JP5411831B2 - 水田作業機 - Google Patents
水田作業機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5411831B2 JP5411831B2 JP2010253192A JP2010253192A JP5411831B2 JP 5411831 B2 JP5411831 B2 JP 5411831B2 JP 2010253192 A JP2010253192 A JP 2010253192A JP 2010253192 A JP2010253192 A JP 2010253192A JP 5411831 B2 JP5411831 B2 JP 5411831B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle speed
- medicine
- open state
- value
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
- Catching Or Destruction (AREA)
Description
すなわち、貯留ホッパーに貯留されている薬剤が供給経路を通して供給されて、回転羽根式の拡散手段によって拡散散布させるように構成され、ソレノイドによって駆動されて供給経路を閉塞する閉状態と供給経路内に薬剤通過用開口を形成する開状態とにわたりスライド移動自在なシャッター部材が備えられて、乗用型田植機に保持されている植付け対象苗における複数株の苗を送り出し供給する動作に同調させて、シャッター部材を一定時間開状態に操作するように構成され、さらに、シャッター部材のソレノイドに対する取り付け位置を変更調整することにより、シャッター部材が開状態に操作されるときの薬剤の供給量を変更調整することができるように構成されたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
前記薬剤散布装置が、貯留ホッパーの下部出口から供給経路を通して供給される薬剤を拡散散布する拡散手段と、前記供給経路を閉塞する閉状態と前記供給経路内に薬剤通過用開口を形成する開状態とにわたりスライド移動自在なシャッター部材と、そのシャター部材を前記閉状態と前記開状態とに切り換えるアクチュエータとを備えて構成され、
前記アクチュエータの作動を制御する制御手段と、前記走行機体の車速を検出する車速検出手段とが備えられ、
前記制御手段が、前記閉状態を維持する時間と前記開状態を維持する時間とを合せた周期が一定となるように前記閉状態と前記開状態とに交互に切り換える形態で、且つ、前記車速検出手段にて検出される車速が大であるほど前記開状態を維持する時間の比率を大にする形態で、前記アクチュエータの作動を制御するように構成されている点にある。
つまり、車速に応じて薬剤散布量が変化するものとなり、車速が変化しても、走行機体が単位距離走行する間に散布される薬剤の量が略同じになるように調整することが可能となる。
車速が作業状態判定用の下限値未満であるときは、作業開始位置を微調節するために低速で移動走行したり、畦と圃場との間での出入りのために低速で移動走行する等、水田作業を行わないで走行している状態であるから、このような場合には、シャッター部材を閉状態に維持することで薬剤散布が行われることがなく、薬剤の無駄な消費を抑制できる。
図1に示すように、乗用型田植機は、操向操作自在な左右一対の前輪1及び左右一対の後輪2を備えた走行機体3の前部側に、エンジン4及びミッションケース5を備え、走行機体3の中央部にステアリングハンドル6等を装備した操縦部7と運転座席8とを備えて構成され、又、走行機体3の左右両側に予備苗のせ台9が配設されている。走行機体3の後方には、リフトシリンダ10の操作によりリンク機構11を介して昇降操作自在に苗植付装置12が連結され、その苗植付装置12の後方に、例えば除草剤等の薬剤を散布する薬剤散布装置13が備えられている。図2に示すように、苗植付装置12は4条植型式に構成されている。ミッションケース5には、変速レバー16を操作することにより変速操作される静油圧式の無段変速装置(図示せず)が備えられている。
又、苗植付装置12には、苗のせ台20が左右に一定ストロークで往復横送り駆動自在に備えられており、苗のせ台20がストロークエンドに達する毎に、載置された苗を所定量だけ下方に送るベルト式の縦送り装置21が苗のせ台20に備えられている。
図1〜図3に示すように、薬剤散布装置13は、苗植付け状態において田面から設定距離上方に位置する状態で、2個の伝動ケース15から固定立設した支柱23に支持される構成となっている。そして、図4及び図5に示すように、薬剤散布装置13は、薬剤を貯留する貯留部としての貯留ホッパー24と、その貯留ホッパー24の下部に位置して貯留される薬剤を繰り出す繰出し手段としての繰出し機構25と、繰り出されて供給経路としての案内通路26を通して落下供給される薬剤を拡散させる回転式の拡散手段としての拡散放出機構27と、繰出し機構25の作動を制御するための電気制御ユニット28とを備えて構成されている。
この構成では、薬剤通過用の開口31の下方側では、シャッター部材33だけが存在しており、シャッター部材33の下方には他の部材が存在しないので、薬剤が詰まり難い構成となっている。
ソレノイド収納室40側の筒部30の側壁には、シャッター部材33と開口形成板32とを挿通するためのスリット孔43が形成されている。このスリット孔43の上側には、開口形成板32とシャッター部材33とを水平姿勢で保持するための幅広案内部44が形成されており、この幅広案内部44の上面には、薬剤通過用の開口31に向かうほど下方に傾斜する傾斜面45が全幅にわたって形成されている。又、スリット孔43の上側における幅方向両側部には、開口形成板32の浮き上がりを防止する両側ガイド部46が形成されている。
説明を加えると、上述したように、受止め体51における回転軸芯Yを含むその周囲の領域は周方向全域にわたって拡散用羽根体52が存在しない羽根無し領域Qとして形成されるが、図6に示すように、案内通路26の下端の出口54が平面視で羽根無し領域Qに対応する位置に設けられている。さらに説明すると、案内通路26の下端の出口54は、羽根無し領域Qにおける最も径方向外方側に位置する箇所に対応する位置に設けられている。
薬剤の拡散放出方向(開き角度)を変更調整するにあたって、ボルトBoの緩み操作により位置調整する構成に代えて、拡散方向調整板59,60を、天井壁部58Aに対して縦軸芯周りで回動自在に且つ摩擦により位置保持する状態で取り付け、手動操作にて摩擦保持力に抗して位置変更可能に構成するものでもよい。
制御装置66は、マイクロコンピュータからなり、閉状態を維持する時間と開状態を維持する時間とを合せた周期が一定となるように閉状態と開状態とに交互に切り換える形態で、且つ、車速センサ68にて検出される車速が大であるほど開状態を維持する時間の比率を大にする形態で、ソレノイド34の作動を制御するように構成されている。
制御装置66には、図12に示すような車速Vxの変化に対する開時間比率Pxの相関関係が予め設定されて記憶されている。
図12(a)は、散布量調整器69が変更操作可能な操作範囲の最大位置に操作された状態における車速Vxと開時間比率Pxとの相関関係であり、図12(b)は、散布量調整器69が変更操作可能な操作範囲の中間位置に設定された状態における車速Vxと開時間比率Pxとの相関関係である。
要するに、散布量調整器69が操作されると、車速Vxが最大車速にあるときの開時間比率Pxの目標値として設定できる範囲の上限値(図12で示す直線の右側端部の値)が無段階に変更され、車速Vxと開時間比率Pxとの相関関係が変化することになる。
このように車速Vxが大であるほど開時間比率Pxを大にする形態でソレノイド34の作動を制御することにより、機体進行方向に沿う苗の植付け間隔を変更させることがあっても、圃場の単位面積当たりの薬剤の散布量を一定に維持することができる。
(1)上記実施形態では、上記実施形態では、開口形成板32とシャッター部材33とにより、薬剤通過用の開口31を開閉させる構成としたが、このような構成に代えて、次の〈a〉〈b〉に記載するような構成としてもよい。
例えば、図19に示すように、開口面積調整機構76は、薬剤通過用の開口31に対して重なる状態でスライド調整板77を備え、このスライド調整板77をネジ送り機構78により少量ずつ位置を変更させることで薬剤通過用の開口31の開口面積を微調節する構成である。
13 薬剤散布装置
24 貯留ホッパー
26 供給経路
27 拡散手段
31 薬剤通過用開口
33 シャッター部材
34 アクチュエータ
66 制御手段
68 車速検出手段
69 調整手段
76 開口面積調整機構
Px 開状態を維持する時間の比率
Ps 基準値
Pmax 設定上限値
L1、L2 開口幅
Vx 車速
Vs1 作業状態判定用の下限値
Vs2 低速作業用領域判定用の上限値
Claims (7)
- 走行機体の後部に薬剤散布装置が備えられている水田作業機であって、
前記薬剤散布装置が、貯留ホッパーの下部出口から供給経路を通して供給される薬剤を拡散散布する拡散手段と、前記供給経路を閉塞する閉状態と前記供給経路内に薬剤通過用開口を形成する開状態とにわたりスライド移動自在なシャッター部材と、そのシャッター部材を前記閉状態と前記開状態とに切り換えるアクチュエータとを備えて構成され、
前記アクチュエータの作動を制御する制御手段と、前記走行機体の車速を検出する車速検出手段とが備えられ、
前記制御手段が、前記閉状態を維持する時間と前記開状態を維持する時間とを合せた周期が一定となるように前記閉状態と前記開状態とに交互に切り換える形態で、且つ、前記車速検出手段にて検出される車速が大であるほど前記開状態を維持する時間の比率を大にする形態で、前記アクチュエータの作動を制御するように構成されている水田作業機。 - 前記制御手段が、前記車速検出手段にて検出される車速が作業状態判定用の下限値未満であれば、前記閉状態を維持するように前記アクチュエータの作動を制御するように構成されている請求項1記載の水田作業機。
- 前記制御手段が、前記車速検出手段にて検出される車速が、前記作業状態判定用の下限値以上であり、且つ、低速作業用領域判定用の上限値未満であれば、前記開状態を維持する時間の比率の目標値を予め設定した基準値に設定して、前記アクチュエータの作動を制御するように構成されている請求項2記載の水田作業機。
- 前記制御手段が、前記車速検出手段にて検出される車速が、前記低速作業用領域判定用の上限値以上であれば、前記開状態を維持する時間の比率の目標値を、前記基準値を最低値とし予め設定した設定上限値を最大値として前記車速検出手段にて検出される車速が大であるほど大となるように比例して変化する形態で定めて、前記開状態を維持する時間の比率が前記目標値になるように、前記アクチュエータの作動を制御するように構成されている請求項3記載の水田作業機。
- 前記開状態を維持する時間の比率の目標値に対する設定上限値を変更調整自在な手動操作式の調整手段が備えられている請求項4記載の水田作業機。
- 前記供給経路内に形成される前記薬剤通過用開口が、前記シャッター部材のスライド移動方向に沿う開口幅よりもスライド移動方向と直交する方向に沿う開口幅が大となる横長形状である請求項1〜5のいずれか1項に記載の水田作業機。
- 前記薬剤通過用開口の開口面積を変更調整自在な開口面積調整機構が備えられている請求項1〜6のいずれか1項に記載の水田作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010253192A JP5411831B2 (ja) | 2010-11-11 | 2010-11-11 | 水田作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010253192A JP5411831B2 (ja) | 2010-11-11 | 2010-11-11 | 水田作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012100607A JP2012100607A (ja) | 2012-05-31 |
JP5411831B2 true JP5411831B2 (ja) | 2014-02-12 |
Family
ID=46391841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010253192A Active JP5411831B2 (ja) | 2010-11-11 | 2010-11-11 | 水田作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5411831B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112913421B (zh) * | 2021-01-27 | 2023-05-02 | 山东省农业机械科学研究院 | 一种电驱式精量定位排肥器、设备及方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2639688B2 (ja) * | 1988-05-08 | 1997-08-13 | 三菱農機株式会社 | 施肥方法 |
JP2946974B2 (ja) * | 1992-11-04 | 1999-09-13 | 井関農機株式会社 | 作業機制御装置 |
JP3940515B2 (ja) * | 1998-02-24 | 2007-07-04 | ヤマト農磁株式会社 | 田植機搭載型農薬散布装置 |
JP4389116B2 (ja) * | 2000-07-27 | 2009-12-24 | 井関農機株式会社 | 薬剤散布量制御装置 |
JP3587782B2 (ja) * | 2001-01-11 | 2004-11-10 | 株式会社クボタ | 苗植付装置 |
JP2007000761A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Kioritz Corp | 農薬噴霧装置及び噴霧装置 |
JP5519918B2 (ja) * | 2008-09-30 | 2014-06-11 | 株式会社クボタ | 散布作業機 |
-
2010
- 2010-11-11 JP JP2010253192A patent/JP5411831B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012100607A (ja) | 2012-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5735261B2 (ja) | 薬剤散布装置 | |
JP5411831B2 (ja) | 水田作業機 | |
JP4944996B1 (ja) | 粉粒体散布装置 | |
JP4892104B1 (ja) | 粉粒体散布装置 | |
JP3940515B2 (ja) | 田植機搭載型農薬散布装置 | |
JP5054835B1 (ja) | 作業車用の電源供給装置 | |
JP2016185137A (ja) | 水田作業機 | |
JP5698015B2 (ja) | 水田作業機 | |
JP5702176B2 (ja) | 乗用型田植機 | |
JP5498409B2 (ja) | 粉粒体散布装置 | |
JP2013081486A (ja) | 苗植機 | |
JP5258933B2 (ja) | 作業車用のソレノイド駆動装置 | |
JP5735356B2 (ja) | 作業車用の電源供給装置 | |
JP2017099290A (ja) | 作業車両 | |
JP2012161246A (ja) | 粉粒体散布装置 | |
JP3922960B2 (ja) | 田植機用の薬剤散布装置 | |
JP3715622B2 (ja) | 田植機搭載式散布機 | |
KR20180103171A (ko) | 이앙기 | |
JP3922959B2 (ja) | 田植機用の薬剤散布装置 | |
JP2003304793A5 (ja) | ||
KR20140076236A (ko) | 비료 살포기 | |
KR101649007B1 (ko) | 작업차용의 솔레노이드 구동 장치 및 전원 공급 장치 | |
JP6988870B2 (ja) | 移植機 | |
JP2518771Y2 (ja) | 田植機 | |
KR20180103169A (ko) | 이앙기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130325 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131007 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131010 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131108 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5411831 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |