JP5408779B2 - 保持治具の製造方法 - Google Patents
保持治具の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5408779B2 JP5408779B2 JP2009251938A JP2009251938A JP5408779B2 JP 5408779 B2 JP5408779 B2 JP 5408779B2 JP 2009251938 A JP2009251938 A JP 2009251938A JP 2009251938 A JP2009251938 A JP 2009251938A JP 5408779 B2 JP5408779 B2 JP 5408779B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- holding
- elastic body
- bottomed hole
- holding jig
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Drilling And Boring (AREA)
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
Description
請求項1は、支持孔が形成された補強部材と自身に挿入された小型部品を弾発的に保持する保持孔が形成された弾性部材とを備え、前記保持孔が前記支持孔の内部を通るように前記補強部材が前記弾性部材に埋設されて成る保持治具の製造方法であって、前記補強部材を埋設するように成形された弾性体の一方の表面から他方の表面に向かう第1の有底穴を前記支持孔の軸線に沿って前記弾性体に形成する工程と、前記他方の表面から前記一方の表面に向かう第2の有底穴を前記軸線に沿って前記弾性体に形成する工程と、前記第1の有底穴を形成する第1の穴加工工具及び前記第2の有底穴を形成する第2の穴加工工具よりも外径が大きな第3の穴加工工具を用いて前記第1の有底穴と前記第2の有底穴とを貫通させる工程とを有することを特徴とする保持治具の製造方法であり、
請求項2は、前記第1の有底穴及び前記第2の有底穴はそれぞれ前記弾性体の厚さの50%未満の深さに形成されることを特徴とする請求項1に記載の保持治具の製造方法であり、
請求項3は、前記第1の穴加工工具、前記第2の穴加工工具及び前記第3の穴加工工具はいずれもドリルであることを特徴とする請求項1又は2記載の保持治具の製造方法であり、
請求項4は、前記第1の有底穴及び前記第2の有底穴は前記支持孔の軸線と共通する軸線を有するように形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の保持治具の製造方法である。
厚さ9.3mmのアルミニウム板を縦180mm×横270mmに切り出し、その縦150mm×横225mmの長方形の領域を両表面から深さ1.7mmまで切削して、周囲に鍔部13を有する厚さが5.9mmの平坦部12を形成した。この平担部12に、1.6mmの直径を有する円形断面の支持孔11を、縦方向及び横方向に2.03mmの間隔で、縦71列及び横108列に整列した状態に、穿孔した。このようにして、図3に示される補強部材5を作製した。
第3の穴加工工具として前記樹脂用ドリル9に代えて外径0.72mm又は外径0.75mmの各樹脂用ドリルを用いたこと以外は、実施例1と基本的に同様にして、保持治具をそれぞれ製造した。
(実施例4)
前記第1の底部25の深さ及び前記第2の底部26の深さを、いずれも、3.7mm(弾性体7の厚さの40%)に変更したこと以外は、実施例1と基本的に同様にして、保持治具をそれぞれ製造した。
(実施例5)
前記第1の底部25の深さを4.1mm(弾性体7の厚さの45%)及び前記第2の底部26の深さ4.5mm(弾性体7の厚さの48%)に変更したこと以外は、実施例1と基本的に同様にして、保持治具を製造した。
第3の穴加工工具として前記樹脂用ドリル9に代えて前記樹脂用ドリル8よりも小さな外径0.5mmの樹脂用ドリルを用いたこと以外は、実施例1と基本的に同様にして、保持治具を製造した。
製造した各保持治具における保持孔のうち任意の5個の保持孔を選択して、これら保持孔の内径を軸線C方向に等間隔で10個所測定した。その結果、実施例1〜5の保持治具においては内径の差がほとんどなかったのに対して、比較例1の保持治具においては内径の差が大きかった。
製造した各保持治具における保持孔のうち任意の5個の保持孔を選択して、これら保持孔内を縦0.5mm×横0.5mm×高さ1.0mmの直方体状小型部品が円滑に通過するか否かを保持孔を通過させるときに押圧する直方体状小型部品への押圧力で評価した。この押圧力を次のようにして測定した。まず、測定部先端に直径0.2mmの円柱を成した先端子を取り付けたデジタルフォースゲージ(商品名:ZP(Z2)−2N、株式会社イマダ製)を備えた計測スタンド(商品名:MX−500N、株式会社イマダ製)を用意し、測定環境を21±1°、湿度50±5%に設定した。次いで、一端部を保持孔に挿入した直方体状小型部品に前記先端子を接触させ、20mm/minの速度で前記直方体状小型部品を押圧して、この直方体状小型部品が前記保持孔を通過するまでの荷重を連続して測定した。その結果、実施例1〜5の保持治具においては、いずれの保持孔であっても前記直方体状小型部品をこの保持孔内を移動させるときの押圧力はほぼ一定であり、これら保持孔の内表面と直方体状小型部品との触突は確認できなかったのに対して、比較例1の保持治具においては、ほとんどの保持孔の略中央手前で前記押圧力が一時的に大きくなり、保持孔の内表面と直方体状小型部品との触突を確認できた。
さらに、前記のように選択した各保持孔内を前記直方体状小型部品を繰り返して500回通過させた後に、直方体状小型部品及び保持孔の内表面の損傷程度を目視にて確認した。その結果、実施例1〜5の保持治具においては直方体状小型部品及びすべての保持孔の内表面がいずれもほとんど損傷していなかったのに対して、比較例1の保持治具においては直方体状小型部品及び/又は複数の保持孔の内表面が損傷していた。
5 補強部材
6 弾性部材
7 弾性体
7a 一方の表面
7b 他方の表面
8 第1の穴加工工具
8 第2の穴加工工具
9 第3の穴加工工具
11 支持孔
12 平坦部
13 鍔部
15 保持孔
21 第1の有底穴
22 第2の有底穴
23 第1の開口部
24 第2の開口部
25 第1の底部
26 第2の底部
C 軸線
Claims (4)
- 支持孔が形成された補強部材と、自身に挿入された小型部品を弾発的に保持する保持孔が形成された弾性部材とを備え、前記保持孔が前記支持孔の内部を通るように前記補強部材が前記弾性部材に埋設されて成る保持治具の製造方法であって、
前記補強部材を埋設するように成形された弾性体の一方の表面から他方の表面に向かう第1の有底穴を前記支持孔の軸線に沿って前記弾性体に形成する工程と、
前記他方の表面から前記一方の表面に向かう第2の有底穴を前記軸線に沿って前記弾性体に形成する工程と、
前記第1の有底穴を形成する第1の穴加工工具及び前記第2の有底穴を形成する第2の穴加工工具よりも外径が大きな第3の穴加工工具を用いて、前記第1の有底穴と前記第2の有底穴とを貫通させる工程とを有することを特徴とする保持治具の製造方法。 - 前記第1の有底穴及び前記第2の有底穴は、それぞれ、前記弾性体の厚さの50%未満の深さに、形成されることを特徴とする請求項1に記載の保持治具の製造方法。
- 前記第1の穴加工工具、前記第2の穴加工工具及び前記第3の穴加工工具は、いずれも、ドリルであることを特徴とする請求項1又は2記載の保持治具の製造方法。
- 前記第1の有底穴及び前記第2の有底穴は、前記支持孔の軸線と共通する軸線を有するように、形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の保持治具の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009251938A JP5408779B2 (ja) | 2009-11-02 | 2009-11-02 | 保持治具の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009251938A JP5408779B2 (ja) | 2009-11-02 | 2009-11-02 | 保持治具の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011093074A JP2011093074A (ja) | 2011-05-12 |
JP5408779B2 true JP5408779B2 (ja) | 2014-02-05 |
Family
ID=44110560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009251938A Active JP5408779B2 (ja) | 2009-11-02 | 2009-11-02 | 保持治具の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5408779B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6539449B2 (ja) * | 2015-01-21 | 2019-07-03 | 三菱重工業株式会社 | 穴加工方法 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03213204A (ja) * | 1990-01-17 | 1991-09-18 | Hitachi Ltd | ドリルによる板材の孔あけ方法 |
JP3262931B2 (ja) * | 1993-12-06 | 2002-03-04 | 太陽誘電株式会社 | チップ状電子部品保持プレート |
JP2000030990A (ja) * | 1998-07-16 | 2000-01-28 | Murata Mfg Co Ltd | チップ部品の保持プレートの製造方法 |
JP3896785B2 (ja) * | 2000-10-11 | 2007-03-22 | 松下電器産業株式会社 | 積層板の穴明け方法 |
JP2003080410A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-18 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 板状部材の孔加工方法、及び該方法によって孔が加工される板状部材 |
JP2005019834A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | キャリアプレート |
JP2006344826A (ja) * | 2005-06-09 | 2006-12-21 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | キャリアプレートの製造方法 |
JP4566840B2 (ja) * | 2005-06-30 | 2010-10-20 | Agcテクノグラス株式会社 | 反射鏡の穿孔方法 |
JP2007207898A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Arai Pump Mfg Co Ltd | キャリアプレートおよびその製造方法 |
JP2009039850A (ja) * | 2007-08-09 | 2009-02-26 | Arai Pump Mfg Co Ltd | キャリアプレートの製造方法 |
-
2009
- 2009-11-02 JP JP2009251938A patent/JP5408779B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011093074A (ja) | 2011-05-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6830442B2 (ja) | 少なくとも一つのスプリング式コンタクトピン又はスプリング式コンタクトピン構造の製造方法及び対応する装置 | |
KR20120031140A (ko) | 마이크로스프링 접점을 갖는 인터포저 및 그 제조 및 사용 방법 | |
KR101311735B1 (ko) | 반도체 칩 테스트용 소켓 | |
JP5036763B2 (ja) | 小型部品の保持治具及び小型部品の取扱方法 | |
JP5408779B2 (ja) | 保持治具の製造方法 | |
JP2008016761A (ja) | 保持治具及び保持治具の製造方法 | |
KR100946593B1 (ko) | 캐리어 플레이트 및 그 제조방법 | |
JP5366252B2 (ja) | 保持治具の製造方法 | |
JP5327959B2 (ja) | 保持治具及び小型部品の取扱装置 | |
WO2020231623A1 (en) | Multilayered nanowire arrays with lateral interposers | |
JP5634193B2 (ja) | 成形金型及び保持治具の製造方法 | |
JP5234936B2 (ja) | 保持治具 | |
JP5408782B2 (ja) | 保持治具及び保持治具の製造方法 | |
JP6529599B2 (ja) | 電気接触子 | |
JP2009028982A (ja) | キャリアプレートの製造方法およびキャリアプレート | |
JP2009039850A (ja) | キャリアプレートの製造方法 | |
JP4843072B2 (ja) | 小型部品の保持治具及び小型部品の取扱方法 | |
JP2011199070A (ja) | 保持治具 | |
JP2011230347A (ja) | 保持治具の製造方法及び成形金型 | |
JP2011222889A (ja) | 保持治具及び保持治具の製造方法 | |
JP5408785B2 (ja) | 保持治具及び保持治具の製造方法 | |
JP2010141235A (ja) | 薄葉状保持治具 | |
JP2021173641A (ja) | プローブユニット作製方法及びプローブユニット | |
JP6667331B2 (ja) | 金属部材と樹脂モールドとの複合体 | |
JP2005135772A (ja) | 異方導電性フィルムの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20120829 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120910 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131024 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131101 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131101 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5408779 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |