JP5507978B2 - インバータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直流電圧を任意の周波数の交流電圧に変換して出力するインバータ主回路と、外部から与えられる周波数指令を入力する周波数指令入力手段と、この周波数指令に基づいて交流電圧の周波数を設定する周波数設定手段とを備えたインバータ装置に関する。
インバータ装置は、負荷として接続されるモータを所望の回転速度で運転させるように、出力する交流電圧の周波数を設定することが可能となっている。インバータ装置の動作を上位の制御機器により自動制御する場合などには、その制御機器から周波数の設定値を指令する指令電圧(アナログ電圧)がインバータ装置に与えられる。また、インバータ装置の点検もしくは調整を行う場合またはインバータ装置を自動制御することなく動作させる場合などには、インバータ装置の外部にボリューム(可変抵抗器)が接続され、その設定値(分圧比)に応じたボリュームの中点電圧が周波数の設定値を指令する指令電圧としてインバータ装置に与えられる(例えば特許文献1参照)。
特開平6−78543号公報
図6は、このようなインバータ装置の周波数設定に係る部分の一構成例を示している。この図6において、インバータ装置1は、アナログ入力部2、周波数設定部3、アナログ入力切換部4および運転指令入力部5を備えている。また、インバータ装置1は、電源供給端子PP、入力端子RR、RS、L1、RUNおよびコモン端子CC1、CC2、COMを備えている。
アナログ入力部2は、入力端子RR(指令電圧入力端子に相当)および入力端子RS(第2の指令電圧入力端子に相当)の電圧を入力とし、それら電圧に応じた信号を後段に出力するものである。アナログ入力部2は、入力端子RRの電圧を検出する電圧検出部6と、入力端子RSの電圧を検出する電圧検出部7と、電圧検出部6、7の検出電圧を入力とするA/D変換部8とを備えている。
電圧検出部6(指令電圧検出手段に相当)は、抵抗9、10の直列回路により構成されており、その相互接続点から入力端子RRとコモン端子CC1との間の電圧を分圧した検出電圧Vrr’(指令電圧値に相当)が出力される。電圧検出部7(第2の指令電圧検出手段に相当)は、抵抗11、12の直列回路により構成されており、その相互接続点から入力端子RSとコモン端子CC2との間の電圧を分圧した検出電圧Vrs’(第2の指令電圧値に相当)が出力される。
コモン端子CC1、CC2は、いずれもインバータ装置1の内部の基準電位線13(0V)に接続されている。すなわち、電圧検出部6、7は、基準電位線13の電位を基準として入力端子RR、RSの電圧をそれぞれ検出する。各検出電圧Vrr’Vrs’は、A/D変換部8に与えられる。A/D変換部8は、電圧検出部6、7から与えられる各検出電圧Vrr’、Vrs’をデジタル値に変換して周波数設定部3に出力する。
インバータ装置1の外部において、電源供給端子PPにはボリューム14の一方の固定端子が接続され、入力端子RRにはボリューム14の中点端子が接続され、コモン端子CC1にはボリューム14の他方の固定端子が接続される。電源供給端子PPは、抵抗15を介してインバータ装置1の内部の電源電位線16(Vcc)に接続されている。これにより、ボリューム14の設定値(分圧比)に応じた電圧が入力端子RRに与えられるようになっている。一方、入力端子RS、コモン端子CC2間には、例えばPLC(Programmable Logic Controller)などの上位の制御機器から周波数の設定値(周波数指令)を表す指令電圧が与えられるようになっている。
アナログ入力切換部4は、インバータ装置1の外部において入力端子L1およびコモン端子COM間に接続された外部接点Saの開閉状態に応じて、入力端子RR、RSのいずれかを選択することを示す選択信号を周波数設定部3に出力する。例えば、アナログ入力切換部4は、外部接点Saがオンされた場合には入力端子RRを選択し、オフされた場合には入力端子RSを選択するようになっている。周波数設定部3は、アナログ入力部2の出力信号およびアナログ入力切換部4の出力信号に基づいてインバータ装置1から出力する交流電圧の周波数を設定する。すなわち、周波数設定部3は、アナログ入力部2から与えられる入力端子RR、RSの電圧に応じた信号のうち、アナログ入力切換部4から与えられる選択信号が示すほうの信号に基づいて周波数の設定を行う。
運転指令入力部5は、インバータ装置1の外部において入力端子RUNおよびコモン端子COM間に接続された外部接点Sbの開閉状態に応じてインバータ主回路(図示せず)の駆動を行うか否かを表す信号をその駆動を制御するPWM制御部(図示せず)に出力する。なお、上記外部接点Sa、Sbによる入力端子の選択および運転指令については、オープンネットワークなど通信により行うことも可能である。
図6では、電源供給端子PP、入力端子RRおよびコモン端子CC1を介してボリューム14を接続する構成としたが、インバータ装置1は、入力端子RRおよびコモン端子CC1間にも、上位の制御機器などからの指令電圧を直接入力することが可能となっている。外部の制御機器から入力端子RR、RSを介して与えられる指令電圧の規定範囲は、通常0〜10Vである。一方、A/D変換部8の規定入力範囲は、0〜5Vであることが多い。従って、電圧検出部6、7を構成する各抵抗の値は、その分圧比が0.5となるような値に設定されている。また、一般に、このような電圧入力を行う場合には、電圧検出部6、7の入力インピーダンス値、つまり抵抗9、10の直列合成抵抗値および抵抗11、12の直列合成抵抗値は、いずれも30kΩ程度に設定される。なお、A/D変換部8の入力インピーダンスは上記直列合成抵抗値(30kΩ)と比べて十分に高い。このため、ここでは、A/D変換部8の入力インピーダンスは無限大であるとして取り扱う。
さて、外部に接続されるボリューム14としては、その全抵抗の値rvが例えば1kΩ〜10kΩのものが用いられる。ボリューム14の各端部間の抵抗(全抵抗)がその中点により10分割される場合において、その分割値(ノッチ)をNで示すと、ボリューム14の一方の端部と中点との間の分割抵抗の値ra(第1の分割抵抗の値に相当)、中点と他方の端部との間の分割抵抗の値rb(第2の分割抵抗の値に相当)は、それぞれ下記(1)式および(2)式により表される。
ra=rv×(10−N)/10 …(1)
rb=rv×(N/10) …(2)
電圧検出部6の入力インピーダンスの値r1が無限大であれば、入力端子RRおよびコモン端子CC1間の抵抗の値r(RR-CC)は、ほぼ分割抵抗値rbとなる。このため、入力端子RRおよびコモン端子CC1間の電圧Vrrが分割抵抗値ra、rbの比(分圧比)に応じた電圧となり、その結果、ボリューム14の設定値(分圧比)に応じた周波数設定を行うことができる。しかし、実際には、電圧検出部6の入力インピーダンスの値r1は無限大ではなく、例えば30kΩ程度となっている。このため、入力端子RRおよびコモン端子CC1間の抵抗の値r(RR-CC)は、下記(3)式により表される。
(RR-CC)=(rb×r1)/(rb+r1) …(3)
上記(3)式に示すように、抵抗値r(RR-CC)は、分割抵抗値rbだけでなく、入力インピーダンス値r1にも依存する。このため、ボリューム14の設定値と入力端子RRおよびコモン端子CC1間の電圧Vrrとの関係における線形性が低下してしまう。図7は、1kΩ、3kΩ、5kΩ、10kΩのそれぞれの抵抗値rvを持つボリューム14を用いた場合における分圧比と電圧Vrrとの関係を示している。図7の(a)は、上記関係をグラフ化したものであり、(b)はグラフの元になるデータである。なお、図7(a)の縦軸は、分割値N=10のときを100%とした電圧Vrrの変化率を表している。また、入力インピーダンス値r1=30kΩとしている。
図7に示すように、ボリューム14の抵抗値rvが入力インピーダンス値r1(30kΩ)に近づくほど線形性が悪くなっている。例えば、rv=10kΩの場合、ボリュームの設定値(分圧比)が0.5となる分割値N=5のときには、電圧Vrrの変化率の期待値は50%であるが、実際には46.3%となっている。このとき、例えば周波数の最大設定値が60Hzであるとすると、期待される周波数設定値が30Hzであるのに対し、実際の周波数設定値は27.8Hzとなってしまう。
また、ボリューム14の一方の固定端子は電源供給端子PPに接続されており、インバータ装置1内部の電源電位線16から例えば10Vの電圧Vccが与えられるようになっている。ただし、電源供給端子PPは、電位の低い部分(例えばコモン端子CC1などの0Vの部分)と短絡された場合に過大な電流が流れることを抑止する短絡保護用抵抗として機能する抵抗15を介して電源電位線16に接続されている。この抵抗15の値r2は、例えば100Ω程度となっている。このため、電源供給端子PPの電圧Vppは、下記(4)式により表される。
Vpp=Vcc×(ra+r(RR-CC))/(r2+ra+r(RR-CC)) …(4)
上記(4)式に示すように、電源供給端子PPの電圧Vppは、電源電位線16の電圧Vccだけでなく、r2、ra、r(RR-CC)の値にも依存する。図8は、1kΩ、3kΩ、5kΩ、10kΩのそれぞれの抵抗値rvを持つボリューム14を用いた場合における分圧比と電圧Vppとの関係を示している。図8の(a)は、上記関係をグラフ化したものであり、(b)はグラフの元になるデータである。なお、図8(a)の縦軸は、電圧Vccであるときを100%とした電圧Vppの変化率を表している。また、入力インピーダンス値r1=30kΩ、抵抗値r2=100Ωとしている。図8に示すように、電圧Vppはボリューム14の抵抗値rvにより大きく異なることが分かる。具体的には、電圧Vppは、ボリューム14の抵抗値rvが小さいほど、抵抗15(抵抗値r2)の影響を受けて小さくなっている。
さて、前述したとおり、入力端子RRは、外部から0〜10Vの範囲の指令電圧を入力することも可能となっている。このため、周波数設定部3は、最大値である10Vの指令電圧が入力されたときにA/D変換部8から出力される最大値を示すデジタル値が与えられると周波数を最大の値(例えば60Hz)に設定するようになっている。
このことから、ボリューム14を接続した場合において、電圧Vppが電圧Vcc(10V)よりも小さいと、分割値Nを最大(=10)にした場合でも、入力端子RRには最大値である10Vの指令電圧が与えられない。このため、周波数を最大値に設定することができなくなってしまう。例えば、図8(b)に示すように、抵抗値rv=1kΩ、分割値N=10の場合、電圧Vppは90.6%となっている。このとき、例えば周波数の最大設定値が60Hzであるとすると、実際の周波数設定値は54.4Hzとなってしまう。
上記各事項を考慮した上で、ボリューム14を接続した場合における入力端子RRの電圧Vrrを求めると、下記(5)式により表される。
Vrr=(Vcc×r(RR-CC))/(r2+ra+r(RR-CC)) …(5)
図9は、1kΩ、3kΩ、5kΩ、10kΩのそれぞれの抵抗値rvを持つボリューム14を用いた場合における分圧比と電圧Vrrとの関係を示している。図9の(a)は、上記関係をグラフ化したものであり、(b)はグラフの元になるデータである。なお、図9(a)の縦軸は、電圧Vccであるときを100%とした電圧Vrrの変化率を表している。また、入力インピーダンス値r1=30kΩ、抵抗値r2=100Ωとしている。
図9に示すように、ボリューム14の抵抗値rvを小さくするほど線形性の問題は改善されるものの、最大値が小さくなってしまう。一方、ボリューム14の抵抗値rvを大きくするほど最大値の問題は改善されるものの、線形性が低下してしまう。つまり、ボリューム14の抵抗値rvの設定だけでは、線形性および最大値の問題点を共に解決することはできない。
図10は、ボリューム14を周波数設定器として用いる場合の一構成例を示している。周波数設定器17は、ボリューム14(図10では省略)と、ボリューム14の分圧比を可変するための軸(図示せず)と連動して回転する摘み18と、ボリューム14の分割値Nを表すための目盛板19とを備えている。ユーザは、摘み18を回転させることにより、ボリューム14の中点の位置を変化させることができるようになっている。また、目盛板19には、分割値Nを表すマークM0〜M10が互いに等間隔に付されている。マーク(丸印)の大きさは、互いに異なっており、その大きさは分割値Nの大きさに対応している。従って、最も小さいマークM0は分割値=0(Low)を示し、最も大きいマークM10は分割値=10(High)を示している。また、摘み18には指示マークMdが付されており、この指示マークMdが指す目盛板19上のマークが実際の分割値を表すような構成となっている。
上記した線形性および最大値の問題がある場合、周波数設定器17を操作する上で次のような問題が生じる。例えば、図10に示すように、摘み18の指示マークMdが目盛板19のマークM5のところに合っている状態においては、通常、ユーザは、周波数の設定値が最大値の50%(30Hz)になると考える。しかしながら、上記した線形性に問題がある場合には、このような状態であっても、周波数の設定値が30Hzとはならずに例えば27.8Hzとなってしまう。このようなことが起こると、ユーザは周波数設定器17の操作に違和感を感じてしまう。
また、通常、ユーザは、摘み18の指示マークMdを目盛板19のマークM10のところに合わせた状態、つまり摘み18を時計回りに回転させて回しきった状態が周波数の設定値が最大値(60Hz)になると考える。しかしながら、上記した最大値に問題がある場合には、このような状態であっても、周波数の設定値が60Hzとはならずに例えば54.4Hzとなってしまう。つまり、周波数を仕様上の最大値まで設定することができなくなってしまう。
そこで、電圧Vrrの値を所定のパラメータを用いて調整することが考えられる。周波数の最大値は、電圧Vrrに対し所定のゲインをかける調整を行うことである程度改善できる。しかし、線形性については、例えばボリュームの分割値Nが5のときに、周波数の設定値が最大値の50%となるように調整すると、分割値Nが10のときに、周波数の設定値が100%を超えてしまうなどの問題が生じる。また、仮にパラメータを用いた調整により線形性および最大値の問題を解決できるとしても、そのような調整作業を行うことは、ユーザにとっては多大な作業時間を要するとともに、非常に煩わしいものとなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、パラメータ等による調整作業を必要とすることなく、外部に接続されるボリュームの設定値と周波数設定値との関係に線形性を持たせつつ、周波数を最大値まで設定可能とすることができるインバータ装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1記載のインバータ装置は、直流電圧を任意の周波数の交流電圧に変換して出力するインバータ主回路と、外部から与えられる周波数指令を入力する周波数指令入力手段と、前記周波数指令に基づいて前記交流電圧の周波数を設定する周波数設定手段とを備えたインバータ装置であって、内部の電源電位線に短絡保護用抵抗を介して接続された電源供給端子と、前記周波数指令を表す指令電圧が与えられる指令電圧入力端子と、内部の基準電位線に接続されたコモン端子と、前記コモン端子の電位を基準として前記指令電圧入力端子の電圧を指令電圧値として検出する指令電圧検出手段と、前記コモン端子の電位を基準として前記電源供給端子の電圧を供給電圧値として検出する供給電圧検出手段とを備え、外部より前記指令電圧入力端子および前記コモン端子を介して前記指令電圧が与えられる場合にあっては、前記周波数指令入力手段は、前記指令電圧値を入力し、前記周波数設定手段は、前記指令電圧値に対し、所定の演算を行うことにより前記交流電圧の周波数を設定し、外部に設けられるボリュームの一方の固定端子が前記電源供給端子に接続され、当該ボリュームの中点端子が前記指令電圧入力端子に接続され、当該ボリュームの他方の固定端子が前記コモン端子に接続されることにより、前記中点端子の位置に応じた前記指令電圧が与えられる場合にあっては、前記周波数指令入力手段は、前記供給電圧値および前記指令電圧値を入力し、前記周波数設定手段は、前記電源電位線の電圧値、前記供給電圧値、前記指令電圧値、前記短絡保護用抵抗の抵抗値、前記指令電圧検出手段の入力インピーダンス値および前記供給電圧検出手段の入力インピーダンス値を用いて前記ボリュームの分圧比を演算し、この分圧比に基づいて前記交流電圧の周波数を設定することを特徴とする。
また、請求項5記載のインバータ装置は、直流電圧を任意の周波数の交流電圧に変換して出力するインバータ主回路と、外部から与えられる周波数指令を入力する周波数指令入力手段と、前記周波数指令に基づいて前記交流電圧の周波数を設定する周波数設定手段とを備えたインバータ装置であって、内部の電源電位線に短絡保護用抵抗を介して接続された電源供給端子と、前記周波数指令を表す指令電圧が与えられる指令電圧入力端子と、
内部の基準電位線に接続されたコモン端子と、前記コモン端子の電位を基準として前記指令電圧入力端子の電圧を指令電圧値として検出する指令電圧検出手段と、前記電源供給端子、前記指令電圧入力端子および前記コモン端子を介して外部に接続されるボリュームの抵抗値を取得する抵抗値取得手段とを備え、外部より前記指令電圧入力端子および前記コモン端子を介して前記指令電圧が与えられる場合にあっては、前記周波数指令入力手段は、前記指令電圧値を入力し、前記周波数設定手段は、前記指令電圧値に対し、所定の演算を行うことにより前記交流電圧の周波数を設定し、外部に設けられるボリュームの一方の固定端子が前記電源供給端子に接続され、当該ボリュームの中点端子が前記指令電圧入力端子に接続され、当該ボリュームの他方の固定端子が前記コモン端子に接続されることにより、前記中点端子の位置に応じた前記指令電圧が与えられる場合にあっては、前記周波数指令入力手段は、前記指令電圧値を入力し、前記周波数設定手段は、前記ボリュームの抵抗値、前記電源電位線の電圧値、前記指令電圧値、前記短絡保護用抵抗の抵抗値および前記指令電圧検出手段の入力インピーダンス値を用いて前記ボリュームの分圧比を演算し、この分圧比に基づいて前記交流電圧の周波数を設定することを特徴とする。
このような構成によれば、外部に設けられるボリュームが電源供給端子、指令電圧入力端子およびコモン端子に接続されることにより、その中点端子の位置に応じた指令電圧が与えられる場合にあっては、各部の電圧値、抵抗値および入力インピーダンス値を用いてボリュームの実際の分圧比を演算し、この分圧比に基づいて交流電圧の周波数を設定する。このため、指令電圧検出手段の入力インピーダンスや、短絡保護用抵抗などの影響を受けることなく、交流電圧の周波数設定を行うことが可能となる。
本発明によれば、ボリュームの実際の分圧比(設定値)を演算し、その分圧比に基づいて交流電圧を設定するので、パラメータ等による調整作業を必要とすることなく、外部に接続されるボリュームの設定値と周波数設定値との関係に線形性を持たせつつ、周波数を最大値まで設定可能とすることができる。
本発明の第1の実施形態を示すインバータ装置の周波数設定に係る部分の構成図 インバータ装置の構成を示すブロック図 周波数指令電圧の一例を示す図 本発明の第2の実施形態を示す図1相当図 本発明の第3の実施形態を示す図1相当図 従来技術を示す図1相当図 ボリュームの設定値と指令電圧入力端子の電圧との関係における線形性を検証するための図 ボリュームの設定値と電源供給端子の電圧との関係を示す図 ボリュームの設定値と指令電圧入力端子の電圧との関係を示す図 ボリュームを周波数設定器として用いる場合の一構成例を示す図
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1〜図3を参照しながら説明する。
図2に示すインバータ装置21は、交流電源22から与えられる所定の電圧および周波数を持つ交流電圧を一旦直流電圧に変換した後、任意の電圧および周波数を持つ交流電圧に再変換して出力するものである。例えば三相の交流電源22から出力される交流電圧は、ダイオードをブリッジ接続して構成されるコンバータ部23に入力されている。コンバータ部23は、入力される交流電圧を整流し、直流電源線24、25を介して直流電圧を出力する。直流電源線24、25間には平滑用のコンデンサ26が接続されている。
インバータ主回路27は、直流電源線24、25間に6つのスイッチング素子例えばIGBT(図2には2つのみ示す)を三相フルブリッジ接続して構成されている。インバータ主回路27の出力電圧は、負荷であるモータ28に印加される。ドライブ回路29は、PWM制御部30から与えられる通電指令信号(PWM信号)に基づいてパルス幅変調されたゲート信号を出力し、インバータ主回路27の各スイッチング素子を駆動する。
アナログ入力部31(周波数指令入力手段に相当)は、外部より与えられる周波数指令を表す指令電圧を入力し、その指令電圧に応じた信号を周波数設定部32に出力する。周波数設定部32(周波数設定手段に相当)は、アナログ入力部31からの出力信号に基づいて周波数設定値を決定し、その周波数設定値を示す信号をPWM制御部30に出力する。運転指令入力部5は、外部より入力されるモータ28の運転の開始/停止を示す指令信号を入力し、その指令信号に応じた信号をPWM制御部30に出力する。PWM制御部30は、インバータ装置21から出力する交流電圧の周波数が、周波数設定部32から与えられる信号が示す周波数設定値と一致するように通電指令信号を出力する。
ただし、PWM制御部30は、運転指令入力部5から与えられる信号に基づいて上記通電指令信号の出力/停止を制御する。つまり、PWM制御部30は、運転指令入力部5の出力信号に基づいてインバータ主回路27の駆動の開始/停止を行う。このような構成により、インバータ装置21は、任意の電圧および周波数を持つ交流電圧を出力し、その交流電圧をモータ28に印加することで、モータ28を任意の回転速度に制御して駆動するようになっている。
周波数設定部32は、外部に接続されるボリューム14の抵抗値を演算により求める機能を有している(詳細は後述する)。周波数設定部32は、演算により求めた抵抗値を警報判別部33に出力する。警報判別部33は、その抵抗値が所定範囲内(例えば1kΩ〜10kΩ)の値であるか否かを判別する。警報出力部34(警報出力手段に相当)は、警報判別部33において抵抗値が所定範囲内の値でないと判別された場合に所定の方法で警報を出力する。この警報出力の方法としては、LEDなどからなる表示器におけるアラーム表示、ブザーなどを用いたアラーム音声の出力、既存の信号出力端子からの警報信号の出力など、種々の方法を採用することが可能である。
図1は、インバータ装置の周波数設定に係る部分の一構成例を示しており、図6と同一のまたは相当する構成部分には同一符号を付してその説明を省略する。図1に示す本実施形態のインバータ装置21は、図6に示したインバータ装置1に対し、アナログ入力部2に代えてアナログ入力部31を備えている点、周波数設定部3に代えて周波数設定部32を備えている点およびアナログ入力切換部4を備えていない点が異なる。
アナログ入力部31は、アナログ入力部2に対し、さらに、電源供給端子PPの電圧を検出する電圧検出部41(供給電圧検出手段に相当)を備えている。電圧検出部41は、抵抗42、43の直列回路により構成されており、その相互接続点から電源供給端子PPと基準電位線13との間の電圧を分圧した検出電圧Vpp’(供給電圧値に相当)が出力される。すなわち、電圧検出部41は、基準電位線13の電位を基準として電源供給端子PPの電圧を検出する。この検出電圧Vpp’は、A/D変換部8に与えられる。A/D変換部8は、電圧検出部6、7、41から与えられる各検出電圧Vrr’、Vrs’、Vpp’をデジタル値に変換して周波数設定部32に出力する。
インバータ装置21の外部において、電源供給端子PPには外部接点Scを介してボリューム14の一方の固定端子が接続され、入力端子RRにはボリューム14の中点端子が接続され、コモン端子CC1にはボリューム14の他方の固定端子が接続されている。これにより、外部接点Scが閉じられた状態において、ボリューム14の設定値(分圧比)に応じた電圧が入力端子RRに与えられるようになっている。本実施形態では、インバータ装置21の動作を上位の制御機器により自動制御する場合には外部接点Scが開放される。また、インバータ装置21の点検もしくは調整を行う場合またはインバータ装置21を自動制御することなく動作させる場合などには、外部接点Scが閉鎖される。なお、外部接点Scの開閉は、ユーザによる所定の操作(通信を含む)に応じて行われる。
周波数設定部32は、図示しない記憶部を備えており、その記憶部には、抵抗9、10の抵抗値r1a、r1b、抵抗11、12の抵抗値rsa、rsb、抵抗15の抵抗値r2、抵抗42、43の抵抗値r3a、r3bおよび電源電位線16の電圧値Vccが記憶されている。なお、これらの値は、インバータ装置21の仕様に応じて定まる既知の回路定数であるため、予め記憶させておくことが可能である。
続いて、周波数設定部32による交流電圧の周波数設定の内容について説明する。電源供給端子PPの電圧値Vppは、電圧検出部41の入力インピーダンス値r3(=r3a+r3b)、抵抗43の抵抗値r3bおよび検出電圧Vpp’を用いて下記(6)式により求められる。
Vpp=(r3/r3b)×Vpp’ …(6)
周波数設定部32は、上記(6)式により演算した電源供給端子PPの電圧値Vppに基づいて、外部にボリューム14が接続されているか否かを判断する。すなわち、外部接点Scが開放されてボリューム14が接続されていない状態においては、電圧値Vppは電源電位線16の電圧値Vccとほぼ一致する。一方、外部接点Scが閉鎖されてボリューム14が接続されている状態においては、電圧値Vppは電圧値Vccよりも低くなる。このことから、周波数設定部32は、電圧値Vppが電圧値Vccと一致する場合には、外部にボリューム14が接続されていないと判断し、電圧値Vppが電圧値Vccより所定値以上低い場合には、外部にボリューム14が接続されていると判断する。なお、この所定値は誤判断する可能性を低減するためのものであり、適宜変更可能である。
周波数設定部32は、ボリューム14が接続されていないと判断した場合、アナログ入力部31から出力される検出電圧Vrs’を示す信号(デジタル値)に基づいて交流電圧の周波数を次のように設定する。すなわち、周波数設定部32は、外部の制御機器より入力端子RSに与えられる指令電圧に対し、所定のバイアスおよびゲインを加える演算を行うことで周波数を設定する。なお、ここでは、入力端子RSについて説明するが、入力端子RRに外部の制御機器より指令電圧が与えられる場合も同様の演算を行うようになっている。
入力端子RSの電圧値Vrsは、電圧検出部7の入力インピーダンス値rs(=rsa+rsb)、抵抗12の抵抗値rsbおよび検出電圧Vrs’を用いて下記(7)式により求められる。
Vrs=(rs/rsb)×Vrs’ …(7)
図3は、外部の制御機器より入力端子に与えられる指令電圧とこれに応じて設定される周波数設定値との関係の一例を示している。周波数設定部32は、この図3に示すように、与えられる指令電圧が0〜2Vの間は、周波数設定値Fcを最小値(0Hz)で固定し、2〜10Vの間は、周波数設定値Fcが指令電圧と比例関係となるようにし、10Vにて周波数設定値Fcが最大値Fmax(60Hz)となるようにしている。指令電圧が0〜2Vの間に周波数設定値Fcを0Hzに固定するのは指令電圧に重畳するノイズ等により周波数設定値Fcがむやみに上昇してしまうことを防止するためなどである。
この場合、バイアスは、−2Vとなり、ゲインは、10/8(=1.25)となる。周波数設定部32の記憶部には、これらバイアスおよびゲインの値がパラメータとして記憶されている。周波数設定部32は、電圧値Vrs、バイアスおよびゲインを用いて下記(8)式により周波数設定値Fcを演算する。
Fc=Fmax×1.25×((Vrs−2)/10) …(8)
なお、これらバイアスおよびゲインは、上記した値に限るものではなく、ユーザが所望する値に適宜変更することが可能となっている。
一方、ボリューム14が接続されていると判断した場合、周波数設定部32は、アナログ入力部31から出力される各信号(デジタル値)および記憶部に記憶された各回路定数を用いてボリューム14の分圧比を演算し、その分圧比に基づいて交流電圧の周波数を次のように設定する。すなわち、短絡保護用の抵抗15に流れる電流Ir2(第2の電流に相当)は、電源電位線16の電圧値Vcc、電源供給端子PPの電圧値Vppおよび抵抗15の抵抗値r2を用いて下記(9)式により求められる。
Ir2=(Vcc−Vpp)/r2 …(9)
電圧検出部41を構成する抵抗42、43(供給電圧検出手段の入力部に相当)に流れる電流Ir3(第3の電流に相当)は、電源供給端子PPの電圧値Vppおよび電圧検出部41の入力インピーダンス値r3(=r3a+r3b)を用いて下記(10)式により求められる。
Ir3=Vpp/r3 …(10)
ボリューム14の一方の固定端子および中点端子間に流れる電流Iraは、電流Ir2、Ir3を用いて下記(11)式により求められる。
Ira=Ir2−Ir3 …(11)
入力端子RRの電圧値Vrrは、電圧検出部6の入力インピーダンス値r1(=r1a+r1b)、抵抗10の抵抗値r1bおよび検出電圧Vrr’を用いて下記(12)式により求められる。
Vrr=(r1/r1b)×Vrr’ …(12)
従って、ボリューム14の分割抵抗値raは、下記(13)式により求められる。
ra=(Vpp−Vrr)/Ira …(13)
電圧検出部6を構成する抵抗9、10(指令電圧検出手段の入力部に相当)に流れる電流Ir1(第1の電流に相当)は、入力端子RRの電圧値Vrrおよび電圧検出部6の入力インピーダンス値r1(r1a+r1b)を用いて下記(14)式により求められる。
Ir1=Vrr/r1 …(14)
ボリューム14の中点端子および他方の固定端子間に流れる電流Irbは、電流Ira、Ir1を用いて下記(15)式により求められる。
Irb=Ira−Ir1 …(15)
従って、ボリューム14の分割抵抗値rbは、下記(16)式により求められる。
rb=Vrr/Irb …(16)
ボリューム14の全抵抗値rvは、分割抵抗値ra、rbを用いて下記(17)式により求められる。
rv=ra+rb …(17)
周波数設定部32は、このような演算により求められるボリューム14の全抵抗値rvを警報判定部33に出力する。また、周波数設定部32は、分割抵抗値ra、rbを用いて下記(18)式により周波数設定値Fcを演算する。
Fc=Fmax×rb/(ra+rb) …(18)
上記(18)式において、「rb/(ra+rb)」の部分がボリューム14の設定値(分圧比)に相当する。このように、実際のボリューム14の設定値に基づいて周波数設定値Fcを演算すれば、ボリューム14の設定値と周波数設定値Fcとが比例関係となる。また、ボリューム14を時計回りに回しきった状態、つまりボリューム14の設定値を最大にした場合には、分割抵抗値ra=0となる。これにより、周波数設定値Fcが周波数の最大値Fmaxに設定される。
以上説明したように、本実施形態によれば次のような効果を奏する。
周波数設定部32は、ボリューム14が接続されていると判断した場合、電圧値Vcc、Vpp、Vrr、抵抗値r2および入力インピーダンス値r1、r3を用いてボリューム14の分割抵抗値ra、rb、ひいてはボリューム14の分圧比を演算し、その分圧比に基づいて交流電圧の周波数設定値Fcを演算する。このように、ボリューム14の設定値(分圧比)に基づいて周波数を設定するので、周波数設定値Fcが電圧検出部6の入力インピーダンスの影響を受けることがなくなり、使用するボリューム14の全抵抗値rvにかかわらず、ボリューム14の設定値と周波数設定値Fcとの関係に線形性を持たせることができる。また、周波数設定値Fcが短絡保護用の抵抗15の影響を受けることがなくなるので、周波数を最大値Fmaxまで設定することができる。
周波数設定部32は、ボリューム14の分圧比を演算する過程においてボリューム14の全抵抗値rvを求める。そして、警報判別部33が抵抗値rvが所定範囲の値であるか否かを判別し、所定の範囲内にないと判別された場合には警報出力部34が所定の方法で警報を出力する。このような構成によれば、使用されるボリューム14が推奨した全抵抗値rvを有するものでない場合、ユーザに対してその旨を報知することができる。特に、全抵抗値rvが推奨値よりも低い場合には、ボリューム14に流れる電流が増加し、電源供給端子PPを介して供給する電源の容量が不足する可能性がある。上記構成のように、警報を出力することで、このような事態の発生を未然に防ぐことができる。
周波数設定部32は、電源供給端子PPの電圧値Vppが電源電位線16の電圧値Vccとほぼ一致した場合には外部にボリューム14が接続されていないと判断し、検出電圧Vrs’に基づいて交流電圧の周波数を設定する。また、電圧値Vppが電圧値Vccより所定値以上低い場合には、外部にボリューム14が接続されていると判断し、検出電圧Vrr’、Vpp’および各回路定数に基づいて交流電圧の周波数を設定する。このように構成すれば、図6に示した従来のインバータ装置1において必要であったアナログ入力切換部4を設けることなく、しかも、入力端子RRに与えられる周波数指令に基づく周波数の設定と入力端子RSに与えられる周波数指令に基づく周波数の設定とを自動的に切り換えることが可能となる。
周波数設定部32は、記憶部に記憶させる回路定数を適宜変更することができるように構成されている。これら回路定数(入力インピーダンス値、抵抗値、電圧値など)は、インバータ装置21の機種毎、または同一機種であってもロット毎に変更される可能性がある。従って、このように記憶する回路定数を適宜変更可能とすることで、インバータ装置21の機種変更、設計変更などに柔軟に対応することが可能となる。
また、本実施形態の構成では、上述したとおり、短絡保護用の抵抗15の影響を受けることなく、周波数を最大値Fmaxまで設定することができるので、抵抗15として、高い抵抗値を持つものを使用することができる。これにより、電源供給端子PPが低電位ラインと短絡したときの電力損失を低減することができる。例えば、電源供給端子PPがコモン端子CC1(0V)と短絡した場合の抵抗15での電力損失Wr2は、下記(19)式により表される。
Wr2=Vcc2/r2 …(19)
上記(19)式によれば、例えば、電圧値Vcc=10V、抵抗値r2=100Ωの場合では、電力損失Wr2は1Wになる。しかし、抵抗15の抵抗値r2を200Ωにすれば、電力損失Wr2は0.5Wとなり、さらに抵抗値r2を500Ωにすれば、電力損失Wr2は0.2Wとなる。このように本実施形態によれば、抵抗15の抵抗値r2を高くすることが可能であるので、上記電力損失Wr2を低減できるとともに、抵抗15として定格電力の小さいものを使用することが可能となる。
さらに、抵抗15の抵抗値r2を高くすることにより、次のような効果も得られる。すなわち、抵抗値r2を高くするほど、ボリューム14が接続された際における電源供給端子PPの電圧値Vppの低下度合いが大きくなる。このため、周波数設定部32によるボリューム14の接続判定が行い易くなるという効果が得られる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図4を参照しながら説明する。
図4は、第1の実施形態における図1相当図であり、図1と同一のまたは相当する構成部分については同一符号を付してその説明を省略する。図4に示す本実施形態のインバータ装置51は、図1に示したインバータ装置21に対し、アナログ入力部31に代えてアナログ入力部52を備えている点および周波数設定部32に代えて周波数設定部53を備えている点が異なる。
アナログ入力部52(周波数指令入力手段に相当)は、アナログ入力部31に対し、さらに、電源電位線16の電圧を検出する電圧検出部54(電源電位検出手段に相当)を備えている。電圧検出部54は、抵抗55、56の直列回路により構成されており、その相互接続点から電源電位線16と基準電位線13との間の電圧を分圧した検出電圧Vcc’が出力される。すなわち、電圧検出部54は、基準電位線13の電位を基準として電源電位線16の電圧値を検出する。この検出電圧Vcc’は、A/D変換部8に与えられる。A/D変換部8は、電圧検出部6、7、41、54から与えられる各検出電圧Vrr’、Vrs’、Vpp’、Vcc’をデジタル値に変換して周波数設定部53に出力する。
周波数設定部53(周波数設定手段に相当)の記憶部には、電源電位線16の電圧値Vccに代えて抵抗55、56の抵抗値r4a、r4bが記憶されている。なお、これらの値についても、インバータ装置51の仕様に応じて定まる既知の回路定数であるため、予め記憶させておくことが可能である。
周波数設定部53は、電源電位線16の電圧値Vccを、電圧検出部54の入力インピーダンス値r4(=r4a+r4b)、抵抗56の抵抗値r4bおよび検出電圧Vcc’を用いて下記(20)式により演算する。
Vcc=(r4/r4b)×Vcc’ …(20)
本実施形態の周波数設定部53は、このように演算によって電源電位線16の電圧値Vccを求める点以外は、第1の実施形態の周波数設定部32と同様の方法でボリューム14の分圧比を演算し、その分圧比に基づいて交流電圧の周波数を設定する。このため、本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。
また、第1の実施形態の周波数設定部32は、ボリューム14の分圧比を演算する際、記憶部に予め記憶させておいた固定の値である電圧値Vccを用いていた。これに対し、本実施形態の周波数設定部53は、ボリューム14の分圧比を演算する際、検出電圧Vcc’に基づいて求められる電圧値Vccを用いている。電源電位線16の電圧値Vccは、例えばその電圧を発生する電源回路の状態やその回路定数のばらつきなどにより、各装置において必ずしも同一の値になるとは限らず、その値が若干ばらつくことも考えられる。本実施形態の構成によれば、電源電位線16の電圧を実際に検出することで得られる電圧値Vccを用いてボリューム14の分圧比を演算するので、電源電位線16の電圧のばらつきによる演算誤差の発生を抑え、一層正確な分圧比の演算を行うことができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について図5を参照しながら説明する。
図5は、第1の実施形態における図1相当図であり、図1と同一のまたは相当する構成部分については同一符号を付してその説明を省略する。図5に示す本実施形態のインバータ装置61は、図1に示したインバータ装置21に対し、アナログ入力部31に代えてアナログ入力部2を備えている点、周波数設定部32に代えて周波数設定部62を備えている点およびボリューム抵抗値入力部63を備えている点が異なる。
アナログ入力部2(周波数指令入力部に相当)は、図6に示した従来技術の構成と同様のものである。ボリューム抵抗値入力部63(抵抗値入力手段に相当)は、ボリューム14の全抵抗値rvを入力するためのものである。ボリューム抵抗値入力部63により入力された全抵抗値rvは、周波数設定部62の記憶部に記憶されるようになっている。ユーザは、ボリューム14を接続する際、ボリューム抵抗値入力部63を介してその全抵抗値rvを入力する。なお、この入力方法については、ユーザによる所定の操作(通信を含む)に応じて行われるようになっている。
周波数設定部62は、アナログ入力部2から出力される各信号(デジタル値)および記憶部に記憶された各回路定数などを用いて、下記(21)式に示す2次方程式の解を求めることでボリューム14の分割抵抗値rbを演算する。
rb2+b×rb+c=0 …(21)
この(21)式におけるb、cは、下記(22)式、(23)式に示すとおりである。
b=(Vcc/Vrr)×r1−(r2+rv) …(22)
c=−(r2+rv)×r1 …(23)
上記(21)式による演算に用いる各変数はいずれも既知の値である。従って、(21)式に示す2次方程式の解を求める下記(24)式により分割抵抗値rbが求められる。
rb={−b+(b2−4×a×c)1/2}/2×a …(24)
また、上記演算により求めた分割抵抗値rbと、全抵抗値rvとを用いて下記(25)によりボリューム14の分割抵抗値raが求められる。
ra=rv−rb …(25)
ただし、電圧値Vrr=0である場合、上記(24)式による演算においてゼロ割が発生してしまうので、その場合には上記(24)式、(25)式による演算を行うことなく、分割抵抗値ra=rv、分割抵抗値rb=0とする。
なお、(24)式に示した2次方程式(21)式の解を求める式としては、下記(26)式も考えられる。
rb={−b−(b2−4×a×c)1/2}/2×a …(26)
しかしながら、この(26)式を用いて演算した場合、分割抵抗値rbが必ず負(マイナス)の値となってしまうため、ここでは上記(26)式は用いない。
周波数設定部62は、上記演算により求めた分割抵抗値ra、rbを用いて、第1の実施形態の周波数設定部32と同様に、上記(18)式により周波数設定値Fcを演算する。すなわち、周波数設定部62は、アナログ入力部2から出力される各信号および記憶部に記憶された各回路定数などを用いてボリューム14の分圧比を演算し、その分圧比に基づいて交流電圧の周波数を設定する。
続いて、上記(21)式に示した2次方程式の導出方法について説明する。すなわち、図5に示す本実施形態の構成では、ボリューム14の一方の固定端子および中点端子間に流れる電流Iraは、抵抗15に流れる電流Ir2と等しくなる。そして、これら電流Ira、Ir2は、電圧値Vcc、電圧値Vrr、抵抗値r2および分割抵抗値raを用いて下記(27)式のように表すことができる。
Ira=Ir2=(Vcc−Vrr)/(r2+ra) …(27)
また、電流Ira、Ir2は、ボリューム14の中点端子および他方の固定端子間に流れる電流Irbと、電圧検出部6を構成する抵抗9、10に流れる電流Ir1とを用いて下記(28)式のように表すこともできる。
Ira=Ir2=Irb+Ir1 …(28)
入力端子RRの電圧値Vrrは、入力インピーダンス値r1および電流値Ir1を用いて下記(29)式のように表すことができる。
Vrr=r1×Ir1 …(29)
また、入力端子RRの電圧値Vrrは、分割抵抗値rbおよび電流Irbを用いて下記(30)式のように表すこともできる。
Vrr=rb×Irb …(30)
上記(27)式〜(30)式を下記のような手順により分割抵抗値rbについて整理することで(21)式が導き出される。すなわち、(27)式〜(30)式から下記(31)式が導き出される。
(1/rb+1/r1)×Vrr=(Vcc−Vrr)/(r2+ra) …(31)
上記(31)式から上記(25)式を用いて分割抵抗値raを削除すると下記(32)式となる。
(1/rb+1/r1)×Vrr=(Vcc−Vrr)/(r2+rv−rb)…(32)
上記(32)式は、下記(33)〜(38)式のように順次整理することができる。
{(r1+rb)/(r1×rb)}×Vrr=(Vcc−Vrr)/(r2+rv−rb)
…(33)
(r1+rb)×(r2+rv−rb)×Vrr=(Vcc−Vrr)×(r1×rb)
…(34)
{−rb2+(r2+rv−r1)×rb+r1×(r2+rv)}×Vrr
=r1×rb×Vcc−r1×rb×Vrr …(35)
{−rb2+(r2+rv)×rb+r1×(r2+rv)}×Vrr
=r1×rb×Vcc …(36)
{−rb2+(r2+rv)×rb+r1×(r2+rv)}
=r1×rb×Vcc/Vrr …(37)
rb2+{(Vcc/Vrr)×r1−(r2+rv)}×rb−(r2+rv)×r1=0
…(38)
このようにして求められる(38)式について、「(Vcc/Vrr)×r1−(r2+rv)」の部分を「b」に置き換え、「−(r2+rv)×r1」の部分を「c」に置き換えることにより、(21)式に示した2次方程式が導き出される。
以上説明したように、本実施形態の周波数設定部62は、ボリューム14が接続される際にボリューム抵抗値入力部63を介して入力される全抵抗値rv、電圧値Vcc、Vrr、抵抗値r2および入力インピーダンス値r1を用いてボリューム14の分割抵抗値ra、rb、ひいてはボリューム14の分圧比を演算し、その分圧比に基づいて交流電圧の周波数設定値Fcを演算する。このように、ボリューム14の設定値(分圧比)に基づいて周波数を設定するので、本実施形態によっても第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
周波数設定部32、53は、最初に抵抗値rvを演算しておき、この抵抗値rvが所定値以上である場合にボリューム14が接続されていない状態であると判断し、所定値未満である場合にボリューム14が接続されている状態であると判断してもよい。
インバータ装置としては、入力端子RSおよび電圧検出部7を備えてない構成や、さらに別の周波数指令の入力端子およびその電圧を検出する電圧検出部を備えた構成であってもよい。すなわち、本発明は、周波数指令を表す指令電圧が与えられる指令電圧入力端子を1つだけ備えたインバータ装置や、指令電圧入力端子を3つ以上備えたインバータ装置にも適用することができる。
図5に示した第3の実施形態のアナログ入力部2についても、図4に示した第2の実施形態のアナログ入力部52に設けられた電源電位線16の電圧を検出する電圧検出部54を設けてもよい。
図面中、6は電圧検出部(指令電圧検出手段)、7は電圧検出部(第2の指令電圧検出手段)、13は基準電位線、14はボリューム、15は抵抗(短絡保護用抵抗)、16は電源電位線、21、51、61はインバータ装置、27はインバータ主回路、2、31、52はアナログ入力部(周波数指令入力手段)、32、53、62は周波数設定部(周波数設定手段)、34は警報出力部(警報出力手段)、41は電圧検出部(供給電圧検出手段)、54は電圧検出部(電源電位検出手段)、63はボリューム抵抗値入力部(抵抗値入力手段)、CC1、CC2はコモン端子、PPは電源供給端子、RRは入力端子(指令電圧入力端子)、RSは入力端子(第2の指令電圧入力端子)を示す。

Claims (6)

  1. 直流電圧を任意の周波数の交流電圧に変換して出力するインバータ主回路と、外部から与えられる周波数指令を入力する周波数指令入力手段と、前記周波数指令に基づいて前記交流電圧の周波数を設定する周波数設定手段とを備えたインバータ装置であって、
    内部の電源電位線に短絡保護用抵抗を介して接続された電源供給端子と、
    前記周波数指令を表す指令電圧が与えられる指令電圧入力端子と、
    内部の基準電位線に接続されたコモン端子と、
    前記コモン端子の電位を基準として前記指令電圧入力端子の電圧を指令電圧値として検出する指令電圧検出手段と、
    前記コモン端子の電位を基準として前記電源供給端子の電圧を供給電圧値として検出する供給電圧検出手段とを備え、
    外部より前記指令電圧入力端子および前記コモン端子を介して前記指令電圧が与えられる場合にあっては、
    前記周波数指令入力手段は、前記指令電圧値を入力し、
    前記周波数設定手段は、前記指令電圧値に対し、所定の演算を行うことにより前記交流電圧の周波数を設定し、
    外部に設けられるボリュームの一方の固定端子が前記電源供給端子に接続され、当該ボリュームの中点端子が前記指令電圧入力端子に接続され、当該ボリュームの他方の固定端子が前記コモン端子に接続されることにより、前記中点端子の位置に応じた前記指令電圧が与えられる場合にあっては、
    前記周波数指令入力手段は、前記供給電圧値および前記指令電圧値を入力し、
    前記周波数設定手段は、前記電源電位線の電圧値、前記供給電圧値、前記指令電圧値、前記短絡保護用抵抗の抵抗値、前記指令電圧検出手段の入力インピーダンス値および前記供給電圧検出手段の入力インピーダンス値を用いて前記ボリュームの分圧比を演算し、この分圧比に基づいて前記交流電圧の周波数を設定することを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記周波数設定手段は、
    外部に設けられる前記ボリュームの中点端子の位置に応じた前記指令電圧が与えられる場合にあっては、
    前記指令電圧値および前記指令電圧検出手段の入力インピーダンス値を用いて前記指令電圧検出手段の入力部に流れる第1の電流の値を演算し、
    前記電源電位線の電圧値、前記供給電圧値および前記短絡保護用抵抗の抵抗値を用いて前記短絡保護用抵抗に流れる第2の電流の値を演算し、
    前記供給電圧値および前記供給電圧検出手段の入力インピーダンス値を用いて前記供給電圧検出手段の入力部に流れる第3の電流の値を演算し、
    前記供給電圧値、前記指令電圧値および前記第1〜第3の電流の値を用いて、前記ボリュームの一方の固定端子と中点端子との間の第1の分割抵抗の値および中点端子と他方の固定端子との間の第2の分割抵抗の値を演算し、
    前記第1および第2の分割抵抗の値から前記ボリュームの分圧比を演算することを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  3. 前記周波数設定手段が前記分圧比を演算する過程で求められる前記ボリュームの抵抗値が所定の範囲内の値でない場合に警報出力を行う警報出力手段を備えていることを特徴とする請求項1または2記載のインバータ装置。
  4. 前記周波数指令を表す指令電圧が与えられる第2の指令電圧入力端子と、
    前記コモン端子の電位を基準として前記第2の指令電圧入力端子の電圧を第2の指令電圧値として検出する第2の指令電圧検出手段とを備え、
    前記供給電圧検出手段により検出された供給電圧値が、前記電源電位線の電圧値より低い場合には、前記電源供給端子、前記指令電圧入力端子および前記コモン端子を介して前記ボリュームが接続されることにより前記指令電圧が与えられる場合であると判断し、
    前記供給電圧値が前記電源電位線の電圧値と等しい場合には、外部より前記第2の指令電圧入力端子および前記コモン端子を介して前記指令電圧が与えられる場合であると判断し、
    外部より前記第2の指令電圧入力端子および前記コモン端子を介して前記指令電圧が与えられる場合にあっては、
    前記周波数指令入力手段は、前記第2の指令電圧値を入力し、
    前記周波数設定手段は、前記第2の指令電圧値に基づいて前記交流電圧の周波数を設定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のインバータ装置。
  5. 直流電圧を任意の周波数の交流電圧に変換して出力するインバータ主回路と、外部から与えられる周波数指令を入力する周波数指令入力手段と、前記周波数指令に基づいて前記交流電圧の周波数を設定する周波数設定手段とを備えたインバータ装置であって、
    内部の電源電位線に短絡保護用抵抗を介して接続された電源供給端子と、
    前記周波数指令を表す指令電圧が与えられる指令電圧入力端子と、
    内部の基準電位線に接続されたコモン端子と、
    前記コモン端子の電位を基準として前記指令電圧入力端子の電圧を指令電圧値として検出する指令電圧検出手段と、
    前記電源供給端子、前記指令電圧入力端子および前記コモン端子を介して外部に接続されるボリュームの抵抗値を入力する抵抗値入力手段とを備え、
    外部より前記指令電圧入力端子および前記コモン端子を介して前記指令電圧が与えられる場合にあっては、
    前記周波数指令入力手段は、前記指令電圧値を入力し、
    前記周波数設定手段は、前記指令電圧値に対し、所定の演算を行うことにより前記交流電圧の周波数を設定し、
    外部に設けられるボリュームの一方の固定端子が前記電源供給端子に接続され、当該ボリュームの中点端子が前記指令電圧入力端子に接続され、当該ボリュームの他方の固定端子が前記コモン端子に接続されることにより、前記中点端子の位置に応じた前記指令電圧が与えられる場合にあっては、
    前記周波数指令入力手段は、前記指令電圧値を入力し、
    前記周波数設定手段は、前記ボリュームの抵抗値、前記電源電位線の電圧値、前記指令電圧値、前記短絡保護用抵抗の抵抗値および前記指令電圧検出手段の入力インピーダンス値を用いて前記ボリュームの分圧比を演算し、この分圧比に基づいて前記交流電圧の周波数を設定することを特徴とするインバータ装置。
  6. 前記コモン端子の電位を基準として前記電源電位線の電圧値を検出する電源電位検出手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のインバータ装置。
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