JP2001107388A - 油圧ショベルのアッパーフレーム底板 - Google Patents

油圧ショベルのアッパーフレーム底板

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JP2001107388A
JP2001107388A JP28703799A JP28703799A JP2001107388A JP 2001107388 A JP2001107388 A JP 2001107388A JP 28703799 A JP28703799 A JP 28703799A JP 28703799 A JP28703799 A JP 28703799A JP 2001107388 A JP2001107388 A JP 2001107388A
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JP
Japan
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bottom plate
upper frame
main body
bent
hydraulic shovel
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Pending
Application number
JP28703799A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Matsunami
俊治 松浪
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0808Improving mounting or assembling, e.g. frame elements, disposition of all the components on the superstructures
    • E02F9/0816Welded frame structure

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な強度と剛性を確保しながら底板の軽量
化を実現する。 【解決手段】 四角形の一枚板からなる底板本体22の
左右両側縁部を上向き鈎形に折り曲げて補強部材である
折曲部26,26を形成し、この折曲部26,26と補
強縦フレーム23,24とによって、必要な強度及び剛
性を確保するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小形の油圧ショベル
の上部旋回体を構成するアッパーフレームの底板に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ミニショベルと称される小形の油
圧ショベルにおいては、図3に示すようにクローラ式の
下部走行体1上に上部旋回体2が縦軸まわりに旋回自在
に搭載され、この上部旋回体2の前部に、ブーム3、ア
ーム4、バケット5を備えた作業アタッチメント6が取
付けられる。
【0003】上部旋回体2は、アッパーフレーム7に運
転席8や各種操作装置のほかエンジン及びその関連機器
類が搭載されて構成される。
【0004】アッパーフレーム7は、図4に示す一枚板
からなる底板9を有し、この底板9の左右両側からサイ
ドカバー10が、また前後両側からフロント及びリアカ
バー(図示しない)がそれぞれ立ち上げられ、かつ、上
部に、運転席11が設けられるフロアプレート12が取
付けられて構成される。
【0005】図4に示すようにアッパーフレーム底板9
には、前端部にブーム取付ブラケット13が設けられ、
アタッチメント6のブーム3がこのブーム取付ブラケッ
ト13に縦軸まわりに左右にスイング可能に取付けられ
る。
【0006】図3中、14はブームスイング用のスイン
グシリンダである。
【0007】従って、このアッパーフレーム底板9に
は、アタッチメント6からブーム取付ブラケット13を
通じて掘削荷重が作用するため、これに耐え得るだけの
強度と剛性が求められる。
【0008】そこで従来は、この掘削荷重に対する底板
強度と剛性を得る手段として、図4に示すように平板状
の底板本体15の板厚tを大きくするとともに、同本体
15における上面幅方向中央部の左右両側に補強縦フレ
ーム16,17を前後方向全長に亘り溶接によって固着
している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
耐荷重性を高める手段として底板本体15の板厚tを大
きくする結果、基本的に底板9全体のコストが高くつく
だけでなく、底板重量が増える。
【0010】しかも、底板本体15が単なる平板状のた
め、補強縦フレーム16,17の溶接時に同本体15に
溶接ひずみが発生し易い。あるいは、これを防止するた
めにさらに本体15の板厚tを増加させる必要があっ
た。
【0011】このため、底板重量が益々増加し、上部旋
回体2、ひいてはショベルの自重が重くなって、この種
の小形ショベルに要請される軽量化の障害となってい
た。
【0012】そこで本発明は、十分な強度と剛性を確保
しながら軽量化を実現することができる油圧ショベルの
アッパーフレーム底板を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、下部
走行体上に縦軸まわりに旋回自在に搭載される上部旋回
体のアッパーフレームを構成する油圧ショベルのアッパ
ーフレーム底板であって、一枚板からなる底板本体の周
縁部のうち少なくとも左右両側縁部が上下方向に折り曲
げられて折曲部が設けられたものである。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、底板本体の左右両側縁部が上向き鈎形に折り曲げら
れて折曲部が形成されたものである。
【0015】上記のように、板厚を増やすのではなく、
底板本体の少なくとも左右両側縁部に折曲部を形成する
ことにより、掘削荷重に対する有効断面積を上げて応力
値を下げ、同じ板厚で底板の強度及び剛性を大幅に高め
ることができる。
【0016】また、補強縦フレーム溶接時の底板本体の
溶接ひずみをも抑制することができる。
【0017】これにより、必要な強度及び剛性を確保し
ながら板厚を極力薄くして軽量化を実現することができ
る。
【0018】この場合、折曲部を上向きに形成した請求
項2の構成によると、次の作用効果を奏する。
【0019】 折曲部を下向きに形成した場合のよう
に折曲部が下部走行体等の下部構造体と干渉し、あるい
はこれを防止するために折り曲げ寸法が制限されて補強
の実効が薄くなるおそれがない。
【0020】 サイドカバーの下端を折曲部の根元ア
ール部分の外面に突き合わせた状態でサイドカバーを取
付けることができるため、このサイドカバーの組立が容
易となる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1,2によ
って説明する。
【0022】底板21は、一枚板から成る底板本体22
と、この底板本体22の上面幅方向中央部の左右両側に
溶接によって固着された補強縦フレーム23,24と、
底板本体22の前端部に取付けられたブーム取付ブラケ
ット25とによって構成されている。
【0023】なお、実際には底板本体22に旋回モータ
組み込み用の穴や油圧ホース通し穴が設けられ、かつ、
各種部品取付用の構造物等が付加されるがここでは図示
省略している。
【0024】底板本体22には、板材の左右両側縁部が
ほぼ全長に亘り上向き鈎形に折り曲げられることによっ
て補強部材である折曲部26,26が形成され、この折
曲部26,26と補強縦フレーム23,24によって底
板本体22が補強される。
【0025】ここで、本体左右両側に折曲部26,26
を設けたこの底板21によると、折曲部26,26によ
って、アタッチメントからの掘削荷重に対する底板本体
22の有効断面積が増加するため、板厚tを大きくする
までもなく高い補強効果を得ることができる。
【0026】いいかえれば、図4に示す従来の底板9よ
りも本体板厚tを小さくしながら、掘削荷重(曲げ、ね
じり)に対する必要かつ十分な強度及び剛性を確保する
ことができる。これは掘削荷重に対し底板各部に作用す
る応力値について本発明者が行った解析結果によっても
立証された。
【0027】たとえば、底板21の本体板厚tを4.5
mmとし、折曲部26,26の高さ寸法を30mmとし
た場合、折曲部26,26のない同一板厚の底板と比較
して、各部の応力値を平均で約12%低減させることが
できる。
【0028】また、この底板21によると、折曲部2
6,25による剛性アップの結果、補強縦フレーム2
3,24を底板本体22に溶接する際の底板本体22の
溶接ひずみを抑制することができる(本発明者の実験に
よれば、約40%〜50%のひずみ抑制効果が得られ
た)。
【0029】しかも、折曲部26,26を上向きに形成
しているため、この折曲部26,26が図3に示すクロ
ーラ式走行体1等の下部構造体と干渉するおそれも、ま
たこの干渉を避けるために折曲寸法が制限されて補強の
実効が薄くなるおそれもない。
【0030】一方、この底板21の左右両側上方には図
2に示すようにサイドカバー27,27が設けられる。
【0031】この場合、図5に示すように底板本体15
に折曲部がない従来の底板9においては、両サイドカバ
ー10,10の下端部10a,10aを内向きに折り曲
げ、この折曲部10a,10aを底板本体15の左右両
端部の下方に回して取付けることにより、この底板本体
15とサイドカバー10,10の継ぎ目部分(段差や隙
間)が側面視で外部から見えないようにしている。この
ため、組立が面倒となっていた。
【0032】これに対しこの底板21によると、図2に
示すようにサイドカバー27,27の下端部を、折曲部
26,26の根元アール部分26a,26aの外面に突
き合わせるだけでこれらの継ぎ目部分が側面視で外部か
ら見えない状態とすることができるため、組立が簡単と
なる。
【0033】ところで、底板本体22の両側折曲部2
6,26は、上記走行体との干渉の問題が生じない状況
下においては下向きに形成してもよい。
【0034】また、折曲部26,26は必ずしも鈎形に
限らず、鈎形の折曲端をさらに内向きに直角に折り曲げ
てL字形等に形成してもよい。
【0035】さらに、底板本体22の前後方向の端部に
ついても必要に応じて折曲部を形成してもよい。
【0036】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、底板
本体の板厚を増やすのではなく、底板本体の少なくとも
左右両側縁部に折曲部を形成することにより、掘削荷重
に対する有効断面積を上げて補強効果を得る構成とした
から、同じ板厚で底板の強度及び剛性を大幅に高めるこ
とができる。
【0037】また、補強縦フレーム溶接時の底板本体の
溶接ひずみをも抑制することができる。
【0038】これにより、必要な強度及び剛性を確保し
ながら板厚を極力薄くして底板を軽量化し、コストダウ
ン及びショベル全体の軽量化に寄与することができる。
【0039】この場合、折曲部を上向きに形成した請求
項2の発明によると、折曲部を下向きに形成した場合の
ように折曲部が下部走行体等の下部構造体と干渉し、あ
るいはこれを防止するために折り曲げ寸法が制限されて
補強の実効が薄くなるおそれがない。また、サイドカバ
ーの下端を折曲部の根元アール部分の外面に突き合わせ
た状態でサイドカバーを取付けることができるため、こ
のサイドカバーの組立が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるアッパーフレーム底
板の斜視図である。
【図2】同実施形態における底板とサイドカバー下端部
の位置関係を示す断面図である。
【図3】油圧ショベルの全体概略側面図である。
【図4】従来のアッパーフレーム底板の斜視図である。
【図5】同底板とサイドカバー下端部の位置関係を示す
図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 21 アッパーフレーム底板 22 底板本体 26,26 底板本体の両側折曲部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体上に縦軸まわりに旋回自在に
    搭載される上部旋回体のアッパーフレームを構成する油
    圧ショベルのアッパーフレーム底板であって、一枚板か
    らなる底板本体の周縁部のうち少なくとも左右両側縁部
    が上下方向に折り曲げられて折曲部が設けられたことを
    特徴とする油圧ショベルのアッパーフレーム底板。
  2. 【請求項2】 底板本体の左右両側縁部が上向き鈎形に
    折り曲げられて折曲部が形成されたことを特徴とする請
    求項1記載の油圧ショベルのアッパーフレーム底板。
JP28703799A 1999-10-07 1999-10-07 油圧ショベルのアッパーフレーム底板 Pending JP2001107388A (ja)

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Cited By (4)

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Effective date: 20040302