。そして、この放電状態がある程度継続すると、入力平滑コンデンサC1には、MOSFET1の導通および非導通の制御を継続させるために必要な電源電圧が存在しなくなり、最終的に該制御が停止され、その後、出力端子11から出力される電圧は、停止されることとなる。
なお、スイッチSW1には、図示しないインピーダンスが直列に接続されていてもよい。入力平滑コンデンサC1に充電されている電荷を、インピーダンス無し、即ち、0Ωで短絡すると、スイッチSW1には、予期しない大電流が流れ、これにより、スイッチSW1は破壊される虞があるため、該インピーダンスをSW1に直列に接続することにより、スイッチSW1に流れる電流の最大値を低下させ、スイッチSW1を保護するのが好ましい。
スイッチ(入力端子短絡スイッチ回路)SW3は、MOSFET1のゲート端子と低レベルの電源ラインBとの間に並列に接続されている。遮断検知回路17から、上記遮断または低下を検知したことを示す検知信号が入力され、スイッチSW3が閉じると、MOSFET1のゲート端子は、低レベルの電源ラインBに短絡される(即ち、MOSFET1のゲート端子が締めくくられる)。これにより、MOSFET1の導通および非導通の制御は停止され、その後、出力端子11から出力される電圧は、停止されることとなる。
スイッチSW5は、分圧抵抗16と出力電圧制御回路2の過電流保護部21との間のノードと、高レベルの電源ラインAとの間に、過電流保護バイアス抵抗19と共に接続されている。スイッチSW5と過電流保護バイアス抵抗19とは、直列に接続されている。スイッチSW5および過電流保護バイアス抵抗19の直列回路は、本発明における制御電圧低下回路である。
遮断検知回路17から、上記遮断または低下を検知したことを示す検知信号が入力され、スイッチSW5が閉じると、高レベルの電源ラインAに印加されている電圧、即ち、入力平滑コンデンサC1が出力する電圧が、過電流保護バイアス抵抗19を介して出力電圧制御回路2の過電流保護部21に印加される。即ち、このとき、出力電圧制御回路2の過電流保護部21には、上述した分圧抵抗16から印加される電圧に、上記過電流保護バイアス抵抗19から印加される電圧が重畳された電圧が印加される。これにより、過電流保護部21に印加された電圧は、所定の電圧値(例えば、0.24V)を超え、過電流保護部21は、スイッチングパルスの幅を狭くするように、出力電圧制御部20から出力されるスイッチングパルス信号を変化させる。これにより、MOSFET1が導通状態にある期間は、短くなる、ひいては、一時的に存在しなくなるため、スイッチング電源装置100の出力電圧、即ち、出力端子11から出力される電圧は、低下される、ひいては、遮断される。つまり、スイッチSW5および過電流保護バイアス抵抗19の直列回路は、スイッチSW5が閉じることで、過電流保護部21を動作させ、出力端子11から出力される電圧を停止させる。
こうして、スイッチSW1、SW3、スイッチSW5および過電流保護バイアス抵抗19の直列回路はいずれも、スイッチング電源装置100への入力電圧、即ち、電源入力端子5から入力される交流電圧の、遮断または低下から、上記所定の時間だけ経過した後に、自身が閉じることで、出力端子11から出力される電圧を停止させることができる。
なお、図1に示すスイッチング電源装置100は、スイッチSW1、SW3、スイッチSW5および過電流保護バイアス抵抗19の直列回路という、3つの出力電圧低下回路(切替回路)を有しているが、これに限定されない。即ち、本実施の形態に係るスイッチング電源装置では、スイッチSW1、SW3、スイッチSW5および過電流保護バイアス抵抗19の直列回路の少なくとも1つを、出力電圧低下回路(切替回路)として備えていればよい。
〔実施の形態2〕
本発明に係る別のスイッチング電源装置について、図2を参照して説明する。なお、説明の便宜上、すでに図面を用いて説明した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記してその説明を省略する。
図2は、本発明に係る別のスイッチング電源装置の構成を示す回路図である。
図2に示すスイッチング電源装置101は、図1に示すスイッチング電源装置100の構成において、スイッチSW1、SW3、SW5のかわりに、スイッチ(出力電圧低下回路、切替回路)SW2、SW4を備える構成である。また、スイッチSW5の省略に伴い、図1に示すスイッチング電源装置100においてスイッチSW5に直列に接続されていた過電流保護バイアス抵抗19についても、図2に示すスイッチング電源装置101においては省略されている。
図2に示すスイッチング電源装置101における遮断検知回路17は、温度検知回路であり、フィルタ回路3の両出力端子間に並列に接続されておらず、ダイオードブリッジ4との、表面近傍に配置されている。
スイッチSW2、SW4はいずれも、遮断検知回路17が出力する検知信号に応じて開閉が制御されるものである。具体的に、スイッチSW2、SW4はいずれも、遮断検知回路17から、上記遮断または低下を検知したことを示す検知信号が入力された場合に開き、それ以外の場合に閉じるスイッチである。
ここで、スイッチSW2、SW4には、上記検知信号が、遮断検知回路17から出力される時間に対して、所定の時間(例えば、0.02s〜1s)だけ遅延されて入力される。スイッチSW2、SW4はいずれも、遮断検知回路17による上記遮断または低下の検知から、上記所定の時間だけ経過した後に開く。
スイッチ(コンデンサ開放スイッチ回路)SW2は、入力平滑コンデンサC1と変圧器8の1次巻線n1との間に直列に接続されている。遮断検知回路17から、上記遮断または低下を検知したことを示す検知信号が入力され、スイッチSW2が開くと、入力平滑コンデンサC1と変圧器8の1次巻線n1との間の経路は開放されるため、入力平滑コンデンサC1から変圧器8の1次巻線n1への電圧の印加は遮断される。変圧器8の1次巻線n1への電圧の印加が遮断されると、変圧器8の2次巻線n2へと、交流電圧が伝達されなくなり、結果、出力端子11から出力される電圧は、停止されることとなる。
スイッチ(入力端子開放スイッチ回路)SW4は、MOSFET1のゲート端子と出力電圧制御回路2の出力電圧制御部20との間に直列に接続されている。遮断検知回路17から、上記遮断または低下を検知したことを示す検知信号が入力され、スイッチSW4が開くと、出力電圧制御部20からMOSFET1のゲート端子への、スイッチングパルス信号の印加が遮断される。スイッチングパルス信号の印加が遮断されると、MOSFET1では、導通および非導通の制御が為されなくなるため、変圧器8の1次巻線n1から2次巻線n2へと、交流電圧が伝達されなくなり、結果、出力端子11から出力される電圧は、停止されることとなる。
こうして、スイッチSW2、SW4はいずれも、スイッチング電源装置100への入力電圧、即ち、電源入力端子5から入力される交流電圧の、遮断または低下から、上記所定の時間だけ経過した後に、自身が開くことで、出力端子11から出力される電圧を停止させることができる。
なお、図2に示すスイッチング電源装置101は、スイッチSW2、SW4という、2つの出力電圧低下回路(切替回路)を有しているが、これに限定されない。即ち、本実施の形態に係るスイッチング電源装置では、スイッチSW2、SW4の少なくとも1つを、出力電圧低下回路(切替回路)として備えていればよい。
また、図2に示すスイッチング電源装置101における出力電圧低下回路(切替回路)の構成と、図1に示すスイッチング電源装置100における出力電圧低下回路(切替回路)の構成と、は、組み合わされてもよい。
即ち、上述した各スイッチSW1〜SW4、スイッチSW5および過電流保護バイアス抵抗19の直列回路は、本発明に係るスイッチング電源装置における出力電圧低下回路(切替回路)として、任意に組み合わせて適用することが可能である。但し、スイッチSW1とスイッチSW2とを組み合わせること、および、スイッチSW3またはスイッチSW5および過電流保護バイアス抵抗19の直列回路とスイッチSW4とを組み合わせることは、技術的に可能でこそあるものの、メリットがあまりないので好ましくない。
〔実施の形態3〕
本発明に係るさらに別のスイッチング電源装置について、図3を参照して説明する。なお、説明の便宜上、すでに図面を用いて説明した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記してその説明を省略する。
図3は、本発明に係るさらに別のスイッチング電源装置の構成を示す回路図である。
図3に示すスイッチング電源装置102は、図1に示すスイッチング電源装置100の構成において、スイッチSW1、SW3、SW5のかわりに、スイッチ(出力電圧低下回路、切替回路)SW6、SW8を備える構成である。また、スイッチSW5の省略に伴い、図1に示すスイッチング電源装置100においてスイッチSW5に直列に接続されていた過電流保護バイアス抵抗19についても、図3に示すスイッチング電源装置102においては省略されている。
スイッチSW6、SW8はいずれも、遮断検知回路17が出力する検知信号に応じて開閉が制御されるものである。具体的に、スイッチSW6、SW8はいずれも、遮断検知回路17から、上記遮断または低下を検知したことを示す検知信号が入力された場合に閉じ、それ以外の場合に開くスイッチである。
ここで、スイッチSW6、SW8には、上記検知信号が、遮断検知回路17から出力される時間に対して、所定の時間(例えば、0.02s〜1s)だけ遅延されて入力される。スイッチSW6、SW8はいずれも、遮断検知回路17による上記遮断または低下の検知から、上記所定の時間だけ経過した後に閉じる。
スイッチ(出力回路短絡スイッチ回路)SW6は、出力平滑コンデンサ10の後段に、該出力平滑コンデンサ10に対して並列に接続されている。遮断検知回路17から、上記遮断または低下を検知したことを示す検知信号が入力され、スイッチSW6が閉じると、出力平滑コンデンサ10の両端は短絡される。これにより、出力電圧制御回路2の過電流保護部21が動作し、その後、出力端子11から出力される電圧は、停止されることとなる。
スイッチ(保持回路短絡スイッチ回路)SW8は、シャントレギュレータIC1の両端に並列に接続されている。遮断検知回路17から、上記遮断または低下を検知したことを示す検知信号が入力され、スイッチSW8が閉じると、シャントレギュレータIC1の両端は短絡される。これにより、MOSFET1の導通および非導通の制御は停止され、その後、出力端子11から出力される電圧は、停止されることとなる。
こうして、スイッチSW6、SW8はいずれも、スイッチング電源装置100への入力電圧、即ち、電源入力端子5から入力される交流電圧の、遮断または低下から、上記所定の時間だけ経過した後に、自身が閉じることで、出力端子11から出力される電圧を停止させることができる。
なお、図3に示すスイッチング電源装置102は、スイッチSW6、SW8という、2つの出力電圧低下回路(切替回路)を有しているが、これに限定されない。即ち、本実施の形態に係るスイッチング電源装置では、スイッチSW6、SW8の少なくとも1つを、出力電圧低下回路(切替回路)として備えていればよい。
〔実施の形態4〕
本発明に係るさらに別のスイッチング電源装置について、図4を参照して説明する。なお、説明の便宜上、すでに図面を用いて説明した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記してその説明を省略する。
図4は、本発明に係るさらに別のスイッチング電源装置の構成を示す回路図である。
図4に示すスイッチング電源装置103は、図3に示すスイッチング電源装置102の構成において、スイッチSW6、SW8のかわりに、スイッチ(出力電圧低下回路、切替回路)SW7、SW9を備える構成である。
スイッチSW7、SW9はいずれも、遮断検知回路17が出力する検知信号に応じて開閉が制御されるものである。具体的に、スイッチSW7、SW9はいずれも、遮断検知回路17から、上記遮断または低下を検知したことを示す検知信号が入力された場合に開き、それ以外の場合に閉じるスイッチである。
ここで、スイッチSW7、SW9には、上記検知信号が、遮断検知回路17から出力される時間に対して、所定の時間(例えば、0.02s〜1s)だけ遅延されて入力される。スイッチSW7、SW9はいずれも、遮断検知回路17による上記遮断または低下の検知から、上記所定の時間だけ経過した後に開く。
スイッチ(出力回路開放スイッチ回路)SW7は、出力平滑コンデンサ10の後段、かつ出力端子11の前段に、出力端子11に対して直列に接続されている。遮断検知回路17から、上記遮断または低下を検知したことを示す検知信号が入力され、スイッチSW7が開くと、出力平滑コンデンサ10と出力端子11との間の経路は開放されるため、出力端子11から出力される電圧は、停止される。
スイッチ(参照電圧印加端子開放スイッチ回路)SW9は、分圧抵抗12と分圧抵抗13との間のノードと出力端子11との間に接続されている。スイッチSW9には、出力電圧検知分圧抵抗18が直列接続されている。
スイッチSW9が閉じている、即ち、遮断検知回路17から、上記遮断または低下を検知したことを示す検知信号が入力されていない場合、出力端子11から出力される電圧は、分圧抵抗12および13に加え、出力電圧検知分圧抵抗18で分圧され、シャントレギュレータIC1の参照電圧印加端子に印加されることとなる。
一方、遮断検知回路17から、上記遮断または低下を検知したことを示す検知信号が入力され、スイッチSW9が開くと、出力端子11と出力電圧検知分圧抵抗18との間の経路は、開放される。これにより、出力端子11から出力される電圧は、分圧抵抗12および13で分圧されるが、出力電圧検知分圧抵抗18で分圧されない。このとき、出力端子11から出力される電圧は、分圧抵抗12および13で分圧され、シャントレギュレータIC1の参照電圧印加端子に印加されることとなる。
つまり、スイッチSW9を開くと、シャントレギュレータIC1の参照電圧印加端子に印加される電圧は、低下する。該参照電圧印加端子に印加された電圧が低下し、シャントレギュレータIC1の基準電圧以下になると、シャントレギュレータIC1の、アノードとカソードとの間のインピーダンスは、上昇する。そして、フォトカプラPC1の発光部PCaに流れる電流は、低下する。そして、受光部PCbのインピーダンスは、上昇する。この受光部PCbのインピーダンスの上昇により、出力電圧制御回路2には、低い出力電圧値を示す信号が入力される。出力電圧制御回路2は、該低い出力電圧値を示す信号に基づき、出力電圧制御部20からMOSFET1のゲート端子に、出力電圧を低くする旨のスイッチングパルス信号を印加することで、MOSFET1の導通および非導通を制御する。結果、該出力電圧を低くする旨のスイッチングパルス信号により、MOSFET1の導通および非導通が制御されることで、出力端子11から出力される電圧は、低下される。
こうして、スイッチSW7、SW9はいずれも、スイッチング電源装置100への入力電圧、即ち、電源入力端子5から入力される交流電圧の、遮断または低下から、上記所定の時間だけ経過した後に、自身が開くことで、出力端子11から出力される電圧を停止または低下させることができる。
なお、図4に示すスイッチング電源装置103は、スイッチSW7、SW9という、2つの出力電圧低下回路(切替回路)を有しているが、これに限定されない。即ち、本実施の形態に係るスイッチング電源装置では、スイッチSW7、SW9の少なくとも1つを、出力電圧低下回路(切替回路)として備えていればよい。
また、図4に示すスイッチング電源装置103における出力電圧低下回路(切替回路)の構成と、図3に示すスイッチング電源装置102における出力電圧低下回路(切替回路)の構成と、は、組み合わされてもよい。
即ち、上述した各スイッチSW6〜SW9は、本発明に係るスイッチング電源装置における出力電圧低下回路(切替回路)として、任意に組み合わせて適用することが可能である。但し、スイッチSW6とスイッチSW7とを組み合わせること、および、スイッチSW8とスイッチSW9とを組み合わせることは、技術的に可能でこそあるものの、メリットがあまりないので好ましくない。
さらに、上述したスイッチSW1〜SW4、スイッチSW5および過電流保護バイアス抵抗19の直列回路の各種組み合わせと、上述したスイッチSW6〜SW9の各種組み合わせと、は、任意に組み合わせて適用することが可能である。
本発明に係るスイッチング電源装置は、遮断検知回路17と、スイッチSW1〜SW9の少なくとも1つを備える(但し、スイッチSW5を備える場合は、直列接続された過電流保護バイアス抵抗19をさらに備える)構成である。そして、本発明に係るスイッチング電源装置は、遮断検知回路17による、電源入力端子5から入力される交流電圧の、遮断または低下の検知から所定時間経過後に、スイッチSW1〜SW9の開閉制御(導通状態と非導通状態とを切り替える制御)を行うことで、出力端子11から出力される電圧を停止または低下させることができる。ここで、上記所定時間は、任意の時間に設定可能であるので、換言すれば、電源入力端子5から入力される交流電圧の、遮断または低下後において、本発明に係るスイッチング電源装置が、出力端子11から出力される電圧を保持する時間は、該所定時間に応じて任意の時間とすることができる。
これにより、本発明に係るスイッチング電源装置では、上述したマイコンを備える場合において、たとえ該スイッチング電源装置が軽負荷状態であったとしても、該マイコンがMOSFET1の初期化に係る処理を完了するまでの間だけ、出力端子11から出力される電圧を保持することが可能となる。結果、マイコンによるMOSFET1の初期化に係る処理の完了前に、スイッチング電源装置に再度電源が投入されることに起因する、MOSFET1の誤作動に係る問題は、抑制することができる。
上記各実施の形態では、入力された商用交流電圧を直流電圧に変換するAC−DCコンバータについて説明したが、これに限定されるものではない。即ち、本発明は、例えば、入力された直流電圧を変圧した直流電圧を出力するDC−DCコンバータに適用することもできる。この場合、例えば、フィルタ回路3およびダイオードブリッジ4を省略し、ヒューズ6の一方の端子を電源入力端子5の一方に接続し、ヒューズ6の他方の端子を高レベルの電源ラインAに接続し、さらに、電源入力端子5の他方を低レベルの電源ラインBに接続すればよい。
また、上記各実施の形態において、ノイズ成分の除去を行う必要がない場合には、フィルタ回路3を省略してもよい。
本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、例えば、AC‐DCコンバータ、または、DC‐DCコンバータに備えられ、直流電圧を安定化して出力する、1つの電源回路からなる単一出力のスイッチング電源装置に適用可能である。
本発明に係るスイッチング電源装置の構成を示す回路図である。 本発明に係る別のスイッチング電源装置の構成を示す回路図である。 本発明に係るさらに別のスイッチング電源装置の構成を示す回路図である。 本発明に係るさらに別のスイッチング電源装置の構成を示す回路図である。 本発明に係るスイッチング電源装置に対する前提となる、従来技術に係るスイッチング電源装置の構成を示す回路図である
符号の説明
1 MOSFET(スイッチング素子)
2 出力電圧制御回路(制御回路)
8 変圧器
10 出力平滑コンデンサ
11 出力端子
17 遮断検知回路(検知回路)
19 過電流保護バイアス抵抗(出力電圧低下回路、制御電圧低下回路)
20 出力電圧制御部
21 過電流保護部
100〜103 スイッチング電源装置
A、B 電源ライン
C1 入力平滑コンデンサ
IC1 シャントレギュレータ(出力電圧保持回路)
n1 1次巻線
n2 2次巻線
SW1〜SW9 スイッチ(出力電圧低下回路)
SW1 スイッチ(切替回路、コンデンサ短絡スイッチ回路)
SW2 スイッチ(切替回路、コンデンサ開放スイッチ回路)
SW3 スイッチ(切替回路、入力端子短絡スイッチ回路)
SW4 スイッチ(切替回路、入力端子開放スイッチ回路)
SW5 スイッチ(制御電圧低下回路)
SW6 スイッチ(切替回路、出力回路短絡スイッチ回路)
SW7 スイッチ(切替回路、出力回路開放スイッチ回路)
SW8 スイッチ(切替回路、保持回路短絡スイッチ回路)
SW9 スイッチ(切替回路、参照電圧印加端子開放スイッチ回路)

Claims (11)

  1. 自身のスイッチングにより交流電圧を生成するスイッチング素子を1つだけ備える、単一出力のスイッチング電源装置であって、
    上記スイッチング素子のスイッチングにより上記交流電圧へと変換されるべき、上記スイッチング電源装置への入力電圧の、遮断または低下を検知する検知回路と、
    上記検知回路による、遮断または低下の検知から所定時間経過後に、上記スイッチング電源装置からの出力電圧を、停止または低下させる出力電圧低下回路と、を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 上記出力電圧低下回路として、上記所定時間経過後に、自身が導通状態または非導通状態となることで、上記スイッチング電源装置からの出力電圧を、停止または低下させる切替回路を備えることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 自身に印加される電圧を平滑化して出力する入力平滑コンデンサをさらに備え、
    上記切替回路として、上記入力平滑コンデンサに対して並列に接続されたコンデンサ短絡スイッチ回路を備え、
    上記コンデンサ短絡スイッチ回路は、上記所定時間経過後に導通状態となることで、上記入力平滑コンデンサの両端を短絡させるものであることを特徴とする請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  4. 1次巻線及び2次巻線を有しており、該1次巻線に印加された電圧を該2次巻線に伝達する変圧器と、自身に印加される電圧を平滑化して該1次巻線に印加する入力平滑コンデンサと、をさらに備え、
    上記切替回路として、上記入力平滑コンデンサと上記1次巻線との間に直列に接続されたコンデンサ開放スイッチ回路を備え、
    上記コンデンサ開放スイッチ回路は、上記所定時間経過後に非導通状態となることで、上記入力平滑コンデンサから上記1次巻線への電圧の印加を遮断させるものであることを特徴とする請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  5. 上記切替回路として、上記スイッチング素子の入力端子と低レベルの電源ラインとの間に接続された入力端子短絡スイッチ回路を備え、
    上記入力端子短絡スイッチ回路は、上記所定時間経過後に導通状態となることで、上記スイッチング素子の入力端子を、上記低レベルの電源ラインに短絡させるものであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  6. 上記スイッチング素子の入力端子に印加する制御電圧に応じて、上記スイッチングを制御する制御回路をさらに備え、
    上記切替回路として、上記スイッチング素子の入力端子と上記制御回路との間に直列に接続された入力端子開放スイッチ回路を備え、
    上記入力端子開放スイッチ回路は、上記所定時間経過後に非導通状態となることで、上記制御回路から上記スイッチング素子の入力端子への制御電圧の印加を遮断させるものであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  7. 上記スイッチング素子の入力端子に印加する制御電圧に応じて、上記スイッチングを制御する制御回路をさらに備え、
    上記出力電圧低下回路として、上記所定時間経過後に、上記制御回路が印加する制御電圧を低下させることで、上記スイッチング電源装置からの出力電圧を、停止させる制御電圧低下回路を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  8. 整流された上記交流電圧を、平滑化して出力する出力平滑コンデンサをさらに備え、
    上記切替回路として、上記出力平滑コンデンサの後段に、該出力平滑コンデンサに対して並列に接続された出力回路短絡スイッチ回路を備え、
    上記出力回路短絡スイッチ回路は、上記所定時間経過後に導通状態となることで、上記出力平滑コンデンサの両端を短絡させるものであることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  9. 整流された上記交流電圧を、平滑化して出力する出力平滑コンデンサと、該出力平滑コンデンサから出力される電圧を、上記スイッチング電源装置からの出力電圧として出力する出力端子と、をさらに備え、
    上記切替回路として、上記出力平滑コンデンサと上記出力端子との間に直列に接続された出力回路開放スイッチ回路を備え、
    上記出力回路開放スイッチ回路は、上記所定時間経過後に非導通状態となることで、上記出力平滑コンデンサから上記出力端子への、上記スイッチング電源装置からの出力電圧の供給を遮断させるものであることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  10. 上記スイッチング電源装置からの出力電圧を一定の値に保持する出力電圧保持回路をさらに備え、
    上記切替回路として、上記出力電圧保持回路の両端に並列に接続された保持回路短絡スイッチ回路を備え、
    上記保持回路短絡スイッチ回路は、上記所定時間経過後に導通状態となることで、上記出力電圧保持回路の両端を短絡させるものであることを特徴とする請求項2〜6、8、9のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  11. 上記スイッチング電源装置からの出力電圧を一定の値に保持する出力電圧保持回路をさらに備え、
    上記切替回路として、上記出力電圧保持回路の参照電圧印加端子に直列に接続された参照電圧印加端子開放スイッチ回路を備え、
    上記参照電圧印加端子開放スイッチ回路は、上記所定時間経過後に非導通状態となることで、上記参照電圧印加端子へ印加する電圧を低下させるものであることを特徴とする請求項2〜6、8、9のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
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