JP5406918B2 - 溶湯処理設備と溶湯処理方法およびそれを用いた溶湯搬送ライン - Google Patents

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Description

本発明は、鋳造工場における、溶湯搬送ラインにおいて、黒鉛球状化処理とノロ(スラグ)取りを行う設備とその設備を用いて黒鉛球状化処理とノロ取りを行う方法に関する。
従来、鋳物を製造する鋳造工場において、溶解設備から受湯台車によって取鍋に溶湯を受け、クレーンなどで持ち上げることなく取鍋を搬送して鋳型へ注湯する自動注湯装置があった(特許文献1参照)。この装置では、鋳造する製品の材質が球状黒鉛鋳鉄(FCD)である場合に、受湯してから注湯するまでに取鍋に黒鉛球状化剤を投入され黒鉛球状化処理される。つぎに、別の取鍋で、ノロ取り位置まで搬送され、そこでノロ取りを行ったのち、鋳型に取鍋の溶湯が注湯される。
特許文献1: 特開平11−207458号公報
しかしながら、特許文献1記載の装置では、黒鉛球状化処理場所と、ノロ取り場所が離れているため設備全体が大きくなり、コスト増大と、溶湯を搬送する経路全体の肥大化という問題があった。また、黒鉛球状化処理をしたのちノロ取り位置まで搬送するため、その時間が鋳型への注湯のサイクルタイムの延長に繋がるという問題もあった。
そこで、本発明は、上述の事情に鑑み、溶湯搬送ラインの省スペース化を実現して設備をコンパクトにすることができ、また、次工程(たとえば注湯工程)へ送る時間が短くなるためコスト削減とサイクルタイムの短縮もはかることができる溶湯処理設備を提供することを目的とする。
本発明の溶湯処理設備は、蓋を有する取鍋の中の溶湯に黒鉛球状化剤を用いて黒鉛球状化処理をし、黒鉛球状化処理を行った取鍋内の溶湯のノロを除去する溶湯処理設備であって、前記蓋をした前記取鍋を所定位置まで搬送するとともに、傾動時に前記取鍋を支える取鍋搬送支持装置と、所定位置に搬送された前記蓋をした前記取鍋内の溶湯に接種剤を投入することで黒鉛球状化させる黒鉛球状化処理装置と、前記取鍋の蓋を昇降させることで前記蓋を開閉する蓋開閉装置と、前記蓋開閉装置で前記蓋が開とされた状態で、前記ノロを除去するために、前記取鍋搬送支持装置を前記取鍋とともに傾動させる取鍋傾動装置とを備えたことを特徴としている。
本発明によれば、黒鉛球状化処理と、その後のノロ取りを同一の場所で行うことで、設備をコンパクトにし、コスト削減と溶湯搬送ラインの省スペース化を実現することができる。また、次工程へ送る時間が短くなるためサイクルタイムの短縮もはかることができる。
本発明の一実施の形態の溶湯処理設備を用いた溶湯搬送ラインの概略図である。 本発明の一実施の形態の溶湯処理設備の正面概略図である。 ノロ取りを行う状態を示す図である。 (a)溶湯処理設備の取鍋搬送支持装置および取鍋傾動装置の平面概略図である。(b)溶湯処理設備の取鍋搬送支持装置および取鍋傾動装置の正面概略図である。 本発明の溶湯処理設備を用いた溶湯搬送ラインの第1の実施の形態を表す図である。 本発明の溶湯処理設備を用いた溶湯搬送ラインの第2の実施の形態を表す図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施の形態にかかわる溶湯処理設備を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態を示す図であって、溶湯処理設備を用いた溶湯搬送ラインの概略図である。
図1に示すように、溶湯処理設備Aは、溶湯搬送ラインBに沿って配置されている。該溶湯搬送ラインBは、鉄などの材料を溶解させる溶解炉もしくは溶解させた溶湯を保持する保持炉を有する溶解設備Eから、鋳型へ溶湯を鋳込む注湯設備Fまで、軌道B1を走行する台車B2やローラコンベヤB3などを使うことで、クレーンによって持ち上げられることなく取鍋Cを、搬送するようになっている。
本発明で用いられる取鍋Cは、前記溶湯搬送ラインBで使用されるもので、上部を塞ぐように蓋Dが載置されている。該蓋Dは、黒鉛球状化剤を投入するための投入口D1と、上部に前記蓋を持ち上げるための取手D2が設けられている。
図2は、本発明の一実施の形態の溶湯処理設備の正面概略図である。
図2に示すように、溶湯処理設備Aは、H鋼などによって架台フレームA1が構成されており、前記架台フレームA1に囲まれた内部に、取鍋Cを搬送し、支持するための前記取鍋搬送支持装置1が配置されている。
前記取鍋搬送支持装置1は、図4に示すように、複数のローラ1aAと前記ローラを正逆回転させるローラ駆動装置1aBとからなるローラコンベヤ1aと、取鍋を所定位置で停止するため及び傾動時に支えるためのバックレスト1bとからなっている。取鍋は、前記ローラ1aAによって支持され、前記ローラ駆動装置1aBによる前記ローラの回転によって、前記ローラ1aA上を移動するようになっている。
なお、前記溶湯搬送ラインBで使用される前記ローラコンベヤB3は、前記取鍋搬送支持装置のローラコンベヤ1aと同じものである。
また、前記取鍋搬送支持装置1によって、前記取鍋Cが前記架台フレームA1の内部の所定位置まで搬送された上部の前記架台フレームA1には、黒鉛球状化処理装置2と、蓋開閉装置3とが設置されている。
図3において、前記黒鉛球状化処理装置2は、前記蓋Dに設けられた投入口D1を通して黒鉛球状化剤であるMgワイヤA2を投入して黒鉛球状化を行うものである。前記黒鉛球状化処理装置2は、MgワイヤA2をコイル状に束ねたMgロール(図示せず)から線状のMgワイヤA2として取り出して、送り出すワイヤ供給装置2aと、円弧と直線を描きながら前記投入口D1へ向けてMgワイヤA2を誘導するワイヤガイド2bとからなっている。
前記蓋開閉装置3は、所定位置にある前記取鍋Cの前記蓋Dの前記取手D2を下から支える開閉アーム3aと、該開閉アーム3aを上下させる蓋昇降装置3bとからなっている。
前記取鍋傾動装置4は、前記取鍋搬送支持装置1を、傾動軸A3を軸にして傾動させるシリンダ4aであり、該シリンダ4aは、図4に示すように前記取鍋搬送支持装置1に2つ配置されている。該シリンダ4aの先端4bは、前記取鍋搬送支持装置1に取り付けられた傾動用ブラケット4cにそれぞれ軸支されている。
このように構成された溶湯処理設備Aの動作について説明する。
図1に示される溶湯搬送ラインBの溶解設備Eから溶湯を受け取った取鍋Cは、溶湯が冷めないよう蓋を閉める蓋閉手段(図示せず)により蓋Dを閉められる。
つぎに、図2に示されるように、前記取鍋Cは、本発明の溶湯処理設備Aに搬送されてくる。搬送されてきた前記取鍋Cは、取鍋搬送支持装置1によって矢印G1の方向へ動かされ、溶湯処理設備Aの所定位置まで搬送される。この所定位置とは、前記取鍋搬送支持装置1上で、バックレスト1bと接触する位置でもある。これによって常に決まった位置で前記取鍋Cを停止させることができる。
つぎに、黒鉛球状化処理装置2のワイヤ供給装置2aが作動し、MgロールからMgワイヤA2がワイヤガイド2bに沿って前記蓋の投入口D1に、そして前記取鍋C内の溶湯に投入される。これによって、溶湯が、黒鉛球状化処理される。なお、本実施の形態では、黒鉛球状化処理は、Mgワイヤを使った、ワイヤインジェクションで行っているが、黒鉛球状化させるものであれば黒鉛球状化剤を特に限定はしない。また、本発明では、黒鉛球状化剤を用いた黒鉛球状化処理を行っているが、黒鉛球状化ではなく他の接種剤を用いた改良処理にも適応できる。
ここで、前記蓋Dは、閉めたまま黒鉛球状化処理を行う。これは、黒鉛球状化処理に伴い、溶湯が跳ね、取鍋Cから溶湯が飛び散らないようにするためである。また、ガスが発生するのでガスが発散しないようにするためである。
つぎに、黒鉛球状化処理が終わったら、蓋開閉装置3の蓋昇降装置3bを作動させ、前記蓋の取手D2の下部を開閉アーム3aによって支えながら前記蓋Dを持ち上げる。さらに、取鍋傾動装置4を作動させ、図3に示されるように、傾動軸A3を軸に、前記取鍋搬送支持装置1とともに前記取鍋Cを矢印G2の方向へ傾動させる。このとき、前記取鍋Cは、前記バックレスト1bによって、支えられている。この状態で、前記取鍋Cにあるノロは除去される。このノロの除去作業は、たとえば、ノロ取り作業位置A4でノロを掻き出したり、ノロ取り装置を使ったりすることができる。
つぎに、ノロの除去が終わったら、前記取鍋傾動装置4を作動させるとともに、前記蓋昇降装置3を作動させ図2に示すように元の位置に戻す。
つぎに、前記取鍋搬送支持装置1によって、矢印G1の反対方向に動かされ、次工程(例えば、注湯工程)に搬送される。
上述のように、本発明は、黒鉛球状化処理とノロ取りを、同一の場所で行っている。
溶湯搬送ラインの第1の実施の形態
つぎに、本発明の溶湯処理設備を用いた溶湯搬送ラインについて説明する。図5は、本発明の溶湯処理設備を用いた溶湯搬送ラインの第1の実施の形態を示している。
図5に示す溶湯搬送ラインは、鉄などの材料を溶解させる溶解炉もしくは溶解させた溶湯を保持する保持炉を有するとともに該溶湯を取鍋Cへ受湯させる溶解設備Eと、取鍋の中の溶湯に黒鉛球状化処理を行うとともにノロを除去する溶湯処理設備Aと、鋳型へ溶湯を鋳込む注湯設備Fと、溶解設備と注湯設備との間を連絡する軌道B1と、取鍋が載置され軌道B1上を走行する台車B2とで構成されている。
また、溶湯処理設備Aは、軌道B1に沿って配置されている。さらに、注湯設備Fは、複数の自動注湯装置F1を備えている。
このように構成された溶湯搬送ラインの動作を説明する。
取鍋Cは、常に台車B2に載置されて移動する様になっている。そして、前記台車B2は軌道B1上を走行し前記取鍋Cを溶解設備Eまで移動させて、溶解設備Eで取鍋Cに溶湯を受湯する。次いで、溶湯を受湯した取鍋Cは、再び前記台車B2によって前記軌道B1上を移動して、溶湯処理設備Aの位置まで搬送される。次いで、溶湯処理設備Aに搬送された取鍋Cの溶湯は、溶湯処理設備Aで黒鉛球状化処理やノロ取りをされる。そして、溶湯処理設備Aで溶湯処理された取鍋Cは、再び前記台車B2によって前記軌道B1上を移動して、注湯設備まで搬送される。
このようにして、取鍋Cは、溶解設備Eで溶湯を受湯し、溶湯処理設備Aで溶湯処理され、注湯設備Fまで搬送される。なお、前記軌道B1は、鋳造工場のレイアウトによって、様々な経路を採ることができ、また、軌道B1上を走行する台車B2は、図5に示すように複数でもよく、また1つでもよいが、複数であれば、複数の自動注湯装置にすばやく対応できたり、取鍋の搬送間隔を短くしたりすることができる。
また、自動注湯装置は、複数でも1つでもよいが、複数であれば、注湯の間隔を短くしたり、高速鋳型造型機にも対応したりすることができる。
溶湯搬送ラインの第2の実施の形態
つぎに、図6は、本発明の溶湯処理設備を用いた溶湯搬送ラインの第2の実施の形態を示している。図6に示す溶湯搬送ラインは、鉄などの材料を溶解させる溶解炉もしくは溶解させた溶湯を保持する保持炉を有するとともに該溶湯を取鍋Cへ受湯させる溶解設備Eと、取鍋Cの中の溶湯に黒鉛球状化処理を行うとともにノロを除去する溶湯処理設備Aと、鋳型へ溶湯を鋳込む複数の自動注湯装置F1を備えている注湯設備Fと、溶解設備に隣接される第1軌道B1aと、取鍋が載置され第1軌道B1a上を走行する第1台車B2aと、第1軌道B1aと直交し第1台車B2aから前記取鍋Cを受け取る第1ローラコンベアB3aと、注湯設備の複数の自動注湯装置F1それぞれに対応する位置へ連絡する第2ローラコンベアB3bと、第1ローラコンベアと第2ローラコンベアとの間に配置された第2軌道B1bと、第2軌道B1b上を走行し、取鍋Cを第1ローラコンベアB3aから第2ローラコンベアB3bに移し変える第2台車B2bとから構成されている。
また、溶湯処理設備Aは、第1軌道B1aに沿って配置されている。
このように構成された溶湯搬送ラインの動作を説明する。
第1台車B2aは、第1軌道B1a上を走行し、取鍋Cを溶解設備Eまで移動させて、溶解設備Eで取鍋Cに溶湯を受湯する。次いで、溶湯を受湯した取鍋Cは、再び前記第1台車B2aによって前記第1軌道B1a上を移動して、溶湯処理設備Aの位置まで搬送される。次いで、溶湯処理設備Aに搬送された取鍋Cの溶湯は、溶湯処理設備Aで黒鉛球状化処理やノロ取りをされる。次いで、溶湯処理設備Aで溶湯処理された取鍋Cは、再び前記第1台車B2aによって前記第1軌道B1a上を移動して、第1ローラコンベアB3aに移される。
つぎに、第1ローラコンベアB3aを作動させて、前記取鍋Cを第2軌道B1b上にある第2台車B2b上に移し変える。次いで、第2台車B2bは、第2軌道B1b上を走行し、第2ローラコンベアB3bに前記取鍋Cを移し変える。そして、該第2ローラコンベアB3bを作動させて、前記取鍋Cを注湯設備Fの自動注湯装置F1に搬送する。
このようにして、取鍋Cは、溶解設備Eで溶湯を受湯し、溶湯処理設備Aで溶湯処理され、注湯設備Fまで搬送される。なお、前記第2ローラコンベアB3bは、注湯設備Fの自動注湯装置F1の数によってさらに増やすこともできる。その場合は、高速鋳型造型機にも対応が可能である。
なお、本発明は特定の望ましい実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内で当業界の通常の知識によって多様な応用が可能である。
1 取鍋搬送支持装置
1a ローラコンベヤ
1aA ローラ
1aB ローラ駆動装置
1b バックレスト
2 黒鉛球状化処理装置
2a ワイヤ供給装置
2b ワイヤガイド
3 蓋開閉装置
3a 開閉アーム
3b 蓋昇降装置
4 取鍋傾動装置
4a シリンダ
4b シリンダ先端
4c 傾動用ブラケット
A 溶湯処理設備
A1 架台フレーム
A2 Mgワイヤ
A3 傾動軸
A4 ノロ取り作業位置
B 溶湯搬送ライン
B1 軌道
B2 台車
B3 ローラコンベヤ
C 取鍋
D 蓋
D1 投入口
D2 取手
E 溶解設備
F 注湯設備

Claims (12)

  1. 蓋を有する取鍋の中の溶湯に黒鉛球状化剤を用いて黒鉛球状化処理をし、黒鉛球状化処理を行った取鍋内の溶湯のノロを除去する溶湯処理設備であって、
    前記蓋をした前記取鍋を所定位置まで搬送するとともに、傾動時に前記取鍋を支える取鍋搬送支持装置と、
    所定位置に搬送された前記蓋をした前記取鍋内の溶湯に接種剤を投入することで黒鉛球状化させる黒鉛球状化処理装置と、
    前記取鍋の蓋を昇降させることで前記蓋を開閉する蓋開閉装置と、
    前記蓋開閉装置で前記蓋が開とされた状態で、前記ノロを除去するために、前記取鍋搬送支持装置を前記取鍋とともに傾動させる取鍋傾動装置
    とを備えた溶湯処理設備。
  2. 前記取鍋搬送支持装置が、前記取鍋傾動装置で傾動された前記取鍋を支えるバックレストを備える、
    請求項1記載の溶湯処理設備。
  3. 前記バックレストは、前記取鍋と接触することにより前記搬送される取鍋を所定位置で停止させる、
    請求項2記載の溶湯処理設備。
  4. 前記蓋の上面には、取手が設けられ、
    前記蓋開閉装置は、前記所定位置に搬送された前記取鍋の蓋の前記取手を支える開閉アームと、該開閉アームを上下させる蓋昇降装置とを備える、
    請求項3記載の溶湯処理設備。
  5. 前記取鍋傾動装置は2つのシリンダーであり、該シリンダーの先端は、前記取鍋搬送支持装置に取り付けられたブラケットに軸支される、
    請求項4記載の溶湯処理設備。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項記載の溶湯処理設備を用いた溶湯処理方法であって、
    溶湯を取鍋に受湯する受湯工程と、
    前記溶湯を受湯した取鍋に蓋をする蓋閉工程と、
    前記蓋をした前記取鍋を所定位置まで搬送する搬送工程と、
    前記蓋をした前記取鍋内の溶湯に接種剤を投入する黒鉛球状化処理工程と、
    該黒鉛球状化処理工程を経た前記取鍋の蓋を開ける蓋上昇工程と、
    前記蓋を開けた前記取鍋を傾動させる取鍋傾動工程と、
    前記傾動した取鍋からノロを除去するノロ取り工程、
    とを含み、
    黒鉛球状化処理工程とノロ取り工程が同一の場所で行われることを特徴とした溶湯処理方法。
  7. 請求項1ないし5のいずれかに1項記載の溶湯処理設備を配置した溶湯を溶解設備から自動注湯装置まで搬送する溶湯搬送ラインであって、
    該溶湯搬送ラインは、
    材料を溶解させる溶解炉もしくは溶解させた溶湯を保持する保持炉を有するとともに該溶湯を取鍋へ受湯させる溶解設備と、
    前記取鍋の中の溶湯に黒鉛球状化処理を行うとともにノロを除去する溶湯処理設備と、
    鋳型へ溶湯を鋳込む注湯設備と、
    前記溶解設備と前記注湯設備との間を連絡する軌道と、
    前記取鍋が載置され前記軌道上を走行する台車
    とを備えたことを特徴とする溶湯搬送ライン。
  8. 前記注湯設備が、複数の自動注湯装置を備えていることを特徴とする請求項7記載の溶湯搬送ライン。
  9. 前記溶湯処理設備が前記軌道に沿って配置されていることを特徴とする請求項8記載の溶湯搬送ライン。
  10. 請求項1ないし5のいずれかに1項記載の溶湯処理設備を配置した溶湯を溶解設備から自動注湯装置まで搬送する溶湯搬送ラインであって、
    材料を溶解させる溶解炉もしくは溶解させた溶湯を保持する保持炉を有するとともに該溶湯を取鍋へ受湯させる溶解設備と、
    鋳型へ溶湯を鋳込む複数の自動注湯装置を備えている注湯設備と
    前記溶解設備に隣接される第1軌道と、
    前記取鍋が載置され前記第1軌道上を走行する第1台車と、
    前記第1軌道と直交し前記第1台車から前記取鍋を受け取る第1ローラコンベアと、
    前記注湯設備の複数の自動注湯装置それぞれに対応する位置に取鍋を搬送する複数の第2ローラコンベアと、
    前記第1ローラコンベアで搬送された取鍋を前記複数の第2ローラコンベアのいずれかに移し変えるための第2軌道と、
    前記第2軌道上を走行し、前記取鍋を前記第1ローラコンベアから前記第2ローラコンベアに移し変える第2台車と、
    を備えたことを特徴とする溶湯搬送ライン。
  11. 前記溶湯処理設備が前記第1軌道に沿って配置されていることを特徴とする請求項10記載の溶湯搬送ライン。
  12. 前記溶湯処理設備が前記第2軌道に沿って配置されていることを特徴とする請求項10記載の溶湯搬送ライン。
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