JP5735261B2 - 薬剤散布装置 - Google Patents
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Description
それに対して、第6特徴構成によれば、規制用縦壁の回転方向上手側端部に備えられる調整板が他方の調整板よりも長尺に形成されているから、多めに偏った状態で拡散放出され易い前記他の領域の周方向下手側、言い換えると、規制用縦壁の回転方向上手側端部に備えられる調整板が作用する箇所では、長尺状の調整板により放出される薬剤を受止めて多めに偏った状態で拡散放出されることを抑制することができ、薬剤の偏りをできるだけ解消して偏りの少ない状態にすることが可能となるのである。
図1に示すように、乗用型田植機は、操向操作自在な左右一対の前輪1及び左右一対の後輪2を備えた走行機体3の前部側に、エンジン4及びミッションケース5を備え、走行機体3の中央部にステアリングハンドル6等を装備した操縦部7と運転座席8とを備えて構成され、又、走行機体3の左右両側に予備苗のせ台9が配設されている。走行機体3の後方には、リフトシリンダ10の操作によりリンク機構11を介して昇降操作自在に苗植付装置12が連結され、その苗植付装置12の後方に、例えば除草剤等の薬剤を散布する薬剤散布装置13が備えられている。図2に示すように、苗植付装置12は4条植型式に構成されている。ミッションケース5には、変速レバー16を操作することにより変速操作される静油圧式の無段変速装置(図示せず)が備えられている。
又、苗植付装置12には、苗のせ台20が左右に一定ストロークで往復横送り駆動自在に備えられており、苗のせ台20がストロークエンドに達する毎に、載置された苗を所定量だけ下方に送るベルト式の縦送り装置21が苗のせ台20に備えられている。
図1〜図3に示すように、薬剤散布装置13は、苗植付け状態において田面から設定距離上方に位置する状態で、2個の伝動ケース15から固定立設した支柱23に支持される構成となっている。そして、図4及び図5に示すように、薬剤散布装置13は、薬剤を貯留する貯留部としての貯留ホッパー24と、その貯留ホッパー24の下部に位置して貯留される薬剤を繰り出す繰出し手段としての繰出し機構25と、繰り出されて供給経路としての案内通路26を通して落下供給される薬剤を拡散させる回転式の拡散手段としての拡散放出機構27と、繰出し機構25の作動を制御するための電気制御ユニット28とを備えて構成されている。
この構成では、薬剤通過用の開口31の下方側では、シャッター部材33だけが存在しており、シャッター部材33の下方には他の部材が存在しないので、薬剤が詰まり難い構成となっている。
ソレノイド収納室40側の筒部30の側壁には、シャッター部材33と開口形成板32とを挿通するためのスリット孔43が形成されている。このスリット孔43の上側には、開口形成板32とシャッター部材33とを水平姿勢で保持するための幅広案内部44が形成されており、この幅広案内部44の上面には、薬剤通過用の開口31に向かうほど下方に傾斜する傾斜面45が全幅にわたって形成されている。又、スリット孔43の上側における幅方向両側部には、開口形成板32の浮き上がりを防止する両側ガイド部46が形成されている。
説明を加えると、上述したように、受止め体51における回転軸芯Yを含むその周囲の領域は周方向全域にわたって拡散用羽根体52が存在しない羽根無し領域Qとして形成されるが、図6に示すように、案内通路26の下端の出口54が平面視で羽根無し領域Qに対応する位置に設けられている。さらに説明すると、案内通路26の下端の出口54は、羽根無し領域Qにおける最も径方向外方側に位置する箇所に対応する位置に設けられている。
薬剤の拡散放出方向(開き角度)を変更調整するにあたって、ボルトBoの緩み操作により位置調整する構成に代えて、拡散方向調整板59,60を、天井壁部58Aに対して縦軸芯周りで回動自在に且つ摩擦により位置保持する状態で取り付け、手動操作にて摩擦保持力に抗して位置変更可能に構成するものでもよい。
(1)上記実施形態では、開口形成板32とシャッター部材33とにより、薬剤通過用の開口31を開閉させる構成としたが、このような構成に代えて、次の〈a〉〈b〉に記載するような構成としてもよい。
例えば左右の拡散方向調整板が同じ長さであれば、反時計周りで駆動回転される拡散用羽根体52によって左側の方が右側より多くの薬剤が外方に放出され易く偏りが発生するおそれがあるが、左側に位置する拡散方向調整板60を長尺にすることで、左側に放出される薬剤の量を少なめに抑制して薬剤の偏りを少なくすることができる。
又、散布面積を異ならせるために、圃場条件が異なる毎に、受止め体51の外形が異なるものを用いるようにしてもよい。
又、上記実施形態では、案内通路26が、薬剤を落下供給するように縦向きに形成されるものを示したが、例えば、斜め方向に沿って薬剤を滑らせて供給するような形状の案内通路であってもよい。
25 繰出し手段
26 案内通路
27 回転式拡散手段
33 シャッター部材
34 繰出し操作用のアクチュエータ
41 回転操作用のアクチュエータ
51 受止め体
51A 受止め面
52 拡散用羽根体
54 出口
58B 規制用縦壁
59,60 調整板
Q 羽根無し領域
Y 回転軸芯
Claims (6)
- 貯留部に貯留される薬剤を繰り出す繰出し手段と、その繰出し手段から繰り出されて案内通路を通して落下供給される薬剤を拡散させる回転式拡散手段とが備えられ、
前記回転式拡散手段が、横向き姿勢の受止め面を備えるとともに縦向きの回転軸芯周りで駆動回転される受止め体と、その受止め体の前記受止め面に立設された拡散用羽根体とを備えて構成されている薬剤散布装置であって、
前記受止め体の前記受止め面における外端縁よりも前記回転軸芯側に寄った箇所に、周方向全域にわたって前記拡散用羽根体が存在しない羽根無し領域が形成され、
前記拡散用羽根体が、周方向に沿って分散配置される状態で且つ前記受止め体における前記回転軸芯から径方向外方側に寄った状態で放射状に複数備えられ、
前記受止め体における前記回転軸芯を含むその周囲の領域が前記羽根無し領域として形成され、
前記案内通路が前記受止め体における前記羽根無し領域に薬剤を案内するように形成され、且つ、前記案内通路の内面に、前記繰出し手段にて繰り出された薬剤を前記羽根無し領域に向けて径方向内方側に流下案内する傾斜面が形成され、
前記繰出し手段が、前記案内通路を閉塞する閉状態と前記案内通路を開放する開状態とにわたりスライド移動自在で、且つ、閉状態から開状態に切り換わるときに前記案内通路における前記羽根無し領域側の箇所を先に開放するシャッター部材を備えている薬剤散布装置。 - 前記受止め面が前記回転軸芯側ほど下方に位置する中凹み状の傾斜面に形成されている請求項1記載の薬剤散布装置。
- 前記案内通路が、前記繰出し手段側の開口面積を出口側の開口面積より大にする形態で形成されている請求項1又は2記載の薬剤散布装置。
- 前記受止め体の下方が開放された状態となっている請求項1〜3のいずれか1項に記載の薬剤散布装置。
- 前記受止め体を縦軸芯周りで回転駆動する回転操作用のアクチュエータが、前記受止め体の上方に位置する状態で備えられ、
前記繰出し手段に備えられた繰出し操作用のアクチュエータが、前記回転操作用のアクチュエータの横側箇所に位置する状態で備えられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の薬剤散布装置。 - 前記受止め体における周方向の一部の領域から薬剤が外方に拡散放出されるのを規制する規制用縦壁が備えられ、且つ、
この規制用縦壁の両側部の夫々に、前記受止め体における周方向の他の領域から外方に拡散放出される薬剤の拡散放出方向を調整する調整板が備えられ、
前記各調整板のうち前記規制用縦壁の回転方向上手側端部に備えられる調整板が他方の調整板よりも長尺に形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の薬剤散布装置。
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