JP5404980B1 - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

挿入部は、観察部(14)を保持する保持部材(15)を含む先端部(5)と、管状構造の湾曲部(6)と、を備える。保持部材(15)の小径部(15b)は、湾曲部(6)の先端側部分の内面に嵌入される。湾曲部(6)の先端側部分には孔(8c)が、孔(8c)に対応する小径部(15b)の位置には凹部(15c)が、設けられている。ねじ(17a)が形成されたねじ部材(17)は、ねじ締結により孔(8c)を貫通して、先端側が凹部(15c)内に収納される。ここに、凹部(15c)の深さ方向に垂直な面内における径(φD)は、ねじ(17a)の外径(φd1)よりも大きい。

Description

本発明は、管状構造をなす湾曲部よりも先端側に先端部を取り付けてなる内視鏡に関する。
内視鏡には、湾曲可能に構成された湾曲部を、挿入部に備えたものがある。こうした湾曲可能な内視鏡は、湾曲部よりも先端側に、観察部位(観察対象)を観察するための観察部を有する硬質な先端部が配置された構成となっている。
このような内視鏡における先端部と湾曲部との接続には、従来よりビス等が用いられている。
例えば、特開2003−325527号公報の図1や段落[0014]には、湾曲部(2)を構成する最先端の節輪(21)が、先端部本体(3)の後端付近に嵌合して小ネジ(22)によって連結されることが記載されている。
また、特開2002−034895号公報の図6や段落[0013]には、湾曲部(3)の最先端の節輪(31a)の先寄りの部分に、先端部本体(5)の後寄りの部分が嵌挿されてネジ止め固定されることが記載されている。
さらに、特開平10−192219号公報の図1、図3や段落[0014]には、先端部本体(31)と湾曲部(32)とは、先端部本体(31)の凹部に埋め込まれ雌ネジが螺刻された金属製の一対のネジ駒(37)に、最先端の節輪(33)がネジ止めされることで連結されることが記載されている。
ところで、例えば高周波処置対応の内視鏡などでは、内視鏡先端部と生体との間を電気的に絶縁する構造をとるために、先端部を形成する素材として樹脂を使用する場合がある。こうした湾曲部と樹脂製の先端部とを接続する際に、上述したようなビス止めの技術をそのまま適用すると、ビス止め部分に応力が加わって樹脂製の先端部に割れが生じる可能性があり、このような割れは回避することが好ましい。そこで、湾曲部と樹脂製の先端部とを接着剤により固定することが行われている。
しかしながら、湾曲部と樹脂製の先端部とを接着剤により固定する技術では、内視鏡の消毒滅菌を繰り返して行うと接着剤に劣化が生じて、先端部と湾曲部とが外れてしまうおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、先端部に割れを生じさせることなく、先端部が湾曲部から外れるのを防止することができる内視鏡を提供することを目的としている。
本発明の一態様による内視鏡は、観察対象に挿入可能な挿入部と、前記挿入部に設けられた湾曲可能な管状構造の湾曲部と、前記湾曲部よりも先端側に設けられ、前記観察対象を観察する観察部を保持するための保持部材と、記湾曲部の先端側部分に位置し、前記保持部材の基端側部分を内面に嵌入することで前記保持部材の基端側部分と接触している接触部と、前記接触部に位置し、前記湾曲部の前記先端側部分に設けられた孔と、前記保持部材の前記基端側部分における前記孔に対応する位置に設けられた凹部と、じ締結により前記孔を貫通して、先端側が前記凹部内に収納されるねじ部材と、を具備し、前記凹部の深さ方向に垂直な面内における径は、前記ねじ部材の外径よりも大きく、かつ、前記凹部の深さは、前記湾曲部の前記先端側部分の厚みと合計した長さが前記ねじ部材の軸方向長さよりも大きく、前記孔部は前記ねじ部材を前記凹部と非接触な状態で保持する
本発明の実施形態1における内視鏡の構成を示す側面図。 上記実施形態1において、湾曲部の先端側部分と先端部との接続構造を示す断面図。 上記実施形態1において、ねじ部材、孔、凹部の寸法の関係を説明するための図。 本発明の実施形態2における孔の一構成例を示す図。 上記実施形態2における孔の他の構成例を示す図。 上記実施形態2において、ねじ部材を孔にねじ締結したときの様子を示す断面図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[実施形態1]
図1から図3は本発明の実施形態1を示したものであり、図1は内視鏡の構成を示す側面図である。
内視鏡1は、電子内視鏡や光学内視鏡、超音波内視鏡などの何れであっても構わないが、以下では電子内視鏡である場合を例に挙げて説明する。
図1に示すように、内視鏡1は、操作部2と、操作部2から延設された細長の挿入部3と、操作部2の側面から延出されたユニバーサルコード4と、を備えている。
挿入部3は、検査対象となる観察部位(観察対象)に挿入可能な部位であり、医療用内視鏡の場合には観察部位(観察対象)である例えば被検体(生体)の体腔内に挿入され、工業用内視鏡の場合には観察部位(観察対象)である例えばエンジン内に挿入される。
挿入部3は、先端側に設けられた先端部5と、先端部5の基端に連設された湾曲可能な湾曲部6と、湾曲部6の基端に連設された可撓性を有する軟性部7と、を有している。
先端部5には、観察部位(観察対象)を観察するための観察部14(図2参照)と、この観察部14を保持するための例えば樹脂等の絶縁性素材により形成された保持部材15(図2参照)と、が配設されている。観察部14は、例えば、観察部位(観察対象)の光学像を結像するための対物レンズと、この対物レンズにより結像された光学像を光電変換して画像信号として出力する撮像素子とを含んでいる。この撮像素子から出力された画像信号は、挿入部3、操作部2、およびユニバーサルコード4内に配設された撮像ケーブルを介して、ユニバーサルコード4が接続される図示しないCCU(カメラコントロールユニット)へ送信され、さらに、CCUに接続されている図示しないモニタ等に内視鏡画像として表示されるようになっている。
また、先端部5には例えば照明窓が設けられており、ユニバーサルコード4に接続された図示しない光源装置からの照明光が、ユニバーサルコード4、操作部2、および挿入部3に配設されたライトガイドファイバを介して照明窓に各導かれ、照明窓から観察部位(観察対象)へ照射されるようになっている。
さらに、先端部5には鉗子チャンネルおよび送気・送水チャンネルを兼ねたチャンネルの開口が設けられており、ユニバーサルコード4に接続された図示しない送気・送水装置からの流体が、ユニバーサルコード4、操作部2、および挿入部3に配設されたチャンネルチューブを介して供給され、あるいは操作部2に設けられた鉗子挿入口12から挿入部3内のチャンネルチューブを介して鉗子が挿通されるようになっている。
湾曲部6は、上述した撮像ケーブル、ライトガイドファイバ、チャンネルチューブ等を内部に挿通することができるように、管状構造をなすように構成されている。具体的に、湾曲部6は、複数の節輪8を回動自在となるように直列に連結して構成された湾曲管9と、この湾曲管9の外周を被覆する柔軟性のあるアングルゴム10と、を備えている。そして、湾曲管9を構成する複数の節輪8の内の、最も先端側の節輪8(適宜、第1節輪8などという)は先端部5に固定されている。
先端部5には、アングルワイヤの先端が固定されていて、挿入部3内を挿通されているアングルワイヤの基端は、操作部2に設けられたアングルノブ11に連動して回転するプーリに接続されている。そして、アングルノブ11が操作されると、対をなしているアングルワイヤの一方が引張されると共に他方が弛緩して、湾曲部6が湾曲し、先端部5の方向を変化させることができるようになっている。
次に、図2は湾曲部6の先端側部分と先端部5との接続構造を示す断面図である。
節輪8は短円筒状(管状)をなす節輪本体8bを備え、この節輪本体8bを連結部8aを介して回動自在に複数連結することにより、湾曲管9が構成されている。そして、この図2には、最先端の第1節輪8およびその次の第2節輪8を図示している。
第1節輪8(すなわち、湾曲部6の先端側部分)の節輪本体8bには、挿入部3の軸方向に垂直な孔8cが穿設されている。
また、保持部材15の基端側部分の小径部15bにおける第1節輪8の孔8cに対応する位置には、凹部15cが設けられている。
そして、保持部材15の基端側部分の小径部15bを第1節輪8の管状構造の内面に嵌入し、孔8cと凹部15cとの位置合わせを行った後に、保持部材15と第1節輪8とが接触している部分(すなわち、先端部5と湾曲部6との接触部分)が接着剤16により接合され固定される。
その後、周面にねじ17aが螺刻されたねじ部材17を、孔8cにねじ締結して貫通させて先端側を凹部15c内に収納し、ねじ部材17の頭が第1節輪8の外周面と面一になるようにすることにより、湾曲部6の先端側部分と先端部5との接続が行われる。
続いて、図3は、ねじ部材17、孔8c、凹部15cの寸法の関係を説明するための図である。
節輪本体8bの孔8cが穿設されている部分の厚み(つまり、孔8cが設けられた湾曲部6の先端側部分の厚み)をt、孔8cの最大径をφdとする。ここに、孔8cが円形孔である場合には、最大径は直径である(孔8cが円形孔でない場合については、後述する実施形態2を参照)。
また、凹部15cは例えば円形穴として形成されており(ただし、円形穴に限定されるものではない)、深さ方向に垂直な面内における径をφD、深さをkとする。
さらに、ねじ部材17の軸方向長さをL、ねじ17aの外径をφd1、ねじ17aの谷径をφd2、ねじ17aのピッチをPとする。
このとき、ねじ部材17の軸方向長さLは、孔8cが設けられた部分の節輪本体8bの厚みtよりも大きく、次の数式1の関係が成立する。
[数1]
t<L
この数式1の関係を満たすように構成することで、ねじ部材17の先端側が凹部15c内に収納されることになるために、接着剤16が劣化する等により先端部5が湾曲部6に対して移動可能な状態になったときでも、先端部5の脱落を阻止することができる。
なお、この数式1を満たしていなくても、ねじ部材17を孔8cにねじ締結した際に、ねじ部材17の先端側が凹部15c内に収納されていれば先端部5の脱落を阻止することが可能であるが、t≧Lのときにはねじ部材17と孔8cとの螺合長が短くなってしまうために、この数式1を満たすように構成することが望ましい。
また、凹部15cの径φDは、ねじ17aの外径φd1よりも大きく、次の数式2の関係が成立する。
[数2]
φD>φd1
この数式2の関係を満たすように構成することで、先端部5または湾曲部6に外部からの応力が加えられていないときには、図2に示すように、ねじ部材17を凹部15cと非接触にすることができる。
さらに、ねじ部材17の軸方向長さLは、孔8cが設けられた部分の節輪本体8bの厚みtと、凹部15cの深さkと、を合計した長さよりも小さく、次の数式3の関係が成立する。
[数3]
L<(t+k)
この数式3の関係を満たすように構成することで、ねじ部材17の頭が第1節輪8の外周面と面一になる位置(図2参照)までねじ部材17を締結しても、ねじ部材17と凹部15cとの非接触を保つことができる。
加えて、孔8cの最大径φdは、ねじ17aの谷径φd2よりも小さく、次の数式4の関係が成立する。
[数4]
φd<φd2
この数式4の関係を満たすように構成することで、ねじ部材17は孔8cに対して圧入されることになり、ねじ部材17の湾曲部6への締結がより強固となる。そして圧入を行うために、また挿入部3が細径である場合には厚みtも小さく微細加工が困難であるために、本実施形態では孔8cに雌ねじを設けていないが、設けるようにしても構わない。
こうしてねじ部材17は、湾曲部6に対しては強固に固定されるが、先端部5の樹脂等で形成されている保持部材15に対しては通常時は非接触である。
一方、先端部5または湾曲部6に外部からの応力が加わったときであっても、先端部5と湾曲部6との接触部分は接着剤16により接合されているために、先端部5が湾曲部6から外れることはない。
ただし、内視鏡1の消毒滅菌を繰り返して行った場合には、接着剤に劣化が生じて、先端部5が湾曲部6に対して接着固定されていない状態になることも考えられる。この場合であっても、ねじ部材17の先端側が凹部15cに係合して、先端部5が外れるのを阻止することができる。
なお、ねじ17aのピッチPは、節輪本体8bの厚みtより大きくても小さくても等しくても構わないが、図3にはP>tとなる例を示している。
また、上述した構成は、先端部5の保持部材15が樹脂により形成されているときだけでなく、割れが生じる可能性がある素材により形成されている場合に、広くその効果を発揮することができる。
このような実施形態1の内視鏡1によれば、先端部5を樹脂等の絶縁性素材により形成することで、生体などの観察部位(観察対象)に対して、先端部5を電気的に絶縁することが可能となる。
また、ねじ部材17の先端側が凹部15c内に収納されるようにしたために、先端部5が湾曲部6から外れるのを防止することができる。
さらに、通常時にはねじ部材17が保持部材15と非接触となるようにしたために、樹脂等の割れが生じる可能性がある素材により先端部5が形成されていても、先端部5に割れを生じさせることはない。
そして、先端部5と湾曲部6との接触部分を接着剤16により接合したために、通常の使用時にはねじ部材17と保持部材15との非接触が保たれて、先端部5にねじ部材17からの応力が加わることはない。
加えて、孔8cの最大径φdがねじ17aの谷径φd2よりも小さくなるようにしたために、湾曲部6に対するねじ部材17の締結を強固にすることができる。
また、先端部5の基端側部分の小径部15bを湾曲部6の先端側部分内へ嵌入した上で、ねじ部材17の頭が湾曲部6の外周面と面一になるようにしているために、挿入部3の先端側の外径が大きくなるのを防ぐこともできる。
[実施形態2]
図4から図6は本発明の実施形態2を示したものであり、図4は孔8cの一構成例を示す図、図5は孔8cの他の構成例を示す図、図6はねじ部材17を孔8cにねじ締結したときの様子を示す断面図である。
この実施形態2において、上述の実施形態1と同様である部分については同一の符号を付して説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
上述した実施形態1は孔8cを円形孔に形成したが、本実施形態は円形とは異なる形状の孔としたものである。
すなわち、図4に示す例は、孔8cを矩形孔(例えば正方形孔)としたものとなっている。孔8cが矩形孔である場合には、最大径Rは対角線となるが、この最大径Rがねじ部材17におけるねじ17aの谷径φd2よりも小さくなる(R<φd2となる)ようにしている。
また、図5に示す例は、孔8cを楕円形孔としたものとなっている。孔8cが楕円形孔である場合には、最大径Rは長径となるが、この例でも、最大径Rがねじ部材17におけるねじ17aの谷径φd2よりも小さくなる(R<φd2となる)ようにしている。
このような構成の孔8cに対してねじ部材17をねじ締結させると、ねじ部材17の断面の方が孔8cの断面よりも大きいために、必ず圧入となる。そして圧入時に、軸中心により近い部分、図4に示す例においては四角形の辺の中程、図5に示す例においては楕円の短径側が、より大きな応力を受けることになる。
こうしてねじ部材17を孔8cに圧入した結果、湾曲部6の孔8cが形成されている端縁(特に上述したような、より大きな応力を受けた端縁)がねじ部材17のねじ締結方向に湾曲され、図6に示すように折曲部分8dが形成される。
その結果、孔8cがねじ部材17の外周に沿って概略円形に変形するとともに、折曲部分8dにおいてはねじ部材17と湾曲部6との締結長が長くなることになる。従って、締結長が長くなることにより、ねじ部材17と湾曲部6とのねじ締結をより強固にすることができる。
そして、このような構成を採用する場合には、保持部材15に応力を加えない観点から、折曲部分8dも保持部材15の凹部15cに接触しない方が望ましい。従って、凹部15cの径φDは、ねじ17aの外径φd1と、孔8cが設けられた湾曲部6の先端側部分の厚みtの2倍と、を合計した長さよりも大きいことが望ましく、つまり、次の数式5の関係を満たすと良い。
[数5]
φD>(2×t+φd1)
なお、図4には四角形をなす矩形孔を例に挙げたが、より一般に、多角形孔であっても構わない。さらに、多角形孔や図5に示した楕円形孔に限らず、より複雑な形状、例えば自由曲線で形成される閉曲線でなる形状の孔であっても構わない。そして、どのような形状であっても、孔8cの深さ方向に垂直な面内における面積が、ねじ17aの谷径φd2で構成される円の面積よりも小さければ良い。また、より望ましくは、孔8cの最大径が、ねじ17aの谷径φd2よりも小さい(つまり、孔8cの形状を与える閉曲線が、ねじ17aの谷径φd2で構成される円内に収まる)と良い。
このような実施形態2によれば、上述した実施形態1とほぼ同様の効果を奏するとともに、孔8cを非円形孔とし、かつねじ部材17が圧入される大きさとしたために、端縁に折曲部分8dが形成されて、ねじ締結をより強固なものとすることができる。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明の態様を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。このように、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
本出願は、2012年6月6日に日本国に出願された特願2012−129184号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲、図面に引用されたものとする。

Claims (6)

  1. 内視鏡において、
    観察対象に挿入可能な挿入部と、
    前記挿入部に設けられた湾曲可能な管状構造の湾曲部と、
    前記湾曲部よりも先端側に設けられ、前記観察対象を観察する観察部を保持するための保持部材と、
    記湾曲部の先端側部分に位置し、前記保持部材の基端側部分を内面に嵌入することで前記保持部材の基端側部分と接触している接触部と、
    前記接触部に位置し、前記湾曲部の前記先端側部分に設けられた孔と、
    前記保持部材の前記基端側部分における前記孔に対応する位置に設けられた凹部と、
    じ締結により前記孔を貫通して、先端側が前記凹部内に収納されるねじ部材と、
    を具備し、
    前記凹部の深さ方向に垂直な面内における径は、前記ねじ部材の外径よりも大きく、かつ、前記凹部の深さは、前記湾曲部の前記先端側部分の厚みと合計した長さが前記ねじ部材の軸方向長さよりも大きく、
    前記孔部は前記ねじ部材を前記凹部と非接触な状態で保持することを特徴とする内視鏡。
  2. 前記接触部は、接着剤により接合されていることを特徴とする請求項に記載の内視鏡。
  3. 前記ねじ部材によりねじ締結される前の前記孔の最大径は、前記ねじ部材の谷径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  4. 前記ねじ部材によりねじ締結される前の前記孔は多角形孔または楕円形孔として形成され、
    前記ねじ部材を前記孔にねじ締結することにより、前記孔が概略円形に変形するとともに、前記湾曲部の前記孔が形成されている端縁が前記ねじ部材のねじ締結方向に湾曲し、この湾曲により前記ねじ部材と前記湾曲部との締結長が長くなることを特徴とする請求項に記載の内視鏡。
  5. 前記凹部の深さ方向に垂直な面内における径は、前記ねじ部材の外径と、前記孔が設けられた前記湾曲部の前記先端側部分の厚みの2倍と、を合計した長さよりも大きいことを特徴とする請求項に記載の内視鏡。
  6. 前記保持部材は、樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
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