JP5415991B2 - レバースイッチのレバーカバー - Google Patents

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Description

この発明は、レバースイッチのレバーカバーに関する。
従来から車両にはレバースイッチが搭載されている。レバースイッチは、ステアリングコラムから突出するレバーを備える。このレバーは、ステアリングコラムに対して回動操作可能に設けられている。このレバーの操作を通じて、ターンシグナルやヘッドライトの状態を切り替えることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−331570号公報
ところで、上記レバースイッチのレバーにおいては、車両の仕様や仕向地に合わせて、その素材や色、表面の表示記号を変えている。従って、素材等が異なる多種のレバースイッチを用意する必要があるため、自ずとレバースイッチ全体としての在庫数が増大していた。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、レバースイッチの汎用性を高めることができるレバースイッチのレバーカバーを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、ステアリングコラムに設けられるレバースイッチのレバーの外形形状に対応する内形形状を有し、同レバーに装着されて、その外周を覆うレバースイッチのレバーカバーにおいて、前記カバーはその軸方向からみて少なくとも一箇所が離間可能とされ、前記カバーの離間部分に形成される、前記軸方向に延びるとともに互いに対向する端面と、一方の端面に形成される、同端面方向に延びる爪部と、他方の端面に形成されて前記爪部が離間方向において係合する受部と、を備えたことをその要旨としている。
同構成によれば、レバースイッチのレバーにカバーが取り付けられる。ここで、カバーは、車両の仕様や仕向地に合わせて、その素材や色、表面の表示記号が異なる様々なタイプを用意することが可能である。これにより、同一タイプのレバースイッチであっても異なるタイプのカバーを取り付けることで、カバーが取り付けられた状態でのレバーを車両の仕様や仕向地に合わせた外観とすることができる。従って、レバースイッチを車両の仕様等に合わせつつ、レバースイッチの汎用性を高めることができる。
また、カバーは、その軸方向からみて少なくとも一箇所が離間した状態で、すなわち、カバーの周方向において対向する両端面が離間した状態でレバーに取り付けられる。この状態から両端面を接近させることで、爪部が受部にそれらの離間方向において係合する。これにより、ねじ等の固定具を使用することなく、容易にカバーをレバーに取り付けることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のレバースイッチのレバーカバーにおいて、前記カバーの内周面には、前記レバーに装着された状態において、同レバーの外周面に形成される凹部又は凸部に嵌合する凸部又は凹部を形成したことをその要旨としている。
同構成によれば、レバーにカバーが装着されたとき、カバーの凸部又は凹部とスイッチの凹部又は凸部が互いに嵌合する。これにより、ねじ等の固定具を使用することなく、カバーのレバーからの脱落が抑制され、装着状態を維持することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のレバースイッチのレバーカバーにおいて、前記レバーの先端には、同レバーの軸を中心として回動される切替ノブが設けられ、前記レバーの基端部から前記切替ノブとの境界部分までの間を覆う第1のカバーと、前記切替ノブを覆う第2のカバーとからなることをその要旨としている。
同構成によれば、カバーをレバーの基端部から切替ノブとの境界部分までの間を覆う第1のカバーと、切替ノブを覆う第2のカバーとで構成することで、レバーに両カバーが装着された状態で切替ノブの回動操作が可能となる。
本発明によれば、レバーカバーを使用することにより、レバースイッチの汎用性を高めることができる。
第1の実施形態におけるレバー及びカバーの断面図。 第1の実施形態におけるカバーが取り付けられた状態のレバースイッチの正面図。 カバーが取り付けられた状態における図1のA−A線(B−B線)断面図。 カバーの取り付け作業時における図1のA−A線(B−B線)断面図。 第2の実施形態におけるカバーが取り付けられた状態のレバースイッチの正面図。 図5のC−C線断面図。 他の実施形態におけるカバー及びレバーの断面図。 他の実施形態におけるカバー及びレバーの断面図。 他の実施形態におけるレバーの正面図。 他の実施形態におけるカバーが取り付けられた状態のレバースイッチの正面図。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかるレバースイッチのレバーカバーを具体化した第1の実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すように、ステアリングコラム8には、レバー11が運転席からみて右側に突出した状態で設けられている。このレバー11は、軸方向において形状変化することなく、すなわち軸方向において同一の断面形状を有する円柱状に形成されている。本例では、レバー11は、樹脂により形成されている。
また、レバー11は、ステアリングコラム8内に設けられる支持機構9により、上下方向に傾動操作可能に支持されている。レバー11の上下方向への操作に基づき、ステアリングコラム8の内部に設けられる図示しないスイッチの接続状態が切り替わる。この接続状態に応じて、ターンシグナルが点滅制御される。具体的には、レバー11が上方向に傾動操作されると左側のターンシグナルが点滅され、レバー11が下方向に傾動操作されると右側のターンシグナルが点滅される。
レバー11の基端部側には支持機構9に支持されるベース部12が形成されている。また、レバー11の先端部側には、切替ノブ13が形成されている。この切替ノブ13は、ベース部12に対してレバー11の軸を中心として回動操作可能とされている。
具体的には、ベース部12の切替ノブ13側の端面には円柱状の回転支持部15が形成されている。切替ノブ13のベース部12側の端面には、回転支持部15が相対回転可能に嵌合する中心穴16が形成されている。回転支持部15及び中心穴16は、レバー11の軸上に形成されている。すなわち、切替ノブ13は、その中心穴16が回転支持部15に嵌合した状態で、レバー11の軸方向を中心とした回動が可能となる。また、切替ノブ13には、同切替ノブ13を複数の操作位置に保持する図示しない保持機構が設けられている。切替ノブ13の各操作位置への回動操作に基づき、レバー11に設けられる図示しないスイッチの接続状態が切り替わる。この接続状態に応じて、ヘッドライトの制御が行われる。すなわち、各操作位置(各接続状態)に、消灯、車幅灯ON、ヘッドライトON、オート等のヘッドライトの状態が割り当てられている。なお、レバー11が手前側に操作されたときにはパッシングが実行され、レバー11が奥側(背面側)に操作されたときには、ヘッドライドが下向きから上向きに切り替わる。
また、レバー11の表面には、切替ノブ13の各操作位置を表示する記号(図示略)が印刷されている。この記号は、後述するカバー20に印刷される記号24,25と同様の意味を持つ記号である。よって、カバー20が取り付けられていない状態で、レバー11が使用されても何ら問題はない。
以上のように構成されるレバー11には、樹脂製のカバー20が取り付けられる。カバー20は、図3に示すように、レバー11の外周を覆うべく、レバー11の外形より僅かに大きい内形を有する円筒状に形成されている。カバー20は、その径方向に僅かに弾性変形可能である。
カバー20は、独立して構成される2つの部品からなる。具体的には、カバー20は、ベース部12に取り付けられる第1のカバー21と、切替ノブ13に取り付けられる第2のカバー22とからなる。図2に示すように、カバー20の表面には、記号24,25が印刷されている。カバー20は、車両の仕様、仕向地又はユーザの好みに合わせて、その材質や色、形状、記号24,25に変更が加えられた様々なタイプが用意される。
なお、記号24は選択記号である。また、記号25は複数の記号からなる選択肢記号である。選択記号24が何れかの選択肢記号25に軸方向に並ぶ位置に切替ノブ13が操作されることで、選択肢記号25に示される機能が実行される。
図2に示すように、第1のカバー21における軸方向の長さは、同方向におけるベース部12の長さに等しく形成されている。第2のカバー22における軸方向の長さは、同方向における切替ノブ13の長さと等しく形成されている。
図3に示すように、第1のカバー21の内周面には、凹部21aが形成されている。凹部21aは、図1の破線で示すように、第1のカバー21の軸方向に沿って、所定の長さを有してなる。また、図3に示すように、第1のカバー21における凹部21aに対向する部位の表面には、選択肢記号25が印刷されている。
図3に示すように、ベース部12の周面部位における運転席からみて背面側には、凹部21aに嵌合する凸部12aが形成されている。凸部12aは、図1の破線で示すように、レバー11の軸方向に沿って、凹部21aと同一長さに形成されている。
第2のカバー22には、第1のカバー21と同様に、凹部22aが形成されている。また、切替ノブ13の背面側の部位には、凹部22aに嵌合する凸部13aが形成されている。
次に、レバー11へのカバー20の取り付け方法について説明する。カバー20の取り付けは、ユーザやディーラによって手作業にて行われる。なお、ユーザ又はディーラは、車両の仕様、仕向地又は好みに合ったタイプのカバー20を予め選択して、それをレバー11に取り付ける。
図1に示すように、まず、第1のカバー21は、レバー11の先端側であって、レバー11の軸と同一軸上に保持される。この状態から第1のカバー21はレバー11の先端に嵌め込まれる。この嵌め込まれた状態で、第1のカバー21はベース部12側へ挿入される。前述のように、第1のカバー21は、その径方向に僅かに弾性変形が可能であるとともに、レバー11の外形より僅かに大きい外形を有する。よって、第1のカバー21のレバー11への挿入時には、図4に示すように、第1のカバー21のベース部12側の端面及び内周面が凸部12a,13aによって外側に押圧されることで第1のカバー21が弾性変形する。従って、第1のカバー21は、凸部12a,13aの形状に応じて変形しつつ、ベース部12側に挿入可能となる。ここで、第1のカバー21の凹部21aが誤って切替ノブ13の凸部13aに嵌合しないように、例えば、以下の方法がとられる。すなわち、図4に示すように、レバー11の軸方向からみて凸部13a及び凹部21aが異なる角度(図4では180度)となるように、レバー11に対して所定の角度で第1のカバー21を挿入する。そして、第1のカバー21がベース部12の周面を完全に覆う位置、すなわち、第1のカバー21の端面がステアリングコラム8に当接する位置まで挿入されたとき、凹部21a及び凸部12aは、レバー11の軸に対して垂直な同一線上に位置する。この状態で、第1のカバー21はレバー11を中心として所定の角度(本例では180度)だけ回動される。これにより、図3に示すように、凹部21a及び凸部12aは嵌合して、第1のカバー21はベース部12に固定された状態で取り付けられる。
第2のカバー22も第1のカバー21と同様にして、切替ノブ13に取り付けられる。すなわち、第2のカバー22は、切替ノブ13の先端側から同切替ノブ13の周面を完全に覆う位置まで挿入される。そして、凸部13aが凹部22aに嵌合するように、第2のカバー22が回動される。これにより、第2のカバー22は切替ノブ13に固定された状態で取り付けられる。このように、凹部21a,22aが凸部12a,13aに嵌合することで、レバー11に対して軸方向及び周方向にカバー20がずれることが規制される。
図2に示すように、カバー20が取り付けられた状態において、記号24,25は運転席側に位置する。第1のカバー21の選択記号24が第2のカバー22の複数の選択肢記号25のうち何れかの記号に合うように、切替ノブ13が回動操作されることで、ヘッドライトの状態を切り替えることができる。換言すると、前述した切替ノブ13の操作位置間の距離に合わせて選択肢記号25が印刷されている。また、カバー20が取り付けられた状態であっても、レバー11の上下方向への傾動操作は行うことができる。このように、カバー20が取り付けられた状態においても、レバー11の操作によりヘッドライト及びターンシグナルの状態を切り替えることができる。
このように、カバー20に凹部21a,22a、レバー11に凸部12a,13aを形成することで、ねじや工具等を使用することなく、手作業で容易にカバー20を取り付けることができる。
カバー20を取り外す際には、図3の上下方向から第2のカバー22に強い圧縮力を加えて、第2のカバー22を左右方向に弾性変形させる。この状態で、第2のカバー22を回動することで、凹部22a及び凸部13aの嵌合が解除される。嵌合が解除されれば、第2のカバー22をレバー11の先端側に引き抜くことで、第2のカバー22が切替ノブ13から取り外される。第1のカバー21も第2のカバー22と同様にして取り外すことが可能である。このように、取り付けのみならず、取り外しも簡単であるところ、例えば、ユーザの気分に合わせてカバー20を交換することも容易である。
このように、ユーザ等は、レバー11にカバー20を取り付けることで、同レバー11の外観を車両の仕様等に合わせることができる。従って、レバー11自体を車両の仕様等に合わせて製造する必要がなく、例えば、全ての車両について、同一のレバー11を取り付けても後から車両の仕様等に合わせることができる。これにより、カバー20が取り付けられた状態でのレバー11の外観を車両の仕様等に合わせつつ、レバー11の汎用性を向上させることができる。また、レバー11の種類が減ることで、レバー11の在庫を減らすことができる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)レバー11にカバー20が取り付けられる。ここで、カバー20は、車両の仕様や仕向地に合わせて、その素材や色、表面の表示記号が異なる様々なタイプが用意される。これにより、同一タイプのレバー11であっても異なるタイプのカバー20を取り付けることで、カバー20が取り付けられた状態でのレバー11を車両の仕様や仕向地に合わせた外観とすることができる。従って、レバー11を車両の仕様等に合わせつつ、レバー11の汎用性を高めることができる。
(2)レバー11にカバー21,22が挿入されたとき、カバー21,22の凸部12a,13aがレバー11の凹部21a,22aに嵌合する。これにより、ねじ等の固定具を使用することなく、容易にカバー21,22をレバー11に取り付けることができる。また、カバー21,22に強い圧縮力を加えた状態で、レバー11からカバー21,22を引き抜けば容易に取り外せる。これによって、ユーザ自らで簡単にカバー20を好みのものに交換することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明にかかる第2の実施形態について、図5及び図6を参照して説明する。この実施形態のカバーは、軸方向に形状変化のあるレバーに取り付けられる点、及びそれに伴い取り付け機構が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図5に示すように、レバー34は、その軸方向に断面の直径が変化する。すなわち、レバー34は、その基端側から先端側に向かうにつれて徐々に断面の直径が大きくなる態様で形成されている。
このような形状のレバー34において、第1の実施形態と同様に、カバーが予め筒状に形成されていたのでは、同カバーをレバー34に取り付けることができない。これは、カバーの内周径より大きい径を少なくとも一部にもつレバー34を挿入することはできないからである。
本実施形態における第1のカバー41は、図6に示すように、径方向に二つに分離可能に構成されている。すなわち、第1のカバー41は、第1のカバー部31と、第2のカバー部32とからなる。
第1のカバー部31の軸方向に沿う両端面には、それぞれ第2のカバー部32側に突出する係合部35が形成されている。係合部35の先端部には第1のカバー41の外方に突出した爪部36が形成されている。すなわち、爪部36は、第1のカバー部31の端面の方向(図6上下方向)に突出して形成されている。係合部35は、その背面(爪部36の突出方向の反対側)がレバー34の周面に接する位置に設けられている。
第2のカバー部32の軸方向に沿う両端部には、それぞれ係合部35に対応した凹部を有する受部37が形成されている。受部37には、図6に拡大して示すように、爪部36が嵌合する嵌合穴37aが形成されている。各爪部36が各嵌合穴37aに嵌合することで、両カバー部31,32は一体の円筒状となる。
なお、カバー41は、上記第1の実施形態ほど弾性変形しなくてもよい。これは、上記実施形態のように、レバー11に凸部12a,13a(図3参照)が形成されておらず、凸部12a,13aの形状に対してカバーが大きく弾性変形する必要がないからである。従って、レバー34の周面に対して隙間なくカバー41を形成することができる。
次に、第1のカバー41の取り付け方法について説明する。この取り付けは、第1の実施形態と同様に、ユーザ等によって行われる。
まず、第1のカバー部31でベース部12の背面側が覆われる。この状態を保持しつつ、第2のカバー部32にてベース部12の運転席側が覆われる。このとき、図6に拡大して示すように、第2のカバー部32の受部37が第1のカバー部31の係合部35に接近する。そして、受部37は、爪部36の端面に沿って移動する。このとき、第2のカバー部32の両受部37は外側に弾性変形する。そして、受部37が爪部36の先端を乗り越えて受部37の嵌合穴37aが爪部36の位置に到達すると、受部37がベース部12側に弾性復帰することで、爪部36は嵌合穴37aに嵌合する。この状態においては、レバー34及び両カバー部31,32間には隙間がないため、両カバー部31,32はベース部12を把持した状態となる。すなわち、カバー部31,32はレバー34の周面を締め付けた状態に保たれる。これにより、第1のカバー41がベース部12に対して回動することはない。また、両カバー部31,32にそれらが離間する方向(図6の左右方向)に力が加えられても、爪部36が嵌合穴37aに係止することで、両カバー部31,32の分離が防止される。なお、第2のカバー部32の両受部37に対して、爪部36と反対方向に力を加えることで、両カバー部31,32の嵌合状態が解除される。これにより、両カバー部31,32の取り外しが可能となる。
切替ノブ13に取り付けられる第2のカバー42についても第1のカバー41と同様に1対のカバー部31,32により構成される。そして、上記同様にして1対のカバー部31,32は切替ノブ13に取り付けられる。
以上のように、両カバー41,42を両カバー部31,32に分離可能に構成することで、軸方向に形状変化のあるレバー34であっても、ねじ等の固定具を使用することなく、容易に両カバー41,42をレバー34に着脱可能となる。
また、カバー41,42に、上記第1の実施形態ほどの弾性変形は要求されない。よって、例えば、カバー41,42を木製とする等、より多様なカバーを形成することができる。
以上、説明した実施形態によれば、第1の実施形態の(1)及び(2)の作用効果に加え、以下の作用効果を奏することができる。
(3)爪部36及び受部37を嵌合させることで、カバー41,42をレバー34に取り付けることができる。これにより、ねじ等の固定具を使用することなく、容易にカバー41,42をレバー34に取り付けることができる。
なお、上記両実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・第1の実施形態においては、レバー11は、軸方向において同一の断面形状を有する円柱状に形成されていた。しかし、レバー11の形状はこれに限らず、軸方向の先端に向かうにつれて段面の径が小さくなる円錐台状であってもよいし、正方形段面を有する角柱状であってもよい。また、レバー11の周面における背面側から径方向に突出した操作部を形成してもよい。この操作部を介して容易に切替ノブ13を回動操作することができる。上記各レバーの外形に応じてカバー、特にその内形を変更することで、上記各レバーに対応したカバーを構成することができる。
・上記両実施形態においては、カバーの材質や色等を変更することで加飾されていた。しかし、加飾方法はこれに限らず、例えば、カバーの表面をデザインが施されたシートで覆ってもよいし、カバーの表面を特殊な形状に加工することで模様を形成してもよい。
・第1の実施形態においては、カバー20に凹部21a,22aが形成され、レバー11に凸部12a,13aが形成されていた。しかし、カバー20及びレバー11間で嵌合状態が実現されれば上記形状に限らない。例えば、カバー20に凸部を形成し、レバー11に前記凸部に嵌合する凹部を形成してもよい。
・第2の実施形態においては、カバー41,42は第1及び第2のカバー部31,32に分割可能に構成されていた。しかし、第1及び第2のカバー部31,32を一体で構成しても、受部37及び係合部35等からなる取り付け機構を採用することができる。具体的には、一方の受部37及び係合部35を省略し、その箇所において両カバー部31,32を連結させる。これにより、カバー41,42を軸方向からみて、他方の受部37及び係合部35間のみが離間可能に構成される。本構成においては、カバー41,42がシリコーン樹脂等の軟質材で形成されている場合には、カバー41,42の受部37及び係合部35の間を介してレバー34を挿入することができる。また、第1の実施形態と同様に、レバー34の先端側からカバー41,42を挿入することも可能である。レバー34にカバー41,42が挿入された状態において、受部37及び係合部35を嵌合させることで、レバー34にカバー41,42を取り付けることができる。以上の作業は、例えば、片手でも行えるため、取り付け作業が容易となる。
・第2の実施形態においては、受部37及び係合部35の嵌合によりカバー41,42がレバー34に取り付けられていた。しかし、第2の実施形態においても、第1の実施形態における図3に示す凹部21a,22a及び凸部12a,13aを形成してもよい。この場合、カバー41,42のレバー34に対するずれをいっそう抑制することができる。
・上記両実施形態においては、レバー11,34は切替ノブ13を備えていた。しかし、切替ノブ13が省略されたレバーについてもカバーを取り付けることができる。この場合、カバーはレバー11,34の全周面を覆うように形成される。
・第1の実施形態においては凹部21a,22aに凸部12a,13aが嵌合することで、第2の実施形態においては、爪部36が嵌合穴37aに嵌合することで、カバーがレバーに取り付けられていた。しかし、取り付け方法はこれらに限定されるものではない。例えば、カバーをねじにて取り付けてもよい。図7に示すように、円環状のカバー70の一部が離間して設けられ、この離間した両端部には、カバー70の外方に延びる固定部72が形成されている。両固定部72が面接触した状態で、両固定部72がねじ71で締結されることで、カバー70がレバー11に取り付けられる。本構成においては、ねじ71の締結力により、カバー70がレバー11の周面を締め付けることによりカバー70のレバー11に対するずれが抑制される。
また、図8に示すように、円筒状のカバー81,82をねじ88でレバー11に直接締結してもよい。カバー81はベース部12に、カバー82は切替ノブ13に装着される。この場合、予めレバー11及びカバー81,82にねじ穴を形成しておく。また、カバー81,82は、レバー11側(内周面側)の硬質層84と、同硬質層84の上側(外周面側)の軟質層83とからなる。軟質層83は、例えばシリコーン樹脂等の手触りが良い素材が採用される。また、硬質層84は、軟質層83より硬いPC(Polycarbonate)樹脂等の硬質樹脂が採用される。
取り付ける際には、カバー81,82をレバー11に嵌めた状態で、カバー81,82及びレバー11のねじ穴にねじ88を螺入する。これにより、カバー81,82はレバー11に締結される。このとき、硬質層84が存在するため、カバー81,82及びレバー11間の締結力が十分に確保される。これは、硬い物体の方が、ねじの締結力により取付対象により強く押し付けられるからである。また、硬質層84を形成することで、ねじ88がねじ穴を広げることがないからである。これらにより、レバー11に対してカバー81,82がずれることが抑制される。従って、より確実にカバー81,82がレバー11に固定される。上記図7及び図8の構成によれば、凹部21a,22a及び凸部12a,13aを省略することができる。また、第2の実施形態と同様に、第1の実施形態ほどのカバーの弾性変形は要求されない。
・上記両実施形態においては、レバー11,34は、ターンシグナル及びヘッドライトに関する操作部であった。しかし、レバー11,34は、ステアリングコラム8の左側に設けられるワイパーに関する操作部であってもよい。ワイパーに関するレバーとしては、例えば、図9に示される構成が知られている。同図に示すように、レバー90をステアリングコラム8に対して傾動操作することで、ワイパーの動作のオンオフ、及び動作速度を切り替えることができる。また、レバー90の略中央部分には、ボリュームスイッチ92が設けられている。ボリュームスイッチ92は、レバー90の軸を中心として回動可能に設けられている。
レバー90の操作位置に応じて大まかな間欠周期が切り替えられ、さらにボリュームスイッチ92を操作することで、ワイパーの払拭動作の終了から次の払拭動作の開始までの間欠時間を微調整することができる。このように、ボリュームスイッチ92を備える構成において、上記両実施形態と同様にカバーを構成した場合、ボリュームスイッチ92はカバーに覆われて操作不能となる。そこで、カバーを以下のような構成とすることが考えられる。すなわち、図10に示すように、カバー95におけるボリュームスイッチ92に対応する部分には操作孔93が開口されている。この操作孔93は、カバー95がレバー90に取り付けられた状態で、運転席側に開口する位置に形成されている。よって、レバー90にカバー95が取り付けられた状態であっても、操作孔93を通じてボリュームスイッチ92の操作が可能となる。なお、レバー90は、軸方向に形状変化があるので、例えば、第2の実施形態と同様の取り付け機構(係合部35及び爪部36等)が採用される。
また、車の仕様等によっては、ボリュームスイッチ92の操作に応じた機能が搭載されていない場合がある。この場合には、操作孔93が塞がれたカバー95をレバー90に取り付けることで、ボリュームスイッチ92のない状態とすることができる。
また、ステアリングコラム8の左右両側のレバーにカバーを取り付けてもよい。この場合、例えば、両カバーを同一色で統一することで、車室内をコーディネートすることができる。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想をその効果と共に記載する。
(イ)記レバーの軸方向における中間部分には、その軸を中心に回動操作されるボリュームスイッチが設けられ、前記ボリュームスイッチを操作可能に露出させる操作孔を備えたレバースイッチのレバーカバー。
同構成によれば、カバーに操作孔が形成されることで、ボリュームスイッチを備えたレバースイッチにカバーが装着された場合であっても、同ボリュームスイッチを回動操作することができる。
(ロ)記カバーの軸方向からみて軸中心を介して対向する二箇所が離間可能とされることで2つのカバー部からなるレバースイッチのレバーカバー。
同構成によれば、カバーは2つのカバー部からなる。一方のカバー部の両端面には爪部が形成され、他方のカバー部の両端面には受部が形成される。従って、一方のカバー部をレバーに取り付けた状態で、爪部に受部が嵌合するように他方のカバー部を取り付ける。これにより、ねじ等の固定具を使用することなく、容易にカバーをレバーに取り付けることができる。
11,34・・・レバー、12…ベース部、12a,13a・・・凸部、13…切替ノブ、20…カバー、21,41…第1のカバー、22,42…第2のカバー、21a,22a・・・凹部、31…第1のカバー部、32…第2のカバー部、35…係合部、36…爪部、37…受部。

Claims (3)

  1. ステアリングコラムに設けられるレバースイッチのレバーの外形形状に対応する内形形状を有し、同レバーに装着されて、その外周を覆うレバースイッチのレバーカバーにおいて、
    前記カバーはその軸方向からみて少なくとも一箇所が離間可能とされ、
    前記カバーの離間部分に形成される、前記軸方向に延びるとともに互いに対向する端面と、
    一方の端面に形成される、同端面方向に延びる爪部と、
    他方の端面に形成されて前記爪部が離間方向において係合する受部と、を備えたレバースイッチのレバーカバー。
  2. 請求項1に記載のレバースイッチのレバーカバーにおいて、
    前記カバーの内周面には、前記レバーに装着された状態において、同レバーの外周面に形成される凹部又は凸部に嵌合する凸部又は凹部を形成したレバースイッチのレバーカバー。
  3. 請求項1又は2に記載のレバースイッチのレバーカバーにおいて、
    前記レバーの先端には、同レバーの軸を中心として回動される切替ノブが設けられ、
    前記レバーの基端部から前記切替ノブとの境界部分までの間を覆う第1のカバーと、
    前記切替ノブを覆う第2のカバーとからなるレバースイッチのレバーカバー。
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