JP4920355B2 - 幼児用座席保護カバー、及びこの幼児用座席保護カバーを備えてなる幼児用座席 - Google Patents

幼児用座席保護カバー、及びこの幼児用座席保護カバーを備えてなる幼児用座席 Download PDF

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本発明は、自転車の前部又は後部荷台に取り付けられた幼児用座席及びその搭乗者並びに積荷などを外界から保護するための幼児用座席保護カバー、及びこの幼児用座席保護カバーを備えてなる幼児用座席に関する。
自動車その他の交通手段を利用するほど遠距離に外出する場合を除いて、幼児ないし比較的年少の児童と共に外出する場合、保護者と比較して彼らの体力や歩行速度が劣ることから、徒歩による移動では行動範囲が限られたり、迅速な移動が困難となることが多く、そのため、ベビーカーを利用したり、自転車前部又は後部荷台に取り付けた幼児用座席に着座させて移動したりすることが一般的となっている。
中でも、自転車前部又は後部荷台に取り付けた幼児用座席に着座させて移動する手段は、保護者にとって最も簡易的で、迅速な移動手段の一つであり、現在、自転車に乗れる保護者においては、ほぼ全員が利用しているものといえる。
しかしながら、自転車は、通常、搭乗者が外界に剥き出しになる構造となっており、従って、降雨時や降雪時などの悪天候においては、運転手と共に幼児用座席に着座する幼児ないし児童も雨や雪にさらされることになる。
この場合、自転車を運転する保護者においては、雨合羽などの雨具を着用すればある程度外界の影響を遮断することができるが、幼児用座席に着座している幼い幼児や児童においては、長時間にわたって雨合羽を上手に着用することが困難で、結局気が付いたらずぶぬれになっていることもままあることであり、又、保護者がこれを気にしながら運転することは、交通安全上非常に危険であるといわざるを得ない。
そのため、最近では、幼児用座席に着座している幼児ないし児童を外界から保護するための雨具が開発されている(例えば、特許文献1〜3)。
実開平3−25390号公報 特開平10−297567号公報 特開2006−22448号公報
しかしながら、前記特許文献1の風雨防止カバーは、幼児用座席にバンドのようなものでしっかりと固定することにより取り付けられるものであることから、迅速な着脱が困難で、急な雨や雪に速やかに対応することができず、又、晴天時に取外す作業も非常に頓雑となるといった欠点がある。
又、前記特許文献2のものは、幼児用座席に紐で簡単に結わえ付けるだけのものであり、更に、前記特許文献3のものは、幼児用座席上に据え置くだけのものであることから、いずれも設置強度が充分に得られるものではなく、強風や自転車の走行により受ける風圧によって、吹き飛ばされる危険性がある。
そこで、本発明者は、このような問題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、自転車に取り付けられた幼児用座席及びその搭乗者並びに積荷などを外界から保護するための幼児用座席保護カバーであって、該保護カバーは、フィルムないしシート状のカバー、前記カバーを支持するための1ないし複数のフレーム、及び前記1ないし複数のフレームのうちの少なくとも一つにおける両脚部を架橋支持する1ないし複数の架橋部材からなり、前記1ないし複数の架橋部材のうちの少なくとも一つに備えられた1ないし複数の掛止部を幼児用座席に設置されているハンドル用横棒に回動自在に掛止した際に、幼児用座席保護カバーの重心バランスにより、掛止部と幼児用座席のハンドル用横棒との掛止位置を回転中心として、架橋部材が幼児用座席のハンドル用横棒を支持する支持部、又は自転車サドルないしはサドルポストに向かって付勢・接触するようにしたことを特徴とする本発明の幼児用座席保護カバーを完成するに至ったのである。
即ち、本発明者は、現在市販されている幼児用座席には、ほぼ全てといっていいほど、着座している幼児が握ることにより体勢を維持するためのハンドル用横棒が備えられている点に着目し、このハンドル用横棒に係支部を回動自在に掛止することにより、幼児用座席保護カバーを取り付けることができるように構成すれば、迅速な着脱を容易にすると共に、しっかりとした取り付け状態を実現することができるとの知見を得たのである。
又、掛止部を幼児用座席のハンドル用横棒に掛止した際に、幼児用座席保護カバーの重心バランスにより、掛止部と幼児用座席のハンドル用横棒との掛止位置を回転中心として、架橋部材が幼児用座席のハンドル用横棒を支持する支持部、又は自転車サドルないしはサドルポストに向かって付勢・接触するようにすれば、より一層安定した取り付け状態を維持することができるとの知見も得たのである。
本発明は、上記知見に基づき完成されたものであり、自転車に取り付けられた幼児用座席及びその搭乗者並びに積荷などを外界から保護するための幼児用座席保護カバーを提供することを目的とするものであり、特に、迅速な着脱を容易にすると共に、しっかりとした取り付け状態を維持することができる新規な幼児用座席保護カバー、及びこの幼児用座席保護カバーを備えてなる幼児用座席を提供することを目的とする。
以上の課題を解決する手段である本発明の幼児用座席保護カバーは、自転車に取り付けられた幼児用座席及びその搭乗者並びに積荷などを外界から保護するための幼児用座席保護カバーであって、該保護カバーは、フィルムないしシート状のカバー、前記カバーを支持するための1ないし複数のフレーム、及び前記1ないし複数のフレームのうちの少なくとも一つにおける両脚部を架橋支持する1ないし複数の架橋部材からなり、前記1ないし複数の架橋部材のうちの少なくとも一つに備えられた1ないし複数の掛止部を幼児用座席に設置されているハンドル用横棒に回動自在に掛止した際に、幼児用座席保護カバーの重心バランスにより、掛止部と幼児用座席のハンドル用横棒との掛止位置を回転中心として、架橋部材が幼児用座席のハンドル用横棒を支持する支持部、又は自転車サドルないしはサドルポストに向かって付勢・接触するようにしたことを特徴とする。
以下、本発明の幼児用座席保護カバーについて詳細に説明する。
本発明の幼児用座席保護カバーは、自転車に取り付けられた幼児用座席及びその搭乗者並びに積荷などを外界から保護するための幼児用座席保護カバーであって、当該幼児用座席保護カバーが取り付けられる幼児用座席としては、搭乗者が握るためのハンドル用横棒が備えられているものであれば、特に限定されるものではなく、又、自転車としても前記幼児用座席を前部或いは後部荷台に取り付けることができるものであれば、特に限定されるものではない。
なお、「幼児用座席及びその搭乗者並びに積荷など外界から保護する」とは、例えば、雨、雪、風、黄砂、砂埃、排気ガス、紫外線、又は、光化学スモッグなどの一般に好ましからざる状況のうちの少なくとも一種から、幼児用座席自体、或いは当該幼児用座席の搭乗者や積荷などを保護することを意味する。
そして、本発明の幼児用座席保護カバーは、フィルムないしシート状の「カバー」、前記カバーを支持するための1ないし複数の「フレーム」、及び前記1ないし複数のフレームのうちの少なくとも一つにおける両脚部を架橋支持する1ないし複数の「架橋部材」からなる。
前記「カバー」としては、薄く、柔軟で、風雨や紫外線にさらされても簡単に破損しない程度の強度及び耐候性を備えるものであれば特に限定されるものではなく、天然繊維や合成繊維からなる布や、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタン、ポリスチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、エチレン−酢酸ビニル共重合体、天然ゴム、再生ゴム、合成ゴムなどの各種プラスチック製のフィルムないしシートなどから選ばれた1種ないし2種以上を適宜選択して用いることができるのであるが、幼児用座席内の搭乗者が圧迫感を受けないように透明なプラスチック製のフィルムを用いることが好ましく、又、雨や雪などをはじくように撥水処理を施したり、太陽光線や紫外線の侵入を防ぐために偏光処理やスモーク処理を施したり、紫外線吸収性の塗料を塗布したりしても良いのである。
又、前記「フレーム」は、前記カバーを展開支持し、幼児用座席内にある程度の空間を形成するための骨組みであり、使用中に簡単に破損しない程度の物理的強度を有するものであれば特に限定されるものではなく、一般的には、ステンレスやアルミなどの金属材料や各種プラスチック材料からなるパイプなどの棒状体をコの字状或いはアーチ状などに形成したものが用いられるが、フレームを複数の部材で構成し、この複数の部材が適宜スライドしたり、連結位置を変えたりすることにより、フレームが形成する骨組みのサイズを市販の幼児用座席の各種サイズに適宜対応できるようにすることが好ましい。
なお、前記「フレーム」は、一つでも充分に前記カバーを展開支持することができる場合もあるが、更に強度を増したり、幼児用座席内に形成される空間をより安定したものにしたりするために、適宜複数個を直接連結したり、適当な連結部材を介して間接的に連結して用いても良いのであるが、この場合、幼児用座席保護カバーの不使用時の嵩高さを軽減するために、複数のフレームが重なって折り畳めるように構成することが好ましい。
更に、前記「架橋部材」は、前記1ないし複数のフレームのうちの少なくとも一つにおける両脚部を架橋支持することにより、フレームの強度を増すと共にフレームの形状を維持するためのものであり、使用中に簡単に破損しない程度の物理的強度を有するものであれば特に限定されるものではなく、一般的には、ステンレスやアルミなどの金属材料や各種プラスチック材料を棒状ないし板状などの適当な形状に形成したものが用いられるが、架橋部材を複数の部材で構成し、この複数の部材が適宜スライドしたり、連結位置を変えたりすることにより、市販の幼児用座席の各種サイズに適宜対応できるようにすることが好ましい。
なお、前記「架橋部材」は、一つでも充分にフレームの強度を増すことができるが、さらに強度を増す必要がある場合などにあっては、適宜複数個用いても良いのである。
そして、本発明の幼児用座席保護カバーにおいては、前記1ないし複数の架橋部材のうちの少なくとも一つに備えられた1ないし複数の掛止部を幼児用座席に設置されているハンドル用横棒に回動自在に掛止した際に、幼児用座席保護カバーの重心バランスにより、掛止部と幼児用座席のハンドル用横棒との掛止位置を回転中心として、架橋部材が幼児用座席のハンドル用横棒を支持する支持部、又は自転車サドルないしはサドルポストに向かって付勢・接触するようにした点に最も大きな特徴を有する。
即ち、本発明の幼児用座席保護カバーは、現在市販されている幼児用座席において、ほぼ全てに備えられているハンドル用横棒に、掛止部を掛止することにより、幼児用座席保護カバーを取り付けることができるようにしたものであり、このように構成することにより、迅速な着脱を容易にすると共に、しっかりとした取り付け状態を実現することができるのである。
特に、本発明においては、掛止部を幼児用座席に設置されているハンドル用横棒に掛止した際に、幼児用座席保護カバーの重心バランスにより、掛止部と幼児用座席のハンドル用横棒との掛止位置を回転中心として、架橋部材が幼児用座席のハンドル用横棒を支持する支持部、又は自転車サドルないしはサドルポストに向かって付勢・接触するようにしているから、掛止部におけるフック状部材と幼児用座席のハンドル用横棒との掛止位置と、架橋部材と幼児用座席のハンドル用横棒を支持する支持部、又は自転車サドルないしはサドルポストとの接触位置の2点で幼児用座席保護カバーを支持することができ、より一層安定した取り付け状態を維持することができるようになるのである。
ここで、本発明において用いられる「掛止部」は、前述の1ないし複数の架橋部材のうちの少なくとも一つに備えられるものであり、幼児用座席に設置されているハンドル用横棒に回動自在に掛止でき、使用中に簡単に破損しない程度の物理的強度を有するものであれば特に限定されるものではなく、一般的には、ステンレスやアルミ製の金属材料や各種プラスチック材料をフック状、クリップ状、洗濯バサミのような弾性付勢されたハサミ状、或いはハンドル用横棒の端部を雄型としてこれを嵌め込み得る形状の雌型に形成したものなどを用いることができるが、中でも形状加工が容易で、幼児用座席に設置されているハンドル用横棒に挟持ないしは掛け置くことにより、簡単に取り付けられるフック状のものを用いることが好ましい。
なお、前記「掛止部」は、例えば、比較的横幅のあるフック状の掛止部材のように、一つでも充分に本発明の幼児用座席保護カバーをしっかりと取り付けることができる場合もあるが、通常は、複数の掛止部を架橋部材に取り付けることが好ましく、一般的には、2つ以上の複数の掛止部を架橋部材に並行に取り付けて、より一層安定した取り付け状態を維持することが好ましい。
又、前記「掛止部」においては、架橋部材への取り付け位置を適宜変更できるようにすることにより、掛止部間の距離や架橋部材からの掛止部の突出長さなどを適宜調整できるようにして、市販の幼児用座席の各種サイズに対応できるようにすることが好ましい。
ところで、本発明においては、更に安定した取り付け状態を実現するために、掛止部を幼児用座席のハンドル用横棒に掛止した際に、幼児用座席保護カバーの重心バランスにより、掛止部におけるフック状部材と幼児用座席のハンドル用横棒との掛止位置を回転中心として、架橋部材が幼児用座席のハンドル用横棒を支持する支持部、又は自転車サドルないしはサドルポストに向かって付勢・接触するように構成している。
ここで、掛止部を幼児用座席のハンドル用横棒に掛け置きした際に、幼児用座席保護カバーの重心バランスにより、架橋部材が幼児用座席のハンドル用横棒を支持する支持部、又は自転車サドルないしはサドルポストに向かって付勢・接触するようするためには、幼児用座席保護カバーの後部近辺に重心がくるようにすれば良く、その手段としては特に限定されるものではないが、例えば、幼児用座席保護カバーにおけるフレーム(骨組み)の重心を後方に置いたり、フレームの後部にウェイトを設けたりすることにより達成することができる。
この際、架橋部材と幼児用座席のハンドル用横棒を支持する支持部、又は自転車サドルないしはサドルポストとの接触位置より、架橋部材の両端部が前方に突出するように、架橋部材を屈曲ないし湾曲すると、より一層、幼児用座席のハンドル用横棒を支持する支持部、又は自転車サドルないしはサドルポストに対する架橋部材の押し付けが強くなると共に、幼児用座席保護カバーの横揺れを緩和することができ、しかも幼児用座席保護カバーにおけるカバーの下端(裾)をより下部に位置することができることから、雨水の跳ね返りなどの浸入を防止することができるようになるのである。
本発明は、前記構成を有し、迅速な着脱を容易にすると共に、しっかりとした取り付け状態を維持することができる新規な幼児用座席保護カバーである。
即ち、本発明の幼児用保護カバーは、現在市販されている幼児用座席に、ほぼ全てといっていいほど備えられているハンドル用横棒に掛止部を掛止することにより幼児用座席保護カバーを取り付けるものであるから、迅速な着脱を容易にすると共に、しっかりとした取り付け状態を実現することができるのである。
又、掛止部を幼児用座席のハンドル用横棒に掛止した際に、幼児用座席保護カバーの重心バランスにより、掛止部と幼児用座席のハンドル用横棒との掛止位置を回転中心として、架橋部材が幼児用座席のハンドル用横棒を支持する支持部、又は自転車サドルないしはサドルポストに向かって付勢・接触するようにしているから、より一層安定した取り付け状態を維持することができるのである。
そして、この際、架橋部材と幼児用座席のハンドル用横棒を支持する支持部、又は自転車サドルないしはサドルポストとの接触位置より、架橋部材の両端部が前方に突出するように、架橋部材を屈曲すると、より一層、幼児用座席のハンドル用横棒を支持する支持部、又は自転車サドルないしはサドルポストに対する架橋部材の押し付けが強くなると共に、幼児用座席保護カバーの横揺れを緩和することができ、しかも幼児用座席保護カバーにおけるカバーの下端(裾)をより下部に位置することができることから、雨水の跳ね返りなどの浸入を防止することができるようになるのである。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
図1は、実施例1に係る本発明の幼児用座席保護カバー1の使用状態を示す模式図であり、該幼児用座席保護カバー1は、フィルムないしシート状のカバー2、前記カバーを支持するために直接連結された複数のフレーム3、及び前記複数のフレーム3における両脚部を架橋支持する架橋部材4からなり、自転車5に取り付けられた幼児用座席6及びその搭乗者7などを外界から保護するためのものである。
そして、この幼児用座席保護カバー1は、前記架橋部材4に備えられた二組のフック状の掛止部8(8a、8b)を、幼児用座席6に設置されているハンドル用横棒61に掛け置きした際に、幼児用座席保護カバー1の重心バランスにより、掛止部8と幼児用座席6のハンドル用横棒61との掛止位置を回転中心として、架橋部材4が自転車サドル51又はサドルポスト52に向かって付勢・接触するようにしている。
即ち、この幼児用座席保護カバー1は、図2(a)の側面図に示すように、幼児用座席6に備えられているハンドル用横棒61に掛止部8を掛け置きすることにより取り付けるものであるから、迅速な着脱を容易にすると共に、しっかりとした取り付け状態を実現することができるのである。
又、図2(b)の側面図に示すように、掛止部8を幼児用座席6のハンドル用横棒61に掛け置きした際に、幼児用座席保護カバー1の重心バランスにより、掛止部8と幼児用座席6のハンドル用横棒61との掛止位置を回転中心として、架橋部材4が自転車サドル51ないしはサドルポスト52に向かって付勢・接触するようにしているから、より一層安定した取り付け状態を維持することができるのである。
図3は、実施例2に係る本発明の幼児用座席保護カバー1の使用状態を示す模式図であり、該幼児用座席保護カバー1は、フィルムないしシート状のカバー2、前記カバーを支持するために連結部材9を介して間接的に連結された複数のフレーム3、及びその最前列のフレーム3における両脚部を架橋支持する架橋部材4からなり、自転車5に取り付けられた幼児用座席6及びその搭乗者7などを外界から保護するためのものである。
そして、この幼児用座席保護カバー1は、前記架橋部材4に備えられた二組のフック状の掛止部8(8a、8b)を、幼児用座席6に設置されているハンドル用横棒61に掛け置きした際に、幼児用座席保護カバー1の重心バランスにより、掛止部8と幼児用座席6のハンドル用横棒61との掛止位置を回転中心として、架橋部材4が幼児用座席6のハンドル用横棒61を支持する支持部62に向かって付勢・接触するようにしている。
即ち、この幼児用座席保護カバー1は、図4(a)の側面図に示すように、幼児用座席6に備えられているハンドル用横棒61に掛止部8を掛け置きすることにより取り付けるものであるから、迅速な着脱を容易にすると共に、しっかりとした取り付け状態を実現することができるのである。
又、図4(b)の側面図に示すように、掛止部8を幼児用座席6のハンドル用横棒61に掛け置きした際に、幼児用座席保護カバー1の重心バランスにより、掛止部8と幼児用座席6のハンドル用横棒61との掛止位置を回転中心として、架橋部材4が幼児用座席6のハンドル用横棒61を支持する支持部62に向かって付勢・接触するようにしているから、より一層安定した取り付け状態を維持することができるのである。
なお、本実施例においては、架橋部材4の中央部を上方に向けて大きく屈曲させることにより、幼児用座席6に取り付けた際に、幼児用座席保護カバー1におけるカバーの下端(裾)をより下部に位置することができるように構成しており、これより雨水の跳ね返りなどの浸入を防止することができるのである。
図5は、実施例3に係る本発明の幼児用座席保護カバー1の使用状態を示す模式図であり、該幼児用座席保護カバー1は、フィルムないしシート状のカバー2、前記カバーを支持するために直接連結された複数のフレーム3、及び前記複数のフレーム3における両脚部31を架橋支持する架橋部材4からなり、自転車5に取り付けられた幼児用座席6及びその搭乗者7などを外界から保護するためのものである。
そして、この幼児用座席保護カバー1は、前記架橋部材4に備えられた二組のフック状の掛止部8(8a、8b)を、幼児用座席6に設置されているハンドル用横棒61に掛け置きした際に、幼児用座席保護カバー1の重心バランスにより、掛止部8と幼児用座席6のハンドル用横棒61との掛止位置を回転中心として、架橋部材4が幼児用座席6のハンドル用横棒61を支持する支持部62に向かって付勢・接触するようにしている。
即ち、この幼児用座席保護カバー1は、図6(a)の側面図に示すように、幼児用座席6に備えられているハンドル用横棒61に掛止部8を掛け置きすることにより取り付けるものであるから、迅速な着脱を容易にすると共に、しっかりとした取り付け状態を実現することができるのである。
又、図6(b)の側面図に示すように、掛止部8を幼児用座席6のハンドル用横棒61に掛け置きした際に、幼児用座席保護カバー1の重心バランスにより、掛止部8と幼児用座席6のハンドル用横棒61との掛止位置を回転中心として、架橋部材4が幼児用座席6のハンドル用横棒61を支持する支持部62に向かって付勢・接触するようにしているから、より一層安定した取り付け状態を維持することができるのである。
なお、本実施例においては、架橋部材4の中央部を上方に向けて大きく屈曲させると共に、架橋部材4と幼児用座席のハンドル用横棒61を支持する支持部62との接触位置より、架橋部材4の両端部が前方に突出するように架橋部材4を屈曲しているから、より一層、幼児用座席6のハンドル用横棒61を支持する支持部62に対する架橋部材4の押し付けが強くなると共に、幼児用座席保護カバー1の横揺れを緩和することができ、しかも幼児用座席保護カバー6におけるカバーの下端(裾)をより下部に位置することができることから、雨水の跳ね返りなどの浸入を防止することができるようになるのである。
図1は、実施例1に係る本発明の幼児用座席保護カバーの使用状態を示す模式図である。 図2は、実施例1に係る本発明の幼児用座席保護カバーの取付工程を示す側面図である。 図3は、実施例2に係る本発明の幼児用座席保護カバーの使用状態を示す模式図である。 図4は、実施例2に係る本発明の幼児用座席保護カバーの取付工程を示す側面図である。 図5は、実施例3に係る本発明の幼児用座席保護カバーの使用状態を示す模式図である。 図6は、実施例4に係る本発明の幼児用座席保護カバーの取付工程を示す側面図である。
符号の説明
1 幼児用座席保護カバー
2 カバー
3 フレーム
4 架橋部材
5 自転車
6 幼児用座席
7 搭乗者
8 掛止部

Claims (4)

  1. 自転車に取り付けられた幼児用座席及びその搭乗者並びに積荷などを外界から保護するための幼児用座席保護カバーであって、該保護カバーは、フィルムないしシート状のカバー、前記カバーを支持するための1ないし複数のフレーム、及び前記1ないし複数のフレームのうちの少なくとも一つにおける両脚部を架橋支持する1ないし複数の架橋部材からなり、特に、前記1ないし複数の架橋部材のうちの少なくとも一つに備えられた1ないし複数の掛止部を、幼児用座席に設置されているハンドル用横棒に掛止した際に、幼児用座席保護カバーの重心バランスにより、掛止部と幼児用座席のハンドル用横棒との掛止位置を回転中心として、架橋部材が幼児用座席のハンドル用横棒を支持する支持部、又は自転車サドルないしはサドルポストに向かって付勢・接触するようにしたことを特徴とする幼児用座席保護カバー。
  2. 掛止部がフック状に形成されてなり、該フック状の掛止部を、幼児用座席に設置されているハンドル用横棒に挟持ないしは掛け置くことにより、幼児用座席に取り付けられる請求項1に記載の幼児用座席保護カバー。
  3. 掛止部を幼児用座席のハンドル用横棒に掛け置きした際に、架橋部材と幼児用座席のハンドル用横棒を支持する支持部、又は自転車サドルないしはサドルポストとの接触部分より架橋部材の両端部が前方に突出するように、架橋部材を屈曲ないし湾曲してなる請求項1又は2に記載の幼児用座席保護カバー。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の幼児用座席保護カバーを備えてなることを特徴とする幼児用座席。
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