JP2003027522A - 旋回フレーム構造 - Google Patents

旋回フレーム構造

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JP2003027522A
JP2003027522A JP2001211675A JP2001211675A JP2003027522A JP 2003027522 A JP2003027522 A JP 2003027522A JP 2001211675 A JP2001211675 A JP 2001211675A JP 2001211675 A JP2001211675 A JP 2001211675A JP 2003027522 A JP2003027522 A JP 2003027522A
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vertical plate
center
mounting bracket
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plate
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JP2001211675A
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Inventor
Jiyunsaku Kinoshita
順策 木下
Akihisa Takahashi
明久 高橋
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センタービームの軽量化を図りつつ、機器取
付け部の強度確保を図る。 【解決手段】 センタービーム5,6を、縦板と、この
縦板の上面に設けられる上面板と、縦板の下面に設けら
れる下面板とにより構成し、このセンタービーム5,6
の縦板にエンジン取付けブラケット15を接合するとと
もに、このエンジン取付けブラケット15の接合部近傍
に強化板17を接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下部走行体上に旋
回可能に支持され、中央部に一対のセンタービームが配
されるとともに、このセンタービームの左右側方にサイ
ドデッキが配されてなる上部旋回体の旋回フレーム構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械は、
下部走行体上に上部旋回体が旋回自在に支持されて構成
され、上部旋回体が、作業機、旋回装置、油圧機器、エ
ンジン、カウンタウエイト等が装着されるセンターフレ
ームと、運転室、冷却装置等が装着される左デッキフレ
ームと、電装品、貯油タンク等が装着される右デッキフ
レームとを備えて構成されている。また、前記センター
フレームは左右一対のセンタービームを備え、各センタ
ービームの後部には、エンジンを搭載するためのマウン
ト部材(取付けブラケット)が各2個ずつ計4個設けら
れている。
【0003】従来のエンジンマウント部材の構造として
は、例えば特開平8−165679号公報、特開200
0−142499号公報、特開2000−240102
号公報等に開示されているように、断面コの字形、L字
形、への字形等のマウント部材がセンタービームを構成
する縦板の側面に溶接により接合された構造が一般的で
ある。
【0004】一方、前記マウント部材が接合されるセン
タービームは、前述のように多くの機器、装置が搭載さ
れ、中でも最大の重量物であるカウンタウエイトを支持
することから箱型断面もしくはI型断面構造にされると
ともに、板厚も厚肉にしてその強度の確保が図られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記セ
ンタービームを厚肉材料で構成すると、全体重量が増
し、旋回時の起動トルクが大きくなって旋回モータ、旋
回減速機が大型化するだけでなく、旋回停止時のブレー
キ特性が悪くなって旋回流れや過大ブレーキ圧による停
止ショックが発生するといった問題点がある。また、当
然、コスト高を招く要因ともなってしまう。
【0006】このようなことから、前記センタービーム
を軽量化することについての要求があり、特に構造的に
は箱型断面もしくはI型断面構造の縦板を薄肉にするこ
とが要請されている。ところが、この軽量化のために単
に縦板を薄肉にした場合には、特にエンジンマウント取
付け部のように重量物を取り付ける部分において、その
縦板の剛性低下によって変形が生じるという問題点があ
る。
【0007】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、センタービームの軽量化を図りつ
つ、機器取付け部の強度確保を図ることのできる上部旋
回体の旋回フレーム構造を提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前記目
的を達成するために、本発明による旋回フレーム構造
は、下部走行体上に旋回可能に支持され、中央部に前後
方向に延設される一対のセンタービームが配されるとと
もに、このセンタービームの左右側方にサイドデッキが
配されてなる上部旋回体の旋回フレーム構造であって、
前記センタービームは、縦板と、この縦板の上面に設け
られる上面板と、縦板の下面に設けられる下面板とによ
り構成され、このセンタービームの縦板に機器を支持す
るための取付けブラケットが接合されるとともに、この
取付けブラケットの接合部近傍に強化部材が接合される
ことを特徴とするものである。
【0009】本発明によれば、例えばエンジン等の機器
を支持するための取付けブラケットが接合されるその接
合部近傍の縦板に強化部材が接合されているので、この
接合部近傍が部分的に厚肉構造となって剛性が増し、そ
の接合部に発生する応力を低下させることができる。一
方、この接合部近傍を除く部分においては、薄肉構造が
採用できるので、センタービームを全体として軽量化す
ることができる。この結果、旋回起動トルクが軽減され
て旋回起動/停止がスムーズに行え、また旋回慣性が小
さくなるので旋回停止トルクが小さく、旋回流れが少な
く、停止ショックも小さくなる。また、コストも低減さ
せることができる。
【0010】本発明において、前記強化部材は、前記縦
板と前記取付けブラケットとの間に接合されるものとす
ることができる。また、前記強化部材は、前記取付けブ
ラケットが前記縦板に当接する部位の背面側においてそ
の縦板に接合される構成としても良い。いずれの構成を
採用しても、取付けブラケットが接合される部位におけ
る縦板の剛性アップを図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明による旋回フレーム
構造の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ
説明する。
【0012】図1には、油圧ショベルに適用した本発明
の一実施形態に係る旋回フレームの斜視図が示されてい
る。また、図2には、同旋回フレームをエンジン搭載状
態で示す部分平面図が、図3には、図2のA矢視図が、
図4には、図2のB矢視図がそれぞれ示されている。ま
た、図5には、図3の部分拡大図(a)および図2のC
−C断面図(b)が示されている。
【0013】本実施形態の油圧ショベルにおいて、上部
旋回体の旋回フレーム1は、図示されない下部走行体上
に旋回モータの駆動により旋回可能に設けられている。
この旋回フレーム1は、中央部に前後方向にセンターフ
レーム2を有するとともに、このセンターフレーム2の
左右側方に左サイドデッキ3および右サイドデッキ4が
それぞれ固着されて構成されている。
【0014】前記センターフレーム2は、左右一対のセ
ンタービーム5,6を備え、これらセンタービーム5,
6の前部に、作業機のブームを取り付けるブーム取付け
ブラケット7,8を有している。また、このセンターフ
レーム2上には、旋回装置、油圧ポンプ9、エンジン1
0等が装着され、後端部の張出し部5a,6a上にはカ
ウンタウエイト11が装着される。一方、前記左サイド
デッキ3上には、運転室、冷却装置等が装着され、右サ
イドデッキ4上には、電装品、貯油タンク等が装着され
る。
【0015】一般に、前記各センタービーム5,6は、
その断面形状が箱型に形成されていたり、I型に形成さ
れている。例えばI型断面形状の場合には、前記センタ
ービーム5,6は、縦板12と、この縦板12の上面に
設けられる上面板13と、前記縦板12の下面に設けら
れる下面板14とが隅肉溶接により一体形成されて構成
されている。
【0016】前記センタービーム5,6の後部右側方に
は、各ビーム5,6に対して2個ずつ計4個のエンジン
取付けブラケット15が配されている。このエンジン取
付けブラケット15は、一端側が前記センタービーム
5,6の縦板12の側面に溶接により接合されるととも
に、他端側が上方へ湾曲形成されてその端部に矩形状の
上面板15aが接合されて構成されている。一方、この
エンジン取付けブラケット15に対して取り付けられる
エンジン10側には、下部にエンジン取付けマウント1
6が設けられている。こうして、各エンジン取付けマウ
ント16を、対応するエンジン取付けブラケット15の
上面板15a上に載置して相互間を固着することで、エ
ンジン10がセンタービーム5,6に対して支持され
る。
【0017】本実施形態では、センタービーム5,6の
縦板12を薄肉に形成してその軽量化が図られている。
より具体的には、前記縦板12の肉厚は、カウンタウエ
イト11の上下方向および左右方向の揺れを基に最少寸
法になるように設定されている。この縦板12の薄肉化
によるエンジン取付けブラケット15の取付部の強度不
足を補うために、前記エンジン取付けブラケット15の
接合部には強化板(強化部材)17が接合されている。
図5に示されているように、前記強化板17は、前記エ
ンジン取付けブラケット15をカバーするような縦長の
矩形形状に形成され、そのエンジン取付けブラケット1
5の接合部における縦板12の背面側に溶接接合されて
いる。
【0018】本実施形態の旋回フレーム1によれば、セ
ンタービーム5,6の縦板12を薄肉に形成しても、エ
ンジン取付けブラケット15が接合される部位に強化板
17が接合されていてその部位が部分的に厚肉構造にさ
れているので、その接合部位におけるセンタービーム
5,6の強度を確保することができ、その接合部位に発
生する応力を低下させることができる。したがって、セ
ンタービーム5,6全体としては薄肉構造を採用して軽
量化を図ることができるので、旋回起動トルクおよび旋
回停止トルクの軽減を図ることができて、旋回制御が容
易に行えるとともに、コスト低減を図ることができる。
【0019】本実施形態においては、強化板17をエン
ジン取付けブラケット15の接合部における縦板12の
背面側に接合したものを説明したが、図6に示されるよ
うに、強化板17Aをエンジン取付けブラケット15と
縦板12との間に接合する実施形態も可能である。この
ような実施形態においても、前記実施形態と同様の作用
効果を奏し得る。
【0020】前記各実施形態においては、エンジンマウ
ント用の強化板17,17Aについて説明したが、本発
明は、エンジン以外の各種機器、例えば油圧操作弁、冷
却装置、貯油タンク等の取付構造に対しても適用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る旋回フレー
ムの斜視図である。
【図2】図2は、旋回フレームをエンジン搭載状態で示
す部分平面図である。
【図3】図3は、図2のA矢視図である。
【図4】図4は、図2のB矢視図である。
【図5】図5は、図3の部分拡大図(a)および図2の
C−C断面図(b)である。
【図6】図6は、本発明の別実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 旋回フレーム 2 センターフレーム 3 左サイドデッキ 4 右サイドデッキ 5,6 センタービーム 10 エンジン 12 縦板 13 上面板 14 下面板 15 エンジン取付けブラケット 16 エンジン取付けマウント 17,17A 強化板(強化部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体上に旋回可能に支持され、中
    央部に前後方向に延設される一対のセンタービームが配
    されるとともに、このセンタービームの左右側方にサイ
    ドデッキが配されてなる上部旋回体の旋回フレーム構造
    であって、 前記センタービームは、縦板と、この縦板の上面に設け
    られる上面板と、縦板の下面に設けられる下面板とによ
    り構成され、このセンタービームの縦板に機器を支持す
    るための取付けブラケットが接合されるとともに、この
    取付けブラケットの接合部近傍に強化部材が接合される
    ことを特徴とする旋回フレーム構造。
  2. 【請求項2】 前記強化部材は、前記縦板と前記取付け
    ブラケットとの間に接合される請求項1に記載の旋回フ
    レーム構造。
  3. 【請求項3】 前記強化部材は、前記取付けブラケット
    が前記縦板に当接する部位の背面側においてその縦板に
    接合される請求項1に記載の旋回フレーム構造。
JP2001211675A 2001-07-12 2001-07-12 旋回フレーム構造 Withdrawn JP2003027522A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009196637A (ja) * 2009-05-29 2009-09-03 Yanmar Co Ltd トラクターローダーバックホーのフレーム構造
CN102628288A (zh) * 2011-02-07 2012-08-08 日立建机株式会社 工程机械的旋转框架
JP2013087463A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械のアッパーフレーム

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