JP5414111B2 - シート - Google Patents
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Description
また、座面側の表皮パーツとサイド側の表皮パーツを縫着した後に、裏当てプレートを縫着することになるので、裏当てプレートの縫着対象物の大きさが大きくなって裏当てプレートの縫製作業に手間がかかっていた。
従って、縫製ラインを避けてロックノブを配置しなければならず、ロックノブ装置の配置の自由度が低かった。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、表皮材を強く固定することができ、裏当てプレートの縫製作業の作業性を向上させることができて生産性を向上させることができ、操作部と操作部収容ケースを備えた操作系部品の配置の自由度を高めることができるシートを提供する点にある。
フレームと、前記フレームに支持されるクッションパッドと、前記クッションパッドを覆う表皮材とを備えているシートであって、
操作部と操作部収容ケースを備えた操作系部品が前記クッションパッドに埋設され、
前記操作部収容ケースと表皮材に前記操作部を露出させる開口がそれぞれ形成され、
前記表皮材の開口周縁部の裏面に裏当てプレートが重ねられ、
前記操作部収容ケースの開口周縁部を覆うベゼルと前記操作部収容ケースの開口周縁部が前記表皮材の開口周縁部と裏当てプレートを挟持固定し、
前記裏当てプレートは複数の分割プレートに分割されており、
前記表皮材の開口と操作部収容ケースの開口は互いに隣り合う複数の表皮材部分同士の縫製ラインに跨って形成され、
前記複数の分割プレートは前記縫製ラインを避けて前記複数の表皮材部分の裏面に各別に重なっている点にある。(請求項1)
また、表皮材の開口周縁部のうち、縫い代が重なる縫製ライン付近の開口周縁部に比べて強度の弱い開口周縁部のみを分割プレートで補強することができる。従って、表皮材の開口周縁部の裏面に枠状(環状)の裏当てプレートを重ねる構造に比べて裏当てプレートの材料費を削減することができる。
さらに、表皮材への裏当てプレート(分割プレート)の縫い付けを縫製前の各表皮材部分に対して行うことができる。従って、例えば、表皮材部分同士を縫製した後に表皮材に裏当てプレートを縫着する場合に比べると、裏当てプレート(分割プレート)の縫着対象物の大きさが小さくなって縫製を容易に行うことができ、生産性を向上させることができる。
そして、厚みが厚い表皮材の縫製ラインの部分を避けて表皮材の裏当てプレートをベゼルと操作部収容ケースの開口周縁部とで挟持固定することで安定した挟持固定が可能になる。(請求項1)
前記分割プレートは前記操作部収容ケースに設けられた被係合部に係合する係合部を備えていると、操作部収容ケースを利用して表皮材部分の位置ずれを防止することができるとともに、それぞれの表皮材部分を位置合わせしやすくすることができる。(請求項2)
前記クッションパッドはシートバックパッドであり、
前記分割プレートは前記表皮材の開口周縁部の幅方向両側部に重ねられていると、シートバックにおいて、上記請求項1又は2の作用と同一の作用を奏することができる。また、操作部の操作方向への引っ張りに対して、操作部の幅方向両側での表皮材の保持を強化することができる。(請求項3)
表皮材を強く固定することができ、裏当てプレートの縫製作業の作業性を向上させることができて生産性を向上させることができ、操作部と操作部収容ケースを備えた操作系部品の配置の自由度を高めることができるシートを提供することができた。
図2,図4に示すように、ロックノブ14は、左右一対の第1側壁18と、両第1側壁18の前端縁に架け渡され、ロックノブ14の回転操作の際に指が掛けられる階段状の指掛け部17と、両第1側壁18の下端部同士を連結する底壁16とを備えている。
図2〜図4に示すように、収容ケース10は、左右一対の第2側壁13と、両第2側壁13の下端部を連結する底壁と、両第2側壁13の後端部間に架け渡された前後一対の縦壁28を備えている。両縦壁28の間には、ロックノブ14をロック及びロック解除自在なキーシリンダ41と、ロック機構がロック解除状態にあることを報知する昇降式のインジケータ42とが収納されている。
図2,図4に示すように、収容ケース10の開口周縁部10Sには上方から環状のベゼル30が装着される。このベゼル30は、収容ケース10の左右一対の上側フランジ12に各別に重なる左右一対の第1壁部31と、第1壁部31の後端部から下方に延びて、収容ケース10の上端部を後方から覆う第2壁部33と、収容ケース10の前側フランジ19に重なる前下がりの第3壁部36と、収容ケース10の前壁15に重なる第4壁部32と、第1壁部31・第2壁部33・第3壁部36・第4壁部32の径方向内方側の端部から下方に延びる内側壁30Fとを備え、径方向内方側が開口して前記ロックノブ14を上方に露出させている。
表皮材20は複数の表皮パーツ(表皮材部分に相当)20a,20bを縫製して形成されている。図3,図4に示すように、表皮材20にロックノブ14を上方に露出させる長方形状の開口20Kが形成されている。表皮材20の開口20Kと収容ケース10の開口10Kは、互いに隣り合う複数の表皮パーツ20a,20b同士の縦の縫製ラインL1(上下方向に沿う縫製ラインL1)に跨って形成されている。
図7(a),図7(b)に示すように、分割プレート21aの一側部に複数のスリット22(係合部に相当)が前記長手方向に間隔を空けて形成され、分割プレート21aの他側部に、幅方向外方側に突出する複数の凸部23(係合部に相当)が前記長手方向に間隔を空けて形成されている。分割プレート21aの長手方向の一端部側のコーナー部(前記一側部とこの一側部に隣接する一端部とで形成されるコーナー部)は円弧状に形成されている。
しかしながら、本発明の上記構成によれば、表皮パーツ20bが矢印B方向に引っ張られても、分割プレート21aはA部を中心に上方に回転するので、分割プレート21aの他側部の凸部23が収容ケース10の第2係合爪25に引っかかる。
これにより、分割プレート21aが収容ケース10から外れることがない。このように、上記構成によれば、収容ケース10を利用して表皮材20の左右方向のずれ、及び表皮材20の広がりを防止することができる。
さらに、表皮材20への裏当てプレート21の縫い付けを縫製前の各表皮パーツ20a、20bに対して行うことができ、例えば、表皮パーツ20b,20b同士を縫製した後に表皮材20に裏当てプレートを縫着する場合に比べると、裏当てプレート(分割プレート21a)の縫着対象物の大きさが小さくなって縫製を容易に行うことができ、生産性を向上させることができる。
本発明はシートクッションにも適用することができる。
9 操作系部品(ロックノブ装置)
10 収容ケース(操作部収容ケース)
10K 開口(操作部収容ケースの開口)
10S 開口周縁部(収容ケースの開口周縁部)
14 操作部(ロックノブ)
20 表皮材
20a,20b 表皮材部分(表皮パーツ)
20K 開口(表皮材の開口)
20S 開口周縁部(表皮材の開口周縁部)
21 裏当てプレート
21a 分割プレート
22 係合部(スリット)
23 係合部(凸部)
24 被係合部(第1係合爪)
25 被係合部(第2係合爪)
30 ベゼル
L1 縫製ライン
Claims (3)
- フレームと、前記フレームに支持されるクッションパッドと、前記クッションパッドを覆う表皮材とを備えているシートであって、
操作部と操作部収容ケースを備えた操作系部品が前記クッションパッドに埋設され、
前記操作部収容ケースと表皮材に前記操作部を露出させる開口がそれぞれ形成され、
前記表皮材の開口周縁部の裏面に裏当てプレートが重ねられ、
前記操作部収容ケースの開口周縁部を覆うベゼルと前記操作部収容ケースの開口周縁部が前記表皮材の開口周縁部と裏当てプレートを挟持固定し、
前記裏当てプレートは複数の分割プレートに分割されており、
前記表皮材の開口と操作部収容ケースの開口は互いに隣り合う複数の表皮材部分同士の縫製ラインに跨って形成され、
前記複数の分割プレートは前記縫製ラインを避けて前記複数の表皮材部分の裏面に各別に重なっているシート。 - 前記分割プレートは前記操作部収容ケースに設けられた被係合部に係合する係合部を備えている請求項1記載のシート。
- 前記クッションパッドはシートバックパッドであり、
前記分割プレートは前記表皮材の開口周縁部の幅方向両側部に重ねられている請求項1又は2記載のシート。
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