JP2005212697A - ステアリングホイール - Google Patents

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Hiroshi Sakurai
浩史 櫻井
Akio Hosoi
章生 細井
Osamu Hirose
修 廣瀬
Yoshiteru Tomono
吉輝 伴野
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Abstract

【課題】 容易に製造することができるとともに装飾部材による意匠性を十分に発揮することができるステアリングホイールを提供する。
【解決手段】 このステアリングホイールはリム部12を有し、このリム部12はダイカスト成形されるリム部芯金15とその外面を被覆するリム被覆部16を備えている。リム被覆部はリム被覆部本体17と、合成樹脂製のガーニッシュ18とから構成される。リム部芯金15には芯金凹部26が設けられ、芯金凹部26には芯金突起部29が形成されている。一方、ガーニッシュ18には芯金凹部26に嵌合される装飾凸部28が設けられている。その装飾凸部28の外周面が芯金突起部29に当接しつつ変形されて、装飾凸部28は芯金凹部26に係止される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両に装着されるステアリングホイールに関するものである。
従来より、この種のステアリングホイールとしては、円環状のリム部の一部に装飾部材が取着され、その装飾部材によってステアリングホイールの意匠性を向上させたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のステアリングホイールは、芯金を被覆する合成樹脂製の被覆部と、その被覆部に取り付けられる合成樹脂製の取付体と、その取付体に係合される装飾部材を備えている。この取付体は、合成樹脂のインサート成形によって被覆部に固定されている。
特開2000−264222号公報
上記特許文献1に記載のステアリングホイールでは、装飾部材を取着する際に取付体を別途設ける必要がある。従って、ステアリングホイールの部品点数が増えるため、ステアリングホイールの製造が困難であるという問題があった。また、上記特許文献1に記載のステアリングホイールでは、取付体は合成樹脂のインサート成形によって被覆部に固定されているため、取付体の位置決め精度が十分に得られにくい。従って、装飾部材の取付固定に不具合が生じ易く、ステアリングホイールの意匠性が十分に発揮されないという問題があった。
本発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、容易に製造することができるとともに装飾部材による意匠性を十分に発揮することができるステアリングホイールを提供することにある。
上記の目的を達成するために請求項1に記載の発明は、芯金とその芯金の外面を被覆する被覆部とを備えるリム部を有したステアリングホイールであって、前記芯金はダイカスト成形によって成形され、前記被覆部は合成樹脂製の装飾部材を備え、前記装飾部材には前記芯金に取着するための装飾係合部が設けられ、前記芯金には前記装飾係合部が嵌め込まれる芯金係合部が設けられ、前記芯金係合部には前記装飾係合部の嵌め込み方向とは異なる方向に突出する突起部が形成され、前記装飾係合部は、前記突起部に当接しつつ変形されて前記芯金係合部に係止されることを要旨とする。
この構成によれば、芯金係合部に装飾係合部が嵌合される際、芯金係合部にはダイカスト成形による硬質の突起部が突出されているため、その突起部によって合成樹脂製の装飾係合部の外面は押し潰されて変形される。このとき、装飾係合部の形状が突起部の形状に沿うように変形され、突起部と装飾係合部が互いに噛み合った状態となる。その結果、装飾係合部が芯金係合部に対して抜止め係止される。従って、このステアリングホイールでは、装飾部材を芯金に取り付けるための部材を別途必要としない。そのため、部品点数が最小限に抑えられ、装飾部材の取付作業が容易に行われる。また、芯金はダイカスト成形によって成形されるため、芯金係合部の寸法精度が高められる。従って、装飾係合部は芯金係合部に寸法精度良く取着される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記芯金係合部は前記装飾係合部の嵌め込み方向に凸設される芯金凸部又は前記装飾係合部の嵌め込み方向に凹設される芯金凹部であり、前記芯金係合部はダイカスト成形の金型におけるパーティングラインと直交方向に凸設又は凹設されていることを要旨とする。
この構成によれば、芯金凸部又は芯金凹部の形状をアンダーカット部がない形状にすることが可能となり、ダイカスト成形において芯金を容易に脱型することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記芯金係合部は前記装飾係合部の嵌め込み方向に凸設される芯金凸部であり、前記芯金凸部はダイカスト成形の金型におけるパーティングラインに沿って凸設されていることを要旨とする。
この構成によれば、アンダーカット部を形成することなく、突起部が形成された芯金係合部をダイカスト成形することが可能となる。従って、芯金係合部に突起部を加工する手間が省けるため、芯金を容易に製造することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記装飾部材は、前記芯金が露出している露出部に設けられることを要旨とする。この構成によれば、芯金係合部に対する装飾係合部の嵌合及び芯金に対する装飾部材の取付が阻害されることがないため、装飾部材を芯金に堅固に固定される。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記突起部は芯金係合部の側部全体にわたって形成されていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記突起部は基端側よりも先端側の方が細くなるエッジ状に形成されていることを要旨とする。
請求項5及び請求項6の構成によれば、突起部を装飾係合部に堅固に噛み合わせることが可能となり、装飾部材を芯金に堅固に固定させることができる。
本発明によれば、容易に製造することができるとともに装飾部材による意匠性を十分に発揮することができる。
以下、本発明を自動車のステアリングホイールに具体化した実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、ステアリングホイール11は円環状のリム部12と、その中央に配置されたパッド部13と、リム部12とパッド部13とを連結する複数(本実施形態では3本)のスポーク部14とを備えている。リム部12は、芯金としての円環状のリム部芯金15と、そのリム部芯金15の外面を被覆する被覆部としてのリム被覆部16とから構成されている。このリム被覆部16は、円環状のリム被覆部本体17と装飾部材としての湾曲板状のガーニッシュ18とを備えている。
なお、ステアリングホイール11において、図1における上方を後側、下方を前側、紙面に対して直交する手前側を上側、紙面に対して直交する奥側を下側とする。このステアリングホイール11は、車両に装備されるステアリングシャフト19に装着される。このとき、本実施形態におけるステアリングシャフト19は、その先端が車両後方に傾斜した状態で装備されている。従って、車両に装着されたステアリングホイール11の上面は車両後方に傾斜した状態となる。すなわち、車両装着状態におけるステアリングホイール11の上部は車両前方側、その下部は車両後方側、その上面は車両上方側及びその下面は車両下方側となる。また、図1に示すステアリングホイール11が回動されていない状態、すなわち車両を直進させる状態にあるステアリングホイール11を直進操舵位置にあるとする。
リム部芯金15は、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、マグネシウム合金等の金属材料からダイカスト成形によって得られる。直進操舵位置におけるリム部芯金15の左右両側及び後部には、四角板状のスポーク部芯金20がリム部芯金15の内側に延びるように設けられている。各スポーク部芯金20の先端部には、三角板状のボスプレート21が連結されることによって、リム部芯金15の中央部にボスプレート21が設けられたステアリングホイール11の骨格が構成されている。
パッド部13は、ボスプレート21の外面がボス被覆部22によって被覆されて構成される。なお、ボスプレート21はリム部12よりも下方に突出して設けられ、ボスプレート21とボス被覆部22との間には図示しないエアバック装置等が装着されるようになっている。スポーク部14は、スポーク部芯金20の外面がスポーク被覆部23によって被覆されることにより構成される。このスポーク被覆部23は、リム被覆部本体17と一体に形成されている。これらのリム被覆部本体17、スポーク被覆部23及びボス被覆部22は、発泡ポリウレタン等の樹脂材料から形成されている。
ガーニッシュ18は、直進操舵位置におけるリム部芯金15の後部両側に一対設けられている。これらのガーニッシュ18は、ポリカーボネート樹脂、ABS系樹脂等の合成樹脂からなる湾曲板状のガーニッシュ本体24の表面に図示しない塗装が施されたものである。これらのガーニッシュ18は、リム被覆部本体17の周壁に沿うように湾曲形成され、ガーニッシュ18の表面(塗装面)はリム被覆部16の上面の一部を構成するようになっている。ガーニッシュ18の表面は、リム被覆部本体17の表面と色、艶等の外観が異なるように構成され、これらのガーニッシュ18によってステアリングホイール11の意匠性が向上されるようになっている。
図2及び図3に示すように、リム部芯金15は断面逆U字状をなし、リム部芯金15の下部には一対の脚部15aがリム部芯金15の周方向にわたって形成されるとともに、リム部芯金15の上部には四角柱状の橋掛部15bが形成されている。橋掛部15bの隅部には、リム被覆部本体17で覆われずに橋掛部15bの隅部が露出している露出部25が設けられている。その露出部25は断面横L字状をなし、リム被覆部本体17の一部を切り欠くように形成されている。そして、ガーニッシュ18は露出部25に取着されるようになっている。
橋掛部15bの上面隅部、すなわち露出部25の上面には芯金係合部としての有底筒状の芯金凹部26が所定の間隔をおいて複数凹設されている。これらの芯金凹部26は橋掛部15bの上面27から脚部15aに向かって延びるように設けられている。ここで、橋掛部15bの上面27はリム部12の上面に対して傾斜している。そして、各芯金凹部26は橋掛部15bの上面27から脚部15aに向かって延設されることにより、各芯金凹部26はリム部12の上方からリム部12の下方内側に向かって設けられている。本実施形態の芯金凹部26は、リム部芯金15の後部両側に3個ずつ設けられている。
一方、ガーニッシュ本体24の内側には装飾係合部としての円柱状の装飾凸部28が複数凸設されている。この装飾凸部28はガーニッシュ本体24と同一の合成樹脂から一体成形されている。これらの装飾凸部28は各芯金凹部26に対応した位置に設けられ、各芯金凹部26に各装飾凸部28が嵌め込まれるように構成されている。
各芯金凹部26の内周壁には、突起部としての芯金突起部29が装飾凸部28の嵌め込み方向とは異なる方向に突出され、芯金凹部26に装飾凸部28が圧入されるように構成されている。これらの芯金突起部29は、芯金凹部26の内周面に雌ねじを刻設することによって形成され、芯金突起部29は芯金凹部26の側部としての内周壁全体にわたって周設されている。また、芯金突起部29は基端側よりも先端側の方が細くなるエッジ状に形成されている。一方、装飾凸部28の外周壁には、装飾突起部30が周設されている。本実施形態の装飾突起部30は装飾凸部28の外周壁に刻設された雄ねじであって、各装飾突起部30は螺旋状をなしている。ガーニッシュ18は、装飾凸部28が芯金凹部26に嵌合されることにより露出部25に固定される。詳述すると、図2に示すように装飾突起部30は芯金突起部29に当接しつつ装飾凸部28の外面(装飾突起部30)が変形された状態で、装飾凸部28は芯金凹部26に係止される。ここで、芯金凹部26に装飾凸部28が圧入されるように構成するには、図5(b)に示すように、芯金突起部29の形成部分における芯金凹部26の内径R1を、装飾突起部30の形成部分における装飾凸部28の外径R2よりも短く設定すればよい。
また、図2に示すように芯金凹部26の長さ(深さ)は、その芯金凹部26に嵌合(挿入)される装飾凸部28の挿入部分における長さよりも長く設定されている。そして、芯金凹部26に装飾凸部28が圧入される場合に、装飾凸部28の先端面と芯金凹部26の内底面との間に数mm程度の隙間が設けられるように構成されている。その隙間によって、装飾凸部28の長さにおける寸法誤差が吸収されるため、ガーニッシュ18を確実に取り付けることができる。従って、ガーニッシュ18の表面とリム被覆部本体17の表面との平滑性が良好となり、ステアリングホイール11の意匠性を一層向上させることができる。
さらに、図2及び図3に示すようにガーニッシュ本体24の両側隅部には、凸条部24aがガーニッシュ本体24の長さ方向にわたって形成されている。これらの凸条部24aはガーニッシュ本体24の表面に連なるように形成され、ガーニッシュ18の表面の両側部を構成するようになっている。一方、リム被覆部本体17の内側隅部には、凹条部17aがリム被覆部本体17の長さ方向に延びるように形成されている。そして、芯金凹部26に装飾凸部28が嵌合されると、凸条部24aは凹条部17aに嵌合される。よって、ガーニッシュ18の表面とリム被覆部本体17の表面との境目が目立ちにくくなるため、ステアリングホイール11の意匠性を一層向上することができる。また、これらの凸条部24a及び凹条部17aは、装飾凸部28の圧入時における位置決めの役割も果たすこともできる。
図4(a)に示すように、リム部芯金15のダイカスト成形には、金型としてのリム用金型31が用いられる。このリム用金型31には、リム用固定金型31aとそのリム用固定金型31aに対して開閉可能なリム用移動金型31bが備えられている。ダイカスト成形において、芯金凹部26の延びる方向示す軸線、すなわち装飾凸部28の嵌め込み方向を示す軸線32(図4(a)に二点鎖線で示す)と、リム用金型31の合わせ線であるパーティングライン33とが互いに直交している。換言すると、芯金凹部26はダイカスト成形におけるリム用金型31のパーティングライン33と直交方向に凹設されている。
次に、このステアリングホイール11の製造方法について詳述する。このステアリングホイール11の製造工程は、リム部芯金15をダイカスト成形によって製造するダイカスト成形工程と、芯金凹部26に芯金突起部29を加工する突起部加工工程とを備えている。さらにその製造工程は、リム被覆部本体17を成形する被覆部本体成形工程と、ガーニッシュ18を成形する装飾部材成形工程と、ガーニッシュ18をリム部芯金15に取り付ける取付工程とを備えている。
ダイカスト成形工程では、まず、図4(a)に示すようにリム用固定金型31a及びリム用移動金型31bの型締めを行うことによりキャビティを形成する。このキャビティにおいて、リム用移動金型31b側には、芯金凹部26を成形する円柱状の芯金凹部成形部34が突設されている。この芯金凹部成形部34はその延びる方向を示す軸線、すなわち成形される芯金凹部26の軸線32と、リム用金型31のパーティングライン33とが互いに直交するように設けられている。
続いて、キャビティ内に溶融金属を圧入した後、その溶融金属を凝固させる。凝固が完了すると、移動金型を移動させて型開きを行い、芯金凹部26が形成されたリム部芯金15を脱型する。このとき、リム部芯金15はダイカスト成形によって形成されるため、他の鋳造法で形成するよりも芯金凹部26の寸法精度が高められる。またこのとき、リム部芯金15は芯金凹部26の軸線32と、リム用金型31のパーティングライン33とが直交するように形成されている。従って、芯金凹部26の形状をアンダーカット部がない形状にすることが可能となるため、リム部芯金15を容易に脱型することができる。
突起部加工工程では、図4(b)に示すように芯金凹部26の内壁に雌ねじを刻設することにより芯金突起部29を加工する。被覆部本体成形工程では、図5(a)に示すように被覆用金型35を用いてリム被覆部本体17を成形するとともにリム部芯金15の外面にリム被覆部本体17を密着させる工程である。被覆用金型35は、被覆用固定金型35aとその被覆用固定金型35aに対して開閉可能な被覆用移動金型35bとを備えている。被覆用金型35のキャビティ内には、リム部芯金15がインサートされている。リム部芯金15の外面と被覆用金型35のキャビティ内面との隙間に樹脂材料を充填させ、この樹脂材料を硬化又は固化させる。
装飾部材成形工程では、図示しない金型によって装飾突起部30が設けられたガーニッシュ本体24を成形するとともに周知の型内塗装方法等によりガーニッシュ本体24の表面に塗装を施す。取付工程では、図5(b)に示すように装飾凸部28を芯金凹部26に圧入して装飾凸部28を芯金凹部26に嵌合させる。このとき、芯金凹部26には芯金突起部29が形成されている。そして、この芯金突起部29によって装飾凸部28の外面(装飾突起部30)が変形され、装飾凸部28は芯金凹部26に係止される。このとき、芯金突起部29と装飾凸部28の外面とが互いに噛み合った状態となり、装飾凸部28は芯金凹部26に抜け止め係止される。従って、ガーニッシュ18をリム部芯金15に取り付けるための部材を必要としないため、部品点数が最小限に抑えられる。
本実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 本実施形態におけるステアリングホイール11では、リム部芯金15はダイカスト成形によって成形されている。このリム部芯金15には芯金凹部26が設けられるとともに芯金凹部26には芯金突起部29が形成されている。一方、合成樹脂製のガーニッシュ18には装飾凸部28が設けられている。そして、芯金凹部26に装飾凸部28が嵌め込まれる際、装飾凸部28は芯金突起部29に当接しつつ変形された状態で、装飾凸部28は芯金凹部26に係止される。このように構成した場合、ガーニッシュ18をリム部芯金15に取り付けるための部材を必要としないため、部品点数が最小限に抑えられる。従って、ガーニッシュ18の取付作業を容易に行うことができるため、ステアリングホイール11を容易に製造することができる。
さらに、芯金凹部26には芯金突起部29が形成され、芯金凹部26に装飾凸部28が圧入されるように構成されている。その圧入によってガーニッシュ18を露出部25に固定することができるため、速やかに取付工程を完了することができる。加えて、リム部芯金15はダイカスト成形によって設けられるため、芯金凹部26の寸法精度が高められる。従って、装飾凸部28は芯金凹部26に精度よく嵌合されるため、ガーニッシュ18の取り付け精度が向上される。よって、ガーニッシュ18とリム被覆部本体17との隙間を極力低減させてガーニッシュ18を取り付けることが可能となるため、ガーニッシュ18による意匠性を十分に発揮させることができる。
・ 本実施形態におけるステアリングホイール11では、ダイカスト成形において、リム部芯金15は芯金凹部26の軸線32と、リム用金型31の合わせ線であるパーティングライン33とが互いに直交するように形成されている。このように構成した場合、芯金凹部26の形状をアンダーカット部がない形状にすることが可能となる。従って、リム部芯金15を容易に脱型することが可能となるため、ステアリングホイール11を容易に製造することができる。
・ 本実施形態におけるステアリングホイール11では、ガーニッシュ18は露出部25に設けられている。このように構成した場合、芯金凹部26に対する装飾凸部28の嵌合がリム被覆部本体17に阻害されることがないため、ガーニッシュ18をリム部芯金15に堅固に固定させることができる。また、露出部25にガーニッシュ18を容易に取り付けることができる。
・ 本実施形態におけるステアリングホイール11では、芯金突起部29は芯金凹部26の内周壁全体にわたって形成されている。また、芯金突起部29はエッジ状に形成されている。このように構成した場合、芯金突起部29と装飾凸部28の外面とを堅固に噛み合わせることが可能となり、ガーニッシュ18をリム部芯金15に堅固に固定させることができる。
・ 本実施形態におけるステアリングホイール11では、装飾突起部30が形成されている。このように構成した場合、装飾凸部28の外面が芯金突起部29によって容易に変形させることができる。従って、その変形を利用して装飾凸部28を芯金係合部に容易に係止することができる。
(変形例)
なお、前記実施形態を次のように変更して構成してもよい。
・ 前記実施形態における装飾凸部28を装飾突起部30を設けずに構成してもよい。この場合、装飾凸部28を拡径することにより、同装飾凸部28の外周壁が芯金凹部26に係止されるように構成する。
・ 図6(a)に示すように、リム部芯金51に前記芯金係合部として円柱状の芯金凸部52を凸設するとともに、その芯金凸部52の外周壁に芯金突起部53を形成してもよい。この場合、ガーニッシュ54には装飾係合部としての装飾凹部55を凹設するとともにその装飾凹部55の内周壁に装飾突起部56を形成し、装飾凹部55が芯金凸部52に圧入されるように構成する。この場合、芯金突起部53の形成部分おける芯金凸部52の外径は、装飾突起部56の形成部分における装飾凹部55の内径より長くなるように設定する。
・ 図6(a)に示すように芯金係合部としての芯金凸部52は橋掛部15bの上面27、すなわちリム部芯金51の外側上方に突出するように設けてもよく、図6(b)に示すように橋掛部15bの側面57、すなわちリム部芯金58の内側上方に突出するように設けてもよい。
・ 図7(a)に示すように、芯金係合部として芯金凸部52を採用する場合、リム部芯金58のダイカスト成形は次のように変更することができる。金型としてのリム用金型59のパーティングライン33に沿って芯金凸部52を凸設させること。この場合、リム用固定金型59aとリム用移動金型59bによって形成されるキャビティに芯金突起部成形部60を設ける。すると、図7(b)に示すようにアンダーカット部を形成することなく、リム部芯金58のダイカスト成形と同時に芯金突起部53を成形することが可能となり、前記突起部加工工程を省略することができる。よって、ステアリングホイール11を容易に製造することができる。
・ 前記実施形態の芯金凹部26はリム部芯金15の後部両側に3個ずつ設けられているが、1個又は2個ずつでもよく、4個以上ずつ設けてもよい。また、前記芯金凹部26は、溝状に形成される凹条でもよく、上記芯金凸部52は長四角形状に形成される凸条でもよい。
・ 前記芯金突起部29は芯金凹部26の内周壁又は芯金凸部52の外周壁の周方向に分割して複数突設してもよい。
・ 前記実施形態におけるガーニッシュ18は、リム部芯金15に1つ設けてもよく、3つ以上設けてもよい。また、ガーニッシュ18はステアリングホイール11が直進操舵位置にある状態でリム被覆部16の後部両側に設けられているが、例えば前部両側等、リム被覆部16の別の位置に設けるように構成してもよく、リム被覆部16の断面における周方向に分割して設けてもよい。さらには、リム被覆部16の上部全体に設けるように構成してもよい。
・ 前記リム部芯金15は、ダイカスト成形によってスポーク部芯金20及びボスプレート21と一体に成形されてもよく、スポーク部芯金20及びボスプレート21と別体に成形されてもよい。
本実施形態のステアリングホイールを示す平面図。 図1の2−2線断面図。 ステアリングホイールの要部を示す分解斜視図。 (a)はダイカスト成形工程を示す端面図、(b)は突起部加工工程を示す端面図。 (a)は被覆部本体成形工程を示す端面図、(b)は取付工程を示す端面図。 (a)及び(b)はリム部芯金及びガーニッシュの別例を示す端面図。 (a)及び(b)はダイカスト成形工程の別例を示す端面図。
符号の説明
11…ステアリングホイール、12…リム部、15、51、58…芯金としてのリム部芯金、18、54…装飾部材としてのガーニッシュ、25…露出部、26…芯金係合部としての芯金凹部、28…装飾係合部としての装飾凸部、29、56…突起部としての芯金突起部、31、59…金型としてのリム用金型、33…パーティングライン、52…芯金係合部としての芯金凸部、55…装飾係合部としての装飾凹部。

Claims (6)

  1. 芯金とその芯金の外面を被覆する被覆部とを備えるリム部を有したステアリングホイールであって、
    前記芯金はダイカスト成形によって成形され、前記被覆部は合成樹脂製の装飾部材を備え、前記装飾部材には前記芯金に取着するための装飾係合部が設けられ、前記芯金には前記装飾係合部が嵌め込まれる芯金係合部が設けられ、前記芯金係合部には前記装飾係合部の嵌め込み方向とは異なる方向に突出する突起部が形成され、前記装飾係合部は、前記突起部に当接しつつ変形されて前記芯金係合部に係止されることを特徴とするステアリングホイール。
  2. 前記芯金係合部は前記装飾係合部の嵌め込み方向に凸設される芯金凸部又は前記装飾係合部の嵌め込み方向に凹設される芯金凹部であり、前記芯金係合部はダイカスト成形の金型におけるパーティングラインと直交方向に凸設又は凹設されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
  3. 前記芯金係合部は前記装飾係合部の嵌め込み方向に凸設される芯金凸部であり、前記芯金凸部はダイカスト成形の金型におけるパーティングラインに沿って凸設されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
  4. 前記装飾部材は、前記芯金が露出している露出部に設けられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のステアリングホイール。
  5. 前記突起部は芯金係合部の側部全体にわたって形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のステアリングホイール。
  6. 前記突起部は基端側よりも先端側の方が細くなるエッジ状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のステアリングホイール。
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