JPH10192219A - 電子内視鏡の先端部 - Google Patents

電子内視鏡の先端部

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JPH10192219A
JPH10192219A JP9003436A JP343697A JPH10192219A JP H10192219 A JPH10192219 A JP H10192219A JP 9003436 A JP9003436 A JP 9003436A JP 343697 A JP343697 A JP 343697A JP H10192219 A JPH10192219 A JP H10192219A
Authority
JP
Japan
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tip end
distal end
main body
electronic endoscope
end part
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9003436A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Itou
慶時 伊藤
Hiroyuki Katsurada
弘之 桂田
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】固体撮像素子のユニットを、先端部本体に対し
て電気絶縁性を確保した状態で容易に組み付けることが
できる電子内視鏡の先端部を提供すること。 【解決手段】挿入部の先端に連結された先端部本体31
内に内視鏡観察像を撮像するための固体撮像素子10を
内蔵した電子内視鏡の先端部において、上記先端部本体
31を、電気絶縁性材料からなる一つの部品で形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、先端部本体内に
固体撮像素子が内蔵された電子内視鏡の先端部に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子内視鏡の先端部本体は、挿入部の先
端側に設けられた湾曲部の先端に連結されており、その
連結部分等に一定の機械的強度を必要とする。しかし、
電気安全性等の必要性から、先端部本体の表面には金属
が露出しないようにすることが望ましい。
【0003】そこで先端部本体は、湾曲部との連結部分
から表面に露出しない内側の部分は金属部品で形成し、
表面に露出する部分は電気絶縁性のプラスチック等で形
成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電子内視鏡において
は、一般に対物光学系と固体撮像素子とが予め一つのユ
ニットとして組み立てられ、そのユニットを先端部本体
に形成された孔内に嵌装するようになっている。
【0005】そのようなユニットの固体撮像素子部分は
シールド管で囲む必要があり、シールド管と先端部本体
の金属部品との電気絶縁を行うために、シールド管の外
周には薄い絶縁テープが巻かれている。
【0006】しかし、そのようにシールド管に巻かれた
絶縁テープは、先端部本体の金属部の孔に差し込まれる
際に、作業を慎重に行っても部品のエッジ等によって破
れてしまう場合がある。
【0007】すると、耐電圧規格を満足するだけの電気
絶縁性を確保することができなくなり、絶縁テープを巻
き直して組み付け作業をやり直さなければならないこと
が多かった。
【0008】そこで本発明は、固体撮像素子のユニット
を、先端部本体に対して電気絶縁性を確保した状態で容
易に組み付けることができる電子内視鏡の先端部を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の電子内視鏡の先端部は、挿入部の先端に連
結された先端部本体内に内視鏡観察像を撮像するための
固体撮像素子を内蔵した電子内視鏡の先端部において、
上記先端部本体を、電気絶縁性材料からなる一つの部品
で形成したことを特徴とする。
【0010】なお、上記先端部本体がプラスチックで形
成されていてもよく、ガラス入りのプラスチックで形成
されていてもよく、或いはセラミックで形成されていて
もよい。
【0011】また、上記挿入部の先端において上記先端
部本体が連結される部品が、上記先端部本体に形成され
た凹部に埋め込まれた金属製部品にネジ止め固定されて
いてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図1は、内視鏡の挿入部の先端部分を示
し、図3は、その III−III 断面を示している。先端部
本体31は、例えば変性ポリフェニレンオキサイド又は
ポリサルホン等のような電気絶縁性プラスチック材から
なる一つの部品で形成されていて、細長い可撓管状の挿
入部の先端に遠隔操作によって屈曲自在に設けられた湾
曲部32の先端部分に連結されている。
【0013】湾曲部32は、多数の節輪33をリベット
34によって回動自在に連結し、その外周に網状管35
を被覆して、さらにその外面をゴムチューブ等からなる
外皮36によって被覆して構成されている。外皮36の
先端部は先端部本体31の外周面に緊縛、接合されてい
る。38は湾曲操作ワイヤである。
【0014】先端部本体31と湾曲部32とは、雌ネジ
が螺設されて先端部本体31の凹部に埋め込まれた金属
製の一対のネジ駒37に、最先端の節輪33がネジ止め
されることによって連結されている。
【0015】本実施の形態の内視鏡は、前方を観察する
ようにしたいわゆる前方視型内視鏡であり、先端部本体
31の先端面に、観察窓41、送気送水ノズル42及び
図示しない照明窓や鉗子チャンネル出口孔等が設けられ
ている。71及び72は、送気及び送水チューブの先端
部分、図3に示される73は照明用ライトガイドファイ
ババンドル、74は鉗子チャンネルである。
【0016】観察窓41の内側には、対物レンズ群46
が、金属製のレンズ枠47内にスペーサ49で所定の間
隔をとって固着されている。レンズ枠47の前半部外周
部分には、電気絶縁性のプラスチック材からなる絶縁環
51が接合されている。
【0017】絶縁環51の外周面は、先端部本体31の
前端部分に軸線方向に平行に形成された円形断面の孔5
2内に嵌挿されていて、その嵌合部にはシール用のOリ
ング53が装着されている。54は、脱泡された電気絶
縁性の接着剤である。
【0018】レンズ枠47の後端部分に固着された連結
部材48は矩形の外形形状を有していて、その外周部に
は金属製のシールドパイプ55の先端部分が嵌着、接合
されている。
【0019】シールドパイプ55は、円形孔52に連続
して先端部本体31の後端まで貫通形成された矩形孔5
6内に嵌挿されており、シールドパイプ55内には、例
えば電荷結合素子(CCD)からなる固体撮像素子10
が受光面11を前方に向けて固定されている。
【0020】そして、その前面に貼られたカバーガラス
13の前面には、色補正フィルタ58が貼着されてい
る。59は、光路周辺の不要光を遮光するための遮光マ
スクである。
【0021】シールドパイプ55内には、その部分を拡
大図示する図4にも示されるように、固体撮像素子10
に入出力される信号を処理するための電子部品61が、
配線基板62に取り付けて固体撮像素子10の後側に配
置されている。そして、信号ケーブル63がそこから後
方に引き通されている。
【0022】固体撮像素子10には、TAB(テープオ
ートメイティングボンディング)適用の可撓性基板20
が取り付けられていて、その可撓性基板20のリード2
3の後端部分が内側に折り曲げられて、そこに配線基板
62が固着されている。
【0023】固体撮像素子10と可撓性基板20とは、
固体撮像素子10の受光面11と同方向に受光面11の
両側に設けられたパッド部12に、可撓性基板20のイ
ンナーリード22の先端をボンディングして接続され、
受光面11とボンディング部とを覆うように、カバーガ
ラス13が接合されている。
【0024】インナーリード22とリード23とは、共
に銅材等によって形成されている。21は、可撓性基板
20の補強板であり、例えばポリイミド樹脂などのよう
な電気絶縁性の薄板によって形成されている。
【0025】インナーリード22は固体撮像素子10の
側面に沿うように後方に折り曲げられ、固体撮像素子1
0の側面とインナーリード22との間を電気的に絶縁す
るために、インナーリード22が沿う固体撮像素子10
の側面には、例えばポリエステル又はポリイミド等から
なる薄い電気絶縁性のテープ70が貼付されている。
【0026】シールドパイプ55内に配置された部品の
外周面とシールドパイプ55の外周面には、各々絶縁テ
ープ64,65が巻き付けられていて、シールドパイプ
55とその内外との間を電気絶縁している。
【0027】このようにして、対物レンズ群46と固体
撮像素子10等が絶縁環51とシールドパイプ55内に
配置されて、図2に示されるように一つのユニットに形
成された撮像ユニット80が、予め先端部本体31とは
別に組み立てられ、先端部本体31の孔56,52内に
後方から差し込んで組み付けられる。
【0028】その際に、シールドパイプ55の外周面に
巻かれた絶縁テープ65が万一破れても、先端部本体3
1は電気絶縁性のプラスチック製なので、シールドパイ
プ55と他部品間の電気絶縁性は維持され、絶縁テープ
65を巻き直したりする必要がない。
【0029】なお、シールドパイプ55の外周の絶縁テ
ープ65は、図3に示されるようにシールドパイプ55
と節輪33との間の距離が近い場合に必要であるが、そ
の間の距離が十分にある場合には不要である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、先端部本体を、電気絶
縁性材料からなる一つの部品で形成したことにより、そ
こに内蔵される固体撮像素子ユニット側との電気絶縁が
確保されるので、シールドパイプに巻かれた絶縁テープ
が組み立て作業中に破れるようなことがあってもテープ
を巻き直す必要がなく、固体撮像素子ユニットを先端部
本体に対して電気絶縁性を確保した状態に容易に組み付
けることができる。
【0031】そして、挿入部の先端において先端部本体
が連結される部品を、先端部本体に形成された凹部に埋
め込まれた金属製部品にネジ止め固定すれば、先端部本
体が金属製でなくてもしっかりした連結強度を確保する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の固体撮像素子が組み込ま
れた内視鏡の挿入部先端の側面断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の撮像ユニットの側面断面
図である。
【図3】本発明の実施の形態の III−III 断面図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態の内視鏡の挿入部先端内に
組み込まれた固体撮像素子周辺の部分拡大側面断面図で
ある。
【符号の説明】
10 固体撮像素子 31 先端部本体 33 節輪 37 ネジ駒 55 シールド管 56 絶縁テープ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部の先端に連結された先端部本体内に
    内視鏡観察像を撮像するための固体撮像素子を内蔵した
    電子内視鏡の先端部において、 上記先端部本体を、電気絶縁性材料からなる一つの部品
    で形成したことを特徴とする電子内視鏡の先端部。
  2. 【請求項2】上記先端部本体がプラスチックで形成され
    ている請求項1記載の電子内視鏡の先端部。
  3. 【請求項3】上記先端部本体がガラス入りのプラスチッ
    クで形成されている請求項1記載の電子内視鏡の先端
    部。
  4. 【請求項4】上記先端部本体がセラミックで形成されて
    いる請求項1記載の電子内視鏡の先端部。
  5. 【請求項5】上記挿入部の先端において上記先端部本体
    が連結される部品が、上記先端部本体に形成された凹部
    に埋め込まれた金属製部品にネジ止め固定されている請
    求項1、2、3又は4記載の電子内視鏡の先端部。
JP9003436A 1997-01-13 1997-01-13 電子内視鏡の先端部 Withdrawn JPH10192219A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003019106A (ja) * 2001-07-09 2003-01-21 Pentax Corp 内視鏡の先端部
WO2013183353A1 (ja) 2012-06-06 2013-12-12 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡
CN112107281A (zh) * 2019-11-07 2020-12-22 上海住荣科技有限公司 医用内窥镜、头端及其制造方法

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