JP2005150310A - コイル用線材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 占積率が向上し安定した巻き線を行うことができ、丸線コイルより高性能なコイルを構成することができ、生産性が向上するコイル用線材を提供する。
【解決手段】 断面形状が正方形のコイル用線材の、正方形の断面の四方の隅に円弧状面取り部を設ける。このように面取り部が設けられたコイル用線材の断面積は、前記正方形の1辺と同じ長さの直径を有する円の面積の1.15倍以上の広さとする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、断面形状が正方形のコイル用線材に関するものである。
従来のコイル用線材は、そのほとんどの断面形状が円形であることは周知である(以下、断面形状が円形のコイル用線材を「丸線」という)。導体部である丸線を絶縁層によって被覆して丸電線が構成されている。このような丸線を用いてコイルを作製すると、当然のことながら、丸線と丸線との間に空隙が発生し、占積率が下がる欠点を有している。そこで、該欠点を解消するために断面形状が正方形の導体部であるコイル用線材が作製されていることも周知である(以下、断面形状が正方形のコイル用線材を「正方形線」という)。
しかしながら、該正方形線においては、絶縁層を設けることおよびコイル形状にするための巻き線方法が、従来の丸線の作製方法と異なるノウハウが必要であることも周知である。
例えば、正方形線は、断面の四方の隅(「コーナ」という)に均一な絶縁層を得にくいという欠点を有している。我々も既に、該欠点を克服する新たな絶縁層を設ける手法等を提案しており、該コーナの形状が安定した絶縁層を得、更に、量産性を向上させる効果があることが判明している。
一般的に、占積率を向上させるには断面形状は理想的な正方形が好ましい。すなわち、コーナに面取り部{円弧状面取り部(「R部」)および直線状面取り部を含む}を全く設けない形状が好ましい。断面形状が完全に正方形である場合、辺と辺とを密着させて巻くため、該辺がガイドの機能を発揮する。
しかしながら、面取り部の無い完全な正方形線に絶縁層を設けた場合、コーナにおける絶縁層の厚さにバラツキが発生する問題がある。例えば、所定の厚さを有する導電材からなる薄板をスリッタによって所定の幅で切断して得られるところの、一般的にスリット線と称される線材では、コーナの面取り部が発生せず絶縁膜の形成に不利となる微小なバリ類が生じる。該スリット線からなる正方形線に絶縁層を設けた場合、前述の如くコーナにおける絶縁層の厚さにバラツキが発生し、当然、コイル用の線材として好ましくない。更に、絶縁層を設けた場合、完全にコーナの面取り部が無い正方形線では、巻き線工程においてコイル各層への乗り上げ部、例えば、1層目から、2層目への乗り上げ部分で絶縁層が破壊する現象が発生しやすい。
正方形線は、コーナに面取り部が無いことで、コーナ同士が噛み合いやすくなる。一方、面取り部を設けた場合は該面取り部の寸法が大きすぎると、巻き線行程において、いわゆる、コロガリ(転がり)現象という支障が発生し、その結果、丸線以上に占積率が低くなり、性能が落ちる。
この発明は、断面形状が正方形のコイル用線材の改良に関し、従来の丸線とほぼ同等の価格により、高性能、高品質なコイルを得ることができるコイル用線材を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、断面形状が正方形のコイル用線材において、正方形の断面の四方の隅に面取り部が設けられ、前記面取り部が設けられた前記線材の断面積が、前記正方形の1辺と同じ長さの直径を有する円の面積の1.15倍以上の広さを有することに特徴を有するものである。
請求項2記載の発明は、断面形状が正方形のコイル用線材において、正方形の断面の四方の隅に円弧状面取り部が設けられ、前記面取り部が設けられた前記線材の断面積が、前記正方形の1辺と同じ長さの直径を有する円の面積の1.15倍以上の広さとなるように、前記円弧状面取り部の円弧の半径の長さが設定されていることに特徴を有するものである。
請求項3記載の発明は、断面形状が正方形のコイル用線材において、正方形の断面の四方の隅に面取り部が設けられ、前記面取り部が設けられた前記線材の断面の外周の全長が、前記正方形の1辺と同じ長さの直径を有する円の円周の1.09倍以上の長さを有することに特徴を有するものである。
請求項4記載の発明は、断面形状が正方形のコイル用線材において、正方形の断面の四方の隅に円弧状面取り部が設けられ、前記面取り部が設けられた前記線材の断面の外周の全長が、前記正方形の1辺と同じ長さの直径を有する円の円周の1.09倍以上の長さとなるように、前記円弧状面取り部の円弧の半径の長さが設定されていることに特徴を有するものである。
請求項5記載の発明は、前記正方形の1辺の長さが1mm以下であることに特徴を有するものである。
この発明によれば下記に示す有用な効果がもたらされる。
正方形線の断面の四方の隅に正方形の1辺の長さに対して最適化した寸法の面取り部を設けた断面形状とすることにより、面取り部の絶縁層の厚さのバラツキが無くなり均一な絶縁層が安定的に得られ、巻き線行程においても支障が無く、更に、従来の丸線を用いたコイル(以下、「丸線コイル」という)よりも占積率が確実に向上し、丸線コイルよりも高性能なコイルを得ることができる。
本発明コイル用線材を用いたコイルの巻き線構造は、丸線コイルより空隙が少ないため、放熱効果および耐熱性を向上することができる。
本発明コイル用線材は、従来の丸線とほぼ同等のコストにより同等の生産性を得ることができる。
次に、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1〜4は、本発明コイル用線材の実施の形態に係る断面形状を示す説明図であり、面取り部の変化と線材の断面積ならびに断面の周長さの変化を示している。図5は、本発明線材の創作の基本となる正方形線の正方形の断面形状および丸線の円形の断面形状を示す説明図である。
説明のため、図5に示す本発明線材の創作の基本となる正方形線の断面形状を示す正方形3の1辺の長さDを0.3mmとする。本発明においては、正方形3の1辺Dを1mm以下とすることが望ましい。丸線の断面形状を示す円4の直径Dは正方形3の1辺と同じ長さで0.3mmであり、正方形3と円4とを重ね合わせたときにできる円弧状面取り部の半径Rは円4の半径であり0.15mm(D/2)となる。
図1に示すように、コイル用電線の導体部を構成する本発明のコイル用線材(以下、「本発明線材」という)においては、1辺がDの正方形の断面形状を有する正方形線の断面の四方の隅に円弧状面取り部21が設けられている。本発明線材の断面形状11の面積は、円4の面積の1.15倍以上の広さとする。あるいは、本発明線材の断面形状11の外周の全長を、円4の円周の1.09倍以上の長さとする。このような断面形状を有する本発明線材(導体部)に絶縁層を被覆してコイル用電線が構成される。
本発明線材の断面形状が本発明範囲を外れた場合、すなわち、断面積が円4の面積の1.15倍未満、または、外周長さが円4の円周の1.09倍未満では、歩留まり率が下がり、結果的に生産性が落ちる。また、巻き線行程において線材が正常な整列巻の範疇から外れるいわゆるコロガリ現象が発生し、線材と線材との空隙が丸線の整列巻より多く発生する。なお、本発明線材の断面形状には完全な正方形は含まれない。断面形状が完全な正方形では絶縁層の厚さにバラツキがでるなど「発明が解決しようとする課題」の項で述べた問題が発生する。
図1においては、円4の半径が0.15mmであるのに対し、円弧状面取り部21の円弧を構成する円5の半径Rは0.1mmである。円5の円周は、正方形3の辺と隅部において接している。円弧状面取り部21の面積は、図5に示す正方形3と円4とを重ね合わせたときにできる円弧状面取り部の面積よりも小さくなる。すなわち、本発明線材の断面形状11の面積は円4の面積よりも広くなる。例えば、図1では、断面形状11の面積が円4の面積の1.15倍(15.1%増)となっている。このように、円弧状面取り部21の円弧の半径R(円5の半径R)の長さを設定することにより、コイル用線材の断面形状11の面積を所望の値とすることができる。図面においてAは面積を示している。
また、図1において断面形状11の外周の全長は、円4の円周の1.09倍(9.1%増)となっている。円弧状面取り部21の円弧の半径R(円5の半径R)の長さを設定することにより、断面形状11の外周の全長を所望の長さとすることができる。図面において、Lは外周の全長を示している。
図2においては、円4の直径D(0.3mm)に対し、円弧状面取り部22の円弧の半径Rが0.06mmであり、断面形状12の面積が、円4の面積の1.22倍(22.8%増)となっている。また、断面形状12の外周の全長が、円4の円周の1.16倍(16.4%増)となっている。
図3においては、円4の直径D(0.3mm)に対し、円弧状面取り部23の円弧の半径Rが0.03mmであり、断面形状13の面積が、円4の面積の1.26倍(26.1%増)となっている。また、断面形状13の外周の全長が、円4の円周の1.21倍(21.9%増)となっている。
図4においては、円4の直径D(0.3mm)に対し、円弧状面取り部24の円弧の半径Rが0.01mmであり、断面形状14の面積が、円4の面積の1.27倍(27.1%増)となっている。また、断面形状14の外周の全長が、円4の円周の1.25倍(25.5%増)となっている。
なお、図示はしないが、面取り部は、直線状面取り部とすることもできる。この場合においても、導体部の断面形状と円4との面積比、あるいは、外周の全長と円4の円周との比が、本発明範囲内となるように設定すればよい。
上記のようにコイル用電線の導体部を構成する正方形線の断面形状を改良して、正方形の断面の四方の隅(コーナ)に面取り部を設けその寸法を最適化することにより、コーナの絶縁層を均一に、且つ、安定的に得ることが可能となる。更に、従来の丸線コイルより占積率が確実に向上するため、丸線コイルより高性能なコイルを得ることができ、巻き線行程においても安定した巻き線を行うことが可能となる。また、生産性に支障をきたすことはない。
次に、この発明を実施例により更に詳細に説明する。
本発明のコイル用線材を用いてスピーカを作製し、従来の丸線を用いて作製したスピーカと比較した。
図5に示す本発明の基本となる正方形線の正方形の断面形状の1辺Dの長さを0.16mmとした。この正方形線を基本とし、図1に示す形状、すなわち、断面積がDと同じ長さの直径(0.16mm)を有する円4の面積の1.15倍、または、断面形状の外周の全長が円4の円周の1.09倍となるように正方形の断面の四方の隅に面取り部を設け、このように面取り部を設けた本発明線材(導体部)に絶縁層を被覆してコイル用電線(「本発明例1」という)を調製した。調製されたコイル用電線(以下、「真四角電線」という)の断面形状の面取り部を含む1辺の長さは0.185mmであった。そして、この真四角電線を用い、直径約50mm、巻き幅5.74mm、インピーダンス3.5Ωのスピーカ用コイル(ボイスコイル)を作製し、更に、このボイスコイルを用いてスピーカを作製した。
一方、比較例1は、本発明例1と同じ断面積の円形の丸線(導体部)に絶縁層を被覆して丸電線を調製し、この丸電線を用いて丸線コイルを作製し、他の部品は上記スピーカと全て同じ部品を用いて比較用スピーカを作製した。
そして、両スピーカの性能比較を行った。性能比較は、後述する実施例2と同様の方法により、F特性測定の中での出力音圧レベル値(dB)を比較することにより行った。その結果、本発明例1は比較例1よりも0.5dBの音圧向上が得られる効果を確認できた。
図5に示す本発明の基本となる正方形線の断面形状の1辺Dの長さを0.16mmとした。この正方形線を基本とし、実施例1で用いた図1に示すコイル用線材(本発明例1)、断面積が円4の面積の1.22倍、または、断面形状の外周の全長が円4の円周の1.16倍となるように四方の隅に面取り部を設けた図2に示すコイル用線材(「本発明例2」という)、断面積が円4の面積の1.26倍、または、断面形状の外周の全長が円4の円周の1.21倍となるように四方の隅に面取り部を設けた図3に示すコイル用線材(「本発明例3」という)、および、断面積が円4の面積の1.27倍、または、断面形状の外周の全長が円4の円周の1.25倍となるように四方の隅に面取り部を設けた図4に示すコイル用線材(「本発明例4」という)をそれぞれ調製した。調製したコイル用線材に、実施例1と同様に絶縁層を被覆してコイル用電線(真四角電線)を調製した。調製された真四角電線の断面形状の面取り部を含む1辺の長さは0.185mmであった。そして、このように調製された本発明例1〜4の真四角電線を用い、実施例1と同様に、直径約50mm、巻き幅5.74mm、インピーダンス3.5Ωのスピーカ用コイル(ボイスコイル)を作製し、このボイスコイルを用いてスピーカを作製した。
比較例2は、導体部の断面形状である円4の直径を正方形の1辺D(0.16mm)と同じ長さに設定した丸線に絶縁層を被覆して丸電線を調製し、この丸電線を用いて丸線コイルを作製し、他の部品は上記スピーカと全て同じ部品を用いて比較用スピーカを作製した。
そして、両スピーカの性能比較を行った。その結果の周波数特性を図6に示す。図6は、出力音圧レベルと周波数との関係により周波数特性を示すグラフである。図6において、本発明例1は破線により、本発明例2は2点鎖線により、本発明例3は実線(太線)により、比較例2は実線(細線)によりそれぞれ示す。性能比較は、F特性測定の中での出力音圧レベル値(dB)を比較することにより行った。図6の周波数の値が300Hz、400Hz、500Hzおよび600Hzを指定周波数箇所とし、この4箇所の出力音圧レベル値(dB)の平均値をスピーカの感度とし、その平均値を比較することにより行った。
図6に示す本発明例1の感度は89.7dB、比較例2は89.2dBで、本発明例1によれば比較例2よりも約0.5dBの音圧向上を確認できた。
本発明例2の感度は90.3dB、比較例2は89.2dBで、本発明例2によれば比較例2よりも約1.0dB〜1.5dBの音圧向上を確認できた。
本発明例3の感度は92.0dB、比較例2は89.2dBで、本発明例3によれば比較例2よりも約2.0dB〜2.5dBの音圧向上を確認できた。
本発明例4の感度は、図示はしないが、比較例2よりも約2.5dB〜3.0dBの音圧向上を確認でき、概ね理論通りの音圧向上を図ることができた。
以上、実施例1は、本発明のコイル用線材を、導体部の断面積が本発明と同じである丸線と比較し、実施例2は、本発明の創作の基本となった正方形線の1辺と同じ長さの直径を有する円形の断面形状の丸線と比較したが、いずれも、本発明のほうが良好な結果を得られることがわかる。
この発明の実施の形態に係る面取り部の変化と線材の断面積および断面周長さの変化を示す第1の説明図である。 この発明の実施の形態に係る面取り部の変化と線材の断面積および断面周長さの変化を示す第2の説明図である。 この発明の実施の形態に係る面取り部の変化と線材の断面積および断面周長さの変化を示す第3の説明図である。 この発明の実施の形態に係る面取り部の変化と線材の断面積および断面周長さの変化を示す第4の説明図である。 本発明線材の創作の基本となる正方形線の正方形の断面形状および丸線の円形の断面形状を示す説明図である。 この発明の実施例に係る出力音圧レベルと周波数との関係により周波数特性を示すグラフである。
符号の説明
11、12、13、14 コイル用線材の断面形状
21、22、23、24 円弧状面取り部
3 本発明線材の創作の基本となる正方形線の断面形状を示す正方形
4 正方形の1辺と同じ長さの直径を有する円
5 円弧状面取り部の円弧を構成する円

Claims (5)

  1. 断面形状が正方形のコイル用線材において、正方形の断面の四方の隅に面取り部が設けられ、前記面取り部が設けられた前記線材の断面積が、前記正方形の1辺と同じ長さの直径を有する円の面積の1.15倍以上の広さを有することを特徴とするコイル用線材。
  2. 断面形状が正方形のコイル用線材において、正方形の断面の四方の隅に円弧状面取り部が設けられ、前記面取り部が設けられた前記線材の断面積が、前記正方形の1辺と同じ長さの直径を有する円の面積の1.15倍以上の広さとなるように、前記円弧状面取り部の円弧の半径の長さが設定されていることを特徴とするコイル用線材。
  3. 断面形状が正方形のコイル用線材において、正方形の断面の四方の隅に面取り部が設けられ、前記面取り部が設けられた前記線材の断面の外周の全長が、前記正方形の1辺と同じ長さの直径を有する円の円周の1.09倍以上の長さを有することを特徴とするコイル用線材。
  4. 断面形状が正方形のコイル用線材において、正方形の断面の四方の隅に円弧状面取り部が設けられ、前記面取り部が設けられた前記線材の断面の外周の全長が、前記正方形の1辺と同じ長さの直径を有する円の円周の1.09倍以上の長さとなるように、前記円弧状面取り部の円弧の半径の長さが設定されていることを特徴とするコイル用線材。
  5. 前記正方形の1辺の長さが1mm以下である請求項1から4のうちのいずれか1項に記載のコイル用線材。
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