JP2009218399A - 集合コイル体及び集合コイル体の製造方法、モータ、リアクトル - Google Patents

集合コイル体及び集合コイル体の製造方法、モータ、リアクトル Download PDF

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Kohaku Yamada
幸伯 山田
Takeshi Ariyoshi
剛 有吉
Yasushi Nomura
康 野村
Shinichi Iizuka
慎一 飯塚
Kenji Kitajima
健二 北島
Masayoshi Hirota
将義 廣田
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Abstract

【課題】渦電流による損失を低減できると共に、放熱性の良い集合コイル体及び集合コイル体の製造方法、集合コイル体をコイルとして用いたモータ及びリアクトルの提供を課題とする。
【解決手段】絶縁被覆導線11を巻線機を用いてコイルに巻回する際、コイルの直径が徐々に増加するように巻回することで、コイル10a、10b、10cを成形する。その後コイル10a、10b、10cを同心円状に嵌め合わす際、隣接するコイル間に放熱シート20a、20bを介在させることを特徴とする集合コイル体1及び集合コイル体1の製造方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のコイルを一体化させてなる集合コイル体及び集合コイル体の製造方法、集合コイル体をコイルとして用いたモータ及びリアクトルに関する。
複数のコイルを一体化させてなる集合コイル体及び該集合コイル体を電気用巻線とするものとしては、下記特許文献1がある。下記特許文献1は、電気用巻線、電気用巻線の製法及び製造装置に関する発明で、複数のコイルを同心円状に順次嵌合することでコイルを一体化させる技術が開示されている。
特開2005−209916号公報
上記特許文献1に示す発明では、巻線の表面積を増大させて高周波電流が流れる表面近くの電流集中を緩和できるというメリットがある。
しかし、放熱対策が為されていないことから、放熱性が悪いという問題があった。
そこで本発明は上記従来における問題点を解決し、渦電流による損失を低減できると共に、放熱性の良い集合コイル体及び集合コイル体の製造方法、集合コイル体をコイルとして用いたモータ及びリアクトルの提供を課題とする。
本発明の集合コイル体は、絶縁被覆導線からなる複数のコイルが同心円状に嵌め合わされており、且つ各コイル間には放熱シートが介在されていることを第1の特徴としている。
上記本発明の第1の特徴によれば、絶縁被覆導線からなる複数のコイルが同心円状に嵌め合わされて集合コイル体となる構成としてあることから、複数のコイルに電流を分散させることができ、渦電流による損失を低減できる。更に各コイル間には放熱シートが介在されている構成としてあることから、放熱性の良い集合コイル体とすることができる。
また本発明のモータは、上記本発明の第1の特徴に記載の集合コイル体をコイルとして用いたことを第2の特徴としている。
上記本発明の第2の特徴によれば、上記本発明の第1の特徴に係る集合コイル体をコイルとして用いた構成としてあることから、渦電流による損失を低減できると共に、放熱性の良いモータとすることができる。
また本発明のリアクトルは、上記本発明の第1の特徴に記載の集合コイル体をコイルとして用いたことを第3の特徴としている。
上記本発明の第3の特徴によれば、上記本発明の第1の特徴に係る集合コイル体をコイルとして用いた構成としてあることから、渦電流による損失を低減できると共に、放熱性の良いリアクトルとすることができる。
また本発明の集合コイル体の製造方法は、複数のコイルを同心円状に嵌め合わせて集合コイル体を製造する集合コイル体の製造方法であって、絶縁被覆導線を巻回して径が異なる複数のコイルを成形するコイル成形工程と、複数のコイルを同心円状に嵌め合わせるコイル嵌合工程とを有し、前記コイル嵌合工程におけるコイル嵌合時に嵌め合わせるコイル間に放熱シートを介在させるようにしたことを第4の特徴としている。
上記本発明の第4の特徴によれば、絶縁被覆導線を巻回して径が異なる複数のコイルを成形するコイル成形工程を有する構成としてあることから、径が異なる複数のコイルを効果的に成形することができる。また複数のコイルを同心円状に嵌め合わせるコイル嵌合工程を有する構成としてあることから、複数のコイルを同心円状に効果的に嵌め合わせることができる。またコイル嵌合工程におけるコイル嵌合時に嵌め合わせるコイル間に放熱シートを介在させるようにする構成としてあることから、嵌め合わせるコイル間に確実に放熱シートを介在させることができ、放熱性の良い集合コイル体とすることができる。
本発明の集合コイル体及び集合コイル体の製造方法、集合コイル体をコイルとして用いたモータ及びリアクトルによれば、渦電流による損失を低減できると共に、放熱性の良い集合コイル体及び集合コイル体の製造方法、集合コイル体をコイルとして用いたモータ及びリアクトルとすることができる。
以下の図面を参照して、本発明の実施の形態に係る集合コイル体及び集合コイル体の製造方法、集合コイル体をコイルとして用いたモータ及びリアクトルを説明し、本発明の理解に供する。しかし以下の説明は本発明の実施形態であって、特許請求の範囲に記載の内容を限定するものではない。
図1は本発明の第1の実施形態に係る集合コイル体の全体斜視図である。図2は本発明の第1の実施形態に係る集合コイル体の分解斜視図である。図3は図1の縦断面図である。図4は本発明の第2の実施形態に係る集合コイル体をコイルとして用いたモータのステータを示す図である。図5は図4の変形例を示す図である。図6は本発明の第3の実施形態に係る集合コイル体をコイルとして用いたリアクトルを示す図である。
先ず図1、図2を参照して、本発明の第1の実施形態に係る集合コイル体1は、複数のコイルを一体化させてなる集合コイル体であり、コイル10と放熱シート20とで構成される。
前記コイル10は、図1、図2に示すように、コイル10a、10b、10cとで構成される。
前記コイル10a〜10cは、絶縁被覆導線11を巻回してなるコイルであり、コイル成形工程において絶縁被覆導線11の巻数を同一巻数とし、直径のみをコイル10a〜10cへと徐々に増加させることで成形する。その後、嵌合工程においてコイル10a〜10cを順次同心円状に嵌め合わす。このようにコイル10a〜10cを順次同心円状に嵌め合わせることで、コイル10a〜10cを一体化させることができると共に、コイル10a〜10cの上下端面を面一とすることができる。よって複数のコイルに電流を分散させることができ、渦電流による損失を低減できると共に、放熱性の良い集合コイル体1とすることができる。
なおコイル嵌合工程におけるコイル10a〜10cの嵌め合わせ順序は、例えばその直径が増加するように嵌め合わせていくもの等があるが、コイル10a〜10cを一体化させることができるものであれば如何なる順序であってもよい。
また嵌め合わされるコイルの数、形状、大きさ等は本実施例のものに限られるものではなく適宜変更可能である。
前記絶縁被覆導線11は、図1、図2に示すように、断面を円形とする絶縁被覆導線である。絶縁被覆導線11としては、通常用いられる絶縁被覆導線であれば如何なるものであってもよい。またその断面形状も円形に限る必要はなく、四角形、六角形等、如何なる形状であってもよいし、導径も適宜変更可能である。
コイル成形工程において巻線機を用いて絶縁被覆導線11を異なる径に巻回することで、コイル10a〜10cが成形される。
前記放熱シート20は、図1、図2に示すように、放熱シート20a、20bとで構成される。
前記放熱シート20a、20bは、図2に示すように、嵌め合わされるコイル間に介在されるものであり、放熱シート20aはコイル10aとコイル10b間に、放熱シート20bはコイル10bとコイル10c間に介在される。
また放熱シート20aの直径は、コイル10aの外周よりも大きく、コイル10bの内周よりも小さい。また放熱シート20bの直径は、コイル10bの外周よりも大きく、コイル10cの内周よりも小さい。勿論、放熱シートが伸縮性を有するもの等であれば、この場合に限るものではない。上述の放熱シート20a、20bの直径とは、最終的に集合コイル体1を構成した状態における直径を示すものである。
放熱シート20a、20bとしては、例えばカーボンシート、ゲルシート、シリコンゴムシートを用いることができる。
カーボンシートを用いることで、カーボンシートが有する高い熱伝導率により集合コイル体1の放熱性を向上させることができる。
またゲルシートを用いることで、ゲルシートが有する高い密着性・柔軟性により嵌め合わされるコイル間に生じる空隙をゲルシートで満たすことができ、集合コイル体1の放熱性を向上させることができる。
またシリコンゴムシートを用いることで、シリコンゴムシートが有する高い熱伝導率により集合コイル体1の放熱性を向上させることができることに加え、高い電気特性により嵌め合わされるコイル間の絶縁性を向上させることができる。
このように、放熱シート20a、20bを嵌め合わされるコイル間に介在させることで、主として集合コイル体1の放熱性を向上させることができる。
なお放熱シートとしては上記のものに限る必要はなく、放熱シートとして通常用いられるものであれば如何なるものであってもよい。
またコイル嵌合工程において、放熱シート20a、20bを嵌め合わされるコイル間に介在させた状態でコイル10a〜10cを嵌め合わすことで、図3に示すように、放熱シート20a、20bが隙間30における隣接する絶縁被覆導線11の接合部分に生じる鋭角部30aに食い込むような状態となる。よって、放熱シート20として接着性のある放熱シートを用いた場合、コイル10a〜10cの嵌合状態を強固に保持させることができる。従ってコイル10a〜10cを強固に固定することができる。
なおコイル嵌合工程における放熱シート20a、20bのコイル間への介在方法及び集合コイル体1の組み立て順序は、図2を参照して、例えばコイル10a〜10cと放熱シート20a、20bを順次直径が増加する方向へ嵌め合わせていくようなもの等があるが、最終的に集合コイル体1とすることができるものであれば如何なるものであってもよい。
また放熱シート20の形状は、円形に限らず、楕円形、略矩形状等コイル10の形状に伴い適宜変更可能である。また放熱シート20の厚みは、相互に嵌め合わされるコイル間に生じる距離に応じて適宜変更可能である。更に放熱シート20のコイル軸方向の長さも適宜変更可能であるが、放熱性及び集合コイル体としての嵌合性を考慮すればコイル10と同じ長さとすることが望ましい。
次に図4を参照して、本発明の第2の実施形態に係るモータのステータ50について説明する。
ステータ50は、ラジアルモータのステータであり、集合コイル体1をコイル40として用いたものである。このように集合コイル体1をコイル40としてステータ50に用いる構成とすることで、渦電流による損失を低減できると共に、放熱性を向上させることができるラジアルモータとすることができる。
次に図5を参照して、ステータ50の変形例であるステータ60について説明する。
ステータ60は、アキシャルモータのステータであり、集合コイル体1をコイル40として用いたものである。このように集合コイル体1をコイル40としてステータ60に用いる構成とすることで、渦電流による損失を低減できると共に、放熱性を向上させることのできるアキシャルモータとすることができる。
なお集合コイル体1をコイル40として用いるモータとしてはラジアルモータ、アキシャルモータに限るものではなく、如何なるモータであってもよい。
次に図6を参照して、本発明の第3の実施形態に係るリアクトル70について説明する。
リアクトル70は、集合コイル体1をコイル40として用いたものである。このように集合コイル体1をコイル40としてリアクトル70に用いる構成とすることで、渦電流による損失を低減できると共に、放熱性を向上させることのできるリアクトルとすることができる。
本発明は絶縁コイルとして、各種モータ用コイル、リアクトル用コイル、ハイブリッド自動車用モータ等のモータのステータや変圧器などに利用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る集合コイル体の全体斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る集合コイル体の分解斜視図である。 図1の縦断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る集合コイル体をコイルとして用いたモータのステータを示す図である。 図4の変形例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る集合コイル体をコイルとして用いたリアクトルを示す図である。
符号の説明
1 集合コイル体
10 コイル
10a コイル
10b コイル
10c コイル
11 絶縁被覆導線
20 放熱シート
20a 放熱シート
20b 放熱シート
30 隙間
30a 鋭角部
40 コイル
50 ステータ
60 ステータ
70 リアクトル

Claims (4)

  1. 絶縁被覆導線からなる複数のコイルが同心円状に嵌め合わされており、且つ各コイル間には放熱シートが介在されていることを特徴とする集合コイル体。
  2. 請求項1に記載の集合コイル体をコイルとして用いたことを特徴とするモータ。
  3. 請求項1に記載の集合コイル体をコイルとして用いたことを特徴とするリアクトル。
  4. 複数のコイルを同心円状に嵌め合わせて集合コイル体を製造する集合コイル体の製造方法であって、絶縁被覆導線を巻回して径が異なる複数のコイルを成形するコイル成形工程と、複数のコイルを同心円状に嵌め合わせるコイル嵌合工程とを有し、前記コイル嵌合工程におけるコイル嵌合時に嵌め合わせるコイル間に放熱シートを介在させるようにしたことを特徴とする集合コイル体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011066242A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Sumitomo Electric Ind Ltd リアクトル
JP2014533871A (ja) * 2011-11-17 2014-12-15 イオン ビーム アプリケーションズIon Beam Applications シンクロサイクロトロン用のrfシステム

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