JP5411173B2 - 建設機械の旋回フレーム - Google Patents

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本発明は、例えば油圧ショベル等の上部旋回体に好適に用いられる建設機械の旋回フレームに関する。
一般に、油圧ショベル等の建設機械は、下部走行体と、該下部走行体上に旋回輪を介して旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に設けられ土砂の掘削作業等を行う作業装置とにより構成されている。前記上部旋回体は、支持構造体として形成された旋回フレームを有し、この旋回フレーム上には、内部に運転室を画成するキャブと、該キャブの後側に配置され内部に原動機等が収容される機械室を画成する外装カバーと、該外装カバーの後側に配置され前記作業装置に対する上部旋回体の重量バランスをとるカウンタウエイト等とが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
この種の従来技術による旋回フレームは、前記下部走行体上に旋回輪を介して旋回可能に設けられるセンタフレームと、該センタフレームの後端側に接合して設けられ上側に前記原動機およびカウンタウエイトが搭載されるテールフレームとを備えている。前記センタフレームは、センタ底板上に前,後方向に延びて立設され互いに左,右方向に離間した左,右の前縦板を有し、前記テールフレームは、テール底板上に前,後方向に延びて立設され互いに左,右方向に離間した左,右の後縦板を有している。
該左,右の後縦板には、それぞれの後端側に位置し前記カウンタウエイトが取付けられる左,右のウエイト取付部と、該各ウエイト取付部の前側に位置し前記原動機が取付けられる左,右の取付台座とが設けられている。また、前記左,右の後縦板は、その前端側を左,右の前縦板の後端側に接合して設け、両者の接合部の上端にはそれぞれ上フランジを設けて断面I字形のビーム構造に形成している。この場合、各上フランジは左,右の後縦板の後端位置まで延びて形成され、これにより前記左,右のウエイト取付部も同様に断面I字形のビーム構造に形成されている。
特許第2613141号公報
ところで、上述した従来技術では、左,右の後縦板を前,後方向に直線状に延びる板材により形成し、これらの板材に対し前記取付台座を合計4個接合して設ける構成としている。しかし、搭載する原動機の種類によっては、左,右の取付台座間の間隔が小さく、例えば原動機の下面側に設けるオイルパン等を左,右の後縦板の間に収めることができないという問題がある。
特に、従来技術にあっては、前記左,右の後縦板の上端にそれぞれ上フランジを設けて断面I字形のビーム構造に形成しているため、原動機を搭載する上で前記上フランジが邪魔になり、搭載スペースを確保できないという問題がある。一方、上フランジを廃止した場合には、旋回フレームとしての強度を確保するために左,右の後縦板を厚い板材で形成せざるを得ず、全体の重量が増加してしまう。このため、旋回フレームとしての十分な強度を確保しつつ、軽量化を図るということは大きな検討課題となっている。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、左,右の取付台座間の間隔を大きくできる上に、強度を確保しつつ、軽量化も図ることができるようにした建設機械の旋回フレームを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、下部走行体上に旋回輪を介して旋回可能に設けられるセンタフレームと、該センタフレームの後端側に接合して設けられ上側に原動機およびカウンタウエイトが搭載されるテールフレームとを備え、前記センタフレームは、前記下部走行体上に前記旋回輪を介して取付けられるセンタ底板と、該センタ底板上に前,後方向に延びて立設され互いに左,右方向に離間した左,右の前縦板とを有し、前記テールフレームは、前記センタ底板の後端側に接合され前,後方向に延びたテール底板と、該テール底板上に前,後方向に延びて立設され互いに左,右方向に離間した左,右の後縦板とを有し、前記左,右の後縦板には、その後端側に位置し前記カウンタウエイトが取付けられる左,右のウエイト取付部と、該左,右のウエイト取付部の前側に位置し前記原動機が取付けられる左,右の後取付台座と、該左,右の後取付台座の前側に位置し前記原動機が取付けられる左,右の前取付台座とを設けてなる建設機械の旋回フレームに適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記テールフレームの前記左,右の後縦板のうち一方の後縦板は、前部側で他方の後縦板との間の間隔が小さく、後部側で前記他方の後縦板との間の間隔が大きくなるように前,後方向の中間部位に折曲げ部を設ける構成とし、前記一方の後縦板は、その前端側を前記左,右の前縦板のうち一方の前縦板の後端側に接合して設け、両者の接合部の上端には短尺な前上フランジを設ける構成としたことにある。
また、請求項2の発明によると、前記左,右の前取付台座のうち一方の前取付台座は、前記折曲げ部の位置で前記一方の後縦板に接合して設け、前記左,右の後取付台座のうち一方の後取付台座は、前記折曲げ部よりも後側の位置で前記一方の後縦板に接合して設ける構成としている。
また、請求項3の発明によると、前記一方の前縦板と一方の後縦板とは、前記接合部の位置で左,右方向に互いに重合せて当該重合部分を溶接により接合する構成とし、前記短尺な前上フランジは両者の重合部分を上側から覆う構成としている。
また、請求項4の発明によると、前記左,右のウエイト取付部のうち一方のウエイト取付部の上端には、前記短尺な前上フランジとは別の後上フランジを設け、前記短尺な前上フランジと後上フランジとの間では、前記一方の後縦板の上端を外部に露出させる構成としている。
さらに、請求項5の発明によると、前記左,右の前取付台座および後取付台座のうち左,右方向の一方側に位置する前,後の取付台座は、前記左,右の後縦板間に位置して前記一方の後縦板側に設け、左,右方向の他方側に位置する前,後の取付台座は、前記左,右の後縦板間の外側に位置して前記他方の後縦板側に設ける構成としている。
上述の如く、請求項1の発明によれば、テールフレームの左,右の後縦板のうち一方の後縦板には、前,後方向の中間部位に折曲げ部を設けることにより、左,右の後縦板間の間隔を前部側で小さくし、後部側で大きくすることができ、左,右の前取付台座間の間隔および左,右の後取付台座間の間隔も広げることができる。これにより、原動機等の搭載部品を大きくした場合でも、搭載部品の下面側(例えば、オイルパン等)を左,右の前取付台座と左,右の後取付台座との間に収めることができ、原動機の搭載スペースを確保することができる。しかも、左,右の後縦板のうち一方の後縦板は、その前端側を一方の前縦板の後端側に接合して設け、両者の接合部の上端には短尺な前上フランジを設けているので、これにより断面I字形のビーム構造を形成することができ、両者の接合部における応力の集中を抑えて十分な強度を確保できると共に、一方の後縦板を最小限の板厚にとどめることができ、低コスト化、軽量化を図ることができる。
また、請求項2の発明によると、左,右の前取付台座と左,右の後取付台座とを、折曲げ部により左,右方向の間隔を大きくした位置で左,右の後縦板側にそれぞれ接合して設けることができ、これらの取付台座の間には原動機の下部側を収容することができる。
また、請求項3の発明によると、一方の前縦板の後端側と一方の後縦板の前端側とを左,右方向で互いに重合せた状態で溶接により接合することができ、短尺な前上フランジは両者の重合せ部分を上側から覆うように接合して設けることにより、断面I字形のビーム構造を形成することができる。
また、請求項4の発明によると、一方の後縦板は、ウエイト取付部を構成する後上フランジと前上フランジとの間に位置する部分を外部に露出させる構成としているので、例えば原動機の搭載スペースが短尺な前上フランジと後上フランジとによって制約されることはなくなり、搭載スペースを確保しつつ、必要な強度も確保することができる。
さらに、請求項5の発明は、左,右の前取付台座および後取付台座のうち左,右方向の一方側に位置する前,後の取付台座を、左,右の後縦板間に位置して前記一方の後縦板側に接合して設けることができ、左,右方向の他方側に位置する前,後の取付台座は、前記左,右の後縦板間の外側に位置して前記他方の後縦板側に接合して設けることができる。これにより、例えば原動機の搭載スペースを確保しつつ、原動機用の取付台座として必要な強度も確保することができる。
本発明の第1の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。 図1中のキャブ、外装カバーおよびカウンタウエイト等を取外した状態で旋回フレームを示す平面図である。 図2の旋回フレームを左後方側からみた斜視図である。 図3に示す旋回フレームの分解斜視図である。 図3の旋回フレームにエンジンを搭載した状態を示す斜視図である。 エンジンを搭載した旋回フレームを右後方からみた斜視図である。 エンジンを搭載した旋回フレームを左前方からみた斜視図である。 エンジンを搭載した旋回フレームを右前方からみた斜視図である。 図2中の左前縦板と左後縦板との接合部および上フランジを拡大して示す平面図である。 左前縦板と左後縦板との接合部および上フランジを図9中の矢示X−X方向からみた断面図である。
以下、本発明の実施の形態による建設機械の旋回フレームを、クローラ式の下部走行体を備えた油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
ここで、図1ないし図10は本発明の実施の形態を示している。図中、1は建設機械としての油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回輪3を介して旋回可能に搭載された上部旋回体4と、後述の作業装置8とを含んで構成されている。
また、上部旋回体4は、後述の旋回フレーム11を有し、この旋回フレーム11上には、図1に示す如くキャブ5、外装カバー6およびカウンタウエイト7等が設けられている、そして、キャブ5は、オペレータが乗降する操作運転部を構成し、その内部に運転室を画成している。また、外装カバー6は、カウンタウエイト7と共に後述のエンジン46等が収容される機械室を画成するものである。
8は上部旋回体4の前部に俯仰動可能に設けられた作業装置で、該作業装置8は、ブーム8A、アーム8B、作業具としてのバケット8C、ブームシリンダ8D、アームシリンダ8Eおよびバケットシリンダ8Fを含んで構成されている。作業装置8は、ブーム8Aがブームシリンダ8Dにより上,下に俯仰動され、アーム8Bがアームシリンダ8Eにより上,下に俯仰動される。先端側のバケット8Cは、バケットシリンダ8Fで回動されることにより土砂等の掘削作業を行うものである。
一方、下部走行体2の前側には、図1に示す如く排土板9が上,下に回動可能に設けられている。そして、該排土板9は、土砂等の排土作業、地均し作業等を行うときに用いられる。また、排土板9は、車両姿勢を安定させるためのアウトリガーとしても使用されるものである。
11は上部旋回体4のメインフレームを構成する旋回フレームで、該旋回フレーム11は、図2ないし図4に示すように、中央前側に位置するセンタフレーム12と、中央後側に位置するテールフレーム18と、センタフレーム12およびテールフレーム18を挟んで左,右方向両側に配置される左サイドフレーム36,右サイドフレーム40とにより大略構成されている。
12は旋回フレーム11の中央前側部位を構成するセンタフレームで、このセンタフレーム12は、平板状のセンタ底板13と、該センタ底板13上に前,後方向に延びて立設され互いに左,右方向に離間した左前縦板14,右前縦板15と、該左前縦板14,右前縦板15の前部側に位置して左,右方向に延び、これらの前縦板14,15間を連結する後述の前板16とを含んで構成されている。
ここで、センタフレーム12のセンタ底板13は、例えば略長方形状の厚肉な鋼板を用いて形成されている。このセンタ底板13には、旋回中心(図示せず)を中心とした旋回輪3の仮想円3A(図2中に二点鎖線で示す)上に複数のボルト挿通孔13Aが設けられている。これらのボルト挿通孔13Aには、図1に示す旋回輪3をセンタ底板13の下面側に取付けるための各取付ボルト(図示せず)が挿通されるものである。
また、左前縦板14は、センタ底板13上の左寄りに位置して前,後方向に延びるようにほぼ垂直に立設され、右前縦板15は、左前縦板14との間に左,右方向の間隔を形成するようにセンタ底板13上の右寄りに位置して前,後方向に延びるようにほぼ垂直に立設されている。左,右の前縦板14,15は、旋回輪3(図2中に二点鎖線で示す仮想円3A)の旋回中心に対して右方向にオフセットした位置に配置されている。また、左,右の前縦板14,15は、前,後方向の中間部が山形状をなして上向きに突出したブーム取付部14A,15Aとなり、該ブーム取付部14A,15Aには、作業装置8のブーム8Aが俯仰動可能にピン結合される。
16はセンタ底板13の前側に位置して左,右の前縦板14,15間を連結する前板16で、該前板16は、例えば鋼板等の板材に曲げ加工を施すことにより形成されている。前板16は、その下端縁がセンタ底板13の上面に、左,右の側端縁が左,右の前縦板14,15の内側面にそれぞれ溶接手段を用いて接合されている。また、前板16の前面には、後述の各シリンダ取付板17が接合して設けられている。
17は前板16の前面に位置して前,後方向に延びセンタ底板13の上面に立設された左,右一対のシリンダ取付板で、該各シリンダ取付板17は、左,右の前縦板14,15間に位置してセンタ底板13の前端側に接合されている。左,右のシリンダ取付板17には、作業装置8のブームシリンダ8Dが回動可能にピン結合されるものである。
18はセンタフレーム12の後端側に接合して設けられるテールフレームで、該テールフレーム18は、後述するテール底板19と、該テール底板19上に前,後方向に延びて立設され互いに左,右方向に離間した左後縦板20,右後縦板21と、該左後縦板20,右後縦板21間を左,右方向で連結し互いに前,後方向に離間した横板29、後横板30とを含んで構成されている。
ここで、テールフレーム18のテール底板19、左後縦板20,右後縦板21、横板29および後横板30は、図2に示すように略四角形の枠構造をなし、後述する左後縦板20の折曲げ部20Cによる角部を加えると五角形状の枠構造をなして形成されている。これにより、テールフレーム18は、後述の取付台座32〜35を高い剛性をもって支持すると共に、左,右のウエイト取付部26,27における曲げ強度等も高める構成となっている。
19はテールフレーム18の下面を構成するテール底板で、該テール底板19は、センタ底板13よりも板厚が小さい鋼板を用いて平板状に形成され、その上面側には左,右の後縦板20,21と後述の横板29、後横板30とが溶接手段を用いて接合されている。テール底板19は、その前端がセンタ底板13の後端側に溶接手段で接合され、前,後方向に延びている。テール底板19には、左,右の後縦板20,21と横板29、後横板30との間に位置して略四角形状の開口19Aが形成され、この開口19Aは、上部旋回体4の下側からエンジン46等の搭載機器のメンテナンス作業を行うときに用いるものである。
ここで、左,右の後縦板20,21のうち一方の左後縦板20は、図2に示すように前部20A側が他方の右後縦板21と平行に延び、後部20B側も右後縦板21と平行に延びている。しかし、左後縦板20は、前,後方向の中間部位が左,右方向の外側へと寸法L分だけ張出すように折曲げられた折曲げ部20Cとなっている。この折曲げ部20Cにより、左後縦板20の後部20B側は前部20A側よりも寸法L分だけ、右後縦板21との左,右方向の間隔が大きくなるように形成されている。
また、左後縦板20は、前部20A側の前端が図9、図10に示すように、左前縦板14の後端側に左,右方向で重合わせて溶接により接合され、両者の接合部22は後述の前上フランジ24により上側から覆われている。しかし、左後縦板20の前部20Aのうち前上フランジ24よりも後側の部分、折曲げ部20Cおよび後部20Bのうち後上フランジ28よりも前側の部分は、前上フランジ24により覆われることなく上端が外部に露出している。このため、左後縦板20は、左前縦板14よりも必要最小限の範囲で板厚が大きい鋼板を用いて形成され、カウンタウエイト7およびエンジン46等を下側から支持するための強度を確保している。
一方、右後縦板21は、テール底板19上を前,後方向に直線状に延びて形成されている。右後縦板21の前端は、右前縦板15の後端側に左,右方向で重合わせて接合され、両者の接合部23は後述の上フランジ25により上側から覆われている。しかし、この上フランジ25は、右後縦板21の上端をほぼ全長にわたって覆う構成であり、右後縦板21は、左,右の前縦板14,15と同等な板厚の鋼板を用いて形成されている。
テールフレーム18の右後縦板21は、センタフレーム12の右前縦板15とほぼ直線状をなすように前,後方向に延びて配置されている。これに対し、左後縦板20は、前,後方向の中間に位置する折曲げ部20Cが左方向、即ち前縦板14,15のオフセット方向(右方向)とは逆向きに寸法L分だけ張り出すように折曲げられている。この結果、後述のウエイト取付部26は、前記オフセット方向とは逆方向に移動した位置に配置されている。
24は左後縦板20の前部上端側に設けられた左側の前上フランジで、該前上フランジ24は、平板状の板材を用いて形成され、その長さ寸法は、図9、図10に示す如く左後縦板20の前部20Aの前端側と左前縦板14の後端側と左,右方向で重合せた重合部分、即ち両者の接合部22を上側から覆う尺な長さに設定されている。前上フランジ24は、左後縦板20の前端側と左前縦板14の後端側との重合部分(接合部22)の上端を上側から覆った状態で溶接により接合されている。これにより、図10に示すように断面I字形のビーム構造が、センタ底板13、左前縦板14、左後縦板20および前上フランジ24により形成されている。
25は右後縦板21の上端側に設けられた右側の上フランジで、該上フランジ25も、左側の前上フランジ24と同様に細長い平板状の板材を用いて形成されている。しかし、右側の上フランジ25は、図2〜図4に示す如く右後縦板21よりも前,後方向の長さ寸法が長く、長尺に形成されている。上フランジ25の前部側は、右前縦板15の後端側と右後縦板21の前端側とを左,右方向で重合わせた重合部分、即ち両者の接合部23を上側から覆った状態で、その上端に溶接により接合されている。
また、右側の上フランジ25は、右後縦板21の上端に全長にわたって接合され、これにより、図4に示すように断面I字形のビーム構造が、テール底板19、右後縦板21および上フランジ25により形成されている。右側の上フランジ25の後端側は、右後縦板21の後端側と共に後述のウエイト取付部27を構成している。しかも、上フランジ25の前部側では、右前縦板15と右後縦板21との接合部23およびセンタ底板13の後端側により、断面I字形のビーム構造が形成されている。
26,27は左,右の後縦板20,21の後端側に設けられた左,右のウエイト取付部で、該ウエイト取付部26,27のうち左側のウエイト取付部26は、前述した左側の前上フランジ24とは別の平板材からなる後上フランジ28を、左後縦板20の後部20Bのうち後端側上面に溶接で接合することにより、図3および図4に示すように断面I字形のビーム構造をなして形成されている。
また、右側のウエイト取付部27は、前述した右後縦板21と上フランジ25の後端側等により断面I字形のビーム構造をなして形成されている。左,右のウエイト取付部26,27は、後述の後横板30よりも後方に向けて突出している。左,右のウエイト取付部26,27には、テールフレーム18の後部側でカウンタウエイト7が上側から載せるように取付けられるものである。
29は左,右の後縦板20,21間に接合して設けられた横板で、該横板29は、下端側がテール底板19の前端部に接合され、左,右方向の両端側が後縦板20,21に接合されることにより、テール底板19と後縦板20,21とを互いに一体化するように連結している。横板29は、後述の後横板30よりも図2に示す寸法L分だけ尺な平板材を用いて形成されている。横板29の左側端部は、左後縦板20の前部20A側に接合されている。
30はテール底板19の後端側に設けられた後横板で、該後横板30は、前記横板29と同様に下端側がテール底板19に接合され、左,右方向の両端側が後縦板20,21に接合されることにより、テール底板19と後縦板20,21とを互いに連結している。後横板30は、左後縦板20の折曲げ部20Cによる前記寸法L分だけ前側の横板29よりも長尺に形成されている。後横板30の左側端部は、左後縦板20の後部20B側に接合されている。
横板29と後横板30とは、左,右の後縦板20,21間に後述するエンジン46のオイルパン収容空間31を形成している。このオイルパン収容空間31は、図2に示すように、左後縦板20の折曲げ部20Cによる角部を加えると五角形状の収容空間を形成するものである。オイルパン収容空間31は、後述するエンジン46のオイルパン50、即ち原動機の下部側を内部に収容する空間として形成されている。
32,33,34,35は左,右の後縦板20,21に設けられた左,右の取付台座で、該取付台座32〜35のうち一方(左側)の前取付台座32は、オイルパン収容空間31内に位置して左後縦板20の折曲げ部20C側と横板29とに溶接により接合されている。一方(左側)の後取付台座33は、オイルパン収容空間31内に位置して前取付台座32から前,後方向に離間し、左後縦板20の後部20B側と後横板30とに溶接により接合されている。
また、他方(右側)の前取付台座34は、オイルパン収容空間31の外側となる位置で右後縦板21に溶接により接合されている。他方(右側)の後取付台座35は、オイルパン収容空間31の外側となる位置で前取付台座34から前,後方向に離間し、右後縦板21側の上フランジ25に溶接により接合されている。これら合計4個の取付台座32〜35のうち左,右の前取付台座32,34は、図2に示すように前,後方向で同等な位置に配置され、左,右の後取付台座33,35についても、同等な前,後方向位置に配置されている。合計4個の取付台座32〜35は、テールフレーム18上で後述のエンジン46を各防振マウント49等を介して制振状態で支持するものである。
36はセンタフレーム12およびテールフレーム18の左側位置に取付けられる左サイドフレームで、該左サイドフレーム36は、断面D字状をなす筒体により形成され前,後方向に延びた左外側フレーム37と、図1に示すキャブ5を下側から支持するため左外側フレーム37とセンタフレーム12との間に左,右方向に延びて設けられ略四角形の枠体として形成されたキャブ支持枠38と、該キャブ支持枠38の後側に位置して左外側フレーム37とテールフレーム18との間に左,右方向に延びて設けられた左張出しビーム39とを含んで構成されている。
40はセンタフレーム12およびテールフレーム18の右側位置に取付けられる右サイドフレームで、該右サイドフレーム40は、断面D字状をなす筒体により形成され前,後方向に延びた右外側フレーム41と、該右外側フレーム41とセンタフレーム12、テールフレーム18との間に左,右方向に延びて設けられる複数の右張出しビーム42,43,44,45とを含んで構成されている。
46は油圧ショベル1の原動機を構成するエンジンで、該エンジン46は、図5〜図8に示すように、例えばディーゼルエンジンを用いて構成され、クランク軸(図示せず)の軸方向両側には冷却ファン47とフライホイール48とが設けられている。フライホイール48側には油圧ポンプ(図示せず)等が取付けられ、冷却ファン47側にはラジエータ等の熱交換器(図示せず)が配置される。
エンジン46は、テールフレーム18側の取付台座32〜35に合計4個の防振マウント49を介して取付けられ、各防振マウント49はエンジン46の振動を緩衝するものである。また、エンジン46の下面側には、潤滑油等を収容したオイルパン50が設けられている。該オイルパン50は、前記取付台座32〜35の上面よりも下側に向けて突出し、前記オイルパン収容空間31の内側に隙間をもって収容されている。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、次に、旋回フレーム11の組立工程について図4を参照して説明する。
まず、前側のセンタフレーム12は、センタ底板13、左,右の前縦板14,15および前板16等を溶接手段により図4に示す如く接合して形成される。また、後側のテールフレーム18についても、テール底板19、左,右の後縦板20,21、横板29および後横板30等を溶接手段により図4に示す如く接合して形成する。
このとき、左後縦板20は、前部20A側と後部20B側とを右後縦板21と平行に前,後方向に延びるように形成し、前,後方向の中間部には、左外側へと寸法L(図2参照)分だけ張出すように折曲げられた折曲げ部20Cを予め形成しておく。また、前部20Aの上端側には、左前縦板14の後部上端側に向けて突出するように尺な前上フランジ24を溶接により接合しておく。一方、右後縦板21の上端側には、その全長にわたって延びるように長尺な上フランジ25を溶接により接合し、上フランジ25の前端側も右前縦板15の後部上端側に向けて突出するよう配置する。
次に、この状態でセンタフレーム12の後端側にテールフレーム18を溶接により接合する。このとき、センタ底板13の後端とテール底板19の前端とを突き当てるように衝合状態で接合する。また、左後縦板20は、図9、図10に示すように、前部20A側の前端を左前縦板14の後端側に左,右方向で重合わせて接合し、両者の接合部22には前上フランジ24を上側から被せるように接合する。右後縦板21についても、その前端側を右前縦板15の後端側に左,右方向で重合わせて接合し、両者の接合部23には上フランジ25の前端側を上側から被せるように接合する。
次に、センタフレーム12とテールフレーム18とを溶接により接合した状態で、予め別工程で組立てられた左サイドフレーム36と右サイドフレーム40とを、センタフレーム12とテールフレーム18との左,右両側に溶接手段を用いて接合する。これにより、図2および図3に示すように溶接された支持構造体からなる旋回フレーム11を組立てることができる。
また、このような旋回フレーム11にエンジン46を搭載するときには、エンジン46側の各防振マウント49をテールフレーム18側の取付台座32〜35に載置し、ボルト等で両者を締結してエンジン46を防振状態に取付ける。また、旋回フレーム11上には、図1に示す如くキャブ5、外装カバー6およびカウンタウエイト7等が搭載される。外装カバー6は、カウンタウエイト7との間にエンジン46等が収容される機械室を画成し、上部旋回体4が組立てられる。
このように構成された油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体2によって作業現場を自走することができる。土砂の掘削作業等を行なうときには、下部走行体2上で上部旋回体4を旋回させつつ、作業装置8のブーム8A、アーム8Bを俯仰動させる。このときに、バケット8Cを回動することにより、バケット8Cの先端側で土砂を掘削する。
ここで、作業装置8によって掘削作業等を行っているときには、この作業装置8を支持しているセンタフレーム12の左,右の前縦板14,15に掘削反力等の大きな荷重が加えられる。また、テールフレーム18側には取付台座32〜35側にエンジン46等の搭載機器による荷重が作用する上に、左,右のウエイト取付部26,27には重量物であるカウンタウエイト7の荷重が作用する。
このため、センタフレーム12とテールフレーム18との繋ぎ目である接合部(例えば、左前縦板14の後端側と左後縦板20との接合部22、右前縦板15の後端側と右後縦板21との接合部23)等には、前記掘削反力およびカウンタウエイト7の重量等による大きな曲げ応力が作用する。そこで、特許文献1による従来技術では、このような接合部に上フランジを設けて左,右の後縦板全体を断面I字状のビーム構造に形成し、これにより、フレームの曲げ剛性を高めるようにしている。
しかし、従来技術の場合、テールフレーム側に搭載するエンジンの種類によっては、左,右の取付台座間の間隔が小さく、例えばエンジンの下面側に設けるオイルパン等を左,右の後縦板の間に収めるのが難しいことがある。特に、従来技術にあっては、前記左,右の後縦板の上端にそれぞれ上フランジを設けて断面I字形のビーム構造に形成しているため、エンジンを搭載する上で前記上フランジが邪魔になり、搭載スペースを確保するのが難しくなることがある。
そこで、本実施の形態によれば、テールフレーム18の左,右の後縦板20,21のうち一方の左後縦板20には、前,後方向の中間部位に折曲げ部20Cを設け、他方の右後縦板21との左,右方向での間隔が前部20A側で小さく、後部20B側では間隔が大きくなるように構成している。また、左,右の後縦板20,21は、その前端側を左,右の前縦板14,15の後端側に接合して設け、両者の接合部22,23の上端には前上フランジ24,25を設けて断面I字形のビーム構造に形成する構成としている。
また、テールフレーム18側にエンジン46を取付けるための左,右の前取付台座32,34と後取付台座33,35とは、左後縦板20の折曲げ部20Cにより左,右方向の間隔を大きくした位置で左,右の後縦板20,21側にそれぞれ接合して設け、これらの取付台座32〜35間にはエンジン46の下部側、即ちオイルパン50等を内側に収容して設ける構成としている。
このため、テールフレーム18の左,右の後縦板20,21のうち一方の左後縦板20に設けた折曲げ部20Cにより、左,右の後縦板20,21間の間隔を前部20A側で小さくし、後部20B側では間隔を大きくすることができ、取付台座32〜35間の左,右方向の間隔も広げることができる。これにより、エンジン46等の搭載部品を大きくした場合でも、搭載部品の下面側(例えば、オイルパン50等)を取付台座32〜35間に隙間をもって収めることができ、テールフレーム18の後縦板20,21間(オイルパン収容空間31内)にエンジン46の搭載スペースを確保することができる。
また、左,右の後縦板20,21間は、その前部20A側で前縦板14,15間とほぼ同様に左,右方向の間隔を小さくしているので、例えば作業装置8のブーム8Aに対応した左,右方向に間隔(幅寸法)に前部20A側を設定することができ、左,右の前縦板14,15に設けるブーム取付部14A,15Aのブーム8Aに対する支持強度、曲げ剛性等を十分に確保することができる。
また、左,右の後縦板20,21間は、その後部20B側で左,右方向の間隔を大きくしているので、テールフレーム18の後端側に設ける左,右のウエイト取付部26,27間の間隔を広げることができ、これらのウエイト取付部26,27によりカウンタウエイト7を安定して支持することができる。これにより、左,右の前縦板14,15によるカウンタウエイト7の支持強度を高め、カウンタウエイト7が左,右に横揺れ(ローリング)するときに捩り剛性等も向上することができる。
また、左,右のウエイト取付部26,27のうち左側のウエイト取付部26は、左後縦板20の折曲げ部20Cにより前縦板14,15のオフセット方向(右方向)とは逆向きに寸法L分だけ移動した位置に配置されている。このため、左,右のウエイト取付部26,27間の中央位置をカウンタウエイト7の重心位置に近付けることができ、左,右のウエイト取付部26,27によるカウンタウエイト7の支持バランスを高めることができ、これによってもカウンタウエイト7を安定して支持することができる。
しかも、左,右の後縦板20,21は、その前端側を左,右の前縦板14,15の後端側に接合して設け、両者の接合部22,23の上端には、前上フランジ24,上フランジ25を設けて断面I字形のビーム構造に形成しているので、両者の接合部22,23における応力の集中を抑えて十分な強度を確保できると共に、後縦板20,21の板厚を最小限の板厚にとどめることができ、低コスト化、軽量化を図ることができる。
この場合、左前縦板14の後端側と左後縦板20の前端側とを、図9、図10に示す如く左,右方向で互いに重合せた状態で溶接による接合部22を形成することができる。そして、尺な前上フランジ24を両者の重合せ部分に上側から被せるように接合して設けることにより、断面I字形のビーム構造を形成することができる。このため、左前縦板14の後端側と左後縦板20の前端側との繋ぎ目となる接合部22における曲げ剛性を高めることができ、左後縦板20の板厚を最小限の厚さに抑えることができる。
また、右前縦板15の後端側と右後縦板21の前端側についても、両者を左,右方向で互いに重合せた状態で溶接による接合部23を形成することができ、この接合部23の上端側には、長尺な上フランジ25の前端側を上側から被せるように接合することができる。そして、右後縦板21の上端側には、その全長にわたって長尺な上フランジ25を設けることにより、断面I字形のビーム構造を形成することができる。このため、右後縦板21についても右前縦板15に対する繋ぎ目(接合部23)等の曲げ剛性を高めることができ、右後縦板21の板厚を前縦板14,15と同等、またはこれ以下の厚さに抑えることができる。
また、左後縦板20は折曲げ部20Cの位置で上端側を前上フランジ24で覆うことなく、外部に露出させる構成としている。即ち、左後縦板20は、ウエイト取付部26を構成する後上フランジ28と前側の前上フランジ24との間に位置する部分を外部に露出させる構成としているので、例えばエンジン46の搭載スペースが前上フランジ24、後上フランジ28等によって制約されることはなくなり、搭載スペースを確保しつつ、必要な強度も確保することができる。
この場合、左後縦板20は、右後縦板21のように全長にわたる上フランジ25を設けていないため、前述の如き旋回フレーム11としての強度を確保する上で、例えば左,右の前縦板14,15よりも厚い板材で形成せざるを得ない。しかし、左後縦板20の上端側には、前述の如き尺な前上フランジ24とウエイト取付部26を構成する後上フランジ28とを設ける構成としている。
このため、折曲げ部20Cを有した左後縦板20には、必要最小限の断面I字形のビーム構造を形成することができ、これによって左後縦板20の板厚を必要最小限の厚さに抑えることができ、重量の増加も抑えることができる。この結果、旋回フレーム11としての十分な強度を確保しつつ、軽量化、製造コストの低減化を図ることができる。
従って、本実施の形態によれば、テールフレーム18側に大きなエンジン46等を搭載する場合でも、これに対応して取付台座32〜35間の間隔を大きくすることができる。しかも、センタフレーム12とテールフレーム18との間の繋ぎ目における曲げ強度等を確保することができると共に、旋回フレーム11全体の軽量化、コストの低減化も図ることができる。
なお、前記実施の形態では、左,右の後縦板20,21のうち左後縦板20に折曲げ部20Cを設ける場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば右後縦板21側に折曲げ部を設け、相手方の後縦板に対する左,右方向の間隔を前部側で小さく、後部側で大きくする構成としてもよい。
また、前記実施の形態では、左前縦板14の後端側と左後縦板20の前端側とを、左,右方向で互いに重合せた状態で溶接による接合部22を形成する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば左前縦板14の後端と左後縦板20の前端とを突き当てるように衝合した状態で両者を接合する構成としてもよい。この点は、右前縦板15の後端側と右後縦板21の前端側との接合部についても同様である。
一方、前記実施の形態では、内部に運転室を画成するキャブ5を備えた油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばオペレータが乗降する操作運転部は、キャノピを用いて運転席を上側から覆う構成としてもよい。
また、前記実施の形態では、ブーム8Aおよびアーム8B等からなる作業装置8を備えた油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばスイングポスト式の作業装置が設けられた油圧ショベル等の建設機械に用いる旋回フレームに適用してもよい。
さらに、前記実施の形態では、クローラ式の下部走行体2を備えた油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばホイール式の下部走行体を備えた油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機械に適用してもよいものである。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 旋回輪
4 上部旋回体
5 キャブ
6 外装カバー
7 カウンタウエイト
8 作業装置
8A ブーム
8B アーム
8C バケット
11 旋回フレーム
12 センタフレーム
13 センタ底板
14 左前縦板(一方の前縦板)
15 右前縦板(他方の前縦板)
16 前板
18 テールフレーム
19 テール底板
20 左後縦板(一方の後縦板)
20C 折曲げ部
21 右後縦板(他方の後縦板)
22,23 接合部(繋ぎ目)
24 前上フランジ
25 上フランジ
26,27 ウエイト取付部
28 後上フランジ
29 横板
30 後横板
31 オイルパン収容空間
32 左側の前取付台座
33 左側の後取付台座
34 右側の前取付台座
35 右側の後取付台座
36 左サイドフレーム
40 右サイドフレーム
46 エンジン(原動機)
49 防振マウント
50 オイルパン(原動機の下部側)

Claims (5)

  1. 下部走行体上に旋回輪を介して旋回可能に設けられるセンタフレームと、該センタフレームの後端側に接合して設けられ上側に原動機およびカウンタウエイトが搭載されるテールフレームとを備え、
    前記センタフレームは、前記下部走行体上に前記旋回輪を介して取付けられるセンタ底板と、該センタ底板上に前,後方向に延びて立設され互いに左,右方向に離間した左,右の前縦板とを有し、
    前記テールフレームは、前記センタ底板の後端側に接合され前,後方向に延びたテール底板と、該テール底板上に前,後方向に延びて立設され互いに左,右方向に離間した左,右の後縦板とを有し、
    前記左,右の後縦板には、その後端側に位置し前記カウンタウエイトが取付けられる左,右のウエイト取付部と、該左,右のウエイト取付部の前側に位置し前記原動機が取付けられる左,右の後取付台座と、該左,右の後取付台座の前側に位置し前記原動機が取付けられる左,右の前取付台座とを設けてなる建設機械の旋回フレームにおいて、
    前記テールフレームの前記左,右の後縦板のうち一方の後縦板は、前部側で他方の後縦板との間の間隔が小さく、後部側で前記他方の後縦板との間の間隔が大きくなるように前,後方向の中間部位に折曲げ部を設ける構成とし、
    前記一方の後縦板は、その前端側を前記左,右の前縦板のうち一方の前縦板の後端側に接合して設け、両者の接合部の上端には短尺な前上フランジを設ける構成としたことを特徴とする建設機械の旋回フレーム。
  2. 前記左,右の前取付台座のうち一方の前取付台座は、前記折曲げ部の位置で前記一方の後縦板に接合して設け、
    前記左,右の後取付台座のうち一方の後取付台座は、前記折曲げ部よりも後側の位置で前記一方の後縦板に接合して設ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械の旋回フレーム。
  3. 前記一方の前縦板と一方の後縦板とは、前記接合部の位置で左,右方向に互いに重合せて当該重合部分を溶接により接合する構成とし、
    前記短尺な前上フランジは両者の重合部分を上側から覆う構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械の旋回フレーム。
  4. 前記左,右のウエイト取付部のうち一方のウエイト取付部の上端には、前記短尺な前上フランジとは別の後上フランジを設け、
    前記短尺な前上フランジと後上フランジとの間では、前記一方の後縦板の上端を外部に露出させる構成としてなる請求項1,2または3に記載の建設機械の旋回フレーム。
  5. 前記左,右の前取付台座および後取付台座のうち左,右方向の一方側に位置する前,後の取付台座は、前記左,右の後縦板間に位置して前記一方の後縦板側に設け、
    左,右方向の他方側に位置する前,後の取付台座は、前記左,右の後縦板間の外側に位置して前記他方の後縦板側に設ける構成としてなる請求項1,2,3または4に記載の建設機械の旋回フレーム。
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