JPS6229011A - 断面正四角形の自己融着絶縁電線 - Google Patents

断面正四角形の自己融着絶縁電線

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JPS6229011A
JPS6229011A JP16796685A JP16796685A JPS6229011A JP S6229011 A JPS6229011 A JP S6229011A JP 16796685 A JP16796685 A JP 16796685A JP 16796685 A JP16796685 A JP 16796685A JP S6229011 A JPS6229011 A JP S6229011A
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JP
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section
film
self
coil
wire
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JP16796685A
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勝田 守彦
重雄 増田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3−10発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、整列巻コイルの作製に適しな断面正四角形の
自己融着絶縁電線の構造に関するものである。
(2)従来技術とその問題点 断面正四角形の自己融着絶縁電線は、主としてスピーカ
ーのボイスコイルに使用されてきたが、近年とりわけコ
ンピューター関連機器における駆動モーター用コイルに
使用されるようになり用途が拡大されてきた。
コイルの形状としては、円筒状、角筒状、平角筒状ある
いは、これらの組谷1っなものがあるがいづれも、これ
らのコイルは多層に整列巻されるのが常である。
従来、断面が正四角形の自己融着絶縁電線をつくる場合
、先ず断面元型の自己融着絶縁電線をつくっておき、そ
の線を、孔の断面が正四角形のダイスと使って伸線する
ことにより角線化する方法がとられてきた。しかしなが
ら、孔の断面が正四角形のダイスに作製するに際し、角
部を完全な直角にすることは現状技術レベルでは極めて
難しく従って大きな面取半径ともつに角部とならざるを
えをかつな。
このように大きな面取半径をもった断面正四角形の自己
融着絶縁電線では多層に整列巻しようとする時、線が転
倒しゃすく整列巻しにくいという難点があつな。
又、うまく整列巻できんとしても、電線角部の大きな面
取半径のkめに線間に隙間ができており加熱等により融
着させな時、この線間隙間がほとんどそのま−残ってし
まうのが実状であつな。
このなめ、コイル全体として強力でかつ安定しな接着力
が要求される前述ボイスコイル、コンピューター関連機
器、コイル等においては融着皮膜厚の薄いことと相俟っ
て品質特性が不安定になるという問題点があった。
3−21発明の構成 は)問題点を解決するなめの手段及び作用断面正四角形
の自己融着絶縁電線の仕上寸法において、電線角部の面
取半径を電線対向面間距離の1/′4以下とし、かつ融
着層の膜厚を、全体膜厚の純以上にすることによって前
述問題点を解決することができるということを実験によ
り見い出した。以下図をもって説明する。
第1図は、本発明になる断面正四角型の自己融着絶縁電
線の横断面である。lは導体であり、2は絶縁皮膜、3
は融着皮膜を示している。第1図で仕上寸法の対向面間
距離をa、又仕上寸法の角部の面取半径をrにて表わす
ものとすれば、rけaのh以下となっている。絶縁皮膜
2の厚さをb1融着皮膜3の厚さをCにて表わすものと
すれば、C/(b+c)が純以上となっている。この様
な電線を使ってコイル状に整列巻すると面取半径rが小
さいために整列巻が非常にしやすい。第1図に示す電線
の製造法として一例を挙げれば、断面元型の自己融着絶
縁電線を予め「がaの1/4以下となるように設計した
角ダイスを使って伸線することによって所望の断面正四
角型の自己融着絶縁電線を得ることができる。
又、膜厚についても断面元型の自己融着絶縁電線を製造
する際、絶縁度膜厚と融着皮膜厚ととC/(b+c)が
純以上となるように、あらかじめ設定しておくことによ
って目的を達成することができる。
第2図は、本発明になる断面正四角型の自己融着絶縁電
線をコイルに整列巻しkあと加熱することによって線同
士を融着一体化させんものの断面図である。
加熱融着前には線間面取部に隙間のあっkものが加熱融
着させることによって、この隙間が融着層4によって埋
めつくされ完全に一体化している。
仮に面取半径rがaの−より小さくても融着皮膜の厚さ
が全膜厚に占める割合C/(b+c )が−よりも小さ
い場合には加熱融着させ六時に、線間面取部によってで
きている隙間をは望全面的に埋めつくすことができるも
ののコイルとしての接着力が弱くバラツキは大きい。
一方、融着皮膜厚さの全膜厚に占める割合C/(b+。
)が本発明で言うように、仮に純以上であつなとしても
仕上寸法の角部面取半径rが仕上寸法の対向面間距離a
のl//4よりも大きい場合には、コイルに整列巻した
時、線間にできる面取部の隙間が大きいために加熱融着
させても隙間が埋めつくされず、そのま\残りやすい。
このためコイルとしての接着力も必ずしも充分ではない
断面が正四角型の自己融着絶縁電線において面取半径と
対向面間距離との関係、融着皮膜厚さの全膜厚に占める
割合のいづれもが本発明にいう関係を満足している場合
にはじめて整列巻したコイルを加熱融着させた時に、線
間の面取部によってできる隙間が残らないように融着層
eζよって埋めつくされコイルとしての接着力も充分強
力なものとなることを実験により見い出しに0 隙間なく融着しなコイルはそうでないコイルに比べてコ
イルとしての接着力は強力でバラツキは少なかった。
(2)実施例 比較例、実施例を示す。
比較例1 直径0.65 mmの銅導体の上に(ポリアミドイミド
)フェスを塗布焼付して膜厚0.020mmの電線をつ
くり、更にその上に(エポキシ)フェスを塗布焼付して
膜厚0.010mの融着皮膜をなした。
この電線を角ダイスを使って伸線し、仕上寸法0、60
 mm X 0.60 mm、角部面取半径0.20m
mの断面角型の自己融着絶縁電線としな。この時、下膜
ポリアミドイミド皮膜の膜厚はQ、 Q 16 aun
、上膜エポキシ融着皮膜の膜厚はO,OO8mmであっ
な。
本電線を内径55mmの円筒巻枠に、長さ40mmにわ
たって4層に整列巻し、200℃/2時間加熱融着させ
てコイルとした。同方法によって合計6ケのコイルを作
製しな。その内の1ケのコイルに中心軸に含む面に沿っ
て切断し破面を顕微鏡観察してコイル長さl0rra当
りに含まれる線間の面取部隙間の数を数えた。一方、残
り5ケのコイルについて引張試験機を使って接着力を測
定した。
結果を表1に示す。
比較例2 直径0.65 mmの銅導体の上に(ポリアミドイミド
)フェスを塗布焼付して膜厚0.008 rNnの電線
をつくり更にその上に(エポキシ)フェスを塗布焼付し
て膜厚0.022mmの融着皮膜をなしな。
この電線を角ダイスを使って伸線し、仕上寸法0、60
 mm x 0.60 mm 、角部面取半径0.20
 mmの断面角型の自己融着絶縁電線としな。この時、
下膜ポリアミドイミド皮膜の膜厚は0.007mm、上
膜エポキシ融着皮膜の膜厚は0.017mmであった。
本電線と内径55mmの円筒巻枠に、長さ40mmにわ
たって4層に整列巻し、200°C/2時間加熱融着さ
せてコイルとしな。同方法をでよって合計6ケのコイル
を作製した。その内の1ケのコイルを中心軸を含む面に
沿って切断し破面を顕微鏡観察してコイル長さ10mm
当りに含まれる線間の面取部隙間の数を数えな。一方、
残り5ケのコイルについて引張試験機を使って接着力を
測定した。
結果を表1に示す。
比較例3 直径0.50 mmのアルミ導体の上に(ポリエステル
)フェスを塗布焼付して膜厚0.015mmの電線をつ
くり更にその上に(ボ’/H=)、ヒ)フェスを塗布焼
付して膜厚0.015ma+の融着皮膜分なした。
この電線を角ダイスを使って伸線し、仕上寸法0、46
 mm X 0.46 mm 、角部面取半径Q、15
mmの断面角型の自己融着絶縁電線とした。この時、下
膜ポリエステル皮膜の膜厚は0.011aun、上膜ブ
チラール融着皮膜の膜厚は0.011mmであった。
本電線と内径30mmの円筒巻枠に、長さ3Q++un
にわkつて5Nに整列巻し、150”Q/1時間加熱融
着させてコイルとした。同方法によって合計6ケのコイ
ルを作製した。その内の1ケのコイルを中心軸を含む面
に沿って切断し破面と顕微鏡観察してコイル長さ10m
m当りに含まれる線間の面取部隙間の数を数えた。一方
、残り5ケのコイルについて引張試験機を使って接着力
を測定した。
結果と表1ンζ示す。
比較例4 直径0.50 nunのアルミ導体の上に(ポリエステ
ル)フェスと塗布焼付して膜厚0,015mmの電線に
つくり更にその上にc 9 輩!う)、’I、 )フェ
スを塗布焼付して膜厚0,015mmの融着皮膜をなし
な。
この電線を角ダイスを使って伸線し、仕上寸法0、46
 mm ×0.46 mm 、角部面取半径Q、10m
mの断面角型の自己融着絶縁電線とした。この時、下膜
ポリエステル皮膜の膜厚は0.011mm、上膜ブチラ
ール融着皮膜の膜厚は0.011mmであった。
本電線に内径30mmの円筒巻枠に、長さ30mmにわ
たって5層に整列巻し、150°c/1時間加熱融着さ
せてコイルとした。同方法によって合計6ケのコイルを
作製しな。その内の1ケのコイルを中心軸を含む面に沿
って切断し破面を顕微鏡観察してコイル長さ10m当り
に含まれる線間の面取部隙間の数を数えた。一方、残り
5ケのコイルについて引張試験機を使って接着力と測定
した。
結果を表1に示す。
実施例1 直径Q、 65 mrnの銅導体の上に(ポリアミドイ
ミド)フェスを塗布焼付して膜厚0.008 mmの電
線をつくり更にその上に(エポキシ)フェスを塗布焼付
して膜厚0.022m+nの融着皮膜をなした。
この電線に角ダイスを使って伸線し、仕上寸法0、60
111m x 0.60胴、角部面取半径0. l 0
皿の断面角型の自己融着絶縁電線とした。この時、下膜
ポリアミドイミド皮膜の膜厚は0.007皿、上膜エポ
キシ融着皮膜の膜厚は0.017印であった。
本電線を内径55印の円筒巻枠に、長さ40IIllT
+にわたって4層に整列巻し、200°C/2時間加熱
融着させてコイルとしな。同方法によって合計6ケのコ
イルを作製した。その内の1ケのコイルと中心軸分含む
面に沿って切断し破面会顕微鏡観察してコイル長さ10
mm当りに含まれる線間の面取部隙間の数を数えた。一
方、残り5ケのコイルについて引張試験機を使って接着
力を測定しな。
結果を表1に示す。
実施例2 直径Q、 50 Mのアルミ導体の上に(ポリエステル
)フェス全塗布焼付して膜厚Q、007 mmの電線に
つくり更にその上に(yi ! !−ヒ)フェスを塗布
焼付して膜厚0.023 mmの融着皮膜をなした。
この電線を角ダイスを使って伸線し、仕上寸法0、48
 mm x O,46tmn、角部面取半径0.10m
mの断面角型の自己融着絶縁電線とじ六〇この時、下膜
ポリエステル皮膜の膜厚はO,QO6eun、上膜ブチ
ラール融着皮膜の膜厚はQ、018mmであった。
本電線を内径80mmの円筒巻枠に、長さ30■にわな
って5層に整列巻し、150℃/1時間加熱融着させて
コイルとしな。同方法によって合計6ケのコイルを作製
した。その内の1ケのコイルに中心軸を含む面に沿って
切断し破面を顕微鏡観察してコイル長さ10mm当りに
含まれる線間の面取部隙間の数を数えた。一方、残り5
ケのコイルについて引張試験機を使って接着力を測定し
た。
結果を表1に示す。
表  1 3−31発明の効果 比較例、実施例を用いて以下に本発明の効果を血明する
比較例1は断面正四角型の自己融着絶縁電線の仕上寸法
において面取半径rと対向面間距離aとの比6が本発明
でいう範囲から外れて1/4(=0.25)よりも大き
く、かつ融着度膜厚・Cの全膜厚(b+c)に対する比
C/(b+c)  も本発明でいう範囲から外れて3/
、(=0.6)よりも小さいため、コイル縦断面のコイ
ル長さ10団当りに含まれる線間の面取部隙間の数が6
3個もあり、コイル接着力は平均で420kgと低いレ
ベルであつに0 比較例2は、比C/(b+c)が、本発明でいう範囲に
入っており竹よりも大きい0.71ではあるものの、比
r4が本発明でいう範囲から外れておりl/4よりも大
きい0.33ある。このなめ、コイル長さ10mm当り
に含まれる線間の面取部隙間の数は、比較例1より少な
くなってはいるものの35個あつな。又コイル接着力は
平均値で比較例1より向上はしているもののまだ560
kgの低いレベルであった。
ところが実施例1は、比r4が本発明でいう範囲に入っ
ていて14よりも小さい0.17であり、かつ比C/(
b+c)  も本発明でいう範囲に入ってぃて−よりも
大きい0.71であるため、コイル長さ10mm当りに
含まれる線間の面取部隙間の数は比較例1.2と比べて
桁違いに少なく3個となつ。
ている。このためコイル接着力は平均で640kgとい
う高い値を示しな。比較例1と比べて約50%も接着力
が向上していることがわかる。
比較例3は、比r4が本発明でいう範囲を外れて1/4
よりも大きい0.33であり、かつ比’/(b+c)が
本発明でいう範囲を外れて柄よりも小さい0.50であ
るため、コイル縦断面のコイル長さ10閤当りに含まれ
る線間の面取部隙間の数は95個もあり、コイル接着力
は平均で230kgと低いレベルであった。
比較例4は、比r4が本発明でいう範囲に入っていて1
/4よりも小さい0.22ではあるものの、比C/Cb
+c)が本発明でいう範囲を外れて3ろよりも小さい0
.50となっている。コイル長さ10mm当りに含まれ
る線間の面取部隙部の数は比較例3より少なくなっては
いるものの、まだ48個も出ている。コイル接着力は平
均値で比較例3より向上はしているもののまだ270k
gの低I、)レベルとなっている。
ところが実施例2は、比−が本発明でいう範囲に入って
おり1//4よりも小さい0.22であり、かつ、比’
/(b+c)  も本発明でいう範囲に入っていて−よ
り大きい0.75である。コイル長さlO叩当りに含ま
れる線間の面取部隙間の数は比較例3.4に比べて桁違
いに少なく5個となっている。
このためコイル接着力は平均で380kgという高い値
を示した。比較例3と比べて約65%も接着力が向上し
ていることがわかる。
これら比較例、実施例では導体として銅、アルミの場合
を使って説明しているが何らこれに限定されるものでは
なく一般的tζ導体として使われるものであればいづれ
でもよい。よく使われるものとしてはその他に銅合金、
アルミ合金、ニッケルメッキ銅、銀メッキ銅、ニッケル
クラッド鋼、銅フラットアルミ、ステンレススチールク
ランド、銅、銀、銀合金、金、白金、ニクロム、鉄、錫
メッキ銅、等が挙げられる。
絶縁皮膜として比較例、実施例でポリアミドイミド、ポ
リエステルを挙げているが何らこれに限定されるもので
はなく、一般的に使われるものであればいづれでもよい
。例えば、ポリビニルホルマール、ポリエステルイミド
、ポリエステルアミドイミド、ポリヒダントイン、ポリ
イミド、ナイロン、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリ
ウレタン、等が挙げられる。これらの単一皮膜構造でも
よいし、複数層に重ね合わさった構造でもよい。
又、これらの皮膜中に無機物が含まれる形でもよい。
融着皮膜の材質についてもエポキシ樹脂、ポリビニル、
ブチラール樹脂に限定されるものではなく一般的に使わ
れるものであればいづれでもよい。
例えば、熱可塑性ポリウレタン樹脂、熱可塑性ポリエス
テル樹脂、ナイロン、ポリスルホン、共重合ナイロン、
等が挙げられる。
東回面の簡単な説明 第1図は本発明になる断面正四角型の自己融着絶縁電線
の横断面を示しており、第2図は第1図に示す電線を使
ってコイルに整列巻し、加熱融着させて一体化させたも
のの横断面を示している。
第3図は、従来品の断面正四角型の自己融着絶縁電線の
横断面を示している。第4図は、@3図に示す電線を使
ってコイルに整列巻し、加熱融着させて一体化させたも
のの横断面で線間に面取部隙間のできていることを示し
ている。
1導体 2 絶縁皮膜 3 融着皮膜 4 融着層 5 面腹部隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)断面が正四角形の自己融着絶縁電線において仕上
    寸法の電線角部の面取半径が、仕上寸法の対向面間距離
    の1/4以下であり、かつ融着層の膜厚が、全体膜厚の
    3/5以上を占める構造を特徴とした断面正四角形の自
    己融着絶縁電線。
JP16796685A 1985-07-29 1985-07-29 断面正四角形の自己融着絶縁電線 Pending JPS6229011A (ja)

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