JP5412216B2 - 熱アシスト磁気記録媒体及び磁気記憶装置 - Google Patents

熱アシスト磁気記録媒体及び磁気記憶装置 Download PDF

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Description

本発明は、熱アシスト磁気記録媒体、及びそれを用いた磁気記憶装置(HDD)に関する。
磁気記録媒体(媒体)に近接場光等を照射して表面を局所的に加熱し、媒体の保磁力を低下させて書き込みを行う熱アシスト記録は、1Tbit/inchクラスの面記録密度を実現できる次世代記録方式として注目されている。
特許文献1〜3には、熱アシスト記録に関連した技術が開示されている。特許文献1は、FePtナノ粒子よりなる記録層を形成した後に、レーザー光スポットを照射して前記記録層の結晶性と配向性を促進した磁気記録媒体に関するものである。また、特許文献2は、L1型結晶構造を有するFePt合金を備えた磁気記録媒体に関するものである。更にまた、特許文献3には、高熱伝導材料中にパターン化された低熱伝導率領域を設けた薄膜が開示され、この薄膜を温度制御層として熱支援磁気記録媒体に用いる構成が記載されている。
熱アシスト記録を用いた場合、室温における保磁力が数十kOeの磁気記録媒体でも、現状ヘッドの記録磁界により容易に書き込みを行うことができる。このため、記録層に10J/m台の高いKuを有する材料を使用することが可能となり、熱安定性を維持したまま、磁性粒径を6nm以下にまで微細化できる。このような高Ku材料としては、L1型結晶構造を有するFePt合金(Ku〜7×10J/m)や、CoPt合金(Ku〜5×10J/m)等が知られている。
熱アシスト記録では、記録時に加熱された媒体表面は、記録後速やかに低下する必要がある。例えば、線記録密度2000kFCI(kFCI:kilo Flux Changes per Inch)で記録した場合、ビット長は12.7nmとなる。ヘッドの相対速度を40m/secとすると、1ビットあたりの通過時間は、12.7/40=0.317nsec(317psec)となるため、冷却速度は少なくとも300ピコ秒以下とする必要がある。
上記の条件を満たす手段として、磁性層直下、もしくは下地層を介して熱伝導率の高い材料からなるヒートシンク層が導入されている。ヒートシンク層を導入することにより、磁性層の熱を効率的にヒートシンク層へ散逸させることができる。これにより、加熱された記録領域の冷却速度を高めることができる。特許文献4には、ヒートシンク層に熱伝導率の高いCuZr合金やAgPd合金などを使用することにより、冷却速度を数百ピコ秒オーダーに低減できることが記載されている。
一方、近接場光により媒体加熱を行う場合、媒体に吸収されるパワー(熱エネルギー)は数mW程度である。媒体に吸収された熱は効率的にヒートシンク層へ散逸するため、数mW程度のパワーで磁性層を200℃以上に上げるのは容易ではない。そこで、熱伝導率の低い材料を熱バリア層として磁性層の直下に形成することが試みられている。
これにより、磁性層からヒートシンク層への熱拡散を抑制し、磁性層の温度を高めることができる。熱バリア層としては、例えばMgOを用いることができる。MgOは酸化物であるため熱伝導率が低い。また、磁性層に用いられるL1構造のFePt合金との格子整合性も良いため、MgO層上に形成されたFePt合金磁性層に良好な(001)配向をとらせることができる。以上の点から、MgOは熱バリア層として極めて適した材料である。
特開2008−71455号公報 特許第4069205号公報 特許第4206406号公報 米国特許出願公開第2007−0026263号明細書
微弱な加熱パワーでも磁性層を300℃以上まで加熱でき、かつ、加熱後の冷却速度が十分に速い、1Tbit/inch以上の面記録密度を有する熱アシスト磁気記録媒体を実現することを課題とする。
上述のように、熱アシスト磁気記録媒体においては、微弱な加熱パワーでも十分に磁性層の温度を上昇させるため、磁性層直下に熱伝導率が低い層を熱バリア層として形成する必要がある。一般に、磁性層にL1構造のFePt合金、もしくはCoPt合金を用いる場合、(100)配向したMgO下地層が用いられる。これは、(100)配向したMgO下地層上に上記L1構造の磁性層を形成することによって、該磁性層に(001)配向をとらせることができるためである。更に、MgOは熱伝導率が低いため、配向制御のみならず、熱バリア層としても適している。但し、現行の近接場光の加熱パワーで磁性層の温度を200℃−300℃以上まで高めるには、MgOの膜厚を10nm程度以上まで厚くする必要がある。
Appl.Phys.Lett.90,042508(2007)には、(100)配向したCrRu合金層の上にMgO層を形成することによって、該MgO層が(100)配向をとり、更に、その上に形成したL1型FePt合金磁性層が(001)配向をとることが示されている。しかし、MgO膜厚の増加に伴ってHcが大幅に低下するため、高いHcを得るためには、MgOを2−3nm程度に薄くする必要がある。この理由について、同文献には以下のように記載されている。
Crの格子定数は、MgOよりも小さい。このため、(100)配向したCr合金層の上に、2−3nm程度の薄いMgO層を形成した場合、MgOの格子がCrからの圧縮応力によって縮小する。一方、FePt合金の格子定数はMgOに対して9%程度小さい。よって、MgOの格子が面内方向に圧縮されることにより、FePt合金とMgOとの格子ミスフィットが改善されHcが向上する。MgOの膜厚が厚くなると、Crからの圧縮応力の効果が低減し、MgO固有の格子定数に近くなる。この場合、FePt合金との格子ミスフィットが大きくなり、Hcが低下する。よって、高いHcを有する媒体を得るためには、MgOの膜厚は2nm程度まで薄くすることが望ましい。
一方、上述のように、MgO層を熱バリア層として使用する場合、磁性層の温度を十分に高めるためには、MgO層膜厚を10nm程度まで厚くする必要がある。よって、MgO層を単層として熱バリア層に用いた場合、良好な磁気特性と、熱バリア効果を両立させることが困難となっている。
上記課題は、基板上に複数の下地層を介してL1構造のFePt合金、もしくはL1構造のCoPt合金を主成分とする磁性層が形成されており、該磁性層が、BCC構造を有し、かつ、格子定数が2.97Å以下の金属もしくは合金からなる層と、MgO層との積層膜上に形成されていることを特徴とする熱アシスト磁気記録媒体を用いることによって解決できる。
BCC構造を有し、かつ、格子定数が2.97Å以下の金属、もしくは合金層を(100)配向させ、その上にMgO層を形成することにより、該MgO層に圧縮応力を導入できる。これにより、MgO層の格子定数が膜面内方向に圧縮され、MgO層上に形成されたL1構造の磁性合金との格子ミスフィットを低減できる。MgO層に圧縮応力を及ぼす上記金属もしくは合金からなる層を、以後、圧縮応力導入層と記す。
MgO膜厚が増加すると、Crからの圧縮応力の影響が弱まり、MgOの格子定数はMgO固有の値に近づく。このため、L1構造の磁性合金との格子ミスフィットが大きくなり、該磁性合金の規則度が低下する。MgO膜厚の増加に伴ってHcが低下するのはこのためである。
膜厚が概ね5nm以下のMgO層と、圧縮応力導入層との積層膜とすることにより、MgOの格子を圧縮させたまま、MgO層の合計膜厚を増加させることができる。MgO層の合計膜厚を概ね10nm以上とすることにより、磁性層からの熱拡散が抑制され、熱バリア層として効果的に作用する。これにより、ヘッド加熱時の磁性層の温度を200℃以上に上げることができる。また、このときMgO層の格子は、圧縮応力導入層の影響により膜面内方向に縮小されているので、磁性合金との格子ミスフィットを低減できる。よって、良好な熱バリア効果と、高いHcを同時に有する熱アシスト磁気記録媒体が得られる。
圧縮応力によりMgO層の格子を膜面内方向に十分に縮小させるため、MgO層の膜厚は5nm以下、望ましくは3nm以下が好ましい。また、圧縮応力を効果的に導入するため、圧縮応力導入層の膜厚は、MgO層の2倍以上であることが望ましい。積層構造を有するMgO層の合計膜厚を8〜10nm以上とすることにより、加熱時の磁性層の温度を容易に200℃以上まで高めることができる。但し、圧縮応力導入層の熱伝導率が低い場合や、熱アシスト記録時の媒体加熱温度を200℃より低く設定する場合等は、8nm未満であってもよい。
また、MgO層と圧縮応力導入層とからなる積層膜の積層周期は2周期以上が望ましい。積層周期を増加させることによって、界面での熱抵抗増大の影響により、熱バリア効果を高めることができる。このため、MgOの必要合計膜厚を薄くすることができる。但し、多数のプロセスチャンバーが必要となり、量産効率等が低下するため、MgOの合計膜厚や積層周期は、上記要素を考慮して設計する必要がある。
圧縮応力導入層は、BCC構造を有し、かつ、格子定数が2.97Å以下の金属、もしくは合金であれば、特に制限はない。但し、熱バリア効果を高めるため、望ましくは熱伝導率が200W/mK以下、更に望ましくは100W/mK以下であることが好ましい。
圧縮応力導入層としてCrを用いることができる。Crは上記条件を全て満たしている。上記条件を全て満たす範囲内であれば、CrにTi、Mo、W、V、Ta、Nb、Mn、Ruの少なくとも1種類の元素を添加してもよい。
積層膜の磁性層側は、MgO層でも圧縮応力導入層でもよい。また、基板側もMgO層でも圧縮応力導入層でもよい。積層膜は基板上に直接、もしくはヒートシンク層等を含む複数の下地層を介して形成できる。積層膜がMgOから始まる場合は、Ta下地層上に形成することにより、該MgOに(100)配向をとらせることができる。また、Cr層から始まる場合は、Ta、もしくはNiTa等の非晶質下地層上に150℃以上の高温で形成するのが好ましい。これにより、Cr層に(100)配向をとらせることができる。上記何れの場合も、積層膜を構成する全ての層が(100)配向をとる。これにより、L1構造を有するFePt、もしくはCoPt合金に(001)配向をとらせることができる。
また、加熱後の冷却速度を高めるために、Ag、Cu、もしくはこれらの合金からなる熱伝導率の高い層をヒートシンク層として、上記積層膜と基板の間に形成してもよい。
更に、書き込み特性改善のため、Ruを介して反強磁性結合した軟磁性合金層からなる軟磁性下地層(SUL)を形成してもよい。軟磁性合金には、FeTaC合金、CoTaZr合金、CoNbZr合金、CoFeTaB合金、CoFeTaSi合金、CoFeTaZr合金等を用いることができる。また、軟磁性下地層は上記合金からなる単層膜であってもよい。
その他、配向制御、密着性改善、機械強度向上等を目的とした下地層を、基板とMgO層と圧縮応力導入層からなる積層膜の間に形成してもよい。
磁性層は、L1構造のFePt合金、もしくはL1構造のCoPt合金がSiO等の粒界相で分断されたグラニュラー構造であることが望ましい。グラニュラー構造とすることにより、磁性粒径を微細化できると同時に、磁性粒子間の交換結合を低減できる。粒界相としては、SiO以外に、TiO、Al、Ta、ZrO、MnO、TiO、ZnO、もしくはこれらの混合物を用いることができる。また、Cを用いても良い。キュリー温度低減、もしくは規則化温度低減のため、Ni、Cu、Ag等を添加してもよい。
以上の手段により、良好な磁気特性を有し、かつ、数mW以下の微弱な加熱パワーでも磁性層の温度を200℃以上に加熱できる。これにより、1Tbit/inchクラスの面記録密度を有する熱アシスト磁気記録媒体、及び、これを用いた大容量の磁気記憶装置を提供することができる。
本発明により、微弱な加熱パワーでも磁性層を300℃以上まで加熱でき、かつ、加熱後の冷却速度が十分に速い、1Tbit/inch以上の面記録密度を有する熱アシスト磁気記録媒体が実現され、これを用いた磁気記憶装置を提供することができる。
本発明の磁気記録媒体の一例を示す断面模式図である。 本発明の磁気記録媒体のX線回折スペクトルの一例を示す図である。 本発明の磁気記憶装置に用いる磁気ヘッドの一例を示す図である。 本発明の磁気記録媒体のダイナミック保磁力の温度依存性の一例を示す図である。 本発明の磁気記録媒体の別の一例を示す断面模式図である。 本発明の磁気記憶装置の一例を示す斜視図である。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。しかし、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
(実施例1、比較例1、2)
図1に本実施例で作製した磁気記録媒体の層構成の一例を示す。
ガラス基板(基板)101上に30nmのNi−40atTa層102を形成し、基板101を350℃まで加熱した。その後、4層の膜厚5nmのCr層(圧縮応力導入層)103a、104a、105a、106aと、4層の膜厚2.5nmのMgO層103b、104b、105b、106bとを交互に積層した積層膜107を形成し、92mol%(Fe−45at%Pt−10at%Ni)−8mol%(SiO)磁性層108を10nm形成した。このとき、Cr層103aをNiTa層102の直上になるように積層した。磁性層108形成後、CVDによりカーボン保護膜109を形成し、潤滑剤110を塗布した。
また、比較例1、2の磁気記録媒体として、Cr層103a、104a、105a、106aとMgO層103b、104b、105b、106bの積層膜107の代わりに、20nmのCr層上に、2nm、もしくは10nmのMgO層を形成した媒体を作製した。上記以外の層構成は、実施例1の磁気記録媒体と同一である。
図2に、本実施例媒体のX線回折スペクトルを示す。磁性層108からのL1−FePtNi(001)ピーク、及び、L1−FePtNi(002)ピークとFCC−FePtNi(200)ピークの混合ピークがみられる。Cr層103a、104a、105a、106a、MgO層103b、104b、105b、106bからは明瞭な回折ピークがみられていないが、上記結果から、Cr層103a、104a、105a、106aは(100)配向をとっており、MgO層103b、104b、105b、106bはエピタキシャル成長により(100)配向をとっていると考えられる。また、L1−FePtNi(001)ピークの積分強度I001と、L1−FePtNi(002)ピークとFCC−FePtNi(200)ピークの混合ピークの積分強度I200の比率I001/I200は2.1であった。このことは、規則度の高いL1構造のFePt合金が形成されていることを示している。
本実施例媒体のHcは10.7kOeであった。一方、比較例媒体のHcは、MgO膜厚が2nmの場合は11.2kOe、10nmの場合は7.2kOeであった。MgO膜厚の増加と共にHcが減少する傾向は、Appl.Phys.Lett.90,042508(2007)の結果と定性的に一致している。また、MgO膜厚が2nm、及び10nmの比較例媒体のX線回折スペクトルにおける積分強度比I001/I200は、それぞれ、2.1、1.6であった。よって、MgO膜厚の増加に伴うHcの低下は、L1−FePt合金の規則度の低下によるものと考えられる。以上より、MgO層103b、104b、105b、106bとCr層103a、104a、105a、106aの積層構造とすることにより、MgO膜の合計膜厚を10nmまで厚くしてもL1−FePt合金の規則度が低下せず、高いHcを維持できることがわかった。
本実施例媒体、及びMgO層の膜厚が2nmの比較例媒体を、熱アシスト記録用加熱機構付きヘッドで350℃まで加熱し、1000kFCIの記録パターンを書き込んだ。
図3に上記熱アシスト記録用の磁気ヘッドの構造を模式的に示す。
図3に示すように、磁気ヘッドは、記録ヘッド301と再生ヘッド310とを有している。記録ヘッド301は、上部磁極302、下部磁極303、及び両者の間に挟まれたにPSIM(Planar Solid Immersion Mirror)304から構成される。PSIM304は、例えばJpn.,J.Appl.Phys.,Vol.45,no.2B,pp1314−1320(2006)に記載されているような構造のものを用いることができる。PSIM304のGrating部(導波路)305にレーザー光源306から波長440nmの半導体レーザー307を照射し、PSIM304先端部から発生した近接場光308により磁気記録媒体309を加熱できる。再生ヘッド310は、上部シールド312と下部シールド311で挟まれたTMR素子313で構成されている。
本実施例媒体の記録パターンをMFMにより観察したところ、明瞭な記録パターンが確認された。図4に本実施例媒体のダイナミック保磁力Hcの温度依存性を示す。Hcは温度と共に低下し、300℃で10.6kOe程度となっている。本実施例で用いた記録ヘッドの記録磁界は、概ね11kOe程度である。よって、実施例媒体で明瞭な記録パターンが観察されたのは、磁性層5の温度が300℃以上に上昇し、Hcが記録磁界を十分に下回ったためと考えられる。
一方、比較例媒体のHcは実施例媒体とほぼ同程度であったが、比較例媒体では明瞭な記録パターンが確認されなかった。比較例媒体では、加熱後、熱が下地層に散逸し、磁性層108の温度が十分に上昇しなかったと考えられる。
以上の結果より、熱バリア層をMgO層103b、104b、105b、106bとCr層103a、104a、105a、106aを積層構造とすることにより、Hcを低下させることなく、磁性層108の温度を300℃以上まで高められることがわかった。
積層膜107を構成するCr層とMgO層の積層順に特に制限はない。基板101側がMgO層であっても良いし、磁性層108側がCr層であっても良い。また、Cr層とMgO層が同数である必要もない。基板101側、磁性層108側共にMgO層であっても良いし、共にCr層であってもよい。
積層膜107を構成するCr層103a、104a、105a、106aの膜厚は同一である必要はない。また、MgO層103b、104b、105b、106bの膜厚も全て同一である必要はない。但し、Cr層の膜厚は、接しているMgO層の膜厚の2倍以上であることが望ましい。すなわち、積層膜107を構成するMgO層の膜厚が、MgO層と接しているCr層の膜厚の1/2以下であることが好ましい。
図1に示すように、1層の該MgO層と1層の該圧縮応力導入層とからなる積層膜の積層周期は2周期以上が好ましい。つまり、圧縮応力導入層とMgO層とからなる積層膜は2層以上とすることが好ましい。周期の増加に伴って、界面熱抵抗の効果が増大するため、MgO層の必要合計膜厚を薄くすることができる。
圧縮応力導入層103a、104a、105a、106aとして、Cr層の代わりに、CrにTi、Mo、W、V、Ta、Nb、Mn、Ruを添加したCr合金を用いてもよい。Cr合金がBCC構造をとる範囲内であれば、添加量に特に制限は無い。但し、MgOに圧縮応力を導入するため、上記合金の格子定数aのルート2倍の値は、MgOの格子定数より小さくなる必要がある。
(実施例2−1〜2−10、比較例3)
図5に本実施例で作製した磁気記録媒体の層構成の一例を示す。
ガラス基板(基板)501上に10nmのMgO層502を形成し、Agヒートシンク層503を200nm形成した。次いで、4層の膜厚2nmのMgO層504a、505a、506a、507aと、3層の圧縮応力導入層504b、505b、506bとを交互に積層した積層膜508を形成し、基板501を380℃まで加熱した後、8nmの90mol%(Fe−40at%Pt−8at%Ni)−10mol%(TiO)磁性層509を形成した。
ここで、圧縮応力導入層504b、505b、506bにはCr−10at%Ti(実施例2−1)、Cr−20at%Mo(実施例2−2)、Cr−20at%Mo−5at%Ti(実施例2−3)、Cr−15at%W(実施例2−4)、Cr−7at%W−5at%V(実施例2−5)、Cr−12at%V(実施例2−6)、Cr−4at%Ta(実施例2−7)、Cr−2at%Nb(実施例2−8)、Cr−5at%Mn(実施例2−9)、Cr−10at%Ru(実施例2−10)を用いた。
また、圧縮応力導入層504b、505b、506bの膜厚は、350℃でのダイナミック保磁力Hcが、10−11kOeになるように、5−10nmの範囲内で調節した。
磁性層509形成後、CVDによりカーボン保護膜510を膜厚3nmで形成し、潤滑剤511を塗布した。
また、比較例3の磁気記録媒体として、圧縮応力導入層504b、505b、506bとMgO層504a、505a、506a、507aの積層膜508の代わりに、2nmのMgO単層膜を形成した媒体を作製した。
本実施例媒体のX線回折測定を行ったところ、何れの媒体においても、Agヒートシンク層503からの強い(200)回折ピークと、磁性層509からのL1−FePtNi(001)ピーク、及び、L1−FePtNi(002)ピークとFCC−FePtNi(200)ピークの混合ピークがみられた。圧縮応力導入層504b、505b、506bとMgO層504a、505a、506a、507aの積層膜508からは明瞭な回折ピークがみらなかったが、(100)配向したAgヒートシンク層503上にエピタキシャル成長し、Cr、MgO共に(100)配向をとっていると考えられる。また、L1−FePtNi(001)ピークの積分強度I001と、L1−FePtNi(002)ピークとFCC−FePtNi(200)ピークの混合ピークの積分強度I200の比率I001/I200は2.2であった。よって、規則度の高いL1構造のFePt膜が形成されていることがわかる。
本実施例媒体を実施例1で述べた熱アシスト記録用ヘッドで加熱し、線記録密度1200kFCIの記録パターンを書き込んだ。MFMで記録パターンを観察したところ、明瞭な記録パターンが確認された。上述のように実施例1で述べた熱アシスト記録用ヘッドの記録磁界は11kOe程度である。また、本実施例媒体の350℃におけるHcは10−11kOeである。よって、上記結果は、近接場光加熱によって、本実施例媒体の磁性層509が350℃以上まで加熱されていることを示している。
一方、比較例媒体の350℃でのHcは10.2kOeであり、実施例媒体とほぼ同程度であったが、明瞭な記録パターンは確認できなかった。このことは、比較例媒体では、近接場光加熱により、磁性層509の温度が350℃まで上昇していないことを示している。
以上の結果から、表1に示した圧縮応力導入層504b、505b、506bとMgO層504a、505a、506a、507aの積層膜508を熱バリア層として使用することにより、規則度の高いL1構造のFePt膜を有し、かつ、磁性層509の温度を350℃以上まで加熱できる媒体が得られることがわかった。
本実施例媒体の冷却時間をPump−Probe法で測定した。ここで、冷却時間は媒体表面の温度プロファイルが、加熱後、一定温度となるまでの時間として定義した。冷却時間はいずれも300p秒以下であり、加熱後の冷却速度が極めて速いことがわかった。
(実施例3)
上記各実施例で示した磁気記録媒体を、図6に示した磁気記憶装置に組み込んだ。
図6に示すように、例えば、本磁気記憶装置は、磁気記録媒体601と、磁気記録媒体601を回転させるための媒体駆動部602と、磁気ヘッド603と、磁気ヘッド603を移動させるためのヘッド駆動部604と、記録再生信号処理系605と、から構成される。
尚、上記磁気ヘッドは図3に示した磁気ヘッドと同一構造である。
上記磁気ヘッド603により、磁気記録媒体を300−350℃まで加熱し、線記録密度1600kFCI(kilo Flux changes per Inch)のオールワンパターン信号を記録し、再生したところ、良好な重ね書き特性と高い媒体SN比が得られた。
本発明は、熱アシスト磁気記録媒体及び磁気記憶装置に関するものであり、特に、磁性層を短時間に高温加熱して記録した後、前記磁性層の温度を速やかに下げることができる熱アシスト磁気記録媒体及び前記熱アシスト磁気記録媒体を用いた磁気記憶装置に関するものであって、熱アシスト磁気記録媒体及び磁気記憶装置を製造・利用する産業において利用可能性がある。
101…ガラス基板(基板)、102…NiTa層、103a、104a、105a、106a…圧縮応力導入層、103b、104b、105b、106b…MgO層、107…積層膜、108…磁性層、109…保護膜、110…潤滑剤、301…記録ヘッド、302…上部磁極、303…下部磁極、304…PSIM、305…導波路(Grating部)、306…レーザー光源、307…半導体レーザー、308…近接場光、310…再生ヘッド、311…下部シールド、312…上部シールド、313…TMR素子、502…MgO層、503…ヒートシンク層、504a、505a、506a、507a…MgO層、504b、505b、506b…圧縮応力導入層、508…積層膜、509…磁性層、510…保護膜、511…潤滑剤、601…磁気記録媒体、602…媒体駆動部、603…磁気ヘッド、604…ヘッド駆動部、605…記録再生信号処理系。

Claims (10)

  1. 基板上に、BCC構造を有し、かつ、格子定数が2.97Å以下の金属もしくは合金からなる圧縮応力導入層と、複数のMgO層とが交互に積層された積層膜が形成されており、該積層膜上に、L1 構造のFePt合金、もしくはCoPt合金を主成分とする磁性層が形成されていることを特徴とする熱アシスト磁気記録媒体。
  2. 該基板と該積層膜との間に下地層を有することを特徴とする請求項1に記載の熱アシスト磁気記録媒体。
  3. 該圧縮応力導入層の熱伝導率が200W/mK以下であることを特徴とする請求項1に記載の熱アシスト磁気記録媒体。
  4. 該圧縮応力導入層の熱伝導率が100W/mK以下であることを特徴とする請求項に記載の熱アシスト磁気記録媒体。
  5. 該圧縮応力導入層が、Crからなることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の熱アシスト磁気記録媒体。
  6. 該圧縮応力導入層が、Crと、Ti、Mo、W、V、Ta、Nb、Mn、Ruの少なくとも1種類の元素を含有するBCC構造の合金からなることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の熱アシスト磁気記録媒体。
  7. 該積層膜を構成する該MgO層の膜厚が、該MgO層と接している該圧縮応力導入層の膜厚の1/2以下であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の熱アシスト磁気記録媒体。
  8. 該積層膜を構成する該MgO層の合計膜厚が10nm以上であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の熱アシスト磁気記録媒体。
  9. 1層の該MgO層と1層の該圧縮応力導入層とからなる積層膜の積層周期が2周期以上であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の熱アシスト磁気記録媒体。
  10. 磁気記録媒体と、該磁気記録媒体を回転させるための媒体駆動部と、該磁気記録媒体を加熱するためのレーザー発生部と、該レーザー発生部から発生したレーザー光をヘッド先端まで導く導波路を備えた磁気ヘッドと、該磁気ヘッドを移動させるためのヘッド駆動部と、記録再生信号処理系とから構成される磁気記憶装置において、該磁気記録媒体が請求項1乃至のいずれか1項に記載の熱アシスト媒体であることを特徴とする磁気記憶装置。
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