JP5405976B2 - 自転車用幼児座席 - Google Patents

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Description

本発明は、自転車用幼児座席に関するものである。
従来、自転車の前部に装着される自転車用幼児座席が、特許文献1にて開示されている。
この幼児座席は、座部と左右一対の側壁とを有する座席本体と、前記座部の前方側に配置された脚載せ部材とを備えている。
前記座席本体の左右各側壁は座部の前方側へと延出されている。
また、座席本体の側壁間の前端側には、左右側壁を連結するガード壁が設けられている。
前記脚載せ部材は、底部壁と、この底部壁の左右両端から上方側に延びる左右側部壁と、前記底部壁の前端から上方側に延びる前部壁とを備えてなる。
また、脚載せ部材の底部壁の後端側は前記座部に枢軸を介して枢支されており、該脚載せ部材は、第1姿勢と該第1姿勢から前記枢軸回りに下方に揺動した第2姿勢とに姿勢変更自在とされている。
特開2006−182199号公報
前記従来の脚載せ部材にあっては、第1姿勢では、ガード壁の下端側と脚載せ部材の底部壁の前端側との間は、脚載せ部材の前部壁によって前方側から覆われているが、第1姿勢から下方に揺動させた第2姿勢では、ガード壁の下端と脚載せ部材との間が大きく開口するように構成されている。
第2姿勢においてガード壁の下端側と脚載せ部材との間が大きく開口するようになっていると、幼児座席を自転車の前部に装着すると共に脚載せ部材を第2姿勢にして自転車を走行させると、ガード壁の下端と脚載せ部材との間から幼児座席内に風が多量に入ってくることとなる。
このため、冬期などにおいて、ガード壁の下端と脚載せ部材との間から幼児座席内に吹き込んでくる多量の寒風が幼児座席に乗せた子供にあたるという問題がある。
本発明は、前記問題を解決することを課題とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、座部と左右一対の側壁とを有する座席本体を備え、この座席本体の左右各側壁は座部の前方側へと延出されていると共に該側壁間の前端側に左右側壁を連結するガード壁を備え、
前記座部の前方側に脚載せ部材を設け、この脚載せ部材は、底部壁と、この底部壁の左右両端から上方側に延びる左右側部壁と、前記底部壁の前端から上方側に延びる前部壁とを備えてなると共に、底部壁の後端側が前記座部に枢軸を介して枢支されていて第1姿勢と該第1姿勢から前記枢軸回りに下方に揺動した第2姿勢とに姿勢変更自在とされ、第1姿勢にて、ガード壁の下端側と脚載せ部材の底部壁の前端側との間が脚載せ部材の前部壁によって前方側から覆われるよう構成された自転車用幼児座席において、
前記脚載せ部材を第2姿勢にした際に、前記ガード壁の下端側と脚載せ部材の底部壁の前端側との間が、脚載せ部材の前部壁によって前方側から覆われるように構成されていることを特徴とする。
また、前記脚載せ部材の前部壁の上部は、側部壁の前端よりも上方側に延出されていて第1姿勢時に前記ガード壁と前後方向に関してオーバーラップするように構成するのがよい。
また、前記ガード壁は後傾状とされ、座席本体の左右の側壁の上縁は、側面視において、座席本体の前後方向中央側からガード壁の上端にわたって、前方に行くにしたがって下方に移行する傾斜状とされているのがよい。
また、前記脚載せ部材の前部壁の下部側から上部にかけて、前記枢軸の軸心を中心とする円弧状に形成されているのがよい。
本発明によれば、幼児座席を自転車の前部に装着すると共に脚載せ部材を第2姿勢にして自転車を走行させているときにおいて、座席本体のガード壁下端と脚載せ部材の底壁前端との間から幼児座席内に前方からの風が多量に吹き込んでくるのを防止することができる。
幼児座席の側面図である。 幼児座席の斜視図である。 幼児座席の前部の平面図である。 脚載せ部材が閉じた状態の幼児座席前部の側面断面図である。 脚載せ部材が開いた状態の幼児座席前部の側面断面図である。 ロック位置におけるロック装置の側面断面図である。 (a)はロック位置におけるロック装置の各部の位置関係を示す平面図、(b)はロック位置における通孔とロック部材との関係を示す平面一部断面図である。 係止位置におけるロック装置の側面断面図である。 (a)は係止位置におけるロック装置の各部の位置関係を示す平面図、(b)は係止位置における通孔とロック部材との関係を示す平面一部断面図である。 ロック解除位置におけるロック装置の側面断面図である。 (a)はロック解除位置におけるロック装置の各部の位置関係を示す平面図、(b)はロック解除位置における通孔とロック部材との関係を示す平面一部断面図である。 ロック装置の分解斜視図である。 操作部材の下方側からみた斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1、図2において、1は自転車の前部に着脱自在に装着される自転車用幼児座席であり、該幼児座席1は本実施形態では荷籠として使用(兼用)できるように構成されている。
本実施形態では、幼児座席1は、左右に立上がり部2aを備えた自転車のハンドルバー2の前記左右立上り部2aの間に配置され、該幼児座席1の底部が自転車のハンドルステム等にボルト等によって取り付けられるタイプのものを例示している。
この幼児座席1は、座席本体3と、この座席本体3の前部の下部側に設けられた脚載せ部材4と、座席本体3の後端側に設けられたヘッドレスト5と、座席本体3の前上部に設けられたハンドル6とを備えている。
前記座席本体3は、該座席本体3の前部側を構成する前構成体7と、座席本体3の後部側を構成する後構成体8とから主構成されている。
前構成体7は、左右の側壁7aと、この左右の側壁7a間の後部下端側に該左右側壁7aを連結するように設けられた底壁7bと、左右の側壁7a間の前端側に該左右側壁7aを連結するように設けられたガード壁7cとを有する。
後構成体8は、左右の側壁8aと、この左右側壁8a間の下端側に左右側壁8aを連結するように設けられた底壁8bと、左右側壁8a間の後端側に該左右側壁8aを連結するように設けられた背面壁8cとを有する。
前構成体7の左右側壁7aの上部後端側と後構成体8の左右側壁8aの上部前端側とが連結されていると共に、前構成体7と後構成体8の底壁7b,8b同士が連結されている。
前構成体7の左右側壁7aと後構成体8の左右側壁8aとで座席本体3の左右の側壁9が構成され、前構成体7の底壁7bと後構成体8の底壁8bとで幼児座席1の座部11が構成され、後構成体8の背面壁8cで幼児座席1の背もたれ部が構成されている。
したがって、座席本体3は、座部11と背もたれ部8cとを有する。
なお、前構成体7と後構成体8とを一体形成することにより座席本体3を構成してもよい。
前構成体7の左右側壁7aの後部外面側には前後一対のリブ13が設けられ、この前後リブ13間に自転車のハンドルバー2の立上り部2aが嵌合されることで幼児座席1が位置決めされる。
前記ヘッドレスト5は、後構成体8の背面壁8cに高さ調整自在に設けられている。
該ヘッドレスト5は、図例では、上下調整範囲の最下端位置に位置させた状態を示しており、荷籠として使用する場合は、通常、この位置にする。
前構成体7の左右側壁7aの前部は底壁7b(座部11)よりも前方側に延出状とされている。
前記ガード壁7cは、上方に行くに従って後方に移行する傾斜状(後傾状)とされている。また、該ガード壁7cは、若干ではあるが、左右方向中央から左右方向の端部に行くに従って後方に移行する湾曲状に形成されている。
前構成体7の左右の側壁7aの上縁10は、側面視において、後端側からガード壁7cの上端にかけて、前方に行くにしたがって下方に移行する傾斜状であって、且つ、前上方に向けて凸となる湾曲状に形成されている。
なお、ガード壁7c前面の上下方向に対する傾斜は、前構成体7の側壁7a上縁10の傾斜よりも急傾斜とされている。
前構成体7の左右側壁7aの前部の下縁は、ガード壁7c下端から底壁7b前端にかけて下方に行くに従って後方に移行する傾斜状とされている。
座席本体3の座部11の前方側(前構成体7の底壁7a前端とガード壁7cの下端との間で且つ前構成体7の左右側壁7aの下端間)は下方に向けて開放状の開口14とされている。
図3〜5に示すように、この開口14の左右方向中央側には、座部11とガード壁7cとを連結する壁部15(これを連結壁という)が設けられている。
この連結壁15は、後部から前後方向中途部にかけて前後方向直線状とされ、前部が上方に行くに従って前方に移行する傾斜状とされている。
連結壁15の後端部は座部11の前端側に連結され、連結壁15の前端部はガード壁7cの後面下端側に連結されている。
前記脚載せ部材4は、座部11の前方側に配置されており、座席本体3の前記開口14の下方側に位置する底部壁16と、この底部壁16の左右両端から上方側に延びる左右側部壁17と、前記底部壁16の前端から上方側に延びる前部壁18とを備えてなる。
底部壁16の後端側には、左右一対の枢支部19が設けられている。
左右の枢支部19は、座部11の前端側に前方から後方に向けて凹設された凹所20内に挿入されていると共に、座部11と枢支部19とにわたって挿通された枢軸21によって座部11に左右方向の軸心回りに回動自在に連結されている。
これによって、脚載せ部材4はその底部壁16の後端側が前記座部11に枢軸21を介して枢支されていて該枢軸21回りに上下に揺動自在とされている。
脚載せ部材4の底部壁16の左右方向中央側には、上方に向けて突出する突出部22が前後方向にわたって設けられている。
この突出部22の上面22aは平坦面とされていると共に前記連結壁15の直線状部分の下面に接当可能とされており、該突出部22の上面22aが連結壁15の下面に接当することにより、脚載せ部材4の上方への揺動が規制されるよう構成されている。
前記座部11の下面の前端側には、前記枢支部19の後方側に位置するストッパ23が下方突出状で且つ左右方向に設けられている。
このストッパ23に脚載せ部材4の底部壁16後端側の接当面24が接当することにより、脚載せ部材4の下方への揺動が規制されるよう構成されている。
したがって、脚載せ部材4は、突出部22の上面22aが連結壁15の下面に接当した第1姿勢(図1の実線及び図4参照)と、該第1姿勢から前記枢軸21回りに下方に揺動して前記接当面24が前記ストッパ23に接当した第2姿勢(図1の仮想線及び図5参照)とに姿勢変更自在とされている。
脚載せ部材4の左右の側部壁17は前構成体7の左右側壁7aの左右方向外方側に位置しており、その上端側が、第1姿勢において、前構成体7の左右側壁7aの前下端側と左右方向に関してオーバーラップしている。
脚載せ部材4の前部壁18は、その下部が18aが左右側部壁17の前端同士を連結しており、上部18bが側部壁17の前端よりも上方側に延出するように構成されている。
また、前部壁18の下部18aの上側部分から上部18bにわたる部分は、前記枢軸21の軸心を中心とする円弧状に形成され、該部分は、第1姿勢では、ガード壁7cを覆うように該ガード壁7cの前方側に位置し、且つ、前構成体7の左右の側壁7aの上縁10の形状に略沿うように上方に行くに従って後方に移行する傾斜状となっている。
また、前部壁18の前面は、第2姿勢では、上下方向中央側から上下に行くに従って後方に移行する湾曲状となるように構成されており、第2姿勢において、前部壁18が前方に大きく張り出さないようになっている。
また、脚載せ部材4の前部壁18は、若干ではあるが、左右方向中央から左右方向の端部に行くに従って後方に移行する湾曲状に形成されている。
脚載せ部材4の前部壁18の上部18bは、第1姿勢においては、前記ガード壁7cの前方側に位置していると共に該ガード壁7cと前後方向に関してオーバーラップしており、第2姿勢においては、該前部壁18の上端側がガード壁7cの下端の前方側に位置している。
すなわち、脚載せ部材4の前部壁18は、第1姿勢と第2姿勢との両方において、ガード壁7cの下端側と脚載せ部材4の底部壁16の前端側との間を前方側から覆うように構成されている。
これによって、幼児座席1を自転車の前部に装着して自転車を走行させているときにおいて、脚載せ部材4を第1姿勢・第2姿勢のいずれの姿勢にした状態であっても、ガード壁7c下端と脚載せ部材4の底部壁の前端側との間から幼児座席1内に前方からの風が多量に吹き込んでくるのを防止することができる(幼児座席1を自転車の前部に装着すると共に脚載せ部材4を第2姿勢にして子供を乗せて自転車を走行させているときにおいて、ガード壁7c下端と脚載せ部材4の底部壁16の前端側との間から幼児座席1内に吹き込んでくる前方からの多量の風が幼児座席1に乗せた子供に当たるのを防止することができる、また、幼児座席1に乗せた子供の脚の保護を図ることもできる、または、第2姿勢にしたときにおいても、ガード壁7c下端と脚載せ部材4の底部壁16前端との間から子供の脚が出ないようになっている)。
また、前部壁18は、下部18aの上側部分から上部18bにかけて円弧状とされているので、前方からの風を円滑に後上方へとそらすことができ、自転車走行時の空気抵抗を減少させることができる。
また、ガード壁7cが後傾状とされ、且つ前構成体7の左右の側壁7aの上縁10が、側面視において、後端側からガード壁7cの上端にかけて、前方に行くにしたがって下方に移行する傾斜状に形成され、且つ、脚載せ部材4の前部壁18の下部18aの上側部分から上部18bにわたる部分が円弧状とされているので、自転車に搭乗している人の前下方の視界性がよいという利点も有する。
なお、軽量化を図るために脚載せ部材4の側部壁17又は前部壁18に小孔を複数形成してもよい。
本実施形態の幼児座席1にあっては、例えば、幼児座席1に乗せる子供が小さいとき又は幼児座席1を荷籠として使用する場合には脚載せ部材4を第1姿勢とし、乗せる子供が大きいときには脚載せ部材4を第2姿勢とする。
前記前構成体7の連結壁15の前後方向中途部(連結壁15の直線状部分の前端側)には、脚載せ部材4を第1姿勢にて該脚載せ部材4の第1姿勢からの下方揺動を不能とするようにロックするロック装置26が設けられている。
このロック装置26は、図6〜図13に示すように、操作部材27とバネ部材28とロック部材29とを有する。
前記操作部材27は、ベース部31と、このベース部31の上面側に上方突出状に設けられた撮み部32と、前記ベース部31の下面側に下方突出状に設けられた規制部33と、該規制部33の下面から下方突出状に設けられた軸部34とを有する。
ベース部31は上下方向の軸心を有する円板状に形成され、撮み部32は、ベース部31の中心を横切るように該ベース部31の直径方向に形成されている。
規制部33は、平面視略長方形状のブロック状に形成され、ベース部31の下面に凹設された円形状凹部35内に没入状に設けられ、且つ、撮み部32の長手方向中央部において平面視で撮み部32と直交状となるように設けられている。
この規制部33の長手方向両側の端面は、ベース部31の中心を中心とする円弧状に形成されている。
軸部34は、ベース部31と同芯状の四角柱状に形成されており、一方の対向する二面が撮みの長手方向において対向するように設けられている。
この軸部34の下端側には切欠嵌合部36が設けられている。この切欠嵌合部36は、前記規制部33の長手方向に沿い且つ軸部34の軸心を通る面と、軸部34の軸心に直交する面とで段付き状に切欠き形成されてなる。
前記操作部材27の中心には、撮み部32の上面から軸部34の下端にわたって貫通形成されたネジ挿通孔37が形成されている。このネジ挿通孔37は上部が中途部から下部に対して径大とされた段付き状に形成されている。
前記バネ部材28は枠部38と該枠部38内に設けられた戻しバネ39とを有する。
枠部38は左右の側部38aと前後部38b,38cとから平面視前後方向に長い略矩形状とされている。
戻しバネ39は、枠部38の前部38bから後方に向けて蛇行状に延びるよう形成されていて前方に向けて押圧されて圧縮されることでバネ力が蓄積されるよう構成されている。
前記ロック部材29は、平面視長方形状のブロック状に形成された本体部分41(ロック本体という)と、このロック本体41の上面側の長手方向中央側に設けられた上下方向の軸心を有する筒部42とから構成されている。
ロック本体41の上面は平坦状とされ、該ロック本体41の下面とロック本体41長手方向両側の端面との角部は、下方に行くに従ってロック本体41長手方向中央側に移行する円弧状に形成されたガイド面43とされている。
また、ロック本体41の長手方向中央側には、下面から凹設されたナット収容凹部44が形成されていると共にこのナット収容凹部44から筒部42の内部の孔42aに連通するネジ挿通孔45が形成されている。
筒部42の外面は円柱状に形成され、該筒部42の内部の孔42aは操作部材27の軸部34の断面の外形状に略一致すると共に該軸部34の下端側が内嵌可能な断面四角形の孔に形成されている。
この筒部42の内部の底部には底面から上方に突出した嵌合突部46が形成されている。この嵌合突部46は、ロック本体41の長手方向に沿い且つ筒部42の軸心を通る面と、筒部42の軸心に直交する面とから段付き状に形成されていて、前記操作部材27の軸部34下端側の切欠嵌合部36に嵌合可能とされている。
前記操作部材27とバネ部材28とは、座席本体3の前構成体7の連結壁15の上側に配置され、前記ロック部材29は連結壁15の下側に配置されている。
連結壁15の上面側には、前記操作部材27のベース部31を前後方向に案内するガイド穴47が凹設されている。
このガイド穴47は前後が円弧状の前後方向に長い長円状に形成されており、このガイド穴47にベース部31の下部が前後移動可能で且つ軸心回りに回動可能で且つ左右移動不能に挿入されている。
このガイド穴47の底面の左右方向中央側には、バネ部材28の枠部38の外形に略一致し且つ該枠部38が内嵌可能なバネ部材収容溝48が形成され、このバネ部材収容溝48に戻しバネ39が左右前後に移動不能に収容されている。
また、ガイド穴47の底面には、バネ部材収容溝48の左右両側に位置するストッパ49が設けられている。
この左右のストッパ49は、バネ部材収容溝48の前後方向中央部よりもやや前方寄りに設けられ、規制部33の左右両側に位置している。
また、左右のストッパ49は前方に行くに従って左右間隔が漸次狭くなるように形成されていると共に、左右ストッパ49の対向面は操作部材27の回動を許容するように、規制部33の長手方向両側の円弧面に対応する円弧状に形成されている。
また、左右ストッパの左右間隔は、規制部33を、その長手方向を左右方向に一致させたときには該規制部33の前方移動を規制し、規制部33を、その長手方向を前後方向に一致させたときには該規制部33の前方移動を許容する間隔に形成されている。
また、バネ部材収容溝48の側面の長手方向中途部には、円弧状の逃がし溝50が形成されている。この逃がし溝50は、バネ部材収容溝48の長手方向中央部よりもやや後方寄りに形成されている。
また、連結壁15には、前記バネ部材収容溝48の底面から連結壁15の下面にかけて貫通形成された挿通孔51が形成されている。この挿通孔51は前後方向に長い長孔からなる。
前記軸部34は、バネ部材28の枠部38を戻しバネ39の後側で挿通していると共に、前記挿通孔51を挿通し、且つ下端側がロック部材29の筒部42内に挿入されている。
軸部34の一方の対向する二面はバネ部材28の枠部38の側部38a内面に面接触していると共に、軸部34の他方の対向する二面のうちの一面が戻しバネに接当している。これによって、操作部材27の上下軸廻りの自由な回動が規制されている。
また、操作部材27を上下軸廻りに強制的に回動させると、バネ部材28の枠部38の左右側部38aが軸部34の角部に押圧されて逃がし溝50内へと膨らむように弾性変形することにより、また同時に戻しバネ39が軸部34の角部に押圧されて圧縮することにより、操作部材27の回動が許容される。
また、操作部材27を90°回動させると、バネ部材28の枠部38の左右側部38aが復元して、軸部34の他方の対向する二面に面接触することにより、また、戻しバネ39が軸部34の該戻しバネ39に対向する面に接当することにより、操作部材27上下軸廻りの(回動方向の)位置決めがなされる。
また、軸部34は前記挿通孔51内を前後方向に移動自在とされている。
また、ロック部材29の筒部42内の底部に設けられた嵌合突部46は、軸部34の下端側に設けられた切欠嵌合部36に嵌合しており、これによって、操作部材27とロック部材29とが上下方向の軸心回りに一体回動するように構成されている。
また、操作部材27のネジ挿通孔37及びロック部材29のネジ挿通孔45には、上方からネジ52が挿通されると共に、該ネジ52の下端側には、ロック部材29のナット収容凹部44に収容されたナット53が螺合されている。これによって、操作部材27とロック部材29とが連結壁15に組み付けられている。
一方、脚載せ部材4の底部壁16の左右方向中央側に設けられた突出部22には、脚載せ部材4の下面から上方に向けて凹設された凹部54が形成されている。
この凹部54の前部は前記ロック装置26の下方側に位置しており、ロック部材29の下方側には、前記凹部54の底面54aから突出部22の上面22aにかけて貫通形成された通孔55が設けられている。
この通孔55は前後方向に関して長い矩形状に形成されている。また、この通孔55はロック本体41の平面視形状より若干大きく形成され且つロック本体41の平面視形状に略相似する矩形状に形成されている。したがって、通孔55の真下にロック本体41を長手方向を一致させて位置させることにより、ロック本体41が通孔55を通過可能とされている。
前記脚載せ部材4が第1姿勢の状態である場合、ロック部材29のロック本体41は通孔55の下側に位置し、筒部42が通孔55を挿通するように構成されている。
なお、前記凹部54は、本実施形態では前後方向に長く形成されているが、少なくともロック装置26の下方側(ロック装置26対応部分)に形成されていればよい(通孔55を形成することができる程度に形成されていればよい)。
この通孔55が形成される壁部56(これを通孔形成壁という)の通孔55の後方側が係止部57とされている。この係止部57の上部前端側(通孔形成壁56の上面と通孔55の後面との角部)は、前方に行くに従って下方に移行する円弧状に形成された接当面58とされている。
また、通孔形成壁56の下面(凹部54の底面54a)には、この係止部57を補強すべく該係止部57の左右両側に位置する補強リブ59が設けられている。
前記構成のロック装置26にあっては、前記ロック部材29は、脚載せ部材4の第1姿勢からの下方揺動を不能とするように該脚載せ部材4を第1姿勢にてロックするロック位置と、該ロック位置から回動させることにより前記係止部57に係合することで脚載せ部材4の第1姿勢からの下方揺動を規制する係止位置と、該係止位置からスライドさせることによりロック部材29が前記係止部57から外れて脚載せ部材4の第1姿勢からの下方揺動を許容するロック解除位置とに位置変更可能とされている。
脚載せ部材4が第1姿勢にある状態で且つロック部材29がロック位置に位置している状態では、図6及び図7に示すように、該ロック部材29は、その長手方向が左右方向に一致しており、平面視で通孔55に対して直交状とされていることから、ロック部材29が通孔55を通過不能な状態とされている。これによって、脚載せ部材4が第1姿勢にてロックされている。
また、該ロック位置では、操作部材27の軸部34が戻しバネ39によって後方に押圧されて、ベース部31がガイド穴47の後端位置に位置していると共に軸部34が挿通孔51の後端位置に位置している。さらに、規制部33は長手方向が左右方向に一致するように位置していて、左右のストッパ49によって前方移動が阻止されている。
これによってロック位置では、操作部材27が前後に動かないようになっている。
また、ロック位置では、操作部材27の撮み部32は、その長手方向が前後方向に一致するようになっている。
このロック位置から撮み部32を撮んで操作部材27を左右一方に90°回動させると、ロック部材29が操作部材27と一体回動して、図8及び図9に示す係止位置となる。
この係止位置では、ロック部材29のロック本体41は、その長手方向が前後方向と一致すると共に、ロック本体41の長手方向の一端側(後端側)が係止部57の下方側に位置し、該係止部57がロック本体41によって受持される。これによって、脚載せ部材4の第1姿勢からの下方揺動が規制される。
また、ロック部材29が係止位置に位置する状態では、撮み部32は長手方向が左右方向に一致する状態とされ、規制部33は長手方向が前後方向に一致する状態とされる。
この係止位置から撮み部32を押圧して操作部材27を戻しバネ39の付勢力に抗して前方にスライドさせると、ロック部材29が操作部材27と一体的に前方にスライドして、図10及び図11に示すロック解除位置となる。
このロック解除位置では、ロック部材29のロック本体41の長手方向の前記一端側が係止部57から前方側に外れて、ロック本体41が通孔55の真下に位置する。すると、ロック部材29(ロック本体41)が通孔55を通過可能な状態となり、脚載せ部材4の第1姿勢から第2姿勢への揺動が許容され、脚載せ部材4を第2姿勢とすることができる。
また、脚載せ部材4を第2姿勢から第1姿勢へと揺動させる場合にあっては、図8に示すように、ロック部材29は戻しバネ39によって係止位置に戻されているが、係止部57の接当面58がロック本体41のガイド面43に下方から接当して係止部57がロック本体41を押圧することにより、ロック部材29が戻しバネ39の付勢力に抗して前方(ロック解除位置側)へとスライドする。これによって、係止部57の通過が許容されるので、脚載せ部材4を第2姿勢から第1姿勢へと揺動させることができる。
また、脚載せ部材4が第1姿勢になると(係止部57が通過すると)、ロック部材29が戻しバネ39により係止位置に復帰して係止部57がロック部材29によって受持される。
この状態では、操作部材27を前方にスライドさせると、脚載せ部材4が下方揺動する状態であるので、操作部材27を回動操作してロック部材29をロック位置にすることにより、脚載せ部材4を第1姿勢にてロックする。
このように、脚載せ部材4を第2姿勢から第1姿勢にする場合に、脚載せ部材4を揺動させる動作でロック部材29が自動的に係止部57に係合して脚載せ部材4の第1姿勢から第2姿勢への下方揺動が規制されるよう構成されているので、脚載せ部材4を第2姿勢から第1姿勢にして該脚載せ部材4をロック部材29によってロックする操作を片手で行うことができる。
また、ロック部材29をロック位置からロック解除位置にする場合、一旦、係止位置とされるので、脚載せ部材4がいきなり降下することもない。
なお、前記実施形態において、通孔55を連結壁15側(座席本体3側)に設け、ロック部材29を脚載せ部材4側に設けてもよい。この場合、係止位置において係止部57にロック部材29が受持されるよう構成される。
また、脚載せ部材4を第1姿勢にしたときに、脚載せ部材4の前部壁18を座席本体3の前構成体7のガード壁7cに弾性的に接当させるよう構成することによって、脚載せ部材4のガタツキ防止を図ることができる。
3 座席本体
4 脚載せ部材
9 側壁
7c ガード壁
11 座部
14 開口
16 底部壁
17 側部壁
18 前部壁
18b 前部壁の上部
21 枢軸

Claims (4)

  1. 座部(11)と左右一対の側壁(9)とを有する座席本体(3)を備え、この座席本体(3)の左右各側壁(9)は座部(11)の前方側へと延出されていると共に該側壁(9)間の前端側に左右側壁(9)を連結するガード壁(7c)を備え、
    前記座部(11)の前方側に脚載せ部材(4)を設け、この脚載せ部材(4)は、底部壁(16)と、この底部壁(16)の左右両端から上方側に延びる左右側部壁(17)と、前記底部壁(16)の前端から上方側に延びる前部壁(18)とを備えてなると共に、底部壁(16)の後端側が前記座部(11)に枢軸(21)を介して枢支されていて第1姿勢と該第1姿勢から前記枢軸(21)回りに下方に揺動した第2姿勢とに姿勢変更自在とされ、第1姿勢にて、ガード壁(7c)の下端側と脚載せ部材(4)の底部壁(16)の前端側との間が脚載せ部材(4)の前部壁(18)によって前方側から覆われるよう構成された自転車用幼児座席において、
    前記脚載せ部材(4)を第2姿勢にした際に、前記ガード壁(7c)の下端側と脚載せ部材(4)の底部壁(16)の前端側との間が、脚載せ部材(4)の前部壁(18)によって前方側から覆われるように構成されていることを特徴とする自転車用幼児座席。
  2. 前記脚載せ部材(4)の前部壁(18)の上部(18b)が、側部壁(17)の前端よりも上方側に延出されていて第1姿勢時に前記ガード壁(7c)と前後方向に関してオーバーラップすることを特徴とする請求項1に記載の自転車用幼児座席。
  3. 前記ガード壁(7c)は後傾状とされ、座席本体(3)の左右の側壁(9)の上縁(10)は、側面視において、座席本体(3)の前後方向中央側からガード壁(7c)の上端にわたって、前方に行くにしたがって下方に移行する傾斜状とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自転車用幼児座席。
  4. 前記脚載せ部材(4)の前部壁(18)の下部側から上部にかけて、前記枢軸(21)の軸心を中心とする円弧状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の自転車用幼児座席。
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