JP6214711B2 - 回転電機の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、回転電機の制御装置に関し、特に、主に車両に搭載され、内燃機関とバッテリとに接続されており、内燃機関の始動及び補助を行う電動機として動作すると共に、バッテリの充電を行う発電機として動作する、電機子巻線と界磁巻線とを有する巻線界磁型交流回転電機の制御装置に関するものである。
近年、車両の燃費向上への要求や環境保護の観点から、エンジンとそれ以外の動力源、例えば回転電機などを備えたいわゆるハイブリッド車と呼ばれる車両の開発・実用化が進められている。このような車両においては、走行状態に応じたエンジンとそれ以外の動力源の使い分け、および適切な配分が必要となる。
例えばエンジンのアイドリングによる不要な燃料消費を抑えるため、車両が信号や渋滞等で停止した際に内燃機関を停止し、その後、ハンドル操作やブレーキを緩めるなど運転者の発進意思を感知した際に、回転電機が内燃機関の再始動を行うアイドルストップが、多くの車両に採用されている。
このような車両に搭載される回転電機はエンジンと接続され、トルクを授受可能な状態で動作するため、エンジンの回転速度の変動によって回転電機の回転速度も大きく変動し、また求められる動作回転速度域も広い。このため、回転子に磁石を内蔵した永久磁石型ではなく、回転速度に応じて誘起電圧を制御することが容易な、巻線界磁型の回転電機が広く採用されている。
上記したアイドルストップに対応するために、回転電機は、内燃機関の再始動が行われる低速時に大きなトルクを出力可能である必要があり、電源となるバッテリ電圧および回転電機の動作電圧を高電圧化することで出力向上が図られている。
バッテリ電圧を高電圧化した回転電機を発電機として使用する際、低速域においては、回転電機で発生可能な誘起電圧がバッテリ電圧に満たず、バッテリへの充電を行うことができない。このような状態では、インバータのスイッチングを行うことでインバータを昇圧チョッパとして用い、発電電圧を昇圧してからバッテリを充電する必要がある(このような昇圧発電の方法を、以降インバータ発電モードと称する)。しかし、インバータ発電モードは一般的に、インバータのスイッチング回数が増加し、スイッチングロスによって効率が悪くなる傾向にある。そのため、昇圧無しでバッテリに充電可能な誘起電圧が得られる高速域においては、インバータのスイッチングを行わず、ダイオードによって整流し、界磁電流の通電量を制御することで目標の発電電圧を得るのが望ましい(このような発電方法を、以降オルタネータ発電モードと称す)。以上のように、バッテリ電圧および回転電機の動作電圧を高電圧化した場合には、車両の運転状態に応じて適切な発電方式が異なるため、これら二つの発電モードを運転状態に応じて切替える必要がある。
インバータ発電モードとオルタネータ発電モードとを切替える方法について、以下の特許文献1では、回転速度に応じて切替えを行う技術が開示されている。すなわち、発電モードの切替えを行う回転速度を回転電機の電気負荷量に応じて制御し、また、切替えを行う回転速度にヒステリシスを持たせることによって発電モードの切替え頻度を抑制し、回転変動によるショックを軽減するものである。
特開2004−15847号公報
発電モードの切替え時には、電流指令値が変化することによって、トルクや電流の変動が発生する。特許文献1に開示された制御技術では、発電モード切替え時のトルク変動を低減する方法として、発電モード切替え前に界磁電流の通電を停止し、切替え完了後に界磁電流を漸増させる技術と、発電モード切替え前後の発電トルクがほぼ同一、または両者の差が減少するよう、界磁巻線の電流と電機子巻線の電流とを制御する技術が開示されている。
しかし、特許文献1では、発電トルクがほぼ同一となるよう界磁電流と電機子電流とを制御するための具体的な方法について記載が無い。また、実際の発電モード切替え前後においては、発電トルクの指令値が一致しているにもかかわらず、界磁電流が大きく異なる場合がある。そのため、界磁巻線の応答が遅い場合には、界磁電流の応答遅れによって指令値と実際の値との間に差異が生じ、トルクの変動が発生するという問題があった。
ここで、発電トルクと電機子電流、および界磁電流との関係について示し、上述した現象が起こる理由を説明する。
ある運転状態において、界磁巻線と電機子巻線とを有する回転電機が発電機として動作するとき、発電に伴う発電トルクは次の式で示される。
Figure 0006214711
ただし、pmは回転電機の回転子の極対数、ifは界磁電流、id、iqはd軸電流、q軸電流、Mfは界磁巻線のインダクタンス、Ld、Lqは電機子巻線のd軸、q軸インダクタンスである。なお、d-q軸とは、界磁巻線が発生させる界磁磁束の方向に同期した回転座標系である。
式(1)から同じ発電トルクを発生させる界磁電流・電機子電流の組合せは複数考えられることがわかる。インバータ発電モードのときには、界磁電流と電機子電流の両方の電流を制御するので、入力された発電トルク指令値に対し、式(1)を満たす任意の界磁電流、電機子電流の組合せを選択可能である。しかし、オルタネータ発電モードのときには、入力された発電トルク指令値に対し界磁電流のみを制御し、電機子電流については全波整流によって交流直流変換を行っているのみである。そのため、同じ発電トルク指令に従って制御されている場合でも、インバータ発電モードとオルタネータ発電モードとで界磁電流ifは必ずしも一致しない。
次に、界磁巻線と電機子巻線の、変動に対する応答速度について説明する。巻線界磁型の回転電機では、一般的に界磁巻線は分巻によって励磁が行われるため、大電流が流れることはなく、小電流で大きな起磁力を得るために、巻数は多く設計される。一方、電機子巻線は、発電電流や駆動電流を流す必要があり、抵抗を小さくするために巻数は少なく設計される場合が多い。これらの理由から、界磁巻線のインダクタンスは電機子巻線のインダクタンスと比べて大きくなる傾向にある。
以上の理由から、発電モード切替前後で界磁電流の指令値が大きく変化する場合には、電機子電流が指令値に追従するまでの時間に対し、界磁電流が指令値に追従するまでの時間が大幅に遅れる。この応答遅れによって、界磁電流と界磁電流指令値との間に誤差が生じ、この誤差に起因する発電トルクの変動が生じる問題がある。
インバータ回路を用いて回転電機を充電発電機として制御する回転電機の制御装置であって、回転電機の界磁巻線への通電量と電機子巻線への通電量とを制御し、インバータ回路を駆動して発電する第1の発電モードと、界磁巻線への通電量のみを制御して発電する第2の発電モードとを生成する通電量生成部、第1の発電モードと第2の発電モードとを切替え、界磁巻線と電機子巻線への通電信号を生成する通電信号生成部、を備え、通電量生成部は、第1の発電モードにおける電機子巻線への通電量指令値および界磁巻線への通電量指令値を生成する第1通電量生成部と、第2の発電モードにおける界磁巻線への通電量指令値を生成する第2通電量生成部とを有し、第1通電量生成部の出力する界磁巻線への通電量指令値と、第2通電量生成部の出力する界磁巻線への通電量指令値との差を最小とすることを特徴とする。
この発明の回転電機の制御装置によれば、発電モード切替え時に発生する発電トルクの変動を低減できる。
この発明の実施の形態1における回転電機の制御装置の全体システム構成図である。 この発明の実施の形態1における回転電機の制御装置を搭載した発電電動機の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1における回転電機の通電制御装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1における回転電機の通電制御装置のハードウエア構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1における第1通電量生成部が記憶するマップを説明する説明図である。 この発明の実施の形態1に係るマップの作成手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1における発電モード切替え前後の電流とトルクの変動を従来方法と比較した説明図である。 この発明の実施の形態2における回転電機の通電制御装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2におけるインバータ発電モードとオルタネータ発電モードとの切替え手順を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態3における界磁電流指令値および電機子電流指令値の作成手順を示したフローチャートである。 この発明の実施の形態3におけるインバータ発電モードによる動作中の界磁電流指令値を決定する方法について示した模式図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1における回転電機の制御装置について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1における巻線界磁型回転電機の制御装置を車両に搭載した全体システム構成図である。
図1において、発電電動機102は、シャフトあるいはプーリおよびベルトを介した動力伝達部104によって車両用内燃機関101にトルクを授受可能な状態で結合されており、またバッテリ(キャパシタでもよい、以下バッテリと称す)103と電気的に接続されており、この発電電動機102は、車両用内燃機関101を始動および補助する電動機およびバッテリ103を充電する発電機として機能する。なお、このバッテリ103は、他の車両負荷と共用するものであっても、本発電電動機専用であってもよい。
図2は、この発明の実施の形態1における、回転電機の制御装置を搭載した発電電動機の構成を示すブロック図である。
図2において、発電電動機102は、回転電機200、通電制御装置210、ブリッジ回路220、および界磁回路230によって構成される。発電電動機102の電動機としての機能および発電機としての機能は、通電制御装置210によってブリッジ回路220および界磁回路230が制御され、回転電機200の電機子巻線201および界磁巻線202への通電がなされることにより実現される。
すなわち、電機子巻線201と界磁巻線202の各巻線が通電されることによって、内燃機関を始動し、および補助するトルクを発生し、またはバッテリを充電する電流を発生する。また、回転電機200は、エンコーダやレゾルバ等の回転位置センサ203を内蔵する。
図2中、ブリッジ回路220は、上アームスイッチング素子223aから223cおよび、下アームスイッチング素子224aから224cが三相ブリッジ接続された三相インバータ回路と、各スイッチング素子に対し逆並列に接続され、上アームダイオード225aから225cおよび、下アームダイオード226aから226cからなる三相ブリッジ整流回路と、各相から電機子巻線201へと流れる電機子電流を検出する電機子電流センサ227aから227cとによって構成されている。
各スイッチング素子は、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)あるいは、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などのスイッチング素子からなる。
このように構成されたブリッジ回路220は、通電制御装置210からの通電信号に従って各スイッチング素子のオン・オフ制御を実行し、電機子巻線201への通電を行う。
ここでは、上アームダイオード225aから225cおよび下アームダイオード226aから226cを独立したダイオード素子として記述したが、上アームスイッチング素子223aから223cおよび下アームスイッチング素子224aから224cの内部に存在する寄生ダイオードを、独立したダイオード素子の代わりに利用してもよい。
また、界磁回路230は、上アームのスイッチング素子231と、下アームのスイッチング素子232と、界磁巻線202の電流を検出する界磁電流センサ233とによって構成されている。このように構成された界磁回路230は、通電制御装置210からの通電信号に従って各スイッチング素子のオン・オフ制御を実行し、界磁巻線202への通電を行う。
なお、図2においては、回転電機200を三相の電機子巻線と、界磁巻線とを有する三相巻線界磁型交流回転電機としているが、その巻線方式や相数は異なっていてもよい。
図3は、この発明の実施の形態1における、回転電機の通電制御装置210の構成を示すブロック図である。
図中、301は、B端子電圧を検出するB端子電圧検出部である。302は、回転位置センサ203の出力をもとに回転電機200の回転速度を演算する回転速度演算部である。303は、電機子電流センサ227aから227cの出力をもとに電機子電流を検出する電機子電流検出部である。304は、界磁電流センサ233の出力に基づいて界磁電流を検出する界磁電流検出部である。305は、回転速度演算部302の出力をもとに発電モードの切替信号を生成する発電切替信号生成部である。
310は通電量生成部であり、インバータ発電モードの通電量指令値を生成する第1通電量生成部311と、オルタネータ発電モードの通電量指令値を生成する第2通電量生成部312とを備える。
320は通電信号生成部であり、2つの発電モードの切替えを判断する発電切替部321と、ブリッジ回路220へと通電する通電信号を生成する電機子通電信号生成部322と、界磁回路230へと通電する通電信号を生成する界磁通電信号生成部323とを有する。
通電制御装置210は、以上説明した、B端子電圧検出部301、回転速度演算部302、電機子電流検出部303、界磁電流検出部304、発電切替信号生成部305、通電量生成部310、および通電信号生成部320から構成される。
なお、通電制御装置210は、図3に記載の機能の他に、回転電機を制御するための様々な機能を有するが、ここでは、本発明に関係する部分を記載している。
また、通電制御装置210のハードウエア構成の一例として、図4に示すように、プロセッサ211とメモリ212により構成し、メモリに格納されたプログラムにより後述する動作を遂行させてもよい。プロセッサ211と共に論理回路を併用することも可能である。
次に通電制御装置210の動作について図3により説明する。
B端子電圧検出部301は、ブリッジ回路220および界磁回路230の負極側端子GNDの電位を基準として、正極側端子Bの端子電圧VBを検出し、通電量生成部310へ入力する。回転速度演算部302は、回転電機200に接続された回転位置センサ203によって検出される回転電機200の回転位置情報をもとに、回転電機200の回転速度NMGを演算し、通電量生成部310へ入力する。電機子電流検出部303は、電機子巻線201に流れる電流Iu、Iv、Iwを電機子電流センサ227aから227cによって検出し、電機子通電信号生成部322に入力する。界磁電流検出部304は、界磁巻線202に流れる界磁電流Ifを界磁電流センサ233によって検出し、界磁通電信号生成部323に入力する。
第1通電量生成部311は、B端子電圧検出部301から得たB端子電圧VB、回転速度演算部302から得た回転速度NMG、および外部入力端子330から入力される発電トルク指令値TRQrefあるいは、発電電圧指令値VBrefを入力とし、電機子通電量指令値Idref1、Iqref1、および界磁通電量指令値Ifref1を、マップ参照によって生成する。ここでマップとは、入力された指令値や観測された状態量に対する適切な制御量あるいは出力をあらかじめ計算して記憶しているテーブルのことであり、マップ参照とは、入力値に応じた出力値をこのテーブルから選択することを示す。
図5に、マップ参照の一例として、第1通電量生成部311が記憶するマップを示す。界磁通電量指令値Ifref、電機子通電量指令値IdrefおよびIqrefを決定するためのテーブルをそれぞれ記憶しており、B端子電圧VB、回転速度NMG、発電トルク指令値TRQrefが入力されると、入力に応じた各指令値がそれぞれのテーブルから一意に決定される。
また、第2通電量生成部312は、B端子電圧検出部301から得たB端子電圧VB、回転速度演算部302から得た回転速度NMG、および外部入力端子330から入力される発電トルク指令値TRQref、あるいは発電電圧指令値VBrefを入力とし、界磁通電量指令値Ifref2を、マップ参照によって生成する。
ここでは、第1通電量生成部311および第2通電量生成部312はマップ参照により通電量指令を生成するとしているが、入力値をもとにリアルタイムで演算を行い、各発電モードにおける通電量指令値を生成してもよい。
通電信号生成部320は、発電モードの切替えを行う発電切替部321と、電機子通電信号を生成する電機子通電信号生成部322、および界磁通電信号を生成する界磁通電信号生成部323から構成される。
発電切替部321は、通電量生成部310により生成された通電量指令値、発電切替信号生成部305によって生成された発電切替信号、および界磁電流検出部304より検出した界磁電流に基づいて発電モードの切替えを行う。
電機子通電信号生成部322は、インバータ発電モードにおいては、入力された電機子通電量指令値Idref、Iqrefに対し、電機子電流検出部303により検出された電機子電流Id、Iqをフィードバック制御して電機子通電量指令値Idref、Iqrefに追従させるPWM信号を出力し、PWM信号に基づいてブリッジ回路220のスイッチング素子223aから223cおよび224aから224cのオン・オフ制御を行い、発電トルクが発電トルク指令値TRQrefに一致するように制御する。
一方で、オルタネータ発電モードにおいては、電機子通電量指令値は入力されないため、ブリッジ回路220のスイッチング素子が全てオフとなる制御を行う。または、各素子に対し、逆並列に接続されたダイオードに電流が流れている期間中、対応するスイッチング素子をオンする同期整流発電を行ってもよい。
界磁通電信号生成部323は、入力された界磁通電量指令値Ifrefに対し、界磁電流検出部304で検出された界磁電流Ifをフィードバック制御して界磁通電量指令値Ifrefに追従させるPWM信号を出力し、PWM信号に基づいて界磁回路230のスイッチング素子231および232のオン・オフ制御を行い、発電トルクTRQが発電トルク指令値TRQrefに一致するように制御する。
このように構成された実施の形態1による回転電機の制御装置は、車両用内燃機関101の始動時には、電動機として車両用内燃機関101へとトルクを供給し、車両用内燃機関101の始動後には発電機としてバッテリ103を充電するように回転電機200の制御を行う。
回転電機200が発電機として動作するとき、回転電機200の回転速度が所定の値に満たない場合には、発電可能な電圧がバッテリ電圧を下回るため、インバータ発電モードにより、6つのスイッチング素子223aから223c、および224aから224cを動作させ、PWM信号によってブリッジ回路220を昇圧チョッパとして動作するよう通電信号を生成し、発電電圧を昇圧してバッテリ103を充電する。
回転速度が所定の値を超えると、発電可能な電圧がバッテリ電圧を上回るため、発電電圧の昇圧が必須でなくなる。そのため、オルタネータ発電モードに切替え、スイッチング素子223aから223c、および224aから224cのPWM信号による制御を停止して、界磁巻線202への通電量を制御することで、バッテリ103を充電する。なお、オルタネータ発電モード中、発電電流は、三相ブリッジ整流回路を構成する6つのダイオード225aから225c、および226aから226cを経由してバッテリ103を充電する。
インバータ発電モードとオルタネータ発電モードの各モードにおける通電量指令値は、通電量生成部310内の第1通電量生成部311および第2通電量生成部312で、運転状態と発電トルク指令値に対する各指令値を予め記憶したマップを参照することにより生成する。すなわち、図5の説明において前述した通り、第1通電量生成部311は、インバータ発電モードにおける通電量指令値として、電機子通電量指令値Idref1、Iqref1、および界磁通電量指令値Ifref1をそれぞれテーブルとして記憶し、第2通電量生成部312は、オルタネータ発電モードにおける通電量指令値として、界磁通電量指令値Ifref2をテーブルとして記憶している。
ここで、この実施の形態1において第1通電量生成部および第2通電量生成部が記憶している各発電モードにおける指令値マップの作成方法について、図6に示すフローチャートに基づき説明する。
図6は、この発明の実施の形態1に係るマップの作成手順を示している。まず、制御対象である回転電機200をオルタネータ発電モードで動作させたときの界磁電流Ifに対する発電トルクTRQの関係を導出する(ステップS101)。導出した関係をもとに、第2通電量生成部312が記憶する、発電トルク指令値TRQrefに対する界磁通電量指令値Ifref2のマップを作成する(ステップS102)。
次に、第1通電量生成部311が記憶するマップを、上述した回転電機のトルクの式(1)に基づき決定するため、回転電機200をインバータ発電モードで動作させたときの界磁電流Ifおよび電機子電流Id、Iqの変化に対する発電トルクTRQの関係を導出する(ステップS103)。
このとき、トルクの式(1)より、或る発電トルクを発生させるIf、Id、およびIqの組合せは複数存在するが、例えばインバータ発電モードの発電効率が最大になるように、この組合せを選択すると、同じ発電トルク指令値TRQrefに対して、第1通電量生成部311が記憶する界磁通電量指令値Ifref1と、第2通電量生成部312が記憶する界磁通電量指令値Ifref2とが異なる値となり、前述した課題に示した界磁電流の応答遅れに起因するトルク変動を引き起こす。これは、インバータ発電モードの電流指令値とオルタネータ発電モードの電流指令値とを独立して決定することで生じるものであり、例えば、インバータ発電モードの鉄損最小となる組合せを選択した場合にも同様にトルク変動を生じる。
そのため、この実施の形態1においては、第1通電量生成部311が記憶する界磁通電量指令値Ifref1を第2通電生成部が記憶する界磁通電量指令値Ifref2と常に一致した値とする。これにより、発電モード切替え前後で界磁電流指令値が変化することはなく、前記した界磁電流の応答遅れは発生しない。すなわち、トルクの式(1)を満たし、回転電機200を、インバータ発電モードで動作時の界磁電流Ifと発電トルクTRQとの両方の値がオルタネータ発電モードでの動作時の値と一致するような電機子電流Id、Iqの組合せを導出する(ステップS104)。トルク式(1)を満たすId、Iqの組合せは複数考えられるが、この実施の形態1においては、鉄損+銅損が最小となるよう、電機子電流Id、Iqの指令値を定める(ステップS105)。この実施の形態1では、鉄損+銅損が最小となる組合せとしたが、別の組合せ(例えば発電効率が最大となるような組合せ)としてもよい。
最後に、導出した関係を基に、第1通電量生成部311が記憶する発電トルク指令値TRQrefに対する界磁通電量指令値Ifref1、電機子通電量指令値Idref1、Iqref1のマップを作成する(ステップS106)。
このように、この実施の形態1においては、ある発電トルク指令値TRQrefに対して、第1通電量生成部311が記憶する界磁通電量指令値Ifref1は、第2通電量生成部312が記憶する界磁通電量指令値Ifref2と常に一致するように規定され、規定された界磁通電量指令値Ifref1に応じて電機子通電量指令値Idref、Iqrefが決定される。これによって、第1通電量生成部311と第2通電量生成部312は、同じ発電トルク指令値TRQrefに対しては、同じ界磁通電量指令値Ifrefを生成する。これにより、発電切替部321が、いずれのタイミングでインバータ発電モードとオルタネータ発電モードとの切替えを行ったとしても、界磁電流Ifと発電トルクTRQとは、発電モード切替え前後で変化せず、界磁電流Ifの応答遅れによるトルク脈動は発生しない。
図7は、この実施の形態1による発電モード切替え前後の電流(If)とトルク(Tm)の変動を従来の方法と比較して示したもので、回路シミュレーション結果のグラフで示している。左側に従来の方法を、右側に実施の形態1による方法を示す。従来の方法においては、発電モード切替え前後(図7中、INVからALTへの切替え、またはALTからINVへの切替え)で界磁通電量指令値Ifrefが変化し、界磁電流Ifが指令値の変化に追従するまでの間、発電トルクTmに変動が生じている。
一方、実施の形態1による方法では、第1通電量生成部311が生成する界磁通電量指令値Ifref1は、第2通電量生成部312の生成する界磁通電量指令値Ifref2との差がゼロとなるように設計されているため、発電モード切替え前後で界磁電流Ifは変化せず、発電トルクTmの変動が抑制されていることがわかる。
以上のように、この発明の実施の形態1では、発電モードの切替え前後において発電トルクと界磁巻線への通電量の双方が一致するように制御するため、発電トルクの変動が生ずることがなく、発電モード切替えに伴うトルクショックや電流脈動を抑えることが可能である。
実施の形態2.
次にこの発明の実施の形態2による回転電機の制御装置について説明する。図8は、この発明の実施の形態2における、回転電機の通電制御装置210の構成を示すブロック図である。図中、図3と同一符号は、同一または同等の機能を有する。この実施の形態2における回転電機の通電制御装置210は、実施の形態1に対し、通電量生成部310に新たに第3通電量生成部313を追加し、発電切替部321における発電モードの切替え条件を変更したものである。
図8において、第3通電量生成部313は、インバータ発電モードにおいて、発電トルク指令値に対する発電効率が最大となる、界磁通電量指令値Ifref3、電機子通電量指令値Idref3、Iqref3のマップを記憶している。このマップを最大効率マップと称する。
また、この実施の形態2においては、第1通電量生成部311が記憶する界磁通電量指令値Ifref1を、常にオルタネータ発電モードの界磁電流指令値と一致させるためのマップを、ショックレスマップと称する。
図9は、この実施の形態2における、インバータ発電モードと、オルタネータ発電モードとの切替え手順を説明するフローチャートである。インバータ発電モードによる動作中、通電信号生成部320は、第3通電量生成部313が生成する通電量指令値に基づき、発電効率が最大となるよう回転電機の通電量を制御している。
まず、回転速度の上昇や発電トルク指令値の変化によって、発電切替信号生成部305が、インバータ発電モードからオルタネータ発電モードへと発電モードの切替えを行うよう発電切替信号を生成したとき(ステップS201)、発電切替部321は、第3通電量生成部313から第1通電量生成部311へと、通電信号生成に用いる指令値を切替える(ステップS202)。このとき、第1通電量生成部311が生成する界磁通電量指令値Ifref1と、第3通電量生成部313が生成する界磁通電量指令値Ifref3とは異なる値となるため、指令値の切替え時にトルクの変動が生じる可能性がある。
そこで、この実施の形態2においては、第1通電量生成部311と第3通電量生成部313との切替えを行う際に、界磁通電量指令値Ifref、電機子通電量指令値Idref、Iqrefに対し、低域通過フィルタをかけることで、指令値の変化速度を抑制する。これにより、界磁電流が界磁電流指令値に対して遅れを生じることなく滑らかに変化するため、トルクの変動が抑えられる。
ここで、第1通電量生成部と第3通電量生成部との指令値切替え時には、指令値に対して低域通過フィルタをかけるとしたが、実際には、指令値が変化する速度を遅らせ、界磁電流の応答遅れを防ぐことが可能な方法であれば、他の方法であっても構わない。例えば、時間当たりの界磁通電量指令値Ifrefと電機子通電量指令値Idref、Iqrefとの変化量にリミッタをかけ、指令値が徐々に切り替わるように制御を行ってもよい。
次に、通電信号生成部320は、界磁電流検出部304から得た界磁電流Ifと、第1通電量生成部311の生成する界磁通電量指令値Ifref1とを比較し、界磁電流Ifが界磁通電量指令値Ifref1に近づいたことを確認する(ステップS203)。界磁電流Ifが界磁通電量指令値Ifref1に近づいたことが確認された後、実施の形態1と同様にインバータ発電モードとオルタネータ発電モードとの切替えを行う(ステップS204)。
この実施の形態2においては、インバータ発電モードによる動作中は、常に最大効率マップによる制御が行われ、オルタネータ発電モードへの切替信号を受け取った後に、オルタネータ発電モードの界磁通電量指令値Ifrefに一致させるショックレスマップで動作
させる。これにより、界磁電流Ifをオルタネータ発電モードと一致させた後に、オルタネータ発電モードによる動作へと切替える。
一方、オルタネータ発電モードによる動作中、通電信号生成部320は、第2通電量生成部312が生成する通電量指令値に基づき、回転電機の通電量を制御している。
回転速度の下降や発電トルク指令値の変化によって、発電切替信号生成部305が、オルタネータ発電モードからインバータ発電モードへと発電モードの切り替えを行うよう、発電切替信号を生成したとき、発電切替部321は、第2通電量生成部312から第1通電量生成部311へと、通電信号生成に用いる指令値を切替える。この切替え動作は、前述した実施の形態1と同じ動作であり、発電モードの切替えの際に、トルク脈動や電流脈動は生じない。
次に、発電切替部321は第1通電量生成部311から第3通電量生成部313へと、通電信号生成に用いる指令値を切替える。このとき、前述したステップS202と同様に、界磁通電量指令値Ifref、電機子通電量指令値Idref、Iqrefに対し、低域通過フィルタをかける、あるいは指令値の変化量に対するリミッタをかけ、指令値が変化する速度を遅らせ、界磁電流の応答遅れを防ぐ。これにより、界磁電流が界磁電流指令値に対して遅れを生じることなく滑らかに変化するため、トルクの変動が抑えられる。
切替えが完了した後は、第3通電量生成部313が生成する通電量指令値、すなわち最大効率マップによるインバータ発電モードが行われる。
このように制御することで、界磁通電量指令値Ifref1をオルタネータ発電モードにおける界磁通電量指令値Ifref2に一致させるという制約を受けることのないインバータ発電モードが可能となり、インバータ発電モードの効率を向上させることができる。
実施の形態3
次にこの発明の実施の形態3による回転電機の制御装置について説明する。この実施の形態3による回転電機の制御装置は、実施の形態1による場合と比較し、通電制御装置210内の第1通電量生成部311が記憶するマップの作成手順を変更したものである。
図10は、この発明の実施の形態3における、第1通電量生成部311で記憶する界磁通電量指令値Ifref1および電機子通電量指令値Idref1、Iqref1の作成手順を示したフローチャートである。
図11は、この実施の形態3において、インバータ発電モードによる動作中の、界磁通電量指令値Ifrefを決定する方法について示した模式図である。以下図10と図11を用いて、実施の形態3における通電量指令値マップの作成手順において説明する。
まず、実施の形態1と同様の手順により、界磁通電量指令値Ifrefが常にオルタネータ発電モードと一致するように規定された、インバータ発電モード時の通電量指令値マップを作成する。なお、この実施の形態3においては、本マップをショックレスマップと称する(ステップS301)。
次に、回転電機のトルクの式(1)に基づき、発電トルク指令値TRQrefに対する発電効率が最大となる界磁通電量指令値Ifref、電機子通電量指令値Idref、Iqrefの組合せを導出し、インバータ発電時の通電量指令値マップを作成する。このマップを最大効率マップと称する(ステップS302)。
次に、オルタネータ発電モードによる動作中に、回転電機が発生可能な誘起電圧と回転電機の回転速度との関係から、オルタネータ発電モードで動作可能となる回転電機の回転速度よりも低い回転速度としてk1を決定する。
続いて、k1よりも低い回転速度としてk2を設定し、この区間をマップ遷移領域とする(ステップS303)。
続いて、ショックレスマップの界磁電流指令値(If-1)と、最大効率マップの界磁電流指令値(If-2)より、以下に示す遷移式(2)に基づいて図11のマップ遷移領域における界磁電流指令値(If-3)を決定する(ステップS304)。
Figure 0006214711
ただし、nは回転電機の回転速度であり、k2≦n≦k1とする。また、If(n)は、回転速度nにおいて各マップより決定される界磁電流指令値である。
式(2)によって決定したマップ遷移領域における界磁電流指令値(If-3)と発電トルク指令値TRQrefとの関係に対し、トルクの式(1)を満たす電機子通電量指令値Idref、Iqrefの組合せを決定する(ステップS305)。
この組合せの中から、インバータ発電の発電効率が最大となるよう、電機子電流指令値を決定する(ステップS306)。このマップを遷移領域マップと称する。
最後に、式(2)で規定されていない、回転速度n<k2の範囲は、最大効率マップ、回転速度n>k1の範囲はショックレスマップを使用するものとし、3つの指令値を回転速度範囲ごとに組合せ、新たなインバータ発電時の通電量指令値マップとして決定する(ステップS307)。
このように、インバータ発電時の通電量指令値マップを作成することで、実施の形態1に対してインバータ発電を最大効率で行うことのできる範囲を拡大し、インバータ発電モードの効率を上昇させることが可能である。
この実施の形態3によれば、オルタネータ発電モードとインバータ発電モードの切替え時には、実施の形態1と同様の制御が行われ、発電モード切替えに伴うトルクショックや、電流脈動を抑えることが可能であることに加え、低速時にはインバータ発電の最大効率での運転が可能であるため、インバータ発電の効率を向上させることが可能である。さらに、この実施の形態3において、最大効率マップとショックレスマップとの遷移が行われる速度領域においては、界磁電流Ifが滑らかに変化するよう、界磁通電量指令値Ifrefが規定されているため、インバータ発電中に回転速度が変動することによってトルクの変動が発生することもない。
以上に示した発明の実施の形態1から3においては、界磁電流Ifの指令値変動に対する応答速度が遅いことを前提として実施例としているが、電機子電流Id、Iqの指令値変動に対する応答速度が遅い場合には、これを変動させないよう、他の電流指令値を制御してもよい。
また各実施の形態において、発電モード切替え前後で界磁通電量指令値を一致させるとしたが、実際には指令値が完全に一致しておらずとも、その差が出来るだけ小さくなるよう制御を行うことで、発電モード切替え前後のトルク変動を抑えることが可能である。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
101 車両用内燃機関、102 発電電動機、103 バッテリ、104 動力伝達部、200 回転電機、201 電機子巻線、202 界磁巻線、203 回転位置センサ、210 通電制御装置、220 ブリッジ回路、223a〜223c 上アームスイッチング素子、224a〜224c 下アームスイッチング素子、225a〜225c 上アームダイオード、226a〜226c 下アームダイオード、227a〜227c 電機子電流センサ、230 界磁回路、231、232 界磁回路スイッチング素子、233 界磁電流センサ、301 B端子電圧検出部、302 回転速度演算部、303 電機子電流検出部、304 界磁電流検出部、305 発電切替信号生成部、310 通電量生成部、311 第1通電量生成部、312 第2通電量生成部、313 第3通電量生成部、320 通電信号生成部、321 発電切替部、322 電機子通電信号生成部、323 界磁通電信号生成部、330 外部入力端子

Claims (6)

  1. インバータ回路を用いて回転電機を充電発電機として制御する回転電機の制御装置であって、前記回転電機の界磁巻線への通電量と電機子巻線への通電量とを制御し、前記インバータ回路を駆動して発電する第1の発電モードと、前記界磁巻線への通電量のみを制御して発電する第2の発電モードとを生成する通電量生成部、前記第1の発電モードと前記第2の発電モードとを切替え、前記界磁巻線と前記電機子巻線への通電信号を生成する通電信号生成部、を備え、前記通電量生成部は、前記第1の発電モードにおける前記電機子巻線への通電量指令値および前記界磁巻線への通電量指令値を生成する第1通電量生成部と、前記第2の発電モードにおける前記界磁巻線への通電量指令値を生成する第2通電量生成部とを有し、前記第1通電量生成部の出力する前記界磁巻線への通電量指令値と、前記第2通電量生成部の出力する前記界磁巻線への通電量指令値との差を最小とすることを特徴とする回転電機の制御装置。
  2. 前記通電量生成部は、前記第1の発電モードにおける発電効率が最大となるような通電量指令値を生成する第3通電量生成部をさらに備え、前記通電信号生成部は、前記第1の発電モードにおいて、前記第1通電量生成部と前記第3通電量生成部とを切替えることを特徴とする請求項に記載の回転電機の制御装置。
  3. 前記通電信号生成部は、前記第1の発電モードにおいて、前記回転電機の回転速度に基づいて前記第1通電量生成部と前記第3通電量生成部との通電量指令値の比率を変化させて切替えることを特徴とする請求項に記載の回転電機の制御装置。
  4. 低域通過フィルタにより、前記第1通電量生成部と前記第3通電量生成部との通電量指令値の変化速度を抑制させることを特徴とする請求項に記載の回転電機の制御装置。
  5. 前記第1通電量生成部および前記第2通電量生成部はそれぞれマップであり、前記第1通電量生成部のマップが出力する前記界磁巻線への通電量指令値と、前記第2通電量生成部のマップが出力する前記界磁巻線への通電量指令値とが一致するように、前記第1通電量生成部のマップを規定することを特徴とする請求項に記載の回転電機の制御装置。
  6. 前記第1通電量生成部のマップは、前記第2通電量生成部のマップにおける前記界磁巻線への通電量指令値と一致するように前記界磁巻線への通電量指令値を生成するように規定された第1の通電量指令値のマップと、前記第1の発電モードにおける発電効率が最大となるような第2の通電量指令値のマップと、前記回転電機の回転速度に応じて前記第1の通電量指令値と前記第2の通電量指令値とが徐々に切替わるよう、出力の比率を変化させて生成した第3の通電量指令値のマップとからなることを特徴とする請求項に記載の回転電機の制御装置。
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