JP5412321B2 - 透明性に優れた離型フィルム - Google Patents

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本発明は、基材や粘着剤層に光学的機能を有する各種の光学フィルム(光学用粘着フィルム等を含む。)の粘着剤層に貼り合わせて粘着剤層を保護するための離型フィルムに関する。
さらに詳細には、粘着剤層に離型フィルムを貼り合わせた状態で、これらの光学フィルム及び粘着フィルムの性能を検査・測定できるように、全光線透過率が高く、且つヘイズ値が低くて透明性に優れていると共に、離型剤の脱落が少なく、剥離特性・残留接着特性に優れた離型フィルムに関するものである。
また、本発明の離型フィルムは、粘着剤層が積層された各種の光学フィルムの粘着剤層に貼り合わせて使用することができる。
また、本発明の離型フィルムは、片面に粘着剤層が積層され、その反対側面に離型性を有する粘着フィルムに使用することができる。
従来から、各種の用途に離型フィルム(剥離フィルムと呼ばれることもある)が使用されている。一般的な離型フィルムの用途としては、例えば、基材に粘着剤層を積層してなる粘着フィルムや、基材を有しない粘着剤層に離型フィルムを貼り合わせて、粘着剤層を保護することに用いられている。その粘着フィルムは、粘着剤層の上に離型フィルムを積層した状態で保管され、粘着剤層が汚れて粘着力を低下させるのを防止している。
また、その粘着フィルムを使用する必要が生じた時点で、離型フィルムを剥がすことにより粘着剤層が露出し、他の基材などに貼り合わせることができる。剥がされた離型フィルムは不要であり廃棄される。
また、基材に粘着剤層を積層してなる粘着フィルムにおいて、基材の一方の面に離型剤を塗布して離型フィルムの機能を持たせ、基材の他方の面に粘着剤を塗布して、ロール状に巻取ることにより、離型フィルムを省くことも必要に応じて可能である。
一般的に、離型フィルムの構成は、基材フィルムの少なくとも片面に離型剤の塗布などにより離型剤層が積層されている。
タッチパネルやディスプレイに代表される光学用途では、最近、光学フィルム部材を光学粘着剤(全光線透過率が高い粘着剤)で貼り合わせ、複合部材を作成することが広く行なわれている。このような用途では離型フィルムを積層した状態で光学フィルムや複合材を検査することが行なわれており、その際には、離型フィルムに剥離特性や残留接着特性以外に光学特性として全光線透過率が高く、ヘイズが低いことが求められている。
そのような要求から、特許文献1には3層以上の層を有するポリエステル積層フィルムの片面に、残留接着率80%以上を有する離型層を有する離型フィルムが開示されている。また、特許文献2には、同時2軸延伸されたポリエステルフィルムの片面に塗布層と残留接着率が80%以上の離型層とが順次設けられた離型フィルムが開示されている。
また、特許文献3,4にはポリエステルフィルムの片面に、窒素元素を有する化合物やアルミニウムキレート化合物といった特定の成分を含有する塗布層と離型層が順次設けられた離型フィルムが開示されている。
また、特許文献5にはポリエステルフィルムの少なくとも片面に、不活性微粒子を含有する離型層を設けた離型フィルムが開示されている。
また、特許文献6にはポリエステルフィルムの片面に離型層を有するフィルムであり、離型層側から入射した紫外線の絶対反射率が360〜370nmの波長領域全域にわたって5.5%以下である離型フィルムが開示されている。
特開2000−141568号公報 特開2004−299344号公報 特開2004−177718号公報 特開2004−177719号公報 特開2004−255704号公報 特開2009−220463号公報
以上に示したうち、特許文献1〜4に記載の離型フィルムは、いずれも液晶ディスプレイに用いられる偏光板、位相差板等の液晶構成部材製造時に使用する離型フィルムに関するものである。特許文献1〜4の離型フィルムにおいては、ポリエステルフィルム上に設けられる塗布層の固着性、滑り性改良を目的として、シリカ、アルミナ、カオリン、炭酸カルシウム、酸化チタン、バリウム塩等の無機系粒子を含有してもよいと記載されている。無機系粒子を含有する実施例としては、塗工量0.05g/mの塗布層に平均粒径65nmのシリカゾルを用いた特許文献2の製造例5と、塗工量0.05g/mの塗布層に平均粒径0.05μmのシリカゾルを用いた特許文献3の製造例3〜5および7〜11が示されている。
特許文献1の実施例では、550nmの光線透過率が85%となっている。また、特許文献2〜4の実施例では、全光線透過率が87%となっている。
偏光板用途の場合、偏光板(または偏光子)で全光線のうち、半分の量の光が透過しないため、離型フィルムの透明性がある程度高ければ使用可能であるが、偏光板以外の光学部材の検査時には特許文献1〜4の離型フィルムでは、透明性が十分ではなく、より全光線透過率の高い離型フィルムが求められている。
全光線透過率が高く、且つヘイズ値が低くて透明性に優れている離型フィルムを提供するため、透明性の極めて高いポリエステルフィルムを基材として用いることが考えられる。透明性の極めて高いポリエステルフィルムは、フィルム中に粒子を透明性が阻害しない程度に含有させるか、またはフィルム中に粒子を含有しないで、表層に易滑性を有する層をコーティングや押し出しにより設ける方法により作成されていることが多い。そのフィルム設計の際には、フィルム単体でのハンドリングを中心にして考えた設計にしているため、フィルム単体ではブロッキングしないで使用できるが、表層に離型剤層を設けた時には滑り性が不足し、ブロッキングしてしまう問題があった。離型フィルムにブロッキング現象がある場合、離型フィルムのハンドリングが悪くなるだけでなく、繰り出し時に帯電し、環境中の塵・埃を吸着したりする虞がある。さらに帯電量が増えると、スパークし離型面にダメージを与え、結果的に剥離不良となる虞がある。
特許文献5にはポリエステルフィルムの少なくとも片面に、不活性微粒子を含有する離型層を設けた離型フィルムが開示されている。この場合、不活性微粒子と離型剤との密着性が弱いため、離型面が擦られた際に離型剤が脱落したり、溶剤系の粘着剤が離型剤面に接したときに、不活性微粒子含有離型剤層がやられてしまい、剥離不良となることが懸念される。
特許文献5の段落0026には、離型層に含有される球状シリカ粒径が大きくなり過ぎると、異物が発生しやすくなるため、球状シリカ粒子の平均粒径は好ましくは200nm以下、より好ましくは100nm以下であることが記載されている。また、特許文献5の段落0018には離型フィルムの用途は透明性が要求される場合、遮光性が要求される場合のいずれもある旨が記載され、段落0023では不活性微粒子としてカーボンブラック等の有色粒子も例示されている。また、実施例でも全光線透過率の数値は特に示されていない。
これらの記載からは、特許文献5は、可視光線に対する全光線透過率に優れる離型フィルムを得るための手段を特に開示していないと考えられる。
また、特許文献6にはポリエステルフィルムの片面に離型層を有するフィルムであり、離型層側から入射した紫外線の絶対反射率が360〜370nmの波長領域全域にわたって5.5%以下である離型フィルムが開示されている。特許文献6の段落0051と段落0087には、ハードコート層の上により低屈折率の層として有機樹脂(パーフルオロブテニルビニルエーテルの重合体)を塗布することで反射防止層を形成する方法が記載されている。
しかしながら、特許文献6の離型フィルムは、フォトリソグラフィーにおいて露光時に照射される紫外光が離型フィルムで反射することによる問題を解決する発明である。離型層側の界面の反射率が低いのみならず、該界面を透過した紫外光を吸収するため、段落0029〜0031には、離型フィルムに紫外線吸収性を付与すると同時に可視光線透過性を維持する方法が記載されているが、具体的には、離型フィルムを構成するポリエステルフィルム中に染料、顔料、紫外線吸収剤等を含有して着色する方法であり、実施例でも全光線透過率の数値は特に示されていない。
これらの記載からは、特許文献6は、可視光線に対する全光線透過率に優れる離型フィルムを得るための手段を特に開示していないと考えられる。
すなわち本発明は、タッチバネル用途やディスプレイ全体の用途で使用される離型フィルムで、粘着剤層を有する光学フィルムの粘着剤層に離型フィルムを貼り合わせた状態で、該光学フィルムの光学的な性能検査が可能となるように、全光線透過率が高く、且つヘイズ値が低くて透明性に優れていると共に、剥離の安定性、残留接着特性に優れた離型フィルムを提供するものである。
こうした課題に対して鋭意検討を行った結果、全光線透過率85%以上、ヘイズ3%以下のポリエステルフィルムからなる基材フィルムの少なくとも片面に、無機微粒子および/またはポリマー微粒子を含有する透明な凹凸層を設け、さらに前記凹凸層の上に、屈折率1.40〜1.45の離型剤からなる離型剤層を厚さ0.05〜0.15μmとなるように設けることで、目標とする離型フィルムが得られることを発見し、本発明を完成させた。
前記無機微粒子が、シリカ、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸バリウム、カオリン、ガラス粉末、タルクからなる無機粒子群から選択された1種以上であり、前記ポリマー微粒子が、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、エポキシ系樹脂からなる高分子樹脂粒子群から選択された1種以上であることが好ましい。
前記離型剤層に含まれる離型剤が、シリコーン系の離型剤であることが好ましい。
前記離型フィルム全体の全光線透過率が89%以上であり、且つ、ヘイズ値が3%以下であることが好ましい。
また、本発明は、少なくとも片面に粘着剤層が積層された1つ以上の粘着面を有する積層体と、前記の離型フィルムとを備え、前記積層体の粘着剤層の粘着面に、前記離型フィルムの離型剤層を貼り合わせてなる積層フィルムを提供する。
また、本発明は、両面に粘着面を有する粘着剤層と、前記の離型フィルムの2枚とを備え、前記離型フィルムの離型剤層を対向させて、前記粘着剤層の両方の粘着面にそれぞれ貼り合わせてなる積層フィルムを提供する。
また、本発明は、基材フィルムの片面に離型剤層を有する前記の離型フィルムと、前記離型フィルムの前記離型剤層が形成された面の反対側面に積層された粘着剤層とを備え、ロール状に巻取られてなる粘着フィルムを提供する。
上記の本発明によれば、タッチバネル用途やディスプレイ全体の用途で使用される離型フィルムで、粘着剤層を有する光学フィルムの粘着剤層に離型フィルムを貼り合わせた状態で、該光学フィルムの光学的な性能検査が可能となるように、全光線透過率が高く、且つヘイズ値が低くて透明性に優れていると共に、剥離の安定性、残留接着特性に優れた離型フィルムを提供することができる。
光学特性の具体的な値としては、離型フィルムの全光線透過率89%以上、ヘイズ3%以下であり、しかも剥離性能が安定し残留接着特性も優れた離型フィルムを提供することができる。
本発明の片面に離型剤層を有する離型フィルムの一例を模式的に示す断面図である。 本発明の積層フィルムの第1形態例を模式的に示す断面図である。 本発明の積層フィルムの第2形態例を模式的に示す断面図である。 本発明の両面に離型剤層を有する離型フィルムの一例を模式的に示す断面図である。 離型剤の膜厚と離型フィルムの全光線透過率との関係の一例を模式的に示すグラフである。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の離型フィルムの一例であって、透明性を有するポリエステル樹脂からなる基材フィルム1の片面に、ブロッキング防止用の微粒子3として無機微粒子及び/又はポリマー微粒子を含有する透明な凹凸層2を形成し、該凹凸層2の上に更に離型剤層4を形成してなる離型フィルム5を模式的に示している。
本発明の離型フィルム5において、基材フィルム1として用いるポリエステルフィルムは全光線透過率85%以上、ヘイズ3%以下のものとなる。ポリエステルフィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンイソフタレートとポリエチレンテレフタレートの共重合体、ポリブチレンテレフタレートなどが挙げられる。コストや光学特性の観点から、ポリエチレンテレフタレート(PET)が好ましい。光学特性の点から1軸延伸または2軸延伸品の光学用のポリエチレンテレフタレートが好ましい。ポリエステルフィルムの屈折率は、一般に1.57〜1.58程度である。
基材フィルム1を構成するポリエステルフィルムの厚さは特に制限はないが、離型フィルム5としての取扱いの容易さや、離型フィルム5をロール状に巻き取ることを想定すると、基材フィルム1の厚さは、10〜200μm程度が好ましい。
本発明では、可視光線に対する全光線透過率が高く、且つヘイズ値が低くて透明性に優れている離型フィルム5を提供するため、透明性の極めて高いポリエステルフィルムを基材フィルム1として用いる。基材フィルム1は、フィルム中に粒子を含有させたもの、またはフィルム中に粒子を含有しないで、表層に易滑性を有する層をコーティングや押し出しにより設けたものであってもよい。しかしながら、前述のように、高透明ポリエステルフィルムに離型剤を処理する際には、離型フィルム巻き取り時のブロッキングが問題になることが多い。こうした課題を解決するため、本発明では、基材フィルム1の少なくとも片面に、ブロッキング防止用の微粒子3を含有する透明な凹凸層2を形成し、該凹凸層2の上に更に所定の厚さの離型剤層4を形成することにより、離型剤層4が設けられた面である離型面6に凹凸状の表面起伏を形成し、透明性の優れた離型フィルム5のブロッキングを防止した。
ブロッキング防止用の微粒子3としては、無機化合物の微粒子である無機微粒子や、高分子樹脂の微粒子であるポリマー微粒子が挙げられる。無機微粒子とポリマー微粒子とは、いずれか一方を用いてもよく、また両者を併用してもよい。
無機微粒子が、シリカ、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸バリウム、カオリン、ガラス粉末、タルクからなる無機粒子群から選択された1種以上であることが好ましい。また、ポリマー微粒子が、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、エポキシ系樹脂からなる高分子樹脂粒子群から選択された1種以上であることが好ましい。
凹凸層2に使用される微粒子3を基材フィルム1に接着させるため、下地剤が用いられる。下地剤層7は透明であり、その平均的な膜厚(微粒子3間の略平坦な部分における膜厚、あるいは下地剤の塗布量と塗布面積との比から算出される膜厚)が0.05〜0.4μmであることが好ましい。下地剤層7の膜厚が0.05μm未満であると、無機微粒子および/またはポリマー微粒子が脱落する虞があり、0.4μmを超えるとヘイズ値が上昇する虞がある。
下地剤層7に用いられる下地剤は、基材フィルム1として用いられるポリエステルフィルムとの密着性が良好で、かつ、離型剤層4に使用される離型剤が硬化阻害を起こさずに密着する材料であることが求められる。また、下地剤の上に離型剤をコーティングする場合には、離型剤の溶剤などに侵されないものを選定する必要がある。
下地剤としては、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコール、シラン系コーティング剤、シリケート系コーティング剤などが挙げられる。離型剤がシリコーン系離型剤の場合、下地剤がシランカップリング剤を含有することが好ましい。
このような凹凸層2を設けることにより、基材フィルム1に離型剤を直接付着させた場合と比較して離型剤の付着力を増大して、離型剤の脱落を抑制し、残留接着特性を向上することができる。
下地剤はポリエステルフィルムにコーティングして設ければよく、塗工方法は特に限定されるものではなく、下地剤の粘度、塗布量に合わせて公知の塗工方法から選定すれば良い。一例としては、メイヤバー工法、グラビア工法、リバースロール工法、エアーナイフ工法、多段ロール工法などが挙げられる。
微粒子3は、乾燥状態で下地剤層7の上から散布しても基材フィルム1に付着させることが可能であるが、下地剤中に混合して基材フィルム1上に塗布すると、微粒子3が凹凸層2の面内でより均一に分布させることができ、また、微粒子3の周囲で下地剤が表面張力により滑らかな曲面(凹面)を形成して、微粒子3の周囲における光の散乱を抑制することができるので、好ましい。
微粒子3の平均粒径は、大部分の微粒子3が下地剤層7の平均的な膜厚より上方に突出するよう、乾燥した下地剤層7の平均的な膜厚より大きいことが好ましい。より好ましくは、下地剤層7の膜厚の2〜50倍が好ましい。
これにより、下地剤層7の厚さが薄く、あるいは微粒子3の量が少なくても、微粒子3が下地剤層7の中に埋没せず、微粒子3の粒子径と下地剤層7の平均的な膜厚との差に相当する凸部および凹部を含むブロッキング防止用の表面起伏が形成される。なお、微粒子3の上部表面に下地剤が薄く付着しても、或いは付着していなくても、構わない。
微粒子3の形状は、球状が好ましい。球状粒子は、例えば顕微鏡で拡大して観察したときに、その粒子径比(長径/短径)が1.0〜1.2であるものが好ましい。
また、微粒子3の平均粒子径は、下地剤層7の膜厚より大きく、特に下地剤層7の膜厚の2〜3倍またはそれ以上であることが好ましい。
凹凸層2の面内に微粒子3がなるべく均一に分布するよう、下地剤を適宜の溶剤等で希釈して、微粒子3を分散させることが好ましい。溶剤は、無極性有機溶剤、極性有機溶剤、水などの各種溶剤の中から、微粒子3を溶解せずに下地剤を溶解するものが使用される。溶剤を含んで塗布した直後の下地剤の膜厚は、微粒子3の粒子径より大きくても構わない。この場合は、乾燥中に溶剤が徐々に揮発することで膜厚が減少し、膜厚が粒子径より小さくなると各粒子が下地剤から上方に突出して、凹凸層2が形成される。
離型剤層4は、屈折率1.40〜1.45の離型剤を厚さ0.05〜0.15μmとなるように設ける。離型剤の屈折率により、全光線透過率を向上させる最適な厚さが決まるが、剥離性と光学特性の両立を考えた場合には、上記の屈折率、厚さが最適となる。
離型剤は、溶剤を混ぜて塗布するものでもよく、無溶剤で塗布可能なものでもよい。
屈折率1.40〜1.45の離型剤としては、シリコーン系離型剤が挙げられる。シリコーン系離型剤の中でも、シリコーン(ポリジメチルシロキサン、ポリジメチル・メチルフェニルシロキサン、ポリジメチル・ジフェニルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサンなどから選択される1種もしくは2種以上)を主成分とするもの、シリコーン(ポリジメチルシロキサン、ポリジメチル・メチルフェニルシロキサン、ポリジメチル・ジフェニルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサンなど)とシリコーンレジンの混合物、シリコーン(ポリジメチルシロキサン、ポリジメチル・メチルフェニルシロキサン、ポリジメチル・ジフェニルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサンなど)とシランカップリング剤の混合物、シリコーン(ポリジメチルシロキサン、ポリジメチル・メチルフェニルシロキサン、ポリジメチル・ジフェニルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサンなど)とシリコーンレジンおよびシランカップリング剤との混合物などが挙げられる。
ポリジメチルシロキサン等のシリコーンは、ポリマーに限られるものではなく、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサン(四量体)などのオリゴマーを含んでも良い。
離型剤の硬化タイプは特に制限されない。付加反応型や縮合反応型などの加熱硬化タイプでも良いし、紫外線硬化タイプや電子線硬化タイプのいずれでも良い。離型剤の塗布は公知の方法で行なえばよく、特に限定されるものではないが、メイヤバー工法、グラビア工法、リバースロール工法、エアーナイフ工法、多段ロール工法などが挙げられる。
離型剤層4は、微粒子3を含む凹凸層2の上に設けられる。また、離型剤層4の厚さは、凹凸層2に含有される微粒子3による表面起伏の高低差よりも薄くされている。このため、離型剤層4は、凹凸層2に含有される微粒子3による表面起伏に沿って配置され、離型剤層4の表面にも同様の表面起伏が形成される。
離型剤層4の表面起伏は、ブロッキングの防止に適している。また、微粒子3の上が離型剤層4で覆われるため、離型剤層4の表面が他の物品の表面と摩擦しても、微粒子3の脱落を効果的に抑制することができる。
微粒子3の粒子径が、従来のブロッキング防止用の粒子に比べて大きく、各々の微粒子3が凹凸層2の表面に大きな間隔で分散され、基材フィルム1の上で凝集することがないので、光の散乱などによる全光線透過率の低下やヘイズの上昇を抑制することができる。
したがって、全光線透過率85%以上、ヘイズ3%以下のポリエステルフィルムからなる基材フィルム1を用いて、離型フィルム5全体の全光線透過率が89%以上であり、且つ、離型フィルム5のヘイズ値が3%以下である離型フィルム5を得ることができる。
本形態例の離型フィルム5は、ヘイズが低く、全光線透過率が高いため、タッチパネルやディスプレイに代表される光学用途に好適に用いることができる。
図2は、基材12の少なくとも片面に粘着剤層13が積層された1つ以上の粘着面14を有する積層体11と、離型フィルム5とを備え、積層体11の粘着剤層13の粘着面14に、離型フィルム5の離型面6を貼り合わせてなる積層フィルム10を模式的に示している。図2では、離型フィルム5の片面の離型面6の詳細は図示を省略しているが、図1の離型面6と同様に、微粒子3を含有する凹凸層2と離型剤層4を備えている。
積層体11は、例えば光学用途に用いられる光学フィルムであり、あるいは基材12の片面または両面に粘着剤層13が積層された支持体付きの粘着フィルムであってもよい。また、基材12自身が、1層以上の接着剤や粘着剤等を介して2以上の層を積層した積層体であってもよい。
粘着剤層13は、例えばタッチパネルやディスプレイ等の光学用途において、光学フィルムをガラス基板などの透明基板等の被着体に貼合するために用いることができる。
離型フィルム5は、粘着剤層13を塵埃等から保護して、粘着面14の粘着性を維持する。また、積層体11を被着体に貼合する際には、離型フィルム5を剥離して粘着剤層13により貼合することができる。
離型フィルム5は、微粒子3による表面起伏のため、ブロッキングが起こりにくく、離型フィルム5を粘着剤層13から剥離し、さらにロールに巻き取る作業を円滑に行うことができる。また、微粒子3が脱落しにくく、粘着剤層13の粘着力を損ねることもない。
離型フィルム5の全光線透過率が高いため、離型フィルム5を積層した積層フィルム10の状態で、光学フィルムや複合材等の積層体11を検査することが可能である。
本形態例の離型フィルム5は、粘着フィルムの粘着面を保護するための剥離ライナーとしても用いることができる。例えば、図2に示す形態例において、積層体11が粘着剤層13とその支持体となる基材12とからなる片面粘着フィルムであってもよい。
また、片面粘着フィルムをロール状に巻き取ったときに粘着面が接触する支持体の背面に離型層を設けて、粘着フィルムと別々の離型フィルムを省く場合にも好適に用いることができる。かかる粘着フィルムは、支持体が、図1に示すように基材フィルム1の片面に微粒子3を含有する凹凸層2と離型剤層4を備えた離型面6が形成されてなる離型フィルム5からなり、離型フィルム5の離型剤層4が形成された面の反対側面8に粘着剤層(図示せず)が積層された構成である。ロール状に巻取られると粘着面が離型面に接触して保護され、ロールから繰り出すと、粘着面を離型面から剥離して用いることができる。
図3は、両面に粘着面14,14を有する粘着剤層13と、2枚の離型フィルム5,5とを備え、離型フィルム5,5の離型面6,6を対向させて、粘着剤層13の両方の粘着面14,14にそれぞれ貼り合わせてなる積層フィルム20を模式的に示している。図3では、離型フィルム5の両面の離型面6の詳細は図示を省略しているが、図1の微粒子3を含有する凹凸層2と離型剤層4を有する離型面6と同様の構造を備えている。
粘着剤層13は、光学粘着剤(全光線透過率が高い粘着剤)が好ましい。離型フィルム5,5は、一方の離型フィルム5を先に剥離するときに、他方の離型フィルム5が誤って剥離しないよう、粘着剤層13からの剥離に要する剥離力が異なることが好ましい。
図4は、本発明の離型フィルムの別の一例であって、透明性を有するポリエステル樹脂からなる基材フィルム1の両面に、ブロッキング防止用の微粒子3として無機微粒子及び/又はポリマー微粒子を含有する透明な凹凸層2を形成し、該凹凸層2の上に更に離型剤層4を形成してなる離型フィルム15を模式的に示している。
離型フィルム15は、両面に離型面6,16を有しており、両面に粘着面を接合することが可能である。例えば、一方の離型面6に粘着剤層(図示せず)を積層した後、ロール状に巻き取って他方の離型面16を同じ粘着剤層の反対面に接合することで、両面接着用の粘着シートを1つの離型フィルム15で保護することができる。離型面6,16は、粘着剤層からの剥離に要する剥離力が異なることが好ましい。
以下、実施例をもって本発明を具体的に説明する。
(実施例1の離型フィルム)
厚さ:50μm、全光線透過率:90.3%、ヘイズ:0.6%のポリエステルフィルムの片面に、シラン系コーティング剤(東レダウコーニング株式会社製シランカップリング剤 商品名:SH3067とアルミキレート化合物の混合物)100重量%に球状シリカ粒子(粒子径5μm)0.45重量%の割合で均一に混合して調製した下地剤を乾燥厚0.2μmで塗布し、乾燥させ凹凸層を形成した。さらに凹凸層の上にシリコーン系離型剤(東レ・ダウコーニング株式会社製、商品名:BY24−179、乾燥後の屈折率:1.41)を乾燥厚0.1μmで塗布・乾燥させて、実施例1の離型フィルムを製造した。
(全光線透過率の測定)
離型フィルムの全光線透過率は、JISK7105に規定する方法により測定した。JISK7105に準じて、日本電色株式会社製のヘイズメーター「NDH2000」を使用して全光線透過率を測定し、3点の平均値を測定値とした。
(ヘイズ値の測定)
離型フィルムのヘイズ値は、JISK7105に規定する方法により測定した。JISK7105に従い、日本電色株式会社製のヘイズメーター「NDH2000」を使用してヘイズ値を測定し、3点の平均値を測定値とした。
(剥離力の測定)
離型フィルムの離型面にポリエステル粘着テープ(日東電工株式会社製、商品名:ポリエステルテープNo.31B)を貼り合わせ、20g/cmの荷重下、70℃で20時間エージングした後、引張試験機にて剥離速度300mm/分、剥離角度180°にて引き剥がした際の剥離強度として剥離力を測定した。
(残留接着率の測定)
上記(剥離力の測定)による試験後の離型フィルムから引き剥がした粘着テープを被着体(ステンレス板)に対してローラで圧着し、23℃、55%RHの環境下で1時間放置した後、引張試験機にて剥離速度300mm/分、剥離角度180°にて当該被着体から剥離するときの剥離力を測定して残留粘着力とした。
これとは別に未使用の粘着テープを同一材質の被着体に圧着して剥離するときの剥離力を同様に測定して基準粘着力とした。
残留接着率は、(残留粘着力)/(基準粘着力)×100(%)という式により算出した。
(離型剤密着性の測定)
上記(剥離力の測定)による試験後の離型フィルムの表面を指の腹で強く3回擦った後、擦った部分を目視で観察して、離型剤の脱落がほとんどなかったものを(○)、離型剤の脱落が少しあったものを(△)、離型剤の脱落が著しかったものを(×)として評価した。
(評価結果)
実施例1の離型フィルムは、全光線透過率が95.1%、ヘイズ値が1.3%、剥離力が65mN/50mm、残留接着率が97%であり、離型剤の脱落がほとんどなく、離型剤密着性は(○)であった。また、離型フィルムを重ねてもブロッキングせず、剥離性にも優れていた。
(実施例2の離型フィルム)
基材フィルムとして厚さ:50μm、全光線透過率:87.9%、ヘイズ:1.3%のポリエステルフィルムを用いたこと以外は実施例1と同様にして、実施例2の離型フィルムを製造した。実施例2の離型フィルムは、全光線透過率が92.2%、ヘイズ値が1.7%、剥離力が70mN/50mm、残留接着率が96%であり、離型剤の脱落がほとんどなく、離型剤密着性は(○)であった。また、離型フィルムを重ねてもブロッキングせず、剥離性にも優れていた。
(実施例3の離型フィルム)
基材フィルムとして厚さ:50μm、全光線透過率:88.1%、ヘイズ:1.1%のポリエステルフィルム、離型剤としてシリコーン系離型剤(信越化学工業株式会社製、商品名:KS−847T、乾燥後の屈折率:1.41)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、実施例3の離型フィルムを製造した。実施例3の離型フィルムは、全光線透過率が92.8%、ヘイズ値が1.5%、剥離力が85mN/50mm、残留接着率が99%であり、離型剤の脱落がほとんどなく、離型剤密着性は(○)であった。また、離型フィルムを重ねてもブロッキングせず、剥離性にも優れていた。
(実施例4の離型フィルム)
基材フィルムとして厚さ:50μm、全光線透過率:87.4%、ヘイズ:2.8%のポリエステルフィルムの片面に、下地層としてシラン系コーティング剤(東レダウコーニング株式会社製シランカップリング剤 商品名:SH3067とアルミキレート化合物の混合物)100重量%に球状シリカ粒子(粒子径5μm)0.05重量%の割合で均一に混合して調製した下地剤を乾燥厚0.2μmで塗布し、乾燥させ凹凸層を形成した。さらに凹凸層の上にシリコーン系離型剤(信越化学工業株式会社製、商品名:KS−847T、乾燥後の屈折率:1.41)を乾燥厚0.1μmで塗布・乾燥させて、実施例4の離型フィルムを製造した。実施例4の離型フィルムは、全光線透過率が91.4%、ヘイズ値が3.0%、剥離力が90mN/50mm、残留接着率が98%であり、離型剤の脱落がほとんどなく、離型剤密着性は(○)であった。また、離型フィルムを重ねてもブロッキングせず、剥離性にも優れていた。
(離型剤の膜厚と離型フィルムの全光線透過率との関係)
図5に、本発明の離型フィルムにおいて、離型剤の膜厚と離型フィルムの全光線透過率との関係の一例を模式的に示す。
図5において、基材フィルムの全光線透過率(塗工量が0の場合)が高い基材Aから製造した離型フィルムは、全光線透過率が低い基材Bから製造した離型フィルムに比べて、いずれの膜厚でも離型フィルム全体として全光線透過率が高い傾向にあると考えられる。また、基材フィルムの全光線透過率にかかわらず、塗工量としては0.05〜0.15g/mまたは0.25〜0.35g/m、膜厚としては0.05〜0.15μmまたは0.25〜0.35μmの範囲であると、離型フィルム全体としての全光線透過率がより高い傾向にあると考えられる。
(比較例1の離型フィルム)
実施例1において、下地層を設けず凹凸層を施さない以外は実施例1と同様にして、比較例1の離型フィルムを製造した。
比較例1の離型フィルムは、全光線透過率が94.3%、ヘイズ値が0.9%、剥離力が340mN/50mm、残留接着率が92%であり、離型面を指の腹で擦った際には離型剤の脱落が発生、離型剤密着性は(×)であった。しかも、離型フィルムを重ねた際にブロッキングし、剥離性と離型剤の密着性が劣る結果となった。
(比較例2の離型フィルム)
実施例1において、下地剤に球状シリカ粒子を添加しないで塗布したこと以外は実施例1と同様にして、比較例2の離型フィルムを製造した。
比較例2の離型フィルムは、全光線透過率が95.3%、ヘイズ値が0.8%、剥離力が290mN/50mm、残留接着率が92%であり、離型剤の脱落がほとんどなく、離型剤密着性は(○)であった。しかし、離型フィルムを重ねた際にブロッキングし、剥離性が劣る結果となった。
1…基材フィルム、2…凹凸層、3…微粒子、4…離型剤層、5,15…離型フィルム、6,16…離型面、7…下地剤層、8…反対側面、10,20…積層フィルム、11…積層体(光学フィルム)、12…基材、13…粘着剤層、14…粘着面。

Claims (8)

  1. 全光線透過率85%以上、ヘイズ3%以下のポリエステルフィルムからなる基材フィルムの少なくとも片面に、無機微粒子および/またはポリマー微粒子からなるブロッキング防止用の微粒子が、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコール、シラン系コーティング剤、シリケート系コーティング剤からなる群から選択した下地剤を含有した下地剤層により接着されてなり、前記ブロッキング防止用の微粒子の平均粒子径が、前記下地剤層の膜厚みよりも大きく、前記ブロッキング防止用の微粒子が、前記下地剤層の膜厚みよりも上方に突出した構造を有する透明な凹凸層を設け、さらに前記凹凸層の上に、屈折率1.40〜1.45の離型剤からなる離型剤層を厚さ0.05〜0.15μmとなるように設けたことを特徴とする離型フィルム。
  2. 前記下地剤層の膜厚みが0.05μm〜0.4μmであることを特徴とする請求項1に記載の離型フィルム。
  3. 前記無機微粒子が、シリカ、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸バリウム、カオリン、ガラス粉末、タルクからなる無機粒子群から選択された1種以上であり、
    前記ポリマー微粒子が、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、エポキシ系樹脂からなる高分子樹脂粒子群から選択された1種以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の離型フィルム。
  4. 前記離型剤層に含まれる離型剤が、シリコーン系の離型剤であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の離型フィルム。
  5. 前記離型フィルム全体の全光線透過率が89%以上であり、且つ、ヘイズ値が3%以下であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の離型フィルム。
  6. 少なくとも片面に粘着剤層が積層された1つ以上の粘着面を有する積層体と、請求項1からのいずれかに記載の離型フィルムとを備え、前記積層体の粘着剤層の粘着面に、前記離型フィルムの離型剤層を貼り合わせてなる積層フィルム。
  7. 両面に粘着面を有する粘着剤層と、請求項1からのいずれかに記載の離型フィルムの2枚とを備え、前記離型フィルムの離型剤層を対向させて、前記粘着剤層の両方の粘着面にそれぞれ貼り合わせてなる積層フィルム。
  8. 基材フィルムの片面に離型剤層を有する請求項1からのいずれかに記載の離型フィルムと、前記離型フィルムの前記離型剤層が形成された面の反対側面に積層された粘着剤層とを備え、ロール状に巻取られてなる粘着フィルム。
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