JP5422337B2 - 電子部品搭載用基板の製造方法及び電子部品搭載用基板 - Google Patents

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Description

本発明は、絶縁基板の両面に設けた導体層相互を導電部材によって接続する電子部品搭載用基板の製造方法及び電子部品搭載用基板に関する。
絶縁基板の両面に銅箔による導体層を設け、この絶縁基板に設けた貫通孔に放熱部材を圧入することによって両面の導体層相互を接続し、もって放熱特性を改善させるようにした電子部品搭載用基板が知られている(下記特許文献1)。
特許第3174393号公報
しかしながら、上記した従来の電子部品搭載用基板では、1本のピン状の放熱部材を、両面に導体層を設けた絶縁基板の貫通孔に圧入しているだけなので、放熱部材と貫通孔との間に隙間が発生しやすく相互間の密着性が充分とは言えず、改善が望まれている。
そこで、本発明は、放熱部材を兼ねる導電部材と貫通孔との間の密着性を高めて信頼性を向上させることを目的としている。
本発明は、絶縁基板の両面に導体層をそれぞれ設けてこれら絶縁基板及び各導体層を貫通する貫通孔を形成し、前記貫通孔に導電性部材を挿入した後、前記導電性部材に対し加熱部材を押し当てることで該導電性部材を溶融させ、この溶融した導電性部材の溶融物を前記貫通孔内で固化させ、この固化させた固化物を介して前記絶縁基板の両面の各導体層相互を接続することを特徴とする。
本発明によれば、絶縁基板と各導体層の貫通孔に挿入した導電性部材を溶融固化させるようにしたので、該固化させた固化物によって貫通孔に対する密着性が高まり、各導体層相互間での導電性及び放熱性が向上し、電子部品搭載用基板として信頼性を高めることができる。
本発明の一実施形態を示す電子部品搭載用基板の製造工程図で、(a)は絶縁基板の両側に銅板を接合して構成した積層体に貫通孔を形成した状態、(b)は(a)の貫通孔に導電性部材であるピンを挿入した状態、(c)は(b)のピンに加熱した超硬ドリルを接近させている状態、(d)は(c)の超硬ドリルをピンに接触させて溶融させている状態である。 図1に続く電子部品搭載用基板の製造工程図で、(a)は図1(d)の溶融後に超硬ドリルを後退させた状態、(b)は(a)の溶融物が固化した後表面を研磨して平滑化した状態、(c)は、(b)の工程の後の銅板表面に金属メッキ層を形成し、所定の後工程を経て完成したプリント配線板に電子部品を実装した状態である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
まず、図1(a)に示すように、絶縁層となる例えばガラスエポキシなどからなる絶縁基板1の上下両側に、導体層としての銅板3と銅板5とをそれぞれ接合固定して積層体7を製造し、この積層体7に対して貫通孔7aを形成する。このとき、図示しないスルーホールとなる孔明け加工も同時に実施する。
次に、図1(b)に示すように、貫通孔7aに導電性部材としての銅製のピン9を挿入する。ここでの上記した貫通孔7aは円形としてあり、これに対応してピン9も大略円柱形状とし、ピン9の外径は貫通孔7aの外径に対してほぼ同等かやや大きく設定する。
上記したピン9は、図1(b)中で下方から上方に向けて挿入し、この挿入方向後方側(図1(b)中で下部側)の外周部に径方向外側に突出するフランジ部9aを全周にわたり形成し、挿入時の抜け止めとしている。また、このピン9は、挿入方向先端が図1(b)の挿入状態で銅板3より前方に突出するとともに、先端面に円錐形状の凹部9bを形成している。この凹部9bに対応してフランジ部9aを備える基端側の端面にも、凹部9bよりも浅い基端側凹部9cを形成している。
このような形状としたピン9の体積は、貫通孔7aの容積よりも充分大きくしている。
そして、上記図1(b)の状態から、図1(c)に示すように、加熱部材としての超硬ドリル11を、その中心軸線を貫通孔7a(ピン9)の中心に合わせた状態で、回転させながらピン9に押し当てる。ここでの超硬ドリル11は、外径がピン9の外径より小さく、かつ、先端が円錐形状の凹部9bの形状に整合する凸形状としている。なお、このとき超硬ドリル11の先端(刃先)を1400℃程度に加熱し、回転速度は、溶融した銅が飛散らない程度の、例えば20〜80rpm程度とする。
超硬ドリル11をピン9に対して回転させながら押し当てると、ピン9は図1(d)のように溶融し始め、このとき、貫通孔7a周辺の銅板3,5も溶融する。溶融後は、超硬ドリル11を後退(上昇)させることで、図2(a)に示すように、貫通孔7a内は、溶融物13で充填された状態となり、その後時間経過によって、溶融物13が固化して固化物13aとなって銅板3及び銅板5と一体化する。
上記加熱して使用する超硬ドリル11は、剥離剤をコーティングしたものを使用し、これによりピン9の溶融物の固着を防いでいる。また、図2(a)における溶融物13の上下の表面は、溶融状態での表面張力によって盛り上がった状態となるので、溶融物13が固化した後の固化物13aに対し、図2(b)のように研磨仕上げして平滑化する。
その後、図2(c)に示すように、図2(b)の絶縁基板1の両側における各銅板3,5の表面に銅などによる金属メッキ層15,17をそれぞれ形成するとともに、スルーホールの内面にも同様にして金属メッキ層を形成する。そして、上記金属メッキ層15,17に対してエッチング処理によって所要の回路パターンを形成した上で、所要の電子部品19を実装する。
上記のように導電性部材であるピン9を溶融固化させて形成した固化物13aは、前記した所要の回路パターンによって、電子部品19が実装される金属メッキ層15及び銅板3から銅板5及び金属メッキ層17に向けて電流を流す導電部材として機能すると同時に、電子部品19から発生する熱を金属メッキ層15及び銅板3から銅板5及び金属メッキ層17に伝達して放熱する放熱部材としても機能する。
このように、本実施形態によれば、絶縁基板1と銅板3,5とからなる積層体7に貫通孔7aを形成し、この貫通孔7aに挿入したピン9を溶融固化させて導電部となる固化物13aを形成するようにしたので、該固化物13aによって貫通孔7aに対する密着性が高まり、耐振動性が向上して経時劣化にも有効となる。これと同時に、上下の銅板3,5が、ピン9を溶融固化させた固化物13aによって一体化しているので、銅板3,5相互間での導電性及び放熱性が向上する。
また、ピン9が溶融する際には、図1(d)に示すように、上部においては貫通孔7aの周辺の銅板3の表面に広がるので、銅板3との接触面積が大きくなって導電性及び放熱性の点で有利であり、下部においても、フランジ部9aが溶融することで銅板5との接触面積が大きくなって導電性及び放熱性の点で有利である。
以上によって、本実施形態の電子部品搭載用基板の信頼性を高めることができる。
また、ピン9の先端に凹部9bを設け、この凹部9bの内面に超硬ドリル11の先端を整合させるようにして入り込ませるので、ピン9はその内部から溶融していくことになり、溶融作業を効率よく行うことができる。
また、ピン9の基端側の下面には、浅い凹部9cを設けているので、ピン9が溶融したときに、その一部が落下するのを抑えることができ、溶融物13がその表面張力により貫通孔9bに留まらせることが可能となる。
なお、本実施形態では、加熱部材として超硬ドリル11を用いているが、単に円柱形状のピン状の部材を用いてもよい。超硬ドリル11を用いることで孔明け作用も発生するので、ピン9をより容易に短時間に溶融させることができ、作業性が向上する。一方、加熱部材としてピン状の部材を用いることで、安価な工具で済み、製造コストを抑えることができる。ピン状の部材の場合には、回転させてもよく、回転させずに単に押付けるだけでもよい。
また、ピン9は、銅板3,5と同材質の銅製としてもよいが、銅製に限らず、アルミニウムやその合金、鉄やその合金など、熱伝導性のある導電性の材料であればよい。
さらに、積層体7の貫通孔7aは円形としているが、円形に限らず、四角形や多角形でもよく、その場合には、ピン9もこれら四角形や多角形の形状に合わせて四角柱や多角柱とする。
1 絶縁基板
3,5 銅板(導体層)
7a 積層体の貫通孔
9 ピン(導電性部材)
9b ピンの凹部
11 超硬ドリル(加熱部材)
13 溶融物
13a 溶融物が固化した固化物

Claims (4)

  1. 絶縁基板の両面に導体層をそれぞれ設けてこれら絶縁基板及び各導体層を貫通する貫通孔を形成し、前記貫通孔にその挿入方向後方側の外周部に径方向外側に突出するフランジを全周にわたり形成した導電性部材を挿入した後、前記導電性部材に対しその外径より小さい外径のピン状部材である加熱部材を押し当てることで該導電性部材を溶融させ、この溶融した導電性部材の溶融物を前記貫通孔内で固化させ、この固化させた溶融物を介して前記絶縁基板の両面の各導体層相互を接続することを特徴とする電子部品搭載用基板の製造方法。
  2. 前記加熱部材をドリルで構成し、このドリルを回転させつつ前記導電性部材に押し当てることを特徴とする請求項に記載の電子部品搭載用基板の製造方法。
  3. 前記導電性部材の端面に凹部を形成し、この凹部に前記加熱部材の先端を入り込ませることを特徴とする請求項またはに記載の電子部品搭載用基板の製造方法。
  4. 絶縁基板の両面に導体層をそれぞれ設けてこれら絶縁基板及び各導体層を貫通する貫通孔を形成し、この貫通孔に、該貫通孔に挿入した導電性部材の溶融物を固化させた固化物が収容され、この固化物を介して前記絶縁基板の両面の各導体層相互が接続され、
    前記導電性部材は、前記貫通孔への挿入方向後方側の外周部に径方向外側に突出するフランジを全周にわたり形成されるとともに、その外径より小さい外径のピン状部材である加熱部材を押し当てることで前記両面の導体層との接触面積が大きくなることを特徴とする電子部品搭載用基板。
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