JPH0647581Y2 - 農用薬剤散布装置 - Google Patents

農用薬剤散布装置

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JPH0647581Y2
JPH0647581Y2 JP15982488U JP15982488U JPH0647581Y2 JP H0647581 Y2 JPH0647581 Y2 JP H0647581Y2 JP 15982488 U JP15982488 U JP 15982488U JP 15982488 U JP15982488 U JP 15982488U JP H0647581 Y2 JPH0647581 Y2 JP H0647581Y2
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drug
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spraying
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JP15982488U
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康也 中尾
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主として田植機に搭載されて田植え作業と同時
に或いは別個に薬剤散布を行うことのできる農用薬剤散
布装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の農用薬剤散布装置においては、植付幅一
杯に散布することを主眼において、繰出し機構から供給
される薬剤を圃面上に案内散布するフード状の案内機構
を設けて、この案内機構を繰出し機構とともに田植機に
固着していた(例えば実公昭54−17616号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしこの場合には薬剤散布装置を使用する形態として
は田植作業時に限定され、しかも、その散布位置も植付
面に限定されるので、用途が限られていた。
本考案の目的は例えば畦面上にも薬剤散布を行えるよう
に多用途化の図れる農用薬剤散布装置を提供する点にあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は、 薬剤貯留タンクからの薬剤を所定量づつ取り出す取出
し部材を備えた繰出し機構と、この繰出し機構から送り
出される薬剤をガイド体に沿わせて圃面上に案内散布す
る案内機構とを備える点と、 案内機構を、繰出し機構を支持する支持フレームに装
着するとともに、その案内機構の支持フレームに対する
装着位置を散布横幅方向に移動可能な移動調節機構を設
ける点と、 案内機構におけるガイド体の薬剤放出開口部の横幅を
設定変更可能な開口幅可変機構を設けてある点と、 にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
特徴構成によれば、繰り出され薬剤を圃面上に導くも
のである案内機構を散布横幅方向に移動可能であるか
ら、例えば、第4図に示すように、案内機構(32)を横
移動端に移動位置させて畦面上に対して薬剤散布できる
とか、薬剤散布幅は変えずにその散布領域全体を横方向
に偏らせるといった具合に、圃場状況に応じて、あるい
は意図的に散布域を横にずらすといった融通性に富む使
い方が可能になる。
そして、特徴構成によれば薬剤放出開口部の横幅を変
更できるので、横幅全域に亘る幅広い散布の他に、例え
ば散布横幅を右半分にするとか、左端部分だけに限定さ
せるといった使い方が可能になり、具体的には、図4に
示すように、畦面上だけに限って薬剤散布を行うことも
可能になる。又、横幅の可変機構の具体例としては、第
1図、第3図に示すように、複数のシャッタ(21)の選
択開閉によって散布横幅を幾通りにも変化させることが
考えられる。
〔考案の効果〕
従って、案内機構を左右に横移動させる構造と開口幅を
変更できる構造とを設けるだけの比較的簡単な改造で、
例えば、畦面上への散布や畦面上に位置させた育苗箱等
への薬剤散布が行える等用途の拡大が可能になるととも
に、圃場における指定条にのみ薬剤散布させるといった
具合に、開口横幅の可変によって必要箇所だけに限った
薬剤散布が行える等、使い勝手の良さも備えることがで
きた。
〔実施例〕
第5図に乗用型田植機の後部が示され、図示しない走行
機体の後方に、施肥装置(2)や薬剤散布装置(3)が
付設された苗植付装置(1)が連設されている。
苗植付装置(1)は、本機より動力を受けるべく昇降リ
ンク機構(4)に連結されたフィードケース(5)、こ
のフィードケース(5)より後方に延出された植付ケー
ス(6)、この植付ケース(6)の後端に軸支された苗
植付機構(7)、植付作動に伴って左右往復横移動する
苗のせ台(8)、接地フロート(9)等から構成されて
いる。施肥装置(2)は、肥料貯留タンク(10)、肥料
繰出し機構(11)、繰出し肥料を作溝器(13)に導く流
下パイプ(12)等から構成され、肥料繰出し機構(11)
の駆動アーム(15)と苗植付機構(7)の揺動アーム
(7a)とを連結ロッド(16)で連結してあり、植付と同
期した動力で駆動される。
第1図に示すように、薬剤散布装置(3)は、薬剤貯留
タンク(17)と、薬剤貯留タンク(17)からの薬剤を送
り出す繰出し機構(18)と、繰出し機構(18)から落下
供給される薬剤をその回転力で水平方向に飛散させるよ
うに縦向き軸心周りで駆動回転する回転体(19)と、回
転体(19)によって非算された薬剤を所定位置に案内す
るフード条の案内機構(20)とからなる。
第2図に示すように、繰出し機構(18)は、円周方向に
多数の貫通孔(18a)を備えて、薬剤貯留タンク(17)
からの薬剤を所定量づつ取り出すための取出し部材とし
ての回転円板(18A)と、これを回転駆動する駆動モー
タ(23)とからなり、薬剤貯留タンク(17)のラッパ状
排出口からの薬剤を貫通孔(18a)内に、繰出し機構(1
8)用ケースの底面との協働で受止め、回転体(19)上
方の排出円筒よりその回転面に放出する。又、回転体
(19)も専用モータ(30)で駆動されている。
前記案内機構(20)は、第3図に示すように、フードケ
ース〔ガイド体に相当〕(20A)の後面に3つの遮蔽壁
(20a),(20a),(20a)を設け、回転体(19)によ
ってはね飛ばされた薬剤を夫々遮蔽壁(20a),(20
a),(20a)で受止め圃面に落下させることによって、
薬剤散布横幅に亘って均等に散布すべく構成してある。
このフードケース(20A)の下端に、散布横幅を複数に
分割して夫々の散布開口を開閉する複数個の手動式開閉
シャッタ(21)を摺動可能に装着し、各々の開閉シャッ
タ(21)を独立して開閉することによって、ガイド体
(20A)の薬剤放出開口部の横幅を可変設定可能な開口
幅可変機構(21)が構成されている。
そして、このシャッタ(21)よりも更にフードケース
(20A)の下端側に、フードケース(20A)からの、散布
薬剤を受けて、狭い区域に限定して薬剤を誘導するガイ
ドケース(22)を設け、このガイドケース(22)を散布
横幅方向に移動可能に吊上げ支持してある。このガイド
ケース(22)内には内部空間を縦割にする仕切壁(22
a)を設けて、薬剤の均一な散布を行う構成となってい
る。
次に、薬剤散布装置(3)の散布横幅方向に移動させる
移動調節機構(32)について説明する。第1図及び第4
図に示すように、この薬剤散布装置(3)全体を支持す
べく前記左右の植付ケース(6)より施肥装置(2)の
繰出し機構(11)を支持すべく延出された支持フレーム
(24)を更に後方に延出し、前後向き姿勢の左右一対の
前記支持フレーム(24),(24)の後端に亘って横向き
の連結フレーム(25)を架設して、薬剤散布装置の架設
架台を構成する。連結フレーム(25)はチャンネル状の
フレームであり、後記する転動輪(2b)を上下より挟み
込み保持するガイドレール機能を有する。
つまり、薬剤散布装置(3)の繰出し機構(18)用ケー
スからガイドレール(25)に向けてブラケット(28)を
延出するとともに、このブラケット(28)の先端に固定
軸(27)を介して転動輪(26)をベアリング支持してあ
る。この転動輪(26)は左右二つある。一方、ブラケッ
ト(28)の上端側はガイドフレーム(25)より上方に立
上げ形成された固定フレーム(29)にボルト(31)を介
して取付固定される。
従って、左右一対の転動輪(26),(26)とボルト(3
1)とによって薬剤散布装置(3)を片持状に支持す
る。そして、固定フレーム(29)側のボルト貫通孔(29
a)は横長い長穴であり、ナットを緩めて薬剤散布装置
(3)を手押し操作すると、薬剤散布装置(3)が薬剤
散布方向に横移動可能である。以上、ガイドレール(2
5)、転動輪(26),(26)等を薬剤散布装置(3)の
散布横幅方向に移動可能な移動調節機構(32)と称す
る。
ここで、第3図及び第4図に示すように、前述したボル
ト(31)の締め付けを緩めて薬剤散布装置(3)を押し
操作して、薬剤散布装置(3)を左側に寄せるととも
に、ガイドケース(22)を畦上に位置するように横摺動
させ、かつ、このガイドケース(22)の上方に位置する
シャッタ(21)を開状態にし、他のシャッタ(21)を閉
塞状態に維持することによって、畦面だけに薬剤を散布
することができる。
〔別実施例〕 薬剤散布装置(3)を散布横幅方向に移動させる機構
(32)とは、油圧シリンダや電動ネジ機構等のアクチュ
エータを採用してもよい。
薬剤散布装置(3)の少なくとも案内機構(20)だけ
を左右に移動可能な構成であればよい。
移動調節機構(32)と開口幅可変機構(21)とで、畦
上等におかれた育苗箱等に散布することができる。
開口幅可変機構(21)としては他の構造を採用しても
よく、それらをアクチュエータで駆動する自動開閉構造
のものにしても良い。
薬剤散布装置(3)専用のものでもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は薬剤散布装置を示す一部切欠側面図、第2図は
薬剤散布装置の繰出し機構を示す縦断側面図、第3図及
び第4図は夫々畦上に薬剤を散布すべく横移動した状態
を示す平面図と背面図、第5図は田植機の苗植付装置の
側面図である。 (17)……薬剤貯留タンク、(18)……繰出し機構、
(18A)……取出し部材、(20)……案内機構、(20A)
……ガイド体、(21)……開口幅可変機構、(24)……
支持フレーム、(32)……移動調節機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】薬剤貯留タンク(17)からの薬剤を所定量
    づつ取り出す取出し部材(18A)を備えた繰出し機構(1
    8)と、この繰出し機構(18)から送り出される薬剤を
    ガイド体(20A)に沿わせて圃面上に案内散布する案内
    機構(20)とを備え、この案内機構(20)を、前記繰出
    し機構(18)を支持する支持フレーム(24)に装着する
    とともに、その案内機構(20)の前記支持フレーム(2
    4)に対する装着位置を散布横幅方向に移動可能な移動
    調節機構(32)を設け、かつ、前記ガイド体(20A)の
    薬剤放出開口部の横幅を設定変更可能な開口幅可変機構
    (21)を設けてある農用薬剤散布装置。
JP15982488U 1988-12-07 1988-12-07 農用薬剤散布装置 Expired - Lifetime JPH0647581Y2 (ja)

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JPH0281658U JPH0281658U (ja) 1990-06-25
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JP2548456B2 (ja) * 1990-12-14 1996-10-30 株式会社クボタ 薬剤供給装置付き田植機
JP2543004Y2 (ja) * 1991-01-14 1997-08-06 ヤンマー農機株式会社 乗用田植機装着の薬剤散布機の散布カバー

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JPH0281658U (ja) 1990-06-25

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