JP5408946B2 - ミシン - Google Patents

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Description

本発明は、ミシンモータを駆動源とする糸切り機構を備えるミシンに関する。
従来のミシンには、図4〜図9に示すように、固定メス(図示略)と、往復回動を行って固定メスとの協働により縫い糸の切断を行う動メス(図示略)と、往復回動を行って動メスに切断動作を伝えるメス駆動腕101と、駆動軸としての下軸114を通じてミシンモータにより回転駆動されると共に外周にカム溝102aが形成された円筒状の糸切りカム102と、糸切りカム102のカム溝102aに係合可能な従節体としてのコロ103を備えメス駆動腕101に支持されてメス駆動腕101をカム溝102aに従って回動させるコロ腕104と、コロ腕104を通じてコロ103がカム溝102aに係合しない退避位置から係合する係合位置への切り換え動作を付与するクラッチ部材105と、クラッチ部材105の切り換え動作の駆動源となるアクチュエータとしての糸切りソレノイド106と、コロ103が退避位置にある時にコロ腕104と係合して動メスの往動の回動を禁止するストッパ107とを有する糸切り装置100を備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。
上記メス駆動腕101は、一端部側でミシン機枠に固着された基台Pに支軸108により回動可能に支持されており、他端部はリンク部材109を介して動メスに連結されている。また、メス駆動腕101は、復帰バネとしてのねじりコイルバネ110により一方の回動方向(図6及び図7における時計方向)に付勢されている。
糸切りカム102はいわゆる溝カムであり、その外周面にコロ103が係合可能なカム溝102aが形成されている。かかる糸切りカム102は、ミシンモータにより主軸と同期回転を行う下軸に固定支持されており、動メスと縫い針との干渉を防止できるように縫い針の上下動と糸切り装置100との同期を図ることが可能となっている。
コロ腕104は、メス駆動腕101に支持軸104bより揺動可能に支持されており、当該揺動によりその揺動端部に設けられたコロ103が糸切りカム102に対して接離移動し、カム溝102aに対する係合可能な係合位置と係合不能な退避位置とを切り換えることを可能としている。また、コロ腕104はメス駆動腕101に支持されていることから、コロ103がカム溝102aに係合すると、カム溝102aの形状に従ってコロ腕104と共にメス駆動腕101が回動動作を行うようになっている。また、上述のように動メスと縫い針との干渉を防止するため、カム溝102aの形状は、縫い針が動メスの回動経路よりも上昇してから動メスが往復回動するように形成されている。そして、リンク部材109を介して動メスに往復回動動作が付与されて縫い糸の切断が行われる。また、このコロ腕104は、復帰バネとしてのねじりコイルバネ111により、通常はコロ103がカム溝102aに対して係合しない退避位置となる揺動方向に付勢されている。そして、コロ腕104の基端部側には、ねじりコイルバネ111に抗してコロ103を係合位置まで移動させるための押圧力が入力される押圧部104aが設けられている。
クラッチ部材105は、その中間で支軸112により基台Pに回動可能に軸支されており、その一端部はコロ腕104の押圧部104aに押圧動作を付与する入力部105aが設けられ、他端部は糸切りソレノイド106が連結されてねじりコイルバネ110の付勢力に抗して反時計方向の回動動作が付与されるようになっている。
このクラッチ部材105は、支軸112に復帰バネとしてのねじりコイルバネ113が設けられ、入力部105aをコロ腕104の押圧部104aから離間させる時計方向に付勢している。糸切りソレノイド106は、かかるねじりコイルバネ113の弾性力に抗して入力部105aがコロ腕104の押圧部104aを押圧する方向にクラッチ部材105を回動させる。
また、メス駆動腕101は、コロ103が待避位置にある場合に動メスの往動を阻止できるようにコロ腕104が後述するストッパ107の凹状部107aに嵌合することで動メスの回動動作を禁止する定位置保持状態にあり、クラッチ部材105がコロ腕104を回動させることでストッパ107に対するコロ腕104の嵌合状態を解除することができる。つまり、クラッチ部材105は、コロ103の退避位置から係合位置への切り換え動作の付与と、メス駆動腕101の定位置保持状態の解除とを行う機能を有している。なお、このようにコロ103が待避位置にある場合に動メスの往動を阻止するのは、上述の特許文献1に記載があるように、動メスによる縫い糸の切断が不十分であった場合に、作業者が布を取り出すと未切断の糸に引かれて動メスが針落ち位置まで引き出されてしまうのを防止するためである。
図8はストッパ107によりメス駆動腕101の回動が規制された状態を示す斜視図、図9はストッパ107によりコロ103がカム溝102aに係合した状態を維持するようにコロ腕104の揺動が規制された状態を示す斜視図であり、いずれもメス駆動腕101の図示を省略している。
ストッパ107は、ミシンフレーム内に固定支持されており、メス駆動腕101の回動を規制する凹状部107aと凹状部107aに隣接する当接端部107bとを備えている。かかるストッパ107の凹状部107aは、コロ腕104が糸切りカム102から離間する方向に凹むように略コ字状に形成されており、コロ腕104の揺動端部が嵌合可能な幅に設定されている。そして、図8に示すように、凹状部107aにコロ腕104が嵌合していると、動メスによる縫い糸の切断が不十分であった場合に、作業者の布の取り出しによる動メスの引出しが行われようとしても、コロ腕104の側縁部がストッパ107の凹状部107aにおける側縁部107c(図9に示す)に当接してメス駆動腕107の図6及び図7における反時計方向へ回動が規制された状態となる。
上記規制状態において、コロ腕104のコロ103は糸切りカム102から離間した状態にあり、カム溝102aに対して非係合状態にある。かかる状態において、図9に示すように、ねじりコイルバネ111に抗してコロ腕104を糸切りカム102側に揺動させると、コロ103がカム溝102内に嵌合して係合状態となると共に、コロ腕104の揺動端部は凹状部107aから脱してメス駆動腕101の回動規制状態が解除される。この状態で下軸114が回転してコロ103がカム溝102aに沿って図9の矢印S方向に摺動しメス駆動腕101がコイルバネ110の付勢力に抗して反時計方向に回動すると、その回動力がリンク部材109を介して動メスに伝達され動メスにより糸さばきが行われる。この状態からさらに下軸114が回転してコロ103がカム溝102aに沿って図9の矢印R方向に移動してメス駆動腕101を時計方向に回動させると、その回動力がリンク部材9を介して動メスに伝達され動メスによる縫い糸の切断が行われるとともに、コロ腕104が凹状部107aに嵌合し、メス駆動腕101の回動が規制された状態に戻すことができる。
図10は、ミシンの主軸に設けられた上位置センサ、下位置センサの検出信号及びソレノイド106の駆動信号と、コロ102のカム溝102aに沿う移動軌跡との関係を示したタイミングチャートである。
上記上位置センサは縫い針が針板よりも上方に位置するときの所定の主軸角度(針棒の上死点を0°とした場合の35°)でON信号を出力し、下位置センサは縫い針が針板よりも下方に位置するときの所定の主軸角度(210°)でON信号を出力する。さらに、ミシンの主軸には、ミシンの回転速度を検出してそれぞれ位相の90°異なるA相信号とB相信号とからなる速度信号を出力する速度検出センサが設けられているとともに、ミシンの操作ペダルには、オペレータによるペダル操作を検出するためのペダルセンサが設けられている。そして、従来のミシンは、これらのセンサ出力に基づいて糸切り装置100の動作制御及びミシンモータの停止制御を行う不図示の制御装置が設けられている。
これらをふまえてミシンの動作を説明する。まず、縫製中は、メス駆動腕101は図6及び図8の位置にあり、コロ腕104はストッパ107の凹状部107aに嵌合してメス駆動腕101は回動が規制された状態にあると共に、コロ103は糸切りカム102のカム溝102aに係合していない状態にある。このため、動メスは待機位置を維持している。
そして、ミシンの操作ペダルの踏み返し操作によりペダルセンサから糸切り指令信号が制御装置に入力され、速度検出センサによりミシンの回転速度が糸切り動作が可能な低速になったことが検出されるとともに、下位置センサにより、主軸角度210°の時点で縫製の最終針における下位置が検出されると、糸切りソレノイド106が作動してクラッチ部材105を反時計方向に回動させる(図7)。これにより入力部105aがコロ腕104の押圧部104aを押圧し、コロ腕104をねじりコイルバネ111に抗して揺動させる。これにより、コロ腕104がストッパ107の凹状部107aの外部に移動し、メス駆動腕101は凹状部107aによる回動規制状態が解除されると共に、コロ103が前進してカム溝102aに対して係合状態となる(図9)。
回動規制状態が解除されたメス駆動腕101は、主軸角度270°の時点でコロ103がカム溝102a沿って図9の矢印S方向に移動することにより反時計方向に回動を開始する。そして、これにより、動メスに糸さばきのための前進方向の回動が行われる。
さらにミシンモータは低速で糸切りカム102の回転を行い、およそ主軸角度340°の時点でカム溝102aに沿ってコロ103が図9の矢印R方向に移動を開始する。これにより、カム溝102に対応してメス駆動腕101も回動動作を行うこととなる。その結果、動メスには後退方向の回動動作が付与され、縫い糸が切断される。
そして、主軸が35°の位置まで回転すると上位置センサがON信号を出力し、これに基づいて糸切りソレノイド106の駆動がオフされるとともにミシンモータの停止制御が行われる。なお、ミシンモータはDCブラシレスモータからなるサーボモータであり、停止制御の際には逆回転方向にトルクを出力させて制動をかける制御が行われる。そして、ミシンモータは停止制御により、だいたい主軸角度50°の位置で停止する。
一方、糸切りカム102のカム溝102aの終端(主軸角度で40°の位置)は、コロ腕104がストッパ107の凹状部107aに嵌合可能な位置まで戻すように形成されており、主軸が40°を通過する際に、コロ腕104がねじりコイルバネ111によりストッパ107の凹状部107aに嵌合し、コロ103がカム溝102aから抜けて非係合状態となる。
これにより、ミシンモータの停止制御及び糸切り制御が完了する。
実公平03−027582号公報
ところで、上述のように上記従来のミシンにあっては、縫い針と動メスとの干渉を避け、動メスと縫い針の動作の同期をより確実に図れるようにするために、ミシンモータにより回転される糸切りカム102を利用してメス駆動を行っている。
そして、糸切り装置100による糸切断後は、縫製が終了した布を取り出し易くするため、及び布への余分な針落ち穴の形成を防ぐために、上位置センサによる上位置検出直後の主軸角度約50°の位置に停止するように、速やかに主軸を停止させる必要がある。このため、サーボモータを用いたミシンモータの停止制御の際には、前述したように上位置検出後逆転トルクが発生するように制御して制動を行っていた。
しかしながら、例えば、動メスが縫い糸を挟み込む、或いは釜に糸が絡む等、不慮の原因により縫糸の切断時のミシンモータのトルクの負荷が大きくなると、ミシンモータの惰性回転によるトルクと停止制御による逆転トルクとのバランスが崩れ、逆転制動によってミシンモータが実際に逆回転を行ってしまう場合があった。
一方、従来のミシンの糸切り装置100には、コロ103が待避位置にある場合に動メスの往動を阻止するためのストッパ107が設けられている。上述したように、このストッパ107には、メス駆動腕101の側縁部を当接させて動メスの回動動作を禁止する側縁部107c(図9に示す)が形成されている。この側縁部107cを形成するために、ストッパ107には、必然的に、当接端部107bが形成されている。そして、この当接端部107bは、コロ腕104がストッパ107の凹状部107aの外部に移動した後も、主軸角度300°〜10°の所定の角度範囲T(図10参照)において、コロ腕104の下方に位置しており、また、当接端部107bの高さは、糸切りソレノイド106がオフされてコロ腕104の押圧部104aに対するクラッチ部材105の入力部105aの押圧が解除されてもコロ103をカム溝102a内に維持し得る高さに形成されており、コロ103をカム溝102aに対する係合位置に保持するようになっている。
そのため、糸切り時にミシンモータに上述した逆回転が発生すると次のような不具合が発生することがあった。
すなわち、例えば、かかる逆回転が、糸切りソレノイド106がオフになった直後、換言すれば、上位置センサによる上位置検出直後に発生して、主軸角度が上述した所定の角度範囲T内となるまでミシンモータが逆回転した後に停止してしまうと、糸切りソレノイド106のオフによりコロ腕104がストッパ107の凹状部107a内に戻るよりも早く、糸切りカム102が逆転して、再度、コロ腕104が当接端部107bの下方に移動して、コロ腕104と当接端部107bとの当接によりコロ103とカム溝102aとの係合状態が維持されたままとなってしまう。さらに、カム102が設けられている下軸は主軸の二倍速で回転を行なっているため、図10に示すようにコロ腕104が当接端部107bとの当接状態から解除される期間はおよそ110°程度しかなく、次の縫製時に、通常の縫製速度でミシンモータの駆動が開始されてしまうと、コロ腕104はストッパ107の凹状部107aに戻ることが困難となり、メス駆動腕101や動メスが激しく往復回動を行うこととなり、ミシンモータに対する過剰なトルク負荷で緊急停止となったり、糸切り装置100が破壊されてしまったり、ミシンの針と動メスが干渉して針折れが発生するというという問題があった。
本発明は、ミシンモータの逆回転により糸切り装置が解除されずに縫製が開始されることを防止することをその目的とする。
請求項1記載の発明は、往復の回動動作により縫い糸の切断を行う動メスと、ミシン主軸を駆動するミシンモータにより回転駆動が行われる糸切りカムと、回動動作を行うことで前記動メスに切断動作を付与するメス駆動腕と、前記メス駆動腕上で、前記糸切りカムに対して係合する係合位置と係合しない退避位置との間を移動可能に支持された従節体と、前記メス駆動腕を前記動メスの回動動作を禁止する定位置に保持すると共に、当該定位置保持状態が解除されると前記従節体を前記係合位置に保持するストッパと、前記ストッパによるメス駆動腕の定位置保持状態を解除するクラッチ部材と、前記クラッチ部材の定位置保持状態解除動作を付与するアクチュエータと、前記アクチュエータの駆動タイミングを定める前記ミシンの主軸角度を検出する下位置センサと、前記動メスによる縫い糸の切断後における前記ミシンモータの停止制御の開始タイミングを定める前記ミシンの主軸角度を検出する上位置センサと、前記下位置センサの検出に基づいて前記アクチュエータを駆動させる糸切り制御手段と、前記上位置センサの検出に基づいて前記ミシンモータの停止制御を行う停止制御手段とを備えるミシンにおいて、前記ミシンモータ又は前記ミシン主軸の逆回転を検出する逆回転検出手段と、前記ミシンモータの停止制御が開始された後に、前記逆回転検出手段及び前記上位置センサにより、前記上位置センサにより検出される主軸角度より手前まで前記ミシンモータ又は前記ミシン主軸が逆回転されたことを検出するエラー検出手段と、前記エラー検出手段による検出がなされたときにはエラー報知を行う報知制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明と同様の構成を備えると共に、前記エラー報知後のミシンモータの駆動を禁止する駆動禁止制御手段を備えることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明と同様の構成を備えると共に、前記従節体が前記糸切りカムとの係合を終える主軸角度の通過を検出する糸切り完了位置センサと、前記エラー報知後のミシンモータの最初の駆動時に、前記糸切り完了位置センサによる検出が行われるまで縫製時よりも低速度でミシンモータの駆動を行わせる低速制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明は、ミシンモータの停止制御が開始された後に逆回転検出手段により上位置センサにより検出される主軸角度より手前までミシンモータ又はミシン主軸が逆回転が検出されたことの検出を行い、検出されたときにはエラー報知を行うので、逆回転の発生による糸切り装置のカムの係合解除がなされていない可能性があることを速やかにオペレータに認識させることができ、カム係合状態でのミシンモータの駆動開始による、過剰なトルク負荷の発生、糸切り装置の破壊や針折れなどをより効果的に防止することが可能となる。
請求項2記載の発明は、エラー報知後のミシンモータの駆動が禁止されるので、カム係合状態でのミシンモータの駆動開始による過剰なトルク負荷の発生、糸切り装置の破壊や針折れなどをさらに効果的に防止することが可能となる。
請求項3記載の発明は、エラー報知後のミシンモータの最初の駆動時に、糸切り完了位置センサによる検出が行われるまで所定の低速度でミシンモータの駆動を行わせるので、カムの係合が解除されてない場合であっても、次の縫製時に解除させることができ、カム係合状態でのミシンモータの駆動開始による過剰なトルク負荷の発生、糸切り装置の破壊や針折れなどをさらに効果的に防止することが可能となる。
本発明の実施形態たるミシン10について図1〜図3に基づいて説明する。なお、このミシン10は、前述した従来のミシンと同じ糸切り装置100を搭載しているので、当該糸切り装置100の説明は前述の記載を引用するものとする。
図1はミシン10の構成を示すブロック図である。図示のように、ミシン10は、ミシンフレーム内に平行に配置されたミシン主軸としての上軸(図示略)及び下軸114を回転させるミシンモータ11と、ミシンフレームのベッド部内に配置された糸切り装置100と、上軸により縫い針の上下動を行う上下動機構(図示せず)と、下軸114により回転動作を行う釜機構(図示せず)と、上軸に設けられ上位置の検出を行う上位置センサ12と、上軸に設けられ上位置の検出を行う下位置センサ13と、後述するミシンの各種の制御において必要となる設定入力を行うための操作パネル14と、エラー発生時にオペレータに報知を行う報知手段としての表示器15と、ミシンモータ11の回転速度及び回転方向を検出するエンコーダ16と、オペレータによる不図示の操作ペダルの前踏み操作、踏み込み操作、踏み返し操作に基づいて、回転指令信号、速度指令信号、糸切り指令信号をそれぞれ出力するペダルセンサ17と、ミシン10の各種制御を行う制御装置20とを備えている。
なお、各センサ12,13及び操作パネル14は図示しないインターフェイスを介して制御装置20に接続されており、ミシンモータ11はミシンモータ駆動回路31、糸切りソレノイド106はアクチュエータ駆動回路32,表示器15は表示駆動回路33を介して制御装置20に接続されている。
また、上述した針上下動機構及び釜機構は周知のものと同様であるため、その詳細説明は省略する。
上位置センサ12及び下位置センサ13が設けられた上軸は、縫い針の一回の上下動につき一回転を行う。そして、縫い針が上死点にあるときの上軸角度を0°とした場合に、上位置センサ12は上軸角度35°でON信号を出力し、80°まで出力し続けるようになっている。かかる上位置センサ12は、動メスによる縫い糸の切断後におけるミシンモータ11の停止制御の実行開始のタイミングを決定するためのミシンの主軸角度を検出するセンサであり、OFF状態からON信号が検出された瞬間がトリガーとなる。
また、下位置センサ13は上軸角度210°でON信号を出力し、250°まで出力し続けるようになっている。かかる下位置センサ13は、糸切りソレノイド106を作動させるタイミングを決定するためのミシンの主軸角度を検出するセンサであり、OFF状態からON信号が検出された瞬間がトリガーとなる。
ミシンモータ11のエンコーダ16は、ミシンモータ11の出力軸に連結され、ミシンモータ11の角度変化に応じてミシンの回転速度を検出してそれぞれ90°(1/4周期)位相の異なるA相信号とB相信号とからなるパルス信号を出力し、CPU21は、当該パルス信号をカウントすることにより主軸角度及び回転速度を検出することができるとともに、A相信号とB相信号との位相差を判別することにより、ミシンの回転方向を検出することができる。
操作パネル14は、オペレータによる各種の入力ボタンが設けられており、縫製の開始や停止、糸切りの実行等の指示入力を行ったり、縫製時のミシンモータ速度、糸切り時のミシンモータ速度等の設定入力を行うことができる。
制御装置20は、ミシンモータ11及び糸切りソレノイド106について所定の制御プログラムに従って各種制御を実行するCPU21と、各種制御を実行するためのプログラムや各種制御に要するデータが格納されたROM22と、各種制御を行うための処理の作業領域となるRAM23と、各種設定データが記録され、記録内容の書き込み/消去が可能な記憶手段であるEEPROM24とを備えている。
次に、図2のフローチャートと前出の図10のタイミングチャートを参照して、CPU21がROM22に記録されたプログラムによって実行するミシンの制御について説明する。
まず、縫製開始のための操作ペダルの前踏み操作が行われると、ペダスセンサ17は制御装置20に対して回転指令信号を出力する。一方、制御装置20のCPU21は、回転指令信号を検出すると(ステップS1)、ミシンモータ駆動回路31を通じてミシンモータ11を起動すると共に、操作ペダルの踏み込み量に基づいて決定される速度指令信号に従って回転駆動を行うようにミシンモータの速度制御を実行する(ステップS2)。また、操作ペダルの中立操作が行われるとペダルセンサ17は制御装置20に対して出力していた回転指令信号の出力を停止し、CPU21は、回転指令信号の出力停止を検出すると(ステップS1)、ミシンモータ11を停止させる(ステップS3)。
次いで、上述したミシンモータ11の駆動時或いは停止時において、CPU21は、操作パネル14からの糸切り実行の指示入力の有無を判定し(ステップS4)、指示入力がない場合には処理をステップS1に戻す。また、糸切りの指示入力があったときには、CPU21は、下位置センサ13の出力とミシンモータ11のエンコーダ16からのパルス信号の出力とを監視し(ステップS5)、下位置センサがOFF状態またはミシンモータの速度が所定の低速以上の場合には処理をステップS1に戻す。また、下位置センサ13のON状態(図10:210°参照)、かつ、その時のミシンモータの速度が所定の低速未満(例えば、250rpm)であることを検出すると、CPU21は、ミシンモータ駆動回路31を通じて、予め設定された糸切り時のミシンモータ速度に従って回転駆動を行うようにミシンモータの速度制御を実行すると共に、アクチュエータ駆動回路32を通じて糸切りソレノイド106を作動(オン)させる(ステップS6)。これにより、コロ腕104がクラッチ部材105に押圧されてストッパ107の凹状部107aから解放されると共にコロ103が糸切りカム102のカム溝102aに対する係合位置に移動する。そして、コロ103がカム溝102aに係合し、ミシンモータ11の駆動により糸切りカム102が回転し、コロ103の矢印S方向(図9参照)への移動を通じてメス駆動腕101が回動し、動メスによる往復回動が行われて縫い糸の切断が行われる。なお、この時、主軸角度で300°〜10°の角度範囲T(図10参照)においてコロ腕104の上面端部がストッパ107の当接端部107bの下方に位置することになる。
そして、上記糸切り制御の実行時には、CPU21は、上位置センサ12の出力を監視する(ステップS7)。そして、上位置センサ12のON状態が検出されると(図10:35°参照)、CPU21は、糸切りソレノイド106を非作動(オフ)とするとともにミシンモータ11に対する停止制御を開始する(ステップS8)。
ここで、停止制御について説明する。ミシンモータ11は前述のようにサーボモータであり、エンコーダ16の出力によりモータ速度を求め、CPU21の指令速度との偏差に応じた速度フィードバック制御を行う。この点は、縫製時も同様である。
一方、停止制御の場合には、予め減速の速度変化パターンがEEPROM24内に登録されており、かかる速度パターンとエンコーダ16の検出速度との偏差に基づいてミシンモータ11を減速し所定の上位置角度(主軸角度50°)を中心とする所定角度範囲内(例えば、50°±5°)で停止させる点が縫製時の制御と異なっている。一般的に、厳密な停止角度が要求されるモータの停止制御においては、モータの速度の低下にともなって停止位置に偏差が生じようとした場合には、実際にモータに逆転をさせてでも目的の停止位置に停止させる位置制御優先の逆転制動を行っている。しかしながら、このような逆転制動を、それほど厳密な停止角度が要求されないミシンの糸切り後の上位置停止に適用すると、ミシンモータ11を逆転させずに停止させた場合と比較して逆転のために(例え、数msecといえども)余分な時間を浪費して、効率的な縫製が実現できなくなる。従って、ミシンの糸切り時の停止制御においては、速やかな停止が実現するように、速度制御のみで所定の上位置角度範囲に停止させる制御が行われる。即ち、糸切りの実行時に糸挟みや糸絡みなどのトルク負荷が増大するような事態が生じない通常の負荷状態であれば、ミシンモータ11の速度は減速速度パターンよりも速くなり、その偏差はある程度大きくなるので、このような偏差を見越して速やかに減速できるような数値に速度フィードバックゲインは設定されている。そして、かかる速度フィードバックゲインに従って、逆回転方向にトルク出力が行われるように制御が行われ、これがブレーキとなってミシンモータ11は速やかに予定された上軸角度で停止させることができる。
ところが、糸切りの実行時に糸挟みや糸絡みなどのトルク負荷が増大するような事態が発生すると、偏差は予定されている値よりも小さくなるため、上述のように速やかにブレーキを働かせるように設定された速度フィードバックゲインで逆回転方向のトルク制御が行われると、実際にミシンモータ11に逆転を生じてしまう場合がある。そして、ミシンモータ11の糸切り後の停止制御時には、位置制御を行っていないから、ストッパ107の当接端部107bとコロ腕104との当接により、コロ103とカム溝102aとの係合状態が維持されたままであったとしても、ミシンモータ11の速度が0になった時点で停止することになる。
従って、CPU21は、エラー検出手段として、糸切り後の停止制御の開始後はミシンモータ11の逆転が発生して上位置センサ12によって検出される主軸角度(35°)より手前までミシンモータ11が逆回転をしていないかを検出する。また、CPU21は、エラー報知手段として機能して、エラーが検出時にはエラー報知を実行するよう表示器15を制御する。
なお、逆回転の検出は、上位置センサ12の出力がON状態からOFF状態になった時における逆転の有無の監視により行う。つまり、上位置センサ12のON状態が検出されて上軸が35°に到達してから、再度上位置センサ12のOFF状態が検出されたときに逆回転が発生していると、上軸の停止角度は35°より手前となるため上位置センサ12のON状態からOFF状態の切り替わり時にミシンモータの逆回転を監視することで、糸切りソレノイド106がオフになっているにもかかわらず、コロ103とカム溝102aとの係合状態が維持されたままミシンモータ11が停止していることを検知することが可能となっている。なお、ここではエンコーダ16が「逆回転検出手段」として機能する。なお、上位置センサ12は上軸角度が80°を超えた場合にもOFF状態となるが、この時、逆回転は検出されないので、上軸の角度が35°より手前である場合とは区別することができる。
図3は、上位置センサ12の出力がON状態からOFF状態になった時にエンコーダ16から出力されるA相信号とB相信号の関係を示したもので、上軸角度が80°を超えて上位置センサ12の出力がOFF状態になった場合は、エンコーダ16から正転状態の信号が出力され、上軸角度が35°を越えて上位置センサ12の出力がOFF状態になった場合は、エンコーダ16から逆転状態の信号が出力されるので、CPU21は、この時のA相信号とB相信号の関係を判別することでミシン主軸の逆回転を検出することができる。なお、エンコーダをミシン主軸に設けて、CPU21によりミシン主軸の逆回転を検出するようにしても良い。
以上のように、ステップS8において停止制御が開始されると、CPU21は、上位置センサ12がON状態であるかを判定する(ステップS9)。そして、ON状態のままの時には、エンコーダ16の出力からミシンモータ11が停止状態か判定し(ステップS10)、停止しているときにはステップS1に処理を戻して次の縫製の開始待ちとなる(図10:50°参照)。また、停止していないときにはステップS9に処理を戻して上位置センサ12を監視する。かかる過程で、糸切り装置100のコロ103はカム溝102aの終端に到達し、コロ腕104がストッパ107の当接端部107bから外れて凹状部107a内に嵌合する。従って、コロ103はカム溝102aから脱して退避位置に戻される(10:40°参照)。
また、ステップS9において、上位置センサ12のON状態からOFF状態の切り替わりが検出されたときには(図10:二点鎖線参照)、この瞬間におけるエンコーダ16のA相及びB相の各パルス信号の位相を比較してミシンモータ11が逆転しているか否かを判定する(ステップS11)。そして、ミシンモータ11が逆転していると判定した場合には、CPU21は表示器15を制御してエラー報知の表示を行う(ステップS12)。そして、この場合も、エンコーダ16の出力からミシンモータ11が停止状態か判定し(ステップS13)、停止しているときにはステップS1に処理を戻して次の縫製の開始待ちとなる。
以上の処理において、CPU21は、ステップS5〜S6に示すように、下位置センサのON状態の検出に基づいて糸切りソレノイド106を作動させて糸切りを実行する制御を行うことで「糸切り制御手段」として機能する。
また、CPU21は、ステップS7〜S8に示すように、上位置センサのON状態の検出に基づいてミシンモータの停止制御を行うことで「停止制御手段」として機能する。
また、CPU21は、ステップS9,S11に示すように、停止制御が開始されてから、上位置センサのONからOFFの切り替え時にミシンモータの逆回転の検出を行うと表示器15によりエラー報知を実行する制御を行うことで、報知制御手段として機能する。
そして、報知制御手段としての処理が行われることにより、ミシンモータ11の逆回転の発生による糸切り装置100の糸切りカム102の係合解除がなされていない可能性があることを速やかにオペレータに認識させることができ、カム係合状態でのミシンモータ11の駆動開始による、過剰なトルク負荷の発生や糸切り装置の破壊をより効果的に防止することが可能となる。
ここで、ミシンモータ11の逆回転の検出後においてエラー報知を行うだけでなく、CPU21は、それ以降、ミシンモータ11の駆動を禁止する駆動禁止制御手段としての制御を行っても良い。つまり、上位置センサのONからOFFの切り替わり時に逆回転が発生したということは、糸切り装置100のコロ103が糸切りカム102に対する係合状態が解除されていない蓋然性が高く、さらに、動メスと固定メスとの間に糸挟みを生じていたり、これらのメスや釜に糸絡みが発生している場合があることから、これらの点検作業を行うまで、誤って縫製を開始させることを防止でき、カム係合状態でのミシンモータの駆動開始による過剰なトルク負荷の発生や糸切り装置の破壊をさらに効果的に防止することが可能となる。
なお、上記制御を行う場合には、点検後に禁止状態を解除するための解除ボタンを設けても良い。
また、ミシン10に、コロ103が糸切りカム102との係合を終える主軸角度(例えば40°)の通過を検出する糸切り完了位置センサを設け、CPU21が、ミシンモータ11の逆回転の検出後におけるエラー報知後の次の縫製開始時において、上記コロ103の係合解除が検出されるまで、低速度でミシンモータ11を駆動させる低速制御手段としての制御を行っても良い。
ここで糸切り完了位置センサは、コロ103が糸切りカム102との係合を終える主軸角度の通過が検出可能であれば良く、例えば、上位置センサ12を糸切り完了位置センサとして用いて、そのON状態からOFF状態への切り替わり(80°)まで低速駆動を行わせても良い。
また、上記制御では、ミシンモータ11の回転速度は、縫製時のミシンモータ速度よりも低速であることが望ましく、例えば、操作パネル14で設定された糸切り時のミシンモータ速度(糸切りの実行に適した速度)と同じ速度とすることが望ましい。
かかる制御により、糸切り装置100のコロ103が糸切りカム102に対する係合状態が解除されていない場合であっても、糸切り装置100が破壊されない安全な速度でミシンモータ11が回転を行い、コロ103を糸切りカム102との係合状態を解除させることができ、カム係合状態でのミシンモータの駆動開始による過剰なトルク負荷の発生や糸切り装置の破壊をさらに効果的に防止することが可能となる。
なお、上記ミシン10の糸切り制御において、糸絡みや糸挟みによるミシンモータ11の回転駆動の停止や逆転は発生し得るので、下位置センサ13のセンサONによる糸切り制御開始時からタイマーで計時を行い、所定時間内に上位置センサのON状態が検出されない時には、エラー処理を行っても良い。
また、上記ミシン10では、上位置センサ12による上位置検出OFF時のミシンモータ11の逆転を検出した場合には、糸切り装置100のコロ103が糸切りカム102に対する係合状態が解除されていない蓋然性が高いことから、上位置検出OFF時にミシンモータ11の逆転が検出されると、即時にエラーと判断しているが、その後、さらにミシンモータ11が正転して上位置検出範囲内に停止してコロ103の糸切りカム102に対する係合状態が解除される可能性がある。従って、より判定を確実にするために、上位置検出OFF時のミシンモータ11の逆転検出後にミシンモータ11が停止したときの上位置センサの出力がOFFであった場合のみをエラーとして判断しても良い。
本実施形態たるミシンの構成を示すブロック図である。 ミシンの動作制御を示すフローチャートである。 上位置センサの出力がON状態からOFF状態になった時にエンコーダから出力されるA相信号とB相信号の関係を示した説明図である。 従来のミシンの糸切り装置の斜視図である。 従来のミシンの糸切り装置の側面図である。 従来のミシンの糸切り装置の糸切りを実行していないときの底面図である。 従来のミシンの糸切り装置の糸切りを実行しているときの底面図である。 従来のミシンの糸切り装置のカムとストッパとの関係を示す斜視図であり、カムの非係合状態を示す。 従来のミシンの糸切り装置のカムとストッパとの関係を示す斜視図であり、カムの係合状態を示す。 従来のミシンの糸切り制御及びミシンモータの停止制御時のタイミングチャートである。
符号の説明
10 ミシン
12 上位置センサ(逆回転検出手段、糸切り完了位置センサ)
13 下位置センサ
21 CPU(糸切り制御手段、停止制御手段、報知制御手段、駆動禁止制御手段、低速制御手段)
100 糸切り装置
101 メス駆動腕
102 糸切りカム
103 コロ(従節体)
105 クラッチ部材
106 糸切りソレノイド(アクチュエータ)
107 ストッパ
111 ねじりコイルバネ(復帰バネ)

Claims (3)

  1. 往復の回動動作により縫い糸の切断を行う動メスと、
    ミシン主軸を駆動するミシンモータにより回転駆動が行われる糸切りカムと、
    回動動作を行うことで前記動メスに切断動作を付与するメス駆動腕と、
    前記メス駆動腕上で、前記糸切りカムに対して係合する係合位置と係合しない退避位置との間を移動可能に支持された従節体と、
    前記メス駆動腕を前記動メスの回動動作を禁止する定位置に保持すると共に、当該定位置保持状態が解除されると前記従節体を前記係合位置に保持するストッパと、
    前記ストッパによるメス駆動腕の定位置保持状態を解除するクラッチ部材と、
    前記クラッチ部材の定位置保持状態解除動作を付与するアクチュエータと、
    前記アクチュエータの駆動タイミングを定める前記ミシンの主軸角度を検出する下位置センサと、
    前記動メスによる縫い糸の切断後における前記ミシンモータの停止制御の開始タイミングを定める前記ミシンの主軸角度を検出する上位置センサと、
    前記下位置センサの検出に基づいて前記アクチュエータを駆動させる糸切り制御手段と、
    前記上位置センサの検出に基づいて前記ミシンモータの停止制御を行う停止制御手段とを備えるミシンにおいて、
    前記ミシンモータ又は前記ミシン主軸の逆回転を検出する逆回転検出手段と、
    前記ミシンモータの停止制御が開始された後に、前記逆回転検出手段及び前記上位置センサにより、前記上位置センサにより検出される主軸角度より手前まで前記ミシンモータ又は前記ミシン主軸が逆回転されたことを検出するエラー検出手段と、
    前記エラー検出手段による検出がなされたときにはエラー報知を行う報知制御手段とを備えることを特徴とするミシン。
  2. 前記エラー報知後のミシンモータの駆動を禁止する駆動禁止制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載のミシン。
  3. 前記従節体が前記糸切りカムとの係合を終える主軸角度の通過を検出する糸切り完了位置センサと、
    前記エラー報知後のミシンモータの最初の駆動時に、前記糸切り完了位置センサによる検出が行われるまで縫製時によりも低速度でミシンモータの駆動を行わせる低速制御手段とを備えることを特徴とする請求項1記載のミシン。
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