JP5415134B2 - 検査装置および検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、検査対象体における欠陥の有無を検査する検査装置および検査方法に関するものである。
この種の検査装置として、特開2005−300386号公報に開示された回路基板検査装置が知られている。この回路基板検査装置は、電源、プローブ組および検知回路などを備えて構成されている。この回路基板検査装置では、電源が直流電流と交流電流とを重畳させた試験電流を生成し、その試験電流がプローブ組を介して被検査回路に供給される。また、検知回路が、試験電流の供給に伴って生じる電気信号を入力して、その電気信号に基づいて公知の検査方法(例えば、特開昭58−191973号公報に開示された方法)によって被検査回路における潜在的な欠陥(異常に細い個所)の有無を検査する。この場合、この検査方法は、試験電流を被検査回路に供給した際のジュール熱による加熱・冷却サイクルに起因して生ずる二次高調波(試験電流における交流成分の周波数の2倍波)を測定して潜在的な欠陥の有無を検査するものであって、被検査回路に欠陥が生じているときには二次高調波の値が大きくなるという特性を利用している。
特開2005−300386号公報(第6−7頁、第3図) 特開昭58−191973号公報(第2−5頁、第1−7図)
ところが、従来の回路基板検査装置には、以下の問題点がある。すなわち、この回路基板検査装置では、試験電流を被検査回路に供給した際のジュール熱に起因する二次高調波の値に基づいて被検査回路における欠陥の有無を検査している。しかしながら、被検査回路が低抵抗のときにはジュール熱が発生し難いため、被検査回路に、欠陥が存在していたとしても、その欠陥の存在を検出するのが困難となることがある。したがって、従来の回路基板検査装置には、検査対象としての導体パターンの抵抗値が低いときには、検査結果が不正確となるおそれがあるという問題点が存在する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、検査精度を向上し得る検査装置および検査方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の検査装置は、直流信号と交流信号とを重畳させた重畳信号が検査対象体に供給されている状態において当該検査対象体に生じる電気信号に含まれる当該交流信号の二次高調波の値を測定する第1測定部と、当該第1測定部によって測定された前記二次高調波の値に基づいて前記検査対象体における欠陥の有無を検査する検査部とを備えた検査装置であって、前記直流信号、前記交流信号および前記重畳信号のいずれかが前記検査対象体に供給されている状態において当該検査対象体に生じる電気信号に基づいて当該検査対象体の抵抗値を測定する第2測定部を備え、前記検査部は、前記第1測定部によって測定された前記二次高調波の値および前記第2測定部によって測定された前記抵抗値の双方に基づいて前記検査対象体における前記欠陥の有無を検査する検査処理を実行する。
また、請求項2記載の検査装置は、請求項1記載の検査装置において、前記第1測定部は、前記重畳信号が前記検査対象体に供給されている状態において前記二次高調波の値を測定し、前記第2測定部は、前記第1測定部による前記二次高調波の値の測定と並行して前記抵抗値を測定する。
また、請求項3記載の検査装置は、請求項1または2記載の検査装置において、前記検査部は、前記第1測定部による前記二次高調波の値の測定および前記第2測定部による前記抵抗値の測定に先だって信号供給用のプローブおよび信号入力用のプローブと前記検査対象体との電気的接続状態の良否を判別し、前記電気的接続状態が良好と判別したときに前記第1測定部に対して前記二次高調波の値を測定させると共に前記第2測定部に対して前記抵抗値を測定させる。
また、請求項4記載の検査装置は、請求項1から3のいずれかに記載の検査装置において、前記検査対象体としての導体パターンが形成された回路基板を保持する基板保持部と、前記回路基板に向けて信号供給用のプローブおよび信号入力用のプローブを移動させる移動機構と、前記基板保持部によって保持されている前記回路基板を覆う異方性導電シートを備え、前記移動機構は、前記各プローブを移動させて、前記回路基板を覆っている状態の前記異方性導電シートにおける前記導体パターンに対向する部位を当該各プローブで押圧させる。
さらに、請求項5記載の検査方法は、直流信号と交流信号とを重畳させた重畳信号を検査対象体に供給している状態において当該検査対象体に生じる電気信号に含まれる当該交流信号の二次高調波の値を測定し、当該測定した前記二次高調波の値に基づいて前記検査対象体における欠陥の有無を検査する検査方法であって、前記直流信号、前記交流信号および前記重畳信号のいずれかを前記検査対象体に供給している状態において当該検査対象体に生じる電気信号に基づいて当該検査対象体の抵抗値を測定し、前記測定した前記二次高調波の値および前記抵抗値の双方に基づいて前記検査対象体における前記欠陥の有無を検査する検査処理を実行する。
また、請求項6記載の検査方法は、請求項5記載の検査方法において、前記重畳信号を前記検査対象体に供給している状態において、前記二次高調波の値の測定と並行して前記抵抗値を測定する。
また、請求項7記載の検査方法は、請求項5または6記載の検査方法において、前記二次高調波の値の測定および前記抵抗値の測定に先だって信号供給用のプローブおよび信号入力用のプローブと前記検査対象体との電気的接続状態の良否を判別し、前記電気的接続状態が良好と判別したときに前記二次高調波の値を測定すると共に前記抵抗値を測定する。
また、請求項8記載の検査方法は、請求項5から7のいずれかに記載の検査方法において、前記検査対象体としての導体パターンが形成された回路基板を異方性導電シートで覆い、信号供給用のプローブおよび信号入力用のプローブを移動させて、前記異方性導電シートにおける前記導体パターンに対向する部位を当該各プローブで押圧させる。
請求項1記載の検査装置、および請求項5記載の検査方法では、直流信号と交流信号とを重畳させた重畳信号を検査対象体に供給している状態において検査対象体に生じる電気信号に基づいて検査対象体の抵抗値を測定し、その抵抗値および二次高調波の値の双方に基づいて検査対象体における欠陥の有無を検査する。この場合、検査対象体が高抵抗のときには、二次高調波の値に基づいて欠陥の有無を正確に判定することができ、検査対象体が低抵抗のときには、検査対象体の抵抗値に基づいて欠陥の有無を正確に判定することができる。したがって、この検査装置および検査方法によれば、検査対象体が低抵抗および高抵抗のいずれのときにおいても、つまり、その検査対象体が低抵抗および高抵抗のいずれであるかを問わず、検査対象体における欠陥の有無を正確に判定することができる結果、検査精度を十分に向上させることができる。
また、請求項2記載の検査装置、および請求項6記載の検査方法によれば、重畳信号を検査対象体に供給している状態において、二次高調波の値の測定と並行して抵抗値を測定することにより、各測定部と検査対象体との接断(接続および切断)を行う接断処理を1回行った後に2つの測定処理を実行することができる。したがって、この検査装置および検査方法によれば、第1測定処理の実行前に接断処理を実行し第2測定処理の実行前に再度接断処理を実行する構成、つまり、第1測定処理および第2測定処理を実行するために2回の接断処理を実行する構成と比較して、接断処理の回数を少なくすることができる分、数多くの検査対象体に対する検査を行う際の検査効率を十分に向上させることができる。
また、請求項3記載の検査装置、および請求項7記載の検査方法によれば、二次高調波の値の測定および抵抗値の測定に先だって各プローブと検査対象体との電気的接続状態の良否を判別すると共に、その電気的接続状態が良好と判別したときに二次高調波の値を測定すると共に抵抗値を測定することにより、各プローブと検査対象体との電気的接続状態が不良であることに起因して検査結果が不正確となる事態を確実に防止することができる。
また、請求項4記載の検査装置、および請求項8記載の検査方法によれば、回路基板を異方性導電シートで覆うことにより、導体パターンの周囲の温度変化等の影響を十分に低く抑えることができるため、二次高調波の値を正確に測定することができる結果、検査精度をさらに向上させることができる。
検査装置1の構成を示す構成図である。 コンタクトチェックの方法を説明する第1の説明図である。 コンタクトチェックの方法を説明する第2の説明図である。 検査方法を説明する第1の説明図である。 検査方法の他の形態を説明する第2の説明図である。 検査方法の他の形態を説明する第3の説明図である。
以下、本発明に係る検査装置および検査方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、検査装置1の構成について説明する。図1に示す検査装置1は、回路基板100に形成されている導体パターン101(検査対象体の一例)における欠陥(例えば、図2に示す欠陥101a)の有無を検査可能に構成されている。具体的には、検査装置1は、基板保持部2、搬送機構3、4本(2対)のプローブ4a〜4d(信号供給用および信号入力用のプローブであって、以下、区別しないときには「プローブ4」ともいう)、移動機構5、信号出力部6、第1測定部7、第2測定部8、スキャナユニット9、異方性導電シート10および制御部11を備えて構成されている。
基板保持部2は、保持板と、保持板に取り付けられて回路基板100の端部を挟み込んで固定するクランプ機構(いずれも図示せず)とを備えて、回路基板100を保持可能に構成されている。搬送機構3は、制御部11の制御に従い、基板保持部2によって保持されている回路基板100を覆うように異方性導電シート10を搬送する。プローブ4は、移動機構5によって移動させられて導体パターン101にその先端部が電気的に接続させられる(プロービングさせられる)。移動機構5は、制御部11の制御に従ってプローブ4を移動させることにより、プロービングを行う。
信号出力部6は、図1に示すように、直流信号回路21および交流信号回路22を備えて構成されている。直流信号回路21は、制御部11の制御に従って直流信号Sd(一例として、直流定電流)を出力し、交流信号回路22は、制御部11の制御に従って交流信号Sa(一例として、交流定電流)を出力する。この構成により、信号出力部6は、直流信号Sd、交流信号Sa、および直流信号Sdと交流信号Saとを重畳させた信号(以下、「重畳信号Sp」ともいう)の3種類の信号を出力する。
第1測定部7は、制御部11によって実行される後述する検査処理において、スキャナユニット9を介してプローブ4に接続されて(図4参照)、プローブ4を介して入力した電気信号Sv(検査対象体に生じる電気信号)に含まれる二次高調波(交流信号Saの周波数の2倍波)の値(この例では、電圧値であって、以下「電圧値Vm」ともいう)を公知の測定方法で測定する第1測定処理を実行する。
第2測定部8は、図2に示すように、電流計31および電圧計32を備えて構成されて、導体パターン101の抵抗値Rmを4端子法で測定する第2測定処理を実行する。この場合、電流計31は、制御部11によって実行される後述するコンタクトチェックや検査処理において、スキャナユニット9を介してプローブ4に接続されて(図2〜4参照)、プローブ4を介して入力した電気信号の電流値を検出する。また、電圧計32は、コンタクトチェックや検査処理において、スキャナユニット9を介してプローブ4に接続されて(図2〜4参照)、プローブ4を介して入力した電気信号(検査対象体に生じる電気信号)の電圧値を検出する。また、第2測定部8は、電流計31によって検出された電流値、および電圧計32によって検出された電圧値に基づいて導体パターン101の抵抗値Rmを測定する。
スキャナユニット9は、複数のスイッチ(図示せず)を備えて構成され、制御部11の制御に従って各スイッチをオン状態またはオフ状態に移行させることにより、プローブ4と信号出力部6との接断(接続および切断)、プローブ4と第1測定部7との接断、並びにプローブ4と第2測定部8との接断を行う接断処理を実行する。
異方性導電シート10は、一例として、多数の導電性粒子を含有するシリコンラバーで形成され、プローブ4によって一面側を押圧したときに、その押圧部位とその押圧部位に対向する他面側がシリコンラバー中の導電性粒子を介して電気的に接続されるように構成されている。この場合、異方性導電シート10は、図1に示すように、回路基板100を覆うことが可能な大きさに形成されている。
制御部11は、検査装置1を構成する各構成要素を制御する。また、制御部11は、検査部として機能し、後述する検査処理、およびコンタクトチェック(各プローブ4と導体パターン101との電気的接続状態の良否の検査)を実行する。
次に、検査装置1を用いて回路基板100の導体パターン101における欠陥の有無を検査する検査方法について、図面を参照して説明する。
まず、回路基板100を基板保持部2における保持板の上に載置し、次いで、基板保持部2のクランプ機構で回路基板100の端部を挟み込んで固定することによって回路基板100を基板保持部2に保持させる。続いて、図外の操作部を用いて開始操作を行う。次いで、制御部11が、操作部から出力された操作信号に従い、搬送機構3を制御して、基板保持部2によって保持されている回路基板100を覆うように異方性導電シート10を搬送させる。
続いて、制御部11は、移動機構5を制御して、図2に示すように、回路基板100における導体パターン101の一端部111aに対向する異方性導電シート10の対向部位41aにおける一面側(同図における上面側)に向けてプローブ4a,4bを移動させて、対向部位41aの一面側をプローブ4a,4bによって押圧させる。また、制御部11は、移動機構5を制御して、導体パターン101の他端部111b(以下、一端部111aと他端部111bとを区別しないときには「端部111」ともいう)に対向する異方性導電シート10の対向部位41b(以下、対向部位41a,41bを区別しないときには「対向部位41」ともいう)における一面側に向けてプローブ4c,4dを移動させて、対向部位41bの一面側をプローブ4c,4dによって押圧させる。
この場合、プローブ4が異方性導電シート10における対向部位41の一面側を十分に押圧しているときには、その一面側(押圧部位)とその一面側に対向する他面側(図2における下面側)が異方性導電シート10におけるシリコンラバー中の導電性粒子を介して電気的に接続される結果、プローブ4が異方性導電シート10を介して導体パターン101の端部111に電気的に接続される。一方、プローブ4による押圧が不十分なときには、プローブ4と導体パターン101の端部111とが電気的に非接触の状態となる。
次いで、制御部11は、コンタクトチェックを実行する。このコンタクトチェックでは、制御部11は、信号出力部6の直流信号回路21を制御して直流信号Sdを出力させる。続いて、制御部11は、スキャナユニット9を制御して、図2に示すように、直流信号回路21とプローブ4aとを接続させると共に、第2測定部8の電流計31とプローブ4bとを接続させる。また、制御部11は、スキャナユニット9を制御して、第2測定部8の電圧計32とプローブ4a,4bとを接続させる。
次いで、電流計31が、プローブ4bを介して入力した電気信号(導体パターン101を流れる直流信号Sd)の電流値を測定し、電圧計32が、プローブ4a,4bを介して入力した電気信号(プローブ4a,4b間に生じる電圧)の電圧値を測定する。続いて、制御部11は、電流計31によって測定された電流値と電圧計32によって測定された電圧値とに基づいて、抵抗値を測定する。次いで、制御部11は、測定した抵抗値と予め規定された基準値とを比較することにより、プローブ4a,4bと導体パターン101の一端部111aとの電気的な接続状態の良否を判別する。
続いて、制御部11は、スキャナユニット9を制御して、図3に示すように、直流信号回路21とプローブ4cとを接続させると共に、電流計31とプローブ4dとを接続させる。また、制御部11は、スキャナユニット9を制御して、電圧計32とプローブ4c,4dとを接続させる。次いで、電流計31が、プローブ4dを介して入力した電気信号の電流値を測定し、電圧計32が、プローブ4c,4dを介して入力した電気信号の電圧値を測定する。続いて、制御部11は、電流計31によって測定された電流値と電圧計32によって測定された電圧値とに基づいて、抵抗値を測定する。次いで、制御部11は、測定した抵抗値と予め規定された基準値とを比較することにより、プローブ4c,4dと導体パターン101の他端部111bとの電気的な接続状態の良否を判別する。これにより、コンタクトチェックが終了する。
この場合、制御部11は、プローブ4a,4bと導体パターン101の一端部111aとの電気的な接続状態、およびプローブ4c,4dと導体パターン101の他端部111bとの電気的な接続状態のいずれかが不良と判別したときには、移動機構5を制御して、異方性導電シート10の対向部位41に向けてのプローブ4の押圧を再度実行させた後に、コンタクトチェックを再度実行する。この際に、再実行したコンタクトチェックにおいて、各プローブ4と端部111との電気的な接続状態が不良と判別したときには、その旨を図外の表示部に表示させる。
一方、コンタクトチェックにおいてプローブ4a,4bと一端部111aとの電気的な接続状態、およびプローブ4c,4dと他端部111bとの電気的な接続状態のいずれもが良好と判別したときには、制御部11は、検査処理を実行する。この検査処理では、制御部11は、直流信号回路21を制御して直流信号Sdを出力させると共に、交流信号回路22を制御して交流信号を出力させる。続いて、制御部11は、スキャナユニット9を制御して、図4に示すように、直流信号回路21とプローブ4aとを接続させると共に、交流信号回路22とプローブ4aとを接続させ、かつ電流計31とプローブ4dとを接続させる。これにより、直流信号Sdと交流信号Saとを重畳させた重畳信号Spが、プローブ4aを介して導体パターン101に供給される。また、制御部11は、スキャナユニット9を制御して、プローブ4b,4cと電圧計32とを接続させると共に、第1測定部7とプローブ4aとを接続させる。
次いで、制御部11は、第1測定部7に対して第1測定処理を実行させる。この第1測定処理では、第1測定部7は、プローブ4aを介して入力した電気信号Svに含まれる交流信号Saの二次高調波(交流信号Saの周波数の2倍波)の電圧値Vmを公知の測定方法で測定する。ここで、二次高調波は、導体パターン101に対して重畳信号Spを供給した際のジュール熱による加熱・冷却サイクルに起因して生じるため、導体パターン101の周囲の温度変化等に大きく影響される。この場合、この検査装置1および検査方法では、異方性導電シート10によって回路基板100が覆われているため、導体パターン101の周囲の温度変化等の影響が十分に低く抑えられている。したがって、この検査装置1および検査方法では、二次高調波の電圧値Vmを正確に測定することが可能となっている。
また、制御部11は、第1測定部7による第1測定処理の実行と並行して、第2測定部8に対して第2測定処理を実行させる。この第2測定処理では、第2測定部8の電流計31が、プローブ4dを介して入力した電気信号(重畳信号Sp)の電流値を検出し、電圧計32がプローブ4b,4cを介して入力した電気信号(重畳信号Sp)の電圧値を検出する。続いて、第2測定部8は、電流計31によって検出された電流値、および電圧計32によって検出された電圧値に基づいて導体パターン101における一端部111aと他端部111bとの間の抵抗値Rmを測定する。
この場合、この検査装置1および検査方法では、上記したように、重畳信号Spが導体パターン101に供給されている状態において、第1測定部7が第1測定処理を実行し、第2測定部8が第2測定処理を実行する。つまり、重畳信号Spが導体パターン101に供給されている状態において、第1測定処理および第2測定処理が並行して実行される。このため、スキャナユニット9によって接断処理が1回行われた後に2つの測定処理を実行することが可能となっている。したがって、この検査装置1および検査方法では、第1測定処理の実行前に接断処理を実行し、第2測定処理の実行前に再度接断処理を実行する構成、つまり、第1測定処理および第2測定処理を実行するために2回の接断処理を行う構成と比較して、接断処理の回数が少ない(半減する)分、数多くの導体パターン101を有する回路基板100に対する検査を行う際の検査効率を十分に向上させることができる。
次いで、制御部11は、第1測定部7によって測定された二次高調波の電圧値Vm、および第2測定部8によって測定された抵抗値Rmに基づいて導体パターン101における欠陥の有無を検査する。具体的には、制御部11は、測定された二次高調波の電圧値Vmが所定の基準値Vs以下か否かを判別する。また、制御部11は、測定された抵抗値Rmが所定の基準値Rs以下か否かを判別する。この場合、図4に示すように、導体パターン101に欠陥101aが存在しているときには、二次高調波の電圧値Vmおよび導体パターン101の抵抗値Rmが、欠陥が存在しないときと比較して大きな値となる(増加する)。このため、制御部11は、電圧値Vmが基準値Vs以下でかつ抵抗値Rmが基準値Rs以下のときには、導体パターン101に欠陥が存在していないと判定する。一方、電圧値Vmが基準値Vsを超えているとき、抵抗値Rmが基準値Rsを超えているとき、および電圧値Vmが基準値Vsを超えかつ抵抗値Rmが基準値Rsを超えているときのいずれかのときには、制御部11は、導体パターン101に欠陥が存在していると判定する。続いて、制御部11は、検査結果(判定結果)を図外の表示部に表示させる。次に、他の導体パターン101の検査を行う際には、制御部11が、上記した各処理を実行する。
ここで、上記したように、二次高調波は、導体パターン101に対して重畳信号Spを供給した際のジュール熱に起因して生じる。このため、欠陥の存在に起因する二次高調波の電圧値Vmの増加は導体パターン101が高抵抗のときに特に顕著となる。したがって、導体パターン101が高抵抗のときには、二次高調波の電圧値Vmに基づいて欠陥の有無を正確に判定することができる。一方、欠陥の存在に起因する導体パターン101の抵抗値Rmの増加は導体パターン101が低抵抗のときに特に顕著となる。このため、導体パターン101が低抵抗のときには、導体パターン101の抵抗値Rmに基づいて欠陥の有無を正確に判定することができる。したがって、この検査装置1および検査方法では、二次高調波の電圧値Vmおよび導体パターン101の抵抗値Rmの双方に基づいて導体パターン101における欠陥の有無を判定しているため、導体パターン101が低抵抗および高抵抗のいずれのときにおいても、導体パターン101における欠陥の有無を正確に判定することが可能となっている。
また、この検査装置1および検査方法では、第1測定部7による第1測定処理の実行および第2測定部8による第2測定処理の実行に先だってコンタクトチェックを実行し、各プローブ4と導体パターン101との電気的接続状態が良好と判別したときに検査処理を実行する。このため、この検査装置1および検査方法では、各プローブ4と導体パターン101との電気的接続状態が不良であることに起因して、検査結果が不正確となる事態が確実に防止される。
このように、この検査装置1および検査方法では、重畳信号Spを導体パターン101に供給している状態において導体パターン101に生じる電圧値に基づいて導体パターン101の抵抗値Rmを測定し、その抵抗値Rmおよび二次高調波の電圧値Vmの双方に基づいて導体パターン101における欠陥の有無を検査する検査処理を実行する。この場合、導体パターン101が高抵抗のときには、二次高調波の電圧値Vmに基づいて欠陥の有無を正確に判定することができ、導体パターン101が低抵抗のときには、導体パターン101の抵抗値Rmに基づいて欠陥の有無を正確に判定することができる。したがって、この検査装置1および検査方法によれば、導体パターン101が低抵抗および高抵抗のいずれのときにおいても、つまり、その導体パターン101が低抵抗および高抵抗のいずれであるかを問わず、導体パターン101における欠陥の有無を正確に判定することができる結果、検査精度を十分に向上させることができる。
また、この検査装置1および検査方法によれば、重畳信号Spを導体パターン101に供給している状態において、二次高調波の電圧値Vmの測定と並行して導体パターン101の抵抗値Rmを測定することにより、スキャナユニット9によって接断処理が1回行われた後に2つの測定処理を実行することができる。したがって、この検査装置1および検査方法によれば、第1測定処理の実行前に接断処理を実行し第2測定処理の実行前に再度接断処理を実行する構成、つまり、第1測定処理および第2測定処理を実行するために2回の接断処理を実行する構成と比較して、接断処理の回数を半減できる結果、数多くの導体パターン101を有する回路基板100に対する検査を行う際の検査効率を十分に向上させることができる。
また、この検査装置1および検査方法によれば、二次高調波の電圧値Vmの測定および導体パターン101の抵抗値Rmの測定に先だってプローブ4と導体パターン101との電気的接続状態の良否を判別すると共に、その電気的接続状態が良好と判別したときに二次高調波の電圧値Vmを測定すると共に導体パターン101の抵抗値Rmを測定することにより、各プローブ4と導体パターン101との電気的接続状態が不良であることに起因して検査結果が不正確となる事態を確実に防止することができる。
また、この検査装置1および検査方法によれば、異方性導電シート10によって回路基板100を覆うことにより、導体パターン101の周囲の温度変化等の影響を十分に低く抑えることができるため、二次高調波の電圧値Vmを正確に測定することができる結果、検査精度をさらに向上させることができる。
なお、重畳信号Spを導体パターン101に供給している状態において、二次高調波の電圧値Vmおよび導体パターン101の抵抗値Rmの双方を並行して測定する例について上記したが、これらの測定(第1測定処理および第2測定処理)を別々に実行する構成および検査方法を採用することもできる。この構成および検査方法では、制御部11が、検査処理において、直流信号回路21を制御して直流信号Sdを出力させると共に、交流信号回路22を制御して交流信号を出力させる。次いで、制御部11は、スキャナユニット9を制御して、図5に示すように、直流信号回路21とプローブ4aとを接続させると共に、交流信号回路22とプローブ4aとを接続させ、かつプローブ4dを基準電位(グランド電位)に接続させる。これにより、直流信号Sdと交流信号Saとを重畳させた重畳信号Spが、プローブ4aを介して導体パターン101に供給される。また、制御部11は、スキャナユニット9を制御して、第1測定部7とプローブ4aとを接続させる。続いて、制御部11は、第1測定部7に対して第1測定処理を実行させる。
次いで、制御部11は、第1測定部7による第1測定処理の終了後に、スキャナユニット9を制御して、図6に示すように、直流信号回路21とプローブ4aとを接続させると共に、電流計31とプローブ4dとを接続させる。これにより、直流信号Sdが、プローブ4aを介して導体パターン101に供給される。また、制御部11は、スキャナユニット9を制御して、電圧計32とプローブ4b,4cとを接続させる。続いて、制御部11は、第2測定部8に対して第2測定処理を実行させる。この場合、交流信号回路22とプローブ4aとを接続させると共に、電流計31とプローブ4dとを接続させることにより、直流信号Sdに代えて、交流信号Saを導体パターン101に供給させ、その状態において第2測定部8に対して第2測定処理を実行させることもできる。次いで、制御部11は、第1測定部7によって測定された二次高調波の電圧値Vm、および第2測定部8によって測定された抵抗値Rmに基づいて導体パターン101における欠陥の有無を検査して、検査結果を図外の表示部に表示させる。この構成および検査方法においても、二次高調波の電圧値Vmおよび導体パターン101の抵抗値Rmの双方に基づいて導体パターン101における欠陥の有無を判定することにより、導体パターン101が低抵抗および高抵抗のいずれのときにおいても、導体パターン101における欠陥の有無を正確に判定することができる。
また、第2測定処理において導体パターン101の抵抗値Rmを4端子法によって測定する例について上記したが、抵抗値Rmを2端子法によって測定する構成および検査方法を採用することもできる。また、4本のプローブ4を移動させてプロービングを行う構成および検査方法について上記したが、多数のプローブが配設された治具型プローブユニットを用いて複数の導体パターン101における各端部111に対してプローブを一度にプロービングさせる構成および検査方法を採用することもできる。
1 検査装置
3 搬送機構
4a〜4d プローブ
5 移動機構
7 第1測定部
8 第2測定部
9 スキャナユニット
10 異方性導電シート
11 制御部
21 直流信号回路
22 交流信号回路
31 電流計
32 電圧計
100 回路基板
101 導体パターン
Rm 抵抗値
Sa 交流信号
Sd 直流信号
Sp 重畳信号
Sv 電気信号
Vm 電圧値

Claims (8)

  1. 直流信号と交流信号とを重畳させた重畳信号が検査対象体に供給されている状態において当該検査対象体に生じる電気信号に含まれる当該交流信号の二次高調波の値を測定する第1測定部と、当該第1測定部によって測定された前記二次高調波の値に基づいて前記検査対象体における欠陥の有無を検査する検査部とを備えた検査装置であって、
    前記直流信号、前記交流信号および前記重畳信号のいずれかが前記検査対象体に供給されている状態において当該検査対象体に生じる電気信号に基づいて当該検査対象体の抵抗値を測定する第2測定部を備え、
    前記検査部は、前記第1測定部によって測定された前記二次高調波の値および前記第2測定部によって測定された前記抵抗値の双方に基づいて前記検査対象体における前記欠陥の有無を検査する検査処理を実行する検査装置。
  2. 前記第1測定部は、前記重畳信号が前記検査対象体に供給されている状態において前記二次高調波の値を測定し、前記第2測定部は、前記第1測定部による前記二次高調波の値の測定と並行して前記抵抗値を測定する請求項1記載の検査装置。
  3. 前記検査部は、前記第1測定部による前記二次高調波の値の測定および前記第2測定部による前記抵抗値の測定に先だって信号供給用のプローブおよび信号入力用のプローブと前記検査対象体との電気的接続状態の良否を判別し、前記電気的接続状態が良好と判別したときに前記第1測定部に対して前記二次高調波の値を測定させると共に前記第2測定部に対して前記抵抗値を測定させる請求項1または2記載の検査装置。
  4. 前記検査対象体としての導体パターンが形成された回路基板を保持する基板保持部と、前記回路基板に向けて信号供給用のプローブおよび信号入力用のプローブを移動させる移動機構と、前記基板保持部によって保持されている前記回路基板を覆う異方性導電シートを備え、
    前記移動機構は、前記各プローブを移動させて、前記回路基板を覆っている状態の前記異方性導電シートにおける前記導体パターンに対向する部位を当該各プローブで押圧させる請求項1から3のいずれかに記載の検査装置。
  5. 直流信号と交流信号とを重畳させた重畳信号を検査対象体に供給している状態において当該検査対象体に生じる電気信号に含まれる当該交流信号の二次高調波の値を測定し、当該測定した前記二次高調波の値に基づいて前記検査対象体における欠陥の有無を検査する検査方法であって、
    前記直流信号、前記交流信号および前記重畳信号のいずれかを前記検査対象体に供給している状態において当該検査対象体に生じる電気信号に基づいて当該検査対象体の抵抗値を測定し、
    前記測定した前記二次高調波の値および前記抵抗値の双方に基づいて前記検査対象体における前記欠陥の有無を検査する検査処理を実行する検査方法。
  6. 前記重畳信号を前記検査対象体に供給している状態において、前記二次高調波の値の測定と並行して前記抵抗値を測定する請求項5記載の検査方法。
  7. 前記二次高調波の値の測定および前記抵抗値の測定に先だって信号供給用のプローブおよび信号入力用のプローブと前記検査対象体との電気的接続状態の良否を判別し、前記電気的接続状態が良好と判別したときに前記二次高調波の値を測定すると共に前記抵抗値を測定する請求項5または6記載の検査方法。
  8. 前記検査対象体としての導体パターンが形成された回路基板を異方性導電シートで覆い、信号供給用のプローブおよび信号入力用のプローブを移動させて、前記異方性導電シートにおける前記導体パターンに対向する部位を当該各プローブで押圧させる請求項5から7のいずれかに記載の検査方法。
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