JP5402502B2 - プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、異常放電を抑制することができるプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法に関する。
プラズマ処理装置は、例えば基板上にアモルファスシリコン層又は微結晶シリコン層を形成するときに用いられている。アモルファスシリコン層及び微結晶シリコン層は、例えば薄膜太陽電池の光電変換層として使用することができる。
薄膜太陽電池の基板としては、例えば可撓性基板を用いることができる。可撓性基板を用いると、ロール状に巻かれた可撓性基板を成膜室に搬送して処理を行い、その後ロール状に巻き取るという処理を行うことができる。このようにすると、基板に対する処理効率が向上する。
ロール状に巻かれた可撓性基板を処理する方法としては、ロールツーロール方式と、ステッピングロール方式がある。ロールツーロール方式は、可撓性基板を連続して移動させながら処理する方式であり、ステッピングロール方式は、処理中には可撓性基板を停止させ、その後処理された部分を成膜室から送り出す方式である。例えば特許文献1〜3には、ステッピングロール方式に用いられる装置が開示されている。
特開平8−293491号公報 特開平11−145060号公報 特開2007−311417号公報
プラズマ処理装置において、異常放電を抑制することは処理品質を確保する上で重要である。異常放電を抑制するためには、プラズマを発生するために入力された高周波電力を、基板を介してプラズマの周囲に位置している部材で十分回収する必要がある。しかし基板から高周波電力を回収するルートが十分確保されていないと、異常放電を十分に抑制することは難しかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、異常放電を抑制することができるプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法を提供することにある。
本発明によれば、真空容器と、
前記真空容器内に配置され、基板に接する接地電極と、
前記真空容器内に、前記接地電極に対向するように配置された高周波電極と、
前記真空容器内のうち前記高周波電極の背面側に設けられ、接地されているシールド部材と、
前記真空容器内のうち前記高周波電極の外周側に設けられ、かつプラズマ処理時に前記基板に接する第1導電部材と、
前記第1導電部材を前記シールド部材に接続する第2導電部材と、
を備えるプラズマ処理装置が提供される。
本発明によれば、真空容器と、
前記真空容器内に配置され、接地されているシールド部材と、
前記真空容器内に配置され、前記シールド部材を介して互いに対向するように配置された2つの高周波電極と、
前記真空容器内に前記2つの高周波電極それぞれに対応して設けられ、前記高周波電極を基準としたときに前記シールド部材とは反対側に配置され、互いに異なる基板に接する2つの接地電極と、
前記真空容器内のうち前記2つの高周波電極それぞれの外周側に設けられ、プラズマ処理時に前記基板に接する2つの第1導電部材と、
前記真空容器内に前記2つの前記第1導電部材それぞれに対応して設けられ、前記第1導電部材を前記シールド部材に接続する第2導電部材と、
を備えるプラズマ処理装置が提供される。
本発明によれば、真空容器と、
前記真空容器内に配置された接地電極と、
前記真空容器内に、前記接地電極に対向するように配置された高周波電極と、
前記真空容器内のうち前記高周波電極の背面側に設けられ、接地されているシールド部材と、
を有するプラズマ処理装置を準備し、
前記真空容器内のうち前記高周波電極の外周側に第1導電部材を設け、
前記第1導電部材を、第2導電部材を用いて前記シールド部材に接続し、
前記接地電極及び前記第1導電部材の双方に基板を接させて前記基板をプラズマで処理する、プラズマ処理方法が提供される。
本発明によれば、基板には第1導電部材が接している。第1導電部材は、第2導電部材を介してシールド部材に接続している。このため、高周波電力を十分に回収することができ、その結果、異常放電を抑制することができる。
実施形態に係るプラズマ処理装置の構成を示す図である。 真空容器の構成を示す断面図である。 図2の要部を拡大した図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、実施形態に係るプラズマ処理装置の構成を示す図である。このプラズマ処理装置は、ステッピングロール方式で可撓性基板50を処理する装置であり、直列に配置された複数の成膜室200、基板送出部100、及び基板巻取部300を備える。成膜室200で行われる処理は、例えばプラズマCVD法又はスパッタリング法により可撓性基板50に成膜を行う処理である。本図に示す例において複数の成膜室200は、一つの真空容器202の中に設けられている。
基板送出部100は、ロール状に巻かれた可撓性基板50を保持しており、成膜室200に可撓性基板50を送り出す。基板巻取部300は、複数の成膜室200それぞれで順に成膜処理された可撓性基板50をロール状に巻き取る。
可撓性基板50は全体が導電性を有していても良いし、ポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミド、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、及びポリエーテルスルホン(PES)などの絶縁性の基材の上に導電性の層を設けたものであってもよい。導電層は、例えばAg膜やAl膜などの金属膜であるが、これらの表面にTiO、SnO、及びITO(Indium Thin Oxide)などの透明酸化物膜を設けたものであっても良いし、これら透明酸化物膜で形成されていても良い。
図1に示すプラズマ処理装置は、例えば可撓性基板50に薄膜太陽電池の光電変換層を形成する装置である。この場合、第1の成膜室200では第1導電型(例えばn型)の微結晶シリコン層またはアモルファスシリコン層が成膜され、第2の成膜室200では真性型の微結晶シリコン層(i型微結晶シリコン層)またはアモルファスシリコン層が成膜され、第3の成膜室200では第2導電型(例えばp型)の微結晶シリコン層またはアモルファスシリコン層が成膜される。
図2は、真空容器202の内部の構成を示す断面図である。なお図2に示す真空容器202は、同時に2枚の可撓性基板50を処理することができるようになっている。ただし図1では、説明の都合上可撓性基板50を一枚のみ図示している。図2において、成膜室200は第1導電部材230、第2導電部材234、成膜空間形成部材212、絶縁部材232、成膜空間形成部材222、及び側枠226によって囲まれた空間である。またプラズマを生成する放電空間は、可撓性基板50と高周波電極210の間の空間になる。
真空容器202は、接地電極220、高周波電極210、整合器252、シールド部材260、第1導電部材230、及び第2導電部材234を備える。接地電極220は、真空容器202の中に配置されている。高周波電極210は、真空容器202の中に接地電極220に対向するように配置されている。整合器252は、真空容器202の外に設けられており、高周波電極210と高周波電源250の間のマッチングを取りつつ、これらを互いに接続している。シールド部材260は、真空容器202の中のうち高周波電極210の背面側に設けられており、接地されている。本実施形態においてシールド部材260は、同軸管254の外部導体を介して、真空容器202のうち整合器252に面している部分である第1の領域202aに接続しており、この部分において接地している。整合器252は、第1の領域202aにおいて真空容器202に接地している。
第1導電部材230は、真空容器202の中のうち高周波電極210の外周側に設けられており、かつ、可撓性基板50に対して成膜処理を行うときには可撓性基板50のうち成膜処理がされる側の面に接する。可撓性基板50には、放電空間内で生成したプラズマから高周波が流れるが、この高周波は、接地電極220に加えて第1導電部材230にも流れる。なお、接地電極220に垂直な方向に座標軸をとった場合に、第1導電部材230のうち接地電極220に近い側の面は、高周波電極210の表面より、接地電極220の表面の近くに位置していても良い。この場合、第1導電部材230の内周側の側面は放電空間に面する。
第2導電部材234は、第1導電部材230をシールド部材260に接続している。このようにすると、可撓性基板50に流れた高周波電力を、第1導電部材230、第2導電部材234、及びシールド部材260を介して短いルートで回収することができる。なお本実施形態では、第2導電部材234は真空容器202に接していない。
本実施形態において、第1導電部材230のうち可撓性基板50に面している面は、高周波電極210より可撓性基板50の近くに位置している。このため、第1導電部材230は、内周側の側面が放電空間に面することになる。
本実施形態において、第1導電部材230及び第2導電部材234は、それぞれ枠形状を有しており、中空部分の面積が高周波電極210の面積より大きい。このため、第1導電部材230及び第2導電部材234は、高周波電極210の全周を囲んでいる。このようにすると、高周波電力の回収量が多くなる。なお、第2導電部材234の重量を抑制するという観点から、第2導電部材234は板状または箔状として、その厚さを0.5mm以上10mm以下にするのが好ましい。高周波は導電体のごく表面を流れるという特性を有しているため、第2導電部材234の厚さは0.5mm程度でも問題はない。なお第2導電部材234は、例えば銅により形成されているが、他の材料により形成されていても良い。
本実施形態において、シールド部材260はブロック状の導電性の部材である。上記したように成膜室200は、同時に2枚の可撓性基板50を処理することができるようになっている。そして成膜室200において、シールド部材260以外の部材は、シールド部材260を介して対称に2つずつ配置されている。そしてシールド部材260は、2つの高周波電極210に共通に使用される。
シールド部材260は、第1の領域202aとは異なる部分である第2の領域202bにおいて、真空容器202の内壁に固定されている。第2の領域202bの面積は、第1の領域202aの面積より小さい。本実施形態において第2の領域202bは、真空容器202の内部空間を介して第1の領域202aとは反対側に位置している。
シールド部材260は、プラズマ処理装置を小型化する、という観点からなるべく小さいのが好ましい。例えばシールド部材260の形状を、直接可撓性基板50に接させるような形状にすることも考えられるが、このようにすると、シールド部材260が大型化して重くなる。シールド部材260が重くなると、シールド部材260を真空容器202に固定する部分を大面積にする必要が出てくる。なお、シールド部材260と真空容器202の内壁との接続面積が大きいと、この接続部分を介してシールド部材260に回収された高周波電力が真空容器202に逃げ、真空容器202と他の部材の間での異常放電を引き起こすことがある。
これに対して本実施形態では、上記したようにシールド部材260は、第1導電部材230及び第2導電部材234を介して可撓性基板50に接続している。このため、シールド部材260を直接可撓性基板50に接させる場合と比較して、シールド部材260を小型化(例えば半分の重量)にすることができる。この結果、シールド部材260のうち真空容器202の内壁に固定されている部分の面積を小さくすることができる。具体的には、第2の領域202bの面積は、第1の領域202aの面積よりより小さくなっている。このため、シールド部材260に回収された高周波電力が真空容器202のうち整合器252に接している部分以外の領域に逃げることが抑制され、真空容器202と他の部材の間での異常放電を引き起こすことを抑制できる。
シールド部材260の中には、絶縁材(図示せず)を介して同軸管254の給電体254a、及び接続部材214の一端側が埋め込まれている。同軸管254は、一端が整合器252を介して高周波電源250に接続しており、他端が接続部材214の一端に接続している。接続部材214は軸状の部材であり、その他端は高周波電極210の背面の中心に接続している。すなわち高周波電源250から出力された高周波電力は、整合器252、同軸管254の給電体254a、及び接続部材214を介して高周波電極210に入力される。
接続部材214には、成膜空間形成部材212が取り付けられている。成膜空間形成部材212は、後述する成膜空間形成部材222とともに、図1に示した成膜室200を形成する。成膜空間形成部材212は板状の部材であり、中心を接続部材214が貫通している。成膜空間形成部材212は高周波電極210の背面の全面を覆っているが、高周波電極210と同電位になっているため、成膜空間形成部材212と高周波電極210との間の空間では放電は生じない。なお成膜空間形成部材212の周縁部は、平面視において高周波電極210の外側に位置している。成膜空間形成部材212の周縁部には、絶縁部材232を介して第1導電部材230が固定されている。すなわち接続部材214及び高周波電極210と、第1導電部材230及び第2導電部材234とは、成膜空間形成部材212及び絶縁部材232を介して互いに固定されている。
またシールド部材260の中には、排気管240が設けられている。排気管240は、一端が成膜空間形成部材212を貫通して高周波電極210と成膜空間形成部材212の間の空間に接続しており、他端が排気ポンプ(図示せず)に接続している。すなわち、高周波電極210と接地電極220の間の放電空間は、高周波電極210と成膜空間形成部材212の間の空間及び排気管240を介して排気ポンプにより排気される。
なお放電空間へのプロセスガスの供給は、高周波電極210によって行われる。すなわち高周波電極210はシャワーヘッド構造になっており、このシャワーヘッドに接続されているガス供給管(図示せず)を介して、プロセスガスは放電空間に供給される。なお、本図に示す例では、成膜室200に対して放電空間が占める割合が大きくなるため、プロセスガスの利用効率が高くなる。
接地電極220は、支持軸224によって支持されている。支持軸224は、駆動手段(図示せず)によって可撓性基板50に近づく方向及び離れる方向それぞれに移動する。すなわち接地電極220は支持軸224を介して駆動手段により、可撓性基板50に接し、かつ離れることができる。接地電極220はヒータ(図示せず)を内蔵しており、可撓性基板50を処理している間、可撓性基板50に接することにより可撓性基板50を加熱する。このときの可撓性基板50の温度は、例えば280℃である。
支持軸224には、成膜空間形成部材222が取り付けられている。成膜空間形成部材222は板状の部材であり、中心を支持軸224が貫通している。成膜空間形成部材222は、接地電極220と同電位になっている。成膜空間形成部材222は、接地電極220の背面の全面を覆っており、その周縁部は、平面視において接地電極220の外側に位置している。成膜空間形成部材222の周縁部には、側枠226が固定されている。側枠226は、接地電極220が可撓性基板50に接している状態において、第1導電部材230との間で可撓性基板50を挟んでいる。すなわち可撓性基板50を処理している間、高周波電極210、接地電極220、及びこれらの間の放電空間は、成膜空間形成部材212、絶縁部材232、第1導電部材230、成膜空間形成部材222、及び側枠226によって形成される閉空間の中に位置することになる。
なお、上記したように真空容器202は、互いに異なる2枚の可撓性基板50を同時に処理することができるようになっている。真空容器202内には、接地電極220、高周波電極210、第1導電部材230、及び第2導電部材234が2組ずつ、高周波電極210が互いに対向する向きに設けられている。シールド部材260は、2つの高周波電極210の間に位置している。すなわち2組の真空容器202内には、接地電極220、高周波電極210、第1導電部材230、及び第2導電部材234が、シールド部材260を介して線対称となるように、高周波電極210が互いに対向する向きに配置されている。2つの接地電極220は、それぞれが対応する高周波電極210を基準としたときに、シールド部材260とは反対側に配置されている。そして2つの第2導電部材234は、同一のシールド部材260に接続している。このため、シールド部材260を複数設ける必要がなく、部材の数を少なくすることができる。
図3は、図2の要部を拡大した図である。上記したように、側枠226は、接地電極220が可撓性基板50に接している状態において、第1導電部材230との間で可撓性基板50を挟んでいる。このため、成膜室200は、成膜処理を行っている間は外部から遮断される。従って、プロセスガスが成膜室200の外に拡散することが抑制される。詳細には、側枠226は、可撓性基板50に対向する面にシールリング228を有しており、第1導電部材230は、シールリング228と対向する部分にシールリング238を有している。シールリング228,238は、例えばバイトン(登録商標)などの耐熱性の高い絶縁性のゴムにより形成されている。
なお、接地電極220が可撓性基板50から離れているときは、第1導電部材230も可撓性基板50から離れているため、可撓性基板50は移動することができる。そして接地電極220は、可撓性基板50に向けて移動するとき、可撓性基板50に接した後、さらに高周波電極210に近づく方向に移動する。これにより、可撓性基板50は、第1導電部材230のシールリング228に接することができる。
以上、本実施形態によれば、第1導電部材230は、成膜処理が行われるときには可撓性基板50に接する。第2導電部材234は、第1導電部材230をシールド部材260に接続している。シールド部材260は整合器252の接地側に接続している。このため、可撓性基板50に流れた高周波を、第1導電部材230、第2導電部材234、及びシールド部材260を介して短いルートで整合器252に回収することができる。このため、異常放電を十分に抑制することができる。
また、第2導電部材234は真空容器202には接続していない。このため、第2導電部材234から高周波電力が真空容器202に逃げ、真空容器202と他の部材の間での異常放電を引き起こすことを抑制できる。
また、シールド部材260は、真空容器202の内壁に固定されている部分の面積が小さく、整合器252に接続している部分の面積より小さくなっている。このため、シールド部材260と真空容器202の内壁との接続部分から、シールド部材260に回収された高周波電力が真空容器202に逃げ、真空容器202と他の部材の間での異常放電を引き起こすことを抑制できる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
50 可撓性基板
100 基板送出部
200 成膜室
202 真空容器
202a 第1の領域
202b 第2の領域
210 高周波電極
212 成膜空間形成部材
214 接続部材
220 接地電極
222 成膜空間形成部材
224 支持軸
226 側枠
228 シールリング
230 第1導電部材
232 絶縁部材
234 第2導電部材
238 シールリング
240 排気管
250 高周波電源
252 整合器
254 同軸管
254a 給電体
260 シールド部材
300 基板巻取部

Claims (4)

  1. 真空容器と、
    前記真空容器内に配置され、基板に接する接地電極と、
    前記真空容器内に、前記接地電極に対向するように配置された高周波電極と、
    前記真空容器内のうち前記高周波電極の背面側に設けられ、接地されているシールド部材と、
    前記真空容器内のうち前記高周波電極の外周側に設けられ、かつプラズマ処理時に前記基板に接する第1導電部材と、
    前記第1導電部材を前記シールド部材に接続する第2導電部材と、
    を備え
    前記第1導電部材及び前記第2導電部材は、前記高周波電極の全周を囲むように設けられ、
    前記第2導電部材の厚さは0.5mm以上10mm以下であるプラズマ処理装置。
  2. 請求項1に記載のプラズマ処理装置において、
    前記真空容器の外に設けられ、前記高周波電極を高周波電源に接続する整合器を備え、
    前記シールド部材は、
    前記真空容器のうち前記整合器に面している部分である第1の領域に接続することにより接地されており、かつ前記真空容器のうち前記第1の領域とは異なる第2の領域において前記真空容器の内壁に固定されており、
    前記第2の領域の面積は、前記第1の領域の面積より小さいプラズマ処理装置。
  3. 真空容器と、
    前記真空容器内に配置され、接地されているシールド部材と、
    前記真空容器内に配置され、前記シールド部材を介して互いに対向するように配置された2つの高周波電極と、
    前記真空容器内に前記2つの高周波電極それぞれに対応して設けられ、前記高周波電極を基準としたときに前記シールド部材とは反対側に配置され、互いに異なる基板に接する2つの接地電極と、
    前記真空容器内のうち前記2つの高周波電極それぞれの外周側に設けられ、プラズマ処理時に前記基板に接する2つの第1導電部材と、
    前記真空容器内に前記2つの第1導電部材それぞれに対応して設けられ、前記第1導電部材を前記シールド部材に接続する第2導電部材と、
    を備え
    前記第1導電部材及び前記第2導電部材は、前記高周波電極の全周を囲むように設けられ、
    前記第2導電部材の厚さは0.5mm以上10mm以下であるプラズマ処理装置。
  4. 真空容器と、
    前記真空容器内に配置された接地電極と、
    前記真空容器内に、前記接地電極に対向するように配置された高周波電極と、
    前記真空容器内のうち前記高周波電極の背面側に設けられ、接地されているシールド部材と、
    を有するプラズマ処理装置を準備し、
    前記真空容器内のうち前記高周波電極の外周側に第1導電部材を設け、
    前記第1導電部材を、厚さが0.5mm以上10mm以下である第2導電部材を用いて前記シールド部材に接続し、
    前記第1導電部材及び前記第2導電部材を、前記高周波電極の全周を囲むように設け、
    前記接地電極及び前記第1導電部材の双方に基板を接させて前記基板をプラズマで処理する、プラズマ処理方法。
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