JP5203742B2 - インバータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、設定されたパラメータの値に応じて、入力端子を介してアナログ電流を入力する電流入力モードとアナログ電圧を入力する電圧入力モードとのいずれかに切り替えられるインターフェース回路を備えたインバータ装置に関する。
一般にインバータ装置は、周波数等をアナログ信号により指令することが可能となっており、そのアナログ信号を入力するための入力端子を備えている。このアナログ信号としては、ユーザの使用方法に応じて電流または電圧が用いられる。このため、上記入力端子は、電流入力用のものと電圧入力用のものとをそれぞれ設ける必要があるが、そうすると端子数が増加してしまう。
そこで、1つのアナログ入力端子に対して、電流および電圧の両方を入力可能とするために様々な構成が提案されている。例えば、スイッチの操作により電流入力および電圧入力のそれぞれに対応した構成に切り替え可能なインターフェース回路を備えたものがある(例えば特許文献1参照)。この構成では、ユーザが入力するアナログ信号の種類(電流または電圧)に応じてスイッチを手動で操作する必要がある。このため、ユーザが操作可能な場所に上記スイッチを設ける必要があり、その場所を確保するために装置が大型化してしまう。
また、入力端子に対し、所定の電圧または所定の電流を与えた状態において、アナログ信号の種類を判別し、その結果に従ってインターフェース回路をアナログ信号の種類に対応した構成に切り替える設定モードを有するものがある。(例えば特許文献2参照)。この構成では、設定モードを実行する際にユーザが所定の操作(所定値に設定した電流または電圧を入力端子に入力する操作)を行う必要がある。従って、入力するアナログ信号の種類が変更される場合には、その都度、上記設定モードを実行しなければならず、大変手間がかかってしまう。
これらに対し、入力するアナログ信号の種類を示すパラメータを記憶させ、電源が投入されると、上記パラメータを読み込むことで、インターフェース回路の構成を入力するアナログ信号の種類に対応した構成に自動的に切り替えるものがある。このものによれば、ユーザは、予めパラメータの設定を行うだけでよいので、入力するアナログ信号の種類を変更する場合にも手間を要しない。また、切り替えのためのスイッチを設ける必要がないため、装置の大型化およびコスト高を抑制できる。
特開2007−201846号公報 特開2002−333906号公報
通常、インバータ装置の上記した入力端子に入力されるアナログ信号の電圧の規定範囲は0〜10Vであり、電流の規定範囲は4〜20mAである。また、インターフェース回路の入力インピーダンスは、電流入力モードでは低い値(例えば250Ω)に設定され、電圧入力モードでは高い値(例えば数十kΩ)に設定される。
パラメータに応じて入力モードを切り替える構成において、インターフェース回路への動作用電源が遮断されている場合は、切替回路が動作しないため設定されたパラメータ通りの入力状態とならない場合がある。例えば電流入力切替状態で電圧の規定範囲内の最大値である10Vが入力されると、インターフェース回路において約400mWの電力損失が生じる。このため、定格電力の大きい部品を使用する必要が生じ、装置が大型化してしまう。
この問題の対策として、上記構成のインバータ装置においては、インターフェース回路への動作用電源が遮断されている場合には、電圧入力切替状態となるように構成されている。しかし、この状態で電流入力が行われると、インターフェース回路の入力インピーダンスが高いために入力端子に現れる電圧が異常に高くなってしまうという問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置の大型化およびコスト高を抑制しつつ、インターフェース回路への動作用電源が遮断されている場合に入力端子に現れる電圧が異常に高くなることを防止できるインバータ装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1記載のインバータ装置は、制御手段に設定されたパラメータの値に応じて、入力端子を介してアナログ電流を入力する電流入力モードと前記入力端子を介してアナログ電圧を入力する電圧入力モードとのいずれかに切り替えられるインターフェース回路を備えたインバータ装置において、前記インターフェース回路は、前記入力端子を介して入力されるアナログ電流をアナログ電圧に変換する電流/電圧変換回路と、前記電流入力モードにあっては前記電流/電圧変換回路による変換動作を有効とし、前記電圧入力モードにあっては前記電流/電圧変換回路による変換動作を無効とする第1の切替回路と、前記インターフェース回路への動作用電源が遮断されている期間において、前記入力端子の電圧が所定のしきい値電圧未満の場合には前記電流/電圧変換回路による変換動作を有効とし、前記入力端子の電圧が前記しきい値電圧以上の場合には前記電流/電圧変換回路による変換動作を無効とする第2の切替回路とを備えていることを特徴とする。
このように構成すれば、インターフェース回路への動作用電源が遮断されている場合に、入力端子を介してアナログ電流が入力されても、電流/電圧変換回路が有効となるため、入力端子に現れる電圧が異常に高くなることを抑制できる。また、入力端子の電圧が所定のしきい値電圧以上となった場合には、電流/電圧変換回路の変換動作を無効とするので、電流/電圧変換回路での電力損失を抑制することができる。
また、請求項5記載のインバータ装置は、制御手段に設定されたパラメータの値に応じて、入力端子を介してアナログ電流を入力する電流入力モードと前記入力端子を介してアナログ電圧を入力する電圧入力モードとの何れかに切り替えられるインターフェース回路を備えたインバータ装置において、前記インターフェース回路は、前記入力端子を介して入力されるアナログ電流をアナログ電圧に変換する電流/電圧変換回路と、前記電流入力モードにあっては前記電流/電圧変換回路による変換動作を有効とし、前記電圧入力モードにあっては前記電流/電圧変換回路による変換動作を無効とする切替回路と、前記入力端子から所定の基準電位を持つグランド端子への電流経路を形成するように設けられたデプレッション形のFETおよび電流制限用抵抗の直列回路と、前記インターフェース回路に動作用電源が供給されている期間には前記FETのゲート・ソース間に前記FETがオフするような負の電圧を与え、前記インターフェース回路への動作用電源が遮断されている期間には前記FETのゲート・ソース間に前記FETがオンするような電圧を与える電圧付与手段とを備えていることを特徴とする。
このように構成すれば、インターフェース回路への動作用電源が遮断されている場合には、デプレッション形のFETがオンされて入力端子からグランド端子への電流経路が形成される。従って、この状態において、入力端子を介してアナログ電流が入力されても、このアナログ電流は上記電流経路を介してグランド端子へと流れるため、入力端子に現れる電圧が異常に高くなることを抑制できる。
また、請求項6記載のインバータ装置は、制御手段に設定されたパラメータの値に応じて、入力端子を介してアナログ電流を入力する電流入力モードと前記入力端子を介してアナログ電圧を入力する電圧入力モードとのいずれかに切り替えられるインターフェース回路を備えたインバータ装置において、前記インターフェース回路は、前記入力端子を介して入力されるアナログ電流をアナログ電圧に変換する電流/電圧変換回路と、前記電流入力モードにあっては前記電流/電圧変換回路による変換動作を有効とし、前記電圧入力モードにあっては前記電流/電圧変換回路による変換動作を無効とする切替回路と、前記インターフェース回路への動作用電源が遮断されている期間において、前記入力端子の電圧が所定のしきい値電圧未満の場合には前記電流/電圧変換回路による変換動作を無効とし、前記入力端子の電圧が前記しきい値電圧以上の場合には前記電流/電圧変換回路による変換動作を有効とし且つ前記電流/電圧変換回路により変換されたアナログ電圧を前記しきい値電圧にクランプするクランプ回路とを備えていることを特徴とする。
このように構成すれば、インターフェース回路への動作用電源が遮断されている場合に、入力端子を介してアナログ電流が入力されても、クランプ回路の動作により入力端子の電圧はしきい値電圧にクランプされるため、入力端子に現れる電圧が異常に高くなることを抑制できる。
本発明のインバータ装置によれば、装置の大型化およびコスト高を抑制しつつ、インターフェース回路への動作用電源が遮断されている場合に入力端子に現れる電圧が異常に高くなることを防止できる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1および図2を参照しながら説明する。
図1は、インバータ装置におけるアナログ信号の入力インターフェースに関する部分の構成を示している。図1に示すように、インバータ装置1は、インターフェース回路2、A/D変換回路3、制御回路4、入力端子5およびグランド端子6を備えている。インバータ装置1は、入力端子5に接続された外部機器(図示せず)から与えられるアナログ信号により、周波数等を設定可能に構成されている。このアナログ信号としては、規定範囲が4〜20mAのアナログ電流および規定範囲が0〜10Vのアナログ電圧のいずれかが用いられる。
インターフェース回路2は、制御回路4に設定されたパラメータの値に基づいてアナログ信号の種類(アナログ電流またはアナログ電圧)に対応した切替状態(電流入力切替状態または電圧入力切替状態)に切り替え可能となっている。インターフェース回路2は、入力されるアナログ信号をA/D変換回路3の規定入力範囲の電圧(例えば0〜5V)に変換して出力する。インターフェース回路2は、トランジスタQ1〜Q4、ツェナーダイオード7および抵抗R1〜R10から構成されている。
トランジスタQ1(切替用トランジスタに相当)はPNP形であり、エミッタは入力端子5に接続されており、コレクタは抵抗R1を介して所定の基準電位(0V)を持つグランド端子6に接続されている。トランジスタQ1のベースは、抵抗R2およびR3を介してグランド端子6に接続されている。このような構成により、トランジスタQ1は、入力端子5にアナログ電流またはアナログ電圧が与えられるとベース電流が流れてオンするようになっている。すなわち、抵抗R2およびR3は、オン状態設定手段8として機能する。
トランジスタQ2(第1の遮断用トランジスタに相当)はNPN形であり、コレクタは入力端子5に接続されており、エミッタは抵抗R2とR3の接続点N1に接続されている。トランジスタQ2のベースは、抵抗R4およびR5を介して電源端子9に接続されている。この電源端子9には、図示しない電源回路から例えば15Vの直流電圧が与えられるようになっている。
トランジスタQ3はNPN形であり、コレクタは抵抗R4とR5の接続点N2に接続されており、エミッタはグランド端子6に接続されている。トランジスタQ3のベースには、制御回路4からの切替指令信号Saが抵抗R6を介して与えられている。このような構成により、切替指令信号SaがLレベル(例えば0V)になるとトランジスタQ3がオフし、トランジスタQ2がオンする。これにより、トランジスタQ1へのベース電流の供給が停止され、トランジスタQ1がオフするようになっている。
入力端子5とグランド端子6との間には、抵抗R7およびR8が直列に接続されている。これら抵抗R7およびR8は、入力端子5に現れる電圧を分圧するものである。抵抗R7とR8の接続点N3はA/D変換回路3のアナログ入力端子に接続されている。A/D変換回路3は、入力端子5に現れる電圧の分圧電圧を入力としてA/D変換を行い、そのデジタル変換値Daを制御回路4に出力するようになっている。
本実施形態では、トランジスタQ1〜Q3および抵抗R2〜R6から第1の切替回路10が構成されている。また、抵抗R1は、電流/電圧変換回路として機能する。インターフェース回路2は、トランジスタQ1がオンしている期間には入力端子5とグランド端子6との間に抵抗R1が接続された状態(電流入力切替状態)となる。このため、入力端子5を介して与えられるアナログ電流は、抵抗R1を介してグランド端子6へ流れる。これにより、抵抗R1の端子間にはアナログ電流に応じた電圧(アナログ電圧)が生じる。つまり、抵抗R1による電流/電圧変換動作が有効となる。
また、インターフェース回路2は、トランジスタQ1がオフしている期間には抵抗R1による電流/電圧変換動作が無効となる。つまり、入力端子5およびグランド端子6から抵抗R1が電気的に切り離された状態(電圧入力切替状態)となる。なお、本実施形態では、抵抗R1の抵抗値は250Ωとなっており、抵抗R7およびR8の抵抗値はそれぞれ18kΩおよび15kΩとなっている。このため、インターフェース回路2の入力インピーダンスは、電流入力切替状態では約250Ωと低くなり、電圧入力切替状態では約33kΩと高くなる。
トランジスタQ4(第2の遮断用トランジスタに相当)はPNP形であり、エミッタは入力端子5に接続されており、コレクタは接続点N1に接続されている。トランジスタQ4のベース・エミッタ間には抵抗R9およびR10が直列に接続されている。ツェナーダイオード7は、ツェナー電圧Vzが例えば約5Vのものであり、アノードはグランド端子6に接続されており、カソードは抵抗R9とR10の接続点N4に接続されている。このような構成により、入力端子5の電圧が、ツェナー電圧VzにトランジスタQ4の順方向電圧VFを加えたしきい値電圧Vth(約5.7V)以上になると、ツェナーダイオード7が通電される。これにより、トランジスタQ4がオンし、トランジスタQ1へのベース電流の供給が停止され、トランジスタQ1がオフするようになっている。本実施形態では、トランジスタQ4、ツェナーダイオード7および抵抗R9、R10により第2の切替回路11が構成されている。
制御回路4(制御手段に相当)は、CPU、ROM、RAM等を備えたマイクロコンピュータを主体として構成されている。制御回路4は、A/D変換回路3から与えられるデジタル変換値Daに基づいて周波数などの設定を行う。ただし、インターフェース回路2への動作用電源(電源端子9の電圧)が遮断されている状態では、制御回路4は、上記デジタル変換値Daの最小値(アナログ電流またはアナログ電圧の規定最小値に相当)に基づいて上記設定を行う。なお、本実施形態では、アナログ電流の規定最小値は4mAであり、アナログ電圧の規定最小値は0Vである。
制御回路4のEEPROMおよびRAMには、パラメータが記憶されている。制御回路4は、このパラメータの値に従いインターフェース回路2を電流入力切替状態(電流入力モード)および電圧入力切替状態(電圧入力モード)のいずれかに設定するようになっている。制御回路4は、電流入力モード時には切替指令信号SaをHレベルとし、電圧入力モード時には切替指令信号SaをLレベルとする。
制御回路4は、電動機等のインバータ装置1の電力供給対象である負荷に対する電力供給などの制御を行う。また、制御回路4は、電源端子9の電圧をモニタする機能を備えている(図示せず)。制御回路4は、電源端子9への電圧供給が停止されている期間および電流入力モードと電圧入力モードとの切り替え期間(電源立ち上げ時など)において、上記電力供給動作を禁止するようになっている。すなわち、制御回路4は、電力供給禁止手段としての機能を備えている。
次に、上記構成の作用について図2も参照して説明する。
図2は、入力端子5の電圧とインターフェース回路2の各トランジスタの動作状態とを示している。まず、インバータ装置1への電源が遮断されている状態でのインターフェース回路2の動作について説明する。インバータ装置1への動作用電源が遮断されている状態(電源端子9への電圧供給および制御回路4への電源供給が停止されている状態)では、トランジスタQ2がオフしているため、トランジスタQ1はオン駆動される。
そして、このとき、入力端子5に現れる電圧がしきい値電圧Vth(約5.7V)未満の場合、ツェナーダイオード7およびトランジスタQ4はオフしている。このため、第2の切替回路11の動作は、トランジスタQ1の動作に影響を及ぼすことはない。従って、トランジスタQ1はオン駆動されたままであり、インターフェース回路2は、低入力インピーダンス(約250Ω)の電流入力切替状態となる。
これに対し、入力端子5に現れる電圧がしきい値電圧Vth以上の場合、ツェナーダイオード7およびトランジスタQ4がオンする。このような第2の切替回路11の動作により、トランジスタQ1がオフされる。従って、インターフェース回路2は、高入力インピーダンス(約33kΩ)の電圧入力切替状態となる。このように、インターフェース回路2は、入力端子5に現れる電圧に応じてその状態が切り替えられるようになっている。
このようにインターフェース回路2の状態を切り替える理由について以下に説明する。インターフェース回路2が電流入力切替状態のとき、規定範囲内のアナログ電流(4〜20mA)が入力されると、入力端子5には最大で約5Vの電圧が現れる。一方、アナログ電圧の規定範囲は0〜10Vである。つまり、入力端子5に5Vを超えるしきい値電圧Vth(本実施形態では約5.7V)が現れる状態は、アナログ電圧が入力された状態である。
そこで、本実施形態のインターフェース回路2は、インバータ装置1への動作用電源遮断時において、入力端子5に現れる電圧がしきい値電圧Vth未満の場合にはアナログ電流が入力されていると判断し、これに対応した電流入力切替状態とする。また、入力端子5に現れる電圧がしきい値電圧Vth以上の場合にはアナログ電圧が入力されていると判断し、これに対応した電圧入力切替状態とするように構成されている。
続いて、インバータ装置1に動作用電源が供給されている状態でのインターフェース回路2の動作について説明する。制御回路4は、電源立ち上げ時、パラメータの値を読み出し、その値に従い、インターフェース回路2を電流入力モードおよび電圧入力モードのいずれかに設定する。このとき、電圧入力モードに設定する場合、制御回路4は、Lレベルの切替指令信号Saを出力する。これにより、トランジスタQ2がオンするため、トランジスタQ1はオフする。従って、インターフェース回路2は、高入力インピーダンスの電圧入力切替状態となり、外部機器からアナログ電圧を入力可能な状態となる。なお、この場合、トランジスタQ2がオンしているため、第2の切替回路11のトランジスタQ4の動作状態がトランジスタQ1の動作に影響することはない。
一方、電流入力モードに設定する場合、制御回路4は、Hレベルの切替指令信号Saを出力する。これにより、トランジスタQ2がオフするため、トランジスタQ1はオン駆動される。従って、インターフェース回路2は、前述したインバータ装置1への動作用電源遮断時と同様、入力端子5に現れる電圧に応じてその状態が切り替えられる。すなわち、入力端子5に現れる電圧がしきい値電圧Vth未満の場合には電流入力切替状態となり、しきい値電圧Vth以上の場合には電圧入力切替状態となる。
以上説明したように、本実施形態によれば次のような効果を奏する。
インバータ装置1への動作用電源遮断時、入力端子5に現れる電圧がしきい値電圧Vth未満の場合には電流入力切替状態となり、しきい値電圧Vth以上の場合には電圧入力切替状態となるようにインターフェース回路2の切替状態を切り替えるように構成した。これにより、インバータ装置1への動作用電源遮断時、規定範囲内のアナログ電流(4〜20mA)が入力された場合でも、入力端子5に現れる電圧は最大で5Vとなり、入力端子5に現れる電圧が異常に高くなることを防止できる。
また、このとき、しきい値電圧Vth以上のアナログ電圧が入力された場合には、インターフェース回路2の切替状態は高入力インピーダンスの電圧入力切替状態に切り替えられている。このため、インターフェース回路2(抵抗R1)において生じる電力損失を低く抑えることができる。
制御回路4は、インバータ装置1への動作用電源が供給されている状態では、予め記憶されたパラメータの値に従い、インターフェース回路2を電流入力切替状態(電流入力モード)および電圧入力切替状態(電圧入力モード)のいずれかに設定するようにした。これにより、使用者が予めパラメータの設定を行うだけで、インターフェース回路2を入力アナログ信号の種類に対応した切替状態に設定することができる。従って、モード切替用の切替スイッチが不要となり装置の大型化およびコスト高を抑制できる。
しきい値電圧Vthは、電流入力切替状態のインターフェース回路2に対し、規定範囲内の最大のアナログ電流(20mA)が入力されたときに入力端子5に現れる最大電圧(5V)よりも高い電圧である5.7Vに設定した。また、インターフェース回路2は、制御回路4により電流入力切替状態に設定されている場合にも入力端子5に現れる電圧に応じてその状態を切り替えるようにした。これにより、例えば、インバータ装置1への動作用電源が供給されているとき、電流入力切替状態のインターフェース回路2に対してアナログ電圧が誤って入力されても、インターフェース回路2が電圧入力切替状態に切り替えられるのでインターフェース回路2において生じる電力損失を低く抑えることができる。
インターフェース回路2への動作用電源が遮断されている期間および電源立ち上げ時などの制御回路4の入力モード切り替え期間においては、インターフェース回路2からA/D変換回路3に出力される電圧がアナログ信号に基づくものでない可能性がある。このため、制御回路4は、インターフェース回路2への動作用電源(電源端子9の電圧)が遮断されている期間には、A/D変換回路3から与えられるデジタル変換値Daの最小値に基づいて周波数等の設定を行うようにした。これにより、例えば周波数設定の場合では最小の周波数(0Hz)となるため、安全性を確保しつつ、インバータ装置1の制御対象機器の誤動作を防止できる。また、制御回路4は、上記各期間に電動機等の電力供給対象である負荷に対する電力供給動作を禁止するようにした。これにより、制御対象機器の誤動作を確実に防止できる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図3および図4を参照しながら説明する。
本実施形態では、第1の実施形態に対してインターフェース回路の構成を変更した場合について説明する。図3は、第1の実施形態における図1相当図であり、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、インバータ装置21は、インターフェース回路22、A/D変換回路3、制御回路4、入力端子5およびグランド端子6を備えている。インターフェース回路22は、制御回路4に設定されたパラメータの値に基づいてアナログ信号の種類(アナログ電流またはアナログ電圧)に対応した切替状態(電流入力切替状態または電圧入力切替状態)に切り替え可能となっている。インターフェース回路22は、入力されるアナログ信号をA/D変換回路3の規定入力範囲の電圧(例えば0〜5V)に変換して出力する。インターフェース回路22は、トランジスタQ21、Q22、抵抗R1、R7、R8、R21、R22および電源回路23から構成されている。
トランジスタQ21(切替用トランジスタに相当)はNPN形であり、コレクタは抵抗R1を介して入力端子5に接続されており、エミッタは所定の基準電位(0V)を持つグランド端子6に接続されている。トランジスタQ1のベースには、制御回路4からの切替指令信号Saが抵抗R21を介して与えられている。このような構成により、トランジスタQ1は、切替指令信号Saの電圧レベル(HまたはL)に応じてオンまたはオフされるようになっている。入力端子5とグランド端子6との間には、抵抗R7およびR8が直列に接続されている。これら抵抗R7およびR8は、入力端子5に現れる電圧を分圧するものである。抵抗R7とR8の接続点N21はA/D変換回路3のアナログ入力端子に接続されている。
本実施形態では、トランジスタQ21および抵抗R21から切替回路24が構成されている。また、抵抗R1は、電流/電圧変換回路として機能するものである。インターフェース回路22は、切替指令信号SaがHレベルでありトランジスタQ21がオンしている期間には入力端子5とグランド端子6との間に抵抗R1が接続された状態(電流入力切替状態)となる。このため、入力端子5を介して与えられるアナログ電流は、抵抗R1を介してグランド端子6へ流れる。これにより、抵抗R1の端子間にはアナログ電流に応じた電圧(アナログ電圧)が生じる。つまり、抵抗R1による電流/電圧変換動作が有効となる。
また、インターフェース回路22は、切替指令信号SaがLレベルでありトランジスタQ21がオフしている期間には抵抗R1による電流/電圧変換動作が無効となる。つまり、入力端子5およびグランド端子6から抵抗R1が電気的に切り離された状態(電圧入力切替状態)となる。なお、本実施形態では、抵抗R1の抵抗値は250Ωとなっており、抵抗R7およびR8の抵抗値はそれぞれ18kΩおよび15kΩとなっている。このため、インターフェース回路22の入力インピーダンスは、電流入力切替状態では約250Ωと低くなり、電圧入力切替状態では約33kΩと高くなる。
トランジスタQ22(デプレッション形のFETに相当)は接合型FETであり、ドレインは抵抗R22(電流制限用抵抗に相当)を介して入力端子5に接続されており、ソースはグランド端子6に接続されている。トランジスタQ22のゲートには、電源回路23からの電圧Vm(負の電圧に相当)が与えられるようになっている。電源回路23(電圧付与手段に相当)は、インバータ装置1への動作用電源が供給されている期間に動作するものであり、例えば−5Vの電圧Vmを出力する。従って、インバータ装置1への動作用電源が遮断されている期間には、トランジスタQ22のゲート電位は、基準電位である0V(グランド端子6の電位)となる。
図4は、トランジスタQ22のドレイン電流Idとゲート・ソース間電圧Vgsとの関係を示す図である。この図4に示すように、トランジスタQ22は、ゲート・ソース間電圧Vgsが0Vのときに約6mAのドレイン電流Idを流すことが可能となっている。そして、ゲート・ソース間電圧Vgsが0Vよりも低くなり負の電圧になるとドレイン電流Idが流れ難くなり、ゲート・ソース間電圧Vgsが約−0.7V以下になるとドレイン電流Idがほとんど流れなくなるようになっている。
制御回路4のEEPROMおよびRAMには、パラメータが記憶されている。制御回路4は、このパラメータの値に従いインターフェース回路22を電流入力切替状態(電流入力モード)および電圧入力切替状態(電圧入力モード)のいずれかに設定するようになっている。制御回路4は、電流入力モード時には切替指令信号SaをHレベルとし、電圧入力モード時には切替指令信号SaをLレベルとする。
次に、本実施形態の作用および効果について説明する。
まず、インバータ装置21に動作用電源が供給されている状態でのインターフェース回路22の動作について説明する。制御回路4は、電源立ち上げ時、パラメータの値を読み出し、その値に従いインターフェース回路22を電流入力モードおよび電圧入力モードのいずれかに設定する。このとき、電圧入力モードに設定する場合、制御回路4は、Lレベルの切替指令信号Saを出力する。これにより、トランジスタQ21がオフするため、インターフェース回路22は、高入力インピーダンスの電圧入力切替状態となり、外部機器からアナログ電圧を入力可能な状態となる。
一方、電流入力モードに設定する場合、制御回路4は、Hレベルの切替指令信号Saを出力する。これにより、トランジスタQ21がオンするため、インターフェース回路22は、低入力インピーダンスの電流入力切替状態となり、外部機器からアナログ電流を入力可能な状態となる。
また、インバータ装置21に動作用電源が供給されている状態では、トランジスタQ22のゲートには、約−5Vの電圧Vmが与えられている。このため、トランジスタQ22のゲート・ソース間電圧Vgsは約−5Vとなり、トランジスタQ22はオフ状態となる。従って、トランジスタQ22および抵抗R22の直列回路が、入力端子5を介して入力されるアナログ信号に対して影響を及ぼすことはない。
続いて、インバータ装置21への動作用電源が遮断されている状態でのインターフェース回路22の動作について説明する。インバータ装置1への動作用電源が遮断されている期間には切替指令信号SaはLレベルとなり、トランジスタQ21はオフとなる。従って、インターフェース回路22は、高入力インピーダンス(約33kΩ)の電圧入力切替状態となる。しかし、このとき、トランジスタQ22のゲート・ソース間電圧Vgsは0Vとなっており、トランジスタQ22はオン状態となる。つまり、入力端子5からグランド端子6への電流経路が形成される。従って、この状態において、インターフェース回路22は、外部機器から入力端子5、抵抗R22およびトランジスタQ22を介して約6mA(トランジスタQ22が流すことができる電流値)までのアナログ電流を流すことができる。
このように、本実施形態のインバータ装置21は、その動作用電源が遮断されている期間において、外部機器から約6mA以下のアナログ電流が与えられた場合でも、そのアナログ電流が上記電流経路を介して流れるため、入力端子5に現れる電圧が異常に高くなることを防止できる。なお、トランジスタQ22として、オン時にドレイン電流を20mAまで流せるFETを使用すれば、規定範囲内のアナログ電流(4〜20mA)が入力された場合に入力端子5に現れる電圧が異常に高くなることを防止できる。
さて、インバータ装置21にアナログ信号を与える外部機器には、そのアナログ信号の伝送経路の断線検出機能を備えていることが多い。この断線検出機能は、入力端子5に対し、常時所定の電流(例えば4mA)が流れることを監視し、その所定の電流が流れなくなったときには上記伝送経路に断線が生じたことを検出する機能である。
入力端子5に対し、このような断線検出機能を備えた外部機器からアナログ信号が与えられる場合、インバータ装置21への動作用電源が遮断されている期間にインターフェース回路22が高入力インピーダンスの電圧入力切替状態であると、上記所定の電流を流すことができない。このため、外部機器において断線の誤検出が生じてしまう。本実施形態のインターフェース回路22は、インバータ装置1への動作用電源が遮断されている期間には、トランジスタQ22がオンとなり、約6mAまでの電流を流すことが可能となっているため、上記外部機器における断線の誤検出を防止することができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について図5を参照しながら説明する。
本実施形態では、第1の実施形態に対してインターフェース回路の構成を変更した場合について説明する。図5は、第1の実施形態における図1に相当する図であり、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、インバータ装置31は、インターフェース回路32、A/D変換回路3、制御回路4、入力端子5およびグランド端子6を備えている。インターフェース回路32は、制御回路4に設定されたパラメータの値に基づいてアナログ信号の種類(アナログ電流またはアナログ電圧)に対応した切替状態(電流入力切替状態または電圧入力切替状態)に切り替え可能となっている。インターフェース回路32は、入力されるアナログ信号をA/D変換回路3の規定入力範囲の電圧(例えば0〜5V)に変換して出力する。インターフェース回路32は、トランジスタQ31〜Q33、ダイオードD31〜D33、ツェナーダイオード33および抵抗R1、R7、R8、R31〜R35から構成されている。
トランジスタQ31(切替用トランジスタに相当)はNPN形であり、コレクタは抵抗R1を介して入力端子5に接続されており、エミッタは所定の基準電位(0V)を持つグランド端子6に接続されている。トランジスタQ31のベース・エミッタ間には抵抗R31が接続されている。トランジスタQ32はPNP形であり、エミッタは電源端子34に接続されている。この電源端子34には、図示しない電源回路から例えば5Vの直流電圧が与えられるようになっている。トランジスタQ32のコレクタはダイオードD31および抵抗R32を介してトランジスタQ31のベースに接続されている。トランジスタQ32のベース・エミッタ間には抵抗R33が接続されている。トランジスタQ32のベースには、制御回路4からの切替指令信号Saが抵抗R34を介して与えられている。
このような構成により、切替指令信号SaがLレベル(例えば0V)になるとトランジスタQ32がオンし、トランジスタQ31がオンする。また、切替指令信号SaがHレベル(例えば5V)になるとトランジスタQ32がオフし、トランジスタQ31がオフするようになっている。
入力端子5とグランド端子6との間には、抵抗R7およびR8が直列に接続されている。これら抵抗R7およびR8は、入力端子5に現れる電圧を分圧するものである。抵抗R7とR8の接続点N31はA/D変換回路3のアナログ入力端子に接続されている。
本実施形態では、トランジスタQ31、Q32、ダイオードD31および抵抗R31〜R34から切替回路35が構成されている。また、抵抗R1は、電流/電圧変換回路として機能する。インターフェース回路32は、トランジスタQ31がオンしている期間には入力端子5とグランド端子6との間に抵抗R1が接続された状態(電流入力切替状態)となる。このため、入力端子5を介して与えられるアナログ電流は、抵抗R1を介してグランド端子6へ流れる。これにより、抵抗R1の端子間にはアナログ電流に応じた電圧(アナログ電圧)が生じる。つまり、抵抗R1による電流/電圧変換動作が有効となる。
また、インターフェース回路32は、トランジスタQ31がオフしている期間には抵抗R1による電流/電圧変換動作が無効となる。つまり、入力端子5およびグランド端子6から抵抗R1が電気的に切り離された状態(電圧入力切替状態)となる。なお、本実施形態では、抵抗R1の抵抗値は250Ωとなっており、抵抗R7およびR8の抵抗値はそれぞれ18kΩおよび15kΩとなっている。このため、インターフェース回路32の入力インピーダンスは、電流入力切替状態では約250Ωと低くなり、電圧入力切替状態では約33kΩと高くなる。
トランジスタQ33はPNP形であり、エミッタは入力端子5に接続されており、コレクタは抵抗R32とダイオードD31の接続点N32に接続されている。トランジスタQ33のベースは、ダイオードD32、抵抗R35およびツェナーダイオード33を介してグランド端子6に接続されている。ツェナーダイオード33は、ツェナー電圧Vzが例えば約4.3Vのものである。ダイオードD32と抵抗R35の接続点N33はダイオードD33を介して電源端子36に接続されている。この電源端子36には、図示しない電源回路から例えば15Vの直流電圧が与えられるようになっている。
このような構成により、入力端子5の電圧が、ツェナー電圧VzにトランジスタQ33およびダイオードD32のそれぞれの順方向電圧VFを加えたしきい値電圧Vth(約5.7V)以上になると、ツェナーダイオード33が通電される。これにより、トランジスタQ33がオンし、トランジスタQ31がオンするようになっている。ただし、電源端子36に15Vの直流電圧が供給されている期間には上記入力端子5の電圧にかかわらず、ツェナーダイオード33は通電される。しかし、このとき、ダイオードD32がオフするため、トランジスタQ33は常にオフした状態となっている。本実施形態では、トランジスタQ33、ダイオードD32、D33、ツェナーダイオード33および抵抗R35によりクランプ回路37が構成されている。
制御回路4のEEPROMおよびRAMには、パラメータが記憶されている。制御回路4は、このパラメータの値に従いインターフェース回路32を電流入力切替状態(電流入力モード)および電圧入力切替状態(電圧入力モード)のいずれかに設定するようになっている。制御回路4は、電流入力モード時には切替指令信号SaをLレベルとし、電圧入力モード時には切替指令信号SaをHレベルとする。
次に、上記構成の作用および効果について説明する。
まず、インバータ装置1に動作用電源が供給されている状態(電源端子34および36への電圧供給および制御回路4への電源供給が行われている状態)でのインターフェース回路32の動作について説明する。制御回路4は、電源立ち上げ時、パラメータの値を読み出し、その値に従いインターフェース回路32を電流入力モードおよび電圧入力モードのいずれかに設定する。このとき、電圧入力モードに設定する場合、制御回路4は、Hレベルの切替指令信号Saを出力する。これにより、トランジスタQ32がオフするため、トランジスタQ31はオフする。従って、インターフェース回路32は、高入力インピーダンスの電圧入力切替状態となり、外部機器からアナログ電圧を入力可能な状態となる。
一方、電流入力モードに設定する場合、制御回路4は、Lレベルの切替指令信号Saを出力する。これにより、トランジスタQ32がオンするため、トランジスタQ31はオンする。従って、インターフェース回路32は、低入力インピーダンスの電流入力切替状態となり、外部機器からアナログ電流を入力可能な状態となる。なお、インバータ装置31への動作用電源が供給されている状態では、クランプ回路37のトランジスタQ33は常にオフ状態であり、トランジスタQ31の動作に影響することはない。
続いて、インバータ装置31への電源が遮断されている状態でのインターフェース回路32の動作について説明する。インバータ装置31への動作用電源が遮断されている状態(電源端子34および36への電圧供給および制御回路4への電源供給が停止されている状態)では、トランジスタQ32がオフしているため、トランジスタQ31はオフしている。
このとき、入力端子5を介してアナログ信号が与えられていない場合、ツェナーダイオード33がオンすることはない。このため、クランプ回路37の動作は、トランジスタQ31の動作に影響を及ぼすことはない。従って、トランジスタQ31はオフしたたままであり、インターフェース回路32は、高入力インピーダンス(約33kΩ)の電圧入力切替状態となっている。
また、上記のとおり電圧入力切替状態に設定されたインターフェース回路32に対し、外部機器からアナログ電流が入力された場合、インターフェース回路32は以下のように動作する。すなわち、高入力インピーダンスのインターフェース回路32に対しアナログ電流が供給されると、入力端子5の電圧が上昇する。その結果、入力端子5の電圧がしきい値電圧Vth(5.7V)に達すると、ツェナーダイオード33が通電される。このとき、トランジスタQ33およびQ31は、活性領域でのオン状態となる。具体的には、トランジスタQ31は、入力端子5の電圧をほぼしきい値電圧Vthに維持するようなオン状態となる。
このように、本実施形態のインバータ装置31は、その動作用電源が遮断されている期間において、外部機器からアナログ電流が与えられた場合でも、クランプ回路37の動作により入力端子5の電圧をしきい値電圧Vthに維持(クランプ)する。従って、入力端子5に現れる電圧が異常に高くなることを防止できる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
制御回路4は、電力供給禁止手段としての機能を必要に応じて備えればよい。制御回路4は、インターフェース回路への動作用電源が遮断されている期間において、所定値に基づいて各設定を行うようにしてもよい。この所定値は、上記設定によりインバータ装置1が安全に運転可能となるような値とすることが望ましい。
しきい値電圧Vthは、入力端子5を介して入力されるアナログ電流およびアナログ電圧の規定範囲に応じて適宜変更すればよい。
第1の実施形態において、電流入力モードに設定された場合、インターフェース回路2は、入力端子5に現れる電圧の値にかかわらず電流入力切替状態に設定するように構成してもよい。
本発明の第1の実施形態を示すインバータ装置の入力部の構成を示す図 入力端子の電圧と入力部の各トランジスタの動作状態とを示す図 本発明の第2の実施形態を示す図1相当図 接合型FETのドレイン電流とゲート・ソース間電圧との関係を示す図 本発明の第3の実施形態を示す図1相当図
符号の説明
図面中、1はインバータ装置、2はインターフェース回路、4は制御回路(制御手段、電力供給禁止手段)、5は入力端子、6はグランド端子、7はツェナーダイオード、8はオン状態設定手段、10は第1の切替回路、11は第2の切替回路、Q1は切替用トランジスタ、Q2は第1の遮断用トランジスタ、Q4は第2の遮断用トランジスタ、R1は抵抗(電流/電圧変換回路)、21はインバータ装置、22はインターフェース回路、23は電源回路(電圧付与手段)、24は切替回路、Q22は接合型FET(デプレッション形のFET)、R22は電流制限用抵抗、31はインバータ装置、32はインターフェース回路、35は切替回路、37はクランプ回路を示す。

Claims (8)

  1. 制御手段に設定されたパラメータの値に応じて、入力端子を介してアナログ電流を入力する電流入力モードと前記入力端子を介してアナログ電圧を入力する電圧入力モードとのいずれかに切り替えられるインターフェース回路を備えたインバータ装置において、
    前記インターフェース回路は、
    前記入力端子を介して入力されるアナログ電流をアナログ電圧に変換する電流/電圧変換回路と、
    前記電流入力モードにあっては前記電流/電圧変換回路による変換動作を有効とし、前記電圧入力モードにあっては前記電流/電圧変換回路による変換動作を無効とする第1の切替回路と、
    前記インターフェース回路への動作用電源が遮断されている期間において、前記入力端子の電圧が所定のしきい値電圧未満の場合には前記電流/電圧変換回路による変換動作を有効とし、前記入力端子の電圧が前記しきい値電圧以上の場合には前記電流/電圧変換回路による変換動作を無効とする第2の切替回路とを備えていることを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記しきい値電圧は、前記電流入力モードに設定された状態において、前記入力端子を介して規定範囲内のアナログ電流が入力されたときの前記入力端子に現れる最大電圧よりも高い電圧とされており、
    前記第2の切替回路は、前記インターフェース回路に動作用電源が供給されており且つ前記電流入力モードに設定されている期間において、前記入力端子の電圧が前記しきい値電圧未満の場合には前記電流/電圧変換回路による変換動作を有効とし、前記入力端子の電圧が前記しきい値電圧以上の場合には前記電流/電圧変換回路による変換動作を無効とすることを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  3. 前記電流/電圧変換回路は、前記入力端子と所定の基準電位が与えられるグランド端子との間に介在する抵抗を備え、前記入力端子を介して前記抵抗に流れるアナログ電流を前記抵抗の端子間に生じるアナログ電圧に変換する構成であり、
    前記第1の切替回路は、前記入力端子と前記抵抗との間に設けられた切替用トランジスタと、前記入力端子を介してアナログ電流またはアナログ電圧が入力されると前記切替用トランジスタをオンさせるオン状態設定手段と、前記電圧入力モードに設定されているときに前記切替用トランジスタをオフさせる第1の遮断用トランジスタとを備え、
    前記第2の切替回路は、前記入力端子の電圧が前記所定のしきい値電圧以上になると通電されるツェナーダイオードと、前記ツェナーダイオードが通電されることにより駆動されて前記切替用トランジスタをオフさせる第2の遮断用トランジスタとを備えていることを特徴とする請求項2記載のインバータ装置。
  4. 前記入力端子を介して入力される規定範囲内のアナログ電圧の最大値は、前記電流入力モードに設定された状態において前記入力端子を介して規定範囲内のアナログ電流が入力されたときの前記入力端子に現れる最大電圧よりも高いことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のインバータ装置。
  5. 制御手段に設定されたパラメータの値に応じて、入力端子を介してアナログ電流を入力する電流入力モードと前記入力端子を介してアナログ電圧を入力する電圧入力モードとの何れかに切り替えられるインターフェース回路を備えたインバータ装置において、
    前記インターフェース回路は、
    前記入力端子を介して入力されるアナログ電流をアナログ電圧に変換する電流/電圧変換回路と、
    前記電流入力モードにあっては前記電流/電圧変換回路による変換動作を有効とし、前記電圧入力モードにあっては前記電流/電圧変換回路による変換動作を無効とする切替回路と、
    前記入力端子から所定の基準電位を持つグランド端子への電流経路を形成するように設けられたデプレッション形のFETおよび電流制限用抵抗の直列回路と、
    前記インターフェース回路に動作用電源が供給されている期間には前記FETのゲート・ソース間に前記FETがオフするような負の電圧を与え、前記インターフェース回路への動作用電源が遮断されている期間には前記FETのゲート・ソース間に前記FETがオンするような電圧を与える電圧付与手段とを備えていることを特徴とするインバータ装置。
  6. 制御手段に設定されたパラメータの値に応じて、入力端子を介してアナログ電流を入力する電流入力モードと前記入力端子を介してアナログ電圧を入力する電圧入力モードとのいずれかに切り替えられるインターフェース回路を備えたインバータ装置において、
    前記インターフェース回路は、
    前記入力端子を介して入力されるアナログ電流をアナログ電圧に変換する電流/電圧変換回路と、
    前記電流入力モードにあっては前記電流/電圧変換回路による変換動作を有効とし、前記電圧入力モードにあっては前記電流/電圧変換回路による変換動作を無効とする切替回路と、
    前記インターフェース回路への動作用電源が遮断されている期間において、前記入力端子の電圧が所定のしきい値電圧未満の場合には前記電流/電圧変換回路による変換動作を無効とし、前記入力端子の電圧が前記しきい値電圧以上の場合には前記電流/電圧変換回路による変換動作を有効とし且つ前記電流/電圧変換回路により変換されたアナログ電圧を前記しきい値電圧にクランプするクランプ回路とを備えていることを特徴とするインバータ装置。
  7. 前記インターフェース回路への動作用電源が遮断されている期間および前記電流入力モードと前記電圧入力モードとの切り替え期間において、当該インバータ装置の電力供給対象である負荷に対する電力供給を禁止する電力供給禁止手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のインバータ装置。
  8. 前記制御手段は、前記インターフェース回路に動作用電源が供給されている期間には前記入力端子を介して入力される規定範囲内のアナログ電流またはアナログ電圧に基づいて所定の制御を行い、前記インターフェース回路への動作用電源が遮断されている期間には前記アナログ電流の規定最小値または前記アナログ電圧の規定最小値に基づいて前記所定の制御を行うことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のインバータ装置。
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