JP3470193B2 - 空気調和装置の制御装置 - Google Patents

空気調和装置の制御装置

Info

Publication number
JP3470193B2
JP3470193B2 JP29568795A JP29568795A JP3470193B2 JP 3470193 B2 JP3470193 B2 JP 3470193B2 JP 29568795 A JP29568795 A JP 29568795A JP 29568795 A JP29568795 A JP 29568795A JP 3470193 B2 JP3470193 B2 JP 3470193B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
value
inverter
compressor
control signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29568795A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09138011A (ja
Inventor
茂生 ▲高▼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP29568795A priority Critical patent/JP3470193B2/ja
Publication of JPH09138011A publication Critical patent/JPH09138011A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3470193B2 publication Critical patent/JP3470193B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置の制
御装置に係り、特に、インバータ駆動圧縮機の不安定現
象を抑制する制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インバータ駆動圧縮機を持つ空気調和装
置の制御装置は、概略図41に示す構成になっている。
同図において、1は圧縮機、2は凝縮器、3は絞り装
置、4は蒸発器、5は冷媒配管であり、これらにより空
気調和装置が構成されている。また、6は空気調和装置
の制御装置であり、これは、整流手段7、直流平滑手段
8、インバータ出力手段9、出力周波数決定手段10、
出力電圧決定手段11、キャリア周波数決定手段12、
PWM信号出力手段13、Td設定手段14、インバー
タ駆動手段15等を備えている。このように構成された
空気調和装置の制御装置においては、出力周波数決定手
段10で決定された決定周波数に基づいて、出力電圧決
定手段11によりv/f値テーブル等を用いて出力電圧
を決定し、これらとキャリア周波数決定手段12の決定
値を基に、PWM信号出力手段13においてインバータ
出力を疑似正弦波とするような制御信号が生成される。
この後、PWM信号出力手段13からの出力値に対し
て、インバータ出力の上下短絡事故防止のためのデッド
タイムTdを設定するTd設定手段14によりPWM信
号を変形し、インバータ駆動手段15により信号を増幅
してインバータ出力手段9を動作させ、圧縮機1を可変
速駆動する。
【0003】ここで、一般に圧縮機等のモータをインバ
ータ駆動する場合、特に軽負荷時には、不安定現象と称
する、例えばインバータ出力電流の変動、モータの異常
振動、騒音の増加を伴う異常現象が発生する等といった
問題がある。このことにより、空気調和装置において
も、インバータの過電流トリップによる空気調和装置の
緊急停止、振動による配管折れ事故、騒音クレーム等が
発生しており、安価な対策が求められていた。
【0004】従来、このような要求に答えるものとし
て、例えば特開平4−317566号公報等に示される
ような対策が施されている。これは、上記のような不安
定現象の原因が、前記のTd設定手段14により設定さ
れたデッドタイムTdにあるとして、その影響を相殺す
ることを主眼としており、デッドタイムTdによる電圧
減少分を出力電圧手段11において事前に補正するとい
う構成をとっている。また、一般的に、不安定現象に対
しては、キャリア周波数の低下、出力v/f値の変化
(上昇または低下)が効果を有することが知られてお
り、予め、想定される全ての圧縮機とインバータとの組
み合わせによる運転状態において不安定現象を生じない
ようなキャリア周波数やv/f値を設定するという方策
が講じられていた。
【0005】従来の空気調和装置の制御装置は上記のよ
うに構成されているので、想定される運転状態全域にわ
たって、不安定現象を未然に抑制しようとするものであ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、まず、特開
平4−317566号公報のようなデッドタイムTdの
影響を事前に補正する方式では、一律に出力電圧決定手
段11に補正量を加算するわけには行かず、3相出力の
各相毎に補正量の設定や、補正位相の演算等に複雑な制
御が必要であり、安価な空気調和装置の制御には不向き
であった。一方、キャリア周波数やv/f値を不安定現
象が発生しないような値に設定変更する方式は、その設
定値が通常は圧縮機とインバータとを組合せた運転にお
ける最大効率ポイントからずれてしまい、成績係数(C
OP)の低下を招くという問題があった。すなわち、不
安定現象を抑制するためには、キャリア周波数は低下さ
せるのが好ましいが、その反面、キャリア周波数を低下
させると、モータ効率が低下し、損失が増大するという
不具合を生じる。また、v/f値の設定は、まず最大効
率ポイントで選定されるので、そこから不安定現象抑制
のためにv/f値を変化させるということは、v/f値
を上昇させた場合、あるいは低下させた場合のいずれに
しても、効率は低下することになる。
【0007】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、不安定現象抑制のために、安価
なキャリア周波数低下や、v/f値の変更を手段として
用いる点は従来と同様であるが、このような手段の適用
に、条件付けを行うことを特徴としている。すなわち、
不安定現象は軽負荷時に発生することが分かっているの
で、この発明は、軽負荷状態を検知するようにし、軽負
荷状態を検知した場合にのみ、効率が若干低下する程度
の不安定現象抑制対策を実施することのできる空気調和
装置の制御装置の提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明に係る空気調和装置の制御装置は、圧縮
機、凝縮器、絞り装置、蒸発器、等を冷媒配管により連
通してなる空気調和装置の、圧縮機をインバータを用い
て可変速に駆動制御する制御装置において、圧縮機の冷
媒出口側の高圧圧力を測定する高圧圧力測定手段と、高
圧圧力測定手段の測定値が予め設定された所定の高圧圧
力値以下になったときのみ、インバータの出力を疑似正
弦波とするためのキャリア周波数およびまたは出力v/
f設定値の制御信号を設定変更する第1の制御信号変更
手段とを備えたものとして構成されている。
【0009】また、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発
器、等を冷媒配管により連通してなる空気調和装置の、
圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御する制御
装置において、圧縮機の冷媒入口側の低圧圧力を測定す
る低圧圧力測定手段と、低圧圧力測定手段の測定値が予
め設定された所定の低圧圧力値以下になったときのみ、
インバータの出力を疑似正弦波とするためのキャリア周
波数およびまたは出力v/f設定値の制御信号を設定変
更する第2の制御信号変更手段とを備えたものである。
【0010】また、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発
器、等を冷媒配管により連通してなる空気調和装置の、
圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御する制御
装置において、凝縮器の吸込み空気温度を測定する凝縮
器吸込み空気温度測定手段と、凝縮器吸込み空気温度測
定手段の測定値が予め設定された第1の所定空気温度値
以下になったときのみ、インバータの出力を疑似正弦波
とするためのキャリア周波数およびまたは出力v/f設
定値の制御信号を設定変更する第3の制御信号変更手段
とを備えたものである。
【0011】また、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発
器、等を冷媒配管により連通してなる空気調和装置の、
圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御する制御
装置において、蒸発器の吸込み空気温度を測定する蒸発
器吸込み空気温度測定手段と、蒸発器吸込み空気温度測
定手段の測定値が予め設定された第2の所定空気温度値
以下になったときのみ、インバータの出力を疑似正弦波
とするためのキャリア周波数およびまたは出力v/f設
定値の制御信号を設定変更する第4の制御信号変更手段
とを備えたものである。
【0012】また、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発
器、等を冷媒配管により連通してなる空気調和装置の、
圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御する制御
装置において、インバータの入力電流を測定する入力電
流測定手段と、入力電流測定手段の測定値が予め設定さ
れた第1の所定電流値以下になったときのみ、インバー
タの出力を疑似正弦波とするためのキャリア周波数およ
びまたは出力v/f設定値の制御信号を設定変更する第
5の制御信号変更手段とを備えたものである。
【0013】また、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発
器、等を冷媒配管により連通してなる空気調和装置の、
圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御する制御
装置において、インバータの直流部電流を測定する直流
部電流測定手段と、直流部電流測定手段の測定値が予め
設定された第2の所定電流値以下になったときのみ、イ
ンバータの出力を疑似正弦波とするためのキャリア周波
数およびまたは出力v/f設定値の制御信号を設定変更
する第6の制御信号変更手段とを備えたものである。
【0014】また、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発
器、等を冷媒配管により連通してなる空気調和装置の、
圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御する制御
装置において、インバータの出力電流を測定する出力電
流測定手段と、出力電流測定手段の測定値が予め設定さ
れた第3の所定電流値以下になったときのみ、インバー
タの出力を疑似正弦波とするためのキャリア周波数およ
びまたは出力v/f設定値の制御信号を設定変更する第
7の制御信号変更手段とを備えたものである。
【0015】また、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発
器、等を冷媒配管により連通してなる空気調和装置の、
圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御する制御
装置において、インバータの直流部電流を測定する直流
部電流測定手段と、直流部電流測定手段の測定値のピー
ク値の包絡線を得る第1のフィルタ手段と、第1のフィ
ルタ手段の出力値の変化が予め設定された第1の所定幅
以上になったときのみ、インバータの出力を疑似正弦波
とするためのキャリア周波数およびまたは出力v/f設
定値の制御信号を設定変更する第8の制御信号変更手段
とを備えたものである。
【0016】また、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発
器、等を冷媒配管により連通してなる空気調和装置の、
圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御する制御
装置において、インバータの出力電流を測定する出力電
流測定手段と、出力電流測定手段の測定値のピーク値の
包絡線を得る第2のフィルタ手段と、第2のフィルタ手
段の出力値の変化が予め設定された第2の所定幅以上に
なったときのみ、インバータの出力を疑似正弦波とする
ためのキャリア周波数およびまたは出力v/f設定値の
制御信号を設定変更する第9の制御信号変更手段とを備
えたものである。
【0017】また、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発
器、等を冷媒配管により連通してなる空気調和装置の、
圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御する制御
装置において、インバータの出力周波数を決定する出力
周波数決定手段と、出力周波数決定手段の出力周波数が
予め設定された所定周波数範囲内にあるときのみ、イン
バータの出力を疑似正弦波とするためのキャリア周波数
およびまたは出力v/f設定値の制御信号を設定変更す
る第10の制御信号変更手段とを備えたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施例1.図1は請求項1の発明による一実施例の空気
調和装置の制御装置に係る制御ブロック図である。同図
において、1は圧縮機、2は凝縮器、3は絞り装置、4
は蒸発器、5は冷媒配管であり、これらにより空気調和
装置が構成される。また、6は空気調和装置の制御装置
であり、これは、交流電源を直流に半波整流する整流手
段7と、整流手段7からの直流を平滑化する直流平滑手
段8と、直流平滑手段8からの直流を交流に変換して圧
縮機1へ出力するインバータ出力手段9と、インバータ
出力手段9の交流出力の周波数を決定する出力周波数決
定手段10と、インバータ出力手段9の交流出力の電圧
を決定する出力電圧決定手段11と、出力周波数決定手
段10および出力電圧決定手段11の出力値とともにP
WM信号を得るためのキャリア波の周波数を決定するキ
ャリア周波数決定手段12と、インバータ出力を疑似正
弦波とするような制御信号を生成するPWM信号出力手
段13と、PWM信号出力手段13からの出力値に対し
てデッドタイムTdを設定するTd設定手段14と、T
d設定手段14で変形されたPWM信号を増幅し交流交
換用の信号としてインバータ出力手段9へ出力するイン
バータ駆動手段15等を備えて構成される。以上に列記
した構成は、後述する各実施例においても共通の構成で
あり、以後、各実施例での説明は省略する。
【0019】請求項1の発明では、更に、圧縮機1の冷
媒出口側の高圧圧力を測定する高圧圧力測定手段16
と、高圧圧力測定手段16の測定値を基にインバータ出
力手段9からの交流出力を疑似正弦波とするための制御
信号(例えば、キャリア周波数)を設定変更する第1の
キャリア周波数変更手段17(第1の制御信号変更手段
の一例)とを備えている。この第1のキャリア周波数変
更手段17により、図2に示すヒステリシス特性に基づ
いて、すなわち高圧圧力測定手段16の測定値が予め設
定された所定の高圧圧力値以下(不安定現象の発生しや
すい運転状態)であるかを判定し、所定の高圧圧力値以
下の場合は、キャリア周波数を高い側または低い側に切
換えるようになっている。このように制御することによ
り、通常は効率の良いキャリア周波数で運転し、かつ、
不安定現象が発生しやすい高圧圧力が低い運転状態にお
いてはキャリア周波数を低下させることによって、不安
定現象を回避することができる。高圧圧力センサは代替
品としての高圧飽和温度センサを含めて考えると、これ
は空気調和装置の制御に一般に用いられているので、セ
ンサの追加等によるコストアップなしに本機能を実現で
きる。
【0020】実施例2.図3は請求項1の発明による他
の実施例の空気調和装置の制御装置に係る制御ブロック
図である。同図においては、特に、前述の高圧圧力測定
手段16と、高圧圧力測定手段16の測定値を基にイン
バータ出力手段9からの交流出力を疑似正弦波とするた
めの制御信号(例えば、出力v/f値)を設定変更する
第1のv/f値変更手段35(第1の制御信号変更手段
の別例)とを備えている。この第1のv/f値変更手段
35により、図4に示すヒステリシス特性に基づいて、
すなわち高圧圧力測定手段16の測定値が予め設定され
た所定の高圧圧力値以下であるかを判定し、所定の高圧
圧力値以下の場合は、出力v/f値を高い側または低い
側に切換えるようになっている。このように制御するこ
とにより、通常は効率の良いv/f値で運転し、かつ、
不安定現象が発生しやすい高圧圧力が低い運転状態にお
いてはv/f値を低下させることによって、不安定現象
を回避することができる。高圧圧力センサは代替品とし
ての高圧飽和温度センサを含めて考えると、これは空気
調和装置の制御に一般に用いられているので、センサの
追加等によるコストアップなしに本機能を実現できる。
【0021】実施例3.図5は請求項2の発明による一
実施例の空気調和装置の制御装置に係る制御ブロック図
である。同図においては、特に、圧縮機1の冷媒入口側
の低圧圧力を測定する低圧圧力測定手段18と、低圧圧
力測定手段18の測定値を基にインバータ出力手段9か
らの出力を疑似正弦波とするためのキャリア周波数を設
定変更する第2のキャリア周波数変更手段19(第2の
制御信号変更手段の一例)とを備えている。この第2の
キャリア周波数変更手段19により、図6に示すヒステ
リシス特性に基づいて、すなわち低圧圧力測定手段18
の測定値が予め設定された所定の低圧圧力値以下(不安
定現象の発生しやすい運転状態)であるかを判定し、所
定の低圧圧力値以下の場合は、キャリア周波数を高い側
または低い側に切換えるようになっている。このように
制御することにより、通常は効率の良いキャリア周波数
で運転し、かつ、不安定現象が発生しやすい低圧圧力が
低い運転状態においてはキャリア周波数を低下させるこ
とによって、不安定現象を回避することができる。低圧
圧力センサは代替品としての低圧飽和温度センサを含め
て考えると、これは空気調和装置の制御に一般に用いら
れているので、センサの追加等によるコストアップなし
に本機能を実現できる。
【0022】実施例4.図7は請求項2の発明による他
の実施例の空気調和装置の制御装置に係る制御ブロック
図である。同図においては、特に、前述の低圧圧力測定
手段18と、低圧圧力測定手段18の測定値を基にイン
バータ出力手段9からの出力を疑似正弦波とするための
出力v/f値を設定変更する第2のv/f値変更手段3
6(第2の制御信号変更手段の別例)とを備えている。
この第2のv/f値変更手段36により、図8に示すヒ
ステリシス特性に基づいて、すなわち低圧圧力測定手段
18の測定値が予め設定された所定の低圧圧力値以下で
あるかを判定し、所定の低圧圧力値以下の場合は、出力
v/f値を高い側または低い側に切換えるようになって
いる。このように制御することにより、通常は効率の良
いv/f値で運転し、かつ、不安定現象が発生しやすい
低圧圧力が低い運転状態においてはv/f値を低下させ
ることによって、不安定現象を回避することができる。
低圧圧力センサは代替品としての低圧飽和温度センサを
含めて考えると、これは空気調和装置の制御に一般に用
いられているので、センサの追加等によるコストアップ
なしに本機能を実現できる。
【0023】実施例5.図9は請求項3の発明による一
実施例の空気調和装置の制御装置に係る制御ブロック図
である。同図においては、特に、凝縮器2の吸込み空気
温度を測定する凝縮器吸込み空気温度測定手段20と、
凝縮器吸込み空気温度測定手段20の測定値を基にイン
バータ出力手段9からの出力を疑似正弦波とするための
キャリア周波数を設定変更する第3のキャリア周波数変
更手段21(第3の制御信号変更手段の一例)とを備え
ている。この第3のキャリア周波数変更手段21によ
り、図10に示すヒステリシス特性に基づいて、すなわ
ち凝縮器吸込み空気温度測定手段20の測定値が予め設
定された第1の所定空気温度値以下(不安定現象の発生
しやすい運転状態)であるかを判定し、第1の所定空気
温度値以下の場合は、キャリア周波数を高い側または低
い側に切換えるようになっている。このように制御する
ことにより、通常は効率の良いキャリア周波数で運転
し、かつ、不安定現象が発生しやすい凝縮器吸込み空気
温度が低い運転状態においてキャリア周波数を低下させ
ることによって、不安定現象を回避することができる。
凝縮器吸込み空気温度センサは代替品としての外気温セ
ンサ、室温センサ等を含めて考えると、これは空気調和
装置の制御に一般に用いられているので、センサの追加
等によるコストアップなしに本機能を実現できる。
【0024】実施例6.図11は請求項3の発明による
他の実施例の空気調和装置の制御装置に係る制御ブロッ
ク図である。同図においては、特に、前述の凝縮器吸込
み空気温度測定手段20と、凝縮器吸込み空気温度測定
手段20の測定値を基にインバータ出力手段9からの出
力を疑似正弦波とするための出力v/f値を設定変更す
る第3のv/f値変更手段37(第3の制御信号変更手
段の別例)とを備えている。この第3のv/f値変更手
段37により、図12に示すヒステリシス特性に基づい
て、すなわち凝縮器吸込み空気温度測定手段20の測定
値が予め設定された第1の所定空気温度値以下であるか
を判定し、第1の所定空気温度値以下の場合は、出力v
/f値を高い側または低い側に切換えるようになってい
る。このように制御することにより、通常は効率の良い
v/f値で運転し、かつ、不安定現象が発生しやすい凝
縮器吸込み空気温度が低い運転状態においてはv/f値
を低下させることによって、不安定現象を回避すること
ができる。凝縮器吸込み空気温度センサは代替品として
の外気温センサ、室温センサ等を含めて考えると、これ
らは空気調和装置の制御に一般に用いられているので、
センサの追加等によるコストアップなしに本機能を実現
できる。
【0025】実施例7.図13は請求項4の発明による
一実施例の空気調和装置の制御装置に係る制御ブロック
図である。同図においては、特に、蒸発器4の吸込み空
気温度を測定する蒸発器吸込み空気温度測定手段22
と、蒸発器吸込み空気温度測定手段22の測定値を基に
インバータ出力手段9からの出力を疑似正弦波とするた
めのキャリア周波数を設定変更する第4のキャリア周波
数変更手段23(第4の制御信号変更手段の一例)とを
備えている。この第4のキャリア周波数変更手段23に
より、図14に示すヒステリシス特性に基づいて、すな
わち蒸発器吸込み空気温度測定手段22の測定値が予め
設定された第2の所定空気温度値以下(不安定現象の発
生しやすい運転状態)であるかを判定し、第2の所定空
気温度値以下の場合は、キャリア周波数を高い側または
低い側に切換えるようになっている。このように制御す
ることにより、通常は効率の良いキャリア周波数で運転
し、かつ、不安定現象が発生しやすい蒸発器吸込み空気
温度が低い運転状態においてはキャリア周波数を低下さ
せることによって、不安定現象を回避することができ
る。蒸発器吸込み空気温度センサは代替品としての外気
温センサ、室温センサ等を含めて考えると、これらは空
気調和装置の制御に一般に用いられているので、センサ
の追加等によるコストアップなしに本機能を実現でき
る。
【0026】実施例8.図15は請求項4の発明による
他の実施例の空気調和装置の制御装置に係る制御ブロッ
ク図である。同図においては、特に、前述の蒸発器吸込
み空気温度測定手段22と、蒸発器吸込み空気温度測定
手段22の測定値を基にインバータ出力手段9からの出
力を疑似正弦波とするための出力v/f値を設定変更す
る第4のv/f値変更手段38(第4の制御信号変更手
段の別例)とを備えている。この第4のv/f値変更手
段38により、図16に示すヒステリシス特性に基づい
て、すなわち蒸発器吸込み空気温度測定手段22の測定
値が予め設定された第2の所定空気温度値以下であるか
を判定し、第2の所定空気温度値以下の場合は、出力v
/f値を高い側または低い側に切換えるようになってい
る。このように制御することにより、通常は効率の良い
v/f値で運転し、かつ、不安定現象が発生しやすい蒸
発器吸込み空気温度が低い運転状態においてはv/f値
を低下させることによって、不安定現象を回避すること
ができる。蒸発器吸込み空気温度センサは代替品として
の外気温センサ、室温センサ等を含めて考えると、これ
らは空気調和装置の制御に一般に用いられているので、
センサの追加等によるコストアップなしに本機能を実現
できる。
【0027】実施例9.図17は請求項5の発明による
一実施例の空気調和装置の制御装置に係る制御ブロック
図である。同図においては、特に、整流手段7の入力側
に設けられ入力電流を測定する入力電流測定手段24
と、入力電流測定手段24の測定値を基にインバータ出
力手段9からの出力を疑似正弦波とするためのキャリア
周波数を設定変更する第5のキャリア周波数変更手段2
5(第5の制御信号変更手段の一例)とを備えている。
この第5のキャリア周波数変更手段25により、図18
に示すヒステリシス特性に基づいて、すなわち入力電流
測定手段24の測定値が予め設定された第1の所定電流
値以下(不安定現象の発生しやすい運転状態)であるか
を判定し、第1の所定電流値以下の場合は、キャリア周
波数を高い側または低い側に切換えるようになってい
る。このように制御することにより、通常は効率の良い
キャリア周波数で運転し、かつ、不安定現象が発生しや
すいインバータ入力電流が小さい運転状態においてはキ
ャリア周波数を低下させることによって、不安定現象を
回避することができる。
【0028】実施例10. 図19は請求項5の発明による他の実施例の空気調和装
置の制御装置に係る制御ブロック図である。同図におい
ては、特に、前述の入力電流測定手段24と、入力電流
測定手段24の測定値を基にインバータ出力手段9から
の出力を疑似正弦波とするための出力v/f値を設定変
更する第5のv/f値変更手段39(第5の制御信号変
更手段の別例)とを備えている。この第5のv/f値変
更手段39により、図20に示すヒステリシス特性に基
づいて、すなわち入力電流測定手段24の測定値が予め
設定された第1の所定電流値以下であるかを判定し、第
1の所定電流値以下の場合は、出力v/fを高い側また
は低い側に切換えるようになっている。このように制御
することにより、通常は効率の良いv/f値で運転し、
かつ、不安定現象が発生しやすいインバータ入力電流が
小さい運転状態においてはv/f値を低下させることに
よって、不安定現象を回避することができる。
【0029】実施例11.図21は請求項6の発明によ
る一実施例の空気調和装置の制御装置に係る制御ブロッ
ク図である。同図においては、特に、インバータ出力手
段9の入力側に設けられ直流部電流を測定する直流部電
流測定手段26と、直流部電流測定手段26の測定値を
基にインバータ出力手段9からの出力を疑似正弦波とす
るためのキャリア周波数を設定変更する第6のキャリア
周波数変更手段27(第6の制御信号変更手段の一例)
とを備えている。この第6のキャリア周波数変更手段2
7により、図22に示すヒステリシス特性に基づいて、
すなわち直流部電流測定手段26の測定値が予め設定さ
れた第2の所定電流値以下(不安定現象の発生しやすい
運転状態)であるかを判定し、第2の所定電流値以下の
場合は、キャリア周波数を高い側または低い側に切換え
るようになっている。このように制御することにより、
通常は効率の良いキャリア周波数で運転し、かつ、不安
定現象が発生しやすいインバータ直流部電流が小さい運
転状態においてはキャリア周波数を低下させることによ
って、不安定現象を回避することができる。直流部電流
測定手段は、インバータの過電流保護等のために一般に
用いられているので、センサの追加等によるコストアッ
プなしに本機能を実現できる。
【0030】実施例12.図23は請求項6の発明によ
る他の実施例の空気調和装置の制御装置に係る制御ブロ
ック図である。同図においては、特に、前述の直流部電
流測定手段26と、直流部電流測定手段26の測定値を
基にインバータ出力手段9からの出力を疑似正弦波とす
るための出力v/f値を設定変更する第6のv/f値変
更手段40(第6の制御信号変更手段の別例)とを備え
ている。この第6のv/f値変更手段40により、図2
4に示すヒステリシス特性に基づいて、すなわち直流部
電流測定手段26の測定値が予め設定された第2の所定
電流値以下であるかを判定し、第2の所定電流値以下の
場合は、出力v/f値を高い側または低い側に切換える
ようになっている。このように制御することにより、通
常は効率の良いv/f値で運転し、かつ、不安定現象が
発生しやすいインバータ直流部電流が小さい運転状態に
おいてはv/f値を低下させることによって、不安定現
象を回避することができる。直流部電流測定手段は、イ
ンバータの過電流保護等のために一般に用いられている
ので、センサの追加等によるコストアップなしに本機能
を実現できる。
【0031】実施例13.図25は請求項7の発明によ
る一実施例の空気調和装置の制御装置に係る制御ブロッ
ク図である。同図においては、特に、インバータ出力手
段9の出力側に設けられその出力電流を測定する出力電
流測定手段28と、出力電流測定手段28の測定値を基
にインバータ出力手段9からの出力を疑似正弦波とする
ためのキャリア周波数を設定変更する第7のキャリア周
波数変更手段29(第7の制御信号変更手段の一例)と
を備えている。この第7のキャリア周波数変更手段29
により、図26に示すヒステリシス特性に基づいて、す
なわち出力電流測定手段28の測定値が予め設定された
第3の所定電流値以下(不安定現象の発生しやすい運転
状態)であるかを判定し、第3の所定電流値以下の場合
は、キャリア周波数を高い側または低い側に切換えるよ
うになっている。このように制御することにより、通常
は効率の良いキャリア周波数で運転し、かつ、不安定現
象が発生しやすいインバータ出力電流が小さい運転状態
においてはキャリア周波数を低下させることによって、
不安定現象を回避することができる。出力電流測定手段
は、インバータの過電流保護等のために一般に用いられ
ているので、センサの追加等によるコストアップなしに
本機能を実現できる。
【0032】実施例14.図27は請求項7の発明によ
る他の実施例の空気調和装置の制御装置に係る制御ブロ
ック図である。同図においては、特に、前述の出力電流
測定手段28と、出力電流測定手段28の測定値を基に
インバータ出力手段9からの出力を疑似正弦波とするた
めの出力v/f値を設定変更する第7のv/f値変更手
段41(第7の制御信号変更手段の別例)とを備えてい
る。この第7のv/f値変更手段41により、図28に
示すヒステリシス特性に基づいて、すなわち出力電流測
定手段28の測定値が予め設定された第3の所定電流値
以下であるかを判定し、第3の所定電流値以下の場合
は、出力v/f値を高い側または低い側に切換えるよう
になっている。このように制御することにより、通常は
効率の良いv/f値で運転し、かつ、不安定現象が発生
しやすいインバータ出力電流が小さい運転状態において
はv/f値を低下させることによって、不安定現象を回
避することができる。出力電流測定手段は、インバータ
の過電流保護等のために一般に用いられているので、セ
ンサの追加等によるコストアップなしに本機能を実現で
きる。
【0033】実施例15.図29は請求項8の発明によ
る一実施例の空気調和装置の制御装置に係る制御ブロッ
ク図である。同図においては、特に、上述の直流部電流
測定手段26と、直流部電流測定手段26の測定値から
ピーク値の包絡線を得る第1のフィルタ手段30と、第
1のフィルタ手段30の出力値の変化を基にインバータ
出力手段9からの出力を疑似正弦波とするためのキャリ
ア周波数を設定変更する第8のキャリア周波数変更手段
31(第8の制御信号変更手段の一例)とを備えてい
る。ここでは、先ず、直流部電流測定手段26の測定値
から第1のフィルタ手段30によりピーク値の包絡線が
検出される。そして、第8のキャリア周波数変更手段3
1により、図30に示すフローチャートのステップS1
〜S8に従い、キャリア周波数を切換えるようになって
いる。ここで、ステップS1では、直流部電流測定手段
26の測定値のピーク値の包絡線を得る第1のフィルタ
手段30の出力値の変動が、第1の所定幅以上かどうか
を判定し、そうであればステップS2へ、そうでなけれ
ばステップS5へ進む。ステップS2では、キャリア周
波数を現在値−所定の偏差Δfとし、ステップS3へ進
む。ステップS3では、キャリア周波数が所定のmin
値より小さいからどうかを判定し、そうであればステッ
プS4へ、そうでなければステップS8へ進む。ステッ
プS4では、キャリア周波数を所定のmin値として、
ステップS8へ進む。ステップS5では、キャリア周波
数を現在値+所定の偏差Δfとし、ステップS6へ進
む。ステップS6では、キャリア周波数が所定のmax
値より大きいかどうかを判定し、そうであればステップ
S7へ、そうでなければステップS8へ進む。ステップ
S7では、キャリア周波数を所定のmax値とし、ステ
ップS8へ進む。ステップS8では、所定時間経過した
かどうかを判定し、そうであればステップS1へ、そう
でなければステップS8へ進む。このように制御するこ
とにより、すなわち、第1のフィルタ手段30からの出
力値の変化が予め設定された第1の所定幅以上(不安定
現象の発生しやすい運転状態)であるかを判定し、第1
の所定幅以上の場合は、キャリア周波数を高い側または
低い側に切換えるようになっている。このように制御す
ることにより、通常は効率の良いキャリア周波数で運転
し、かつ、不安定現象の発生を示すインバータ直流部電
流の変動を直接監視しつつその変動幅によってはキャリ
ア周波数を低下させることで、不安定現象を回避するこ
とができる。直流部電流測定手段は、インバータの過電
流保護等のために一般に用いられているので、センサの
追加等によるコストアップなしに本機能を実現できる。
【0034】実施例16.図31は請求項8の発明によ
る他の実施例の空気調和装置の制御装置に係る制御ブロ
ック図である。同図においては、特に、前述の直流部電
流測定手段26と、上述の第1のフィルタ手段30と、
第1のフィルタ手段30の出力値の変化を基にインバー
タ出力手段9からの出力を疑似正弦波とするための出力
v/f値を設定変更する第8のv/f値変更手段42
(第8の制御信号変更手段の別例)とを備えている。こ
こでは、先ず、直流部電流測定手段26の測定値から第
1のフィルタ手段30によりピーク値の包絡線が検出さ
れる。そして、第8のv/f値変更手段42により、図
32に示すフローチャートのステップS31〜S38に
従い、出力v/f値を切換えるようになっている。すな
わち、第1のフィルタ手段30からの出力値の変化が予
め設定された第1の所定幅以上であるかを判定し、第1
の所定幅以上の場合は、出力v/f値を高い側または低
い側に切換えるようになっている。このように制御する
ことにより、通常は効率の良いv/f値で運転し、か
つ、不安定現象の発生を示すインバータ直流部電流の変
動を直接監視しつつその変動幅によってはv/f値を低
下させることで、不安定現象を回避することができる。
直流部電流測定手段は、インバータの過電流保護等のた
めに一般に用いられているので、センサの追加等による
コストアップなしに本機能を実現できる。
【0035】実施例17.図33は請求項9の発明によ
る一実施例の空気調和装置の制御装置に係る制御ブロッ
ク図である。同図においては、特に、上述の出力電流測
定手段28と、出力電流測定手段28の測定値からピー
ク値の包絡線を得る第2のフィルタ手段32と、第2の
フィルタ手段32の出力値の変化を基にインバータ出力
手段9からの出力を疑似正弦波とするためのキャリア周
波数を設定変更する第9のキャリア周波数変更手段33
(第9の制御信号変更手段の一例)とを備えている。こ
こでは、先ず、出力電流測定手段28の測定値から第2
のフィルタ手段32によりピーク値の包絡線が検出され
る。そして、第9のキャリア周波数変更手段33によ
り、図34に示すフローチャートのステップS11〜S
18に従って、すなわち前出した図30のフローチャー
トと同様に処理して、キャリア周波数を切換えるように
なっている。すなわち、第2のフィルタ手段32からの
出力値の変化が予め設定された第2の所定幅以上(不安
定現象の発生しやすい運転状態)であるかを判定し、第
2の所定幅以上の場合は、キャリア周波数を高い側また
は低い側に切換えるようになっている。このように制御
することにより、通常は効率の良いキャリア周波数で運
転し、かつ、不安定現象の発生を示すインバータ出力電
流の変動を直接監視しつつその変動幅によってはキャリ
ア周波数を低下させることで、不安定現象を回避するこ
とができる。出力電流測定手段は、インバータの過電流
保護等のために一般に用いられているので、センサの追
加等によるコストアップなしに本機能を実現できる。
【0036】実施例18.図35は請求項9の発明によ
る他の実施例の空気調和装置の制御装置に係る制御ブロ
ック図である。同図においては、特に、前述の出力電流
測定手段28と、上述の第2のフィルタ手段32と、第
2のフィルタ手段32の出力値の変化を基にインバータ
出力手段9からの出力を疑似正弦波とするための出力v
/f値を設定変更する第9のv/f値変更手段43(第
9の制御信号変更手段の別例)とを備えている。ここで
は、先ず、出力電流測定手段28の測定値から第2のフ
ィルタ手段32によりピーク値の包絡線が検出される。
そして、第9のv/f値変更手段43により、図36に
示すフローチャートのステップS41〜S48に従っ
て、すなわち前出した図32のフローチャートと同様に
処理して、出力v/f値を切換えるようになっている。
すなわち、第2のフィルタ手段32からの出力値の変化
が予め設定された第2の所定幅以上であるかを判定し、
第2の所定幅以上の場合は、出力v/f値を高い側また
は低い側に切換えるようになっている。このように制御
することにより、通常は効率の良いv/f値で運転し、
かつ、不安定現象の発生を示すインバータ出力電流の変
動を直接監視しつつその変動幅によってはv/f値を低
下させることによって、不安定現象を回避することがで
きる。出力電流測定手段は、インバータの過電流保護等
のために一般に用いられているので、センサの追加等に
よるコストアップなしに本機能を実現できる。
【0037】実施例19.図37は請求項10の発明に
よる一実施例の空気調和装置の制御装置に係る制御ブロ
ック図である。同図においては、特に、出力周波数決定
手段10で決定された出力周波数を基に、インバータ出
力手段9からの出力を疑似正弦波とするためのキャリア
周波数を設定変更する第10のキャリア周波数変更手段
34(第10の制御信号変更手段の一例)とを備えてい
る。この第10のキャリア周波数変更手段34により、
図38に示すヒステリシス特性に基づいて、すなわち出
力周波数決定手段10からの出力周波数が予め設定され
た所定周波数範囲内(不安定現象の発生しやすい運転状
態)であるかを判定し、所定周波数範囲内の場合は、キ
ャリア周波数を高い側または低い側に切換えるようにな
っている。このように制御することにより、不安定現象
が発生しやすい運転周波数帯に限ってはキャリア周波数
を低下させることで、不安定現象を回避することができ
る。本実施例では特別なセンサは必要ないので、コスト
アップなしに本機能を実現できる。
【0038】実施例20.図39は請求項10の発明に
よる他の実施例の空気調和装置の制御装置に係る制御ブ
ロック図である。同図においては、特に、出力周波数決
定手段10で決定された出力周波数を基に、インバータ
出力手段9からの出力を疑似正弦波とするための出力v
/f値を設定変更する第10のv/f値変更手段44
(第10の制御信号変更手段の別例)とを備えている。
この第10のv/f値変更手段44により、図40に示
すヒステリシス特性に基づいて、すなわち出力周波数決
定手段10からの出力周波数が予め設定された所定周波
数範囲内であるかを判定し、所定周波数範囲内の場合
は、出力v/f値を高い側または低い側に切換えるよう
になっている。このように制御することにより、不安定
現象が発生しやすい運転周波数帯に限って出力v/f値
を低下させることで、不安定現象を回避することができ
る。本実施例では特別なセンサは必要ないので、コスト
アップなしに本機能を実現できる。
【0039】これまでの実施例1、3、5、7、9、1
1、13、15、17、19は、それぞれ個別に説明し
てきたが、これらの内、幾つかを組み合わせて用いるこ
とにより、さらに不安定現象が発生すると考えられる運
転範囲を絞り込み、キャリア周波数設定変更の運転領域
を限定することができる。このことにより効率の良い運
転が広範囲で可能となることはいうまでもない。
【0040】また、これまでの実施例2、4、6、8、
10、12、14、16、18、20も、それぞれ個別
に説明してきたが、これらの内、幾つかを組み合わせて
用いることにより、さらに不安定現象が発生すると考え
られる運転範囲を絞り込むことができ、出力v/f値変
更の運転領域を限定することができるため、効率の良い
運転が広範囲で可能となることはいうまでもない。ま
た、今回は出力v/f値を低下させる方向での不安定現
象回避を例にとったが、出力v/f値を上昇させるよう
に制御しても同様に不安定現象は回避できる。
【0041】更に、実施例1ないし20の内、幾つかを
組合せて、キャリア周波数低下、および出力v/f値変
化の両方を用いることにより、不安定現象をより効率的
に回避できる効果が得られる。
【0042】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、インバ
ータの出力を疑似正弦波とするための制御信号につい
て、通常は効率の良い制御信号で運転し、かつ、不安定
現象の発生しやすい高圧圧力が低い運転状態において
は、キャリア周波数およびまたは出力v/f設定値の制
御信号を設定変更することによって、不安定現象を回避
することができる。ここで、高圧圧力センサは代替品と
しての高圧飽和温度センサを含めて考えると、これは空
気調和装置の制御に一般に用いられているので、センサ
の追加等によるコストアップなしに本機能を実現でき
る。
【0043】また、通常は効率の良いインバータ出力の
制御信号で運転し、かつ、不安定現象の発生しやすい低
圧圧力が低い運転状態においては、キャリア周波数およ
びまたは出力v/f設定値の制御信号を設定変更するこ
とによって、不安定現象を回避することができる。ここ
で、低圧圧力センサは代替品としての低圧飽和温度セン
サを含めて考えると、これは空気調和装置の制御に一般
に用いられているので、センサの追加等によるコストア
ップなしに本機能を実現できる。
【0044】また、通常は効率の良いインバータ出力の
制御信号で運転し、かつ、不安定現象の発生しやすい凝
縮器吸込み空気温度が低い運転状態においては、キャリ
ア周波数およびまたは出力v/f設定値の制御信号を設
定変更することによって、不安定現象を回避することが
できる。ここで、凝縮器吸込み空気温度センサは代替品
としての外気温センサ、室温センサ等を含めて考える
と、これらは空気調和装置の制御に一般に用いられてい
るので、センサの追加等によるコストアップなしに本機
能を実現できる。
【0045】また、通常は効率の良いインバータ出力の
制御信号で運転し、かつ、不安定現象の発生しやすい蒸
発器吸込み空気温度が低い運転状態においては、キャリ
ア周波数およびまたは出力v/f設定値の制御信号を設
定変更することによって、不安定現象を回避することが
できる。ここで、蒸発器吸込み空気温度センサは代替品
としての外気温センサ、室温センサ等を含めて考える
と、これらは空気調和装置の制御に一般に用いられてい
るので、センサの追加等によるコストアップなしに本機
能を実現できる。
【0046】また、通常は効率の良いインバータ出力の
制御信号で運転し、かつ、不安定現象の発生しやすいイ
ンバータ入力電流が小さな運転状態においては、キャリ
ア周波数およびまたは出力v/f設定値の制御信号を設
定変更することによって、不安定現象を回避することが
できる。
【0047】また、通常は効率の良いインバータ出力の
制御信号で運転し、かつ、不安定現象の発生しやすいイ
ンバータ直流部電流が小さな運転状態においては、キャ
リア周波数およびまたは出力v/f設定値の制御信号を
設定変更することによって、不安定現象を回避すること
ができる。ここで、直流部電流測定手段はインバータの
過電流保護等のために一般に用いられているので、セン
サの追加等によるコストアップなしに本機能を実現でき
る。
【0048】また、通常は効率の良いインバータ出力の
制御信号で運転し、かつ、不安定現象の発生しやすいイ
ンバータ出力電流が小さな運転状態においては、キャリ
ア周波数およびまたは出力v/f設定値の制御信号を設
定変更することによって、不安定現象を回避することが
できる。ここで、出力電流測定手段はインバータの過電
流保護等のために一般に用いられているので、センサの
追加等によるコストアップなしに本機能を実現できる。
【0049】また、通常は効率の良いインバータ出力の
制御信号で運転し、かつ、不安定現象の発生を示すイン
バータ直流部電流の変動を直接監視してキャリア周波数
およびまたは出力v/f設定値の制御信号を設定変更す
ることにより、不安定現象を回避することができる。こ
こで、直流部電流測定手段はインバータの過電流保護等
のために一般に用いられているので、センサの追加等に
よるコストアップなしに本機能を実現できる。
【0050】また、通常は効率の良いインバータ出力の
制御信号で運転し、かつ、不安定現象の発生を示すイン
バータ出力電流の変動を直接監視してキャリア周波数お
よびまたは出力v/f設定値の制御信号を設定変更する
ことにより、不安定現象を回避することができる。ここ
で、出力電流測定手段はインバータの過電流保護等のた
めに一般に用いられているので、センサの追加等による
コストアップなしに本機能を実現できる。
【0051】また、不安定現象が発生しやすい運転周波
数帯に限って、インバータ出力の制御信号を設定変更す
ることによって、不安定現象を回避することができる。
ここでは特別なセンサを必要としないので、コストアッ
プなしに本機能を実現できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による実施例1の空気調和装置の制
御装置のブロック図である。
【図2】 この発明による実施例1のキャリア周波数切
換えのためのヒステリシス特性図である。
【図3】 この発明による実施例2の空気調和装置の制
御装置のブロック図である。
【図4】 この発明による実施例2の出力v/f値切換
えのためのヒステリシス特性図である。
【図5】 この発明による実施例3の空気調和装置の制
御装置のブロック図である。
【図6】 この発明による実施例3のキャリア周波数切
換えのためのヒステリシス特性図である。
【図7】 この発明による実施例4の空気調和装置の制
御装置のブロック図である。
【図8】 この発明による実施例4の出力v/f値切換
えのためのヒステリシス特性図である。
【図9】 この発明による実施例5の空気調和装置の制
御装置のブロック図である。
【図10】 この発明による実施例5のキャリア周波数
切換えのためのヒステリシス特性図である。
【図11】 この発明による実施例6の空気調和装置の
制御装置のブロック図である。
【図12】 この発明による実施例6の出力v/f値切
換えのためのヒステリシス特性図である。
【図13】 この発明による実施例7の空気調和装置の
制御装置のブロック図である。
【図14】 この発明による実施例7のキャリア周波数
切換えのためのヒステリシス特性図である。
【図15】 この発明による実施例8の空気調和装置の
制御装置のブロック図である。
【図16】 この発明による実施例8の出力v/f値切
換えのためのヒステリシス特性図である。
【図17】 この発明による実施例9の空気調和装置の
制御装置のブロック図である。
【図18】 この発明による実施例9のキャリア周波数
切換えのためのヒステリシス特性図である。
【図19】 この発明による実施例10の空気調和装置
の制御装置のブロック図である。
【図20】 この発明による実施例10の出力v/f値
切換えのためのヒステリシス特性図である。
【図21】 この発明による実施例11の空気調和装置
の制御装置のブロック図である。
【図22】 この発明による実施例11のキャリア周波
数切換えのためのヒステリシス特性図である。
【図23】 この発明による実施例12の空気調和装置
の制御装置のブロック図である。
【図24】 この発明による実施例12の出力v/f値
切換えのためのヒステリシス特性図である。
【図25】 この発明による実施例13の空気調和装置
の制御装置のブロック図である。
【図26】 この発明による実施例13のキャリア周波
数切換えのためのヒステリシス特性図である。
【図27】 この発明による実施例14の空気調和装置
の制御装置のブロック図である。
【図28】 この発明による実施例14の出力v/f値
切換えのためのヒステリシス特性図である。
【図29】 この発明による実施例15の空気調和装置
の制御装置のブロック図である。
【図30】 この発明による実施例15のキャリア周波
数切換えのためのフローチャートである。
【図31】 この発明による実施例16の空気調和装置
の制御装置のブロック図である。
【図32】 この発明による実施例16の出力v/f値
切換えのためのフローチャートである。
【図33】 この発明による実施例17の空気調和装置
の制御装置のブロック図である。
【図34】 この発明による実施例17のキャリア周波
数切換えのためのフローチャートである。
【図35】 この発明による実施例18の空気調和装置
の制御装置のブロック図である。
【図36】 この発明による実施例18の出力v/f値
切換えのためのフローチャートである。
【図37】 この発明による実施例19の空気調和装置
の制御装置のブロック図である。
【図38】 この発明による実施例19のキャリア周波
数切換えのためのヒステリシス特性図である。
【図39】 この発明による実施例20の空気調和装置
の制御装置のブロック図である。
【図40】 この発明による実施例20の出力v/f値
切換えのためのヒステリシス特性図である。
【図41】 従来の空気調和装置の制御装置のブロック
図である。
【符号の説明】
1 圧縮機、2 凝縮器、3 絞り装置、4 蒸発器、
5 冷媒配管、6 空気調和装置の制御装置、7 整流
手段、8 平滑手段、9 インバータ出力手段、10
出力周波数決定手段、11 出力電圧決定手段、12
キャリア周波数決定手段、16 高圧圧力測定手段、1
7 第1のキャリア周波数変更手段、18 低圧圧力測
定手段、19 第2のキャリア周波数変更手段、20
凝縮器吸込み空気温度測定手段、21 第3のキャリア
周波数変更手段、22 蒸発器吸込み空気温度測定手
段、23 第4のキャリア周波数変更手段、24 入力
電流測定手段、25 第5のキャリア周波数変更手段、
26 直流部電流測定手段、27 第6のキャリア周波
数変更手段、28 出力電流測定手段、29 第7のキ
ャリア周波数変更手段、30 第1のフィルタ手段、3
1 第8のキャリア周波数変更手段、32 第2のフィ
ルタ手段、33 第9のキャリア周波数変更手段、34
第10のキャリア周波数変更手段、35 第1のv/
f値変更手段、36 第2のv/f値変更手段、37
第3のv/f値変更手段、38 第4のv/f値変更手
段、39 第5のv/f値変更手段、40 第6のv/
f値変更手段、41 第7のv/f値変更手段、42
第8のv/f値変更手段、43第9のv/f値変更手
段、44 第10のv/f値変更手段。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−139990(JP,A) 特開 平6−331224(JP,A) 特開 昭60−259852(JP,A) 特開 平6−11173(JP,A) 特開 平5−68376(JP,A) 特開 平6−233589(JP,A) 特開 平6−101890(JP,A) 特開 昭62−138091(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 1/00 361

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器、等
    を冷媒配管により連通してなる空気調和装置の、前記圧
    縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御する制御装
    置において、 前記圧縮機の冷媒出口側の高圧圧力を測定する高圧圧力
    測定手段と、前記高圧圧力測定手段の測定値が予め設定
    された所定の高圧圧力値以下になったときのみ、前記イ
    ンバータの出力を疑似正弦波とするためのキャリア周波
    数およびまたは出力v/f設定値の制御信号を設定変更
    する第1の制御信号変更手段とを備えたことを特徴とす
    る空気調和装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器、等
    を冷媒配管により連通してなる空気調和装置の、前記圧
    縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御する制御装
    置において、 前記圧縮機の冷媒入口側の低圧圧力を測定する低圧圧力
    測定手段と、前記低圧圧力測定手段の測定値が予め設定
    された所定の低圧圧力値以下になったときのみ、前記イ
    ンバータの出力を疑似正弦波とするためのキャリア周波
    数およびまたは出力v/f設定値の制御信号を設定変更
    する第2の制御信号変更手段とを備えたことを特徴とす
    る空気調和装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器、等
    を冷媒配管により連通してなる空気調和装置の、前記圧
    縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御する制御装
    置において、 前記凝縮器の吸込み空気温度を測定する凝縮器吸込み空
    気温度測定手段と、前記凝縮器吸込み空気温度測定手段
    の測定値が予め設定された第1の所定空気温度値以下に
    なったときのみ、前記インバータの出力を疑似正弦波と
    するためのキャリア周波数およびまたは出力v/f設定
    値の制御信号を設定変更する第3の制御信号変更手段と
    を備えたことを特徴とする空気調和装置の制御装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器、等
    を冷媒配管により連通してなる空気調和装置の、前記圧
    縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御する制御装
    置において、 前記蒸発器の吸込み空気温度を測定する蒸発器吸込み空
    気温度測定手段と、前記蒸発器吸込み空気温度測定手段
    の測定値が予め設定された第2の所定空気温度値以下に
    なったときのみ、前記インバータの出力を疑似正弦波と
    するためのキャリア周波数およびまたは出力v/f設定
    値の制御信号を設定変更する第4の制御信号変更手段と
    を備えたことを特徴とする空気調和装置の制御装置。
  5. 【請求項5】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器、等
    を冷媒配管により連通してなる空気調和装置の、前記圧
    縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御する制御装
    置において、 前記インバータの入力電流を測定する入力電流測定手段
    と、前記入力電流測定手段の測定値が予め設定された第
    1の所定電流値以下になったときのみ、前記インバータ
    の出力を疑似正弦波とするためのキャリア周波数および
    または出力v/f設定値の制御信号を設定変更する第5
    の制御信号変更手段とを備えたことを特徴とする空気調
    和装置の制御装置。
  6. 【請求項6】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器、等
    を冷媒配管により連通してなる空気調和装置の、前記圧
    縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御する制御装
    置において、 前記インバータの直流部電流を測定する直流部電流測定
    手段と、前記直流部電流測定手段の測定値が予め設定さ
    れた第2の所定電流値以下になったときのみ、前記イン
    バータの出力を疑似正弦波とするためのキャリア周波数
    およびまたは出力v/f設定値の制御信号を設定変更す
    る第6の制御信号変更手段とを備えたことを特徴とする
    空気調和装置の制御装置。
  7. 【請求項7】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器、等
    を冷媒配管により連通してなる空気調和装置の、前記圧
    縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御する制御装
    置において、 前記インバータの出力電流を測定する出力電流測定手段
    と、前記出力電流測定手段の測定値が予め設定された第
    3の所定電流値以下になったときのみ、前記インバータ
    の出力を疑似正弦波とするためのキャリア周波数および
    または出力v/f設定値の制御信号を設定変更する第7
    の制御信号変更手段とを備えたことを特徴とする空気調
    和装置の制御装置。
  8. 【請求項8】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器、等
    を冷媒配管により連通してなる空気調和装置の、前記圧
    縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御する制御装
    置において、 前記インバータの直流部電流を測定する直流部電流測定
    手段と、前記直流部電流測定手段の測定値のピーク値の
    包絡線を得る第1のフィルタ手段と、前記第1のフィル
    タ手段の出力値の変化が予め設定された第1の所定幅以
    上になったときのみ、前記インバータの出力を疑似正弦
    波とするためのキャリア周波数およびまたは出力v/f
    設定値の制御信号を設定変更する第8の制御信号変更手
    段とを備えたことを特徴とする空気調和装置の制御装
    置。
  9. 【請求項9】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器、等
    を冷媒配管により連通してなる空気調和装置の、前記圧
    縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御する制御装
    置において、 前記インバータの出力電流を測定する出力電流測定手段
    と、前記出力電流測定手段の測定値のピーク値の包絡線
    を得る第2のフィルタ手段と、前記第2のフィルタ手段
    の出力値の変化が予め設定された第2の所定幅以下にな
    ったときのみ、前記インバータの出力を疑似正弦波とす
    るためのキャリア周波数およびまたは出力v/f設定値
    制御信号を設定変更する第9の制御信号変更手段とを
    備えたことを特徴とする空気調和装置の制御装置。
  10. 【請求項10】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器、
    等を冷媒配管により連通してなる空気調和装置の、前記
    圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御する制御
    装置において、 前記インバータの出力周波数を決定する出力周波数決定
    手段と、前記出力周波数決定手段の出力周波数が予め設
    定された所定周波数範囲内にあるときのみ、前記インバ
    ータの出力を疑似正弦波とするためのキャリア周波数お
    よびまたは出力v/f設定値の制御信号を設定変更する
    第10の制御信号変更手段とを備えたことを特徴とする
    空気調和装置の制御装置。
JP29568795A 1995-11-14 1995-11-14 空気調和装置の制御装置 Expired - Fee Related JP3470193B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29568795A JP3470193B2 (ja) 1995-11-14 1995-11-14 空気調和装置の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29568795A JP3470193B2 (ja) 1995-11-14 1995-11-14 空気調和装置の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09138011A JPH09138011A (ja) 1997-05-27
JP3470193B2 true JP3470193B2 (ja) 2003-11-25

Family

ID=17823886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29568795A Expired - Fee Related JP3470193B2 (ja) 1995-11-14 1995-11-14 空気調和装置の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3470193B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110173942A (zh) * 2018-02-21 2019-08-27 松下知识产权经营株式会社 制冷装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5412750B2 (ja) * 2008-05-26 2014-02-12 トヨタ自動車株式会社 動力装置
WO2024062598A1 (ja) * 2022-09-22 2024-03-28 三菱電機株式会社 冷凍装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110173942A (zh) * 2018-02-21 2019-08-27 松下知识产权经营株式会社 制冷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09138011A (ja) 1997-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6646411B2 (en) Control method of compressor motor and inverter equipped with the same method
TWI663333B (zh) 空調機及馬達控制裝置
JP2007259629A (ja) 電動機駆動用電源装置および空気調和装置
JP2001095294A (ja) 空気調和機のインバータ制御装置
JPWO2016002074A1 (ja) 電力変換装置、除湿機、空調装置および冷凍装置
WO2005124988A1 (ja) 空気調和機
JPH09310902A (ja) 空気調和機の制御方法
JP3470193B2 (ja) 空気調和装置の制御装置
JP2924445B2 (ja) 空気調和機用圧縮機の駆動装置
WO2009064050A2 (en) Motor controller of air conditioner
JP3236322B2 (ja) 直流電動機の運転制御装置
JPS62129586A (ja) 空気調和装置
US11953222B2 (en) Fan motor of air conditioner and operating method thereof
JP3191795B2 (ja) マルチ形空気調和機
JPH08166174A (ja) 空気調和機
JP2901206B2 (ja) 多室形空気調和機
JPH0249983A (ja) 圧縮機の能力制御装置
WO2023165620A1 (zh) 空调器及其控制方法
JP2508262B2 (ja) 空気調和装置の運転制御装置
KR20070067385A (ko) 공기조화기의 압축기 제어방법
JPH08128709A (ja) 空気調和機の制御装置
JP2004205163A (ja) 冷凍装置
JPS6298141A (ja) 空気調和機の運転周波数制御装置
JPH08168287A (ja) モータの制御方法
JP3233712B2 (ja) 自動車用空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees