JP2008107410A - フラットパネルディスプレイおよび電源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】過電圧を検出すしたらすぐにその出力電圧のラインを供給先と切り離すことのできる保護回路を備えた電源回路を提供する。
【解決手段】所定電圧をエミッタに入力されて該入力に対応する電圧をコレクタから出力するトランジスタQ1と、カソードがトランジスタQ1のエミッタに接続されるツェナダイオードD2と、一端がツェナダイオードD2のアノードに接続されるとともに他端が接地される分割抵抗R1,R2と、トランジスタQ1のベースに対してエミッタが接続されるとともにコレクタがグランドに接続され、かつベースが分割抵抗R1,R2の分割点に接続されるトランジスタQ2と、一端がトランジスタQ1のベース−エミッタ間に接続される抵抗R3と、から構成される保護回路52aと、検出回路52bから検査電圧を取得し、該検査電圧が1.0V以下である場合は電源回路50をオフするマイコン60を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、フラットパネルディスプレイおよび電源回路に関する。
プラズマディスプレイパネル(PDP)は、PDPとこのPDPのセルを制御する基板とを一体としたPDPモジュールとしてOEM供給されることがある。このような場合、PDPモジュール内の基板が壊れると、この基板だけの交換が出来ないためPDPモジュール全体を交換しなければならなくなる。つまり、基板単体で購入または作成可能な基板が壊れた場合に比べ、修理費用が格段にアップしてしまう。またPDPモジュールの基板は、外部に別途用意されてPDPモジュールに対して電源を供給する電源回路の出力電源異常により破壊されることが多い。従って、出力電圧異常時に、PDPモジュールの基板ではなくて電源回路の基板のみが破壊されるのが好ましいという実情があった。このような実情に鑑みて、従来の電源回路においては、図7のような過電圧検出回路と減電圧検出回路とを備える構成となっていた。
即ち、過電圧検出回路1は、カソード側が電源回路4の出力ラインに接続されるとともにアノード側が接地された短絡用のツェナダイオード1aと、一方の端子が電源回路4の出力ラインに接続されるとともに他方の端子が接地された分割抵抗1b,1cと、同分割抵抗の分割点にアノード側が接続されるダイオード1dと、同ダイオード1dのカソード側に過電圧検出端子3aが接続されたマイコン3と、から構成される。
また、減電圧検出回路2は、一方の端子が電源回路4の出力ラインに接続されるとともに他方の端子が接地された分割抵抗2a,2bと、同分割抵抗の分割点にカソード側が接続されるダイオード2cと、同ダイオード2cのアノード側に減電圧検出端子3bが接続されたマイコン3と、から構成される。
そして、以上の構成により、マイコン3は過電圧検出端子3aと減電圧検出端子3bとから入力される電圧信号を監視しており、過電圧検出端子3aに入力される電圧が1.4Vを超えるとそれを検知して電源回路4の異常による過電圧であるか否かの判定を行い、減電圧検出端子3bに入力される電圧が1.0V以下になるとそれを検知して電源回路4の異常による減電圧であるか否かの判定を行う。
即ち、過電圧を検出する場合、マイコン3は所定時間毎(例えば50ms毎)に入力される電圧を取得し、過電圧が所定回数(例えば4回)連続で検出されると異常と判断して電源回路をオフし、電源回路の再起動を行う。また減電圧を検出する場合、マイコン3は所定時間毎(例えば50ms毎)に入力される電圧を取得し、減電圧が所定回数(例えば4回)連続で検出されると異常と判断して電源回路をオフし、電源回路の再起動を行う。このように所定時間毎に所定回数連続で検出することを条件とするのは、ノイズ等の瞬間的な電圧変化を検出したときに、過電圧もしくは減電圧と判断して電源回路を再起動することの無いようにするためである。
ところで、従来の過電圧検出回路と減電圧検出回路は、過電圧や減電圧を検出したマイコンで電源を停止させる構成であり、電源切断が間に合わないことがあった。また、ノイズによる誤動作を避けるために50ms毎に4回連続で検出した場合にのみ電源を停止させる構成としたため、電源切断までに最低でも200msを要していた。
さらに、過電圧検出回路と減電圧検出回路とを別個に設けたため、それぞれの回路から出力される電圧を取得するためにマイコンでは端子が2つ使用されていた。また端子のみならずそれぞれの回路から出力される電圧を取得して処理するプログラム記憶領域や、このプログラム実行のための処理もそれぞれの回路に対して必要となっていた。このような課題を解決する技術として、特許文献1〜3には出力電圧が上限電圧を上回ったことと下限電圧を下回ったことを電圧異常としてを検出することのできる保護回路が記載されている。
特開2004−317610号公報 特開2004−309606号公報 特開平8−50274号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載の保護回路では、出力電圧の異常を検知している間にも出力電圧が供給され続けるため、この出力電圧が供給される回路が破壊されてしまう可能性がある上、瞬間的な電圧上昇や電圧降下も出力電圧の異常として検出する可能性があった。また、特許文献3に記載の遮断回路は電源監視ICやフリップフロップなどを多用しており、コストアップが避けられなかった。
本発明は、過電圧を検出すしたらすぐにその出力電圧のラインを供給先と切り離すことのできる保護回路を備えた電源回路およびこの電源回路を備えたフラットパネルディスプレイの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電源回路では、所定の電圧がトランスの一次側に入力され、二次側に所定電圧を出力する電圧出力ラインを有し、デジタル処理を行う回路に電源電圧を供給する電源回路において、上記所定電圧をエミッタに入力されて該入力に対応する電圧をコレクタから出力する第一トランジスタと、カソードが上記第一トランジスタのエミッタに接続されるツェナダイオードと、一端が上記ツェナダイオードのアノードに接続されるとともに他端が接地される第一分割抵抗と、上記第一トランジスタのベースに対してエミッタが接続されるとともにコレクタがグランドに接続され、かつベースが上記第一分割抵抗の分割点に接続される第二トランジスタと、一端が上記第一トランジスタのベース−エミッタ間に接続される第一抵抗と、から構成される保護回路と、上記電圧出力ラインにおいて上記保護回路よりも後段から検査電圧を取得し、該検査電圧が所定の下限電圧以下である場合は該電源回路をオフする制御手段と、を備える構成としてある。
上記構成において、上記電圧出力ラインの電圧が所定の電圧以下である場合は、上記第一抵抗により上記第一トランジスタがオンして上記電圧出力ラインの電圧をコレクタから出力する。一方、上記電圧出力ラインの電圧が所定の電圧を上回ると上記ツェナダイオードが降伏して、上記分割抵抗の分割点に電圧が発生する。この分割点の電圧は上記第二トランジスタのベースに入力されて上記第二トランジスタをオンして上記第一トランジスタのベースをグランドに引き込み、上記第一トランジスタをオフさせる。よって上記電圧出力ラインの電圧が所定の電圧を上回ると、上記保護回路から電圧が出力されない。このように電圧出力ラインに直接第一トランジスタのエミッタ−コレクタを介入させるには、電圧供給先の回路がデジタル処理を行う基板であるためであり、該基板の駆動電圧が低電圧化したためである。上記制御手段は、このように構成された上記保護回路の後段の電圧出力ラインから検査電圧を取得し、この検査電圧が所定の下限電圧より低下すると上記電源回路をオフする。
これにより、電圧出力ラインが過電圧になると上記第一のトランジスタが自動的にオフしてデジタル処理を行う回路に対する電圧供給を停止するため、上記電源回路から電源電圧を供給されるデジタル処理を行う回路は、過電圧が入力されることが無くなり、過電圧により破壊されることがなくなる。即ち、デジタル処理を行う回路を交換するコストを発生させずに済む。また、過電圧検出と減電圧検出とを同一の検査電圧で検出可能となるため、上記制御手段は検査電圧を入力するラインを一系統のみ有すればよい。即ち、制御手段の入力ラインを節減出来る。
また、上記制御手段は、上記電圧出力ラインにおいて上記保護回路よりも後段に一端が接続されるとともに他端が接地される第二分割抵抗を有し、該第二分割抵抗の分割点の電圧を上記検査電圧とする構成としてもよい。この構成により、検査電圧の電圧値が電圧出力ラインの電圧より小さくなり、上記制御手段の仕様、性能、入力キャパシティにあわせた電圧を検査電圧とすることが可能となる。即ち、制御手段の選択肢が広がり、採用する素子の最適化やコストダウンが容易になる。
また、上記電圧出力ラインには、上記制御手段の検査電圧を取得する点と上記第一トランジスタとの間に平滑コンデンサを備える構成としても良い。この構成により、検査電圧が平滑化され、ノイズに起因する検査電圧の上昇や下降を誤検知することが無くなる。また、上記第一トランジスタがオフした際にはこの平滑コンデンサからデジタル処理を行う回路に対して電荷が供給されるため、該回路に供給される電圧が急激に減少することが無くなり、かつ上記電圧出力ラインからの電圧供給が停止されてから平滑コンデンサの電荷が放電されるまでに時間差が生じ、デジタル処理を行う回路をオフしたり、電源回路を再起動したりする時間を稼ぐことが出来る。即ち、過電圧や減電圧をより正確に検知すること、電圧供給先の基板を安全に停止させたり電源回路を再起動するための時間を確保すること、が出来る。
また、上記制御手段は、所定電圧以下の検査電圧を所定回数連続で検出すると電源回路をオフする構成としても良い。ノイズに起因する検査電圧の上昇や下降は、所定時間毎に複数回連続して生じることは稀であり、この構成により、過電圧や減電圧の誤検知をより低減することが可能になる。
さらに、より具体的な構成例として、画面に映像を表示するフラットパネルと、入力されるデジタル映像信号に基づいて上記フラットパネルの駆動信号を生成して上記フラットパネルを駆動するパネル駆動回路と、が一体に形成されたフラットパネルモジュールと、入力された電圧をトランスにて直流に変換して所定電圧を生成し、上記フラットパネルの駆動電圧として上記パネル駆動回路に供給する電源回路と、上記フラットパネルモジュールと上記電源回路とを制御するマイコンとを備えるフラットパネルディスプレイにおいて、上記電源回路は、上記トランスの出力電圧を整流する整流回路と、出力電圧が過電圧になると後段への出力を停止させる保護回路と、上記出力電圧の急変を抑制する電圧変動抑制回路と、上記出力電圧を減圧して上記マイコンに出力する検出回路と、を含んで構成され、上記整流回路は、上記トランスと上記保護回路の間で上記所定電圧を整流する第一ダイオードと、上記第一ダイオードと上記保護回路の間に対グランドに接続される第一コンデンサとを含んで構成され、上記保護回路は、整流された上記所定電圧をエミッタに入力されて該入力に対応する電圧をコレクタから出力する第一トランジスタと、カソードが第一トランジスタのエミッタに接続されるツェナダイオードと、一端が該ツェナダイオードのアノードに接続されるとともに他端が接地される第一分割抵抗と、第一トランジスタのベースに対してエミッタが接続されるとともにコレクタがグランドに接続され、かつベースが第一分割抵抗の分割点に接続される第二トランジスタと、一端が第一トランジスタのベース−エミッタ間に接続される第一抵抗とを含んで構成され、上記検出回路は、上記保護回路から入力された電圧を対グランドに分割する第二分割抵抗と、該第二分割抵抗の分割点にカソードが接続される第二ダイオードとを含んで構成され、上記電圧変動抑制回路は、上記保護回路と上記検出回路の間に対グランドに接続される第二コンデンサを含んで構成され、上記マイコンは、上記第二ダイオードのアノード電圧が検査電圧として入力されるプロテクト端子と、制御信号を上記電源回路に出力する制御端子とを備えており、上記検査電圧が入力されると該検査電圧を所定時間毎に取得し、取得した検査電圧が所定の下限電圧以下である場合はカウントをインクリメントするとともに取得した検査電圧が所定の下限電圧以上である場合はカウントをクリアし、該カウントが所定回数を超えると上記制御端子より上記電源回路に制御信号を出力して上記電源回路を停止させる構成としてある。
以上説明したように本発明によれば、電源回路から電源電圧を供給されるデジタル処理を行う回路は、過電圧により破壊されることがなくなり、デジタル処理を行う回路を交換するコストを発生させずに済む。また、過電圧検出と減電圧検出とを同一の検査電圧で検出可能となるため、制御手段の入力ラインを節減出来る。
また請求項3にかかる発明によれば、制御手段の選択肢が広がり、採用する素子の最適化やコストダウンが容易になる。
そして請求項4にかかる発明によれば、過電圧や減電圧をより正確に検知すること、電圧供給先の基板を安全に停止させたり電源回路を再起動するための時間を確保すること、が出来る。
さらに請求項5にかかる発明によれば、過電圧や減電圧の誤検知をより低減することが可能になる。
さらに請求項1のような、より具体的な構成において、上述した請求項2〜請求項5の各発明と同様の作用を奏することはいうまでもない。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)プラズマテレビジョンの構成:
(2)電源回路等の構成:
(3)サステイン電圧生成回路を制御するマイコンの処理:
(4)まとめ:
(1)プラズマテレビジョンの構成:
図1は、本発明にかかるデジタル処理を行う回路に電源電圧を供給する電源回路を備えたプラズマテレビジョンの概略構成を示したブロック図である。
同図において、プラズマテレビジョン100は、概略、プラズマディスプレイパネル(以下、PDPと略す。)40と映像処理回路20とチューナ回路10とマイコン60とパネル駆動回路30と電源回路50とから構成されている。本実施形態においては、パネル駆動回路30がデジタル処理を行う回路を構成する。また、PDP40とパネル駆動回路30とはモジュール化されてOEM供給されたものを使用している。即ち、PDPがフラットパネルを構成し、PDPモジュールがフラットパネルモジュールを構成し、プラズマテレビジョンがフラットパネルディスプレイを構成する。
チューナ回路10はアンテナ10aを介してテレビ放送信号を受信し、マイコン60の制御に基づいて所定の周波数帯域のテレビ放送信号から映像信号と音声信号とを中間周波信号として抽出する。マイコン60は、内蔵するCPUとROMとRAMとからなるプログラム実行環境を備えており、プラズマテレビジョン100全体の制御を行う。
映像処理回路20はチューナ10から入力された映像信号に基づいて映像信号をデジタル化し、該デジタル化された映像信号にカラーマネージメント、ノイズリダクション、エッジエンハンス、画質調整、γ補正、パネルタイミング、ゲイン調整、バランス調整等の映像信号処理を施す。映像処理回路20から出力されるデジタル映像信号は、パネル駆動回路30に入力され、同パネル駆動回路30にてPDP40の駆動信号が生成され、該駆動信号に基づいてPDP40の画面に映像が表示される。
電源回路50は、電源ケーブル50aを介して商用の交流電圧ACが供給され、該供給された交流電圧からPDP40を駆動させるための駆動電圧として、サステイン電圧Vsusと、アドレス電圧Vaddと、第1消去電圧Vsetと、第2消去電圧Veと、スキャン電圧Vscanとを生成し、パネル駆動回路30を介してPDP40に供給する。なお、電源回路50は、PDP40以外にも、マイコン60を始めとするプラズマテレビジョン100を構成する各回路に対して必要な電源を供給する。
パネル駆動回路30は、図2に示すように、制御回路30aとX駆動回路30bとアドレス駆動回路30cとY駆動回路30dとから構成される。制御回路30aには、デジタル映像信号DATAとクロック信号CLOCKと水平同期信号HSYNCと垂直同期信号VSYNCが入力され、制御回路30aはこれらの信号に基づいてX駆動回路30aとアドレス駆動回路30cとY駆動回路30dとを制御する。
サステイン電圧Vsusとアドレス電圧Vaddとスキャン電極Vscanと第1消去電圧Vsetと第2消去電圧Veは、X駆動回路30aとアドレス駆動回路30cとY駆動回路30cとに供給される。そして、制御回路30aの制御下でPDP40に多数備えられるセルにおける維持電極とアドレス電極と走査電極に適宜供給される。
これら供給された各電圧に基づいて、X駆動回路30bは複数のX電極X1,X2,・・・に所定の電圧を供給し、Y駆動回路30dは複数のY電極Y1,Y2,・・・に所定の電圧を供給し、アドレス駆動回路30cは複数のアドレス電極A1,A2,・・・に所定の電圧を供給する。
そして、パネル駆動回路30は、アドレス電極によって予備放電を行ったセルにおいて、走査電極と維持電極間にパルス電圧を加えることにより、PDP40の表示面方向に放電を起こさせて映像を表示させるとともに、第1消去電圧Vsetと第2消去電圧Ve電源とによりセルに残留した電荷を消去して映像を消去している。
以上の構成により、テレビ電波に基づく映像をPDP40にて再生することができる。むろん、アンテナ10aにて受信したテレビ映像のみならず、CATV回線を通じて配信されるテレビ映像が再生されてもよいし、DVDビデオデッキ等の外部機器から入力される映像信号が再生されてもよい。このとき映像処理回路20は入力される各映像信号形式に対応していればよく、チューナ回路10に入力されるテレビ電波はデジタル形式であってもよいし、アナログ形式であってもよい。
(2)電源回路等の構成:
以下、図3〜図5を参照して電源回路50とこの電源回路50を制御するマイコン60について説明する。図3は、本実施形態にかかる電源回路50とマイコン60等を示すブロック図、図4は本実施形態にかかるVsus生成回路52の二次側の回路図、図5は本実施形態にかかるマイコン60とVsus生成回路52の接続の一例を示す図である。
電源回路50では、まず共通電圧生成回路51に交流電圧ACが入力され、この交流電圧ACを整流するとともに所定レベルの直流電圧DCに変換する。そして、変換後の直流電圧DCは、サステイン電圧(Vsus)生成回路52、アドレス電圧V(add)生成回路53、スタンバイ電圧(Vsby)生成回路54にそれぞれ並列的に出力される。各電圧生成回路52〜54はそれぞれの出力電圧に対応する特定の巻き数比となったトランスを内部に備えており、このトランスの一次側に直流電圧DCが入力されるとトランスの二次側においてそれぞれ所望の電圧レベルとなったサステイン電圧Vsus、アドレス電圧Vadd、第1消去電圧Vset、第2消去電圧Ve、スキャン電圧Vscanが取り出される。
また、Vsus生成回路52からは検査電圧Vtestが出力され、マイコン60のプロテクト端子60aに入力されている。マイコン60は検査電圧Vtestをプロテクト端子60aから取得するとともにこの検査電圧Vtestの電圧値に基づいてVsus、Vadd、Vset、Ve、Vscanの各電圧が正常であるか否かを判断し、正常でないと判断するとVsus生成回路とVadd生成回路とVstb生成回路のそれぞれを制御端子60b、60c、60dを介して制御してオフさせる。これら各電圧生成回路51〜54が本発明の電源回路に相当しており、本実施形態においては、Vsus生成回路を例にとって説明する。また本実施形態では、検査電圧VtestをVsus生成回路から取得し、この取得した電圧に基づいて各電圧生成回路52〜54を制御する構成としてあるが、無論Vadd生成回路53やVsby生成回路54から検査電圧を取得してもよいし、各電圧生成回路52〜54のそれぞれから検査電圧を取得し、各電圧生成回路を対応する各検査電圧に基づいてそれぞれ制御する構成として構わない。
以下、Vsus生成回路の詳細について説明する。
sus生成回路52は、概略、一次側巻線と二次側巻線とが特定の巻数比のトランスTと、トランスTの出力電圧を整流する整流回路52cと、Vsus生成回路から出力される電圧が過電圧になると後段への出力を停止させる保護回路52aと、Vsus生成回路52から他の基板に供給される電圧の急変を抑制する電圧変動抑制回路52dと、Vsus生成回路52から他の基板に供給される電圧を減圧してマイコン60に出力する検出回路52bと、から構成される。
この構成において、トランスTは、共通電圧生成回路51から直流電圧DCが一次側の巻線Taに入力され、二次側の巻線Tcから所定の電圧に調整された直流電圧DC’を出力する。このトランスTの巻線Tcに接続されて他の基板に接続されるラインを電圧出力ラインとする。直流電圧DC’は順方向のダイオードD1(第一ダイオード)を介して保護回路52aに入力されている。またダイオードD1と保護回路52aの間のラインには、対グランドに電解コンデンサC1(第一コンデンサ)が接続される。このダイオードD1とコンデンサC1が、トランスTからの出力電圧を整流・平滑し、保護回路52aに安定した直流電圧を供給可能にする整流回路52cを構成する。この整流回路52cと保護回路52aとを接続するラインの電圧をVsus1とする。
保護回路52aの出力は検出回路52bに入力される。この保護回路52aと検出回路52bの間のラインには、電解コンデンサC2(第二コンデンサ)と固定コンデンサC3とがそれぞれ対グランドに接続される。この電解コンデンサC2は、保護回路52aから出力される電圧の急上昇や急降下などの急変を抑制する平滑コンデンサであり、Vsusを供給される基板が電圧の急変によって破損する可能性を低下させる電圧変動抑制回路52dを構成する。またこの電圧変動抑制回路52dは、保護回路52aから出力される電圧が0VになってからVsusが0Vになるまでに時間差を生じさせ、Vsus生成回路52を再起動しやすくしている。
検出回路52bは、保護回路52aから入力された電圧を分割抵抗R4,R5(第二分割抵抗)により分割し、分割点にカソードが接続されるダイオードD3(第二ダイオード)のアノードがVtest端子に接続されて構成される。つまり、検出回路52bは、保護回路52aから入力された電圧をそのままVout端子に出力するラインと、保護回路52aから入力された電圧Vsus3を所定の割合に減電圧してVtest端子に出力するラインとを有する。Vtest端子は、マイコン60のプロテクト端子60aに接続されており、マイコン60はこのプロテクト端子60aを介して検査電圧VtestをA/D変換して取得可能となっている。
保護回路52aは、Vsus1をエミッタに入力されて該入力に対応する電圧をコレクタから出力するNPN型のトランジスタQ1(第一トランジスタ)と、カソードがトランジスタQ1のエミッタに接続されるツェナダイオードD2と、一端がツェナダイオードD2のアノードに接続されるとともに他端が接地される分割抵抗R1,R2(第一分割抵抗)と、トランジスタQ1(第一トランジスタ)のベースに対してエミッタが接続されるとともにコレクタがグランドに接続され、かつベースが分割抵抗R1,R2の分割点に接続されるNPN型のトランジスタQ2(第二トランジスタ)と、一端がトランジスタQ1(第一トランジスタ)のベース−エミッタ間に接続される抵抗R3(第一抵抗)およびR4と、を含んで構成される。
この構成において、保護回路52aはVsus1が正常もしくは正常よりも低い電圧(0Vを除く)であれば抵抗R3からトランジスタQ1にベース電圧が印加され、トランジスタQ1がオンしてVsus1がそのままVsus2として出力される。一方、Vsus1が過電圧となりツェナダイオードD2のツェナ電圧より大きくなると、分割抵抗R1,R2の分割点からQ2にベース電圧が印加される。するとQ2によりQ1のベース電圧が強制的にグランドに引き込まれる(0Vになる)ため、保護回路52aは電圧出力が停止される。
ここで、過電圧であるか否かは、ツェナダイオードD2のツェナ電圧と分割抵抗R1,R2の抵抗値により決定される。例えばVsus1の下限電圧が5Vであれば、ツェナダイオードD2のツェナ電圧と分割抵抗R1,R2の抵抗値とを適切に選択することにより、Vsus1が5VのときにツェナダイオードD2が降伏するように設定する。またプロテクト端子60aに出力される検査電圧の値は、分割抵抗R4,R5の抵抗値によって決定される。例えば、分割抵抗R4,R5の各抵抗値は、Vsus3が正常であれば分割点の電圧が1.0Vより高くなり、Vsus3が正常よりも低い電圧になると1.0V以下になるように選択される。
マイコン60は、プロテクト端子60aから検査電圧Vtestが入力されるとこの検査電圧Vtestを受け付ける。そして、後述する判断処理で所定電圧以下の検査電圧が入力された回数を判断し、この回数が所定回数を超えると制御端子60bからVsus生成回路に対して制御信号を出力してVsus生成回路の電源をオフにする。具体的には、1.0V以下のプロテクト信号が50ms毎に4回連続して所定の入力ポートに入力されると、所定の出力ポートから出力する信号をHigh(所定電圧)からLow(0V)にする処理を行う。この処理については後に詳述する。このように、所定時間間隔で複数回連続してプロテクト信号が入力された場合のみ制御信号を出力するため、ノイズなどによる瞬間的なプロテクト信号を以上電圧と誤検出することが無い。
次に図5を参照して、制御端子60bから出力される制御信号がどのようにVsus生成回路に入力されるかを説明する。
制御端子60bは、Vsus生成回路52の二次側に配置されるラインを介してフォトカプラCPを構成するフォトダイオードのアノードに入力される。フォトカプラCPは、フォトダイオードが二次側に、フォトトランジスタが一次側に配置されており、フォトダイオードのカソードとフォトトランジスタのエミッタは接地されている。フォトトランジスタのコレクタは分割抵抗R7,R8の分割点に接続される。分割抵抗R7,R8は、一端に5Vが印加され、他端が接地されている。また、トランジスタQ3のベースも分割抵抗R7,R8の分割点に接続されている。トランジスタQ3のエミッタは接地され、コレクタ電圧がVsus生成回路52の共振回路にフィードバック信号として供給される。
ところで、共振回路にはこのトランジスタQ3のコレクタ電圧以外に、正規のフィードバックラインからフィードバックされた二次側の電圧に基づいて共振回路がフィードバック制御を行っている。該正規のフィードバックラインはトランジスタQ3のコレクタと接続されている。ここで、制御端子60bがHighの制御信号を出力すると、トランジスタQ3はオフして二次側の電圧に基づくフィードバック制御が行われるが、制御端子60bがLowの制御信号を出力するとトランジスタQ3がオンして上記正規のフィードバックラインをグランドに引き込み、共振回路に入力するフィードバック信号をLowにして一次側の発振を停止させる。
このような図5の構成は、Vsus生成回路52だけでなく、Vadd生成回路53やVsby生成回路54にも同様の回路が形成されており、制御端子60bと同様の制御信号が出力される制御端子60c、60dの制御信号に従って過電圧を抑制する制御が行われる。
(3)サステイン電圧生成回路を制御するマイコンの処理:
ところで、トランスTから出力されるVsus1は、理想的には所定の一定電圧Vstandardであることが望ましいが、実際に出力される電圧は完全に一定値になることはありえない。従って、所定の範囲の上下動が許容されるのが一般である。本実施形態においても、保護回路52aと検出回路52b、およびこの検出回路52bが出力する検査電圧を取得するマイコン60により、Vsus1として一定電圧Vstandardを含む所定の上限電圧(Vmax)から所定の下限電圧(Vmin)の範囲の出力を許容する構成としてある(Vstandard>Vmin、Vstandard<Vmax)。
また、ノイズ起因の瞬間的な電圧上昇や電圧降下も存在するため、所定の電圧範囲を外れるとすぐに各電圧生成回路をオフする、という構成を採用するとノイズによる誤動作が懸念される。従って、本発明では、マイコン60が所定電圧以下の検査電圧を所定回数連続で検出するとVsus生成回路をオフする構成としてある。
以下、図6のフローチャートを参照して検査電圧に基づいてVsus生成回路に制御信号を出力するマイコンの処理を説明する。本処理は、マイコン60がプロテクト端子60aを介して検査電圧Vtestを取得しつつ、このVtestが1.0V以下になるとそれを検知し、Vsus生成回路のVout端子から出力されるVsusが異常であるか否かを判定する処理であり、電源がオンの間は繰り返し実行されている。
処理が開始されると、マイコン60は、ステップS10でカウンタを初期化し、ステップS15でVtest端子から検査電圧を取得する。
ステップS20では、検査電圧が1.0V以下であるか否かを判断する。電圧が1.0V以下であるときは条件成立としてステップS25に進む。そしてステップS25でカウンタをインクリメントしてステップS30に進む。即ち、Vsus1がVmaxを超えた場合はツェナダイオードD2が降伏するためトランジスタQ2がオンし、これによりトランジスタQ1がオフする。するとVsus3は0VになるためVminより低くなる。またVsus1がVminを下回った場合はVsus3もVminより低くなる。つまり、Vsus1がVmaxを超えた場合およびVsus1がVminを下回った場合はVsus3がVminより低くなるため検査電圧Vtestも1.0V以下となる。
一方、検査電圧が1.0Vよりも大きいときは条件不成立として当該処理を終了し、処理を再開することによりカウンタのカウントをクリアする。即ち、Vsus1がVmin以上でかつVmax以下の場合は、Vsus3もVmin以上でかつVmax以下であり、検査電圧Vtestは1.0Vより大きくなる。
ステップS30では、カウンタが3以上であるか否かを判断する。カウンタが3以上であるときは1.0V以下の検査電圧を4回以上連続して検出しているため条件成立としてステップS40に進み、制御端子60bから出力している制御信号をHighからLowにして本処理を終了する。一方、カウンタが3未満である場合は、条件不成立としてステップS35に進む。
すなわち、プロテクト端子60aの電圧が1.0V以下であることを4回連続で検出すると制御端子60bから出力する制御信号をLow(0V)として、Vsus生成回路52の共振回路の共振を停止させることによりVsus生成回路52からの電圧出力を停止させる。これによりVsus生成回路52の出力電圧が過電圧や減電圧等の異常状態に陥ったときにVsus生成回路52の出力を停止させることができる。また、1.0V以下を4回連続で検出することをVsus生成回路52停止の条件としたため、ノイズ等による減電圧の誤検出が発生しても電源がオフされることが無い。
そしてステップS35では、ステップS15で1.0V以下の電圧を検出してから50ms経過しているか否かを判断する。50ms経過していると条件成立としてステップS15以降の処理を繰り返す。一方、50ms経過していないときは条件不成立としてステップS35の処理を繰り返す。すなわちマイコン60は50ms毎にプロテクト端子60aの電圧をチェックする。むろんチェックする間隔は50msでなくとも任意の値を採用可能である。
以上より、ステップS10〜S35の処理を実行するマイコン60が制御手段を構成する。
なお、本実施形態では、プラズマテレビジョンを例にとって説明したが、液晶テレビジョンやプラズマ表示装置や液晶表示装置等、入力された映像信号と供給された電源により表示パネルが駆動されるものであればいかなるものであっても構わない。即ち、フラットパネルを採用したフラットパネルディスプレイであれば本発明を適用可能となる。また、本発明は他の回路に電源を供給する電源回路と該電源回路から出力される検査電圧に基づいて電源回路を制御するマイコンの組合せであっても発明として成立することは言うまでもない。
(4)まとめ:
つまり、所定電圧をエミッタに入力されて該入力に対応する電圧をコレクタから出力するトランジスタQ1と、カソードがトランジスタQ1のエミッタに接続されるツェナダイオードD2と、一端がツェナダイオードD2のアノードに接続されるとともに他端が接地される分割抵抗R1,R2と、トランジスタQ1のベースに対してエミッタが接続されるとともにコレクタがグランドに接続され、かつベースが分割抵抗R1,R2の分割点に接続されるトランジスタQ2と、一端がトランジスタQ1のベース−エミッタ間に接続される抵抗R3と、から構成される保護回路52aと、検出回路52bから検査電圧を取得し、該検査電圧が1.0V以下である場合は電源回路50をオフするマイコン60を備える。これにより、過電圧を検出すしたらすぐにその出力電圧のラインを供給先と切り離すことのできる保護回路を備えた電源回路を提供することができる。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
本実施形態にかかる電源回路を備えたプラズマテレビジョンの概略構成を示すブロック図である。 PDPモジュールの構成を示す図である。 本実施形態にかかる電源回路とマイコン等を示すブロック図である。 本実施形態にかかるサステイン電圧生成回路の二次側の回路図である。 本実施形態にかかるマイコンと電源回路の接続の一例を示す図である。 サステイン電圧生成回路を制御するマイコンの処理を示すフローチャートである。 従来の過電圧検出回路および減電圧検出回路である。
符号の説明
10…チューナ回路 20…映像処理回路 30…パネル駆動回路 40…PDP
50…電源回路 60…マイコン
30a…制御回路 30b…X駆動回路 30c…アドレス駆動回路 30d…Y駆動回路
51…共通電圧生成回路 52…サステイン電圧生成回路 53…アドレス電圧生成回路 54…スタンバイ電圧生成回路 60a…プロテクト端子 60b,60c,60d…制御端子
Q1,Q2,Q3…トランジスタ D1,D3…ダイオード D2…ツェナダイオード
C1,C2…電解コンデンサ C3…固定コンデンサ R1,R2…分割抵抗 R5,R6…分割抵抗 R3,R4…抵抗 R7,R8…分割抵抗 52a…保護回路 52b…検出回路 52c…整流回路 52d…電圧変動抑制回路 T…トランス Ta,Tb,Tc…巻線 CP…フォトカプラ

Claims (5)

  1. 画面に映像を表示するフラットパネルと、入力されるデジタル映像信号に基づいて上記フラットパネルの駆動信号を生成して上記フラットパネルを駆動するパネル駆動回路と、が一体に形成されたフラットパネルモジュールと、
    入力された電圧をトランスにて直流に変換して所定電圧を生成し、上記フラットパネルの駆動電圧として上記パネル駆動回路に供給する電源回路と、
    上記フラットパネルモジュールと上記電源回路とを制御するマイコンとを備えるフラットパネルディスプレイにおいて、
    上記電源回路は、上記トランスの出力電圧を整流する整流回路と、出力電圧が過電圧になると後段への出力を停止させる保護回路と、上記出力電圧の急変を抑制する電圧変動抑制回路と、上記出力電圧を減圧して上記マイコンに出力する検出回路と、を含んで構成され、
    上記整流回路は、上記トランスと上記保護回路の間で上記所定電圧を整流する第一ダイオードと、上記第一ダイオードと上記保護回路の間に対グランドに接続される第一コンデンサとを含んで構成され、
    上記保護回路は、整流された上記所定電圧をエミッタに入力されて該入力に対応する電圧をコレクタから出力するNPN型の第一トランジスタと、カソードが第一トランジスタのエミッタに接続されるツェナダイオードと、一端が該ツェナダイオードのアノードに接続されるとともに他端が接地される第一分割抵抗と、第一トランジスタのベースに対してエミッタが接続されるとともにコレクタがグランドに接続され、かつベースが第一分割抵抗の分割点に接続されるNPN型の第二トランジスタと、一端が第一トランジスタのベース−エミッタ間に接続される第一抵抗とを含んで構成され、
    上記検出回路は、上記保護回路から入力された電圧を対グランドに分割する第二分割抵抗と、該第二分割抵抗の分割点にカソードが接続される第二ダイオードとを含んで構成され、
    上記電圧変動抑制回路は、上記保護回路と上記検出回路の間に対グランドに接続される第二コンデンサを含んで構成され、
    上記マイコンは、上記第二ダイオードのアノード電圧が検査電圧として入力されるプロテクト端子と、制御信号を上記電源回路に出力する制御端子とを備えており、
    上記検査電圧が入力されると該検査電圧を所定時間毎に取得し、取得した検査電圧が所定の下限電圧以下である場合はカウントをインクリメントするとともに取得した検査電圧が所定の下限電圧以上である場合はカウントをクリアし、該カウントが所定回数を超えると上記制御端子より上記電源回路に制御信号を出力して上記電源回路を停止させることを特徴とするフラットパネルディスプレイ。
  2. 所定の電圧がトランスの一次側に入力され、二次側に所定電圧を出力する電圧出力ラインを有し、デジタル処理を行う回路に電源電圧を供給する電源回路において、
    上記所定電圧をエミッタに入力されて該入力に対応する電圧をコレクタから出力するNPN型の第一トランジスタと、カソードが上記第一トランジスタのエミッタに接続されるツェナダイオードと、一端が上記ツェナダイオードのアノードに接続されるとともに他端が接地される第一分割抵抗と、上記第一トランジスタのベースに対してエミッタが接続されるとともにコレクタがグランドに接続され、かつベースが上記第一分割抵抗の分割点に接続されるNPN型の第二トランジスタと、一端が上記第一トランジスタのベース−エミッタ間に接続される第一抵抗と、から構成される保護回路と、
    上記電圧出力ラインにおいて上記保護回路よりも後段から検査電圧を取得し、該検査電圧が所定の下限電圧以下である場合は該電源回路をオフする制御手段と、
    を備えることを特徴とする電源回路。
  3. 上記制御手段は、上記電圧出力ラインにおいて上記保護回路よりも後段に一端が接続されるとともに他端が接地される第二分割抵抗を有し、該第二分割抵抗の分割点の電圧を上記検査電圧とすることを特徴とする上記請求項2に記載の電源回路。
  4. 上記電圧出力ラインには、上記制御手段の検査電圧を取得する点と上記第一トランジスタとの間に平滑コンデンサを備えることを特徴とする上記請求項2または請求項3に記載の電源回路。
  5. 上記制御手段は、所定の下限電圧以下の検査電圧を所定回数連続で検出すると電源回路をオフすることを特徴とする上記請求項2〜請求項4のいずれかに記載の電源回路。
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