JPH11122938A - Pwmパルス生成回路とそれを用いた制御システム - Google Patents

Pwmパルス生成回路とそれを用いた制御システム

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JPH11122938A
JPH11122938A JP9218161A JP21816197A JPH11122938A JP H11122938 A JPH11122938 A JP H11122938A JP 9218161 A JP9218161 A JP 9218161A JP 21816197 A JP21816197 A JP 21816197A JP H11122938 A JPH11122938 A JP H11122938A
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JP9218161A
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Motoki Mori
元樹 森
Takanaga Yamazaki
尊永 山崎
Kenji Takechi
賢治 武智
Kenji Mizuno
健二 水野
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 PWMパルス生成回路とそれを用いた制御シ
ステムを提供する。 【解決手段】 アップダウンカウンタの計数出力と第1
のレジスタに設定されたデューティ値から第2のレジス
タに設定されたデッドタイム値を減算した減算結果とを
第3のディジタルコンパレータで大小比較し、論理回路
によりアップダウンカウンタがアップカウント動作のと
き第1のコンパレータによりデューティ値に対して計数
動作が大きくなった時点で第1の出力を非活性レベルと
し、ダウンカウント動作のとき第3のコンパレータによ
り減算結果に対して計数動作が小さくなった時点で第1
の出力を活性レベルとし、アップカウント動作のとき第
2のコンパレータにより加算結果に対して計数動作が大
きくなった時点で第2の出力を活性レベルとし、ダウン
カウント動作のとき第1のコンパレータにより上記デュ
ーティ値に対して計数動作が小さくなった時点で第2の
出力を非活性レベルとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、PWM(パルス
幅変調)パルス生成回路とそれを用いた制御システムに
関し、例えばモータ駆動用の相補PWMパルス生成回路
を内蔵したマイクロコンピュータ等及びそれを用いた制
御システムに利用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エアーコンデショナなどのモータ制御、
ACインダクションサーボモータなどの、いわゆるイン
バーターモータ制御に適したPWM(パルス幅変調)出
力を行うタイマを内蔵したシングルチップのマイクロコ
ンピュータの例として、特開平8−263104号公報
がある。いわゆるインバーターモータ制御に適したPW
M(パルス幅変調)出力では、アーム短絡防止のために
上下アームの間にいわゆるデッドタイムを設ける必要が
ある。
【0003】上記タイマは、上記デッドタイムに相当す
る時間差を持った2本のアップカウンタ及び2本のダウ
ンカウンタを設け、これらが下限値と上限値の間をカウ
ントするようにし、相対的に大きい値をカウントするア
ップカウンタの上限値と相対的に大きい値をカウントす
るダウンカウンタの上限値が一致するようにし、相対的
に小さい値をカウントするアップカウンタの上限値と相
対的に小さい値をカウントするダウンカウンタとが1/
2周期に相当するカウント値で交わるようにし、相対的
に大きい値をカウントするアップカウンタと相対的に大
きい値をカウントするダウンカウンタとがデッドタイム
に相当するカウント値で交わるようにし、相対的に小さ
い値をカウントするアップカウンタと相対的に小さい値
をカウントするダウンカウンタとが下限値で接するよう
にして上下対称のカウントを実現するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のタイマでは、任
意のタイミングで新しいデューティ値を書き込むことは
可能であるが、0%〜100%範囲でのデューティのパ
ルスを出力させつつ、デッドタイムを確保するためにデ
ューティ値の変更がカウンタ動作が終了する(谷)、又
は(山)を境にして行われるという制限を持つ。そのた
めに高速応答で高精度のモータ制御を行う場合に問題が
生じる。そして、2つのアップダウンカウンタを用いる
とともに上記デッドタイムを設定するために別にサブカ
ウンタを設ける等の回路が複雑になってしまうという問
題も有する。
【0005】この発明の目的は、回路の簡素化と使い勝
手の向上を実現したPWMパルス生成回路とそれを用い
た制御システムを提供することにある。この発明の前記
ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記
述および添付図面から明らかになるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、アップダウンカウンタの計
数出力と第1のレジスタに記憶されたデューティ値とを
第1のディジタルコンパレータで大小比較し、上記アッ
プダウンカウンタの計数出力と第1のレジスタに設定さ
れたデューティ値と第2のレジスタに設定されたデッド
タイム値との加算結果とを第2のディジタルコンパレー
タで大小比較し、上記アップダウンカウンタの計数出力
と第1のレジスタに設定されたデューティ値から上記第
2のレジスタに設定されたデッドタイム値を減算した減
算結果とを第3のディジタルコンパレータで大小比較
し、論理回路により上記アップダウンカウンタがアップ
カウント動作のとき第1のコンパレータにより上記デュ
ーティ値に対して計数動作が大きくなった時点で第1の
出力を非活性レベルとし、ダウンカウント動作のとき第
3のコンパレータにより上記減算結果に対して計数動作
が小さくなった時点で上記第1の出力を活性レベルと
し、アップカウント動作のとき第2のコンパレータによ
り上記加算結果に対して計数動作が大きくなった時点で
第2の出力を活性レベルとし、ダウンカウント動作のと
き第1のコンパレータにより上記デューティ値に対して
計数動作が小さくなった時点で上記第2の出力を非活性
レベルとする。
【0007】
【発明の実施の形態】図1には、この発明に係るPWM
パルス生成回路の一実施例のブロック図が示されてい
る。同図のPWMパルス生成回路は、公知の半導体集積
回路の製造技術により、特に制限されないが、後述する
ような1チップのマイクロコンピュータを構成する他の
回路ブロックとともに単結晶シリコンのような半導体基
板上において形成される。
【0008】アップダウンカウンタ6は、PWMパルス
の周期をカウントするものであり、前記公報と同様にア
ップカウンタとダウンカウンタとの組み合わせで構成す
るもの、あるいはアップカウント動作とダウンカウント
動作とが切り替えられる構成とするもののいずれであっ
てもよい。PWMパルスの周期は、図示しない基本クロ
ック信号と、その計数値とで決められる。つまり、基本
クロック信号の1周期をTとすると、アップとダウンの
計数値をNとすると、T×2NでPWMパルスの1周期
が設定される。
【0009】レジスタ2には、デューティ値が設定され
る。レジスタ4には、デッドタイム値(dt)が設定さ
れる。上記レジスタ2のデューティ値と上記レジスタ4
のデッドタイム値とは、加算回路5で加算され、コンペ
アレジスタ10を通してディジタルコンパレータ16の
一方の入力に供給される。このディジタルコンパレータ
16の他方の入力には、上記アップダウンカウンタ6の
計数値が供給される。上記レジスタ2のデューティ値か
ら上記レジスタ4のデッドタイム値を減算回路7により
減算し、その減算結果をコンペアレジスタ12を通して
ディジタルコンパレータ18の一方の入力に供給され
る。このディジタルコンパレータ18の他方の入力に
は、上記アップダウンカウンタ6の計数値が供給され
る。また、上記レジスタ2のデューティ値は、特に制限
されないが、コンペアレジスタ8を通してディジタルコ
ンパレータ14の一方の入力に供給される。このディジ
タルコンパレータ14の他方の入力には、上記アップダ
ウンカウンタ6の計数値が供給される。
【0010】上記3つのディジタルコンパレータ14、
16、18の出力31、33、35は、論理回路19に
入力され、ここで相補PWMパルス42と44が生成さ
れる。論理回路19では、上記3つのコンパレータ出力
31、33及び35を組み合わせて、上記デッドタイム
値に対応したノンオーバーラップの相補PWMパルスを
形成する。この場合、特に制限されないが、論理回路1
9においては、任意のタイミングでのデューティ値の変
更にも応答して出力パルスを形成するとともに上記必要
なデッドタイムの設定が行えるようデッドタイムカウン
タDTCを内蔵し、後述するような相補PWMパルスの
出力制限が行われる。
【0011】図2には、この発明に係るPWMパルス生
成回路の基本的な動作を説明するための波形図が示され
ている。同図においては、横軸が時間軸とされ、縦軸は
計数値又は電圧レベルを表している。アップダウンカウ
ンタ6のアップカウント動作期間30ではアップ計数動
作が行われて、計数値が最小値から最大値まで変化す
る。ダウンカウント動作期間32では、上記最大値から
ダウン計数動作が行われて計数値が上記最小値まで変化
する。このような計数動作に対応した三角波が得られ
る。
【0012】上記アップ動作期間30に対応した三角波
の立ち上がり期間において三角波がデューティ値より大
きくなった時点で内部パルス36がハイレベル(活性レ
ベル)からロウレベル(非活性レベル)に変化し、上記
デューティ値にデッドタイム値dtを加算した加算結果
より大きくなった時点で内部パルス34がロウレベル
(非活性レベル)からハイレベル(活性レベル)に変化
する。上記内部パルス36がロウレベルにされてから、
上記内部パルス34がハイレベルに変化するまでの時間
がデッドタイムであり、後述するようなモータドライブ
を行うインバータ回路での短絡を防止する。
【0013】上記ダウン動作期間32に対応した三角波
の立ち下がり期間において三角波がデューティ値より小
さくなった時点で内部パルス34がハイレベル(活性レ
ベル)からロウレベル(非活性レベル)に変化し、上記
デューティ値からデッドタイム値dtを減算した減算結
果より小さくなった時点で内部パルス36がロウレベル
(非活性レベル)からハイレベル(活性レベル)に変化
する。上記内部パルス34がロウレベルにされてから、
上記内部パルス36がハイレベルに変化するまでの時間
がデッドタイムであり上記同様なインバータ回路での短
絡を防止する。
【0014】上記内部パルス34と36は、相補PWM
パルスとし、出力パルス42と44に対応されている。
後述するように上記アップ動作期間30又はダウン動作
期間32においてデューティ値を変更した場合でのデッ
ドタイムを確保するために設けられたデッドタイムカウ
ンタは、上記アップ動作期間30では上記内部パルス3
6の立ち下がりによりデッドタイムの計数動作を行い、
その計数期間中はロウレベル(非活性レベル)の制御信
号40を形成し、上記ダウン動作期間32では上記内部
パルス34の立ち下がりによりデッドタイムの計数動作
を行い、その計数期間中はロウレベル(非活性レベル)
の制御信号38を形成している。
【0015】図2のようにデューティ値が三角波の1周
期にわたって、カウンタの最小計数値+dt<デューテ
ィ値<カウンタの最大計数値−dtの範囲であるとき、
上記内部パルス34,36は、上記出力パルス42,4
4とそれぞれ一致しており、上記デッドタイム出力3
8,40は実質的には意味を持たない。したがって、デ
ューティ値を上記の範囲内で変更するという制限を行う
ならら、上記デッドタイムカウンタDTCを省略するこ
とができる。
【0016】図3には、この発明に係るPWMパルス生
成回路の動作を説明するためのフローチャート図が示さ
れている。上記動作を信号処理の手順として説明するな
ら次の通りとなる。PWMパルス生成動作前にデューテ
ィ値とデッドタイム値は設定されているものとする。動
作開始によりステップ(1)では、アップダウンカウン
タの動作を開始させる。ステップ(2)では、アップダ
ウンカウンタ値と上記設定されているデューティ値、ア
ップダウンカウンタ値と上記デューティ値+dt(デッ
ドタイム値)又はデューティ値−dt(デッドタイム
値)を比較する。
【0017】ステップ(3)では、上記比較結果により
内部相補パルス34と36を生成する。つまり、アップ
計数期間30において、計数値>デューティ値のときに
内部パルス36を活性レベルから非活性レベルにし、計
数値>デューティ値+dtのときに内部パルス34を非
活性レベルから活性レベルに変化させる。逆にダウン計
数期間32において、計数値<デューティ値のときに内
部パルス34を活性レベルから非活性レベルにし、計数
値<デューティ値−dtのときに内部パルス36を非活
性レベルから活性レベルに変化させる。
【0018】ステップ(4)と(5)は、上記ステップ
(3)の処理と並行して、上記内部パルス36と34の
立ち下がり(活性レベルから非活性レベルへの変化タイ
ミング)でデッドタイムカウンタを起動し、そのデッド
タイム計数動作中にはOFF(非活性レベル)になる制
限パルス38と40を生成するものである。ステップ
(6)では、上記内部パルス34と制限パルス40、内
部パルス36と制限パルス38との論理積で相補PWM
パルス42と44を生成する。そして、ステップ(7)
では、上記パルス42と44を1組の正相・逆相パルス
からなる相補PWMパルスとして出力させる。
【0019】図4には、この発明に係るPWMパルス生
成回路の動作を説明するための波形図が示されている。
同図では、0%から100%までのデューティ値の変化
を任意のタイミングで行う一例が示されている。例え
ば、Aの部分のように、ダウン計数動作期間において、
デューティ値<計数値のときに、デューティ値−dt>
計数値となるようにデューティ値を変化させると、計数
値<デューティ値、計数値<デューティ値−dtの関係
が同時に成立し、内部パルス34の立ち下がりと、内部
パルス36の立ち上がりが同時に発生して上記dtに対
応したデッドタイムが確保できない。しかしながら、上
記内部パルス34の立ち下がりによりデッドタイムカウ
ンタが動作して制限パルス38を発生させている。この
制限パルス38により出力パルス44の立ち上がりが制
限されて所望のデッドタイムを確保することができる。
【0020】Bの部分のように、三角波の山の部分にお
いて、デューティ値+dt<カウンタ最大計数値のとき
に、デューティ値>カウンタ最大計数値、かつデューテ
ィ値−dt<カウンタ最大計数値となるようなでデュー
ティ値の変更を行うと、内部パルス34と36の間では
上記dtに対応した十分なデッドタイムが確保できなく
なる。しかしながら、このような場合でも、上記内部パ
ルス34の立ち下がりに同期してデッドタイムカウンタ
が動作して制限パルス38を発生させるものである。こ
の制限パルス38により出力パルス44の立ち上がりが
制限されて所望のデッドタイムを確保することができ
る。したがって、デューティ値を0%から100%まで
任意のタイミングで変更しつつ、上記デッドタイムカウ
ンタの動作によって必要なデッドタイムを確保した相補
PWM出力パルス42と44を得ることができる。
【0021】図5には、この発明に係るPWMパルス生
成回路の他の動作を説明するための波形図が示されてい
る。同図では、100%から0%までのデューティ値の
変化を任意のタイミングで行う一例が示されている。例
えば、Cの部分のように、三角波の山の部分においてデ
ューティ値>カウンタ最大計数値のときに、デューティ
値<カウンタ最大計数値となるようにデューティ値を変
化させると、計数値>デューティ値、計数値>デューテ
ィ値−dtの関係が同時に成立し、内部パルス34の立
ち上がりと、内部パルス36の立ち下がりが同時に発生
して上記dtに対応したデッドタイムが確保できない。
しかしながら、上記内部パルス36の立ち下がりにより
デッドタイムカウンタが動作して制限パルス40を発生
させている。この制限パルス40により出力パルス42
の立ち上がりが制限されて所望のデッドタイムを確保す
ることができる。
【0022】Dの部分のように、アップ計数動作期間に
おいてデューティ値>計数値のときに、デューティ値+
dt<計数値となるようにデューティ値を変化させる
と、計数値>デューティ値、計数値>デューティ値+d
tの関係が同時に成立し、内部パルス36の立ち下がり
と、内部パルス34の立ち上がりが同時に発生して上記
dtに対応したデッドタイムが確保できない。しかしな
がら、上記内部パルス36の立ち下がりによりデッドタ
イムカウンタが動作して制限パルス40を発生させてい
る。この制限パルス40により出力パルス42の立ち上
がりが制限されて所望のデッドタイムを確保することが
できる。
【0023】Eの部分のように、三角波の谷の部分にお
いて、デューティ値−dt>カウンタ最小計数値のとき
に、デューティ値<カウンタ最小計数値、かつデューテ
ィ値+dt>カウンタ最小計数値となるようなデューテ
ィ値の変更を行うと、内部パルス34と36の間では上
記dtに対応した十分なデッドタイムが確保できなくな
る。しかしながら、このような場合でも、上記内部パル
ス36の立ち下がりに同期してデッドタイムカウンタが
動作して制限パルス40を発生させるものである。この
制限パルス40により出力パルス42の立ち上がりが制
限されて所望のデッドタイムを確保することができる。
したがって、デューティ値を100%から0%まで任意
のタイミングで変更しつつ、上記デッドタイムカウンタ
の動作によって必要なデッドタイムを確保した相補PW
M出力パルス42と44を得ることができる。
【0024】図6には、この発明に係るPWMパルス生
成回路の他の一実施例のブロック図が示されている。同
図では、論理回路19を中心により具体的な回路構成が
示されている。デューティ値が設定されるレジスタ2と
デッドタイム値が設定されるレジスタ4は、後述するよ
うなマイクロコンピュータのデータバスを通してそれぞ
れの設定値が入力される。上記レジスタ4に記憶された
デッドタイム値は、内部バスIBUSを通して論理回路
19に含まれるデッドタイムカウンタに初期値として設
定される。
【0025】論理回路19において、内部パルス34と
36を発生するパルス回路LOG1とLOG2が設けら
れる。このパルス回路LOG1は、特に制限されない
が、コンパレータ16の出力信号33が計数値>デュー
ティ値+dtのときにセットされ、コンパレータ14の
出力信号31が計数値<デューティ値のときにリセット
されるようなフリップフロップ回路で構成される。ある
いは、アップ計数動作期間30の信号と、ダウン計数動
作期間32の信号と、上記コンパレータ出力31と33
の組み合わせにより前記内部パルス34を発生させる。
上記パルス回路LOG2も上記同様にコンパレータ14
の出力信号31が計数値>デューティ値のときにリセッ
トされ、コンパレータ18の出力信号35が計数値<デ
ューティ値−dtのときにセットされるようなフリップ
フロップ回路で構成される。あるいは、アップ計数動作
期間30の信号と、ダウン計数動作期間32の信号と、
上記コンパレータ出力31と35の組み合わせにより前
記内部パルス36を発生させる。
【0026】上記のような内部パルス34と36は、そ
れぞれアンドゲート回路G1とG2を通して出力パルス
42と44として出力される。上記アンドゲート回路G
1とG2の他方の入力には、上記デッドタイムカウンタ
DTCで形成された制限パルス40と38が供給され、
前記図4や図5におけるAないしEの部分での立ち上が
り側の出力パルスの制限を行う。
【0027】特に制限されないが、アップダウンカウン
タのカウント範囲は、 2dt<計数値<1/2周期+2dt とするのがよい。この理由は、上記図4や図5に示すよ
うに、デューティ値を最小計数値−dtに設定する場合
があり、このときデューティ値−dtが最小計数値−2
dtになるため、デューティ値−dt≧0となるように
カウンタの最小計数値を2dtとする。カウント範囲を
このようにすることで、デューティ値を0%から100
%まで任意の範囲に設定することができる。カウンタの
最小計数値、最大計数値は予め別のレジスタに設定され
る。
【0028】図7には、この発明が適用されたシングル
チップマイクロコンピュータを用いた制御システムの一
実施例の概略ブロック図が示されている。この実施例
は、ACインダクションサーボモータなどのモータ制御
に向けられている。PWMパルス生成回路1により相補
3相のPWM出力U,U#、V,V#及びW,W#を形
成し、それを用いてインバータ回路などのバッファ回路
を介してモータを駆動する。インバータ回路の前段にバ
ッファ回路を接続したりすることもできる。出力極性を
選択できるのでバッファ回路の段数によって出力極性を
選択することができる。上記PWMパルス生成回路1
は、図1又は図6の回路が3組から構成される。ただ
し、レジスタ4ととアップダウンカウンタ6は共通に用
いることができる。加算回路5や減算回路7も時分割的
に使用するものであってもよい。
【0029】これらの正相/逆相(U,U#)(V,V
#)及び(W,W#)出力が、インバータ回路の直列に
接続されたトランジスタのゲートに入力されている。前
述の通り、パルス生成回路1では相補PWM出力の正相
/逆相の変化点には、デッドタイムdtを挿入すること
ができるから、上記インバータ回路の直列に接続された
トランジスタが同時にオン状態になり、不所望の貫通電
流を発生してしまうことがないとともに、インバータ回
路の直列に接続されたトランジスタが同時にオフ状態に
なるという不安定な状態を不所望の長時間にわたって発
生してしまうことがない。
【0030】かかるインバータ回路の出力が、モータを
駆動する。例えば、上記インバータ回路の出力がモータ
の内部で、例えばいわゆるY結線(又はスター結線)さ
れた固定子捲線に与えられ、2出力がハイレベル、1出
力がロウレベルにされると、抵抗分割によって電源電圧
の2/3が生成される。同様に、1出力がハイレベル
に、2出力がロウレベルにされると、抵抗分割によって
電源電圧の1/3が生成される。かかるハイレベルの期
間をPWM制御することによって、出力電圧を変化させ
ていくことができる。パルス生成回路1の相補PWMパ
ルスの周波数を搬送波として、所望の正弦波信号などを
パルス信号で近似した出力を可能にする。後述するよう
にパルスのハイレベルの幅(パルスデューティ)が、所
望の正弦波信号などの振幅に対応するようにされる。
【0031】インバータ回路は、電源回路・コンバータ
回路・平滑回路から電圧が供給される。かかる電源回路
・コンバータ回路・平滑回路の一部又は全部をインバー
タ回路と一体的に構成してもよい。この出力電流が所望
の値以上であることを検出して、この過電流検出信号を
遮断入力として入力する。過電流が検出され、遮断入力
が入力されると、インバータモータを停止させる。ま
た、ハードウェア的な出力の停止の他、ソフトウェア処
理が必要であれば、上記過電流検出信号を割り込み入力
NMIに入力すればよい。遮断入力機能を使うことによ
り、中央処理装置CPUのソフトウェア処理によって出
力値を固定するより、短い時間で出力を遮断することが
できる。また、電圧の低下などを検出して、上記同様な
処理を行うようにすることもできる。
【0032】2相のインバータ駆動電流を検出して、A
/D変換器のアナログ入力に入力する。これらのアナロ
グ入力は、上記PWMパルス生成回路1からの所定の信
号によって起動され、2チャンネル同時ないし連続的に
A/D変換する。モータに接続された2相エンコーダパ
ルス(光学式エンコーダまたは回転エンコーダなど)
を、波形整形回路を介して入力し、モータの位置と速度
の検出を行いモータ制御の相切り替えを行う転流処理を
行う。モータの位置検出については、上記のほかに種々
の方法をとることができる。例えば、モータの誘起電圧
をA/D変換器によって検出して、モータの磁極位置を
判定して位置検出を行うことができる。また、モータの
ホール素子の出力3本を入力し、モータの磁極位置検
出、回転速度を検出したりするようにしてもよい。
【0033】速度の指令などが、上位CPU又はマイク
ロコンピュータから与えられる。これは、特に制限され
ないが、パルス列として入力される。上位のCPUの他
に、ボリュームなどが出力するエンコーダ信号であって
もよい。マイクロコンピュータは、速度指令に合致する
ように、回転速度検出結果に基づいてPWM出力制御を
行う。2相のインバータ駆動電流(I1,I2)を検出
し、割り込みによって、この検出された電流値をCPU
が処理して、PWMパルス発生回路のデューティ値に反
映させる。モータ内部の固定子捲線が、いわゆるY結線
(又はスター結線)、又はΔ結線されている場合には、
電流値の総和は0になるから、3相目に流れる電流は計
算−(I1+I2)によって求めることができ、これを
間接的に検出することができる。かかる電流を検出し
て、PWM制御(パルス幅制御)を行うことにより、モ
ータの出力トルクを制御することができ、例えばトルク
リップルなどを低減させることができる。
【0034】センサ回路の出力をA/D変換器のアナロ
グ入力に入力する。センサ回路には、モータ駆動部分の
温度検出や、電源回路の電圧検出、電流検出などを含む
ことができる。アナログ入力は、例えば1ms間隔でセ
ンサ情報のサンプリングを行う。また、センサ回路の動
作状況を出力して、外部トリガに入力する。この外部ト
リガによって、例えばアナログ入力の変換が起動され
る。一定時間毎などにこれを検出して、所望の処理を行
い、以降の相補PWMモードのデューティ値の設定に反
映させる。
【0035】上記各相の変調関数を u=(1/2)(m×sin(ωt)+1) v=(1/2)(m×sin(ωt−2π/3)+1) w=(1/2)(m×sin(ωt+2π/3)+1) とする。すなわち、正弦波の正方向に振幅が大きいとき
デューティを大きく、負方向に大きいときデューティを
小さくするようにする。このとき、復調された結線間の
電圧波は、電圧がEのとき一例として U−V=(3/2)1/2 ×E×m×sin(ωt+π/
6) とされる。その他の結線間の電圧波は、上記と120°
(2π/3)の位相差を持つ正弦波となる。かかる電圧
に従って、コイルに電流が流れることによって、モータ
を回転させることができる。相補PWMの周期を、かか
る関数の周期(1/ω)より十分に小さくし、特に制限
されないが、PWMの山/谷に相当する各時点での上記
変調関数の振幅に比例したPWMデューティを得られる
ようにコンペア値を設定する。
【0036】図8には、上記PWMの波形図が示されて
いる。同図には、1サイクルを15分割した場合の正弦
波PWM波形が示されており、(A)には変調率mを1
とし、(B)には変調率mを0.6にした場合が示され
ている。この変調率mは0から1までの値をとり得るも
のである。
【0037】上記のように、モータの速度と速度司令を
比較し、この結果に基づいてトルクの計算を行う。トル
クの制御は、加減速のトルクやモータ負荷に見合ったト
ルクをモータに与えるようにする必要がある。トルク制
御の結果に基づいて、必要なトルクを得るのに必要な電
流と位相が計算される。モータの駆動電流値のA/D変
換器によるモニタ結果とし比較して、モータの位置(例
えば磁極位置)をモニタしたりしつつ、上記関数m、ω
を決定し、これに従ってコンペア値、ひいてはPWMデ
ューティを得るようにするものである。
【0038】この実施例のPWMパルス生成回路では、
0%〜dt、100%−dt〜100%も含めて、任意
のデューティのPWM出力を形成することができる。0
%〜dt、100%−dt〜100%の出力を可能にし
たことにより、結線間の最大電圧・最小電圧の低下、す
なわち、振幅の低下を防止することができる。0%、1
00%のデューティを同期して出力させることができる
から、結線間の最大電圧・最小電圧の低下、すなわち、
振幅の低下を防止することができる。
【0039】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) アップダウンカウンタの計数出力と第1のレジ
スタに記憶されたデューティ値とを第1のディジタルコ
ンパレータで大小比較し、上記アップダウンカウンタの
計数出力と第1のレジスタに設定されたデューティ値と
第2のレジスタに設定されたデッドタイム値との加算結
果とを第2のディジタルコンパレータで大小比較し、上
記アップダウンカウンタの計数出力と第1のレジスタに
設定されたデューティ値から上記第2のレジスタに設定
されたデッドタイム値を減算した減算結果とを第3のデ
ィジタルコンパレータで大小比較し、論理回路により上
記アップダウンカウンタがアップカウント動作のとき第
1のコンパレータにより上記デューティ値に対して計数
動作が大きくなった時点で第1の出力を非活性レベルと
し、ダウンカウント動作のとき第3のコンパレータによ
り上記減算結果に対して計数動作が小さくなった時点で
上記第1の出力を活性レベルとし、アップカウント動作
のとき第2のコンパレータにより上記加算結果に対して
計数動作が大きくなった時点で第2の出力を活性レベル
とし、ダウンカウント動作のとき第1のコンパレータに
より上記デューティ値に対して計数動作が小さくなった
時点で上記第2の出力を非活性レベルとすることによ
り、簡単な構成で相補PWMパルスを生成することがで
きるという効果が得られる。
【0040】(2) 上記論理回路は、デッドタイムカ
ウンタと出力制限回路とを更に備えるという簡単な構成
により、上記アップダウンカウンタがアップカウント動
作のとき第1のコンパレータにより上記デューティ値に
対して計数動作が大きくなった時点で上記デッドタイム
値に対応した計数動作を行い、ダウンカウント動作のと
き第1のコンパレータにより上記デューティ値に対して
計数動作が小さくなった時点で上記デッドタイム値に対
応した計数動作を行い、上記出力制限回路により上記ア
ップダウンカウンタがアップカウント動作のとき上記デ
ッドタイムカウンタが計数動作を行っている間第2の出
力を強制的に非活性レベルとし、ダウンカウント動作の
とき上記デッドタイムカウンタが計数動作を行っている
間第1の出力を強制的に非活性レベルとしてデューティ
値を任意のタイミングで変更することができるという効
果が得られる。
【0041】(3) バッファレジスタを更に設け、上
記第1のレジスタに設定されたデューティ値を、上記バ
ッファレジスタを通して上記第1のコンパレータに伝え
られ、PWM周期に同期したタイミングで上記第1と第
2の出力から相補のPWMパルスを発生させることによ
り簡単な構成によりデッドタイムの確保を行うことがで
きるという効果が得られる。
【0042】(4) 上記PWMパルス生成回路を用
い、その出力パルスをインバータ回路に供給し、かかる
インバータ回路回路を介してモータを駆動するととも
に、上記モータ位置又は速度の一方又は両方を入力して
所望の回転速度になるよう上記デューティ値を算出する
ことにより、簡単な構成で使い勝手の良いPWMパルス
によるモータ駆動制御システムを得ることができるとい
う効果が得られる。
【0043】以上本発明によりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、パル
ス生成回路1のレジスタ、アップダウンカウンタ及びコ
ンパレータは、前記公報に記載の1チップマイクロコン
ピュータのタイマITUのように汎用性を持たせるよう
にするものであってもよい。マイクロコンピュータのそ
の他の機能ブロックについても何ら制約されない。CP
Uやそのほかのモジュールないし機能ブロックの一部又
は全部は内蔵されなくてもよい。例えばCPUを取り除
いて、外部のマイクロプロセッサからリード/ライト可
能な半導体集積回路装置で構成することもできる。
【0044】モータの種類もAC同期モータ、DCサー
ボモータなどでもよい。固定子のコイルを駆動する電流
を制御して、かかる電流による誘導磁場によって回転す
るモータであればよい。相補PWMモードを用いる18
0°通電方式を用いるモータとしては、特に、かご型イ
ンダクションモータなどが代表的とされ、産業用汎用イ
ンバータなどに用いることができる。応用システムもエ
アーコンデショナー、冷凍機、ポンプ、工作機械などに
用いることができる。
【0045】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、アップダウンカウンタの計
数出力と第1のレジスタに記憶されたデューティ値とを
第1のディジタルコンパレータで大小比較し、上記アッ
プダウンカウンタの計数出力と第1のレジスタに設定さ
れたデューティ値と第2のレジスタに設定されたデッド
タイム値との加算結果とを第2のディジタルコンパレー
タで大小比較し、上記アップダウンカウンタの計数出力
と第1のレジスタに設定されたデューティ値から上記第
2のレジスタに設定されたデッドタイム値を減算した減
算結果とを第3のディジタルコンパレータで大小比較
し、論理回路により上記アップダウンカウンタがアップ
カウント動作のとき第1のコンパレータにより上記デュ
ーティ値に対して計数動作が大きくなった時点で第1の
出力を非活性レベルとし、ダウンカウント動作のとき第
3のコンパレータにより上記減算結果に対して計数動作
が小さくなった時点で上記第1の出力を活性レベルと
し、アップカウント動作のとき第2のコンパレータによ
り上記加算結果に対して計数動作が大きくなった時点で
第2の出力を活性レベルとし、ダウンカウント動作のと
き第1のコンパレータにより上記デューティ値に対して
計数動作が小さくなった時点で上記第2の出力を非活性
レベルとすることにより、簡単な構成で相補PWMパル
スを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るPWMパルス生成回路の一実施
例を示すブロック図である。
【図2】この発明に係るPWMパルス生成回路の基本的
な動作を説明するための波形図である。
【図3】この発明に係るPWMパルス生成回路の動作を
説明するためのフローチャート図である。
【図4】この発明に係るPWMパルス生成回路の動作を
説明するための波形図である。
【図5】この発明に係るPWMパルス生成回路の他の動
作を説明するための波形図である。
【図6】この発明に係るPWMパルス生成回路の他の一
実施例を示すブロック図である。
【図7】この発明が適用されたシングルチップマイクロ
コンピュータを用いた制御システムの一実施例を示す概
略ブロック図である。
【図8】この発明を説明するためのPWM波形図であ
る。
【符号の説明】
1…PWMパルス生成回路、2…レジスタ、4…レジス
タ、5…加算回路、6…アップダウンカウンタ、7…減
算回路、8,10,12…コンペアレジスタ、14,1
6,18…ディジタルコンパレータ、19…論理回路、
31,33,35…コンパレータ出力、34,36…内
部パルス、38,40…制限パルス、42,44…出力
パルス、G1,G2…アンドゲート回路、LOG1,L
OG2…パルス回路、IBUS…内部バス、DTC…デ
ッドタイムカウンタ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H03K 7/08 H03K 7/08 A (72)発明者 武智 賢治 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 水野 健二 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アップダウンカウンタと、 デューティ値が設定される第1のレジスタと、 デッドタイム値が設定される第2のレジスタと、 上記アップダウンカウンタの計数出力と上記第1のレジ
    スタに記憶されたデューティ値との大小比較を行う第1
    のディジタルコンパレータと、 上記アップダウンカウンタの計数出力と第1のレジスタ
    に設定されたデューティ値と上記第2のレジスタに設定
    されたデッドタイム値との加算結果との大小比較を行う
    第2のディジタルコンパレータと、 上記アップダウンカウンタの計数出力と第1のレジスタ
    に設定されたデューティ値から上記第2のレジスタに設
    定されたデッドタイム値を減算した減算結果との大小比
    較を行う第3のディジタルコンパレータと、 上記第1、第2及び第3のディジタルコンパレータの出
    力信号を受ける論理回路とを含み、 上記論理回路は、 上記アップダウンカウンタがアップカウント動作のとき
    第1のコンパレータにより上記デューティ値に対して計
    数動作が大きくなった時点で第1の出力を非活性レベル
    とし、上記アップダウンカウンタがダウンカウント動作
    のとき第3のコンパレータにより上記減算結果に対して
    計数動作が小さくなった時点で上記第1の出力を活性レ
    ベルとし、 上記アップダウンカウンタがアップカウント動作のとき
    第2のコンパレータにより上記加算結果に対して計数動
    作が大きくなった時点で第2の出力を活性レベルとし、
    上記アップダウンカウンタがダウンカウント動作のとき
    第1のコンパレータにより上記デューティ値に対して計
    数動作が小さくなった時点で上記第2の出力を非活性レ
    ベルとすることを特徴とするPWMパルス生成回路。
  2. 【請求項2】 上記論理回路は、デッドタイムカウンタ
    と出力制限回路とを更に備え、 上記デッドタイムカウンタは、 上記アップダウンカウンタがアップカウント動作のとき
    第1のコンパレータにより上記デューティ値に対して計
    数動作が大きくなった時点で上記デッドタイム値に対応
    した計数動作を行い上記アップダウンカウンタがダウン
    カウント動作のとき第1のコンパレータにより上記デュ
    ーティ値に対して計数動作が小さくなった時点で上記デ
    ッドタイム値に対応した計数動作を行い上記出力制限回
    路は、 上記アップダウンカウンタがアップカウント動作のとき
    上記デッドタイムカウンタが計数動作を行っている間第
    2の出力を強制的に非活性レベルとし、 上記アップダウンカウンタがダウンカウント動作のとき
    上記デッドタイムカウンタが計数動作を行っている間第
    1の出力を強制的に非活性レベルとするものであること
    を特徴とする請求項1のPWMパルス生成回路。
  3. 【請求項3】 上記第1のレジスタに設定されるデュー
    ティ値は、任意のタイミングで設定されるものであるこ
    とを特徴とする請求項2のPWMパルス生成回路。
  4. 【請求項4】 バッファレジスタを更に備え、 上記第1のレジスタに設定されたデューティ値は、上記
    バッファレジスタを通して上記第1のコンパレータに伝
    えられ、PWM周期に同期したタイミングで上記第1と
    第2の出力から相補のPWMパルスを発生させることを
    特徴とする請求項3のPWMパルス生成回路。
  5. 【請求項5】 アップダウンカウンタと、 デューティ値が設定される第1のレジスタと、 デッドタイム値が設定される第2のレジスタと、 上記アップダウンカウンタの計数出力と上記第1のレジ
    スタに記憶されたデューティ値との大小比較を行う第1
    のディジタルコンパレータと、 上記アップダウンカウンタの計数出力と第1のレジスタ
    に設定されたデューティ値と上記第2のレジスタに設定
    されたデッドタイム値との加算結果との大小比較を行う
    第2のディジタルコンパレータと、 上記アップダウンカウンタの計数出力と第1のレジスタ
    に設定されたデューティ値から上記第2のレジスタに設
    定されたデッドタイム値を減算した減算結果との大小比
    較を行う第3のディジタルコンパレータと、 上記第1、第2及び第3のディジタルコンパレータの出
    力信号を受ける論理回路とを含み、 上記論理回路は、 上記アップダウンカウンタがアップカウント動作のとき
    第1のコンパレータにより上記デューティ値に対して計
    数動作が大きくなった時点で第1の出力を非活性レベル
    とし、上記アップダウンカウンタがダウンカウント動作
    のとき第3のコンパレータにより上記減算結果に対して
    計数動作が小さくなった時点で上記第1の出力を活性レ
    ベルとし、 上記アップダウンカウンタがアップカウント動作のとき
    第2のコンパレータにより上記加算結果に対して計数動
    作が大きくなった時点で第2の出力を活性レベルとし、
    上記アップダウンカウンタがダウンカウント動作のとき
    第1のコンパレータにより上記デューティ値に対して計
    数動作が小さくなった時点で上記第2の出力を非活性レ
    ベルとするPWMパルス生成回路を用い、 上記PWMパルス生成回路で形成された出力パルスをイ
    ンバータ回路に供給し、かかるインバータ回路回路を介
    してモータを駆動するとともに、 上記モータ位置又は速度の一方又は両方を入力して所望
    の回転速度になるよう上記デューティ値を算出するよう
    にしてなることを特徴とする制御システム。
JP9218161A 1997-07-29 1997-07-29 Pwmパルス生成回路とそれを用いた制御システム Pending JPH11122938A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6667598B2 (en) 2001-03-29 2003-12-23 Nec Electronics Corporation Circuit for generating three-phase PWM signal
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