JP5399425B2 - ステアリングホイール用オーナメント - Google Patents

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本発明は、ステアリングホイール本体の表面の美観を向上させるステアリングホイール用オーナメントに係り、特に、複数本のスポーク部に跨って取り付けられるステアリングホイール用オーナメントに関する。
自動車用ステアリングホイールの一例としては、円環状のリング部と、リング部の中央に配設されるパッド部と、リング部からパッド部に向かって延びる略T字形の3本のスポーク部とを有するステアリングホイール本体がある。このステアリングホイール本体のパッド部の外周域には、単一のガーニッシュ(オーナメント)が中間部側の2本のスポーク部と後部側の1本のスポーク部とからなる3本のスポーク部に跨って取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
この種のオーナメントとしては、単一のオーナメントに代えて、中間部側の2本のスポーク部と対応する左右一対の中間部側オーナメントと、後部側の1本のスポーク部に対応する後部側オーナメントとを別体に形成した3つの内装部品からなるオーナメントがある。このオーナメントは、左右一対の中間部側オーナメントの対向端面部の間に後部側オーナメントの両側の端面部を突き合わせた状態で、一対の中間部側オーナメントのそれぞれの裏面から下方に向けて突出した筒状ボスに対して、後部側オーナメントの裏面から突出した屈曲状ブラケットをねじ締めにより締付固定することでオーナメント組立体として組み立てられる。
特開2009−208571号公報
上記従来のオーナメント組立体では、一対の中間部側オーナメントの対向端面部と後部側オーナメントの両側の端面部との突き合わせ部分が表面に現れる取付構造となるため、この突き合わせ部分の凹溝状の隙間は目立ちやすく明瞭に出現する。その結果、目障りな凹溝状の間隙がステアリングホイール本体の外観を低下させる場合があり、ステアリングホイール本体の外観意匠性を向上させたいという要望があった。
また、一対の中間部側オーナメントと後部側オーナメントとを突き合わせた状態でねじ締めにより締付固定する構造だけでは、オーナメント組立体に必要とされる剛性や強度が不足しやすい。
本発明の目的は、簡単な構成で剛性や強度を高めるとともに、ステアリングホイール本体の美観を向上させたステアリングホイール用オーナメントを提供することにある。
[1]本発明は、中央のハブと、環状のリムと、前記ハブ及び前記リムを連結する複数本のスポーク芯金とを有するステアリング本体に、前記複数本のスポーク芯金に対応して取り付けられる複数のオーナメントを備え、前記複数のオーナメントは、左右一対の第1及び第2オーナメントと、前記第1及び第2オーナメントの対向端面部にスライド挿入可能な第3オーナメントとからなり、前記第1オーナメント及び前記第3オーナメントの間に隙間を形成する対向端面と、前記第2オーナメント及び第3オーナメントの間に隙間を形成する対向端面とが、前記ステアリング本体の正面を向いた運転者の視線に対して交差して斜めに配置された傾斜面とされてなることを特徴とするステアリングホイール用オーナメントにある。
[2]本発明は、中央のハブと、環状のリムと、前記ハブ及び前記リムを連結する複数本のスポーク芯金とを有するステアリング本体に、前記複数本のスポーク芯金に対応して取り付けられる複数のオーナメントを備え、前記複数のオーナメントは、左右一対の第1及び第2オーナメントと、前記第1及び第2オーナメントの対向端面部にスライド挿入可能な第3オーナメントとからなり、前記第1オーナメント及び前記第3オーナメントの見切り面と、前記第2オーナメント及び第3オーナメントの見切り面とが、傾斜して設定されてなることを特徴とするステアリングホイール用オーナメントを提供する。
[3]上記[1]又は[2]記載の発明にあって、前記第3オーナメントの上下方向位置を規定する第1取付部と、前記第3オーナメントの左右方向位置を規定する第2取付部とが、前記第1及び第2オーナメントの対向端面部の間において交差して設けられ、前記第1取付部は、前記第1及び第2オーナメントの対向端面部に設けた取付板部又は取付凹部と、前記第3オーナメントの両端面部に設けた取付凹部又は取付板部とであり、前記第2取付部は、前記第1及び第2オーナメントの対向端面部に前記取付板部と交差して設けた案内リブ、又は前記取付凹部と交差して設けた案内凹部と、前記第3オーナメントの両端面部に前記取付凹部と交差して設けた案内凹部、又は前記取付板部と交差して設けた案内リブとであることを特徴とする。
[4]上記[3]記載の発明にあって、前記第1取付部及び前記第2取付部は、前記第1及び第2オーナメントの対向端面部に前記第3オーナメントをスライド挿入したとき、所定の挿入範囲で圧入された構成を有してなることを特徴とする。
3つの内装部品からなるオーナメントをスライド構造により互いに嵌め合わせて組み立てることで、剛性や強度を高めることができるとともに、ステアリングホイール本体の外観意匠性を向上させることができる。
本発明の好適な実施の形態であるステアリングホイール本体を概略的に示す正面図である。 ステアリングホイール本体に取り付けられるオーナメントを概略的に示す正面図である。 図2Aに示すオーナメントの右側面図である。 図2Aに示すオーナメントの裏面図である。 図2AのIII−III線の矢視断面拡大図である。 図2AのIV−IV線の矢視断面拡大図である。 図2AのV−V線の矢視断面拡大図である。 図2BのVI−VI線の矢視部分断面拡大図である。 図2BのVII−VII線の矢視部分断面拡大図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。この実施の形態は、3本のスポーク部を有する自動車用ステアリングホイールを例に挙げて説明するが、これに限定されるものではなく、例えば建設機械や農業機械などの車両用ステアリングホイールにも適用される。
(ステアリングホイール本体の全体構成)
図1において、全体を示す符号1は、この実施の形態に係る典型的なオーナメントを備えた自動車用のステアリングホイール本体を例示している。このステアリングホイール本体1は、ステアリングシャフトの先端に嵌着固定される中央の円筒状のハブと、このハブの上部に取り付けられるパッド部2と、リム芯金を被包する円環状のリム部3と、このリム部3のリム芯金及びハブを互いに連結する3本のスポーク芯金の一部を被包するスポーク部4,4,4とを備えている。ハブの下部には、ハブ及びステアリングシャフトの先端を挿通する開口を有する合成樹脂製の下部カバーが取り付けられる。パッド部2の外周部と、リム部3の外周部と、スポーク部4の一部の外周部とには、軟質の発砲ウレタン等からなる表皮部が被覆されている。
このステアリングホイール本体1のパッド部2は、オーナメント5と突き合わされる側壁を有するカバー体と、そのカバー体の裏面に突設される取付プレートとを有しており、その取付プレートが、左右一対のスポーク芯金のそれぞれに設けられた取付ブラケットにねじ締めにより締付固定されている。このカバー体の裏面には、溝部を薄肉に形成した脆弱なテアラインが設けられている。カバー体と取付プレートとの間に形成される収容空間内には、警笛ホーン、インフレータ、及びエアバッグなどが収容固定されている。
なお、ステアリングシャフト、ハブ、リム芯金、スポーク芯金、下部カバー、警笛ホーン、インフレータ、及びエアバッグなどのステアリングホイールの構成部品については、従来から広く知られた周知の構造を用いるため、その詳しい説明は省略する。
(オーナメントの全体構成)
このパッド部2の外周域には、図1に示すように、ステアリングホイール本体1の外観意匠性を向上させる装飾部材となるオーナメント5が3本のスポーク部4に跨って取り付けられている。このオーナメント5は、中間部側の2本のスポーク部4に対応する左右一対の中間部側オーナメント(第1及び第2オーナメント)10,10と、後部側の1本のスポーク部4に対応する後部側オーナメント(第3オーナメント)20とを有する3つの内装部品からなり、合成樹脂材料を射出成形することで別体に形成されている。
この一対の中間部側オーナメント10は、図1〜図2Cに示すように、一対の中間部側のスポーク部4の一部、及び後部側のスポーク部4の一部に跨ってパッド部2の外周面を沿う形状とされている。一方の後部側オーナメント20は、後部側のスポーク部4の一部を覆う平面視で略逆台形状とされている。一対の中間部側オーナメント10の対向端面部の間に後部側オーナメント20の両側の端面部をスライド挿入して嵌め込むことで全体形状が平面略Y字状をなすオーナメント組立体がオーナメント5として組み立てられる。
この一対の中間部側オーナメント10の裏面には、図2A〜図2Cに示すように、複数の格子状の補強リブ11、及び補強リブ11に連結された取付固定部12が一体に形成されている。この中間部側オーナメント10は、左右一対のスポーク芯金に対して係止ピン、係止リブ、及び係止爪などにより位置決めされるとともに、取付固定部12を介してスポーク芯金に形成された取付台座にねじ締めにより締付固定される。
一方の後部側オーナメント20の左右両側の端面部には、図2C及び図3に示すように、階段状の取付脚部21が中間部側オーナメント10の裏面方向に向けて延設されている。この取付脚部21の自由端に形成された段差を有する先端側延設部22は、中間部側オーナメント10の裏面から下方に向けて突出した筒状の取付ボス13にねじ締めにより締付固定されている。
以下、左右一対の中間部側オーナメント10の右側について説明するが、左側も同様の形状及び構造からなり、左右対称になっている。なお、実質的に同じ部材には同一の部材名と符号を付している。従って、実質的に同じ部材に関する詳細な説明は省略する。
この実施の形態に係る基本の構成は、中間部側オーナメント10の傾斜段差面15と後部側オーナメント10の傾斜面25とによる傾斜面同士を対向させて配置した構造にある。この実施の形態に係るもう一つの基本の構成は、左右一対の中間部側オーナメント10の対向端面部に後部側オーナメント20の端面部を嵌め合わせるためにスライド移動させるスライド構造にある。
この中間部側オーナメント10の対向端面部には、図3〜図5に示すように、上面端縁から所定の高さだけ下傾斜した傾斜段差面15をもつ取付板部14が一体に形成されている。この傾斜段差面15は、図7に示すように、所定の角度をもって取付板部14のパッド側(前部側)からリング側(後部側)に向けて徐々に狭まる斜め方向に形成されており、取付板部14は平面視で略逆台形状をなしている。この取付板部14の下面には、対向端面部側の端縁に対して平行に延びる板状の案内リブ16が一体に形成されている。
一方、後部側オーナメント20の左右両側の端面部には、図3〜図5に示すように、中間部側オーナメント10の取付板部14と対応して横方向に開口する取付凹部23が形成されている。この取付凹部23の下面を形成する下面部は、中間部側オーナメント10の取付板部14の後部側にスライド挿入して嵌め合わせる取付脚部21とされている。この取付脚部21には、取付凹部23の空間と直交する縦方向に連通する案内凹部24が形成されている。この案内凹部24は、中間部側オーナメント10の案内リブ16と対応して平行に延びている。
中間部側オーナメント10における取付板部14の前部側の角部19は、図7に示すように、円弧状に面取りされている。この取付脚部21の先端側延設部22を中間部側オーナメント10の取付ボス13を介してねじ締め固定しても、取付板部14の角部19と後部側オーナメント20の取付凹部23とが積極的に干渉し合うことがないようになっている。
この取付凹部23の上面を形成する上面部の左右側端面は、図3及び図4に示すように、中間部側オーナメント10の傾斜段差面15と同じ方向に傾斜する傾斜面25として形成されている。この傾斜面25の上端縁側角部が鋭角となり、下端縁側角部が鈍角となっており、中間部側オーナメント10の対向端面部と後部側オーナメント20の端面部との間に形成された見切りの隙間Gによって凹溝の底面が見えないように凹溝の断面形状を略V字形状としている。
従って、一対の中間部側オーナメント10及び後部側オーナメント20の間に見切りの隙間Gを形成する傾斜段差面15と傾斜面25とが、ステアリング本体1の正面を向いた運転者の視線に対して交差して斜めに配置されることになる。
上記構成によると、中間部側オーナメント10と後部側オーナメント20とは別体になることから、中間部側オーナメント10の対向端面部と後部側オーナメント20の端面部とを嵌合した状態で両者の間には見切りの隙間Gが形成されるが、この隙間Gを小さくすることが可能になり、目立たなくすることができる。なお、中間部側オーナメント10の傾斜段差面(見切り面)15の傾斜角と後部側オーナメント20の傾斜面(見切り面)25の傾斜角とは異なっていてもよい。
図示例によるスライド構造にあっては、後部側オーナメント20の上下方向位置を規定する第1取付部と、後部側オーナメント20の左右方向位置を規定する第2取付部とが、一対の中間部側オーナメント10の対向端面部間において交差して嵌め合わされる構成となっている。
この中間部側オーナメント10の取付板部14は、図3〜図5に示すように、後部側の上面及び下面が外方に突出する圧入用端部17として形成されており、この圧入用端部17の上端縁から所定の高さだけ下がった段差を介して前部側へ延びている。この取付板部14の圧入用端部17の肉厚T1は、取付板部14の前端部の肉厚T2より大きく設定されている。
相手方の後部側オーナメント20の取付凹部23の内面は、図5に示すように、前後方向に取付板部14の外形形態と互い違いの形状を有している。この取付凹部23の前部側の上下面は、内方に突出する圧入段部26として形成されるとともに、この圧入段部26の上端縁から所定の高さだけ下がった段差を介して後部側へ延びている。
この取付板部14の後端部における圧入用端部17の肉厚T1は、図5に示すように、取付凹部23の後端部における対向面間の間隔より大きく形成されるとともに、取付凹部23の圧入段部26の対向面間の間隔は、取付板部14の前端部の肉厚T2より小さく形成されており、所定の挿入範囲で後部側オーナメント20の一部が中間部側オーナメント10の前後に圧入固定されるようになっている。
中間部側オーナメント10の取付板部14と後部側オーナメント20の取付凹部23とは第1取付部として構成される。この第1取付部は、図5に示すように、取付板部14の後端部における圧入用端部17と取付凹部23との圧接状態で圧入固定するとともに、取付板部14の前端部と取付凹部23の圧入段部26との圧接状態で圧入固定しているので、一定の挿入範囲で上下方向の位置を規定する機能を有する。
一方、この中間部側オーナメント10の案内リブ16、及び後部側オーナメント20の案内凹部24にあっても、中間部側オーナメント10の取付板部14、及び後部側オーナメント20の取付凹部23と同様の形状、及び寸法関係を有している。
この案内リブ16は、図3〜図6に示すように、後部側の左面及び右面が外方に突出する圧入用端部18として形成されており、この圧入用端部18の上端縁から所定の高さだけ下がった段差を介して前部側へ延びている。この案内リブ16の圧入用端部18の肉厚T3は、案内リブ16の前端部の肉厚T4より大きく設定されている。
相手方の案内凹部24の内面は、図6に示すように、前後方向に案内リブ16の外形形態と互い違いの形状を有している。この案内凹部24の前端部における左右対向面は、内方に突出する圧入段部27として形成されるとともに、この圧入段部27の上端縁から所定の高さだけ下がった段差を介して後部側へ延びている。
この案内リブ16の圧入用端部18の肉厚T3は、図6に示すように、案内凹部24の後端部における対向面間の間隔より大きく形成されるとともに、案内凹部24の圧入段部27の対向面間の間隔が案内リブ16の前端部の肉厚T4より小さく形成されている。これにより、所定の挿入範囲で後部側オーナメント20の一部が中間部側オーナメント10の前後に圧入固定されるようになっている。
この中間部側オーナメント10の案内リブ16と後部側オーナメント20の案内凹部24とは第2取付部として構成される。この第2取付部は、図6に示すように、案内リブ16の後端部における圧入用端部18と案内凹部24との圧接状態で圧入固定してあり、案内リブ16の前端部と案内凹部24の圧入段部27との圧接状態で圧入固定してあるので、一定の挿入範囲で左右方向の位置を規定する機能を有する。
なお、取付板部14の圧入用端部17、取付凹部23の圧入段部26、案内リブ16の圧入用端部18、及び案内凹部24の圧入段部27の大きさ、形状、配置位置等を適切に設定することで、必要とするオーナメント組立体の剛性を高めることができる。また、取付板部14の圧入用端部17、取付凹部23の圧入段部26、案内リブ16の圧入用端部18、及び案内凹部24の圧入段部27をずらした位置に配することで、時間差をおいて圧入固定する構成であってもよい。
以上のように構成された第1及び第2取付部によると、上下前後端部及び左右前後端部に圧入固定手段が配されるため、中間部側オーナメント10の対向端面部に後部側オーナメント20の端面部をスライド挿入して嵌め込むとき、所定の挿入範囲で挿入力が作用することになり、容易にかつ的確に嵌合固定させることができるようになる。
中間部側オーナメント10と後部側オーナメント20とは、前後左右の端部の圧入面同士で圧入固定されるので、この圧入するという固定手段で、中間部側オーナメント10と後部側オーナメント20とが位置設定される。この圧入固定に加えて、後部側オーナメント20における取付脚部21の先端側延設部22と、中間部側オーナメント10の取付ボス13とをねじ締めにより締付固定する機械的な抜け止め機構が採用されている。この抜け止め機構を採用することにより、中間部側オーナメント10と後部側オーナメント20の相対移動を更に一層抑制することで、必要とするオーナメント組立体の取付強度が高められる。
(実施の形態の効果)
この実施の形態に係るステアリングホイール用オーナメント5によれば、上記効果に加えて、以下の効果が得られる。
(1)中間部側オーナメント10の取付板部21及び案内リブ16、後部側オーナメント20の取付凹部23及び案内凹部24も全て挿入方向前後端部の圧入面同士の固定であるため、オーナメント5の曲げ方向やねじり方向などの外力に対して剛性などを高めることができる。
(2)オーナメント5の挿入方向前後端部の圧入面同士を圧入するという固定手段により、挿入方向の長さ寸法を長くすることなく、中間部側オーナメント10と後部側オーナメント20との接合面積を大きく設定することができるとともに、中間部側オーナメント10と後部側オーナメント20との相対位置関係を保持することができるようになり、取付強度などを高めることができる。
(3)後部側オーナメント20の端面部における傾斜面25が、中間部側オーナメント10の傾斜段差面15と同じ方向に傾斜する傾斜面に形成されているので、中間部側オーナメント10のそれぞれの対向端面部と後部側オーナメント20の両側端面部との間の隙間Gの偏差を少なくすることが可能になる。
(4)後部側オーナメント20の傾斜面25と中間部側オーナメント10の傾斜段差面15とによる傾斜面同士を対向させることにより、両者間の隙間Gが小さくなり、外観の見栄えを向上させることができるとともに、最終製品として商品価値を高めた良好なステアリングホイール本体が得られる。
(オーナメントの変形例)
本発明にあっては、例えば次に示すような他の変形例も可能である。
(1)図示例では、中間部側オーナメント10の取付板部14に後部側オーナメント20の取付凹部23をスライド挿入して嵌合するとともに、中間部側オーナメント10の案内リブ16に後部側オーナメント20の案内凹部24をスライド挿入して嵌合するスライド構造を例示したが、図示例に限定されるものではない。このスライド構造の他の一例としては、中間部側オーナメント10に形成した取付凹部及び案内凹部に対して、後部側オーナメント20に形成した取付板部及び案内リブをスライド挿入して嵌合するスライド構造であっても、上記実施の形態の初期の目的を達成することができる。
(2)圧入用端部17,18と圧入段部26,27とからなる固定手段としては、図示例に限定されるものではなく、雄部材と雌部材とによる嵌脱自在の固定手段を用いることもできるが、例えば圧入用端部17,18と圧入段部26,27との圧入面を前端部側から後端部側に向かって漸次拡がったテーパ傾斜面に形成することで、相対する中間部側オーナメント10の対向端面部の間に後部側オーナメント20を固定してもよい。この構成を採用することで、一定の挿入範囲で中間部側オーナメント10と後部側オーナメント20との間に傾斜面による楔作用を発生させ、中間部側オーナメント10に対する後部側オーナメント20の位置ずれを吸収した位置合わせが可能となる。
(3)図示例では、一対の中間部側オーナメント10における取付板部14の傾斜段差面15は、取付板部14の前部側から後部側に向けて徐々に狭める斜め方向に形成されていたが、図示例に限定されるものではなく、例えば中間部側オーナメント10の傾斜段差面15を挿入方向に平行に形成してもよい。この場合は、後部側オーナメント20は平面直方形状に形成される。
以上の説明からも明らかなように、本発明のステアリングホイール用オーナメントの代表的な構成例を上記実施の形態、変形例、及び図示例を挙げて説明したが、上記実施の形態、変形例、及び図示例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。上記実施の形態、変形例、及び図示例の中で説明した特徴の組合せの全てが本発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきであり、本発明の技術思想の範囲内において種々の構成が可能であることは勿論である。
1…ステアリングホイール本体、2…パッド部、3…リム部、4…スポーク部、5…オーナメント、10…中間部側オーナメント、11…補強リブ、12…取付固定部、13…取付ボス、14…取付板部、15…傾斜段差面、16…案内リブ、17,18…圧入用端部、19…角部、20…後部側オーナメント、21…取付脚部、22…先端側延設部、23…取付凹部、24…案内凹部、25…傾斜面、26,27…圧入段部、G…隙間、T1〜T4…肉厚

Claims (4)

  1. 中央のハブと、環状のリムと、前記ハブ及び前記リムを連結する複数本のスポーク芯金とを有するステアリング本体に、前記複数本のスポーク芯金に対応して取り付けられる複数のオーナメントを備え、
    前記複数のオーナメントは、左右一対の第1及び第2オーナメントと、前記第1及び第2オーナメントの対向端面部にスライド挿入可能な第3オーナメントとからなり、
    前記第1オーナメント及び前記第3オーナメントの間に隙間を形成する対向端面と、前記第2オーナメント及び第3オーナメントの間に隙間を形成する対向端面とが、前記ステアリング本体の正面を向いた運転者の視線に対して交差して斜めに配置された傾斜面とされてなることを特徴とするステアリングホイール用オーナメント。
  2. 中央のハブと、環状のリムと、前記ハブ及び前記リムを連結する複数本のスポーク芯金とを有するステアリング本体に、前記複数本のスポーク芯金に対応して取り付けられる複数のオーナメントを備え、
    前記複数のオーナメントは、左右一対の第1及び第2オーナメントと、前記第1及び第2オーナメントの対向端面部にスライド挿入可能な第3オーナメントとからなり、
    前記第1オーナメント及び前記第3オーナメントの見切り面と、前記第2オーナメント及び第3オーナメントの見切り面とが、傾斜して設定されてなることを特徴とするステアリングホイール用オーナメント。
  3. 前記第3オーナメントの上下方向位置を規定する第1取付部と、前記第3オーナメントの左右方向位置を規定する第2取付部とが、前記第1及び第2オーナメントの対向端面部の間において交差して設けられ、
    前記第1取付部は、前記第1及び第2オーナメントの対向端面部に設けた取付板部又は取付凹部と、前記第3オーナメントの両端面部に設けた取付凹部又は取付板部とであり、
    前記第2取付部は、前記第1及び第2オーナメントの対向端面部に前記取付板部と交差して設けた案内リブ、又は前記取付凹部と交差して設けた案内凹部と、前記第3オーナメントの両端面部に前記取付凹部と交差して設けた案内凹部、又は前記取付板部と交差して設けた案内リブとであることを特徴とする請求項1又は2記載のステアリングホイール用オーナメント。
  4. 前記第1取付部及び前記第2取付部は、前記第1及び第2オーナメントの対向端面部に前記第3オーナメントをスライド挿入したとき、所定の挿入範囲で圧入された構成を有してなることを特徴とする請求項3記載のステアリングホイール用オーナメント。
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