JP5938224B2 - 磁気記録媒体及び磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録媒体及び磁気記録再生装置 Download PDF

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Description

本発明は、ハードディスクドライブ(HDD)等に用いられる磁気記録媒体及び磁気記録再生装置に関する。
近年、HDDに対する大容量化の要求が益々高まっている中で、現行の記録容量を飛躍的に向上させる次世代の記録方式として、熱アシスト記録が注目されている。
この熱アシスト記録は、磁気記録媒体に近接場光を照射し、その表面を局所的に加熱して磁性層の保磁力を一時的に低下させて書き込みを行うものであり、1Tbit/inchクラスの面記録密度が実現可能とされている。
このような熱アシスト記録に用いられる磁気記録媒体(熱アシスト磁気記録媒体)としては、磁性層にL1型結晶構造を有するFePt合金や、同じくL1型結晶構造を有するCoPt合金等の規則合金を用いた磁気記録媒体を挙げることができる。
これらL1型結晶構造を有する規則合金は、10J/m台の高い結晶磁気異方性(Ku)を有するため、熱安定性を維持したまま、磁性粒径を6nm程度以下まで微細化できる。これにより、熱安定性を維持したまま、媒体ノイズを大幅に低減することが可能である。
また、磁性層には、上記規則合金からなる結晶粒を分断するため、粒界相材料としてSiO、TiO等の酸化物や、C、BNなどが添加されている。熱アシスト磁気記録媒体では、このような磁性結晶粒が粒界相材料で分離されたグラニュラー構造を有する磁性層を用いることで、磁性粒子間の交換結合を低減し、高い媒体SNRを得ることができる。
さらに、このようなグラニュラー構造を有する磁性層の上に、磁気的に連続的に結合した磁性層を積層して2層構造とすることが提案されている(特許文献1〜3を参照。)。例えば、特許文献1には、FePt合金を主成分とするグラニュラー磁性層の上に、CoCrPtB又はFePt合金からなるキャップ層を形成した2層構造が開示されている。一方、特許文献2には、FePt合金からなるグラニュラー磁性層の上に、TbFeCoからなる非晶質磁性層を形成した2層構造が開示されている。一方、特許文献3には、グラニュラー磁性層の上に、非晶質磁性層を形成した2層構造が開示されている。
これら2層構造を有する磁性層では、膜面水平方向の交換結合が導入されることによって、反転磁界分散(SFD)を低減することが可能である。
特開2009−158053号公報 特開2008−159177号公報 特開2011−154746号公報
上述した磁性結晶粒が粒界相材料で分離されたグラニュラー構造を有する磁性層は、高いKuを有するため、良好な熱安定性を示す。一方、SFDが極めて大きいため、媒体SNRの向上の妨げとなっている。SFDを低減するためには、グラニュラー磁性層の上に、磁気的に連続的に結合した磁性層を積層し、FePt合金の粒子間に均一な交換結合を導入する必要がある。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、高いKuを有することによって、良好な熱安定性を示しつつ、SFDを低減し、高い媒体SNRを得ることを可能とした磁気記録媒体、並びに、そのような磁気記録媒体を備えることによって、エラーレートの低減を図りつつ、更なる大容量化を可能とした磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下の手段を提供する。
(1) 少なくとも基板の上に、下地層と、第1の磁性層と、第2の磁性層とが順に積層された構造を有し、
前記第1の磁性層が、L1構造を有するFePt合金を主成分として含み、且つ、Cを含有する下部磁性層と、L1 構造を有するFePt合金を主成分として含み、且つ、SiO 、TiO 、Cr 、Al 、Ta 、ZrO 、Y 、CeO 、MnO、TiO、ZnO、C、B 、BNのうち少なくとも1種又は複数種を含有する上部磁性層とを順次積層した構造を有し、
前記第2の磁性層が、Coを主成分として含み、且つ、6〜16原子%のZrと、更に、B、Taのうち少なくとも1種以上の元素とを含有する非晶質合金からなることを特徴とする磁気記録媒体。
(2) 前記第2の磁性層が、CoZrBの非晶質合金からなり、且つ、この非晶質合金中に含まれるBが6〜16原子%であることを特徴とする前項(1)に記載の磁気記録媒体。
(3) 前記非晶質合金中に含まれるZr及びBの合計が、16〜28原子%であることを特徴とする前項(2)に記載の磁気記録媒体。
(4) 前記第2の磁性層が、CoZrTaの非晶質合金からなり、且つ、この非晶質合金中に含まれるTaが6〜16原子%であることを特徴とする前項(1)に記載の磁気記録媒体。
(5) 前記非晶質合金中に含まれるZr及びTaの合計が、16〜28原子%であることを特徴とする前項(4)に記載の磁気記録媒体
) 前項(1)〜()の何れか一項に記載の磁気記録媒体と、
前記磁気記録媒体を記録方向に駆動する媒体駆動部と、
前記磁気記録媒体を加熱するレーザー発生部と、前記レーザー発生部から発生したレーザー光を先端部へと導く導波路とを有して、前記磁気記録媒体に対する記録動作と再生動作とを行う磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドを前記磁気記録媒体に対して相対移動させるヘッド移動部と、
前記磁気ヘッドへの信号入力と前記磁気ヘッドからの出力信号の再生とを行う記録再生信号処理系とを備える磁気記録再生装置。
以上のように、本発明によれば、高いKuを有するため、良好な熱安定性を示しつつ、SFDを低減できるため、高い媒体SNRを得ることが可能である。したがって、このような磁気記録媒体を備えた磁気記録再生装置では、エラーレートの低減を図りつつ、更なる大容量化が可能である。
第1の実施例において作製した磁気記録媒体の層構成を示す断面図である。 第1の実施例において用いた磁気記録再生装置の構成を示す斜視図である。 図2に示す磁気記録再生装置が備える磁気ヘッドの構成を模式的に示す断面図である。 第4の実施例において作製した磁気記録媒体の層構成を示す断面図である。
以下、本発明を適用した磁気記録媒体及び磁気記録再生装置について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
本発明を適用した磁気記録媒体は、少なくとも基板の上に、下地層と、第1の磁性層と、第2の磁性層とが順に積層された構造を有し、第1の磁性層が、L1構造を有する合金を主成分として含み、第2の磁性層が、Coを主成分として含み、且つ、Zrと、更に、B、Taのうち少なくとも1種以上の元素とを含有する非晶質合金からなることを特徴とする。
具体的に、基板には、耐熱性のガラス基板を用いることが好ましい。本発明では、後述する磁気記録媒体の製造プロセスにおいて、600℃以上の基板加熱が必要となる。したがって、ガラス基板の転移温度は600℃以上であることが好ましい。また、転移温度が600℃以上であれば、使用する基板については、非晶質ガラス基板であっても、結晶化ガラス基板であってもよい。
下地層は、高い結晶磁気異方性Kuを有する磁気記録媒体を得るために、この下地層の上に形成される磁性層に良好な(001)配向をとらせるためのものである。また、下地層には、複数の下地層を積層したものを用いることが好ましく、例えば、第1の下地層と、第2の下地層と、第3の下地層とを順に積層したものを用いることができる。
このうち、第1の下地層には、接着層として、上記ガラス基板との密着性が良好な非晶質合金を用いることが好ましい。この第1の下地層に非晶質合金を用いることによって、第2の下地層に(100)配向をとらせることができる。この第1の下地層に用いられる具体的な非晶質合金としては、例えば、NiTa、NiTi、CoTi、CrTi、TiAlなどを挙げることができる。また、それ以外でも、非晶質合金であれば特に制限はない。
一方、第2の下地層には、B構造を有するNiAl又はRuAlを用いることができる。この第2の下地層を形成する際は、基板温度が200℃以上となる基板加熱を行うことが好ましい。これにより、第2の下地層に良好な(100)配向をとらせることができる。また、第2の下地層に(100)配向をとらせることによって、後述する第1の磁性層を構成するL1型のFePt合金に良好な(001)配向をとらせることができる。
また、第2の下地層には、Cr又はCrを含有するBCC構造の合金を用いることができる。さらに、上記NiAl又はRuAlを用いる場合と同様に、基板温度が200℃以上となる基板加熱を行うことが好ましい。この第2の下地層に用いられるBCC合金としては、例えば、CrMn、CrRu、CrV、CrTi、CrMo、CrWなどを挙げることができる。
一方、第3の下地層には、TiNを用いることができる。上記(100)配向した第2の下地層の上に、TiNを形成することによって、このTiNに(100)配向をとらせることができる。また、第3の下地層には、TiN以外にも、例えば、TiC、MgO、MnO、NiOなどのNaCl構造を有する材料を用いることができる。また、第3の下地層には、SrTiO等のぺロブスカイト構造の材料を用いてもよい。
第3の下地層は、熱伝導率が低いことが好ましい。これは、記録時にヘッドから発生する近接場光で磁性層を加熱する際に、磁性層から下地層への熱拡散を防ぎ、磁性層の温度を高め易くするためである。但し、ヘッドの加熱能力が十分高い場合は、第3の下地層を特に設けなくてもよい。
第1の磁性層には、L1型のFePt合金を用いることができる。この第1の磁性層を上記(100)配向した第3の下地層の上に形成することによって、L1型のFePt合金に良好な(001)配向をとらせることができる。
また、第1の磁性層を形成する際は、基板温度が600℃以上となる基板加熱を行うことが好ましい。これにより、規則度の高いL1型のFePt合金を得ることができる。また、規則化温度を低減するため、FePt合金にAgやCuなどを添加してもよい。
一方、上記第1の磁性層には、上記L1型のFePt合金の代わりに、L1型のCoPt合金を用いてもよい。この場合も、L1型のFePt合金と同様に、CoPt合金に良好なL1規則度と、(001)配向性をとらせることが可能である。
また、第1の磁性層は、磁性結晶粒が粒界相材料で分離されたグラニュラー構造を有することが好ましく、この第1の磁性層中の磁性結晶粒を磁気的に分断するため、更にSiO、TiO、Cr、Al、Ta、ZrO、Y、CeO、MnO、TiO、ZnO、C、B、BNのうち少なくとも1種又は複数種を第1の磁性層に含有させることが好ましい。また、磁性粒子間の交換結合を十分に低減するためには、これらの含有量を20体積%以上とすることが好ましい。
また、第1の磁性層は、L1構造を有するFePt合金を主成分として含み、且つ、Cを含有する下部磁性層と、L1構造を有するFePt合金を主成分として含み、且つ、SiO、TiO、Cr、Al、Ta、ZrO、Y、CeO、MnO、TiO、ZnO、C、B、BNのうち少なくとも1種又は複数種を含有する上部磁性層とを順次積層した2層構造としてもよい。第1の磁性層は、このような2層構造とすることで、粒径分散が低減され、高いSNRを得ることができる。
第2の磁性層には、Coを主成分として含み、且つ、Zrと、更に、B、Taのうち少なくとも1種以上の元素とを含有する非晶質合金を用いることができる。このような第2の磁性層を上記第1の磁性層の上に形成することで、反転磁界分散SFDを低減することが可能である。
具体的に、このSFDを低減し、媒体SNRを向上させるためには、第2の磁性層が高い磁化を有し、且つ、非晶質構造を有することが好ましい。
ここで、第2の磁性層は、上記第1の磁性層を形成した直後に形成されるため、基板が十分に冷却されておらず、概ね500〜550℃以上の高い基板温度を維持していると考えられる。したがって、第2の磁性層には、概ね上記基板温度で結晶化しない材料を用いる必要がある。
これを満たすため、第2の磁性層には、CoZrB非晶質合金からなり、このCoZrB非晶質合金中に含まれるZrが6〜16原子%、Bが6〜16原子%の範囲のもの用いることが好ましい。
Zr及びBの含有量が6原子%を下回ると、550℃程度でもCoZrB合金の結晶化が起こるため好ましくない。一方、Zr及びBの含有量が16原子%を上回ると、磁化が低下し、SFDの低減効果が弱まるので好ましくない。さらに、結晶化の抑制と、磁化低下の抑制を両立させるためには、このCoZrB非晶質合金中に含まれるZr及びBの合計を16〜28原子%の範囲とすることが好ましい。
また、第2の磁性層には、上記CoZrB非晶質合金の代わりに、CoZrTa非晶質合金を用いてもよい。この場合も、上記CoZrB非晶質合金の場合と同様に、CoZrTa非晶質合金中に含まれるZrを6〜16原子%、Taを6〜16原子%の範囲とすることが好ましい。さらに、このCoZrTa非晶質合金中に含まれるZr及びTaの合計を16〜28原子%の範囲とすることが好ましい。
また、BとTaを同時に含有したCoZrBTa非晶質合金を用いてもよい。この場合、Zr濃度は6〜16原子%とし、BとTaの合計濃度を6〜16原子%の範囲とすることが好ましい。上記組成範囲を外れると、結晶化の抑制と、磁化低下の抑制を両立させることが困難となるため、好ましくない。
なお、第2の磁性層は、磁気的な連続膜とする必要があるため、上記第1の磁性層とは異なり、酸化物や窒化物を添加してグラニュラー構造化させる必要はない。
上記第2の磁性層の上には、保護層が形成される。この保護層には、DLC膜を用いることが好ましい。DLC膜は、CVD法やイオンビーム法などを用いて形成することができる。また、保護層の厚みは、1nm以上6nm以下であることが望ましい。保護層の厚みが1nmを下回ると、磁気ヘッドの浮上特性が劣化するため好ましくない。一方、保護層の厚みが6nmを上回ると、磁気スペーシングが大きくなり、SNRが悪化するので好ましくない。
熱アシスト記録では、記録時に加熱された磁性層の冷却速度が遅いと、磁化遷移幅が広がりSNRが劣化するため、磁性層は速やかに冷却される必要がある。このため、本発明を適用した磁気記録媒体には、熱伝導率の高い材料からなるヒートシンク層を設けることが好ましい。このヒートシンク層としては、例えば、Cu、Ag、Al、Au、若しくはこれらの元素を主成分とする合金、例えばCuZrやAgPdなどを用いることができる。
また、本発明を適用した磁気記録媒体には、上記ヒートシンク層以外にも、書き込み特性を改善するため、軟磁性下地層(SUL)や、配向制御、粒径制御などを目的とした複数の下地層を設けてもよい。
ヒートシンク層及び軟磁性下地層は、基板と第1の下地層の間に形成することが好ましいものの、磁性層の(001)配向を大きく劣化させなければ特に制限はない。また、ヒートシンク層及び軟磁性下地層の形成順序に関しても特に制限はない。
軟磁性下地層を形成する場合は、この軟磁性下地層と磁性層との距離をできる限り狭くして磁界勾配を高めるため、軟磁性下地層をヒートシンク層の上側(磁性層側)に形成することが好ましい。但し、ヒートシンク層の膜厚が薄い(概ね50nm以下)場合は、SULをヒートシンク層の下側(基板側)に形成してもよい。SULをヒートシンク層の上側に形成する場合は、この軟磁性下地層と磁性層の間に1〜30nm程度の中間層を形成し、磁界勾配と磁界強度を最適化することが好ましい。
また、軟磁性下地層には、例えば、CoTaZr、CoTaNb、CoFeB、CoFeTaB、CoFeTaSi、CoFeTaZrなどの非晶質合金、FeTaC、FeTaB、FeTaNなどの微結晶合金、NiFeなどの多結晶合金等を用いることができる。軟磁性下地層は、上記合金からなる単層膜でもよいし、適切な膜厚のRu層を挟んで反強磁性結合した積層膜でもよい。
以上のように、本発明を適用した磁気記録媒体では、高いKuを有するため、良好な熱安定性を示しつつ、SFDを低減できるため、高い媒体SNRを得ることが可能である。したがって、このような磁気記録媒体を用いた磁気記録再生装置では、エラーレートの低減を図りつつ、更なる大容量化が可能である。
また、この磁気記録媒体に対して熱アシスト記録を行う際は、その表面を局所的に加熱して磁性層の保磁力を一時的に低下させて書き込みを行う。この場合、磁性層の異方性磁界を低減できるため、現行のヘッド磁界でも容易に記録を行うことが可能である。
なお、本発明を適用した磁気記録媒体は、熱アシスト記録に限ったものではない。例えば、ヘッドに搭載された高周波発生素子から発生した高周波印加により記録する高周波アシスト磁気記録媒体として使用することもできる。この高周波アシスト記録の場合は、高周波印加により磁性層の反転磁界を大幅に低減できるため、熱アシスト記録の場合と同様に、熱安定性に優れた高Ku媒体を用いることが可能である。
以下、実施例により本発明の効果をより明らかなものとする。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
[第1の実施例]
(実施例1−1〜1−8)
第1の実施例において作製した磁気記録媒体の層構成を図1に示す。
この図1に示す磁気記録媒体を作製する際は、先ず、2.5インチのガラス基板101の上に、層厚35nmのNi−50at%Taからなる第1の下地層102を形成した後、220℃の基板加熱を行い、層厚20nmのRu−50at%Alからなる第2の下地層103と、層厚3nmのTiNからなる第3の下地層104とを順に形成した。
次に、600℃の基板加熱を行った後、層厚12nmの(Fe45at%Pt−10at%Ag)−15mol%SiOからなる第1の磁性層105と、層厚3nmのCoZrBからなる第2の磁性層106を形成した。
ここで、第2の磁性層106については、Zrが6〜16at%、Bが6〜16at%、となる範囲(本発明の数値範囲)で、それぞれCoZrBの組成比を変えて形成を行った。
次に、第2の磁性層106の上に、層厚3nmのDLCからなる保護層107を形成することによって、実施例1−1〜1−8の磁気記録媒体を作製した。
(比較例1−1〜1−6)
比較例1−1〜1−5では、上記第2の磁性層106について、下記表1に示すように、上記本発明の数値範囲外となるように、それぞれCoZrBの組成比を変えて形成を行った。また、比較例1−6では、上記第2の磁性層106の形成を行わなかった。それ以外は、実施例1−1〜1−8と同様の磁気記録媒体を作製した。
そして、これら実施例1−1〜1−8及び比較例1−1〜1−6の磁気記録媒体について、保磁力Hcと、規格化保磁力分散ΔHc/Hcの測定を行った。その測定結果を表1に示す。
Figure 0005938224
なお、保磁力Hcについては、PPMSにより7Tの磁界を印加して室温にて測定を行った。また、ΔHc/Hcについては、「IEEE Trans. Magn., vol.27, pp4975−4977, 1991」に記載の方法を用いて測定を行った。
具体的には、メジャーループ及びマイナーループにおいて、磁化の値が飽和値の50%となるときの磁界を測定し、両者の差分から反転磁界分布がガウス分布であると仮定してΔHc/Hcの算出を行った。また、ΔHc/Hcは、反転磁界分布の半値幅に相当するパラメータであり、この値が低いほど、SFDが狭くなり、良好な媒体SNRが得られる。
表1に示すように、実施例1−1〜1−8の磁気記録媒体では、何れもHcが30kOe以上の高い値を示した。この測定結果から、実施例1−1〜1−8の磁気記録媒体では、第1の磁性層105を構成するL1−FePt合金が良好な規則度を有していることがわかる。
また、実施例1−1〜1−8の磁気記録媒体では、第2の磁性層106を構成するCoZrBのZr及びBの合計が増加するのに伴って、ΔHc/Hcが増加する傾向にあるものの、何れもΔHc/Hcが0.3以下と低い値を示した。
一方、比較例1−1〜1−6の磁気記録媒体では、何れもHcが30kOe以上の高い値を示したものの、比較例1−4,1−5の磁気記録媒体では、ΔHc/Hcが0.35以上となり、実施例1−1〜1−6の磁気記録媒体に比べて高い値を示した。特に、比較例1−6の磁気記録媒体では、ΔHc/Hcが0.55と著しく高かった。このことは、第1の磁性層105の上に、第2の磁性層106を形成することによって保磁力分散が大幅に低減されることを示している。
次に、実施例1−1〜1−8及び比較例1−1〜1−6の磁気記録媒体について、高分解能透過電子顕微鏡を用いて断面構造の観察を行った。その結果、実施例1−1〜1−8の磁気記録媒体では、第2の磁性層106中に明瞭な格子縞が観察されなかった。このことから、実施例1−1〜1−8の磁気記録媒体では、第2の磁性層106を構成するCoZrB合金が何れも非晶質構造を有していると考えられる。
一方、比較例1−1〜1−6の磁気記録媒体のうち、比較例1−1〜1−3の磁気記録媒体において、第2の磁性層106中に部分的に格子縞が観察された。これは、第2の磁性層106中に結晶質構造の領域と非晶質構造の領域が混在しているためと考えられる。
次に、実施例1−1〜1−8及び比較例1−1〜1−6の磁気記録媒体の表面にパーフルオルポリエーテル系の潤滑剤を塗布した後、図2に示す磁気記録再生装置に組み込んだ。
この磁気記録再生装置は、図2に示すように、磁気記録媒体301と、磁気記録媒体301を回転させるための媒体駆動部302と、磁気記録媒体301に対して記録動作と再生動作とを行う磁気ヘッド303と、磁気ヘッド303を磁気記録媒体301に対して相対移動させるためのヘッド駆動部304と、磁気ヘッド303への信号入力と磁気ヘッド303からの出力信号の再生とを行うための記録再生信号処理系305とから概略構成される。
また、上記磁気記録再生装置に組み込んだ磁気ヘッド303の構造を図3に模式的に示す。この磁気ヘッド303は、主磁極401と、補助磁極402と、磁界を発生させるためのコイル403と、レーザーダイオード(LD)404と、LDから発生したレーザー光Lを近接場発生素子405まで伝達するための導波路406とを備える記録ヘッド407と、一対のシールド408で挟み込まれたTMR素子等の再生素子409とを備える再生ヘッド410とから概略構成されている。
そして、この磁気記録再生装置では、磁気ヘッド303の近接場発生素子405から発生した近接場光を磁気記録媒体301に照射し、その表面を局所的に加熱して上記第1の磁性層105の保磁力を一時的にヘッド磁界以下まで低下させて書き込みを行う。
そして、上記実施例1−1〜1−8及び比較例1−1〜1−6の磁気記録媒体を組み込んだ磁気記録再生装置において、線記録密度1400kFCIの条件で記録動作を行い、信号対雑音比(SNR)とオーバーライト(OW)特性の評価を行った。その評価結果を表2に示す。なお、記録時のLD404への投入パワーは、トラックプロファイルの半値幅と定義した記録トラック幅が70nmとなるように調整した。
Figure 0005938224
表2に示すように、実施例1−1〜1−8の磁気記録媒体を組み込んだ磁気記録再生装置では、何れも12dB以上の高いSNRと、25dB以上の良好なOW特性を示していることがわかる。特に、実施例1−2〜1−6の磁気記録再生装置では、SNRが13dB以上の高い値を示した。これは、保磁力分散が低減されたためと考えられる。
一方、比較例1−1〜1−6の磁気記録媒体を組み込んだ磁気記録再生装置では、何れもSNRが10dB以下の低い値を示しており、OW特性も23dB以下であった。このうち、比較例1−1〜1−3の磁気記録媒体では、保磁力分散が0.3以下と低かったものの、SNRが大幅に低かったのは、上述した第2の磁性層106中に結晶質領域と非晶質領域が混在していたためと考えられる。
以上のことから、CoZrB非晶質合金からなり、このCoZrB非晶質合金中に含まれるZrが6〜16原子%、Bが6〜16原子%となる第2の磁性層106を用いた本発明の磁気記録媒体では、SNRを大幅に改善できることがわかった。
なお、実施例1−2〜1−6の磁気記録媒体では、特にSNRが13dB以上の高い値を示した。これより、第2の磁性層(CoZrB)106中に含まれるZr及びBの合計を16〜28at%の範囲とすることにより、特にSNRが高い磁気記録媒体が得られることがわかった。
[第2の実施例]
(実施例2−1〜2−5)
第2の実施例では、上記図1に示す第1の磁性層105を下部磁性層と上部磁性層との2層構造とした以外は、上記実施例1−3と同様の磁気記録媒体を作製した。また、下部磁性層については、層厚5nmの(Fe−50at%Pt)−45at%Cを形成した。一方、上部磁性層については、層厚5nmの(Fe−50at%Pt)−15mol%SiO(実施例2−1)、(Fe−50at%Pt)−12mol%SiO(実施例2−2)、(Fe−50at%Pt)−12mol%B(実施例2−3)、(Fe−50at%Pt)−10mol%C−12mol%SiO(実施例2−4)、(Fe−50at%Pt)−20mol%C−10mol%BN(実施例2−5)をそれぞれ形成した。
そして、これら実施例2−1〜2−5の磁気記録媒体を組み込んだ磁気記録再生装置において、上記第1の実施例と同様の条件で、SNRとOW特性の評価を行った。その評価結果を表3に示す。
Figure 0005938224
表3に示すように、実施例2−1〜2−5の磁気記録媒体を組み込んだ磁気記録再生装置では、何れも実施例1−3の磁気記録再生装置よりも高いSNRと、32dB以上の良好なOW特性を示していることがわかる。特に、実施例2−4の磁気記録再生装置が最も高いOW特性を示した。
また、実施例2−1〜2−5の磁気記録媒体について、上記第1の実施例と同様の条件で、ΔHc/Hcの測定を行ったところ、何れも0.24以下と低い値を示した。このことから、実施例2−1〜2−5の磁気記録再生装置が実施例1−3の磁気記録再生装置よりも高いSNRを示したのは、ΔHc/Hcが更に低減された結果と考えられる。
以上のことから、上記第1の磁性層105を2層構造とすることによって、SNRとOW特性を更に改善できることがわかった。
[第3の実施例]
(実施例3−1〜3−5)
第3の実施例では、上記図1に示す第2の磁性層106として、層厚10nmのCr−10at%Mn(実施例3−1)、C−20at%Ru(実施例3−2)、Cr−40atMo、Cr−15at%Ti(実施例3−3)、Cr−50at%V(実施例3−4)をそれぞれ形成した以外は、上記実施例1−4と同様の磁気記録媒体を作製した。
そして、これら実施例3−1〜3−5の磁気記録媒体を組み込んだ磁気記録再生装置において、上記第1の実施例と同様の条件で、SNRとOW特性の評価を行った。その評価結果を表4に示す。
Figure 0005938224
表4に示すように、実施例3−1〜3−5の磁気記録媒体を組み込んだ磁気記録再生装置では、何れも実施例1−4の磁気記録再生装置よりも0.5〜1.5dBほど高いSNRと、26dB以上の良好なOW特性を示していることがわかる。
また、実施例3−1〜3−5の磁気記録媒体について、X線回折による測定を行ったところ、全ての磁気記録媒体の第2の下地層103から、BCC(200)ピークのみが観察された。また、第1の磁性層105からは、L1−FePt(001)ピークと、L1−FePt(002)ピークとFCC−FePt(200)ピークの混合ピークのみが観察された。この測定結果から、実施例3−1〜3−5の磁気記録媒体では、第1の磁性層105を構成するL1−FePt合金が良好な規則度を有しながら、(001)配向をとっていることが考えられる。
また、第3の下地層104は、3nmと薄いため、明瞭なピークが観察されなかったものの、第1の磁性層105が良好な(001)配向をとっていることから、この第3の下地層104は、第2の下地層103の上にエピタキシャル成長することによって、(100)配向をとっていると考えられる。
また、L1−FePt(002)ピークとFCC−FePt(200)ピークの混合ピーク強度(I002+I200)に対するL1−FePt(001)ピーク強度I001の比率I001/(I002+I200)は、何れも2.4以上の高い値を示した。一方、実施例媒体1−4の磁気記録媒体については、上記ピーク強度比が2.1であった。このことから、実施例3−1〜3−5の磁気記録媒体では、上記実施例1−4の磁気記録媒体よりも、第1の磁性層105を構成するL1−FePt合金が良好な規則度を有していることがわかる。
また、実施例3−1〜3−5の磁気記録媒体が上記実施例1−4の磁気記録媒体よりも高いSNRを示したのは、上記第2の下地層103にBCC構造を有するCr合金を用いることによって、L1−FePt合金の規則度が改善したためと考えられる。
[第4の実施例]
(実施例4−1〜4−8)
第4の実施例で作製した磁気記録媒体の層構成を図4に示す。
この図4に示す磁気記録媒体を作製する際は、先ず、2.5インチガラス基板201の上に、層厚5nmのCr−50at%Tiからなる接着層202を形成した後、層厚50nmのAg−7at%Pdからなるヒートシンク層203を形成した。さらに、層厚5nmNi−38at%Taからなる第1の下地層204を形成し、280℃の基板加熱を行った後、層厚20nmのCr−10at%Tiからなる第2の下地層205と、層厚2nmのTiCからなる第3の下地層206とを順に形成した。
次に、640℃の基板加熱を行った後、層厚6nmの(Fe45at%Pt−10at%Ag)−35mol%Cからなる下部磁性層207aと、層厚4nmの(Fe45at%Pt−10at%Ag)−10mol%SiO−10mol%BNからなる上部磁性層207bで構成される2層構造の第1の磁性層207と、層厚4nmの第2の磁性層208を形成した。
ここで、第2の磁性層208については、Zrが6〜16at%、Taが6〜16at%となる範囲(本発明の数値範囲)で、それぞれCoZrTaの組成比を変えて形成を行った。
次に、第2の磁性層208の上に、層厚3nmのDLCからなる保護層209を形成することによって、実施例4−1〜4−8の磁気記録媒体を作製した。
(比較例4−1〜4−6)
比較例4−1〜4−6では、上記第2の磁性層208について、下記表4に示すように、上記本発明の数値範囲外となるように、それぞれCoTaBの組成比を変えて形成を行った。それ以外は、実施例4−1〜4−8と同様の磁気記録媒体を作製した。
そして、これら実施例4−1〜4−8及び比較例4−1〜4−5の磁気記録媒体を上記図2に示す磁気記録再生装置に組み込んだ。また、上記図2示す磁気記録再生装置は、上記図3に示す構造の磁気ヘッド303を用いている。
そして、上記実施例4−1〜4−8及び比較例4−1〜4−5の磁気記録媒体を組み込んだ磁気記録再生装置において、線記録密度1600kFCI、トラック密度500kFCI(面記録密度800Gbit/inch)の条件で記録動作を行い、そのエラーレート(BER)の測定を行った。その測定結果を表5に示す。
Figure 0005938224
表5に示すように、実施例4−1〜4−8の磁気記録媒体を組み込んだ磁気記録再生装置では、1×10−5以下の低いエラーレートを示した。一方、比較例4−1〜4−6の磁気記録媒体を組み込んだ磁気記録再生装置では、エラーレートが1×10−3台であった。
また、第2の磁性層(CoZrTa)208中に含まれるZr及びTaの合計が16〜28at%の範囲となる実施例4−2〜4−6の磁気記録媒体では、特にエラーレートが1×10−7と低い値を示した。
したがって、この測定結果から、本発明の磁気記録媒体を組み込んだ磁気記録再生装置では、低いエラーレートが得られることがわかった。
101…ガラス基板 102…第1の下地層 103…第2の下地層 104…第3の下地層 105…第1の磁性層 106…第2の磁性層 107…保護層
201…ガラス基板 202…接着層 203…ヒートシンク層 204……第1の下地層 205…第2の下地層 206…第3の下地層 207…第1の磁性層 207a…下部磁性層 207b…上部磁性層 208…第2の磁性層 209…保護層
301…磁気記録媒体 302…媒体駆動部 303…磁気ヘッド 304…ヘッド駆動部 305…記録再生信号処理系
401…主磁極 402…補助磁極 403…コイル 404…レーザーダイオード(LD) 405…近接場光発生部 406…導波路 407…記録ヘッド 408…シールド 409…再生素子 410…再生ヘッド L…レーザー光

Claims (6)

  1. 少なくとも基板の上に、下地層と、第1の磁性層と、第2の磁性層とが順に積層された構造を有し、
    前記第1の磁性層が、L1構造を有するFePt合金を主成分として含み、且つ、Cを含有する下部磁性層と、L1 構造を有するFePt合金を主成分として含み、且つ、SiO 、TiO 、Cr 、Al 、Ta 、ZrO 、Y 、CeO 、MnO、TiO、ZnO、C、B 、BNのうち少なくとも1種又は複数種を含有する上部磁性層とを順次積層した構造を有し、
    前記第2の磁性層が、Coを主成分として含み、且つ、6〜16原子%のZrと、更に、B、Taのうち少なくとも1種以上の元素とを含有する非晶質合金からなることを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 前記第2の磁性層が、CoZrBの非晶質合金からなり、且つ、この非晶質合金中に含まれるBが6〜16原子%であることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
  3. 前記非晶質合金中に含まれるZr及びBの合計が、16〜28原子%であることを特徴とする請求項2に記載の磁気記録媒体。
  4. 前記第2の磁性層が、CoZrTaの非晶質合金からなり、且つ、この非晶質合金中に含まれるTaが6〜16原子%であることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
  5. 前記非晶質合金中に含まれるZr及びTaの合計が、16〜28原子%であることを特徴とする請求項4に記載の磁気記録媒体。
  6. 請求項1〜の何れか一項に記載の磁気記録媒体と、
    前記磁気記録媒体を記録方向に駆動する媒体駆動部と、
    前記磁気記録媒体を加熱するレーザー発生部と、前記レーザー発生部から発生したレーザー光を先端部へと導く導波路とを有して、前記磁気記録媒体に対する記録動作と再生動作とを行う磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドを前記磁気記録媒体に対して相対移動させるヘッド移動部と、
    前記磁気ヘッドへの信号入力と前記磁気ヘッドからの出力信号の再生とを行う記録再生信号処理系とを備える磁気記録再生装置。
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