JP4893235B2 - 成膜装置および成膜方法 - Google Patents
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Description
一方、これらの給電線間でキャパシタンスによる発生する干渉を低減させるため、これらの給電線間の間隔を広くすると、成膜装置が大型化し、設置スペースが増大するという問題があった。
そこで、本発明の目的は、電圧印加電極に高周波電力を給電する給電線間の間隔を広げることなく、これらの給電線間で発生するキャパシタンスによる干渉を低減させることが可能な成膜装置および成膜方法を提供することである。
また、請求項2記載の成膜方法によれば、並列搬送される2列の可撓性基板を表面処理するための成膜用真空室を形成する壁体と、前記壁体により形成された前記成膜用真空室の内部に前記可撓性基板と対応して設けられた2つの接地電極と、前記接地電極と対向して前記成膜用真空室の内部に配置された2つの枠体と、前記枠体の内側に凹状の成膜室を形成する2つの電圧印加電極と、前記電圧印加電極の間に配置されたシールドブロックと、前記電圧印加電極に高周波電力をそれぞれ給電する2つの給電線と、前記給電線の一端に接続されて前記壁体の外面に設けられたインピーダンス整合器とを備え、前記給電線から前記電圧印加電極に給電された高周波電力の戻り電流が前記枠体、前記シールドブロックおよび前記壁体を経て前記インピーダンス整合器に流れるように前記壁体と前記シールドブロックとの間の給電線間に導体板が配置され、前記壁体と前記シールドブロックとを前記導体板により電気的に接続した成膜装置を用いて成膜する方法であって、前記成膜用真空室に可撓性基板を並列搬送する工程と、前記可撓性基板の成膜面が蓋状に挟み込まれるように前記接地電極を駆動することにより、前記成膜用真空室内に成膜室をそれぞれ形成する工程と、前記給電線間に流れる高周波電流を前記導体板を介して低減させながら、前記給電線を介して前記電圧印加電極に高周波電力をそれぞれ給電することにより、前記成膜室内にプラズマをそれぞれ発生させ、前記可撓性基板の成膜面に成膜をそれぞれ行う工程とを備えることを特徴とする。
図1は、本発明の一実施形態に係る成膜装置の概略構成を示す平面断面図である。
図1において、成膜装置には、送り室4、成膜用真空室10および巻き取り室5が設けられている。そして、送り室4内には二つの搬入ロール2が収容されるとともに、巻き取り室5には、二つの搬出ロール3が収容されている。ここで、成膜用真空室10には、内部を外気と隔離する壁体7がそれぞれ設けられ、成膜用真空室10内には、電圧印加電極8および接地電極9がそれぞれ設けられている。ここで、電圧印加電極8は、各可撓性基板1に対してそれぞれ一つずつ備えられ、電圧印加電極8に対して接地電極9がそれぞれ対向配置されている。なお、可撓性基板1としては、例えば、ポリイミドフィルムまたはポリエチレンフィルムなどを用いることができる。
図2および図3において、並行して搬送される2列の可撓性基板1の間には、排気ブロック11を介して結合された2つの電圧印加電極8が配置され、さらにそれぞれの可撓性基板1が挟み込まれるようにして接地電極9が電圧印加電極8にそれぞれ対向配置されている。
そして、送り室4から引き出された2列分の可撓性基板1を成膜用真空室10に並行して搬送し、可撓性基板1を一旦停止させて成膜室6を形成してから、可撓性基板1の成膜面上にプラズマCVDにて成膜を行い、可撓性基板1を解放して巻き取り室5に搬送することで、スッテピングロール方式にて成膜を行うことができる。
ここで、電圧印加電極8に高周波電力をそれぞれ給電する給電線26間に導体板27を配置することにより、これらの給電線26間のインピーダンスを大きくすることができるため、給電線26間を流れる高周波電流が減少し、給電線26間の干渉を低減することができる。このため、これらの給電線26間の間隔を広げることなく、これらの給電線26間の干渉となる経路に電流が流れなくなり、電磁的な干渉を低減させることが可能となり、設置スペースの増大を抑制しつつ、並列搬送される可撓性基板1面上に成膜される薄膜の膜厚均一性を向上させることができる。
図4において、高周波に対しては給電線26の等価回路はインダクタで表すことができ、電圧印加電極8の等価回路は抵抗RとキャパシタC2の並列接続で表すことができる。このため、給電線26の接続部分の等価回路は、高周波電源25、インピーダンス整合器24、給電線26のインダクタおよび電圧印加電極8の抵抗RとキャパシタC2の並列回路の直列接続で表すことができる。そして、給電線26を並列配置すると、給電線26間にはキャパシタC1を介した容量結合が発生し、これらの給電線26間に流れる高周波電流の干渉経路が生成される。
2 搬入ロール
3 搬出ロール
4 送り室
5 巻き取り室
6 成膜室
7 壁体
8 電圧印加電極
9 接地電極
10 成膜用真空室
11 排気ブロック
12 真空排気口
13 アクチュエータ
21 シールドブロック
22 枠体
23 ねじ
24 インピーダンス整合器
25 高周波電源
26 給電線
27 導体板
Claims (2)
- 並列搬送される2列の可撓性基板を表面処理するための成膜用真空室を形成する壁体と、前記壁体により形成された前記成膜用真空室の内部に前記可撓性基板と対応して設けられた2つの接地電極と、前記接地電極と対向して前記成膜用真空室の内部に配置された2つの枠体と、前記枠体の内側に凹状の成膜室を形成する2つの電圧印加電極と、前記電圧印加電極の間に配置されたシールドブロックと、前記電圧印加電極に高周波電力をそれぞれ給電する2つの給電線と、前記給電線の一端に接続されて前記壁体の外面に設けられたインピーダンス整合器とを備えた成膜装置において、
前記給電線から前記電圧印加電極に給電された高周波電力の戻り電流が前記枠体、前記シールドブロックおよび前記壁体を経て前記インピーダンス整合器に流れるように前記壁体と前記シールドブロックとの間の給電線間に導体板を配置し、前記壁体と前記シールドブロックとを前記導体板により電気的に接続したことを特徴とする成膜装置。 - 並列搬送される2列の可撓性基板を表面処理するための成膜用真空室を形成する壁体と、前記壁体により形成された前記成膜用真空室の内部に前記可撓性基板と対応して設けられた2つの接地電極と、前記接地電極と対向して前記成膜用真空室の内部に配置された2つの枠体と、前記枠体の内側に凹状の成膜室を形成する2つの電圧印加電極と、前記電圧印加電極の間に配置されたシールドブロックと、前記電圧印加電極に高周波電力をそれぞれ給電する2つの給電線と、前記給電線の一端に接続されて前記壁体の外面に設けられたインピーダンス整合器とを備え、前記給電線から前記電圧印加電極に給電された高周波電力の戻り電流が前記枠体、前記シールドブロックおよび前記壁体を経て前記インピーダンス整合器に流れるように前記壁体と前記シールドブロックとの間の給電線間に導体板が配置され、前記壁体と前記シールドブロックとを前記導体板により電気的に接続した成膜装置を用いて成膜する方法であって、
前記成膜用真空室に可撓性基板を並列搬送する工程と、
前記可撓性基板の成膜面が蓋状に挟み込まれるように前記接地電極を駆動することにより、前記成膜用真空室内に成膜室をそれぞれ形成する工程と、
前記給電線間に流れる高周波電流を前記導体板を介して低減させながら、前記給電線を介して前記電圧印加電極に高周波電力をそれぞれ給電することにより、前記成膜室内にプラズマをそれぞれ発生させ、前記可撓性基板の成膜面に成膜をそれぞれ行う工程とを備えることを特徴とする成膜方法。
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