JPH11170040A - 半田コテ - Google Patents

半田コテ

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JPH11170040A
JPH11170040A JP33581797A JP33581797A JPH11170040A JP H11170040 A JPH11170040 A JP H11170040A JP 33581797 A JP33581797 A JP 33581797A JP 33581797 A JP33581797 A JP 33581797A JP H11170040 A JPH11170040 A JP H11170040A
Authority
JP
Japan
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iron
tips
soldering
heated
tip
Prior art date
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Pending
Application number
JP33581797A
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English (en)
Inventor
Takaharu Sato
隆治 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半田付けしようとする双方の被加熱金属の接
触面積および加圧力を充分に確保でき、コテ先からの充
分な熱伝達が可能となる半田コテを提供する。 【解決手段】 半田コテ1は二つのコテ部3、3を備え
る。各コテ部3は、把持部5の先端部に固着されたホル
ダー7と、このホルダー7の先端部に固着されたコテ先
9と、ホルダー7内に配設されコテ先9を加熱するヒー
タ11とからなる。双方のコテ部3、3の把持部5、5
が軸部13により回動可能に枢支され、コテ先9が接近
離間する方向に揺動する。双方のコテ先9、9により被
加熱金属27A、29Aを挟む際ホルダー7は互いに略
平行し、半田付けしようとする双方の被加熱金属27
A、29Aの両側方から双方のコテ先9、9によって挟
み込み、コテ先9、9により双方の被加熱金属27A、
29Aを加熱して半田付けが行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに接続しよう
とする双方の被加熱金属を効率よく半田付けできる半田
コテに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半田コテ35は、図5に示すよう
に、手に把持する把持部37の先端に金属製の筒状のホ
ルダー39が取付けられ、ホルダー39の先端にはコテ
先41が支持されている。また、ホルダー39内にはコ
テ先41を加熱するヒータ43が設けられ、ヒータ43
には電気コード45が接続され、電気コード45が把持
部37内を貫通して外部に導かれ、電気コード45の端
部にはコンセントが接続されている。そして、従来の半
田コテ35は、把持部37、ホルダー39、ヒータ4
3、およびコテ先41をそれぞれ一つずつ用いて構成さ
れ、例えば、プリント基板などにリード部品や表面実装
部品を半田付けするには好適な構造となっている。
【0003】さらに、半田付け時には、互いに接続しよ
うとする被加熱金属どうしにヒータ43により加熱され
たコテ先41を当てて半田が溶融する温度まで双方の被
加熱金属を加熱し、被加熱金属が所定温度になったとこ
ろで双方の被加熱金属の間に半田を供給し、半田の冷却
により双方の被加熱金属が接続される。このような半田
付けは、電気的接続と機械的接続の双方の目的があり、
双方の金属どうしを接合して両者の位置関係を固定した
い場合などにも用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述したよう
な従来の半田コテ35においては、図6に示すように、
隙間が双方の被加熱金属47と49との間に存在するよ
うな双方の被加熱金属47、49を半田付けする際に次
のような不具合があった。すなわち半田付けは、半田コ
テ35のコテ先41を双方の被加熱金属47、49に接
触させて加熱し、半田を被加熱金属47、49の間に溶
融して行なわれるが、この場合、双方の被加熱金属4
7、49とコテ先41との接触が線接触となって接触面
積が小さくなる。そのため、加圧力が小さく双方の金属
にコテ先41からの熱を被加熱金属47、49充分に伝
達することができず、また、双方の被加熱金属47、4
9の温度差が大きくなってしまう。したがって、半田付
けが困難となるおそれがあり、例え、半田付けできる場
合にも加熱時間がかかり、作業性が悪いという問題があ
った。本発明はこのような点に着目してなされたもの
で、その目的は、半田付けしようとする双方の被加熱金
属との接触面積および加圧力を充分に確保でき、コテ先
からの充分な熱伝達が可能となる半田コテを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、2つのコテ部を有する半田コテであって、前
記各コテ部は、軸状に延在する把持部と、前記把持部の
先端に固着されたホルダーと、前記ホルダーの先端に支
持されたコテ先と、前記ホルダー内に配設され前記コテ
先を加熱するヒータとからなり、各コテ先が接近離間す
るように前記双方のコテ部の把持部が軸部により回動可
能に枢支されていることを特徴とする。
【0006】本発明において、互いに対面するような被
加熱金属を半田付けするには、電源に接続された半田コ
テのコテ先が所定温度になってから、半田コテの双方の
把持部を片手に持って双方のコテ先の間隔を開き、双方
の被加熱金属の両側方から双方のコテ先によって挟み込
むと、双方のコテ先により双方の被加熱金属が加熱され
る。そして、被加熱金属が最適温度になった時に、双方
の被加熱金属の間の隙間に半田を溶かして流し込んで、
双方の把持部を手に持って双方のコテ先の間隔を広げて
被加熱金属から半田コテを離す。したがって、側方から
挟み込むようにして双方のコテ先が双方の被加熱金属に
接触して加熱されるので、これらの半田付け作業性がよ
くなり、また、それぞれのコテ先と被加熱金属との接触
面積を充分に確保でき、さらに、双方のコテ先により双
方の被加熱金属を適度な圧力で加圧することにより、コ
テ先から被加熱金属への熱伝達を確実に行なうことがで
き、コテ先からの熱を被加熱金属に短時間のうちに充分
伝達できる。これらの結果、半田接続しようとする双方
の被加熱金属の温度差が小さくなり、安定した半田付け
が可能となり、短時間で半田付けが可能となる。
【0007】
【実施の形態】次に本発明の実施の形態例を図面に基づ
き説明する。図1は本発明の半田コテの実施の形態を示
す斜視図、図2は半田コテの置き台を示す正面図、図3
は被加熱金属である端子と接続片とを示す斜視図、図4
は半田コテによる半田付け状態を説明する要部の正面図
である。半田コテ1は、図1に示すように、2本のコテ
部3、3を有している。各々のコテ部3、3は、手で把
持される軸状(本実施の形態では円筒状)の把持部5
と、この把持部5の先端に連結され金属により筒状で直
線状に延在形成されたホルダー7と、ホルダー7の延在
方向に対して直交する方向にホルダー7の先端から突出
して設けられたコテ先9と、ホルダー7内で上記コテ先
9に固着して配設されコテ先9を加熱するヒータ11と
で構成され、把持部5とホルダー7は一本の棒状に連結
されて形成されている。
【0008】双方の把持部5、5のホルダー7寄りの部
分は湾曲して形成され、この湾曲した部分が軸部13に
より回動可能に枢支され、各コテ先9、9が接近離間す
る方向に揺動するように構成されている。そして、各コ
テ先9、9が接近した状態で、ホルダー7、7が互いに
略平行し、また、軸部13よりも先端側のホルダー7、
7部分が互いに略平行するように構成されている。
【0009】前記半田コテ1には、双方の把持部5、5
の間には軸部13に支持されたつるまきバネ15が介装
され、このバネ15により双方のコテ先9、9が互いに
近接するように付勢されている。また、双方のコテ先
9、9は、先端形状が先細りに形成されたり、また、先
端に所定面積の平坦な先端面が形成されてたり、被加熱
金属の状況に対応した形状のコテ先9、9が用いられ
る。前記双方のヒータ11、11は、それぞれの把持部
5、5を貫通する電気コード17、17に接続され、各
々の把持部5、5から引出された電気コード17、17
は各々のコテ先9、9の温度を制御する温度コントロー
ラに19接続されている。そして、温度コントローラ1
9の制御温度を予め設定しておくことにより、半田コテ
1の双方のコテ先9、9の温度が常時所定温度に設定さ
れる。
【0010】また、半田コテ1を置く置き台21は、図
2に示すように、断熱部材により形成された板部23の
中央部に所要高さに突設された分離壁部25が設けられ
ており、分離壁部25の両壁面が傾斜したテーパに形成
され、分離壁部25を双方のコテ先9、9の間にして半
田コテ1を板部に置く構造であり、双方のコテ先9、9
の温度の干渉を防ぐようになっている。
【0011】次に前記構造の半田コテ1を用いて半田付
けする場合について説明する。尚、本説明では、互いに
接続される被加熱金属として、図3に示すように、回路
装置27の一対の端子27A、27Aを接続片29A、
29Aにそれぞれ半田付けする場合を例に採って説明す
る。また、半田コテ1のコテ先としては、端子27A、
27Aと接続片29A、29Aが所定の面積を有するた
め、先端に平坦な先端面が形成されたコテ先9、9を備
えた半田コテ1を用いた場合について説明する。
【0012】回路装置27の両側にはそれぞれ所定の大
きさの板状の端子27A、27Aが立設されており、こ
れらの端子27A、27Aに対応する取付け箇所には接
続片29A、29Aが立設されている。このような接続
片29A、29Aに回路装置の端子27A、27Aを半
田付けするには、まず、半田コテ1の温度コントローラ
19を電源に接続して半田コテ1のコテ先9、9が所定
温度になるよう設定して半田コテ1を置き台21上に置
き、回路装置の双方の端子27A、27Aがそれぞれ接
続片29A、29Aの内側に位置するよう回路装置27
を位置決めしておく。この時、双方の端子27A、27
Aと接続変との間には0.1〜1mm程度の隙間が形成
される。
【0013】そして、半田コテ1のコテ先9、9がほぼ
所定温度になったら、半田コテ1の双方の把持部5、5
を片手に持って双方の把持部5、5の間隔を小さくする
と、双方のコテ先9、9の間隔が開く。この状態で被加
熱金属である双方の端子27A、27Aと接続片29
A、29A、および端子27A、27Aと接続片29
A、29Aのうち、まず一方の端子27Aと接続片29
Aの双方の側方からコテ先9、9によって挟み込み、把
持部5、5を持った手の力を緩めると、双方の把持部
5、5の間に設けられたバネ15の付勢力により、双方
のコテ先9、9のそれぞれの平坦な先端面が端子27A
と接続片29Aに向けて付勢されてこれらにそれぞれ当
接し、図4に示すように、端子27Aと接続片29Aが
所定圧力で加圧された状態で加熱される。
【0014】端子27Aと接続片29Aが最適温度にな
ったと思われる時に、図4に示すように、端子27Aと
接続片29Aの間の隙間に半田を溶かして流し込んで半
田接続部31を形成する。半田の流し込みが終了し半田
接続部31を形成したならば、双方の把持部5、5を手
に持って双方のコテ先9、9の間隔を広げて端子27A
と接続片29Aから半田コテ1を離し、他方の端子27
Aと接続片29Aを同様にして挟んで半田付けを行な
う。そして、コテ先9、9が加熱された半田コテ1は、
図2に示すように、コテ先9、9の間に分離壁部25が
位置するように置き台21上に一時的に置き、次の半田
付け作業に移るようにして行なわれる。
【0015】したがって、本半田コテ1においては、側
方から挟み込むようにして双方のコテ先9、9の先端面
が双方の被加熱金属である端子27Aと接続片29Aに
接触して加熱されるので、半田付けの作業性がよくなる
とともに、それぞれのコテ先9、9と端子27Aと接続
片29Aとの確実な接触を確保でき、端子27Aと接続
片29Aとの温度差を確実になくすことができる。ま
た、コテ先9、9の先端に平坦な先端面が形成されてい
るので、それぞれのコテ先9、9と端子27Aと接続片
29Aとの接触面積を充分に得ることができる。さら
に、双方のコテ先9、9を通じて被加熱金属がバネ15
により一定の圧力で加圧されるので、コテ先9、9と被
加熱金属との接触が更に確実となり、コテ先9、9の熱
を充分に熱伝達することができる。これらの結果、半田
接続しようとする双方の被加熱金属を短時間のうちに加
熱することができ、安定した半田付けが可能となる。
【0016】尚、本実施の形態では、半田コテ1のコテ
先9、9の先端に端面が形成された場合について説明し
たが、被加熱金属に応じて先端形状が円錐状に先細りに
形成されたコテ先9、9を備えた半田コテ1を用いるよ
うにすればよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、側
方から挟み込むようにして双方のコテ先が双方の被加熱
金属に接触して加熱されるので、半田付けの作業性がよ
くなるとともに、それぞれの被加熱金属との確実な接触
を確保でき、接続される双方の被加熱金属の温度差を確
実になくすことができる。また、各々のコテ先が被加熱
金属にそれぞれ当接することにより、それぞれのコテ先
と被加熱金属との接触面積を充分に得ることができる。
さらに、双方のコテ先がバネにより一定の圧力で被加熱
金属に加圧されるので、コテ先の熱を被加熱金属に充分
に伝達することができる。これらの結果、半田接続しよ
うとする双方の被加熱金属を短時間に加熱することが可
能となり、安定した半田付けが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半田コテの実施の形態を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明の半田コテの置き台を示す正面図であ
る。
【図3】被加熱金属である端子と接続片とを示す斜視図
である。
【図4】本発明の半田コテによる半田付け状態を説明す
る要部の正面図である。
【図5】従来の半田コテを示す斜視図である。
【図6】従来の半田コテによる半田付け状態を説明する
要部の正面図である。
【符号の説明】
1……半田コテ、3……コテ部、5……把持部、7……
ホルダー、9……コテ先、11……ヒータ、13……軸
部、15……バネ、19……温度コントローラ、27A
……被加熱金属(端子)、29A……被加熱金属(接続
片)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのコテ部を有する半田コテであっ
    て、 前記各コテ部は、軸状に延在する把持部と、前記把持部
    の先端に固着されたホルダーと、前記ホルダーの先端に
    支持されたコテ先と、前記ホルダー内に配設され前記コ
    テ先を加熱するヒータとからなり、 各コテ先が接近離間するように前記双方のコテ部の把持
    部が軸部により回動可能に枢支されている、 ことを特徴とする半田コテ。
  2. 【請求項2】 前記ホルダーは筒状で直線状に延在して
    いることを特徴とする請求項1記載の半田コテ。
  3. 【請求項3】 前記コテ先はホルダーの延在方向に対し
    て交差する方向に突出して設けられていることを特徴と
    する請求項2記載の半田コテ。
  4. 【請求項4】 前記コテ先が接近した状態において、双
    方のホルダはほぼ平行するように設けられていることを
    特徴とする請求項2記載の半田コテ。
  5. 【請求項5】 双方のコテ先を互いに近接させる方向に
    付勢するバネが設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の半田コテ。
  6. 【請求項6】 前記双方のコテ部のヒータが前記それぞ
    れのコテ先を所定温度に制御する温度コントローラに接
    続されたことを特徴とする請求項1記載の半田コテ。
  7. 【請求項7】 前記双方のコテ先の先端部が円錐状に先
    細りに形成されたことを特徴とする請求項1記載の半田
    コテ。
  8. 【請求項8】 前記双方のコテ先に平坦な先端面を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の半田コテ。
JP33581797A 1997-12-05 1997-12-05 半田コテ Pending JPH11170040A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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