JP5412750B2 - 動力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インバータの制御装置を含む動力装置に関し、詳細には、パルス幅変調の結果としてインバータ出力に重畳するキャリア側帯波成分による、モータの騒音を抑制するための技術に関する。
インバータによるモータ駆動では、パワースイッチング素子のオン・オフ動作に起因する電流変動分がモータのコイルに供給されることで、モータ内の磁場に変動を生じさせる。ここで、インバータの一般的な制御方式としてパルス幅変調制御(PWM制御)が知られており、このパルス幅変調制御では、インバータのキャリア周波数(基本波成分)がモータの構造共振周波数に合致することで、ステータに共振を生じさせ、モータから発せられる騒音を著しく増大させることが問題となる。モータの構造共振周波数は、モータの構造上特定される固有振動数であり、主にステータコアの外径寸法に基づいて定められる。
ここで、インバータのキャリア周波数に起因するモータ騒音の増大を抑制するための技術として、特許文献1には、ステータの共振を回避し得るようにインバータのキャリア周波数を設定する、という技術が記載されている。具体的には、ステータの固有振動数が主にステータコアの外径寸法により決定されることから、ステータコアの外径寸法に応じた複数のキャリア周波数を予め設定しておき、実際に使用するモータにおけるステータコア外径に応じてキャリア周波数を切り換えるのである。
特開昭63−190594号公報(第2頁右下欄第15行〜次頁左上欄第9行)
特許文献1に記載の技術によれば、インバータのキャリア周波数自体によるモータ騒音の増大を抑制し得るものの、依然として次のような問題が存在する。
インバータ出力であるモータの駆動電圧には、キャリア周波数の側帯波成分(以下「キャリア側帯波成分」という。)が重畳する。このキャリア側帯波成分は、インバータにおけるパルス幅変調の結果として生じる高周波成分であり、モータ回転数に応じて変化し、モータ回転数の増大に対してキャリア周波数からのずれが大きくなる。ここで、インバータのキャリア周波数とモータの構造共振周波数とが合致することによりモータ騒音が増大することは、既に述べたところであるが、キャリア側帯波成分もモータ騒音を増大させる原因となり、キャリア側帯波成分がモータの構造共振周波数と合致することによってもステータに共振が生じ、モータ騒音が増大することとなる。上記文献記載の技術では、キャリア側帯波成分がモータ騒音に及ぼす影響については何ら考慮されておらず、キャリア側帯波成分によるステータの共振を回避することはできない。
本発明は、以上の問題を考慮したインバータの制御装置を提供するものであり、キャリア側帯波成分によるステータの共振を回避し、モータ騒音の増大を抑制することを目的とする。
本発明に係る動力装置は、交流モータと、前記モータの電源であるバッテリと、前記バッテリ及びモータに対し、前記バッテリにより印加される直流電圧を交流電圧に変換して前記モータに供給可能に接続されたインバータと、
直流電圧を交流モータの駆動電圧に変換するインバータの制御装置であって、実際のモータ回転数を検出するモータ回転数検出手段と、インバータのキャリア周波数として、予め定められた第1のキャリア周波数、または前記第1のキャリア周波数よりも大きな値の前記第2のキャリア周波数に設定するキャリア周波数設定手段と、前記モータの増速運転の場合には、前記モータ回転数検出手段によって検出された実際のモータ回転数が、前記モータの構造共振周波数に合致する際のモータ回転数である共振モータ回転数よりも低い所定の回転数に達したか否かを判定し、前記モータの減速運転の場合には、前記実際のモータ回転数が、前記共振モータ回転数よりも高い所定の回転数に達したか否かを判定することで、実際のモータ回転数が変化してインバータ出力における前記キャリア周波数設定手段によって設定されたキャリア周波数の側帯波成分が前記共振モータ回転数に対して所定の範囲内にまで近付いたか否かを判定するモータ回転数到達判定手段と、前記増速運転の場合に、前記測帯波成分が前記キャリア周波数設定手段によって設定されたキャリア周波数に対して高周波数側で前記構造共振周波数に合致することで、前記モータ回転数到達判定手段により実際のモータ回転数が前記所定の範囲内にまで近付いたと判定されたときに、インバータのキャリア周波数を前記第1のキャリア周波数から前記第2のキャリア周波数に変更し、前記減速運転の場合に、前記測帯波成分が前記キャリア周波数設定手段によって設定されたキャリア周波数に対して高周波数側で前記構造共振周波数に合致することで、前記モータ回転数到達判定手段により実施のモータ回転数が前記所定の範囲内にまで近づいたと判定されたときに、インバータのキャリア周波数を前記第2のキャリア周波数から前記第1のキャリア周波数に変更するように、前記キャリア周波数設定手段によって設定されるキャリア周波数を変更するキャリア周波数変更手段と、を含んで構成されるインバータの制御装置と、を備えている。
具体的には、モータの増速運転時において、実際のモータ回転数が上昇して共振モータ回転数よりも低い所定の回転数に達したか否かを判定し、実際のモータ回転数がこの所定の回転数に達したと判定したときに、インバータのキャリア周波数を変更する。また、モータの減速運転時において、実際のモータ回転数が下降して共振モータ回転数よりも高い所定の回転数に達したか否かを判定し、実際のモータ回転数がこの所定の回転数に達したと判定したときに、インバータのキャリア周波数を変更する。
本発明によれば、モータ回転数が共振モータ回転数に対して所定の範囲内にまで近付いたときに、インバータのキャリア周波数を第1のキャリア周波数から第2のキャリア周波数に変更することとした。これにより、モータ回転数が変化して共振モータ回転数に合致する前にキャリア周波数を変更して、キャリア側帯波成分がモータの構造共振周波数に合致するのを回避し、キャリア側帯波成分によりステータに共振が生じるのを回避することができる。したがって、モータ騒音の増大を抑制し、広い回転数領域に亘って静粛性の高いモータ作動を実現することが可能となる。
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るインバータ1を備える動力装置の概略的な構成を示している。本実施形態に係る動力装置は、内燃機関と組み合わせてハイブリッド車の駆動源を構成することが可能であり、また、電源として燃料電池を採用することにより燃料電池車の駆動源を構成することも可能である。
インバータ1は、直流電源であるバッテリ2により印加される直流電圧をモータジェネレータ3の駆動電圧に変換するものである。本実施形態において、モータジェネレータ(「交流モータ」に相当する。)3は、三相誘導型の回転電機であり、インバータ1により変換されたu〜w相の交流電圧により発動機として作動する。他方、モータジェネレータ3は、図示しない回転軸を駆動することにより発電機として作動させることも可能である。モータジェネレータ3により発生させた交流電力をインバータ1により直流電力に変換し、バッテリ2を充電することができる。バッテリ2には、正極端子に対して電源ライン4が、負極端子に対して接地ライン5が接続されており、これらのライン4,5の間に、インバータ1の各相アーム11u〜11wが互いに並列に接続されている。コンデンサ6は、モータジェネレータ1の作動時に平滑コンデンサとして機能するものであり、電源ライン4及び接地ライン5の間でインバータ1に対して並列に、かつインバータ1よりも電源側に接続されている。
ここで、インバータ1について更に説明する。
インバータ1は、互いに並列に配設されたu相アーム11u、v相アーム11v及びw相アーム11wを備え、各相アーム11u〜11wは、一対の電力用半導体素子(以下「スイッチング素子」という。)を備えている。スイッチング素子は、直流及び交流の間での電圧変換に際してオン・オフ動作を行うものであり、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)により具現可能である。u相アーム11uは、スイッチング素子12a及び12bを電源ライン4及び接地ライン5の間で互いに直列に接続して構成される。また、v相アーム11vは、スイッチング素子12c,12dを、w相アーム11wは、スイッチング素子12e,12fを、夫々互いに直列に接続して構成される。各相アームのスイッチング素子(本実施形態では、IGBT)12a〜12fは、後述する制御ユニット8により出力されるスイッチング制御信号に基づいて、そのオン・オフ動作が制御される。更に、各スイッチング素子12a〜12fのコレクタ及びエミッタの間には、エミッタ側からコレクタ側へ通電可能に接続されたダイオードが設けられている。各相アーム11u〜11wの中間点がモータジェネレータ3の対応するコイルに接続されており、スイッチング素子12a〜12fのオン・オフ動作により変換された交流電圧が駆動電圧としてモータジェネレータ3に印加される。
制御ユニット8は、本実施形態に係るインバータ1の「制御装置」としての機能を有するものであり、制御回路として構成される。制御ユニット8は、モータジェネレータ3の各相コイルに供給される電流(以下「モータ電流」という。)を検出し、これに基づいてスイッチング素子12a〜12fのオン・オフ動作を制御するためのスイッチング制御信号を設定し、出力する。具体的には、本実施形態に係る動力装置は、モータジェネレータ3のu相コイルに供給されるモータ電流(u相モータ電流)を検出するu相電流センサ81、及びv相コイルに供給されるモータ電流(v相モータ電流)を検出するv相電流センサ82を備えるとともに、モータジェネレータ3を構成するロータの回転角を検出する回転角センサ83を備えている。制御ユニット8は、これらの電流センサ81,82により検出されたu相モータ電流及びv相モータ電流、ならびにモータジェネレータ3のトルク指令値に基づいてスイッチング制御信号を設定し、駆動ユニット7に出力する。モータジェネレータ3がハイブリッド車等の電動車両の駆動源を構成する場合に、モータジェネレータ3のトルク指令値は、運転者のアクセル操作量等に基づいて算出することができる。なお、モータジェネレータ3の各相モータ電流の瞬時値の和が0であることから、w相モータ電流は、u及びv相のモータ電流に基づいて算出可能である。制御ユニット8は、回転角センサ83により検出されたロータの回転角(以下「ロータ回転角」という。)に基づいてモータジェネレータ3の回転数(以下「モータ回転数」という。)を算出する。
駆動ユニット7は、駆動回路として構成され、制御ユニット8により出力されたスイッチング制御信号を電圧信号に変換し、対応するスイッチング素子(ここでは、IGBT)12a〜12fのゲートに印加する。
以下、本実施形態に係る制御ユニット8が電圧変換に際して行う動作について、フローチャートにより説明する。なお、制御ユニット8による電圧変換は、パルス幅変調制御(PWM制御)により行われる。
図2に示すインバータ制御ルーチンのフローチャートにおいて、S101では、モータ回転数Nmを読み込む。モータ回転数Nmは、モータジェネレータ3の実際の回転数であり、回転角センサ83により検出されたロータ回転角に基づいて算出される。
S102では、読み込んだモータ回転数Nmが所定の回転数N1以下であるか否かを判定する。モータ回転数NmがN1以下であるときは、S103へ進み、N1よりも大きいときは、S104へ進む。
S103では、インバータ1のキャリア周波数fcを比較的に小さな値の低速時周波数fc1に設定する。
S104では、インバータ1のキャリア周波数fcを低速時周波数fc1よりも大きな値の高速時周波数fc2に設定する。
S105では、S103又は104により設定されたキャリア周波数fc1,fc2によりパルス幅変調制御を行い、バッテリ2の直流電圧を交流電圧に変換し、モータジェネレータ3に印加する。具体的には、キャリア波の電圧信号Vcと制御指令値の電圧信号Vaとを比較し、制御指令値の電圧信号VaがVc以上である期間において、スイッチング制御信号Saとして理論値1を出力する一方、VaがVcよりも小さい期間において、理論値0を出力する。図4は、キャリア波として一般的な三角波を採用した場合の例を示している。制御ユニット8は、モータジェネレータ3のトルク指令値に応じた制御指令値を設定し、キャリア波の電圧信号Vcと制御指令値の電圧信号Vaとを比較して、その比較結果に応じたスイッチング制御信号Saを出力する。スイッチング制御信号Saは、駆動ユニット7により電圧信号に変換され、インバータ1のスイッチング素子12a〜12fに印加される。スイッチング素子12a〜12fは、理論値1であるスイッチング制御信号Saに対してオン動作し、理論値0であるスイッチング制御信号Saに対してオフ動作する。このようなオン・オフ動作の結果、直流電圧がインバータ出力Voutである交流電圧に変換される。
ここで、キャリア周波数fcを切り換える際の所定の回転数N1、ならびに低速時周波数fc1及び高速時周波数fc2について説明する。
インバータ1からの出力である駆動電圧Voutには、キャリア周波数(基本波成分)fc以外に、パルス幅変調の結果として生じる側帯波成分fsが重畳する。インバータ出力におけるキャリア側帯波成分fsは、キャリア周波数fcに対して次式(1)により表される。なお、キャリア波の波形等、パルス幅変調方式に応じて定められる係数をkとし、モータ回転数Nmに応じたモータ作動周波数をf0とする。同式から明らかなように、キャリア側帯波成分fsは、モータ回転数Nmに応じて変化し、モータ回転数Nmの増大に対してキャリア周波数fcからのずれが大きくなる。
fs=fc±k×f0 ・・・(1)
ここで、キャリア側帯波成分fsがキャリア周波数fcとともにモータジェネレータ3の騒音を増大させる原因となることは、既に述べたところである。具体的には、キャリア周波数fcがモータジェネレータ3の構造共振周波数frに合致することで、モータジェネレータ3のステータに共振を生じさせるとともに、キャリア側帯波成分fsが構造共振周波数frに合致することによってもステータに共振を生じさせ、モータ騒音を増大させる。本実施形態では、モータ回転数Nmに応じてキャリア周波数fcを切り換えて設定することにより、キャリア側帯波成分fsと構造共振周波数frとが合致することを回避する。なお、モータジェネレータ3の構造共振周波数frは、ステータコアの外形寸法に応じて定められる。
図3は、モータ回転数Nmとキャリア周波数fcとの関係を示している。本実施形態において、キャリア側帯波成分fsは、キャリア周波数fcに対して高周波数側で構造共振周波数frに合致する。しかしながら、キャリア周波数fcの設定条件によっては低周波数側で合致する場合もある。
本実施形態では、低速時のキャリア周波数(低速時周波数)fc1に関してその側帯波成分fs1がモータジェネレータ3の構造共振周波数frに合致する共振モータ回転数Nr1が定められるとともに、高速時のキャリア周波数(高速時周波数)fc2に関してその側帯波成分fs2が構造共振周波数frに合致する共振モータ回転数Nr2が定められる。共振モータ周波数Nr1,Nr2は、上式(1)により予め明らかにすることが可能である。キャリア周波数fcを切り換える際の所定の回転数N1は、これらの共振モータ回転数Nr1,Nr2の間の回転数に設定され、本実施形態では、Nr1及びNr2の中間回転数(=(Nr1+Nr2)/2)に設定されている。
したがって、本実施形態では、モータジェネレータ3が所定の回転数N1以下の低回転数で運転している場合に、キャリア周波数fcとして低速時周波数fc1(「第1のキャリア周波数」に相当する。)が設定される。そして、このような低速運転からの増速時において、モータ回転数Nmが上昇して所定の回転数N1に達したときに、キャリア周波数fcが高速時周波数fc2(「第2のキャリア周波数」に相当する。)に切り換えられる。これにより、低速時周波数fc1の側帯波成分fs1が構造共振周波数frに合致する前にキャリア周波数fcが高速時周波数fc2に切り換えられて、キャリア側帯波成分fs(高速時周波数fc2の側帯波成分fs2)が構造共振周波数frを上回ることとなり、キャリア側帯波成分fsと構造共振周波数frとが合致することが回避される。同様に、高速運転(N1<Nm)からの減速時において、モータ回転数Nmが下降して所定の回転数N1に達したときに、キャリア周波数fcが高速時周波数fc2(「第1のキャリア周波数」に相当する。)から低速時周波数fc1(「第2のキャリア周波数」に相当する。)に切り換えられる。これにより、キャリア側帯波成分fs(fs2)が構造共振周波数frに合致する前にキャリア周波数fcが切り換えられて、キャリア側帯波成分fs(fs1)が構造共振周波数frを下回り、キャリア側帯波成分fsと構造共振周波数frとの合致が回避される。
本実施形態では、モータジェネレータ3の増速運転時について、図2に示すフローチャートのS103の処理により「キャリア周波数設定手段」としての機能が、S102の処理により「モータ回転数到達判定手段」としての機能が、S104の処理により「キャリア周波数変更手段」としての機能が、S101の処理により「モータ回転数検出手段」としての機能が実現される。また、減速運転時について、同図のフローチャートのS104の処理により「キャリア周波数設定手段」としての機能が、S102の処理により「モータ回転数到達判定手段」としての機能が、S103の処理により「キャリア周波数変更手段」としての機能が、S101の処理により「モータ回転数検出手段」としての機能が実現される。
本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
本実施形態では、インバータ1のキャリア周波数fcをモータ回転数Nmに応じて切り換え、所定の回転数N1以下の低回転数側の領域では、低速時周波数fc1を、N1よりも高い高回転数側の領域では、低速時周波数fc1よりも大きな値の高速時周波数fc2を設定することとした。これにより、モータジェネレータ3の増速運転時では、モータ回転数Nmが低速時周波数fc1に関する共振モータ回転数Nr1に達する前にキャリア周波数fcをfc2に切り換える一方、減速運転時では、モータ回転数Nmが高速時周波数fc2に関する共振モータ回転数Nr2に達する前にキャリア周波数fcをfc1に切り換え、キャリア側帯波成分fsが構造共振周波数frに合致するのを回避することができる。したがって、キャリア側帯波成分fsによりステータに共振が生じるのを回避して、モータ騒音の増大を抑制することができ、広い回転数領域に亘って静粛性の高いモータ作動を実現することが可能となる。
以下、本発明の他の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、第1の実施形態に係る動力装置とは、インバータ制御の内容のみで相違し、各実施形態に係る動力装置の構成は、第1の実施形態のもの(図1)と同様である。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る制御ユニット8が電圧変換に際して行う動作を示すフローチャートである。本実施形態では、増速運転時と減速運転時との間で、キャリア周波数fcを切り換える際の所定の回転数N1(N1u,N1d)を異ならせ、ヒステリシスを持たせる。
S201では、モータ回転数Nmを読み込む。
S202では、モータジェネレータ3が増速運転時にあるか否かを判定する。この判定及び後述する減速運転時にあるか否かの判定は、モータ回転数Nmの変化率に基づいて行うことが可能である。増速運転時にあるときは、S203へ進み、それ以外のときは、S204へ進む。
S203では、モータ回転数Nmが増速運転時について設定された所定の回転数N1u以下であるか否かを判定する。モータ回転数NmがN1u以下であるときは、S206へ進み、N1uよりも大きいときは、S207へ進む。
S204では、モータジェネレータ3が減速運転時にあるか否かを判定する。減速運転時にあるときは、S205へ進み、それ以外の定常運転時にあるときは、S208へ進み、現時点で設定されているキャリア周波数fcによりパルス幅変調制御を行う。
S205では、モータ回転数Nmが減速運転時について設定された所定の回転数N1d以上であるか否かを判定する。モータ回転数NmがN1d以上であるときは、S207へ進み、N1dよりも小さいときは、S206へ進む。なお、増速運転時と減速運転時との間でキャリア周波数fcの切換えにヒステリシスを持たせるため、所定の回転数N1dは、N1uよりも小さな値に設定されている。
S206では、インバータ1のキャリア周波数fcを低速時周波数fc1に設定する。
S207では、インバータ1のキャリア周波数fcを高速時周波数fc2に設定する。高速時周波数fc2が低速時周波数fc1よりも大きな値であるのは、第1の実施形態におけると同様である。
S208では、S206又は207により設定されたキャリア周波数fc1,fc2によりパルス幅変調制御を行い、変換後の交流電圧Voutをインバータ出力としてモータジェネレータ3に印加する。
本実施形態では、キャリア周波数fcを切り換える際の所定の回転数N1u,N1dが、共振モータ回転数Nr1,Nr2の間で、かつ所定の回転数N1dがN1uよりも小さな値に設定されている。したがって、本実施形態では、図6に示すように、モータジェネレータ3の増速運転時において、モータ回転数Nmが所定の回転数N1u以下の低回転数で運転している場合は、キャリア周波数fcとして低速時周波数fc1(「第1のキャリア周波数」に相当する。)が設定される。そして、モータ回転数Nmが上昇して所定の回転数N1uに達したときに、キャリア周波数fcが高速時周波数fc2(「第2のキャリア周波数」に相当する。)に切り換えられる。これにより、低速時周波数fc1の側帯波成分fs1が構造共振周波数frに合致する前にキャリア周波数fcが切り換えられて、キャリア側帯波成分fs(高速時周波数fc2の側帯波成分fs2)が構造共振周波数frを上回ることとなり、キャリア側帯波成分fsと構造共振周波数frとが合致することが回避される。同様に、モータジェネレータ3の減速運転時において、モータ回転数Nmが所定の回転数N1d(<N1u)以上の高回転数で運転している場合は、キャリア周波数fcとして高速時周波数fc2(「第1のキャリア周波数」に相当する。)が設定される。そして、モータ回転数Nmが下降して所定の回転数N1dに達したときに、キャリア周波数fcが低速時周波数fc1(「第2のキャリア周波数」に相当する。)に切り換えられる。これにより、キャリア側帯波成分fs(fs2)が構造共振周波数frに合致する前にキャリア周波数fcが切り換えられて、キャリア側帯波成分fs(fs1)が構造共振周波数frを下回り、キャリア側帯波成分fsと構造共振周波数frとの合致が回避される。
本実施形態では、モータジェネレータ3の増速運転時について、図5に示すフローチャートのS206の処理により「キャリア周波数設定手段」としての機能が、S203の処理により「モータ回転数到達判定手段」としての機能が、S207の処理により「キャリア周波数変更手段」としての機能が、S201の処理により「モータ回転数検出手段」としての機能が実現される。また、減速運転時について、同図のフローチャートのS207の処理により「キャリア周波数設定手段」としての機能が、S205の処理により「モータ回転数到達判定手段」としての機能が、S206の処理により「キャリア周波数変更手段」としての機能が、S201の処理により「モータ回転数検出手段」としての機能が実現される。
本実施形態では、特に、キャリア周波数fcを切り換える際の所定の回転数N1u,N1dをモータジェネレータ3が増速運転時にある場合と減速運転時にある場合とで異ならせ、増速運転時及び減速運転時の間でキャリア周波数fcの切換えにヒステリシスを持たせることとした。これにより、所定の回転数N1u,N1d付近でのモータ回転数Nmの増減によりキャリア周波数fcが頻繁に切り換えられるのを防止し、インバータ1を安定して作動させることができる。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る制御ユニット8における、モータ回転数Nmとキャリア周波数fcとの関係を示している。
本実施形態では、モータジェネレータ3の構造共振周波数fr(fr1,fr2)がステータの振動モード毎に設定されており、これに対応して、キャリア周波数fcを切り換える際の複数の所定の回転数N1,N2が設定されている。比較的に低い回転数N1は、キャリア側帯波成分fs(増速運転時についてfs1、減速運転時についてfs2)と低周波数側の構造共振周波数fr1との合致を回避するためのものである。他方、これよりも高い回転数N2は、キャリア側帯波成分fs(fs2,fs3)と高周波数側の構造共振周波数fr2との合致を回避するためのものである。このように、所定の回転数としての複数の回転数N1,N2によりキャリア周波数fc(fc1,fc2,fc3)を切り換えることにより、ステータの複数の振動モードに対応することができ、モータ騒音の増大を抑制しつつ、より広い回転数領域に亘ってモータジェネレータ3を作動させることが可能となる。
図8は、本発明の第4の実施形態に係る制御ユニット8における、モータ回転数Nmとキャリア周波数fcとの関係を示している。
本実施形態では、キャリア側帯波成分fsがキャリア周波数fcに対して低周波数側でモータジェネレータ3の構造共振周波数frに合致する。キャリア周波数(低速時周波数fc1、高速時周波数fc2)のそれぞれに関する共振モータ回転数Nr1,Nr2の間の回転数N1が設定され、モータ回転数Nmとこの所定の回転数N1との比較結果に応じてキャリア周波数fc1,fc2切り換えられることは、第1の実施形態におけると同様である。本実施形態では、所定の回転数N1以下である低回転数側の領域において、低速時周波数fc1が設定され、これよりも高回転数側の領域において、fc1よりも小さな値の高速時周波数fc2が設定される。これにより、キャリア周波数fcを構造共振周波数frよりも大きな値とする設定を採用した場合に、キャリア側帯波成分fsと構造共振周波数frとの合致を回避し、キャリア側帯波成分fsによるモータ騒音の増大を抑制することができる。
図9は、本発明の第5の実施形態に係る制御ユニット8における、モータ回転数Nmとキャリア周波数fcとの関係を示している。
本実施形態では、本発明の第4の実施形態に対し、モータジェネレータ3の増速運転時と減速運転時とでキャリア周波数fcの切換えにヒステリシスを持たせたことを特徴とする。各共振モータ回転数Nr1,Nr2の間の回転数N1u,N1dを設定し、増速運転時では、大きな値の回転数N1uによりキャリア周波数fcを切り換える一方、減速運転時では、小さな値の回転数N1dによりキャリア周波数fcを切り換える。これにより、キャリア周波数fcを増大させた場合に、キャリア側帯波成分fsによるモータ騒音の増大を抑制するとともに、キャリア周波数fcの切換えが頻発するのを防止することができる。
なお、以上の説明では、モータジェネレータ3の構造共振周波数frを含む周波数領域をキャリア側帯波成分fsが過ぎるように、キャリア周波数fcを切り換えることとした。具体的には、モータジェネレータ3の増速運転時において、キャリア周波数fcを低速時周波数fc1から、これよりも大きな値の高速時周波数fc2に切り換えている(図3)。これにより、キャリア周波数自体によるモータ騒音の増大を回避することが可能である。しかしながら、本発明は、これに限らず、キャリア側帯波成分fsが構造共振周波数frから離れるように、キャリア周波数fcを切り換えることとしてもよい。具体的には、増速運転時において、キャリア周波数fcを第1のキャリア周波数(fc1)から、これよりも小さな値の第2のキャリア周波数に切り換えるのである。これにより、キャリア周波数fcの切換えに伴うインバータ損失の増大を回避することができる。
本発明の第1の実施形態に係る動力装置の概略図 同上実施形態に係るインバータ制御ルーチンのフローチャート 同上実施形態に係る制御ユニットの動作説明図 同上実施形態に係る制御ユニットによるパルス幅変調の説明図 本発明の第2の実施形態に係るインバータ制御ルーチンのフローチャート 同上実施形態に係る制御ユニットの動作説明図 本発明の第3の実施形態に係る制御ユニットの動作説明図 本発明の第4の実施形態に係る制御ユニットの動作説明図 本発明の第5の実施形態に係る制御ユニットの動作説明図
符号の説明
1…インバータ、2…バッテリ、3…「交流モータ」としてのモータジェネレータ、4…電源ライン、5…接地ライン、6…コンデンサ、7…駆動ユニット(回路)、8…「制御装置」としての制御ユニット(回路)、11u…u相アーム、11v…v相アーム、11w…w相アーム、12a〜12f…電力用半導体素子、81u…u相電流センサ、81v…v相電流センサ、83…回転角センサ。

Claims (1)

  1. 交流モータと、
    前記モータの電源であるバッテリと、
    前記バッテリ及びモータに対し、前記バッテリにより印加される直流電圧を交流電圧に変換して前記モータに供給可能に接続されたインバータと、

    直流電圧を交流モータの駆動電圧に変換するインバータの制御装置であって、
    実際のモータ回転数を検出するモータ回転数検出手段と、
    インバータのキャリア周波数として、予め定められた第1のキャリア周波数、または前記第1のキャリア周波数よりも大きな値の前記第2のキャリア周波数に設定するキャリア周波数設定手段と、
    前記モータの増速運転の場合には、前記モータ回転数検出手段によって検出された実際のモータ回転数が、前記モータの構造共振周波数に合致する際のモータ回転数である共振モータ回転数よりも低い所定の回転数に達したか否かを判定し、前記モータの減速運転の場合には、前記実際のモータ回転数が、前記共振モータ回転数よりも高い所定の回転数に達したか否かを判定することで、実際のモータ回転数が変化してインバータ出力における前記キャリア周波数設定手段によって設定されたキャリア周波数の側帯波成分が前記共振モータ回転数に対して所定の範囲内にまで近付いたか否かを判定するモータ回転数到達判定手段と、
    前記増速運転の場合に、前記測帯波成分が前記キャリア周波数設定手段によって設定されたキャリア周波数に対して高周波数側で前記構造共振周波数に合致することで、前記モータ回転数到達判定手段により実際のモータ回転数が前記所定の範囲内にまで近付いたと判定されたときに、インバータのキャリア周波数を前記第1のキャリア周波数から前記第2のキャリア周波数に変更し、前記減速運転の場合に、前記測帯波成分が前記キャリア周波数設定手段によって設定されたキャリア周波数に対して高周波数側で前記構造共振周波数に合致することで、前記モータ回転数到達判定手段により実施のモータ回転数が前記所定の範囲内にまで近づいたと判定されたときに、インバータのキャリア周波数を前記第2のキャリア周波数から前記第1のキャリア周波数に変更するように、前記キャリア周波数設定手段によって設定されるキャリア周波数を変更するキャリア周波数変更手段と、
    を含んで構成されるインバータの制御装置と、

    を備えた動力装置。
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