JP5421064B2 - 高周波高圧高電流電線 - Google Patents

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Description

本発明は高周波高圧高電流電線に関し、例えば自動車、携帯電話におけるバッテリー、蓄電池に充電するプラグコード、有機ELやLEDのトランス、コードレス誘導電源に使用され、高周波電流および高圧高電流を流すのに最適に使用される。
近年実用化が図かられている電気自動車では、その走行用電動機のコイルに例えば20kHzの高周波電流を通電して電動機を駆動するようにしたものが知られているが、この種の電動機では、負荷が比較的大きなことから、高圧高電流の通電が頻繁に行われるのと、バッテリー等に蓄えられた電気エネルギーにより駆動されるものであるため、電動機の消費電力を削減しなければならないという要請があったが、高周波電流が導線部に流れると、所謂、表皮効果により、導線の表面付近に電流が集中し、導線の実効抵抗が増大して、その電力損失が増大することが良く知られている。
表皮効果による電力損失を低減するために、表面積を増大させるのには、従来、絶縁被覆した複数の小径導線を束ねて1本の導線を構成したリッツ線を用いる方法があるが、この方法は複数の小径導線を束ねて1本の導線を構成するものであるので、捲線時に捲かれる小径導線に潰れが発生し、仕上がるコイルの大きさが均一ではなく、密に捲くことができずに線占率が低下し、特性、性能が安定しなかった。また、リッツ線を構成する各導線は小径であるため、高圧高電流を通電するのには適さず、高圧高電流を通過させるように、各導線の径を大きくすると、リッツ線の径が大きくなり、前記したように、電動機の大型化を招き、消費電力が増大し、車体の重量も増加していた。
係る問題を克服して高周波電流を流すための高周波電流用の電線として、従来線状導体の外周面にその長手方向に延在する凹溝を設けた構成により、表面積を増加させ、高周波電流を通電した時に、表皮効果による抵抗の増加を低減させるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
そして、例えば自動車において、バッテリー、蓄電池等に充電を行う場合には、各メーカ毎に専用のコード、プラグ、接続端子を用いて行われていた。
また、負荷が電気自動車の電動機ほど大きくはない携帯電話機では、充電器のほか、メーカ毎に専用のプラグコード接続端子を必要としていた。
実開平5−15218号公報
しかしながら、特許文献1に記載の上記従来の高周波電流用の電線を用いて、例えば、電気自動車の電動機を駆動するには、バッテリー、蓄電池に蓄えられた電気エネルギーを負荷が大きな電動機に高周波電流として頻繁に通電することにより行われているが、この場合、バッテリー、蓄電池に電気エネルギーを蓄電するのには、各メーカ毎に専用のコード、プラグ、接続端子を用いて行わなければならず、給電電流や電流容量が各メーカ毎に相違するので、充電能力や充電時間が相違していた。
また、負荷が電気自動車の電動機ほど大きくはない携帯電話機においては、充電器のほか、メーカ毎に専用のプラグコード接続端子を必要としていたので、数種類の充電器を準備しなければならなかった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、負荷の大小にかかわらず、実効抵抗と、電力損失を減らして高周波電流を最適に流すことができるとともに、高圧高電流を安定に流すことができる高周波高圧高電流電線を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、
線状導体の外周面にその長手方向に延在する凹溝を形成した高周波高圧高電流電線であって、
横断面が前記凹溝に合致する外形寸法を有する付加用電線を前記凹溝内に嵌入可能に設けていることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記凹溝が、前記線状導体の外周面に、1個乃至は複数個設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記線状導体が、横断面略円形に形成されているか、または横断面正方形もしくは矩形に形成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1−3の何れか1項において、前記凹溝が、横断面略半楕円形に形成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1−3の何れか1項において、前記凹溝が、横断面略四角形に形成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1−5の何れか1項において、前記線状導体の外周、および前記付加用電線の外周、または、前記線状導体の外周、もしくは前記付加用電線の外周が、電気絶縁被覆材により被覆されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1−6の何れか1項において、前記線状導体、または前記付加用電線の導体部が、銅、アルミニウム、もしくは銀の何れかにより形成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項8に記載の発明は、請求項1−6の何れか1項において、前記線状導体と前記付加用電線の導体部の何れか一方が銅もしくは銀の何れかにて形成されるとともに、前記線状導体と前記付加用電線の導体部の何れか他方がアルミニウムにより形成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項9に記載の発明は、請求項1−6の何れか1項において、前記線状導体、および前記付加用電線の導体部が、銅、アルミニウム、もしくは銀の何れかにより形成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項10に記載の発明は、請求項1において、前記線状導体の外周面にその長手方向に延在する前記凹溝に横断面が合致する外形寸法を有する付加用電線を嵌入可能に設け、前記付加用電線を前記凹溝内に嵌入した前記線状導体の複数本を、集束して構成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項1に記載の発明によれば、線状導体の外周面にその長手方向に延在する凹溝を形成した高周波高圧高電流電線であって、横断面が前記凹溝に合致する外形寸法を有する付加用電線を前記凹溝内に嵌入可能に設けているので、線状導体の外周面にその長手方向に延在する凹溝を設けたことにより、表面積が増大するため、実効抵抗が減り、電力損失が低減されるから、高周波電流を例えば電気自動車の電動機や携帯電話機のような負荷の大小にかかわらず、最適に流すことができる。
また、例えば電気自動車の電動機のように、負荷が大きなものに頻繁に通電を行うのに、前述のように、本実施形態1の高周波高圧高電流電線では、線状導体の外周面にその長手方向に延在する凹溝を形成することにより、表面積が増大しているので、その電線径は絶縁被覆した複数の小径導線を束ねて1本の導線を構成した従来のリッツ線とは異なり大径にならなくても、高周波にして高圧高電流を安定に流すことができ、消費電力も少ない。しかも、電線径が大径にはならないで済むため、必然的に電気自動車の駆動に用いる電動機は小型のもので済み、車体の重量も増加しない。そして、携帯電話機のバッテリーや蓄電池に高周波電流や高圧高電流を給電できるほか、有機ELやLEDのトランス、コードレス誘導電源にも使用できる。
また、線状導体の外周面にその長手方向に延在する凹溝に、付加用電線を嵌入させることにより電線の姿態を変更させることができるので、例えば、電気自動車のバッテリー、蓄電池に電気エネルギーを蓄電するのに、各メーカ毎に専用のコード、プラグ、接続端子を用いて行わなければならない場合、また、また、負荷が電気自動車の電動機ほど大きくはない携帯電話機では、充電器のほか、メーカ毎に専用のプラグコード接続端子を必要とする場合に、給電電流や電流容量を一定にすることが可能になり、充電能力や充電時間を一定にできる。従って、数種類の充電器を準備しなくても済む。
また、本発明の請求項2に記載の発明によれば、請求項1において、前記凹溝が、前記線状導体の外周面に、1個乃至は複数個設けられているので、表面積が増大するため、実効抵抗が減り、電力損失が低減されるから、高周波電流や高圧高電流を例えば電気自動車の電動機に供給したり、携帯電話機のバッテリーや蓄電池を充電したり、有機ELやLEDのトランス、コードレス誘導電源のような負荷の大小にかかわらず、最適に流すことができる。
また、例えば電気自動車の電動機のように、負荷が大きなものに頻繁に通電を行うのに、前述のように、線状導体の外周面にその長手方向に延在する凹溝を形成することにより、表面積が増大しているので、その電線径は絶縁被覆した複数の小径導線を束ねて1本の導線を構成した従来のリッツ線とは異なり大径にならなくても、高周波にして高圧高電流を安定に流すことができ、消費電力も少ない。しかも、電線径が大径にはならないで済むため、必然的に電動機は小型のもので済み、車体の重量も増加しない。
また、本発明の請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2において、前記線状導体が、横断面略円形に形成されているか、または横断面正方形もしくは矩形に形成されているので、少ない横断面においても、線状導体の外周面に、1個乃至は複数個の凹溝を設けることにより、表面積を増大することができ、実効抵抗が減り、電力損失が低減されるから、高周波電流および高圧高電流を例えば電気自動車の電動機に給電したり、携帯電話機のバッテリーや蓄電池に給電したり、有機ELやLEDのトランス、コードレス誘導電源のような負荷の大小にかかわらず、最適に流すことができる。
そして、例えば電気自動車の電動機のように、負荷が大きなものに頻繁に通電を行うのに、前述のように、線状導体の外周面にその長手方向に延在する凹溝を少ない横断面の線状導体に形成することにより、表面積が増大できるので、その電線径は絶縁被覆した複数の小径導線を束ねて1本の導線を構成した従来のリッツ線とは異なり大径にならなくても、高周波電流および高圧高電流を安定に流すことができ、消費電力も少ない。しかも、電線径が大径にはならないで済むため、必然的に電動機は小型のもので済み、車体の重量も増加しない。
さらに、線状導体が、横断面正方形もしくは矩形に形成されている場合には、線状導体が、横断面略円形に形成されている場合に比べて占積率を高くすることが容易であり、大電流を流すことができる。
また、本発明の請求項4に記載の発明によれば、請求項1−3の何れか1項において、前記凹溝が、横断面略半楕円形に形成されているので、少ない横断面の線状導体であっても、表面積を多大に増大することができ、実効抵抗が減り、電力損失が低減されるから、高周波電流や高圧高電流を例えば電気自動車の電動機に給電したり、または携帯電話機のバッテリーや蓄電池に給電するのに、負荷の大小にかかわらず、最適に流すことができる。そして、凹溝内に、付加用電線を嵌入することにより脱落することなく、確実に取付けて電線の姿態を変更させることができるので、例えば、電気自動車のバッテリー、蓄電池に電気エネルギーを蓄電するのに、各メーカ毎に専用のコード、プラグ、接続端子を用いて行わなければならない場合、また、負荷が電気自動車の電動機ほど大きくはない携帯電話機では、充電器のほか、メーカ毎に専用のプラグコード接続端子を必要とする場合に、給電電流や電流容量を一定にすることが可能になり、充電能力や充電時間を一定にできる。従って、数種類の充電器を準備しなくても済む。
また、本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1−3の何れか1項において、前記凹溝が、横断面略四角形に形成されているので、少ない横断面の線状導体であっても、表面積を多大に増大することができ、実効抵抗が減り、電力損失が低減されるから、高周波電流や高圧高電流を例えば電気自動車の電動機に給電したり、または携帯電話機のバッテリーや蓄電池に給電するのに、負荷の大小にかかわらず、最適に流すことができる。そして、凹溝内に、付加用電線を嵌入することにより脱落することなく、簡単に取付けて電線の姿態を変更させることができるので、例えば、電気自動車のバッテリー、蓄電池に電気エネルギーを蓄電するのに、各メーカ毎に専用のコード、プラグ、接続端子を用いて行わなければならない場合、また、負荷が電気自動車の電動機ほど大きくはない携帯電話機では、充電器のほか、メーカ毎に専用のプラグコード接続端子を必要とする場合に、給電電流や電流容量を一定にすることが可能になり、充電能力や充電時間を一定にできる。従って、数種類の充電器を準備しなくても済む。
また、本発明の請求項6に記載の発明によれば、請求項1−5の何れか1項において、前記線状導体の外周、および前記付加用電線の外周、または、前記線状導体の外周、もしくは前記付加用電線の外周が、電気絶縁被覆材により被覆されていることを特徴としているので、少ない横断面積であり、大きな表面積の線状導体の電気絶縁性を良好にでき、また線状導体の外周面にその長手方向に延在する凹溝内に嵌入し、取付けられる付加用電線の電気絶縁性を良好にでき、線状導体の外周面にその長手方向に延在する凹溝内に付加用電線が嵌入され、取付けられた高周波高圧高電流電線自体の電気絶縁性を良好にでき、信頼性のある電線を得ることができる。
また、本発明の請求項7に記載の発明によれば、請求項1−6の何れか1項において、前記線状導体、または前記付加用電線の導体部が、銅、アルミニウム、もしくは銀の何れかにより形成されているので、線状導体、または付加用電線の通電性は良好になる。
また、本発明の請求項8に記載の発明によれば、請求項1−6の何れか1項において、前記線状導体と前記付加用電線の導体部の何れか一方が銅もしくは銀の何れかにて形成されるとともに、前記線状導体と前記付加用電線の導体部の何れか他方がアルミニウムにより形成されているので、軽量であり、線状導体、または付加用電線の通電性は良好になる。
また、本発明の請求項9に記載の発明によれば、請求項1−6の何れか1項において、前記線状導体、および前記付加用電線の導体部が、銅、アルミニウム、もしくは銀の何れかにより形成されているので、軽量であり、線状導体、および付加用電線の通電性は良好になる。
また、本発明の請求項10に記載の発明によれば、請求項1において、前記線状導体の外周面にその長手方向に延在する前記凹溝に横断面が合致する外形寸法を有する付加用電線を嵌入可能に設け、前記付加用電線を前記凹溝内に嵌入した前記線状導体の複数本を、集束して構成されているので、電線径が、絶縁被覆した複数の小径導線を束ねて1本の導線を構成した従来のリッツ線とは異なり大径にならなくても、高占積率の電線が得られ、高周波電流と、高圧高電流とを安定に流すことができ、消費電力も少ない。しかも、電線径が大径にはならないで済むため、必然的に例えば電気自動車の電動機の駆動に使用される場合に、その電動機は小型のもので済み、車体の重量も増加しない。そして、携帯電話機のバッテリーや蓄電池に電力を充電したり、有機ELやLEDのトランス、さらにはコードレス誘導電源にも使用される。
そして、線状導体の外周面にその長手方向に延在する凹溝に、付加用電線を嵌入させることにより電線の姿態を変更させることができるので、例えば、電気自動車のバッテリー、蓄電池に電気エネルギーを蓄電するのに、各メーカ毎に専用のコード、プラグ、接続端子を用いて行わなければならない場合、また、負荷が電気自動車の電動機ほど大きくはない携帯電話機では、充電器のほか、メーカ毎に専用のプラグコード接続端子を必要とする場合に、給電電流や電流容量を一定にすることが可能になり、充電能力や充電時間を一定にできる。従って、数種類の充電器を準備しなくても済む。
図1は本発明の高周波高圧高電流電線の実施形態1を示す斜視図である。 図2は同じく線状導体の凹溝に付加電線を嵌入する状態の斜視図である。 図3は同じく高周波高圧高電流電線の変形例1を示す斜視図である。 図4は同じく線状導体の凹溝に付加電線を嵌入した状態の斜視図である。 図5は同じく高周波高圧高電流電線の変形例2を示す斜視図である。 図6は同じく同じく線状導体の凹溝に付加電線を嵌入した状態の斜視図である。 図7は同じく本発明の高周波高圧高電流電線の実施形態2を示す斜視図である。 図8は同じく線状導体の凹溝に付加電線を嵌入した状態の変形例1を示す斜視図である。 図9は同じく線状導体の凹溝に付加電線を嵌入した状態の変形例2を示す横断面図である。 図10は同じく線状導体の凹溝に付加電線を嵌入した状態の変形例3を示す横断面図である。 図11は同じく線状導体の凹溝に付加電線を嵌入した状態の変形例4を示す横断面図である。 図12は同じく線状導体の凹溝に付加電線を嵌入した状態の変形例5を示す横断面図である。
以下、図面に従って本発明の実施の最良の形態により、本発明の詳細を説明する。
<実施形態1>
本実施形態1は、線状導体1の外周面にその長手方向Iに延在する凹溝2を形成した点は、例えば特許文献1に記載の従来の高周波電線と同様である。
しかしながら、本実施形態1では、横断面が前記凹溝2に合致する外形寸法を有する付加用電線3を前記凹溝2内に嵌入可能に設けている。
線状導体1の外周面にその長手方向Iに延在する凹溝2内に、付加用電線3を嵌入するのには、例えば工場において凹溝2内に図には示さないローラ等の押圧手段により半径方向Rから求心方向に向かい、長手方向Iに沿って押圧力を付与するようにすれば、線状導体1の外周に被覆された後記電気絶縁被覆材4、および付加用電線3の外周に被覆された後記電気絶縁被覆材5が弾性変形することにより、線状導体1の外周面に延在する凹溝2内に、付加用電線3を嵌入することができる。この際、好ましくは図1に示すように、凹溝2内に嵌入される付加用電線3は、凹溝2から線状導体1の外周外部へと突出しないようにすることが、付加用電線3の整列化、線状導体1および付加用電線3の絶縁被覆、高周波電流および高圧高電流を効率良く、かつ安定に流す観点から良いが、必ずしも図示するものに限定されない。また、図には示さないが、接着剤を用いて凹溝2内に付加用電線3を接着してもよいし、高周波溶着、超音波溶着することにより、凹溝2内に付加用電線3を取付けてもよいし、さらには、付加用電線3を被覆するための後記電気絶縁被覆材5を、凹溝2内に嵌入した付加用電線3との間の隙間内に詰込むようにしても良い。
前記凹溝2が、前記線状導体1の外周面に、複数個、図1、および図2では8個が設けられ、図示するこの実施形態1では、断面略半楕円形に形成されている。このように、線状導体1の外周面に設けられた凹溝2を断面略半楕円形に形成したのは、線状導体1の表面積が増大されることにより、実効抵抗が減り、電力損失が低減されるから、高周波電流を例えば電気自動車の電動機や携帯電話機のように、負荷の大小にかかわらず、最適に流すためである。
前記線状導体1が、横断面略円形に形成されている。しかも、前記線状導体1は銅、アルミニウム、もしくは銀の何れか、本実施形態1では、銅よりなる導電性材料により形成され、その電線径φは、例えば0.2mm〜数cmのものが最適に使用される。
また、前記付加用電線3の導体部3Aは銅、アルミニウム、もしくは銀の何れか、本実施形態1では、アルミニウムよりなる導電性材料により形成されている。
4は前記線状導体1の外周に被覆された電気絶縁被覆材であり、この電気絶縁被覆材4により線状導体1の外周は被覆されることにより、少ない横断面積であるが、大きな表面積の線状導体1の電気絶縁性を良好にするためである。この電気絶縁被覆材4としては、例えば合成樹脂、ゴムが使用され、電気絶縁性、撥水性、弾性が発揮される。
5は前記付加用電線3の外周に被覆された電気絶縁被覆材であり、この電気絶縁被覆材5により前記付加用電線3の外周は被覆されることにより、少ない横断面積の付加用電線3の電気絶縁性を良好にするためである。この電気絶縁被覆材5としては、例えば合成樹脂、ゴムが使用され、電気絶縁性、撥水性、弾性が発揮される。
本発明の高周波高圧高電流電線の実施形態1は以上の構成からなり、横断面略円形の線状導体1の外周面にその長手方向Iに延在する凹溝2を設けたことにより、線状導体1の表面積が増大するため、実効抵抗が減り、電力損失が低減されるから、高周波電流を例えば電気自動車の電動機や携帯電話機のバッテリー、蓄電池、有機ELやLEDのトランス、コードレス誘導電源のような負荷の大小にかかわらず、最適に流すことができる。
そして、図示するこの実施形態1では、前記凹溝2が、前記線状導体1の外周面に、複数個、図1、および図2では8個が長手方向Iに延在され、しかも、凹溝2は断面略半楕円形に形成されているので、線状導体1の横断面積が小さく、コンパクトであるのにも拘わらず、表面積が増大され、実効抵抗が減り、電力損失が低減される。
また、例えば電気自動車の電動機のように、負荷が大きなものに頻繁に通電を行うのに、前述のように、線状導体1の外周面にその長手方向Iに延在する凹溝2を形成することにより、表面積が増大しているので、線状導体1の電線径φは、絶縁被覆した複数の小径導線を束ねて1本の導線を構成した従来のリッツ線とは異なり、大径にならずに、高周波電流および高圧高電流を安定に流すことができ、消費電力も少ない。しかも、電線径φが大径にはならずに済むため、必然的に電動機は小型のもので済み、車体の重量も増加しない。
そして、横断面略円形に形成された前記線状導体1が、銅、アルミニウム、もしくは銀の何れか、本実施形態1では、銅よりなる導電性材料により形成されているので、線状導体1に高周波電流を少ない実効抵抗の下に、電力損失が低減された状態で高効率に流すことができる。
そして、前記線状導体1の外周には、例えば合成樹脂、ゴムよりなる電気絶縁被覆材4が被覆されているので、この電気絶縁被覆材4により線状導体1の外周は被覆されることにより、線状導体1の電気絶縁性は良好になる。
また、線状導体1の外周面にその長手方向Iに延在する凹溝2に、付加用電線3を嵌入させることにより電線の姿態を変更させることができるので、例えば、電気自動車のバッテリー、蓄電池に電気エネルギーを蓄電するのに、各メーカ毎に専用のコード、プラグ、接続端子を用いて行わなければならない場合、また、負荷が電気自動車の電動機ほど大きくはないが、携帯電話機では、充電器のほか、メーカ毎に専用のプラグコード接続端子を必要とする場合に、給電電流や電流容量を一定にすることが可能になり、充電能力や充電時間を一定にできる。従って、数種類の充電器を準備しなくても済む。
そして、本実施形態1では、線状導体1の外周面に延在する凹溝2内に、嵌入される前記付加用電線3の導体部3Aは、銅、アルミニウム、もしくは銀の何れか、本実施形態1では、アルミニウムよりなる導電性材料により形成されているので、横断面積が少ない線状導体1の外周面に、8個の付加用電線3が凹溝2内に嵌入、固定されることにより、線状導体1の表面積を増大することができるため、実効抵抗が減り、電力損失が低減されるから、高周波電流や高圧高電流を例えば電気自動車の電動機や携帯電話機のような負荷の大小にかかわらず、最適に流すことができる。
この際、図示する実施形態1では、線状導体1の外周面にその長手方向Iに設けられた8個の横断面略半楕円形の凹溝2内に横断面略円形の8個の付加用電線3が嵌入、固定されているが、凹溝2内に嵌入、固定される付加用電線3は、線状導体1の外周面に設けられた全ての凹溝2内に嵌入、固定しなければならないという制約はなく、負荷に合わせて凹溝2内に嵌入、固定される付加用電線3の設置個数を選択し、流すべき高周波電流および高圧高電流の流量を加減し、調整することもできる。
このように、線状導体1に設けた凹溝2内に嵌入される付加用電線3は、その外周に合成樹脂、ゴムよりなる電気絶縁被覆材5により被覆されているので、この電気絶縁被覆材5により前記付加用電線3の外周は被覆されることにより、付加用電線3の電気絶縁性は良好になり、高周波高圧高電流電線自体の電気絶縁性は良好になるため、信頼性のある電線を得ることができる。
<変形例1>および<変形例2>
次いで、図3および図4は本発明の高周波高圧高電流電線の実施形態1における変形例1を示し、この変形例1では、断面略円形の線状導体1の外周に長手方向Iに延在された凹溝2は1個が設けられ、この凹溝2内に1個の線状導体1が嵌入されている。また、図5および図6は本発明の高周波高圧高電流電線の実施形態1における変形例2を示し、この変形例2では、断面略円形の線状導体1の外周に長手方向Iに延在された凹溝2は、左右対称的に2個が設けられ、この凹溝2内に2個の線状導体1が嵌入される構成である点が、図1および図2に示すような上述の高周波高圧高電流電線とは異なる。
そして、この変形例1および変形例2においても、横断面略円形の線状導体1の外周面にその長手方向Iに延在する凹溝2を1個乃至は2個を設けたことにより、線状導体1の横断面積が小さく、コンパクトであるのにも拘わらず、線状導体1の表面積が増大するため、実効抵抗が減り、電力損失が低減されるから、高周波電流および高圧高電流を例えば電気自動車の電動機や携帯電話機のバッテリー、蓄電池のような負荷の大小にかかわらず、最適に流すことができるとともに、その電線径φは、絶縁被覆した複数の小径導線を束ねて1本の導線を構成している従来のリッツ線とは異なり大径にならなくても、高周波電流および高圧高電流を安定に流すことができ、消費電力も少なく、必然的に電動機は小型のもので済み、車体の重量も増加しない。そして、横断面略半楕円形の前記凹溝2内に、付加用電線3を嵌入することにより、電線の姿態を変更させ、例えば、電気自動車のバッテリー、蓄電池に電気エネルギーを蓄電するのに、各メーカ毎に専用のコード、プラグ、接続端子を用いて行わなければならない場合、また、負荷が電気自動車の電動機ほど大きくはない携帯電話機では、充電器のほか、メーカ毎に専用のプラグコード接続端子を必要とする場合に、給電電流や電流容量を一定にすることが可能になり、充電能力や充電時間を一定にでき、数種類の充電器を準備しなくても済む等の同様の効果がある。
<実施形態2>
さらに、図7は本発明の実施形態2を示し、この実施形態2では、線状導体1が、横断面正方形に形成され、そして、前記凹溝2が、横断面略半楕円形に形成されている点が前記実施形態1とは異なる構成である。また、図8は実施形態2における変形例1であり、この変形例1では線状導体1が、横断面正方形に形成されている点は前記説明と同様であるが、横断面正方形の線状導体1の外周面に設けられた凹溝2が、横断面略四角形に形成される点が異なる構成である。
そして、本実施形態1では、前記実施形態1とは異なり、図7および図8に示すように、線状導体1が、横断面略円形に形成されている場合に比べて横断面正方形の線状導体1の外周に設けられた横断面略半楕円形の凹溝2(図7参照)内に横断面略円形の付加用電線3を嵌入するか、または横断面略四角形の凹溝2(図8参照)内に横断面略四角形の付加用電線3を嵌入するので、占積率を高くすることが容易であり、大電流を流すことができる。また、前記凹溝2が、横断面略半楕円形に形成されているので、少ない横断面の線状導体1であっても、表面積を多大に増大することができる。そして、凹溝2内に、付加用電線3を嵌入することにより脱落することなく、簡単に取付けて電線の姿態を変更させることができるので、例えば、電気自動車のバッテリー、蓄電池に電気エネルギーを蓄電するのに、各メーカ毎に専用のコード、プラグ、接続端子を用いて行わなければならない場合、また、負荷が電気自動車の電動機ほど大きくはない携帯電話機では、充電器のほか、メーカ毎に専用のプラグコード接続端子を必要とする場合に、給電電流や電流容量を一定にすることが可能になり、充電能力や充電時間を一定にできる。従って、数種類の充電器を準備しなくても済むという優れた効果があるほかは、前記実施形態1とは、同様の構成、効果がある。
また、図9に示すものは本発明の実施形態2の変形例2、図10に示すものは変形例3、図11に示すものは変形例4、図12に示すものは変形例5である。これらの変形例2ないし変形例5は、何れも線状導体1が横断面略矩形に形成されたものであり、このうち、図9に示す変形例2では横断面略矩形の線状導体1の外側に図において、上下対称的に設けた2個の横断面略半楕円形の凹溝2内に横断面円形の付加用電線3を嵌入し、取付けたもの、また、図10に示す変形例3では横断面矩形の線状導体1の外側に図において、左側に設けた3個の横断面略半楕円形の凹溝2内に横断面円形の付加用電線3を嵌入し、取付けたもの、また、図11に示す変形例4では横断面矩形の線状導体1の外側に図において、上下対称的に設けた2個の横断面略四角形の凹溝2内に横断面略四角形の付加用電線3を嵌入し、取付けたもの、図12に示す変形例5では横断面矩形の線状導体1の外側に図において、左側に設けた3個の横断面略四角形の凹溝2内に横断面略四角形の付加用電線3を嵌入し、取付けた構成である。
そして、図9に示す変形例2、図10に示す変形例3、図11に示す変形例4、図12に示す変形例5では、図1乃至図6に示すように、線状導体1が横断面略円形の高周波高圧高電流電線の実施形態1に比べて占積率を向上できるようにしたほかは、前記実施形態1と同様の構成、作用である。
また、図示する上記説明では、1本の線状導体1の外周面にその長手方向Iに延在する凹溝2に合致する外形断面を有する付加用電線3を嵌入可能に設ける点を代表的に説明しているが、図には示さないが、前記付加用電線3を前記凹溝2内に嵌入した前記線状導体1の複数本を、集束することにより、高周波高圧高電流電線を構成するようにすれば、電線径φが、絶縁被覆した複数の小径導線を束ねて1本の導線を構成した従来のリッツ線とは異なり大径にならずに、高占積率の電線を得ることができる。そして、高周波電流と、高圧高電流とを安定に流すことができ、消費電力も少なく、しかも、電線径φが大径にはならないで済むため、必然的に例えば電気自動車の電動機の駆動に使用される場合に、その電動機は小型のもので済み、車体の重量も増加しない。
そして、線状導体1の外周面にその長手方向Iに延在する凹溝2に、付加用電線3を嵌入させることにより電線の姿態を変更させることができるので、例えば、電気自動車のバッテリー、蓄電池に電気エネルギーを蓄電するのに、各メーカ毎に専用のコード、プラグ、接続端子を用いて行わなければならない場合、また、負荷が電気自動車の電動機ほど大きくはない携帯電話機では、充電器のほか、メーカ毎に専用のプラグコード接続端子を必要とする場合に、給電電流や電流容量を一定にすることが可能になり、充電能力や充電時間を一定にできる。従って、数種類の充電器を準備しなくても済むという格別な効果を奏する。
なお、上記説明では、線状導体1を銅により形成し、この線状導体1の外周の長手方向Iに設けた凹溝2内に嵌入される付加用電線3はアルミニウムにより形成されている場合を代表的に説明したが、線状導体1がアルミニウムもしくは銀よりなる導電性材料に形成されるとともに、付加用電線3が銅により形成しても良いし、または、線状導体1が、銅、アルミニウム、もしくは銀よりなる導電性材料の何れかにより形成されるとともに、かつ、付加用電線3が、銅、アルミニウム、もしくは銀によりなる導電性材料の何れかにより形成される場合も本発明の適用範囲である。
そして、図1および図2に示す実施形態1では、横断面略円形の線状導体1の外周に8個の横断面略円形の凹溝2を設け、この凹溝2内に横断面略円形の付加用電線3を8個を嵌入、固定し、また、図3および図4に示す変形例1では、横断面略円形の線状導体1の外周に1個の横断面略半楕円形の凹溝2を設け、この凹溝2内に横断面略円形の付加用電線3を1個加入、固定し、また、図5および図6に示す変形例2では、横断面略円形の線状導体1の外周に2個の横断面略半楕円形の凹溝2を設け、この凹溝2内に横断面略円形の付加用電線3を2個加入、固定し、また、図7に示す実施形態2では、横断面正方形の線状導体1の外周に8個の横断面略半楕円形の凹溝2を設け、この凹溝2内に横断面略円形の付加用電線3を8個を嵌入、固定し、また、図8に示す変形例1では、横断面正方形の線状導体1の外周に12個の横断面略四角形の凹溝2を設け、この凹溝2内に横断面略四角形の付加用電線3を12個を嵌入、固定し、また、図9に示す変形例2では横断面矩形の線状導体1の外側に図において、上下対称的に設けた2個の横断面略半楕円形の凹溝2内に横断面円形の付加用電線3を嵌入、固定し、また、図10に示す変形例3では横断面略矩形の線状導体1の外側に図において、左側に設けた3個の横断面略半楕円形の凹溝2内に横断面略円形の付加用電線3を嵌入、固定し、また、図11に示す変形例4では横断面矩形の線状導体1の外側に図において、上下対称的に設けた2個の横断面略四角形の凹溝2内に横断面略四角形の付加用電線3を嵌入、固定し、図12に示す変形例5では横断面矩形の線状導体1の外側に図において、左側に設けた3個の横断面略四角形の凹溝2内に横断面略四角形の付加用電線3を嵌入、固定しているが、上記実施形態1、および実施形態2並びに各変形例での説明は代表的例示であり、線状導体1の横断面形状、線状導体1の外周に設けられる凹溝2の横断面形状、さらには、この凹溝2内に嵌入、固定される付加用電線3の横断面形状の変更、設置個数の増減変更は自由に行えるとともに、線状導体1の電線径φ、および凹溝2の内径、付加用電線3の電線径は自由に増減した場合も本発明の適用範囲である。
本発明は負荷の大小にかかわらず、実効抵抗と、電力損失を減らして高周波電流を最適に流すことができるとともに、高圧高電流を安定に流すことができるという用途・機能に適する。
1 線状導体
2 凹溝
3 付加用電線
3A 導体部
4 電気絶縁被覆材
5 電気絶縁被覆材
I 長手方向
φ 電線径

Claims (10)

  1. 線状導体の外周面にその長手方向に延在する凹溝を形成した高周波高圧高電流電線であって、
    横断面が前記凹溝に合致する外形寸法を有する付加用電線を前記凹溝内に嵌入可能に設けている
    ことを特徴とする高周波高圧高電流電線。
  2. 前記凹溝が、前記線状導体の外周面に、1個乃至は複数個設けられていることを特徴とする請求項1に記載の高周波高圧高電流電線。
  3. 前記線状導体が、横断面略円形に形成されているか、または横断面正方形もしくは矩形に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の高周波高圧高電流電線。
  4. 前記凹溝が、横断面略半楕円形に形成されていることを特徴とする請求項1−3の何れか1項に記載の高周波高圧高電流電線。
  5. 前記凹溝が、横断面略四角形に形成されていることを特徴とする請求項1−3の何れか1項に記載の高周波高圧高電流電線。
  6. 前記線状導体の外周、および前記付加用電線の外周、または、前記線状導体の外周、もしくは前記付加用電線の外周が、電気絶縁被覆材により被覆されていることを特徴としている請求項1−5の何れか1項に記載の高周波高圧高電流電線。
  7. 前記線状導体、または前記付加用電線の導体部が、銅、アルミニウム、もしくは銀の何れかにより形成されていることを特徴とする請求項1−6の何れか1項に記載の高周波高圧高電流電線。
  8. 前記線状導体と前記付加用電線の導体部の何れか一方が銅もしくは銀の何れかにて形成されるとともに、前記線状導体と前記付加用電線の導体部の何れか他方がアルミニウムにより形成されていることを特徴とする請求項1−6の何れか1項に記載の高周波高圧高電流電線。
  9. 前記線状導体、および前記付加用電線の導体部が、銅、アルミニウム、もしくは銀の何れかにより形成されていることを特徴とする請求項1−6の何れか1項に記載の高周波高圧高電流電線。
  10. 前記線状導体の外周面にその長手方向に延在する前記凹溝に横断面が合致する外形寸法を有する付加用電線を嵌入可能に設け、前記付加用電線を前記凹溝内に嵌入した前記線状導体の複数本を、集束して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の高周波高圧高電流電線。
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