JPH09310902A - 空気調和機の制御方法 - Google Patents
空気調和機の制御方法Info
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- JPH09310902A JPH09310902A JP8151756A JP15175696A JPH09310902A JP H09310902 A JPH09310902 A JP H09310902A JP 8151756 A JP8151756 A JP 8151756A JP 15175696 A JP15175696 A JP 15175696A JP H09310902 A JPH09310902 A JP H09310902A
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- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2600/00—Control issues
- F25B2600/02—Compressor control
- F25B2600/021—Inverters therefor
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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- Y02B30/70—Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating
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- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気調和機の圧縮機の騒音等を軽減し、許容
最大電流値のオーバーを防ぐ。 【解決手段】 空気調和機の圧縮機４を起動する場合、
外気温度検出部５で検出された外気温度をもとにして室
外側制御装置の負荷判定部２ａが圧縮機４の負荷の大き
さを判定するとともに、この負荷の大きさに応じて周波
数速度可変部２ｂが圧縮機４の運転周波数上昇速度を可
変する一方、電流レリース値設定部２ｃが空気調和機の
電流レリース値を設定する。過負荷下であっても、運転
周波数上昇速度を従来より速くし、その分電流レリース
値を下げることにより、圧縮機４の起動において運転周
波数が低周波数範囲を短時間で通過し、かつ運転電流が
許容最大電流値をオーバーしないようにする。
最大電流値のオーバーを防ぐ。 【解決手段】 空気調和機の圧縮機４を起動する場合、
外気温度検出部５で検出された外気温度をもとにして室
外側制御装置の負荷判定部２ａが圧縮機４の負荷の大き
さを判定するとともに、この負荷の大きさに応じて周波
数速度可変部２ｂが圧縮機４の運転周波数上昇速度を可
変する一方、電流レリース値設定部２ｃが空気調和機の
電流レリース値を設定する。過負荷下であっても、運転
周波数上昇速度を従来より速くし、その分電流レリース
値を下げることにより、圧縮機４の起動において運転周
波数が低周波数範囲を短時間で通過し、かつ運転電流が
許容最大電流値をオーバーしないようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は室内を快適環境に
維持するインバータ式の空気調和機の制御方法に係り、
特に詳しくは起動における圧縮機の振動等を軽減し、か
つ運転電流が許容最大電流値をオーバーしないようにす
る空気調和機の制御方法に関するものである。
維持するインバータ式の空気調和機の制御方法に係り、
特に詳しくは起動における圧縮機の振動等を軽減し、か
つ運転電流が許容最大電流値をオーバーしないようにす
る空気調和機の制御方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の空気調和機は、リモコン等によ
って運転指令が出されると、圧縮機等を運転して冷凍サ
イクルを作動し、例えば暖房運転時には温風を室内に吹
き出して同室内を快適環境にする。
って運転指令が出されると、圧縮機等を運転して冷凍サ
イクルを作動し、例えば暖房運転時には温風を室内に吹
き出して同室内を快適環境にする。
【０００３】上記空気調和機の制御においては、圧縮機
の印加電圧Ｖと運転周波数ｆとの関係が図２に示すよう
に比例関係になるようにしている。すなわち、運転周波
数ｆに対して印加電圧Ｖが高すぎると、磁気飽和による
発熱や異音等が発生し、また印加電圧Ｖが低すぎると、
圧縮機モータのトルク不足による振動やロータロック等
が発生し、ひいては効率低下となるからである。
の印加電圧Ｖと運転周波数ｆとの関係が図２に示すよう
に比例関係になるようにしている。すなわち、運転周波
数ｆに対して印加電圧Ｖが高すぎると、磁気飽和による
発熱や異音等が発生し、また印加電圧Ｖが低すぎると、
圧縮機モータのトルク不足による振動やロータロック等
が発生し、ひいては効率低下となるからである。
【０００４】また、空気調和機を運転する際に使用する
圧縮機の各運転周波数については予め決められている
が、最低運転周波数を決める場合あまり低く設定する
と、過負荷条件下（圧縮機にかかる圧力が大きい状態）
ではトルク不足となり、振動の増大やロータロック等が
発生する恐れがある。そのため、過負荷時の振動等が起
こらないところに最低運転周波数を決めている。
圧縮機の各運転周波数については予め決められている
が、最低運転周波数を決める場合あまり低く設定する
と、過負荷条件下（圧縮機にかかる圧力が大きい状態）
ではトルク不足となり、振動の増大やロータロック等が
発生する恐れがある。そのため、過負荷時の振動等が起
こらないところに最低運転周波数を決めている。
【０００５】例えば、圧縮機の運転周波数が低い範囲
（低周波数範囲；例えば図３に示す範囲ａ）内にある場
合、圧縮機モータにかかる負荷に対するトルクが不足気
味になる。そのため、圧縮機を図２に示すＡ点以下の周
波数で運転しないようにしている。
（低周波数範囲；例えば図３に示す範囲ａ）内にある場
合、圧縮機モータにかかる負荷に対するトルクが不足気
味になる。そのため、圧縮機を図２に示すＡ点以下の周
波数で運転しないようにしている。
【０００６】このようにして、圧縮機の最低運転周波数
を図２に示すＡ点より高く設定し、かつ各段階の運転周
波数を設定し、これら運転周波数により圧縮機を運転し
ていることから、トルク不足ということもなく、振動も
抑えられ、ロータロックを防止することができる。
を図２に示すＡ点より高く設定し、かつ各段階の運転周
波数を設定し、これら運転周波数により圧縮機を運転し
ていることから、トルク不足ということもなく、振動も
抑えられ、ロータロックを防止することができる。
【０００７】一方、空気調和機の運転電流が許容最大電
流値（例えば１５Ａ）を越えないように、その許容最大
電流値より低い電流レリース値を予め設定しており、運
転電流が電流レリース値に達すると、圧縮機の運転周波
数を所定値（例えば１Ｈｚ）降下して運転電流が許容最
大電流値を越えるのを防止している。
流値（例えば１５Ａ）を越えないように、その許容最大
電流値より低い電流レリース値を予め設定しており、運
転電流が電流レリース値に達すると、圧縮機の運転周波
数を所定値（例えば１Ｈｚ）降下して運転電流が許容最
大電流値を越えるのを防止している。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記空気調
和機の制御方法においては、空気調和機の運転開始時、
つまり圧縮機の起動時には運転周波数が必ず図３に示す
範囲ａ内を通過しなければならない。特に、圧縮機を起
動する際の起動周波数があまり高すぎると、起動時に過
電流が流れ、ひいては運転電流が大きくなり過ぎるた
め、できるだけ低い起動周波数（例えば図３に示すＢ
点）で起動するようにしている。
和機の制御方法においては、空気調和機の運転開始時、
つまり圧縮機の起動時には運転周波数が必ず図３に示す
範囲ａ内を通過しなければならない。特に、圧縮機を起
動する際の起動周波数があまり高すぎると、起動時に過
電流が流れ、ひいては運転電流が大きくなり過ぎるた
め、できるだけ低い起動周波数（例えば図３に示すＢ
点）で起動するようにしている。
【０００９】したがって、過負荷条件での圧縮機モータ
のトルク不足による振動等を抑えるためには、圧縮機の
起動時においては運転周波数ができるだけ早く、図３に
示す範囲ａ内を脱するようにしなければならない。その
ためには、起動時の運転周波数の上昇速度をできるだけ
速くすればよい。
のトルク不足による振動等を抑えるためには、圧縮機の
起動時においては運転周波数ができるだけ早く、図３に
示す範囲ａ内を脱するようにしなければならない。その
ためには、起動時の運転周波数の上昇速度をできるだけ
速くすればよい。
【００１０】しかし、運転周波数の上昇速度をあまり速
くすると、その運転周波数の上昇に伴って運転電流が急
峻に上昇することになり、結果電流リレース制御がつい
ていけず、運転電流がオーバーシュートになって許容最
大電流値を越える恐れがある。
くすると、その運転周波数の上昇に伴って運転電流が急
峻に上昇することになり、結果電流リレース制御がつい
ていけず、運転電流がオーバーシュートになって許容最
大電流値を越える恐れがある。
【００１１】例えば、図４に示すように、圧縮機の運転
周波数の上昇速度が急峻であると、これに伴って運転電
流が急峻に上昇して電流レリース値に達し、このような
ことは特に過負荷下で顕著である。
周波数の上昇速度が急峻であると、これに伴って運転電
流が急峻に上昇して電流レリース値に達し、このような
ことは特に過負荷下で顕著である。
【００１２】すると、従来例で説明したように、電流レ
リース動作が行われるが、図４（ａ）に示すように、運
転電流の上昇が急峻であるため、その電流レリース動作
が働くまでの間（電流レリース制御遅れ分の間）に運転
電流が許容最大電流値まで達し、最悪としてオーバーす
ることがある。
リース動作が行われるが、図４（ａ）に示すように、運
転電流の上昇が急峻であるため、その電流レリース動作
が働くまでの間（電流レリース制御遅れ分の間）に運転
電流が許容最大電流値まで達し、最悪としてオーバーす
ることがある。
【００１３】そのため、現状では圧縮機の運転周波数上
昇を抑えており、結果図２に示す範囲ａ内にいる時間が
その分長くなり、この間振動等を余儀なくされている。
昇を抑えており、結果図２に示す範囲ａ内にいる時間が
その分長くなり、この間振動等を余儀なくされている。
【００１４】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は圧縮機の起動時における運転周波数の
上昇を速めにすることができ、圧縮機の振動等を低減す
ることができ、しかも運転電流が許容最大電流値をオー
バーすることのないようにした空気調和機の制御方法を
提供することにある。
あり、その目的は圧縮機の起動時における運転周波数の
上昇を速めにすることができ、圧縮機の振動等を低減す
ることができ、しかも運転電流が許容最大電流値をオー
バーすることのないようにした空気調和機の制御方法を
提供することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１の発明は、圧縮機を運転して室内温度を設
定値に維持可能とする一方、運転電流を許容最大電流値
内に抑えるために同運転電流が電流レリース値に達した
ときに前記圧縮機の運転周波数を所定値下げる空気調和
機の制御方法であって、前記圧縮機の起動時に前記圧縮
機の負荷の大きさを判定するとともに、該判定結果をも
とにして前記運転周波数の上昇速度を可変する一方、前
記電流レリース値を新たに設定し、前記圧縮機の運転周
波数が低周波数範囲を短時間で通過し、かつ前記運転電
流が許容最大電流値を越えないようにしたことを特徴と
している。
に、請求項１の発明は、圧縮機を運転して室内温度を設
定値に維持可能とする一方、運転電流を許容最大電流値
内に抑えるために同運転電流が電流レリース値に達した
ときに前記圧縮機の運転周波数を所定値下げる空気調和
機の制御方法であって、前記圧縮機の起動時に前記圧縮
機の負荷の大きさを判定するとともに、該判定結果をも
とにして前記運転周波数の上昇速度を可変する一方、前
記電流レリース値を新たに設定し、前記圧縮機の運転周
波数が低周波数範囲を短時間で通過し、かつ前記運転電
流が許容最大電流値を越えないようにしたことを特徴と
している。
【００１６】また、請求項２の空気調和機の制御方法に
おいては、前記圧縮機の起動時に外気温度を検出し、該
検出外気温度に応じて前記運転周波数の上昇速度を可変
する一方、前記電流レリース値を新たに設定し、前記圧
縮機の運転周波数が低周波数範囲を短時間で通過し、か
つ前記運転電流が許容最大電流値を越えないようにした
ことを特徴としている。
おいては、前記圧縮機の起動時に外気温度を検出し、該
検出外気温度に応じて前記運転周波数の上昇速度を可変
する一方、前記電流レリース値を新たに設定し、前記圧
縮機の運転周波数が低周波数範囲を短時間で通過し、か
つ前記運転電流が許容最大電流値を越えないようにした
ことを特徴としている。
【００１７】さらに、請求項３の制御方法は、前記圧縮
機を起動した際に前記空気調和機の運転電流を検出し、
該検出運転電流に応じて前記運転周波数の上昇速度を可
変する一方、前記電流レリース値を新たに設定し、前記
圧縮機の運転周波数が低周波数範囲を短時間で通過し、
かつ前記運転電流が許容最大電流値を越えないようにし
たことを特徴としている。
機を起動した際に前記空気調和機の運転電流を検出し、
該検出運転電流に応じて前記運転周波数の上昇速度を可
変する一方、前記電流レリース値を新たに設定し、前記
圧縮機の運転周波数が低周波数範囲を短時間で通過し、
かつ前記運転電流が許容最大電流値を越えないようにし
たことを特徴としている。
【００１８】上記手段によれば、上記空気調和機の圧縮
機の起動においては、圧縮機の負荷の大きさが判定さ
れ、例えば外気温度あるいは起動にした際の運転電流を
もとにしてその負荷の大きさが判定される。
機の起動においては、圧縮機の負荷の大きさが判定さ
れ、例えば外気温度あるいは起動にした際の運転電流を
もとにしてその負荷の大きさが判定される。
【００１９】この判定結果により圧縮機の運転周波数上
昇速度が可変される一方、電流レリース値が設定され
る。例えば、過負荷条件下であっても、運転周波数上昇
速度が速くされ、その代わりに電流レリース値が低くさ
れることから、運転周波数が低周波数範囲（図３に示す
範囲ａ；特に圧縮機が振動等を発生する領域）を短時間
で通過され、電流レリース動作が早めに行われる。
昇速度が可変される一方、電流レリース値が設定され
る。例えば、過負荷条件下であっても、運転周波数上昇
速度が速くされ、その代わりに電流レリース値が低くさ
れることから、運転周波数が低周波数範囲（図３に示す
範囲ａ；特に圧縮機が振動等を発生する領域）を短時間
で通過され、電流レリース動作が早めに行われる。
【００２０】したがって、過負荷下であっても、圧縮機
の振動等の軽減が図られるとともに、運転電流が許容最
大電流値をオーバーすることもない。
の振動等の軽減が図られるとともに、運転電流が許容最
大電流値をオーバーすることもない。
【００２１】
【発明の実施の形態】この発明は、圧縮機の起動時にお
いて、圧縮機の負荷状態を加味して運転周波数の上昇速
度をアップする一方、電流レリース値を下げれば、低周
波数範囲の通過時間が短く、しかも運転電流のオーバー
を抑えることができることに着目したものである。
いて、圧縮機の負荷状態を加味して運転周波数の上昇速
度をアップする一方、電流レリース値を下げれば、低周
波数範囲の通過時間が短く、しかも運転電流のオーバー
を抑えることができることに着目したものである。
【００２２】そのため、この発明の空気調和機の制御方
法が適用される制御装置は図１に示す構成をしている。
法が適用される制御装置は図１に示す構成をしている。
【００２３】図１おいて、この空気調和機の制御装置は
室内側制御装置１および室外側制御装置２を備えてお
り、室内側制御装置１はリモコン３からの運転操作に応
じた運転指令を室外側制御装置２に送信し、室外側制御
装置２はその運転指令にしたがって圧縮機４等を駆動す
る。
室内側制御装置１および室外側制御装置２を備えてお
り、室内側制御装置１はリモコン３からの運転操作に応
じた運転指令を室外側制御装置２に送信し、室外側制御
装置２はその運転指令にしたがって圧縮機４等を駆動す
る。
【００２４】室外側制御装置２は、外気温度検出部５で
検出された外気温度をもとにして圧縮機４の負荷の大き
さを判定する負荷判定部２ａと、この判定結果に基づい
て圧縮機４の運転周波数の上昇速度を下記表１を参照し
て可変する周波数速度可変部２ｂおよび電流レリース値
を下記表１を参照して新たに設定する電流レリース値設
定部２ｃとを有している。
検出された外気温度をもとにして圧縮機４の負荷の大き
さを判定する負荷判定部２ａと、この判定結果に基づい
て圧縮機４の運転周波数の上昇速度を下記表１を参照し
て可変する周波数速度可変部２ｂおよび電流レリース値
を下記表１を参照して新たに設定する電流レリース値設
定部２ｃとを有している。
【００２５】
【表１】
【００２６】なお、室温コントロール制御時において
は、室内側制御装置１は図示しない室内温度センサによ
って検出された室温およびリモコン３の設定値をもとに
して運転周波数コードを算出して室外側制御装置２に送
信する。また、室外側制御装置２はその運転周波数コー
ドにしたがって圧縮機４を運転して得た冷媒を室内熱交
換器に循環する。
は、室内側制御装置１は図示しない室内温度センサによ
って検出された室温およびリモコン３の設定値をもとに
して運転周波数コードを算出して室外側制御装置２に送
信する。また、室外側制御装置２はその運転周波数コー
ドにしたがって圧縮機４を運転して得た冷媒を室内熱交
換器に循環する。
【００２７】次に、上記制御装置の動作を表１および図
２のタイムチャート図を参照して詳しく説明すると、ま
ず例えばリモコン３で暖房運転の操作が行われると、室
内側制御装置１から暖房運転の指令が室外側制御装置２
に送信される。
２のタイムチャート図を参照して詳しく説明すると、ま
ず例えばリモコン３で暖房運転の操作が行われると、室
内側制御装置１から暖房運転の指令が室外側制御装置２
に送信される。
【００２８】すると、室外側制御装置２の負荷判定部２
ａは圧縮機４の負荷の大きさを外気温度検出部５で検出
された外気温度をもとにして判定する。室外側制御装置
２の周波数速度可変部２ｂはその負荷の大きさに対応し
ている外気温度をもとにして表１にしたがって圧縮機４
の運転周波数速度を決定し、同様に電流レリース値設定
部２ｃはその外気温度をもとにして表１にしたがって電
流レリース値を設定する。
ａは圧縮機４の負荷の大きさを外気温度検出部５で検出
された外気温度をもとにして判定する。室外側制御装置
２の周波数速度可変部２ｂはその負荷の大きさに対応し
ている外気温度をもとにして表１にしたがって圧縮機４
の運転周波数速度を決定し、同様に電流レリース値設定
部２ｃはその外気温度をもとにして表１にしたがって電
流レリース値を設定する。
【００２９】外気温度が１０℃以下である場合には、運
転周波数上昇速度の値を１Ｈｚ／０．４ｓｅｃに可変す
ると同時に、電流レリース値を１４．０Ａに設定する。
外気温度が１０℃より高く２０℃以下である場合には、
運転周波数上昇速度の値を１Ｈｚ／０．３ｓｅｃに可変
すると同時に、電流レリース値を１３．５Ａに設定す
る。外気温度が２０℃より高い場合には、運転周波数上
昇速度の値１Ｈｚ／０．２ｓｅｃに可変し、電流レリー
ス値を１３．０Ａに設定する。なお、上記運転周波数上
昇速度の値１Ｈｚ／０．４ｓｅｃは従来よりも速い値、
電流レリース値１４．０Ａは従来よりも低く値である。
転周波数上昇速度の値を１Ｈｚ／０．４ｓｅｃに可変す
ると同時に、電流レリース値を１４．０Ａに設定する。
外気温度が１０℃より高く２０℃以下である場合には、
運転周波数上昇速度の値を１Ｈｚ／０．３ｓｅｃに可変
すると同時に、電流レリース値を１３．５Ａに設定す
る。外気温度が２０℃より高い場合には、運転周波数上
昇速度の値１Ｈｚ／０．２ｓｅｃに可変し、電流レリー
ス値を１３．０Ａに設定する。なお、上記運転周波数上
昇速度の値１Ｈｚ／０．４ｓｅｃは従来よりも速い値、
電流レリース値１４．０Ａは従来よりも低く値である。
【００３０】換言すると、圧縮機４の負荷状態を加味し
て運転周波数上昇速度をアップする一方、電流レリース
値を下げる。これにより、例えば図２の実線に示すよう
に、運転周波数上昇速度のアップに伴って運転電流が急
峻に上昇しても、早めに電流レリース動作が行われるた
め、運転電流が許容最大電流値に達し、あるいは許容最
大電流値をオーバーすることもない。しかも、表１から
明かなように、過負荷条件であっても、運転周波数上昇
速度がアップし、その代わりに早めの電流レリース動作
が行われるため、電流レリース動作の遅れによっても、
運転電流が許容最大電流をオーバーすることもない。
て運転周波数上昇速度をアップする一方、電流レリース
値を下げる。これにより、例えば図２の実線に示すよう
に、運転周波数上昇速度のアップに伴って運転電流が急
峻に上昇しても、早めに電流レリース動作が行われるた
め、運転電流が許容最大電流値に達し、あるいは許容最
大電流値をオーバーすることもない。しかも、表１から
明かなように、過負荷条件であっても、運転周波数上昇
速度がアップし、その代わりに早めの電流レリース動作
が行われるため、電流レリース動作の遅れによっても、
運転電流が許容最大電流をオーバーすることもない。
【００３１】また、運転周波数上昇速度をアップするこ
とが可能となったことから、圧縮機４の起動における運
転周波数が図３に示す範囲ａを短時間で通過するため、
圧縮機４の騒音等の軽減が図られる。
とが可能となったことから、圧縮機４の起動における運
転周波数が図３に示す範囲ａを短時間で通過するため、
圧縮機４の騒音等の軽減が図られる。
【００３２】なお、上記実施例では、負荷の大きさを外
気温度で判定しているが、例えば圧縮機４の起動時の電
流値（運転電流値）をもとにして負荷の大きさを判定し
て運転周波数上昇速度および電流レリース値を可変する
ようにしてもよい。この場合、圧縮機が既に起動されて
いることから、起動後速やかにに運転周波数上昇速度お
よび電流レリース値を可変することが好ましい。
気温度で判定しているが、例えば圧縮機４の起動時の電
流値（運転電流値）をもとにして負荷の大きさを判定し
て運転周波数上昇速度および電流レリース値を可変する
ようにしてもよい。この場合、圧縮機が既に起動されて
いることから、起動後速やかにに運転周波数上昇速度お
よび電流レリース値を可変することが好ましい。
【００３３】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の空気調
和機の制御方法によれば、圧縮機の起動時に負荷の大き
さを判定し、この判定結果に応じて圧縮機の運転周波数
上昇速度をアップする一方、電流レリス値を下げるよう
にしたので、過負荷条件下であっても、圧縮機の起動時
における運転周波数速度の上昇を速くし、その分低周波
数範囲の通過時間を短くすることができるため、圧縮機
の振動等を低減することができ、しかも運転電流が許容
最大電流値をオーバーすることもないという有用な効果
がある。
和機の制御方法によれば、圧縮機の起動時に負荷の大き
さを判定し、この判定結果に応じて圧縮機の運転周波数
上昇速度をアップする一方、電流レリス値を下げるよう
にしたので、過負荷条件下であっても、圧縮機の起動時
における運転周波数速度の上昇を速くし、その分低周波
数範囲の通過時間を短くすることができるため、圧縮機
の振動等を低減することができ、しかも運転電流が許容
最大電流値をオーバーすることもないという有用な効果
がある。
【図１】この発明の一実施例を示し、空気調和機の制御
方法が適用される制御装置の概略的ブロック線図。
方法が適用される制御装置の概略的ブロック線図。
【図２】図１に示す空気調和機の制御装置の動作を説明
する概略的タイムチャート図。
する概略的タイムチャート図。
【図３】空気調和機の圧縮機の制御方法を説明する概略
的グラフ図。
的グラフ図。
【図４】従来の空気調和機の制御装置の動作を説明する
概略的タイムチャート図。
概略的タイムチャート図。
１ 室内側制御装置 ２ 室外側制御装置 ２ａ 負荷判定部 ２ｂ 周波数速度可変部 ２ｃ 電流レリース値設定部 ３ リモコン ４ 圧縮機 ５ 外気温度検出部
Claims (3)
- 【請求項１】 圧縮機を運転して室内温度を設定値に維
持可能とする一方、運転電流を許容最大電流値内に抑え
るために同運転電流が電流レリース値に達したときに前
記圧縮機の運転周波数を所定値下げる空気調和機の制御
方法であって、 前記圧縮機の起動時に前記圧縮機の負荷の大きさを判定
するとともに、該判定結果をもとにして前記運転周波数
の上昇速度を可変する一方、前記電流レリース値を新た
に設定し、前記圧縮機の運転周波数が低周波数範囲を短
時間で通過し、かつ前記運転電流が許容最大電流値を越
えないようにしたことを特徴とする空気調和機の制御方
法。 - 【請求項２】 圧縮機を運転して室内温度を設定値に維
持可能とする一方、運転電流を許容最大電流値内に抑え
るために同運転電流が電流レリース値に達したときに前
記圧縮機の運転周波数を所定値下げる空気調和機の制御
方法であって、 前記圧縮機の起動時に外気温度を検出し、該検出外気温
度に応じて前記運転周波数の上昇速度を可変する一方、
前記電流レリース値を新たに設定し、前記圧縮機の運転
周波数が低周波数範囲を短時間で通過し、かつ前記運転
電流が許容最大電流値を越えないようにしたことを特徴
とする空気調和機の制御方法。 - 【請求項３】 圧縮機を運転して室内温度を設定値に維
持可能とする一方、運転電流を許容最大電流値内に抑え
るために同運転電流が電流レリース値に達したときに前
記圧縮機の運転周波数を所定値下げる空気調和機の制御
方法であって、 前記圧縮機を起動した際に前記空気調和機の運転電流を
検出し、該検出運転電流に応じて前記運転周波数の上昇
速度を可変する一方、前記電流レリース値を新たに設定
し、前記圧縮機の運転周波数が低周波数範囲を短時間で
通過し、かつ前記運転電流が許容最大電流値を越えない
ようにしたことを特徴とする空気調和機の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8151756A JPH09310902A (ja) | 1996-05-23 | 1996-05-23 | 空気調和機の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8151756A JPH09310902A (ja) | 1996-05-23 | 1996-05-23 | 空気調和機の制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09310902A true JPH09310902A (ja) | 1997-12-02 |
Family
ID=15525614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8151756A Withdrawn JPH09310902A (ja) | 1996-05-23 | 1996-05-23 | 空気調和機の制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09310902A (ja) |
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