JP2002079924A

JP2002079924A - 駐車ブレーキ用カバー

Info

Publication number: JP2002079924A
Application number: JP2001219709A
Authority: JP
Inventors: Paolo Vian; ヴィアンパオロ
Original assignee: Breed Automotive Technology Inc
Current assignee: Breed Automotive Technology Inc
Priority date: 2000-07-20
Filing date: 2001-07-19
Publication date: 2002-03-19
Also published as: US6363813B1; EP1174318A1

Abstract

(57)【要約】【課題】あらゆる場合に適合可能であり、かつ運転手
の要求に応えた美感的な特徴を有する駐車ブレーキ用カ
バーを提供する。【解決手段】筒状のハンドル本体３は、駐車ブレーキ
のレバーと同軸上に配置されかつ後端に位置する固定だ
ぼ６で固定可能である。ハンドル本体３の後端には後端
リングナット４が挿入される。ハンドル本体３の前端に
は、外形状および大きさがハンドル本体３の内形状およ
び大きさと等しく、かつ、形状および大きさが駐車ブレ
ーキのレバーの外形状および大きさに応じて可変の内穴
１７が設けられたアダプタ２を介して、前リングナット
１が挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、特に自動車用の駐
車ブレーキ用カバーに関する。

【０００２】

【従来の技術】自動車の運転手は、自身が所有する自動
車の機能的もしくは機能的でない部品を技術的および美
感的本質の要求に合致させるために、より適切な方法で
それらの部品を念入りに製造する必要があると感じてい
る。

【０００３】自動車の精巧な動作のためには、自動車の
外装部品だけでなく、例えば室内装飾品、ステアリン
グ、シフトノブ、およびハンドブレーキレバーなどの内
装品も無関係であるが、自動車の美感は運転手にとって
重要である。

【０００４】自動車の付属品の製造会社は、このような
要求を理解した上で、最も乖離的な市場要求を満足させ
ることができる構成部品を設計し、販売している。

【０００５】このような要求の１つに、自動車メーカー
が提供するものよりも出来栄えおよび質がよい素材から
なる駐車ブレーキレバーすなわちハンドブレーキ用のカ
バーがある。

【０００６】駐車ブレーキ用カバーの公知の構造として
は、断面が円形もしくは長方形の筒の外部に、その筒が
挿入されるかまたはその筒とともにモールド成形された
ポリウレタンからなる材料が被覆された構造がある。

【０００７】上記の公知技術の限界は、駐車ブレーキの
型式ごとに特定のカバーを用意しなければならないこと
にある。カバー構造の構成要素を標準化したり、外装の
被覆を変更することは非現実的である。

【０００８】後ろ固定リングナットおよび前端リングナ
ットを備えた円筒状の管からなるカバーも幾つか存在す
る。この場合、管の前端はブレーキレバー上に安定して
位置していない。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】上述の観点に鑑み、本
発明の目的は、あらゆる場合に適合可能であり、かつ運
転手の要求に応えた美感的な特徴を有する駐車ブレーキ
用カバーを提供することである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は、駐車ブレーキ用レバーと同軸上に配置されかつ後
端に設けられた固定だぼにより固定可能な筒状のハンド
ル本体と、ハンドル本体の後端に挿入された後端リング
ナットと、外形状および大きさがハンドル本体の内形状
および大きさに等しくかつ内穴の形状および大きさがブ
レーキレバーの外形状および大きさに可変のアダプタ
と、そのアダプタに挿入された前端リングナットとを有
することを特徴とする駐車ブレーキ用カバーによって達
成される。

【００１１】後ろリングナットは、固定だぼを包むよう
にして製造することができ、また、固定だぼの周囲に順
に配置された可撓性端部キャップの支持体として機能す
ることができる。

【００１２】本発明によれば、いかなる型式の駐車ブレ
ーキにも安定かつ確実に連結可能なカバーを提供するこ
とができる。

【００１３】本発明の特徴および利点は、以下に説明す
る実施例の詳細な記述によって明らかになるであろう。

【００１４】

【発明の実施の形態】図１には、本発明による駐車ブレ
ーキ用カバーの分解図が示されている。このカバーは、
圧力型の前リングナット１と、例えばゴム等の変形可能
な材料からなるアダプタ２と、革や木のような特別な装
飾材で仕上げが行われる筒状のハンドル本体３と、後端
リングナット４とを有する。

【００１５】中空のハンドル本体３は、駐車ブレーキ用
のレバー５がどのような型式および形状であっても使用
可能となるように、縁が丸められた実質的に四角の横断
面を有し、図２に示すように、固定だぼ６でレバー５に
固定されている。

【００１６】図５および図６により詳細に示すように、
ハンドル本体３は、アダプタ２の挿入および前リングナ
ット１の挿入が容易となるように、縦軸線に対して時計
周りの方向に約７０度傾いている開口端７を有してい
る。

【００１７】ハンドル本体３の下部には、４つの外部窪
みすなわちオンデュレーション（ondulation）８が設け
られている（図５）。それらは運転手の手でしっかりと
ハンドル本体３を握れるように、互いに異なる半径であ
ることが好ましい。

【００１８】ハンドル本体３の上部は、カーボンやケブ
ラーのような様々な材料でコートすることが可能であ
り、また、様々な表面処理が可能なアルミニウムと同様
に、塗布、印刷または浮き出し模様等を施すことが可能
である。

【００１９】ハンドル本体３の上面には、装飾用のプレ
ートのハウジングとして作用する窪み部９が設けられて
いる。このプレートは、アルミニウム、木、またはその
他の高価な材料のような様々な材料で作ることができ
る。また、このプレートは、運転手の様々な嗜好に応え
るように、３次元シルクスクリーン印刷のためのハウジ
ングにもなり得る。

【００２０】後端部には、固定だぼ６を受ける大きさと
されたいくつかの穴１０見られる。

【００２１】前リングナット１は、図２に示す駐車ブレ
ーキの解除ボタン１３が通過可能な形状および大きさの
長穴１２が設けられた前部１１と、アダプタ２上の前リ
ングナット１が圧入可能な形状および大きさの長穴１５
が形成された後部１４とを有している。

【００２２】図３および図４に詳細に示すように、アダ
プタ２は、ハンドル本体３の内穴１６に相補的でかつ嵌
め合い可能な外形状および大きさであり、駐車ブレーキ
のレバー５の外形状および大きさによって形状および大
きさが変化する内穴１７を有している。さらに、アダプ
タ２は、前リングナット１の内側の輪郭に完全にならう
ように厚みが予め決められた突起１８を有している。

【００２３】また、図４からわかるように、アダプタ２
は、ハンドル本体３の挿入が容易となるように、テーパ
の付いた輪郭１９を後部に有している。また、アダプタ
２は、前リングナット１の入口と同様に、縦軸線に対し
て時計周りの方向に約７０度傾いている口部２０を有し
ている。

【００２４】一方、後端リングナット４には、ハンドル
本体３の後ろフランジ２３が挿入できるような内形状お
よび大きさの穴２２が設けられた前リング２１（図
２）、および、互いに周方向に間隔をおいて配置され、
後端リングナット４がハンドル本体３に取り付けられた
状態で、固定だぼ６を受け入れることになる穴１０の間
に位置する４つの後ろ軸方向突出部２４が設けられてい
る。

【００２５】駐車ブレーキのレバー５にカバー用の部品
１〜４を組み立てるには、まず、同レバーを覆う材料
（一般にポリウレタン）を除去し、レバー５の接合部分
を覆う革またはこれと同等の材料からなる通常のキャッ
プすなわちブーツ２５を挿入し、後端リングナット４を
挿入し、ハンドル本体３を挿入し、特定のアダプタ２を
挿入し、前リングナット１を挿入し、固定だぼ６による
位置決めおよびおおよその固定を行い、最後に、後端リ
ングナット４上のブーツ２５の位置決めを行う。

【００２６】したがって、カバーは、アダプタ２を適宜
選択することによって、同じ位置にしっかりと固定され
るとともに、どのような駐車ブレーキであっても適合可
能とすることが達成される。

【００２７】さらに、カバーは、美感的に優れたものと
することができ、かつ、いかなる特別な材料でも実現可
能となる。

【００２８】図７および図８は、符号５４として示され
ている後端リングナットの変形例を示している。

【００２９】図７および図８からわかるように、リング
ナット５４は、前リング２１の後ろに連続する側壁５８
を有し、さらに、後軸方向突出部２４の代わりに穴５６
が穿孔されており、この穴５６の大きさは、後ろ壁５５
に形成されている破断線５７を利用して、レバー５の大
きさに応じて可変である。

【００３０】したがって、図９に示すように、リングナ
ット５４は固定だぼ６を覆うことになる。キャップすな
わちブーツ２５は、レバー５の後ろの残り部分を覆うこ
とに限定される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による駐車ブレーキ用カバーの分解斜視
図である。

【図２】駐車ブレーキのレバー上に取り付けられた、本
発明によるカバーの縦断面図である。

【図３】図１および図２に示す駐車ブレーキ用カバーが
有する筒状のハンドル本体の斜視図である。

【図４】図３に示すハンドル本体の側面図である。

【図５】図１および図２に示すカバーが有するアダプタ
の側面図である。

【図６】図５に示すアダプタの上面図である。

【図７】図１および図２に示すカバーが有する後ろリン
グナットの変形例の斜視図である。

【図８】図７に示す後ろリングナットの軸線での断面図
である。

【図９】駐車ブレーキ用レバー上に取り付けられ、図７
および図８に示す後ろリングナットを供えたカバーを示
す、図２と同様の縦断面図である。

【符号の説明】

１前リングナット２アダプタ３ハンドル本体４，５４後端リングナット５レバー６固定だぼ７開口端９窪み部１０穴１１前部１２，１５長穴１３解除ボタン１４後部１６，１７内穴１８突起１９輪郭２０口部２１前リング２２，５６穴２３フランジ２４後軸方向突出部２５ブーツ５５後ろ壁５７破断線５８側壁

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】駐車ブレーキのレバー（５）と同軸上に
配置されかつ後端に位置する固定だぼ（６）で固定可能
な筒状のハンドル本体（３）と、前記ハンドル本体
（３）の後端に挿入された後端リングナット（４，５
４）と、外形状および大きさが前記ハンドル本体（３）
の内形状および大きさと等しく、かつ、前記ブレーキの
レバー（５）の外形状および大きさに従って形状および
大きさが変化する内穴（１７）が設けられたアダプタ
（２）と、前記アダプタ（２）に挿入された前端リング
ナット（１）とを有することを特徴とする駐車ブレーキ
用カバー。
【請求項２】前記アダプタ（２）は変形可能な材料か
らなることを特徴とする、請求項１に記載の駐車ブレー
キ用カバー。
【請求項３】前記変形可能な材はゴムであることを特
徴とする、請求項２に記載の駐車ブレーキ用カバー。
【請求項４】前記ハンドル本体（３）は、装飾プレー
トのハウジング用の窪みを有することを特徴とする、請
求項１に記載の駐車ブレーキ用カバー。
【請求項５】前記後端リングナット（４，５４）は、
前記ハンドル本体（３）の後ろフランジ（２３）に挿入
されたリング（２１）と、それぞれ前記ハンドル本体
（３）の固定だぼ（６）の間に位置し前記ブレーキのレ
バー（５）の後部を覆うキャップ（２５）に挿入される
複数の軸方向後ろ突起（２４）とを有することを特徴と
する、請求項１に記載の駐車ブレーキ用カバー。
【請求項６】前記後端リングナット（４，５４）は、
前記ハンドル本体（３）の後ろフランジ（２３）に挿入
されたリング（２１）と、前記リング（２１）の後部に
連続する側壁（５８）と、後壁（５５）とからなり、該
後壁には、前記駐車ブレーキのレバー（５）の大きさに
応じて、前記後壁（５５）に形成された破断線（５７）
を利用して大きさが可変の穴（５６）が形成されている
ことを特徴とする、請求項１に記載の駐車ブレーキ用カ
バー。